コラム

そのダイエット方法危険かも!間違った食事制限について徹底解説!

食事制限 方法 アイキャッチ

監修者:管理栄養士 秋山真敏

「SNSで勉強したダイエット食を実践したけど、うまく続けられなかった」

「ダイエットを続けていると体調が悪くなりやすくなった」

「自分に合った食事制限が見つからない」

という悩みを抱えていませんか?

この記事では、ダイエットを成功させたい方が選ぶべき正しい食事制限の選ぶ方法を解説させてもらいます。

食事制限がうまくいかない方だけでなく、食事制限の指導している指導者にも参考になると思いますので、ご覧いただければと思います。

痩せたいなら食事制限やカロリー制限はマスト!?

自己理解をする画像

食事制限にはたくさん種類があります。

糖質や脂質などの特定の栄養素だけ制限する方法や、食事の全体量を減らす方法など様々な方法があります。

大事なことは、自分の目的に合った食事制限のやり方を選ぶことです。

ダイエットの目的によって、食事制限の選び方は変わってきます。
目的によっては、食事制限が不要なダイエットも存在します。

運動が苦手な方や運動する時間がない方は、食事制限でダイエットしようと思う方も多いと思いますが、そんな方がダイエットに成功するためには、自分に合った正しい食事制限のやり方を選ぶことがとても重要です。

SNSやブログなどで紹介している人気の食事制限を取り組んだ結果、痩せないだけでなく体調を崩してしまう方も少なくありませんので、注意して選ぶようにしてください。

大事なことは、ダイエットに取り組む前に、自分がどんな痩せ方やダイエットがしたいかを整理した上で、目的に合った食事制限方法を選ぶことです。

食事制限は運動より効率的?!

目的に合わせた食事管理

食事制限なしで痩せる事は可能ですが、体を引き締め、お腹をへこませるためには運動が必須です。

適度に運動をしながら、自分に合った食事制限を適度に実践することで、見た目も中身も健康的に近づくダイエットに成功する可能性が高くなります。

ダイエットの成功のために必要なのは食事9割・運動1割と言われています。

つまり、どれだけ運動がんばっていても、食事の内容が不適切であれば、ダイエットの効果は著しく落ちてしまうということです。

中には、運動だけでダイエットに成功される方もいますが、ダイエットに成功した多くの方は、食事と運動を両方バランスよく取り入れているケースが多いです。

大事なのは、目的に合った食事制限が正しく選べているかどうかです。

目的に合わない方法を選んでしまうと、ダイエットの効率も悪くなり、理想のダイエットにつながらない可能性も高くなってしまいます。

監修者 秋山さん★管理栄養士 秋山真敏 コメント

目的に合わないダイエット方法を選んでしまうと、いくら努力しても結果につながらず、「頑張っているのになかなか効果を実感できない」という状態になってしまい、ダイエットのためにかけたお金や時間が無駄になってしまいます。

ダイエットの種類によっては、ダイエットを取り組む前より「疲れが溜まりやすくなる」「集中力や持久力が低下する」など、健康面に悪い影響を与える可能性がありますので、目的に合わせたダイエットを慎重に選ぶようにしてください。

目的別 効果的な食事制限の選び方

脂質、糖質制限

食事制限にも様々な種類があります。
それぞれ特徴があり、難易度も変わってくるので、自分に合った方法を探してみてください。

食事制限方法①食事の全体量を制限する

この方法は、カロリーや栄養素の量は気にせず、食事の全体量だけを制限する方法です。

食べる量を半分にするなど、わかりやすく実践できる方法ですが、もともと栄養バランスを意識した食事をしていない方は、食事の量だけを減らしても、正しい食事制限にならない場合が多いです。

食事の量を制限してもなかなか痩せない方は、栄養バランスの見直しをしてから、量を控える方法が望ましいです。

栄養バランスの良い食事ができているかを食事記録をつけて、ダイエットコーチやパーソナルトレーナーなどの専門家にチェックしてもらうと良いでしょう。

監修者 秋山さん★管理栄養士 秋山真敏 コメント

食事の全体量を減らして満腹感が感じられない人は、肉や卵などの動物性タンパク質や野菜や海藻などの食物繊維が慢性的に不足しているのかもしれません。

動物性タンパク質と食物繊維が不足している人は、満腹感を感じにくい状態になってしまいます。

少ない食事量が満腹感を感じるためには、肉や卵などの動物性タンパク質と野菜や海藻などの食物繊維を毎食欠かさずに食べて、食事の栄養バランスを整えるように工夫してみてください。

食事制限方法②脂質を制限する

食事から摂取する油だけを制限する方法です。

具体的には、脂質の少ない食べ物を選び、調理法も油を使わないヘルシーなものを食べるダイエットです。

外食やコンビニでもメニューを選んで食べれば実践しやすい食事制限です。
間食も油を含まない和菓子や、焼き芋等は食べても大丈夫な食事制限ですので、『間食しながらダイエットをしたい方』『甘いものを我慢したくない方』におすすめなダイエットです。

欠点として、お腹が減りやすく、空腹感を我慢しないといけない点です。

脂質制限ダイエットは、短期間で体を絞る時は、とても有効なダイエットですが、長期間やると必須脂肪酸が欠乏しやすくなり、体調やメンタルの調子を崩してしまう可能性がある方法です。

しかし、『太ってきたので短期間で体型をリセットしたい方』『体力や精神力に自信があってストレスに強い方』という方はチャレンジしても良いと思います。

脂質制限をする場合は、必須脂肪酸の欠乏に注意した食生活が重要です。

必須脂肪酸はサーモンや青魚などに多く含まれるので、脂質制限をしている時でも、サーモンや青魚は積極的に食べることをおすすめします。

食事制限方法③糖質を制限する

食べ物の中から糖質だけを制限する食事方法です。

手軽に取り組めるダイエットとして、流行している食事制限です。
糖質を全く食べない方法もあれば、1日2食だけ糖質を食べない方法もあり、目的によってどのくらい糖質を制限するのかが変わってきます。

短期間で体を絞りたい人は、糖質を全く食べない方法がおすすめですが、BMIが20以下の方は体調を崩してしまう可能性が高いなど、すべての人が安全に行える食事制限ではないので、どのくらい糖質を制限するかは慎重に選ぶ必要があります。

初心者におすすめなのは、1日3食の食事のうち夕食だけ糖質を制限する方法です。この方法はほとんどの人が安全に行える方法ですので、ダイエットの初心者の方にもおすすめな方法です。

糖質制限のメリットはやり始めに体重が落ちやすいことと、食欲がコントロールしやすいことです。

正しく糖質制限を行っていると間食をしたい欲求はほぼゼロになる方が多いので『空腹感が我慢できない方』『食欲をコントロールするのが苦手な方』には特におすすめな食事制限です。

ただし、油の多い食べ物を意識して食べる必要があるので、脂っこいものが苦手な人には相性の悪い食事制限ですので、食事の好みによっては難しい方がいるかもしれません。

糖質制限も脂質制限と同様、長期的に実践すると、特定の栄養素が不足して、体調やメンタルの調子を崩してしまうリスクがあるため、長期間やる事はお勧めできません。

糖質制限する場合の注意点をいくつか紹介しておきます。

糖質制限する場合の注意点①便秘になる可能性が高い

野菜や海藻などの食物繊維を多めに取ることを意識すると、糖質制限中の便秘を予防することができます。

糖質制限する場合の注意点②体のだるさが出やすい

天然塩の摂取量を増やす方法を取り入れてみてください。
糖質制限中は体に水分が溜まりにくく、脱水症状になりやすいので、いつもより塩分を多めに取る必要があります。

糖質制限する場合の注意点③体温が下がる

体温を測っていつもより低い時は、代謝が下がってしまって停滞期に入ってしまっている可能性が高いので、糖質を変えてたくさん取る日(チートデイ)行うと、停滞期を早く抜けることができます。

糖質制限を行う際は、以上の3点を注意しながら行うようにしてください。

食事制限方法④動物性食品を制限して、野菜をしっかり食べる

お肉や卵など、高カロリー高栄養の食材を控えて、魚、大豆、野菜、海藻等のヘルシーな食材をしっかりと食べる食事制限です。

生活習慣病の予防のための指導内容とかなり似ているため、健康に気をつけながらほどよくダイエットしたいと言う方には向いている方法です。

しかし、お肉や卵などの栄養素豊富な食材を制限するので、ダイエットに必要な栄養が不足してしまう確率を高めてしまうリスクがあります。

成功しやすいダイエット方法の3つの共通

ダイエットに成功しやすい人の特徴

世の中には、たくさんの食事制限のやり方がありますが、結果が出る食事制限には共通している部分が3つあります。

どんなダイエットをする時も、必ず知っておくべき知識ですので、しっかりと覚えておいてください

成功しやすいダイエットの共通点①タンパク質を毎食摂る

どの食事制限でも必須なのが、タンパク質をしっかりと取ることです。

タンパク質をしっかりとることにより、食欲を正常化させ、余分なカロリーをとってしまうことを自然と減らすことができます。

多くの方が我慢をしなければいけないと言うイメージを抱いている食事制限ですが、正しい方法で実践すれば、食欲のコントロールや空腹感と戦わずに、自然と自分に合った食事量になっていく方がほとんどです。

タンパク質を多く含む食材は、ダイエットに必要なビタミンやミネラルも豊富に含まれていることが多いので、適切にタンパク質を取ると、栄養バランスを整えることに繋がりますので、ダイエット中は毎食欠かさず、タンパク質の豊富な食材から栄養を取るようにしてください。

成功しやすいダイエットの共通点②ビタミンやミネラルは積極的に摂る

ビタミンやミネラルが慢性的に不足している方は、どのダイエットや食事制限を行っても結果が出づらい状態になっています。

ビタミンやミネラルは、体の中で代謝を活発にする効果を担っていて、それが不足していると、余分なカロリーを消費し、体脂肪をエネルギーに変える代謝がうまく働きにくい環境になってしまいます。

食事制限で食べられる食事の量が限られているのに、ビタミンとミネラルは余分に取らないといけないのがダイエットの難しい部分ですが、対策は可能です。

一番簡単なのは、天然塩を多めに取り、マルチビタミンミネラルのサプリメントを定期的に取り入れることです。

天然塩は、気軽にダイエット中に不足しやすいミネラルを補うことができるので、毎日取り入れたい食材です。

マルチビタミンミネラルのサプリメントは、食事から取り切れないビタミンやミネラルを効率よく摂取することができるので、積極的に活用したいサプリメントです。

食材からビタミンやミネラルを全て補おうとすると、カロリーの取りすぎにつながるので、サプリメントに抵抗がある方も、ときにはサプリメントに頼ることも重要かもしれません。

監修者 秋山さん★管理栄養士 秋山真敏 コメント

病院やクリニックで取り扱っているサプリメントや海外で販売されているサプリメントの場合、毎日摂取すると良くない場合もありますが、日本のスーパーやドラックストアで販売されているマルチビタミンミネラルのサプリメントは毎日摂取しても問題ない配合になっていることがほとんどです。

サプリメントの注意書きや用法容量をしっかりと確認して、一度に大量に摂取しないように注意してください。

病院やクリニックなどで治療を受けている方は、主治医に確認してからサプリメントを飲み始めるようにしてください。

成功しやすいダイエットの共通点③カロリーを制限しすぎない

ダイエット中は、カロリーを制限しすぎるのはNGです。

カロリーを制限しすぎると、基礎代謝が下がり、余分なカロリーを消費し、体脂肪をエネルギーに変える代謝がうまく働きにくい環境になってしまいます。

多くの停滞期の原因は、糖質や脂質の制限のしすぎによるカロリー不足です。
停滞期やリバウンドを予防するためには、糖質か脂質のどちらかを制限しながら、基礎代謝の1.3倍のカロリーを摂る方法がお勧めです。

制限するだけのダイエットはリバウンドする?

食事制限ダイエットは、リバウンドしやすいイメージがあるかもしれませんが、実際は違います。

適切な食事制限のダイエットを行うと、太りにくい生活習慣が身に付くので、極端な食事制限をしなくても、理想の体型を維持しやすい状態になります。

短期間の食事制限ダイエットで痩せた人はリバウンドしやすいですが、じっくり時間をかけて食事制限ダイエットに取り組んだ方は、リバウンドしにくい傾向にあります。

停滞期やリバウンドの原因と対策

ダイエットの停滞期

リバウンドの原因は、太りやすくなってしまう生活習慣が改善できていないことにあります。

ダイエットと言うと、運動によるカロリー消費と食事管理によるカロリー制限と言うイメージが強いと思いますが、

実際に1番大事なのは、太りにくい生活習慣を身に付けることです。

リバウンドを何回も繰り返してしまい、そのたびにダイエットを繰り返さないと、理想の体型が維持できない方は、生活習慣に根本的な問題があるのかもしれません。

よくある生活習慣の問題①だらだらと長期間食事制限

食事制限は長期間行うと効果が薄くなっていきます。

食事制限を数ヶ月続けているけど、なかなか結果が出ない方は、正しいスケジュールで実践することを心がけてください。

正しいスケジュールとは、2週間から4週間集中して食事制限に取り組み、その後、2週間から4週間はゆるい食事制限を行い、再度、2週間から4週間集中して食事制限に取り組むといったスケジュールです。

ただ、漫然と食事制限を続けるだけでは、効率よく結果を出すことができません。

人間の体の仕組みを理解し、停滞期の起きにくいダイエットスケジュールでの実践が理想的です。

理想のスケジュールは体質や生活環境によって違いますので、絶対に失敗させたくないと言う方は、パーソナルトレーニングジムなどでダイエット指導経験が豊富な専門家にダイエットメニューやスケジュールを組んでもらうと失敗が少なくダイエットを成功させることができるでしょう。

よくある生活習慣の問題②停滞期で焦って極端な制限をする

ダイエットの1番の敵は停滞期です。

ダイエットをしている期間はじわじわと体重が少しずつ減っていくようなイメージを持たれている方もいるかもしれませんが、実際は痩せやすい時期と停滞しやすい時期があります。

その知識がなく体重がなかなか落ちないことを

食事制限が不十分かもしれない…

運動が足りていない…

と、勘違いして無理な食事制限や運動をすることでかえって停滞期を長引かせてしまいダイエットのモチベーションを著しく下げてしまうことにつながりかねません。

本来のダイエットは無理や我慢は必須ではありません。

短期間に無理やり痩せてしまうことを期待するから停滞期やリバウンドで悩んでしまうのです。

長期的にじっくりと計画を練ってダイエットを実践すると、停滞期やリバウンド知らずの太りにくい体質や生活スタイルに近づいていく可能性が高くなります!

監修者 秋山さん★管理栄養士 秋山真敏 コメント

停滞期の原因は、エネルギーの不足による基礎代謝の低下です。

食事からエネルギー摂取を制限しすぎや運動からのエネルギー消費が増えすぎると、「これ以上脂肪を燃やすと命が危ない」と脳が認識して、体が省エネモードになってしまいます。

体温が普段より0.5℃以上低下している場合は、基礎代謝も下がってしまっている可能性があります。

停滞期を早く抜けるには、白米や果物などのエネルギーになりやすい炭水化物をいつもより多めに取るようにしてみると良いでしょう。

よくある生活習慣の問題③我慢が必要な方法ばかりを選んでいる

我慢をしないダイエットは痩せないと思う方は多いかもしれませんが、健康的にゆっくりと徐々に痩せていくダイエットをする場合、我慢は不要です。

短期間でどうしても痩せなければいけない理由があるときは、我慢を伴うダイエットが必要になりますが、時間をかけてゆっくりと痩せていければ良いと言う方にとっては我慢の必要なダイエットは基本的に必要ありません。

厳しいこと・きついことをする=ダイエットと勘違いしている人は多いですが、本質は体に必要な栄養をしっかりとって余分なカロリーを欲しがらない体質や生活習慣を身に付けることです。

食欲が我慢できずなかなかダイエットが続かない方はダイエット方法を見直してみる必要があるかもしれません。

空腹感を我慢せず、食べて痩せる方法

食べるダイエット

食事制限がなかなか続かない方や、食欲のコントロールがうまくいかない方は、食事制限なしの食べるダイエットに取り組んでみるといいかもしれません。

食べるダイエットは、短期間で劇的なダイエット効果は期待できませんが、じっくり期間をかければ確実にダイエット効果が期待できる方法です。

具体的には基礎代謝の1.3倍のカロリーを毎日欠かさずに取ることです。

食事制限ダイエットがうまくいかない方の多くは、必要はビタミンやミネラルが取れていないことが原因であることが多いですので、ビタミンやミネラルも意識して補給しながら実践すると効率的です。

食事制限なしの食べるダイエットが特にオススメな人の特徴を紹介させてもらいます

食事制限なしの食べるダイエットが特にオススメな人の特徴①体温が低い

体温が低い方は、余分なカロリーや体脂肪をエネルギーに変換する力が弱まっている可能性が高いので食事制限による無理な減量を行うと体調を崩し、かえって太りやすい体質に近づいてしまう可能性があります。

食べるダイエットを行うと体温が上がりやすくなり、体調が良くなる可能性もあります

食事制限なしの食べるダイエットが特にオススメな人の特徴②血圧が低くて貧血気味

低血圧や貧血を起こしやすい方は、カロリーや栄養素を制限しすぎると体調が悪くなってしまうリスクが高いので、食事制限ダイエットを続けるのは困難な場合が多いです。

食べるダイエットを行うと、血圧が下がりにくくなり貧血でめまいや立ちくらみで悩む回数が減るかもしれません。

食事制限なしの食べるダイエットが特にオススメな人の特徴③便秘がち

便秘になりやすい方は食事制限ダイエットをしすぎると、便秘がさらに悪くなる可能性があります。

食べるダイエットは、便秘で悩む時間を軽減する効果が期待できます。

ダイエットに取り組む前に必ず確認しておくべきこと

ダイエットに取り組む前には必ず、普段の食事で必要な栄養がしっかりと取れているかどうかを確認してみるようにしてください。

具体的には食事記録をとってパーソナルトレーナーや管理栄養士など栄養面のアドバイスがもらえる専門家に相談してみるのが有効だと思います。

体の栄養バランスが乱れた状態で食事制限をしてしまうと体調やメンタルに悪影響になってしまうだけでなく、健康な痩せ方になってしまう可能性が高いです。

1日も早く理想の体型を目指したいと言う気持ちもあると思いますが、焦りはダイエットの天敵です。

しっかりと自分の現状に合ったダイエットを選択して、理想の体型を手に入れるチャンスを掴んでください。

監修者プロフィール 

監修者 秋山さん★管理栄養士 秋山真敏 

筋トレの適切な頻度はどれくらい?

筋トレ 頻度 アイキャッチ画像

監修者:管理栄養士・NSCA-CPT(パーソナルトレーナー) 吉澤 航輔

最近は、筋トレがかなりブームになってきていると思います。

パーソナルジムや、24時間営業のフィットネスクラブなどジムの数が増えてきたこともあり、誰でも気軽に筋トレを始められるようになったのは大きな理由だと思います。

また、コロナの影響もあり、「おうち時間」で時間があるので、何かを始めようと自宅での筋トレを始められた方も多いです。

筋トレは健康維持やダイエットに非常に効果的なので、筋トレがブームになることはとても良いことです。

最近では、YouTube等で筋トレの種目の解説・紹介を行っている方も多いので、どんな種目をやればいいのかといった種目に迷うことは少ないかなと思います。

その一方で、筋トレはどのくらいの頻度でやっていけばよいのだろう、できるだけ毎日続けるのが良いのかなどといった疑問を抱えている方は少なくないように感じます。

そんな方々に向けて、筋トレに関する様々な疑問を解消できるよう今回は解説していきたいと思います。

筋トレが流行っている理由は?

ダイエットの目的

そもそも、なぜ筋トレがこんなにブームになり、多くの人が取り組んでいる運動になったのでしょうか?

近年の新型コロナウイルス感染拡大による肥満・運動不足解消のため、自宅やジムで運動を始める人がかなり増えました。
いわゆるコロナ禍というものが、健康の重要性を再認識させてくれたということですね。

自宅での時間が増えるといった普段と違う生活にストレスを感じていた方は多かったのではないでしょうか。
ストレスであったり不安が長く続いてしまうと、心だけでなく身体の調子も悪化してしまいます。
さらに、身体のみでなく心のケアも行うことで様々な病気を防ぐことに繋がるだけでなく、充実した生き方にもつながります。

フィットネス・健康業界を振り返って考えたときに、かつての筋トレブームのキッカケは2007年の時で、少子高齢化や介護予防の問題が深刻化する中で、加齢により筋肉や骨が衰弱していく「ロコモティブシンドローム」を防ぐことの重要性が周知され始めたことだと言われています。

近年では情報網が発達し、メディアやインターネットで筋トレの話題が多く取り上げられるようになって、性別や年齢に関係なく広く普及しました。

経済産業省の調査によると、フィットネスクラブの利用者数は2006年では約1億8000万人だったが、2019年には約2億5400万人まで急増したことが明らかになりました。

経済の発展により生活が豊かになっていくにつれ、人々の健康に対する関心が高まっていくと言われています。

日本は世界的に見ても経済が発展していることから、健康への意識が高い国であると言えますね。
一方で、発展途上国だと先ず生活をしていくことが重要になってくるので、健康への意識は国の発展が進むにつれて芽生えてくるそうです。

先ほどもお伝えしたように、このコロナ禍で運動不足や体力の低下で悩む人、肥満や体重の増加が気になるという人が増えたそうです。
また、血圧、血糖値、コレステロールや中性脂肪といった健康診断の数値の高さが気になっている人も徐々に増えてきています。

健康というものを意識しだしたときに、運動にフォーカスが当てられました。
運動の中にも様々なスポーツがありますが、初心者でも取り掛かりやすいものなので筋トレを始める人が多くなり、ブームになっていったと思われます。

実際に自宅で自分の体一つでやれるものだし、もし器具・マシンなどを使うとしても、ジムに通えば誰でも使うことが可能なので始めやすい運動だと思います。
人に合わせて重量などの強度を調整しやすいのも、初心者にオススメできる点ですよね。

こういった理由もあり、筋トレがブームとなっていきました。

監修者 吉澤さん管理栄養士・NSCA-CPT(パーソナルトレーナー) 吉澤 航輔コメント

筋トレをする人が増えてきていますが、目的は様々です。

最近1番多いのがダイエット目的だと思います。

YouTubeやSNSなどで、ダイエット目的の筋トレについての発信をよく見かけるようになり、そういった発信を見た人がダイエットをするために筋トレをスタートしたパターンは多いです。

また、筋肉をつけてボディメイクをしていきたい人も多い印象です。

筋肉をつけて憧れの芸能人みたいな体になりたい、マッチョになりたいと思って筋トレを始める方もかなり多いです。

健康維持の一環として取り組む方もいます。

このように目的は人それぞれです。

筋トレをするメリット

筋トレ 健康

筋トレは無酸素運動という運動の一つです。

無酸素運動は名前のように酸素を使わない運動のことです。
基本的に体内に貯蔵された糖質をエネルギー源として利用します。
有酸素運動よりも運動自体の強度は高く、筋トレを始めとし短距離走など短時間の運動であるのが特徴です。

この無酸素運動にはいくつかの効果・メリットがあります。

まず、代表的な効果として基礎代謝を高めることができます。

無酸素運動をすることにより、筋肉量を増やしていくことができます。
基礎代謝の約20%は筋肉において消費されているので、筋肉が増えることで基礎代謝が高くなり、脂肪燃焼効果が見込めるでしょう。

筋肉量が維持されると、先程の章でもお伝えした加齢による衰弱を抑えることに繋がります。

太ももの大腿四頭筋やお尻の大臀筋、腹筋群、背筋群などの大きな筋肉は、立ったり歩いたりなど日常生活においてよく使う筋肉ですが、最も加齢による影響を受けやすいと言われています。
ここを鍛えずにいると、サルコペニア(加齢による筋委縮)が発生し日常生活に支障をきたします。

筋トレは何歳からでも始められます。
トレーニングの強度や効果には個人差がありますが、筋トレを継続的に行っていくことでサルコペニアの進行を抑えることができるといわれています。

また、筋トレにはダイエット以外の効果もあります。

筋トレを行うことで体温が高くなるので血流が良くなります

血流が良くなることで肩こりや冷え性、むくみの改善につながりかなり効果的です。

無酸素運動は適度に体を疲れさせられるので、睡眠の質を上げることもできます。

睡眠の質が上がると免疫力を高められるので、体調不良になりにくくなります。
また、運動不足の方やデスクワークの方は、筋肉量が減少して姿勢の悪い人が多いです。

筋トレで腹筋や背筋などの体幹と呼ばれる体を支える部位を鍛えれば、姿勢悪化の予防や改善に繋がります。
継続的に行っていくことで、美しく正しい姿勢を日常的に維持していけるようになります。

さらに、筋トレ(無酸素運動)は有酸素運動の効果にもいい影響を与えるんです。
有酸素運動とは無酸素運動と同じく運動の大きな一括りのことです。
その名の通り運動中に酸素を使います。

ジョギングやウォーキング、自転車など、筋肉が収縮するときにエネルギー源として酸素を使うのが特徴だと言われています。
比較的強度の低い運動が多いため、短時間というよりも長時間運動し続けるのが効果的です。

筋トレ(無酸素運動)とは違い、有酸素運動は脂肪燃焼が主な目的です。
この有酸素運動をする前に筋トレを行うことで、先ほどお伝えしたように血流が良くなります。
その状態で有酸素運動を行うことでより脂肪燃焼がしやすくなり、有酸素運動の効果を高めていけるのです。

このように筋トレには様々なメリットがあります。ここまで聞くと筋トレをやらない手はないですよね。

監修者 吉澤さん管理栄養士・NSCA-CPT(パーソナルトレーナー) 吉澤 航輔コメント

人によっては、筋トレに対してデメリットを感じる場合もあります。

まずは、トレーニングをするためにジムに通ったり、より良い体を作り上げるために食事を意識する必要があるのでお金がかかります。

また、トレーニングをするためには、その時間を確保しないといけないので、仕事などで忙しい方にとってはデメリットになり得ます。

さらに、筋トレも運動の一つなので、やり方や種目によってはケガのリスクがあります。

どんなに対策していてもリスクを0にするのは難しいところです。

このように、人によってはデメリットに感じる面もあったりします。

やり過ぎてもダメ!おすすめの筋トレ頻度とは?

筋トレ 頻度

ここまで、筋トレが流行る理由や筋トレを行うことによるメリットをお伝えしてきました。

筋トレが良いということは分かったかと思いますが、もう一つ筋トレをしていく上で大切なことがあります。

それは、筋トレを行う頻度です。

やればやるほど筋肉がつき、最大限に効果を高められるわけではないんです。
むしろやりすぎてしまうと逆効果になってしまうこともあります。

次は筋トレをどのくらいの頻度でやればいいのかをお伝えしていきます。

筋トレの頻度を考えていくにあたって、まず、筋肉が大きくなっていくメカニズムを知る必要があります。
なのでそのメカニズムから説明していきます。

①運動によって、筋繊維が傷つく

自分の体に合った適度な運動を行うことで筋肉が損傷し、筋肉痛を感じるようになります。

これが筋肉が傷ついている状態です。
傷と言ってもケガをしているわけではないんです。

筋肉痛は筋肉が傷ついた一つの目安にはなりますが、必ずしも筋肉痛が起こるわけではないんです。

あくまでも目安の一つとして捉えておきましょう。

②食事によって、傷ついた筋肉を修復する栄養を摂り入れる

運動で損傷した筋肉を修復していくには、多量のエネルギーが必要になります。

エネルギーが不足してしまうと、筋肉の材料となるタンパク質がエネルギーとして利用されてしまうので、筋肉がつきにくくなります。
こうならないために、エネルギー源である糖質や脂質をしっかりと摂取することが大切です。

また、筋肉の材料となるタンパク質を摂取することで筋肉の合成がしっかりと行われるようになります。

筋トレ後はこれらの栄養素に着目し、食事を摂取してみましょう。

③休養・睡眠が、筋肉の修復を後押しする

運動後に体を休める、しっかりと睡眠をとることで成長ホルモンが分泌されます。

この成長ホルモンが筋肉の修復と合成に働きかけるのです。

休養・睡眠も運動のサイクルの一環として考えることが重要です。

以上のように運動(筋トレ)の効果を最大限発揮させる場合は、食事と休養もトレーニングの一環として考えていくことが大切ですね。

これを踏まえたうえで、筋トレの理想の頻度について解説していきます。

実は毎日の筋トレはあまり効果がないんです。

筋トレ効果を高めていくためには運動に合わせて「食事」と「休養・睡眠」を両立していくことが大切です。

筋トレ後に筋肉が回復しようとすることを「超回復」といいます。

「超回復」とは具体的には筋トレ後の24~48時間程度の時間を指します。
この間に「食事」と「休息」をしっかりとることで、筋肉は激しい運動・トレーニングに順応できるよう傷を修復し、筋トレを行う前のカラダより強くなっていきます。

「超回復」の期間を設けず、毎日のように筋トレを行うことは、筋肉の強くなろうとする働きを阻害していることになります。
また、毎日の筋トレは、筋肉が傷ついているのにさらに傷つけることになります。

なので筋肉痛がある場合は、痛みによって自分の最大限のパフォーマンスを発揮できないので、筋トレの効果が下がってしまいます。

では、どのくらいの頻度で筋トレを行うのが理想的なのでしょうか?
筋肉が回復する速度は、個人の筋力や筋トレの経験レベル、強度、回数、部位によって違いがあると考えられており、厳密に決まった時間というのはありません。
そのほか、一度トレーニングをしたことのある筋肉は筋肉痛自体が生じにくく、しかも回復も早いと言われております。
また、筋トレをしない人は、筋トレを日常的に行っている人よりも超回復に時間がかかり、トレーニング前の通常状態まで回復するには48~72時間が必要になってきます。

そのため、トレーニング頻度は1週間に2~3回が理想だと言われております。

筋トレの頻度は筋肉の回復時間を踏まえたうえで決めていく必要があります。

鍛える部位を分割していくのであれば、毎日行っても大丈夫です。

例えば、胸の日・背中の日・脚の日・肩の日・腕の日・腹筋の日などのように分割することで、「超回復」している間にほかの部位を鍛えることができます。

かなり効率の高い方法ですね。

筋トレの中・上級者は、このスタイルでトレーニングをしていることが多いです。
もし「毎日トレーニングしたい!」と思う方は、この方法を取り入れてトレーニングしてみると良いと思います。

監修者 吉澤さん管理栄養士・NSCA-CPT(パーソナルトレーナー) 吉澤 航輔コメント

筋トレ自体にはゴールはないと思っています。

もちろん、筋トレを続けていると筋肉痛にだんだんならなくなってくると思います。

ただ、それは筋肉が慣れてしまっている証拠で、扱う重量を上げるサインだと思ってください。

どんなにトップのボディビルダーでも、筋肉痛は来ているので、筋肉痛が来なくなったら負荷を上げるようにしましょう。

負荷を上げたらムキムキになるんじゃないのと思うかもしれませんが、負荷を上げただけではムキムキにはなりません。

消費カロリーを上回る食事が摂れていて、はじめて筋肉が作られるようになるので、食事の量を調整すれば筋肉を増やさない方向にもシフトできます。

なので筋トレにゴールはないと思います。

筋トレを行う時間も意外と重要な要素です。
朝一に筋トレをする方も結構多いかと思います。

しかし、朝は神経や脳の働きがあまり活発ではありません。
また、起床直後は夕食からかなり時間が経っており、体内の栄養が枯渇している状態です。

以上の理由を踏まえたときに、筋トレのような大きなパワーを発揮する時間帯としては適していないのです。

どちらかといえば、有酸素運動のような持久力系の運動がおすすめです。

筋トレは体温が高く、神経や脳が活発な夕方から夜に行うのが理想的だと言われています。

夕方以降に行うことで、昼食や間食で摂った栄養をエネルギーとして活用でき、パフォーマンスアップが期待できます。

筋トレを行う時間に関しても少し意識してみるようにしましょう。

監修者 吉澤さん管理栄養士・NSCA-CPT(パーソナルトレーナー) 吉澤 航輔コメント

有酸素運動を朝に行うメリットはいくつかあります。

・朝に行うことで、代謝の高い状態を1日保てます。
・有酸素運動行うことで、血流が良くなり体温が高まります。
・体温が高くなると、基礎代謝アップに繋がります。
・朝に運動すると体が目覚めて、午前中から仕事などのパフォーマンスが上がります。

午前中は頑張れないといった方にはオススメです。

さらに、起床後は体内の栄養が枯渇している状態です。
そのタイミングで有酸素運動を行うと、体脂肪がエネルギー源として使われるようになるのでダイエットには非常に効果的です。

実際にやってみよう!おすすめ筋トレ6選

筋トレ

ここまで筋トレの頻度などに関して解説してきたので、ここからはオススメのトレーニングを紹介していこうと思います。

今回は体の中で大きな筋肉である脚・胸・背中のオススメの種目について解説していきます。

始めは大きな筋肉である脚のトレーニングからです。

1つ目はスクワットです。

もはや知らない人がいないんじゃないかという種目ですね。

太ももの筋肉やお尻の筋肉を全体的にバランスよく鍛えることができます。

自重でも、ダンベルなどの重りを使って取り組めるのがポイントです。
①足は腰幅~肩幅くらいに開き、足先は30°を目安に軽く外向きに広げます。両手を反対の肩に当て、肘を肩の高さに上げます。
②股関節を中心にお尻を引くようにしゃがみ、徐々に膝を曲げてしゃがみます。股関節から動かすのがポイントです。

2つ目はランジです。

先ほどのスクワットより若干負荷が高くなります。

こちらの種目も、自重もしくはダンベルを持って行えるトレーニングです。
①しゃがんだときに、前後の脚の膝の角度がそれぞれ90°になるように脚を前後に開いて立ちます。
②重心がダンベルになるようにし、前後の膝がそれぞれ90°くらいになるまで真っ直ぐに腰を落としてしゃがみます。右足が前、左足が前で両方とも行いましょう。

次は胸のトレーニングです。

1つ目はベンチプレスです。

これもかなり有名なトレーニングですね。

こちらはバーベルが必要なトレーニングなのでジムで行いましょう。

① ベンチに仰向けに寝て足を腰幅に開き、床にしっかりと付けます。この時に胸をしっかりと張った状態を作ります。
②肩幅の約1.5倍の幅でバーベルを握り、バーベルをラックから外して胸の真上に移動させます。
③バーベルをみぞおちあたりに降ろして、胸の真上に向かって押し上げます。

2つ目は腕立て伏せです。

これは自重のトレーニングなので、自宅で手軽に取り組める種目だと思います。

①肩幅より拳2つ分程開いた位置に手を置き、手のひらとつま先だけで体を支えます。この時お腹には力を軽く入れ、かかとから首までが一直線の状態をキープします。
②ゆっくりと肘を曲げて胸を床に近付け、胸が床に付くギリギリのところで1秒間止めます。
③手のひらで床を押し上げるイメージで肘を伸ばしていき、起き上がります。

次は背中のトレーニングです。

1つ目はバックエクステンションです。

これは自重で行うトレーニングなので自宅で気軽に行えます。

腰に痛みのある方は、やりすぎには注意してくださいね。

①両脚を伸ばして、うつぶせになります。この時両手を後頭部に添えて、顔を少しだけ持ち上げておきましょう。
②骨盤と両脚は床に付けた状態で、ゆっくりと上体を持ち上げていきます。
③しっかり上体が上がりきったら、ゆっくり元の位置に戻していきます。

2つ目はラットプルダウンです。

こちらの種目は専用のマシンを使うので、ジムで行うトレーニングです。

フォームの間違いが多い種目の一つなので、正しいフォームを意識して行うようにしましょう。

①シートに座って、下半身が動かないようにパッドで固定します。そして肩幅の1.5倍くらいの手幅でバーを握りましょう。
②腰は反りすぎないように、胸を張ってバーを胸に向かって引きます。胸につくくらいまで下ろしたら元の位置にゆっくり戻しましょう。

今回紹介した種目は比較的初心者でも行いやすいトレーニングです。

しかし、間違ったフォームで行ってしまうとケガに繋がるので、正しいフォームをしっかりと理解したうえで取り組むようにしましょう。

さらに効果絶大!筋トレと合わせて行いたい行動2選

筋トレ 休憩と栄養素

ここまで筋トレについていろいろと解説してきました。

筋トレの効果を高めるためにも合わせて行ってほしいことが2つあります。

まずは、適切な栄養を摂ることです。

特に炭水化物とタンパク質は意識して摂るようにしましょう。

始めに炭水化物について説明します。

運動をすると、筋肉中に含まれていたグリコーゲンというエネルギー物質が使われるので、グリコーゲンが枯渇します。

グリコーゲンは炭水化物から生成されるので、運動後にしっかりと炭水化物を摂取することでグリコーゲンを補うことができます。

筋肉にしっかりエネルギー源が行き渡っていることで、筋肉の疲労回復促進に繋がります。
なので、筋トレをする方には炭水化物は必須の栄養素です。

次はタンパク質です。

運動をすることで血中のアミノ酸濃度というものが低下します。

アミノ酸濃度が下がると筋肉が合成されにくく、分解されやすくなっていしまいます。

アミノ酸濃度が低下しないように、運動前、そして運動後もしっかりとタンパク質を摂りましょう。

また先ほど説明したように、運動をすると筋肉は疲労し傷つきます。
この超回復のタイミングで、しっかりとタンパク質を摂ることで筋肉が回復してより強くて大きくなっていくので、筋肉量を増やして基礎代謝を高めるためにも欠かせないのがタンパク質です。

次に行ってほしいのが、しっかりと休養を摂ることです。

先ほどもお伝えしたように筋肉を育てていくためには、運動・栄養・休養のバランスが取れていることが大切です。

運動をした後は使った筋肉をしっかりと休める、そして質の良い睡眠をとることで成長ホルモンが分泌されます。

成長ホルモンが分泌されることにより、筋肉の修復・合成が促進されます。
ダイエット中などでも思い切って体を休める日を作ることが大切になってきます。

ただひたすらにトレーニングをし続けるのではなく、栄養や休養もバランスよく取り入れて効率よく体をつくっていきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?
ここまで筋肉が作られるメカニズムに基づいて、筋トレの頻度などについて解説してきました。今回の知識は初心者・上級者問わずに知っておいてほしいことです。
運動・栄養・休養のバランスを考えながら賢くトレーニングをしていきましょう。

監修者一覧

監修者 吉澤さん吉澤 航輔

  • 管理栄養士とNSCA-CPT(パーソナルトレーナー)の資格を持つ
  • 営業マンとして働きながら、独学でパーソナルトレーナーの資格を取得
  • トレーナー×管理栄養士のノウハウを活かし、トレーニング指導や食事指導を行う
  • Instagram:https://www.instagram.com/a.kosuke0701/

ダイエットするならジムがいい?メリット&デメリットを解説

ダイエット ジム アイキャッチ

監修者:ヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹波 里奈

ここ数年、筋トレによるボディメイクや運動によるダイエットへの関心が高まりつつあります。

そんなときに思い浮かぶものといえば、「スポーツジム」。

現在、スポーツジムへの入会を検討中という方も多いかもしれませんね。

しかし「素人が通ってもいいの?」「続くか不安」なんて人は少なくないはず。

そこでこの記事ではスポーツジムのメリットやデメリット、スポーツジムに向いている人や向いていない人の特徴を解説します。

ジムへの入会を検討中の方、ぜひ参考にしてくださいね。

そもそもスポーツジムとは?

ジム トレーナー2

「スポーツジム」とは、トレーニングを目的としたマシンが置いてある施設のこと。

筋トレ用のマシンのほか、ランニングマシンやバイクなどができる有酸素マシンも完備されていることが多いです。

基本的には自分で淡々とメニューをこなすスタイルで利用することが多く、スタジオレッスンのようにインストラクターが前に立って指導をするようなことはあまりありません。

ただ、中にはトレーナーが運動メニューの提供・指導を行なっているジムもあります。

また、スポーツジムの中でも「パーソナルトレーニングジム」はマンツーマンのトレーニングに特化したジムのことを指します。

一般的なジムより規模は小さいものの、パーソナルトレーナーがつきっきりでトレーニング指導をしてくれるため、トレーニングが初めての方でも安心です。

 

監修者 丹波さんヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈コメント

「スポーツジム」と混乱しがちなのが「フィットネスクラブ」。

スポーツジムはトレーニングを目的としたマシンが置いてある施設ですが、フィットネスクラブはレッスンスタジオやプール、リラクゼーション施設などトレーニング以外の目的でも利用できることが多いです。

もちろん、筋トレや有酸素運動に関する設備も充実しているため、きっちりとトレーニングをすることもできます。

ただ、施設が充実している分、スポーツジムよりも月会費は高め。

また、老若男女問わずより幅広い年齢層が利用しています。

この辺りは好き好きなので、ぜひジムを選ぶときの参考にしてください!

 

ダイエットでジムに通うメリット

「オンラインフィットネス」メリット

モチベーションが高まる

ジムに通うと、それだけでダイエットやボディメイクに対してのモチベーションが高まることがあります。

自宅でのトレーニングは料金が発生しないためサボりがちですが、月会費が発生するジムとなると別。

「お金も払っているし、頑張って続けよう!」と前向きに取り組める可能性が高いです。

運動メニューを提案してくれる

トレーナーが常駐しているスポーツジムであれば、無料で運動メニューを提案してくれることがあります。

ダイエットであればダイエット、ボディメイクであればボディメイク用のメニューを提供してくれるため、何をしたらいいかわからない運動初心者さんにはおすすめ。

また、個人に合った重さや回数、マシンの使い方なども教えてくれるため、スポーツジムの経験がない人でも安心して利用することができるでしょう。

トレーニングをしやすい環境が整っている

スポーツジムですから、トレーニングに最適な環境が整っています。

運動初心者でも使いやすい筋トレマシン、テレビを見ることができる有酸素運動マシン、広々としたストレッチスペースなどが完備されているため、ストレスなく利用できる可能性が高いです。

中にはシャワーやお風呂が完備されているジムもあり、トレーニング後も快適に過ごすことができます。

正しいフォームを身につけられる

トレーナーが常駐しているスポーツジムなら、正しいフォームを教えてくれる可能性が高いです。

筋トレの効果を高めるためには、正しいフォームが欠かせないもの。

運動初心者には特におすすめといえるでしょう。

また、ジムには大きな鏡が完備されていることが多いのもポイント。

フォームをチェックしながらトレーニングすることができるため、正しいフォームを身につけやすいというメリットもあります。

トレーニング仲間に出会える可能性がある

スポーツジムに通うと、トレーニング仲間に出会えることがあります。

特に、決まった曜日や時間帯に利用する場合は可能性大。

いつも顔を合わせる人と自然に挨拶するようになり、そこから仲良くなることが多いです。

すると「一緒に頑張ろう」とモチベーションが上がったり、トレーニングに関する情報を交換できたりと、トレーニングを続けやすくなります。

 

監修者 丹波さんヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈コメント

ジムには「トレーニングマシンが置いてある」というのも大きなメリットです。

自重トレーニングやフリーウエイトトレーニングに比べ、トレーニングマシンはフォームが安定しやすく、運動強度の設定もラクにできます。
つまり、運動に慣れていない方でも使いやすいということ。

トレーニングに慣れてきたら重量を重くするだけで随時レベルアップもできるため、ダンベルなど重りになるものを買い足したりする必要もありません。

月会費がかかるとなると、一見コストパフォーマンスが悪いように感じるかもしれませんが、自宅で筋トレをするために様々なトレーニングアイテムを買い集めることを考えると、さほどコスパは悪くないともいえるでしょう。

 

ダイエットでジムに通うデメリット

「オンラインフィットネス」デメリット

コストがかかる

スポーツジムに通う場合は、必ずと行っていいほど費用がかかります。

料金はジムによって異なりますが、相場は4000円〜10000円ほど。

トレーナーのいない簡易的なジムであれば料金は安く、トレーナーがいたりお風呂が完備されていたりするジムだと料金はやや高くなる傾向があります。

また、ジムに通うとなるとスポーツウェアを用意したり、場合によっては交通費が発生したりとその他の費用がかかることも。

これはスポーツジムに通うデメリットといえます。

移動や着替えなど手間が生まれる

スポーツジムに通うとなると、必ず移動しなければなりません。

その移動時間、移動にかかる交通費はデメリットの一つです。

また、着替える時間やスポーツウェアの洗濯など、様々な手間が生まる可能性もあります。

コストパフォーマンスに加え、タイムパフォーマンスがやや悪いのも大きなデメリットといえるでしょう。

自分のペースでできないこともある

ジム内が混んでいると、使いたいマシンを使いたいタイミングで使えないことがあります。

そのため、トレーニングのペースが乱れることも多々。

また、トレーナーや知り合いに話しかけられたりすることでも、ペースが乱れることがあります。

こちらも、スポーツジムに通うデメリットの一つです。

ジムでのダイエットが向いている人

ダイエット ジム ダイエット初心者

運動初心者の人

運動や筋トレの方法がわからないという初心者の方は、ジムの利用がおすすめです。

トレーナーがいるジムであればダイエットメニューや筋トレメニューを提案してくれる上、それに沿ったマシンの使用方法や目的にあった運動強度・回数を教えてもらうことができます。

間違ったフォームや不釣り合いな強度で行うトレーニングは、結果が出ないだけでなく思わぬ怪我を引き起こす可能性も少なくありません。

トレーニングの知識や正しいフォームが身につくまでは、スポーツジムに通うと良いでしょう。

ある程度プレッシャーがあった方がいい人

スポーツジムに通うとなると費用が発生しますが、ある意味ではメリット。

なぜなら「月会費を払ってるんだから行かなきゃ!」と思えるからです。

反対に、無料でできる自宅トレーニングなどは「いつでもいいや」と後回しにしがち。

プレッシャーがあった方が頑張れるという人は、スポーツジムを選びましょう。

一人で続ける自信がない人

一人で黙々と頑張れるタイプはもちろん、一人で続ける自信がない人もスポーツジムがおすすめです。

トレーナーがいるジムであればトレーナーが声をかけてくれたり、ジム仲間ができればジム仲間が気にかけてくれたりします。

すると「頑張ろう」「今日も会いに行こう」と自然とモチベーションが高まるもの。

また、パーソナルトレーニング専用のジムであれば一対一で指導を受けることができます。

費用もやや高く、予約制であることが多いため、否応なしに「ジムに行かなくては」と思うでしょう。

 

監修者 丹波さんヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈コメント

「月会費分は使わなきゃ!」というのは、意外と大きなモチベーションになるもの。

無料だと、どうしてもサボりがちですが、あえてお金を払うことで頑張れるという人は少なくありません。

さらにプレッシャーをかけるなら、完全予約制のパーソナルジムもおすすめです。

「回数券分は消費しなきゃ」「トレーナーが待っているかも」と、半ば強制的ではありますが続けやすくなります。

また、パーソナルジムであれば運動面だけでなく食事面も指導してくれるため、よりダイエット効果が現れやすくなる可能性もあります。

なんとしてでも痩せたい方は、パーソナルジムの利用も検討しましょう。

 

ジムでのダイエットが向いていない人

ダイエット ジム 面倒くさい

面倒くさがりな人

極度の面倒くさがりさんは、ジムには向いていません。

入会した直後は「今日から頑張ろう!」なんて思っていても、そのうちに「行くまでが億劫」「ウェアを持ち歩くのが面倒」と続かなくなる可能性が高いです。

これまで3日坊主で終わってしまった経験がある人は、一度考え直しましょう。

もしくは完全予約制のパーソナルジムを選ぶなど、強制的にジムに通えるような仕組みを考えるのがおすすめです。

人混みが苦手な人

ジムにはたくさんの利用者がいます。

朝や日中は空いていますが、夕方から夜の時間帯にかけては混み合うもの。

そのため、人が多いところや人混みが苦手な人は向いていないでしょう。

また、最近は新型コロナウイルスへの感染を心配する人も少なくないはず。

基本的にマスクを着用しての利用が多いですが、気になる人はジムの利用を控えるのがおすすめです。

人の目を気にする人

人の目を気にする人も、スポーツジムにはあまり向いていません。

というのもジムには多くの人がいるため、「私のフォーム、間違っていると思われていないかな」「このトレーニングウェア、浮いてないかな」など、様々なことが気になってしまう可能性があります。

その結果トレーニングに集中できなければ、痩せることも筋肉をつけることもできません。

ジムに通ったとしても、ダイエットを成功させることは難しいでしょう。

ジムに通い続けるポイント

ダイエット ジム 目標を立てる

目標を立てる

ジムに通い続けるポイントとしてまず挙げられるのは、ダイエットの目標を立てること。

「○kg痩せる!」「腹筋を綺麗に割る」など、どんなことでも構いません。

また、目標を立てるときは期間を決めることも大切です。

目標が明確になればなるほど、コンスタントにジムに通うようになるでしょう。

生活圏内にあるジムを選ぶ

自宅や職場の近くにあるジムや、通勤途中にあるジムなど、生活圏内にあるジムを選びましょう。

仕事帰りに自宅と反対方向のジムへ通ったり、休日に家から遠いジムへ通ったりするのはなかなかハードルが高いものです。

「通いやすい」というポイントを大切にするとルーティン化されやすく、ジムを続けやすくなります。

コスパのいいジムを選ぶ

ジムが習慣化されてたとしても、費用面で続けられなくなってしまってはもったいないです。

ハイクラスなジムよりも、コストパフォーマンスのいいジムを選びましょう。

また、安いジムを選べばドリンクサービスやタオルレンタルなどオプションをつけやすくなります。

するとフィットネスライフが快適になり、継続しやすくなるもの。

月会費が安い分、月に1回パーソナルトレーニングを受けるのおすすめです。

ただ、あまりに安いと「行かなくてもいいか」と思ってしまう可能性もあるため気をつけましょう。

時間を選ばずに利用できるジムを選ぶ

ジムを継続する上でネックになるのが、利用時間です。

仕事が遅い人や夜勤がある場合、仕事帰りだとジムが閉まっているなんてこともしばしば。

そんな方は、24時間使えるジムを選ぶと良いでしょう。

出勤がゆっくりの時は朝トレーニングをすることができますし、遅い時間帯でも利用できます。

ぜひ早朝から深夜まで開いているジム、24時間使えるジムをチェックしてみてください。

トレーニング仲間を作る

トレーニングの仲間を作るのも、モチベーションの継続に効果的です。

「トレーニング仲間」といっても一緒にトレーニングをするわけではなく、顔を合わせて少し立ち話をするくらいでOK。

仲間ができると「あの人元気かな?」「おみやげを持って行ってあげよう」など、ジムに行くきっかけができます。

トレーニング仲間を作るポイントは、なるべく同じ曜日・同じ時間帯に利用すること。

顔見知りになるうちに、自然と会話が生まれる可能性があります。

 

監修者 丹波さんヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈コメント

「せっかくジムに通うなら…」と、内装や設備にこだわりたくなる方も多いかもしれませんが、やはり一番大切なのは「通いやすさ」です。

というのも、トレーニングはまとめて行うよりもコンスタントに行った方が効果的。

「今時間あるからちょっと行ってこようかな」が叶う距離にあると、トレーニングを続けやすく効果も実感しやすくなります。

また、そのためにも利用できる時間帯が長いジムを選ぶのがベター。

行きたい時間にジムが開いていないと、それだけでモチベーションが下がることもあります。

距離感、営業時間を重要視しつつ、「通ってみたい!」と思えるようなジムを探してくださいね。

 

ジム以外のダイエット方法って?

ジム トレーナー8

ウォーキングやランニング

ジムでのダイエットが向いていないと思った場合は、個人でのトレーニングがおすすめです。

その中でも特に取り組みやすいものといえば、ウォーキングやランニングなどの「有酸素運動」

筋トレなどの無酸素運動に比べるとフォーム等が難しくなく、スニーカーさえあれば誰でも行うことができます。

コンスタントに行えば効果も感じやすいため、ジムを利用しない場合はおすすめです。

トレーニング動画を活用した自重トレーニング

ジムには通わずに筋トレをしたいという方は、YouTube等の動画を活用した自重トレーニングがおすすめです。

正しいフォームやどんなダイエット効果があるかなど詳しく解説している動画も多く、多少の運動経験があれば取り組むことができるでしょう。

可能であれば鏡でフォームを確認しながら行うのがベスト。

正しいフォームを身につけやすくなります。

オンラインフィットネス

「ジムには行きたいけど一人では不安」という方は、オンラインフィットネスがおすすめ。

パソコンやスマートフォンなどの画面越しに、インストラクターが運動指導をしてくれます。

特におすすめなのがライブ配信で行われるタイプのオンラインフィットネス。

臨場感があり、場合によってはフォームを指導してくれるため、自宅にいながら正しいフォームでトレーニングを行うことがで行きます。

動画の内容も筋トレからキックボクシング、ダンスエクササイズなど様々。

また、最近ではパーソナルトレーナーと一対一で行うオンライン・パーソナルトレーニングも増えています。

ジムに通い続ける自信がない人は、オンラインサービスの活用を検討しましょう。

まとめ

運動初心者の方や、運動に慣れていない人のダイエットはスポーツジムがおすすめです。

初めてだと少し緊張するかもしれませんが、利用していくうちに慣れるもの。

「今年こそダイエットを成功させて痩せたい!」と思っている方は、ぜひスポーツジムへの入会を検討してくださいね。

もちろん、運動に慣れている方もスポーツジムはおすすめです。

高い強度でトレーニングを行うことができるため、より効果を感じやすくなります。

この記事を見て「ジムには向いていないな」と思ったら、ぜひ他のサービスを活用してダイエットを成功させてくださいね。

監修者プロフィール 

監修者 丹波さん★ヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈

  • フィットネス指導歴12年
  • RYT200、RPYT85(マタニティヨガの資格)取得。
  • レイキセラピスト取得
  • 学生時代、4年間インストラクターとして活動。
  • 現在は、ヨガインストラクターとしての活動以外にパーソナルトレーナーとしても活動。

ダイエットや健康管理がうまくいかないのは、タンパク質不足が原因かもしれません。

タンパク質不足 アイキャッチ

監修者:管理栄養士 秋山真敏

「ダイエットを成功させたいけど、食事改善が続かない…」

「もっと健康な食生活を心がけたいけど、なかなかうまくいかない…」

「食欲を我慢ができず、カロリー制限が続かない…」

そんな悩みを抱えていませんか?

もしかしたら、その悩みがいつまで経っても解決しないのは、タンパク質不足が原因かもしれません。
この記事では、タンパク質不足の症状や解消方法をわかりやすく紹介させてもらいます。

体内でタンパク質が不足している時に起こりやすい症状とは?

タンパク質不足の症状は大きく分けると、5つに分類されます。

タンパク質不足になると、健康を維持するのが難しい状態になってしまいます。
以下に当てはまる症状がある方は、タンパク質不足になってしまっているかもしれません。

タンパク質不足の症状①筋肉や内臓などが疲れやすくなる

筋肉疲労

タンパク質には、体の内側にある筋肉や内臓の機能を正しく保つ効果があります。

日々タンパク質を適切にとっていれば、筋肉や内臓を良い状態に保つことができます。筋肉や内臓を良い状態に保つことにより、高い基礎代謝を保つことができます。

逆に、タンパク質が不足した食事を継続していると、タンパク質不足になり、筋肉や内臓の状態が悪くなりやすくなり、基礎代謝も低くなる可能性が高くなります。

基礎代謝が低くなると、体重や体脂肪が増えやすくなったり、体の疲労が蓄積しやすくなります。

タンパク質不足の症状②肌や爪が弱くなる

肌に赤みが出る

タンパク質は、体の内側だけでなく、肌や爪など体の外側を丈夫にする作用があります。

日々タンパク質を適切にとっていれば、肌や爪などをきれいで丈夫に保つことができるので、高価なサプリメントや美容液を使わなくても見た目を良くすることができます。

逆に、タンパク質が不足した食事を続けている状態が続くと、タンパク質不足になり、肌や爪などがボロボロになりやすくなり、高価なサプリメントや美容液を使っても、あまり効果が実感できない状態になってしまう場合もあります。

肌や爪の状態の評価は、タンパク質がきちんと取れているかどうかの指標になりますので、タンパク質不足のチェックによく使われます。

肌の赤みが出やすい人や、爪が割れやすくなっている人は、タンパク質不足になってしまっている可能性があります。

タンパク質不足の症状③食欲をコントロールしにくくなる

食欲コントロールできない

人間の満腹感は、タンパク質を消化してできたアミノ酸から作られるホルモンや神経伝達物質によって調整されています。

タンパク質をしっかり摂取できていれば、食欲を調整するホルモンや神経伝達物質が十分に作られるため、自然と満腹感を感じやすくなり、間食の取りすぎや暴飲暴食を予防することが可能です。

逆に、タンパク質が不足した食事を続けてしまい、タンパク質不足になると食欲が正常に働かなくなり、全く食欲がなくなったり、急に暴飲暴食がしたくなったりと不規則な食生活になりやすくなってしまいます。

タンパク質を適切に摂取すると、タンパク質不足が解消され、食欲が正常化しやすくなり、規則正しい食生活が身に付きやすくなります。

タンパク質不足の症状④味覚が鈍感になる

味覚障害

人間の味覚は、タンパク質を消化してでき

たアミノ酸からできる、神経伝達物質によって調整されています。

タンパク質が十分に補給できていると、味覚が正常に働き、薄味な料理でも少量で満足できるようになりやすくなります。

逆に、タンパク質の不足が続き、タンパク質不足になると、味覚が鈍くなり、塩辛いものや、甘いものをたくさん食べても満足しにくい状態になってしまう可能性があります。

ついつい間食をしてしまう方や、お腹が空いていないのに甘いものが欲しくなってしまう形は、タンパク質不足になってしまっている可能性がありますので、タンパク質がしっかりとれているかを確認してみてください。

タンパク質不足の症状⑤姿勢や体型が乱れやすくなる

姿勢や体型の維持ができなくなる

タンパク質は、筋肉の機能を正常に保つ効果があります。

筋肉は姿勢や体型を維持するために24時間無休で働いています。

タンパク質を適正にとれば、姿勢や体型を維持する筋肉がしっかり働くことにより、良い姿勢や健康な体型を維持しやすくなります。

逆に、タンパク質が不足している食生活が続き、タンパク質不足になってしまうと、姿勢や体型を維持する筋肉が正しく働かなくなり、猫背やポッコリお腹などの原因になってしまいます。

姿勢や体型維持を意識しているけど、なかなかうまくいかないという方は、タンパク質不足になってしまっているのかもしれません。

監修者 秋山さん★管理栄養士 秋山真敏 コメント

タンパク質は体内での代謝をスムーズに行うために必須の栄養素です。

代謝は人間の体内で24時間休まずに行われており、代謝を正常に働かせるために、常に食べ物やサプリメントから補給したタンパク質が消費され続けています。

タンパク質質不足の食事が続き、体内でタンパク質が不足すると、基礎代謝や新陳代謝など、体型や健康を維持するための代謝が滞ってしまい、慢性化すると、筋肉や内臓の機能が正常に働かなくなってしまいます。

タンパク質を適切に補給すると、筋肉や内臓など体を内側が丈夫になり、ダイエットや健康管理の効果が出やすい状況になりますので、不足しないように毎日摂取するようにしてください。

タンパク質の不足がチェックできる20の質問

タンパク質不足をチェックするための20の質問があります。いくつ当てはまるか数えてみてください。

1 すぐ疲れる

2 へとへとだ

3 だるい

4 いつも不安だ

5 落ち着かない

6 憂鬱だ

7 何をするのも面倒だ

8 気が散漫になりやすい

9 やる気が出ない

10 風邪をひく回数が多い

11 むくみが気になる

12 理由もなくイライラしやすい

13 手足が冷たい

14 肩が張っている

15 緊張しやすく・ストレスを受けやすい

16 腹痛がある

17 いくら寝ても疲れがとれない

18 思考力・決断力が低下した気がする

19 お腹の調子が悪く、便秘が下痢の症状がある

20 肌は乾燥気味、髪はパサパサしている

当てはまる数が1個以下の方は、タンパク質が充分足りている可能性が高いと判断して良いでしょう。
今の食事を続けていただければ、タンパク質不足はかなりの確率で防げると思います。

当てはまる数が2個〜10個の方は、タンパク質不足になっている可能性が高いと判断して良いでしょう。
必要なタンパク質量を確認して補給するようにしてください。

当てはまる数が11個以上の方は、慢性的にタンパク質不足になってしまっている可能性が高いと判断して良いでしょう。
食べ物だけでは必要なタンパク質を補えない可能性が高いので、プロテインなど栄養補助食品を活用しながらタンパク質不足を解消するようにしてください。

監修者 秋山さん★管理栄養士 秋山真敏 コメント

タンパク質が慢性的に不足すると、砂糖や菓子パンなどの「精製糖質」や、古くなったサラダ油や揚げ物などの「酸化した油」を好む食生活に自然と近づいてしまいます。

精製糖質と酸化した油の取りすぎは、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病の原因の一つと言われています。

タンパク質を適切に補給すると、精製糖質と酸化した油を取りすぎない食生活に自然と近づく可能性が高くなり、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病の予防にも繋がります。

ダメだとわかっていても、砂糖や菓子パンなどの「精製糖質」や、古くなったサラダ油や揚げ物などの「酸化した油」が食べたくなる原因は、タンパク質不足かもしれません。

タンパク質不足が起こってしまうのは、食事だけが原因ではない

健康に気をつけた食事をしているけど、チェックシートでタンパク質不足に当てはまってしまった方は、以下のようなことに当てはまっていないか確認してみてください。

・肉や卵を食べるのが苦手

タンパク質摂取しない

日本人のタンパク質摂取の半分以上は、肉や卵などの動物性食品から摂取されています。

肉や卵を食べる量が足りていないと、自然とタンパク質不足になってしまいます。

肉や卵を食べるのが苦手な方は、胃腸の消化能力が低下してしまっている可能性があります。

胃腸の消化能力が低下していると、肉や卵を食べると胃が重くなったり、お腹にガスが溜まりやすくなったりしてしまいますが、少しずつ量を増やしていくと食べれるようになりますので、苦手でも少しずつ食べるようにしてみてください。

・炭水化物や脂質を制限しすぎている

制限

炭水化物や脂質を制限しすぎると、筋肉や内臓を動かすエネルギー源が不足してしまいます。

エネルギーが不足している状態では、筋肉や内臓を緊急のエネルギー源としてタンパク質を消費してしまいます。

いつも通りタンパク質をとっていても、ダイエットなどで炭水化物や脂質を制限しすぎると、本来、筋肉や内臓を丈夫にするために使われるはずだったタンパク質を、筋肉や内臓のエネルギーを補うために使われてしまいます。

そのため、エネルギー不足の状態で、タンパク質だけをしっかり摂っても、タンパク質不足になってしまいます。

ダイエットを始めてから、体に疲れが溜まりやすくなった

タンパク質をしっかりとっているのに、食欲がなかなかコントロールできない

タンパク質をしっかりとっているのに、肌や爪がボロボロになってしまった

といった方は、タンパク質がエネルギーに使われてしまい、タンパク質不足になってしまっているかもしれません。

適度に炭水化物や糖質を摂取することによって、タンパク質を効率よく吸収し、活用することができますので、炭水化物や脂質の制限しすぎによるタンパク質不足には注意してください。

監修者 秋山さん★管理栄養士 秋山真敏 コメント

炭水化物は、「内臓や筋肉を正常に働かせるため」「代謝を正常に働かせるため」に体内で消費されています。

炭水化物は、米、麺類、パン、もち、いも、果物などに多く含まれています。

代謝を正常に維持したい方は、これらのうちどれか1つを毎食握り拳1個分以上食べるようにしてください。

脂質は、「内臓や筋肉を正常に働かせるため」「内臓や筋肉を丈夫にするため」に体内で消費されています。

卵、肉や魚の脂身、オリーブオイル、バター、生クリーム、アボカド、ナッツ、チーズなどに多く含まれています。

内臓や筋肉を丈夫にしたい方は、これらのうちどれか1つは1日1回以上食べるようにしてください。

・運動やトレーニングに見合ったタンパク質の量が取れていない

運動の量に見合った食事

 運動やトレーニングで、いつもより筋肉に負荷をかけると、タンパク質の必要量は多くなります。

運動やトレーニング後にしばらく疲れやだるさが残る

運動やトレーニングになかなか集中できない

筋トレを頑張っているが、なかなか筋肉がつかない

という方は、必要なタンパク質量が取れておらず、タンパク質不足になっているのかもしれません。

運動やトレーニングをしている期間は、普通の人の1.5倍から2倍のタンパク質が必要です。

効率よくトレーニングの効果を実感したい方やダイエットの効果を高めたい方は、特に意識してタンパク質を摂取する必要があります。

・人間関係などにストレスを抱えている方

人間関係ストレス

意外かもしれませんが、イライラしたり、悩んでいるときに、タンパク質はいつもより余分に消費されています。

イライラしたり、悩んでいるときは、体にストレスがかかっている状態ですので、体のストレスに対処するために、ホルモンや神経伝達物質がいつもより多めに消費されます。

ホルモンや神経伝達物質は、体内に備蓄されているタンパク質を使って作られますので、ストレスの多い人は、普段通りタンパク質をとっていてもストレスでタンパク質が消費されてしまい、タンパク質不足になってしまっている可能性が高いです。

ストレスが多い日に暴飲暴食をしてしまう

ストレスが多い日は食欲がなくなってしまう

という方はストレスが原因でタンパク質不足になってしまっている可能性があります。

ストレスに弱いことに悩んでいる方

暴飲暴食がなかなか止められない方

食欲のムラがあり、困っている方

という方は、タンパク質の取り方を見直してみると、タンパク質不足症状の改善効果が期待できるかもしれません。

 ・病気や、体の不調を抱えている方

体調悪い

現在、病院やクリニックに通院されて、お薬を飲まれている方や、体になかなか取れない痛みや不快感が続いている方は、普通に卵や肉をとっていても、タンパク質不足になっている可能性があります。

病気や体の不調を抱えている人は、低下してしまっている内臓や筋肉の機能を補うために、健康な状態な人と比べて1.5〜2倍のタンパク質を消費してしまっています。

一般の方でも、風邪をひいている状態や、熱が出ている時は、いつもより多めにタンパク質が消費されてしまい、タンパク質不足になりやすくなっています。

常に熱っぽい

風邪をひきやすい

など、抵抗力や免疫力が落ちている症状がある方は、タンパク質を多めに取るとタンパク質不足症状の改善効果が見込めるかもしれません。

タンパク質が不足すると太るって本当?

太る

タンパク質は、ダイエットに重要な栄養素として紹介されているので、「タンパク質をしっかりとれば痩せるのでは」というイメージを持っている方も少なくないはずです。

しかし、タンパク質を取り始めてから体重が増えてしまったという方は少なくありません。
その原因について解説していきます。

・タンパク質の量が足りていない

 質の良い肉やプロテインを選ぶようにしている方でも、そもそもタンパク質の量が足りてない方は少なくありません。

これをとれば、1日に必要なタンパク質の半分が取れると言う商品に頼りすぎて、普段の食事からタンパク質がほとんど取れてないと言う方は意外と少なくありません。

1日に必要なタンパク質量は、記事の後半で紹介していますので、参考にしてみてください。

・タンパク質以外を摂りすぎている

タンパク質をしっかりとっているから、大丈夫と安心して、無意識のうちに、間食やデザートを食べてしまっている方は少なくありません。

タンパク質に食べ過ぎたカロリーを余分に消費してくれるような魔法のような効果はありません。

タンパク質をしっかりとりながら、余分なカロリーを摂りすぎないような注意も必要です。

 ・一時的なむくみで体重が増加した

必要なタンパク質を適切に摂っていると、新陳代謝が活発になります。

新陳代謝には、内臓や筋肉を丈夫にしてくれる作用がありますが、一時的に老廃物をたくさん作ってしまう副作用があります。

老廃物が蓄積されると、むくみで体重が増えやすくなってしまいます。

水分やミネラルを適切にとって、老廃物がデトックスしやすい状態を作ると、むくみによる一時的な体重の増加は解消しやすくなります。

 ・筋肉量が増えた

特にBM Iが18.5以下の痩せ型の方は、タンパク質をしっかり取るだけで、筋肉が増えやすい傾向があります。

筋肉が増えて体重が増えると見た目が太くなり、ボディーラインが崩れてしまうと思ってしまうかもしれませんが、激しいトレーニングをしない限り、タンパク質を取っただけで見た目が太くなると言うことはありません。

目標体重を低く設定しすぎている方は、タンパク質をとると、太ると感じやすくなってしまう傾向があり、タンパク質不足になりやすくなってしまうので、特に注意してタンパク質を補給するようにしてください。

・骨密度が高くなり、骨が丈夫になった

特にBM Iが18.5以下の痩せ型の方は、タンパク質をしっかり取るだけで、骨が丈夫になったことで体重が増える傾向があります。

骨太になると見た目が太くなり、ボディーラインが崩れてしまうと思ってしまうかもしれませんが、骨の密度が高くなっただけなので、見た目はほとんど変わりません。

骨の成分の多くはタンパク質から作られるコラーゲンです。

タンパク質を多くとることで、骨が丈夫になり、骨粗しょう症の予防にもつながるので、骨が丈夫になったことによる体重の増加は健康に良いことだと思って受け入れるようにしてください。

1日に必要なタンパク質を摂るための食べ物の量はどのくらい?

1日に必要なタンパク質の量は、体重×1.0-2.0gで計算することができます。

健康維持をしたい方・・・体重× 1.0g

ダイエットをしたい方・・・体重× 1.5g

激しいトレーニングをする方・・・体重× 2.0g

という基準で1日に必要なタンパク質量の目安を計算してみてください。

例えば、体重50kgで健康維持をしたい方に必要なタンパク質量は、1日50gです。

1日50gのタンパク質を摂るための食材の組み合わせ例は、

卵3個(タンパク質18g)

肉80g(タンパク質20g)

魚50g(タンパク質12.5g)

つまり、体重が50kgの人は、1日に卵3個・肉80g・魚50gを食べることができれば、タンパク質不足を予防できるということです。

献立を考える際の参考にしてみてください。

食べ物でタンパク質を補給するのが難しい方は、プロテインを活用してみても良いかもしれません。

ダイエットがうまくいかない時は、タンパク質不足を解消しましょう

タンパク質不足を解消すると

「ダイエットを成功させたいけど、食事改善が続かない」

「もっと健康な食生活を心がけたいけど、なかなかうまくいかない」

「食欲を我慢せずにカロリー制限が続かない」

という悩みを改善できるかもしれません。

自分に必要な1日のタンパク質量を計算し、必要な量を確実にとるようにすれば、自然とタンパク質不足は予防できるので、ダイエットや健康管理を成功させたい人は参考にしてみてください。

監修者プロフィール 

監修者 秋山さん★管理栄養士 秋山真敏 

ダイエットに筋トレは必要なの?

ダイエット 筋トレ アイキャッチ

監修者:管理栄養士・NSCA-CPT(パーソナルトレーナー) 吉澤 航輔

最近の食事は欧米化が進んでおり、炭水化物量や脂質量の多い高カロリーな食事が増えてきています。

そういった食生活が広まっているといった背景もあり、肥満などの生活習慣病に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

病院で肥満と診断された方は、お医者さんにダイエット(減量)を進められるかと思います。

ダイエットと一言で言っても、いろいろなやり方があります。

一つは食事の量をコントロールして、摂取カロリーを減らす方法です。

そして、もう一つは運動量を増やして、消費カロリーを増やす方法です。

今回はこの運動にフォーカスを当てていきたいと思います。

運動にもいろいろありますが、その中でも最近流行ってきている筋トレに注目します。

「ダイエットには筋トレが大切!」といった様なネットの記事をよく見かけます。

本当に筋トレはダイエットにおいて重要なのでしょうか?
また、もし重要であるならば、筋トレをすることによってどういった効果が期待できるのでしょうか?

そういった疑問を今回は明らかにしていこうと思います。

ダイエットの大原則

摂取カロリーと消費カロリー

ダイエットをする、要するに体重を落としていくためにはカロリーの収支バランスというものがかなり大事になってきます。

ここがダイエットの大原則であり、これに則っていないとダイエットは中々上手くいかないでしょう。

まずはこの大原則をしっかりと理解していきましょう!

カロリーの収支バランスというのは、体に入ってくる摂取カロリーと、体内で消費される消費カロリーを比べたときに、”プラスなのかマイナスなのか”ということです

摂取カロリーと消費カロリーが全く同じ場合

この場合は、体内に入ってくる分と体内で消費される分が全く同じである状態なので体重に変化はありません。

均衡が取れている状態ですね。

もし、自分の体重が変化のない状態で数日続いていれば、その時の摂取カロリーと消費カロリーが等しいということになります。

摂取したカロリーが消費したカロリーを上回っていた場合

この場合には、体内に入る分が消費される分よりも多いのでカロリーに余りが出ます。

この余りのカロリーは筋肉や体脂肪の原料となります。

つまり、体重は増加するのです。

最近体重が増えている場合は、摂取カロリーのほうが上回っている状態が続いているということになります。

要するに食べるだけ食べて、運動をあまりしていない状態です。

摂取したカロリーが体内で消費されたカロリーを下回っている場合

この場合だと、体内に入る分が消費される分よりも低いのでカロリーが不足しているということになります。

不足している分はどうやって賄うのかというと、筋肉や体脂肪を分解して体を動かすのに必要なエネルギーを産生します。

筋肉や体脂肪が減るということは、体重が減ります。

ここ数日体重が減少し続けている場合は、食事量が足りていないということになります。

ダイエットで体重を減らしていくためには、最後に説明したように摂取したカロリーが体内で消費されたカロリーを下回っている状態を維持し続けなければなりません。

なんとなく食べる量を減らしたとしても、実際に摂取カロリーが消費カロリーを下回っていないと体重が減ることはありません。

これからダイエットをしていきたい方、ダイエットに行き詰っている方はこのカロリーの収支バランスというものをまずは意識してみましょう。
これがダイエットの大原則になるのでかなり重要なことです。

運動によって消費カロリーを増やす

有酸素運動と無酸素運動 ②

まず、ダイエットを始めようとしている方のなかで、食事の全体量を減らしたり糖質や脂質を減らしたりすることが多いのではないかと思います。

意外と消費カロリーを増やすということに関しては避けていたり、きちんと理解されていない方も多いように感じます。

なので今回は消費カロリーを増やすということに着目していこうと思います。

消費カロリーを増やす方法はいくつかあるかと思いますが、代表的なものが運動をすることです。

運動では筋肉を動かすので、その際にカロリーを消費します。
運動の強度が上がるにつれて消費カロリーも高まっていきます。

また、単に運動といっても、運動の中でも2種類の運動があります。
「有酸素運動」と「無酸素運動」です。
それぞれがどういった運動法でどんな特徴があるのかを説明していきます。

有酸素運動は、名前の通り酸素を使って行う運動のことを指します。

ジョギングやウォーキング、自転車など、筋肉が収縮するときにエネルギー源として酸素を使うのが特徴です。

比較的強度の低い運動が多いため、長時間運動し続けることにより効果を実感しやすいです。

有酸素運動は体脂肪をエネルギーとして利用するので体重が減りやすく、比較的短期間で効果が表れると言われています。
ただ、有酸素はやりすぎると体脂肪だけでなく、筋肉も分解されやすいので、基礎代謝の低下につながりリバウンドしやすい体になってしまうのがデメリットです。

対して、無酸素運動は名前の通り酸素を使わない運動のことを指します。

主に体内に貯蔵された糖質をエネルギー源として使っていきます。

有酸素運動と比べると、運動強度が高く、筋トレや短距離走などが具体例として挙げられます。

無酸素運動は糖質をエネルギー源として使うので、体重を短期間で減らすのは中々難しいです。

しかし長期的な目で見たときに、無酸素運動は太りにくく痩せやすい体づくりに向いていると言えます。

なぜそう言えるのかを次で説明していきたいと思います。

筋トレがもたらすダイエット効果

基礎代謝が上がる

無酸素運動がダイエットにおいてもたらすメリットを説明していきます。

無酸素運動の中にもいろいろな運動があるかと思いますが、代表的な筋トレを例に挙げていきますね。

皆さんも筋トレを何かしら一度は体験したことがあるのではないでしょうか。

筋トレを行うと、筋肉に日常生活以上の負荷がかかり筋肉が傷つきます。
傷つくと言ってもケガしているという程の事ではありません。

筋肉が傷ついているときの症状として筋肉痛が起こります。

この時にしっかりと栄養を摂取し休養をとることで、筋肉がより強く・大きく成長します。

筋トレにより筋肉が大きくなるメカニズムはこのような流れです。

では筋肉が強く・大きくなることでダイエットにどんなメリットがあるのでしょうか。

人間には基礎代謝という機能があります。
この基礎代謝とは、一日中寝た状態でも消費されるカロリーのことです。

つまり、運動を全くしなくても人間はエネルギーを消費するのです。

基礎代謝は体内の様々な臓器・器官で代謝されるのですが、そのうちの約20%は筋肉において代謝されます。

この代謝量は筋肉量に比例して多くなるので、筋肉量が多い人ほど基礎代謝が高いと言えます。

筋トレをして強く・大きな筋肉に育てることで、基礎代謝のアップに繋がるんです。

基礎代謝が高いと普段から消費されるエネルギー量も高くなるので太りにくく、痩せやすい体に変化していきます。

ただ、筋肉というものは短期間ではなかなか増えないので、長期的に筋トレを続けていく必要があります。

長期的な目で見たときにダイエットには非常に効果的だということですね。

監修者 吉澤さん管理栄養士・NSCA-CPT(パーソナルトレーナー) 吉澤 航輔コメント

ダイエットを進めていく上では、運動と食事のバランスが非常に大切になってくるかなと思います。

どのくらいのバランスで進めていくのが良いのかをお伝えしていきます。

1週間で運動できる回数というのは限られるかと思いますが、食事は普通に摂っていたら21回の食事があります。
なので、食事のダイエットにおける比重はかなり重いので毎日意識するのが理想です。

ただ、それだとストレスも溜まるかと思うので、週末は気にせずに好きなものを食べるというスタイルでも良いかと思います。

運動に関しては、毎日筋トレをすると疲労が溜まる一方なので、無酸素運動と有酸素運動を交互に行っていくことで疲労感を感じにくくなるかと思います。

また、体を休めることも大切なので、最低でも週に1回はオフの日を作るように心がけましょう。

始めはバランスが難しいと思いますが、慣れてくると自然と分かってくるようになります。

自分のペースで頑張りましょう!

まとめ

ダイエットを進めていく方法はいろいろあるかと思います。

すぐに痩せたい、ゆっくりと痩せていきたいなど個人それぞれの思いがあるかと思うので、それに合わせた方法を見つけて実践してみてください。

ジムに通い、筋トレを始めたといって、すぐには痩せないのが正直なところです。

ただ、長い目で見たときに健康な体でいたい、太りにくい体づくりをしたいと思う人には非常におすすめな運動法だと思います。

そういった方はぜひ初めて見ることをオススメします。

監修者一覧

監修者 吉澤さん吉澤 航輔

  • 管理栄養士とNSCA-CPT(パーソナルトレーナー)の資格を持つ
  • 営業マンとして働きながら、独学でパーソナルトレーナーの資格を取得
  • トレーナー×管理栄養士のノウハウを活かし、トレーニング指導や食事指導を行う
  • Instagram:https://www.instagram.com/a.kosuke0701/

30代のダイエットにおけるポイントとは?

30代 ダイエット方法

監修者:管理栄養士・NSCA-CPT(パーソナルトレーナー) 吉澤 航輔

最近は健康に対する世間の関心が高まってきていて、ダイエットに関する情報も多く出回っているように感じます。

多くの情報があることはメリットでもあり、自分に合った情報を選んだり見つけるのが難しいのでデメリットでもあります。

特にダイエットのやり方には合う人・合わない人がいるので自分に合ったものを見つけるのが大変です。

例えば、男女の違いによって合う・合わないがあったり、また年齢によっても変わってきます。

自分の年齢に合ったダイエットとは、どういうやり方なんだろうと思いますよね。

今回はダイエットに取り組んでいる人が多いであろう30代に注目していきます。

30代のダイエットにおけるポイントとはどういうところなのでしょうか?しっかり解説していきます。

30代で太る原因とは?

中年太り-min

若いと痩せやすく、年を取るとすぐに太りやすいというのを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。

若いときと生活の仕方や食事量は変化していないのに、30代に入った頃からなぜだか太りやすくなったと感じる方が多いのは事実です。

また、ダイエットしていても中々痩せにくくなります。

年を重ねて太りやすくなるのは、基礎代謝の低下や運動不足が原因であると考えられています。

基礎代謝というのは、1日中寝ていても消費されるカロリーのことです。
基礎代謝は臓器や筋肉、脳などで消費されます。

基礎代謝が高い状態を維持できていると、何もせずともエネルギーが多く消費されるので太りにくい体になります。

若い10代、20代のころは基礎代謝が比較的高い状態であります。
30代以降に基礎代謝が徐々に低下していくと言われています。

年を取るにつれて基礎代謝が低下する理由はいくつかあります。

まず、成長期を過ぎると、肉体を維持するエネルギー以外は必要なくなるためです。

成長期には筋肉や臓器などの各器官を作っていくために多くのエネルギーを使います。
成長期を過ぎるとそのエネルギーは必要なくなるので、その分が余ってしまいます。
その余剰カロリーが体脂肪となり太ってしまうメカニズムなんです。

また、老化により細胞の生まれるサイクルが遅くなり、その結果として太りやすくなるというのもあります。

若いころは部活動や学校の授業などで体を動かすことも多いです。
そのため運動量が不足することはあまりなく、その分消費されるカロリー量も多いです。

また、運動を継続的に続けることで筋肉量が維持されます。

年を取ると運動をする機会が減り、運動量が落ちるので、そもそも消費カロリーが少なくなります。

また、運動をあまりしない習慣により筋肉量が落ちてきてしまいます。基礎代謝の約20%は筋肉において消費されているので、筋肉量が落ちることにより基礎代謝の低下に繋がります。

このように30代以降に太りやすくなるのは基礎代謝が大きく関わっています。

30代以降も太りにくい体づくりをするためには基礎代謝を落とさないことが大切になります。基礎代謝を落とさない方法を次から説明していきます。

30代の方におすすめのダイエット方法~食事編~

ダイエット方法 食事編

30代の方が基礎代謝を保ちつつ、ダイエットを進めていく上での食事のポイントがいくつかあります。それを解説していきますね。

1つ目はタンパク質をしっかり摂ることです。

タンパク質は、しっかり摂ってるつもりでも不足していることが多い栄養素の一つです。
運動習慣の無い人でも必須の栄養素です。

まずは、自分にはどのくらいのタンパク質が必要なのかを把握することから始めましょう。

特に激しい運動をする習慣がなく、普通の生活をしている人は体重1㎏あたり1gのタンパク質が必要です。
体重60kgの方であれば60gですね。

タンパク質は体内の臓器や筋肉などの材料となります。

不足することで、それらの組織量が減少し、基礎代謝の低下に繋がります。
運動の有無に関わらず、意識して摂取するように心がけましょう。

監修者 吉澤さん管理栄養士・NSCA-CPT(パーソナルトレーナー) 吉澤 航輔コメント

タンパク質を多く含んだ料理はたくさんあります。

まずは、お刺身はとてもオススメです。

魚は非常に高タンパクで、良質なタンパク質が多く含まれています。
また、魚の種類にもよりますが、脂質や炭水化物があまり含まれていないので純粋にタンパク質だけを摂取することができます。

そして意外なことに主食と呼ばれる料理にもタンパク質は含まれています。

その中でも、パスタと蕎麦はオススメです。

両者とも1人前の麵だけで、約12gのタンパク質を含んでいます。白米茶碗1杯分の3倍近くの含有量です。

主食からもタンパク質を摂取したいという方は、パスタや蕎麦を食べることをオススメします。

2つ目は水を十分に飲むことです。

特に、常温の水や白湯が理想的です。

水を飲むことにより、体温が高まり、代謝の向上に繋がります。

また先ほども述べたように、筋肉量が増えると基礎代謝量が高まります。

水を飲むことで血液が筋肉へしっかりと送り込まれて、効率よく筋肉量を増やせるようになります。

水も理想的と言われている摂取量があります。

1日の水の必要量は運動量によって異なります。
運動量が少ない人では、1日2.3~2.5L程度、運動量が多い人で1日3.3~3.5L程度と言われております。

つまり、あまり運動しない人でも500mLのペットボトル5本、運動をよくする人では7本程度必要ということですね。

ただ、これには食事から摂取する水分量というのも含まれています。

汁物や野菜には多くの水分が含まれているので、水分の多い食品も意識して食べられると良いですね。

監修者 吉澤さん管理栄養士・NSCA-CPT(パーソナルトレーナー) 吉澤 航輔コメント

水分は意識して摂らないと不足することが多いので注意が必要です。

おすすめの水分の摂り方をお伝えしていきます。

その都度にコップに水を入れて飲むのも一つの方法かと思いますが、どのくらい飲んだのかの把握がしにくいかと思います。

なので、あらかじめ2Lのペットボトルのお水や、大きめの水筒にお水をいれて、それを飲んでいく方法がおすすめです。

この方法で水分を摂ると、どのくらい飲んだのかの量の把握がしやすいです。

また、1日の中でまんべんなく水分を摂れるようになるかと思います。

実践してみましょう!

3つ目は体温を高める食材を摂ることです。

体が温まる食材を食べると、代謝アップにつながります。

体温が1℃上がるごとに代謝量は約13%増加することがわかっています。

体温を高めてくれる食材はいろいろあります。

まずは、根菜類や暖色の野菜です。
例を挙げると、ごぼうやたまねぎ、かぼちゃ、にんじんなどですね。

次に、発酵されたお茶です。
これは紅茶や中国茶、ほうじ茶などが一例です。

そして、体温を高めてくれると有名な薬味や香辛料ももちろんその一つです。
しょうがやにんにく、とうがらし、シナモンなどがあります。

また、未精白の食材も体温を高める働きがあります。
例えば全粒粉パンや玄米、未精白の砂糖などですね。

4つ目は腸内環境を整える事です。

腸内環境がエネルギー代謝に影響を与えていることが明らかになってきました。
例を挙げると、肥満と特定の腸内細菌の増減が関連していることが分かっています。

肥満により減少した腸内細菌は、食物繊維を分解して短鎖脂肪酸というものを生成します。

このように生成された短鎖脂肪酸は、交感神経を刺激して代謝を高めたり、細胞内への脂肪の取り込みを抑えます。

そのほかにも短鎖脂肪酸は腸内の細胞からのホルモン生成に影響を与えて、糖の代謝を抑えたり、食欲をコントロールして食べ過ぎを防いだりすることも期待できます。

腸内環境を整えるには、発酵食品と食物繊維を積極的に食べましょう。
発酵食品はヨーグルトや納豆、漬物などでそれらに含まれる菌が腸内細菌として腸で働きます。
腸内細菌のエサとなる食物繊維も一緒に摂ることで腸内環境を整えることができます。

以上の4点を意識することで基礎代謝を維持、高めることができます。
ぜひ意識してみてください。

30代の方におすすめのダイエット方法~運動編~

ダイエット方法 運動編

また食事だけでなく、ダイエット中の運動も基礎代謝を高める効果があります。オススメの運動法をいくつか紹介していきますね。

1つ目は筋トレです。

筋トレをすることで筋肉量を増やせるので、基礎代謝を高めることができます。
いきなり筋トレを頑張りすぎると、中々続かないので、まずは1日10~15回程度の筋トレを1~3セットから始めてみましょう。

筋肉痛が残ったままの筋トレをするのは避けるようにしましょう。
筋肉の部位にもよりますが、筋肉が疲労から回復する期間は2~3日だと言われています。

そのため、筋トレは2、3日に1回ほどのペースで行いましょう。
日ごとに鍛える部位を変えていくと、他の部位を鍛えている日に回復させられるので毎日トレーニングを行っても大丈夫です。

筋トレには、マシンやダンベルなどの器具を使用する方法と、腕立て伏せやスクワットのように自分の体重を利用して行う2つの方法があります。
どちらの方法でも筋肉量を増やして基礎代謝を高めることができるので、ご自身の生活スタイルや好みに合わせて方法を選んでみてください。

特に大きな筋肉から鍛えていくことをオススメします。

具体的には脚の筋肉は体の中でもかなり大きな筋肉なので脚を鍛えるのはオススメです。

スクワットは自分の体重のみでもできるトレーニングですし、自分の体重に慣れてきたらダンベルやバーベルを使って負荷を高めて脚を鍛えることができるので、基礎代謝を効率的に高めていきたい方はスクワットに取り組みましょう。

2つ目は有酸素運動です。

有酸素運動は、筋肉を動かす際のエネルギー源として酸素が使われます。

筋トレと比較すると負荷が低いので、長時間続けることができます。

有酸素運動にはジョギングやウォーキング、サイクリング、水泳などさまざまな種目があります。

長く続けられそうな運動や、自分の好きな運動を行うのがオススメです。

有酸素運動において体脂肪がエネルギー源として利用されるのは、運動開始後20分ごろからだと言われています。
なので、体脂肪の減少を狙うなら、長時間続けられる有酸素性運動を選ぶようにするのがベストです。
ジョギングやウォーキング、サイクリングは長く続けられる種目かなと思います。

注意点として有酸素運動はやりすぎると、脂肪量とともに筋肉量も減っていきます。

その結果、基礎代謝量の低下に繋がるので、やりすぎには注意しましょう。

3つ目はストレッチです。

ストレッチも代謝UPに役立ちます。

関節や筋肉の柔軟性向上というイメージのあるストレッチですが、同時に筋肉量増加にも寄与します。

さらにリハビリやケガ予防、疲労回復にも効果的です。

ストレッチには、動きのある「動的ストレッチ」と動きのない「静的ストレッチ」の2つがあります。
動的ストレッチというのは、一定の方向に関節を動かして筋肉伸ばしたり縮めたりを繰り返すストレッチです。

一方で静的ストレッチというのは、一定方向にゆっくりと筋肉を伸ばしたままの状態で数秒静止するストレッチです。
特に静的ストレッチは動きがほとんど無く、ゆっくり静止して行うので安全そうに見えますが、正しい方法で進めないと筋肉を傷めてしまいます。

安全な正しい方法をチェックして、次の5つのポイントを押さえてストレッチしましょう。

ストレッチのポイント
①20秒以上かけてゆっくりと伸ばす
②痛いと感じるほど強く伸ばさない
③伸ばしている部位を意識する
④ストレッチ中はリラックスして呼吸を続ける
⑤目的に合った適切な部位を伸ばす

お風呂上がりなど体が温まっているときにストレッチをすると筋肉の伸びをしっかりと感じられ効果的です。

監修者 吉澤さん管理栄養士・NSCA-CPT(パーソナルトレーナー) 吉澤 航輔コメント

ストレッチは、筋肉増量の観点でも効果的です。

ストレッチを適切に行うことで、筋肉が伸び血流が良くなります。

血流が良くなることで、体の隅々まで血液を送られるようになります。

筋肉の材料となる栄養素は、血液によって運ばれていくので、血流が良くなることによって全身の筋肉にまんべんなく栄養素を送ることができ、筋肉量アップに繋がるのです。

また、ストレッチを行うことで筋肉の疲労を回復させる効果があります。

筋肉は回復するときに量が増加するので回復の促進させることが筋肉量アップに繋がります。しっかりストレッチは行いましょう。

以上の3つの運動を食事と合わせて取り入れつつ、基礎代謝を高めていきましょう。

これはやっちゃだめ!NGのダイエット方法

食べないダイエット

ここまで食事と運動に分けてダイエット方法をお伝えしてきましたが、好ましくないダイエット方法というのも中にはあります。

まずは食べないダイエットです。

これは、意外とやってしまってた方は多いのではないでしょうか。

食べないともちろん摂取カロリーが少なくなるわけなので、体重としては落ちるかと思います。
ただ、その落ちた体重は脂肪だけでなく筋肉も落ちてしまっています。
筋肉が落ちたことにより基礎代謝が低下します。

なので、食事を通常モードに戻したときに必ずと言っていいほどリバウンドします。
一時的に体重が減っているだけで、正直この方法はダイエットとは言えません。

しっかりとダイエット中も食事は摂るようにしましょう。

次はサラダだけ食べるダイエットです。

野菜はヘルシーなイメージがあるので一見良さそうに思えます。

しかし、野菜はほとんどが水分で、必要とされている3大栄養素はほぼ含まれていないのが現実です。

サラダはカサが大きいのでお腹には溜まりやすいですが、ほとんどカロリーがないので摂取カロリー不足により筋肉が分解されてしまい、基礎代謝の低下に繋がります。

また、サラダばかり食べていると空腹感が非常に強くなり、異常なストレスがかかったり、暴飲暴食に繋がりやすくなります。

野菜ばかり食べるダイエットは控えましょう。

次は間食を全く摂らないダイエットです。

痩せるためには間食はだめでしょと思う方は多いかなと思います。

しかし間食にはメリットがあるのです。

エネルギー不足を防いでくれます。
先ほどもお伝えしたように摂取エネルギーが不足することで筋肉が分解されてしまい、基礎代謝の低下に繋がってしまいます。

また、間食を摂ることで強い空腹感を感じることが少なくなり、食事において暴飲暴食をしてしまうことの予防にもなります。

以上が間食を食べることのメリットですが、食べるものに関してはしっかりと選んでいただきたいと思います。

間食だからと言ってチョコレートやクッキーなどのお菓子を食べることはオススメできません。

良質な脂質を多く含んでいる、ナッツ類やタンパク質を豊富に含んだプロテイン・プロテインバーなどは間食にピッタリかと思います。

間食はおやつではなく、あくまでも足りない栄養素を補うための捕食として捉えてもらえると良いです。

最後の良くないダイエットは糖質と脂質を両方とも減らすダイエットです。

最近は糖質オフや脂質オフという言葉が流行っていますよね。

なんとなくイメージで脂質と糖質は体に悪そう・太りそうと決めつけて両方を制限していたりしませんか?

これはかなり良くないです。

脂質と糖質は体の中でエネルギーとして使われる栄養素です。

それが食事からとれないと、体を動かすためのエネルギーが全然入ってこなくなります。

そうなると人間は筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとします。

筋肉が減ってしまうと、基礎代謝も低下して痩せにくい体になってしまいますよね。

せっかく痩せるために食事制限をしているのに、これでは本末転倒になってしまいます。

なので、脂質と糖質を両方制限するダイエットではなく、脂質もしくは糖質のどちらかのみを制限するダイエットをするように心がけましょう。

脂質制限ダイエットの場合は糖質をしっかり摂る、糖質制限ダイエットの場合は脂質をしっかり摂る、これを忘れないようにしてください。

以上の4つが良くないダイエットの事例です。しっかりとダイエットに関する情報は収集して、正しい知識に基づいたダイエット法に取り組むようにしていきましょうね。

ダイエットと一緒に行うと効果的!おすすめ2選

睡眠ト湯舟につかる

効果的にダイエットを進めていく上で大切なことは食事・運動以外にもあります。

睡眠をしっかりととりましょう。

睡眠中には成長ホルモンという物質が分泌されます。
子供の成長に欠かせないホルモンなんです。

実は、大人になってからも成長ホルモンは分泌されます。

成長ホルモンは、健康と密接にかかわりあっていて、ダメージを受けた細胞の修復・再生、肌のターンオーバー正常化に寄与します。
アンチエイジングには欠かせないですね。

睡眠が不足するとこの成長ホルモンの分泌量が低下し、代謝の低下を引き起こします。
また肌荒れや心身の老化といった症状も引き起こしてしまいます。

睡眠中には食欲を抑える「レプチン」というホルモンも分泌されます。

しっかりとした睡眠がとれていたら、レプチンが分泌されダイエットに効果的ですが、睡眠が不足すると逆に食欲を増進させる「グレリン」というホルモンの分泌が高まります。
以上のことからダイエット中には特に睡眠時間をしっかり確保し、ホルモンバランスをしっかり整えていきましょう。

なるべく毎日湯船につかることも大切です。

時間があまりない日や暑い夏は、湯船には浸からずシャワーだけで済ませてしまう方も多いのでなないでしょうか。

しかし、基礎代謝を高めていきたいのであるならば、なるべく毎日湯船に浸かり体を芯から温めることがオススメです。
体が温まって血流やリンパの流れがスムーズになっていくと、老廃物も体外へと排出されやすくなるんです。

ストレスの解消や質の良い睡眠をとるためにも、ゆっくりと湯船に浸かるようにしましょう。
また、前半でもお伝えしたように体温が1℃上昇すると基礎代謝が13%UPするということも分かっています。

お風呂につかり体温を高めることで、基礎代謝UPに直接寄与するんです。

ダイエット中には睡眠と入浴のこの2点には気を付けてみましょう。

ちょっとした意識の差で、体にとっていい影響があるかと思います。

まとめ

ここまで30代の方がダイエットをする上で気を付けていただきたい内容について書かせていただきました。

キーワードとして基礎代謝というワードは何度もあげさせていただいたので、基礎代謝は日常生活を送っていく中で意識していただきたいポイントかなと思います。

たくさんオススメについてお話ししたので、1つ1つ試してみていただけると良いかなと思います。
自分の生活スタイルや体質、正確に合ったやり方をぜひ見つけてください。

正しい知識を身に着けて、よりよいダイエットライフを送っていきましょう。

監修者一覧

監修者 吉澤さん吉澤 航輔

  • 管理栄養士とNSCA-CPT(パーソナルトレーナー)の資格を持つ
  • 営業マンとして働きながら、独学でパーソナルトレーナーの資格を取得
  • トレーナー×管理栄養士のノウハウを活かし、トレーニング指導や食事指導を行う
  • Instagram:https://www.instagram.com/a.kosuke0701/

中年太りはこれで解決!年齢を味方につけてダイエットを成功させるコツ5選

中年太り アイキャッチ

監修者:管理栄養士 岩川祥子

最近太った気がする・・・。

昔と同じように食べているだけなのに、お腹周りのお肉が気になってきたな。

特に、最近痩せにくくなったと感じていませんか?

年を重ねるごとに、昔と同じような生活習慣でも、

太りやすく、痩せにくくなってしまったと感じる人も多いです。

今回は、そんなあなたにおすすめの記事です。

これさえ読めばもう安心!中年太りなんて吹っ飛ばせ!

そもそも「中年太り」って何?

運動不足 基礎代謝の低下

本当に「中年太り」はあるのでしょうか?

どうして年を重ねると太りやすく痩せにくくなるのでしょうか?

まさしく、「中年太り」と言われる現象は存在しています。

なぜ年を重ねていって、中年太りをするのかというと、主な原因は「基礎代謝の低下」にあります。

基礎代謝の低下

基礎代謝とは、じっと座っている時や寝ている間にも常に消費されているカロリーのことで、1日のエネルギー消費量のうち60~70%くらいがこの基礎代謝によって消費されていると言われています。

基礎代謝基準値は年齢と性別で値が決まっているので、ご自身の基礎代謝量は下の表をみて計算してみてください。

「基礎代謝=体重×基礎代謝基準値」で算出することが出来ます。

【基礎代謝基準値】

年齢 男性 女性
18〜29歳 24.0 22.1
30〜49歳 22.3 21.7
50歳以上 21.5 20.7

グラフを見るとわかるように、女性よりも男性の方が、基礎代謝量は高い傾向があります。

そして、年齢によって段々と基準値が下がっているのもわかります。

基礎代謝量は筋肉量に比例し、年を取ると基礎代謝量も落ちていく傾向があります。

そうなんです!基礎代謝量が減少=筋肉量の減少を表しているのです。

基礎代謝の低下は、筋肉量の低下や消化などの代謝が落ちていくということが原因となりますので、筋肉量を落とさない為にも、習慣的な運動で筋肉量を維持すると良いということが表からわかります。

運動不足

運動不足も原因の1つです。

ダイエットを成功させるためには、「消費カロリー>摂取カロリー」を成功させるのが、ダイエット成功につながる基本です。

運動不足は筋力の低下や消費カロリーの減少に繋がりますので、定期的な運動も中年太りを防ぐ上で重要となります。

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ダイエットおいて大切な運動とは?

基礎代謝は年を重ねることにより、基準値とともに下がっていきますが、生活習慣や食事を整えることにより、上げることも可能です。

世の中には、中年太りとは無縁の方も多くいらっしゃいます。

人は、普段から基礎代謝が上がりやすいような生活をしています。何気ない生活のひとつひとつが、実は「中年太りしにくい」習慣につながっているのです。

では、中年太りしない人の習慣とは?次から詳しく見ていきましょう!

監修者 増田さん★管理栄養士 岩川祥子コメント

中年太りとは、年齢とともに基礎代謝が落ちて、痩せにくくなるという現象です。

多くの人に共通しており、昔と同じ生活をしていてもなぜか太りやすいなと感じるのはそのためです。

いつまでも若い時の、食習慣や運動習慣を続けていては太ってしまうのが自然の事なのです。

年齢に合わせて、生活習慣を変化させていくのがダイエットを成功させ、その後もリバウンドなどせずにキープできる秘訣です

「中年太り」を回避する方法5選

よく噛んでゆっくり食べる→1口30回が目標

噛んでたべる

太らない食生活において、「よく噛むこと」はとても効果的です。

それは、2つ効果があります。

①唾液中のアミラーゼが分泌される。→糖質の消化に役立つ

噛むことで、指令が脳内へいき、唾液が分泌されます。
唾液中にはアミラーゼという消化酵素が含まれており、糖質の分解を促進してくれる効果があります。

あまり噛まずに飲み込んでしまうと、アミラーゼの量が少なく、糖質の分解を手助けする酵素が少ない状態になってしまいます。

食事を行う際は、唾液をたくさん分泌するためにもよく噛んで食べましょう。

監修者 増田さん★管理栄養士 岩川祥子コメント

糖質が分解されないと、どのようなことが起こるのでしょうか?

よく噛まずに飲み込むことにより、血糖値が急激に上がることになります。

血糖値の急激な上昇が続くと、太りやすい原因になるだけでなく、膵臓が疲弊して血糖値を下げるインスリンの分泌がうまく機能しなくなり、分泌量が少なくなります。
その結果上がった血糖値を下げられなくなり、「2型糖尿病」と呼ばれる慢性的な高血糖状態になるのです。

糖尿病は、一度診断されたら、完治することはありません。

まだ症状が軽いうちは、食事療法や運動療法でコントロールできますが、それでもコントロールが効かなくなると、薬、注射、透析などと症状は悪化の一途をたどります。

糖尿病の怖いところは、改善が見込めないということです。現状維持が最善の治療方法になってしまうのです。

2型糖尿病は日頃の生活習慣で十分予防できる病気です。

何も無理する必要もありません。質の良い食事を、よく噛んで食べる。

これだけでも十分です。予防のためにも簡単に実践できるので、ぜひお試しください

②満腹中枢への刺激に役立つ→食べる量が減る、食べ過ぎ

よく噛むことで、満腹中枢への指令が早くたくさんいくようになります。

スマホを見ながらや、他に意識を取られながらの食事は、意識が食事に向いておらず、刺激ホルモンも出にくい状況になってしまいます。

食事をする際は、なるべく食事に意識を向けて、噛む回数を意識しながら食べるのが良いでしょう。

目安は、1口30回噛むといいと言われています。

目標は「30回!」目指して頑張りましょう。

飲み物はお水かお茶→ジュースやお酒を控える

水を飲む

こちらも、太らない食生活において重要な項目になります。

飲み物に甘いものやお酒を飲んでいる方は、お水やお茶に変えるだけでもカロリーの減少が見込めます。

特に、飲むということは常に行なっている行為になりますので、1日2リットルを目安として、半分をカフェラテを飲んでいるとしたら、

カフェラテ:1杯(200ml)=140kcal

140kcal×5(1ℓ÷200ml)=700kcal

の削減となります。

1kg減らすのに必要なカロリーは7200kcalなので、10日間カフェラテをお水に変えるだけでも1kg減る計算となります。

お酒ですと、1日3本ビールを飲まれる方ですと、

ビール:1杯(500ml)=200kcal

200kcal×3本=600kcal

7200÷600=12日

12日で1kg削減できる計算となります。

こちらを両方行えば、12日で2kgも減量できる計算となります。

逆に続けていれば、2kg増えてしまうこともあるので、中年太りを気にするのであれば、同じ生活を続けていくわけにはいきません。

運動量を増やして代謝を増やすか、飲み物を水やお茶に変えて、お酒をやめるか減らすような工夫をしたら良いのです。

監修者 増田さん★管理栄養士 岩川祥子コメント

なぜ、体内に貯蔵されている脂肪1kgを消費するには7200kcalが必要になるのでしょうか?

脂肪1gは9kcalなので、1kgの脂肪を消費するには、「9kcal×1000g=9000kcal」となります。が、こちらは、全て純粋な蓄積されている脂肪ではありません。

脂肪細胞という形で体内に存在しており、として蓄えられているので、約8割は脂質ですが、残りの2割ほどは水分や細胞を形成するリン脂質などのさまざまな物質で構成されています。

こちらは人体の構成に必須な脂質となりますので、ダイエットで減らす脂肪の量には換算されません。

これらを踏まえて計算すると、脂肪1kgを消費するのに必要なエネルギーは、9kcal×1000g×80%=約7200kcal 程になります。

腸内環境を整える→発酵食品を食べる

腸内環境を整えることは、代謝を上げることにもつながります。

消化が腸内で負担なく行われるようになるため、代謝も上がるのです。

発酵食品は、腸内細菌を育てます。

腸内細菌には、善玉菌・悪玉菌・日和見菌というように3種類の菌が存在しています。

健康な人で、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=20:10:70の割合で存在しています。

日和見菌は、様子をみて変化する菌ですので、善玉菌が優勢であれば善玉菌の役割をし、悪玉菌が優勢だと悪玉菌の味方をします。

普段は優勢な善玉菌ですが、ファストフードや添加物、人工甘味料などが多い生活は悪玉菌を増やす原因となりますので、悪玉菌が優勢となり、日和見菌が悪玉菌側につき、腸内環境を悪化させてしまいます。

その結果、便秘や下痢、腹痛などの原因になり、免疫力が下がる・痩せにくくなる・肌が荒れるなどの悪影響を及ぼしてしまいます。

善玉菌を育てるためにも、発酵食品はぜひ積極的に摂るようにしてください。

監修者 増田さん★管理栄養士 岩川祥子コメント

善玉菌も悪玉菌もそれぞれ必須の菌となりますが、割合を善玉菌>悪玉菌にしなくてはいけません。

それぞれの役割はどのようなものなのでしょうか?

【善玉菌】

善玉菌は乳酸や酢酸などを作ります。
腸内を酸性にする効果があり、悪玉菌の増殖を抑えて腸の運動を活発にしてくれます。

そのため、食中毒菌や病原菌による感染の予防や、発がん性をもつ腐敗産物の産生を抑制する腸内環境にしてくれます。

また、善玉菌は腸内でビタミンを生成する役割があり、さらに善玉菌の体を構成する物質には、体の免疫機能を高め、血清コレステロールを低下させる効果も報告されています。

【悪玉菌】

悪玉菌は、肉類などのたんぱく質を分解して便を排泄する処理をしています。

生きていくためには悪玉菌も必須の菌となります。大切なのは、悪玉菌を必要以上に増やさないようにすること。

また、「脂質」は悪玉菌のエサとなりますので、脂質の多い食生活は控えるようにしましょう。

運動習慣を身につける→普段の生活でプラスできることをコツコツと

毎日の運動習慣をつけることも、中年太りを防ぐために効果的です。

ジムに通う、筋トレをする。なども良いですが、やはり日常に取り入れられる運動習慣をしていくのがおすすめです。

例えば、1つ手前の駅から歩く、エスカレーターを階段で行く。

普段の買い物をいつもより多めに歩いてみる。

など普段できる方法を追加してみましょう。

20分のウォーキングを30分という風に10分増やすだけでも、33kcalの減少につながります。

これを仕事の行き帰りで1日2回20分増やすと66kcal、20日毎日行うだけで1320kcalの減少に繋がります。

基礎代謝が落ちているので、代謝を上げるためにも1320kcalはあると安心ですので、日頃の活動に運動をうまく取り入れながらダイエットして行くのがおすすめです。

こまめに体型の変化を見る→毎日体重計に乗る

体重計に乗る

こまめに自分の体重や体型を把握するのも、おすすめです。

毎日食べたものを記録するダイエット、レコーディングダイエットが効果あるように、毎日の自身の現状を知るのがおすすめです。

毎日体重を測ると、前日からの変化がよくわかります。

増えていれば、昨日の夜お酒を飲みすぎたかな?昨日のメニューはなんだっけ?など、振り返って次の日の調整に繋がります。

そうです!1日食べ過ぎてしまっても、次の日に調整すれば良いのです。

1日単位でみると辛くなってしまう方は、1週間単位で調整をしようと思って体重コントロールをしていくのが良いですね。

1日で1kg増えてしまったとしても、1週間で元の体重に戻せば問題ないと思って、しっかり毎日の食事や運動習慣を整えていきましょう。

「中年太り」におすすめの食材10選

中年太りの予防に必要なのは、栄養バランスの取れた食生活が必須です。

今回は、特におすすめの食材10選をお伝えします。

良質なタンパク質

赤身肉

牛ヒレや豚ヒレなどの赤み肉がおすすめです。

牛ヒレ肉には100gあたり20.5g、豚ヒレ肉には100gあたり22.8gのタンパク質が含まれています。

タンパク質は、免疫細胞の材料になる栄養素でもあります。

しっかりタンパク質を摂ることで、健康な体、免疫力アップ、美しい肌や髪などに繋がります。

代謝を上げるためにもしっかり、タンパク質量を確保しましょう。

目安としては、1食あたり自分の拳1つ分くらいのお肉量となっています。

大量にというよりは、自分に合った適量をしっかり摂るようにしましょう。

鯖には100gあたり20.6g含まれています。

鯖やさんまなどの青魚は、タンパク質も摂れますし、良質な脂質の摂取も期待できます。
鉄分やEPA、DHAなどの血液をサラサラにする栄養素も含んでいます。

オメガ3という、炎症を抑える効果のある脂を多く含んでおり、アレルギー症状の改善や免疫力のアップにも繋がります。

効率良く鯖の栄養を摂るには、生で食べるのが一番おすすめです。

しかし、生で食べるのは怖いという方もみえるかもしれません。
その場合は、ビタミンDやビタミンEは脂溶性ビタミンですので、油と合わせることで吸収率がアップします。

また、オメガ3であるEPAやDHAは酸化しやすい性質があり、抗酸化作用のあるβ-カロテンを含む緑黄色野菜や、ビタミンEを含むごまやナッツなどと組み合わせるのがおすすめです。

手軽に使える鯖缶もおすすめです。

その場合は、汁ごと使うのがおすすめです。

汁にも鯖の栄養が詰まっていますので、残さず使い切ることがおすすめです。

豆腐

豆腐は大豆からできています。

大豆は、植物性のタンパク質が主成分ですので、大豆製品からもタンパク質を多く摂取することが可能です。

豆腐の種類には、木綿豆腐と絹ごし豆腐とありますが、木綿豆腐の方が大豆が凝縮されている製品ですので、より多くのタンパク質を摂ることが可能です。

ただ、絹ごし豆腐の方にも栄養的にすばらしいところがあり、
木綿豆腐と比較してカロリーは低く、舌触りも軽いです。

料理に合わせて種類を変えるのがいいですね。

また、豆腐はタンパク質以外にも多くの機能性成分を含んでおり、機能性食品に分類されることが多いです。

例えば、脂質代謝に関わるレシチン。

脂肪の蓄積、活性酸素の働きなどに関わるサポニン。

女性ホルモンであるエストロゲンに似た作用が期待できるのと言われている、イソフラボン。

など、様々な効果が期待できます。

発酵食品

納豆

納豆は、大豆からできていることもあり、タンパク質量も多く、そのほかの機能性成分も含まれています。

納豆には、人間の活動に必要な五代栄養素がすべて含まれている上に、食物繊維やレシチン、ビタミンKなども含まれているため、パーフェクトな食品だと言われています。

特に、納豆は発酵食品に分類されるため、腸内環境の改善にも役立ちます。

発酵食品は善玉菌を増やすのに、効果を発揮しますので、そのためにも毎日食べるのが望ましいとされています。

キムチ

キムチには、

  • 乳酸菌
  • ビタミンA
  • ビタミンB群
  • βカロテン
  • カプサイシン
  • 食物繊維

こちらの栄養素が含まれており、腸内環境の改善に役立ちます。

乳酸菌は腸内で悪玉菌の増殖を抑制し、腸内菌のバランスを調整します。

  • コレステロールの低下
  • 免疫機能を高める
  • がんを予防する

など、さまざまな作用があります。

特に、キムチに含まれる乳酸菌は、ラクトバチルスという植物性の乳酸菌です。
ヨーグルトなどの乳酸菌よりも胃酸に強く、腸に生きたまま届きやすいといわれています。

味噌

味噌は日本を代表する発酵食品の1つです。

味噌の主原料は大豆です。

前述したように、大豆は良質な植物性タンパク質の塊です。

それを発酵したことにより、味噌には大豆にはないような他の多くの栄養も含まれています。

発酵によって大豆の少量のアミノ酸やビタミンなどが多量に生成され、栄養的にさらに優れたものに変化しています。

酵素によって加水分解されたたんぱく質はアミノ酸になり、その中には体内で生成されることのできない、食事から摂取しないといけない必須アミノ酸9種類がすべて含まれています。

その他ビタミン、ミネラル、食物繊維、炭水化物など多くの栄養素を含みます。

ひとつの食品でこれほどたくさんの栄養を含むものは、他にありません。

食物繊維

きのこ類

食物繊維は2種類あるとされており、大きく「不溶性食物繊維」「水溶性食物繊維」に分けられます。

食物繊維のうち「不溶性食物繊維」は、その名が示すとおり水に溶けない食物繊維であり、一方の「水溶性食物繊維」は水に溶ける性質をもっています。

食物繊維とは、「人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体」と定義されている栄養素です。

食物繊維は、腸内環境の改善が期待できます。腸の調子を整えると言われています。

比較的、近年発見された素晴らしい栄養素「食物繊維」ですが、うまく活用してダイエットや病気予防に役立てましょう。

食物繊維は野菜類、海藻類、穀類、豆類、きのこ類、いも類などに多く含まれています。

きのこ類は、水溶性食物繊維に分類されます。

水に溶ける水溶性食物繊維は、便に水分を含ませる効果があります。

腸内細菌の餌になるのも、食物繊維の特徴ですので、善玉の腸内細菌を育てるのに適しています。

こちらも普段の食事に積極的に取り入れたい食材です。

海藻

前述したのと同じように、こちらも水溶性食物繊維の代表的な食材です。

きのこ類・海藻類は意識しないと摂取量が少なくなってしまうものなので、味噌汁に入れたり、料理に必ずきのこや海藻をプラスするなど、意識して摂るようにすると良いでしょう。

目安としては、成人男性・女性で1日20gの摂取目標が設置されていますので、1日20g以上を目標に心がけると良いですね。

ビタミン・ミネラル

ビタミン・ミネラルは微量栄養素と言われており、三大栄養素と言われている炭水化物・タンパク質・脂質のような生命活動が主となる栄養素のように多くの量は必要としませんが、生命活動に必要になる栄養素です。

五大栄養素に分類されており、必要なのは少量ですが欠乏すると体に不調が現れる原因となります。

ビタミン・ミネラルは、色々な食材に多く含まれているので、バランスの取れた食生活を送っていれば不足したり過剰になることはありません。

近年、ファストフードやレトルト食品などの加工食品が増えているため、ビタミン・ミネラルは消費が激しくなり消耗が多くなります。

加工食品は食べるのを避けた方が無難ですが、食べてしまった場合は、より多くのビタミン・ミネラルを摂ることで消化と吸収をサポートすることが可能です。

緑黄色野菜

緑黄色野菜は、ビタミン・ミネラルの宝庫です。

特に生で食べるとより多くの栄養が摂取できますので、サラダなどで食べることがおすすめです。

食事の最初にサラダを食べることがいいとされていますが、それはこのためです。

最初にビタミン・ミネラル・食物繊維を摂ることで、その後食べる栄養素の消化吸収をサポートしてくれるのです。

特におすすめの野菜は、

  • ブロッコリー
  • カボチャ
  • 人参
  • キャベツ
  • にら

などです。

ぜひ積極的に食べてみてください。

果物

果物も、ビタミン・ミネラルの宝庫です。

こちらも前述した理由で、食前に食べるのがおすすめです。

特に、朝食や朝一番で食べるとより効果が得られると言われていますので、モーニング果物などもおすすめです。

ダイエット果物の代表格「バナナ」を使ったダイエット方法!
停滞期を素早く抜けるために有効なバナナダイエット

特におすすめの果物は、

  • りんご
  • ブルーベリー
  • クランベリー
  • バナナ
  • みかん

などです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

中年太りを防止する、方法は見つかりましたでしょうか?

どうしても年を重ねると、代謝は落ちてしまうものです。

しかし、毎日の工夫で中年太りとは無縁の生活も無理なく過ごすことも可能です。

基本は、「バランスの取れた食事」「適度な運動」です。

自分に合った、解決策を見つけて毎日を健康に楽しく過ごせると良いですね。

監修者プロフィール 

監修者 増田さん★管理栄養士 岩川祥子

ダイエットの効果が現れるのはいつから?変化を感じる期間を徹底解説!

ダイエット 効果7

監修者:ヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹波 里奈

「ダイエットしよう!」と思う人がまず気になることといえば、効果が出るまでの期間ですよね。

「あんまり長くは頑張れない…」「いつ効果が出るかわからないのは辛い」というダイエッターは少なくないはず。

そこでこの記事では、ダイエットの効果が出るまでの期間やダイエット効果を早く感じる方法を紹介します。

ダイエットの効果が感じられない時の対処方法も紹介するので、ダイエットの結果が出ないという人もぜひ参考にしてくださいね。

ダイエットの効果はいつから感じる?

ダイエット 効果1     「ダイエットの効果はいつから感じる?」という質問に対して、残念ながら明確な答えはありません。

というのも、ダイエットの方法や強度によって体にかかる負荷が変わるため、効果が出るタイミングや効果の出方は大きく異なります。

毎日1時間運動する人と1週間に1回しか運動をしない人とでは、効果の現れ方に差がありそうなのはなんとなくイメージできますよね。

また、元の体型によっても効果の出方は異なるものです。

もともと脂肪が多いタイプであれば比較的ダイエットの効果を感じやすいものの、痩せ型の人がさらにダイエットするのはなかなか難しいもの。

そのため全員に共通する「ダイエットの効果がでる期間」はないのです。

しかし、運動や食事制限などダイエット方法によって多少効果の現れ方に傾向があるもまた事実。

ダイエット方法別の効果の現れ方は、次の項目で詳しく説明していきます。

ダイエット方法別の効果を感じる期間

ダイエット 効果2

筋力トレーニング

「ダイエットしなきゃ!」と思い、筋トレに取り組み始める人は少なくないはず。

そんなメジャーなダイエット方法の一つですが、実は筋トレは効果が現れるまでにやや時間がかかります。

というのも、筋肉量の増加を感じられるまでにかかる期間はおよそ3ヶ月。

「筋肉がついてきたな」と体感するまでにはかなりの時間がかかります。

また、腹筋等の筋肉のラインを出すためには、筋トレと同時に脂肪も落とさなければなりません。

つまり筋トレのみで劇的なダイエット効果を感じるのはやや難しく、できたとしても3ヶ月以上はかかると思っておくといいでしょう。

有酸素運動

ダイエット方法として筋トレと同じくらい人気なのが「有酸素運動」。

ウォーキングやランニング、ダンスやエアロビクスなどテンポよく呼吸をしながら行う運動のことです。

こちらは運動内容によって効果の現れ方が大きく異なりますが、共通するのは「すぐに効果は現れない」ということ。

脂肪が多い人は比較的早く効果を感じることができるかもしれませんが、最低でも効果が現れるまでに1ヶ月くらいはかかると心得ておきましょう。

ただ、体感的な体の軽さや目覚めの良さなど、ダイエット以外の効果はすぐに感じられる可能性があります。

ヨガやストレッチ

ヨガやストレッチなども大変人気のダイエット方法の一つですが、実はこれらはあまり短期的な効果は期待できません。

ヨガであればある程度筋力を使うものの筋トレよりも負荷は小さく、有酸素運動の一種ですが心拍数は上がりにくいため脂肪燃焼には不向き。

したがって長期的な目で見ても、体重の変化は感じにくいダイエット方法と言えます。

しかし、体の歪みが整うことで血流がスムーズになったり内臓機能が活性化されたりすることで代謝が良くなり、“ダイエット効果が現れやすい体”を作るためには非常に有効です。

直接的なダイエット効果を期待せず、ダイエットのサポートとして捉えておくといいでしょう。

食事管理

糖質制限、脂質制限

糖質や脂質など一定の栄養を制限する食事管理は、早ければ1〜2週間程度で体重に変化が現れる可能性があります。

毎食制限するのか、どれくらい制限するのかによって効果の現れ方は異なりますが、比較的効果を感じやすいと言えるでしょう。

しかし、過度に制限しすぎると疲労感を感じたり代謝が落ちたりと様々な不調を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

ファスティング

「ファスティング」とは「断食」のこと。

一定期間は固形物を摂らず、水や専用のドリンクのみで過ごします。

体の中に溜め込んだ不要なものが排出されやすくなり、かつ固形物を摂らないため数日で体重が激減する可能性大。

しかし、ファスティング時の生活やファスティング後の食事など専門的な知識が必要とされるため、行う際は注意が必要です。

カロリー制限

1日の摂取カロリーを制限するダイエット方法は、早ければ1週間程度で体重が減りはじめる可能性があります。

といっても、これは現在食べ過ぎ傾向にある人のみ。

実際のところ脂肪1kgは約7200kcalなので、1日200kcalずつ摂取カロリーを減らすと1ヶ月半くらいで脂肪が1kg減る計算になります。

また、極度のカロリー制限は筋肉が減ってしまう可能性もあり、体重は減るものの健康的な痩せ方をしない可能性も高いです。

筋トレや有酸素運動など他のダイエット方法と組み合わせると、効果をより早く的確に感じられるでしょう。

日常生活の運動量アップ

特別な運動や食事管理をせず、歩く時間を増やしたり姿勢を正したり日常生活での活動量を増やすのもダイエット方法の一つです。

しかし、これらはあまり体に大きな負荷がかからないため、短期的な効果を感じるのは難しいでしょう。

3ヶ月や半年など、それなりに時間がかかります。

こちらも運動や食事管理など他のダイエット方法と組み合わせることで、効果を早く感じられる可能性が高いです。

監修者 丹波さんヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈コメント

いずれのダイエット方法も、強度や頻度、制限の度合いによって効果の現れ方は大きく異なります。

運動強度を高めたり極端な食事制限をしたりすれば効果は早く現れるかもしれませんが、その分、体に与える負担は大きいもの。

せっかく痩せたとしても、その後体調を崩してしまうこともあるでしょう。

ダイエット方法にかかわらず、強度や制限はほどほどにしておくのがベストです。

辛いと思わない程度、もしくは少し頑張ればクリアできる程度の運動強度や食事のルールを設け、なるべく長く継続できるようにしましょう。

すると、ダイエットを成功させやすくなりますよ。

ここまで、ダイエット方法別に期間や効果について見てきましたが、いかがでしたでしょうか?

継続することが難しいがゆえに、途中で断念してしまう方も多いはずです。

そこで!この記事の最後の方で、あなたにとって一番良いダイエット方法やトレーニング方法を教えてくれるおすすめのジムをご紹介しているので、

是非一度ご覧になってみて、ダイエットを成功させるための環境を見つけ出してみてください!

ダイエットをすると感じられる減量以外の効果とは?

ダイエット 効果3

不定愁訴の改善

ダイエットの効果が現れるのは、体重だけではありません。

特に、体を動かすダイエットをしている場合は全身の血流が良くなるため、肩こりや首のこり、腰痛といった不定愁訴を改善することができます。

また、これらの改善効果は体重の減少よりも早く感じられる可能性が高いです。

早ければ当日や翌日に変化を感じられることもあります。

姿勢の改善

体を動かすことで筋力がついたり、歪みが取れたりすると、姿勢が改善されることがあります。

背筋が伸びるとはつらつとした印象になるため、見た目の変化は感じやすくなるでしょう。

姿勢が良くなると内臓が正しい位置に治りやすくなり、内臓の働きが良くなることで代謝が上がるというメリットも。

結果的にダイエットのサポートになる可能性も高いです。

冷えやむくみの改善

前述の通り、筋肉がついたり歪みが解消されたりすると血流が良くなります。

すると、冷えやむくみといった悩みも改善される可能性大。

体温が上がれば代謝が高まり、むくみがとれれば見た目がすっきりして見えるため、ダイエットにも役立ちます。

代謝の改善

血流が良くなる、老廃物がデトックスされる、体温が上がるなどした結果、体重に変化は見られずとも代謝は高まります。

すると徐々に脂肪を燃やしやすい体になるなど、ダイエットの効果が現れやすい体へと変わるでしょう。

気持ちの変化

定期的に運動をすると、自律神経が整いやすくなります。

その結果精神的に安定したり、気持ちが穏やかになったりと心理的な変化を感じられる可能性も高いです。

また、食事の意識を高めることでも自律神経や内臓機能が整いやすくなり、結果的に気持ちの落ち着きや清々しさを感じることがあるでしょう。

監修者 丹波さんヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈コメント

「ダイエット」というと体重の増減に執着してしまう方も多いと思いますが、実は不定愁訴の緩和や姿勢の改善など、体には様々な変化が起こっています。

といっても「肩こりが治ったって痩せなきゃ意味がない!」なんて思う方もいるかもしれませんね。

しかし、肩こりが解消されれば血流が良くなるため、体の代謝が高まり結果的に痩せやすくなることもあります。

つまり体重の増減以外の変化も、ダイエットを成功させるには見逃せないのです。

体重の増減に一喜一憂せず、その他の体の変化にも目を向けるようにしてみてくださいね。

そして、変化に気づいた場合は思い切り喜びましょう!

ダイエットの効果を早く感じるためには?

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いくつかの方法を組み合わせる

ダイエットの効果をより早く感じたい場合は、いくつかのダイエット方法を組み合わせることがポイントです。

例えば筋トレだけでなく有酸素運動も行うと、筋肉量を増やしながら脂肪を減らすことができるため、体重の変化も見た目の変化も現れやすくなります。

また、運動と食事制限を組み合わせるのもおすすめです。

タンパク質を多めに取り入れれば筋肉の生成が促されたり、消費カロリーが上回るようカロリーを制限すれば脂肪が減りやすくなります。

どれか一つの方法だと飽きてしまったり、効果が出ないと挫折しやすくなってしまうため、無理なく続けられそうなものを二つくらい組み合わせると良いでしょう。

体の変化に敏感になる

体重に変化がないとがっかりしてしまうかもしれませんが、運動をしたり食事を意識したりすれば多少なりとも体は変化します。

その変化に気づくことができれば、モチベーションが高まりやすくなるものです。

「少し体が軽くなった気がする」「朝起きるのがラクになった気がする」など、どんな小さなことでもOK。

変化に気がつくことでダイエットが楽しくなり、継続することができるようになるでしょう。

体重だけでなく体脂肪率をチェックする

数字にこだわりたい方は、体重だけでなく体脂肪率をチェックしましょう。

というのも、筋肉は脂肪よりも重いため、筋トレを続け筋肉が増えると一見太ったように感じることがあります。

しかし体全体の脂肪の割合は減っているため、体脂肪率は減少しているはず。

また、筋肉量のみ・体脂肪量のみを図れる体組成計があればそちらの利用もおすすめです。

体重全体の変化はなくとも、筋肉量・体脂肪量の変化を感じることができるため、モチベーションが高まりやすくなります。

自分の正確な体脂肪率を知りたい方はこちら!
体脂肪率を正しく計算してダイエットや体型維持に活用する方法を知っていますか?

ダイエットの効果を感じられない場合は?

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強度を見直す

筋トレや有酸素運動を頑張ってもダイエット効果が現れない場合は、運動の強度を見直しましょう。

トレーニングの場合は強度が弱すぎると筋力アップしにくく、その分体も引き締まりにくくなります。

また、有酸素運動の場合は強度が高すぎると心肺機能が高まり、脂肪が燃えにくくなっているというケースも考えられます。

それぞれ目的にあった強度をこなせているか確認するといいでしょう。

頻度を見直す

運動の強度だけでなく、頻度を見直すことも大切です。

というのも、「痩せたい!」と頑張りすぎると体は疲れていく一方。

すると体が守りに入ってしまい、脂肪を燃やしにくくなったり代謝を下げたりすることがあります。

「運動しないと不安」という方も少なくないと思いますが、筋トレの理想は2〜3日に1度。

もしくは毎日同じ部位を鍛えず、パーツごとに行うのもおすすめです。

有酸素運動の場合は毎日行ってもOKですが、あまりにも疲れが残るようなら見直しましょう。

ダイエット方法を改める

「どんなに頑張っても痩せない!」という場合は、ダイエット方法を見直すのがおすすめです。

向いていないダイエットは、いくら頑張っても効果が出にくいものです。

筋トレで効果が出ないなら有酸素運動、運動で効果が出ないなら食事管理にするなど、今行なっているダイエット方法から別の方法に切り替えてみてください。

すると体に新たな刺激が加わり、効果を感じやすくなることがあります。

無理をしない

「痩せないから」と無理をしてしまうと、体だけでなく心まで壊してしまうことがあります。

そうなってしまっては元も子もありません。

「どうして痩せないんだろう?」というプレッシャーはかなりの心理的ストレスになります。

一度ダイエットから離れる、ダイエット方法を変える、強度を落とすなどして心を休ませましょう。

本当に痩せる必要があるかを考える

ダイエットの効果が出ない場合、それは「それ以上痩せる必要がない」という体からのサインである可能性もあります。

アスリートやモデルなど特別な職業についている場合は別ですが、そうでないなら本当に痩せる必要があるのか一度考え直してみましょう。

前述の通り、無理なダイエットは体も心も壊します。

標準体重、理想体重などを調べ、痩せるべきか否か改めて検討しましょう。

監修者 丹波さんヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈コメント

運動の強度や頻度、食事制限の内容は、自分一人で決めるのはなかなか難しいものです。

どうしてもうまくいかないようであれば、専門家に相談するのもいいでしょう。

近所のフィットネスクラブに通いトレーナーに相談してみる、パーソナルトレーニングを受けてみる、オンライン相談できるフィットネスツールを活用するなどして、ぜひプロに頼ってみてください。

すると、今よりずっと効率よくダイエットできるかもしれません。
また、痩せたい気持ちはよくわかりますが、痩せすぎはご自身のためにもNGです。

現在痩せる必要がない体型の方は、今の体型をキープすることを意識したトレーニング方法や食事方法に切り替えましょう。

ダイエットの注意点

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体重が減ればいいというわけではない

「ダイエット=体重を減らすこと」と考えがちですが、体重を減らすことが正解ではありません。

例えば5kg減ったとしても、それがすべて筋肉だったら代謝は下がる一方。

巡りの悪い体になり、再び体重が増加したり体調不良を引き起こしたりする可能性が高いです。

体重が減った場合は、減ったのが体脂肪であるかどうかを確認しましょう。

特に、食事制限をする場合は筋肉が落ちやすいので注意するといいでしょう。

極度な食事制限はしない

前述の通り、過度な食事制限は心身の不調を引き起こします。

糖質を制限しすぎると体を動かすエネルギーがなくなってしまい代謝が下がったり、脂質を制限しすぎるとエネルギーがなくなるだけでなく体の巡りがわるくなったりします。

また、過度なカロリー制限も危険です。

制限しすぎることで体が危険を察知し、脂肪を溜めこうもうとする可能性があります。

すると「食事制限をしているのに痩せない!」とストレスを感じ、摂食障害などに陥ってしまうケースも考えられます。

心身のためにも、極度の食事制限はやめましょう。

食事制限に関する詳しい内容はこちら!
そのダイエット方法危険かも!間違った食事制限について徹底解説!

ダイエット情報に振り回されない

最近はSNS等でダイエット情報に触れる機会が増えています。

しかし、前述の通り痩せるまでの期間や効果の出方は人それぞれ。

他人が発信するダイエット情報を鵜呑みにしすぎると、焦ってしまったりストレスを感じたりすることがあります。

特にSNS等で発信されている情報は「7日で5kg痩せる!」など誇張されたものや極端なものが多いです。

参考になるところは参考にしつつも、信じすぎたり振り回されたりしないように注意しましょう。

体に異常が出たらすぐにやめる

良い変化ではなく、体に異常が出た場合はすぐに取り組んでいるダイエットをやめましょう。

体質に合っていない、強度が高すぎる可能性があります。

筋肉痛くらいであれば様子を見ながらトレーニングを続けても問題ありませんが、それ以外の体の痛み、貧血、湿疹などが出た場合は要注意。

また、女性の場合は月経が止まったり月経周期が乱れたりしたら早急にダイエットを控えましょう。

体重が減り「ダイエットに成功した!」と思うかもしれませんが、体には大きなストレスが加わっている可能性が高いです。

ダイエットをする場合は体重の変化だけでなく、体調の変化にも気をつけながら行いましょう。

監修者 丹波さんヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈コメント

ダイエットの成功は、単純に体重を減らすことではありません。

「健康を保ったまま体重を減らすこと」が重要なポイントです。

例え5kg痩せたとしても、内臓や骨がボロボロになったりメンタル的に不安定になっていたりしたら成功とはいえませんよね。

本当の意味でダイエットを成功させるためには、無理をしないことが一番。

「痩せなきゃ」と焦る気持ちがあるとどうしても過度なダイエットをお実践しがちですが、極端なダイエットは心身を痛めつけるだけです。

必要以上の辛さを感じたり体に異常を感じたりしたらすぐに中止し、ダイエット方法や強度を見直すよう心がけてくださいね。

まとめ

ダイエットの効果がいつから現れるかは、人によって大きく異なるもの。

体重の変化を気にしすぎず、楽しみながら取り組むと良いでしょう。

また、ダイエットの効果が現れるのは体重や見た目だけではありません。

体感的な体の軽さ、冷えやむくみの緩和、汗のかきやすさなどいたるところに現れます。

そういったちょっとした変化を楽しむがダイエットを成功させる鍵。

数字だけに執着しすぎず体の変化を楽しめるようになると、目標を達成しやすくなりますよ。

最後に、ダイエットの効果をしっかりと感じながら痩せたい方は、パーソナルジムがおすすめです!

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監修者プロフィール 

監修者 丹波さん★ヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈

  • フィットネス指導歴12年
  • RYT200、RPYT85(マタニティヨガの資格)取得。
  • レイキセラピスト取得
  • 学生時代、4年間インストラクターとして活動。
  • 現在は、ヨガインストラクターとしての活動以外にパーソナルトレーナーとしても活動。

筋トレの効果はいつからわかる?期間や効果がわかりやす場所を解説!

筋トレ 効果5

監修者:ヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹波 里奈

「筋トレを始めたいけど、効果っていつから出るの?」と気になっている人は多いはず。

ゴールが見えないとモチベーションが上がらないという方もいるかもしれませんね。

今回はそんな方に向け、筋トレの効果が現れるまでの期間や効果を感じるポイントなどをご紹介します。

効果を感じやすい筋トレ方法や効果が感じられない時の対処方法も紹介するので、現在筋トレ中の方もぜひ参考にしてくださいね。

筋トレの効果が現れるのはいつから?

筋トレ 効果1  残念ながら、筋トレの効果は1日や2日では現れません。

筋トレをした直後は「パンプアップ」といって筋肉がやや肥大することがありますが、実際に「筋肉がついてきたな」と実感できるようになるまでの期間はおよそ3ヶ月ほど。

少しずつ筋肉のラインが見えるようになったり、体組成計で測ると筋肉量が増えていたりするのがわかるでしょう。

また、他人から見て「筋肉がついたな」とわかるようになるまでの期間は、およそ6ヶ月が目安です。

数値に変化が現れるのは3ヶ月、見た目に変化が現れるのは約半年と心得ておきましょう!

 

筋トレの効果を早めたいという方はパーソナルジムに通うことをおすすめします!

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効果が現れやすいパーツは?

筋トレ 効果2

筋肉には、効果が現れやすいパーツと効果が現れにくいパーツがあります。

まず、効果が現れやすいのは主に「大筋群」と呼ばれる大きな筋肉たち。

単純に大きさがあるため、鍛えやすく代謝が上がりやすい傾向にあります。

また、大筋群の中でも体の背面にある筋肉より正面にある筋肉の方が意識的に鍛えやすいもの。

そのため、胸の筋肉である「大胸筋」、太ももの筋肉である「大腿四頭筋」は筋トレの効果を感じやすいと言えるでしょう。

続いて効果を感じやすいのは、脂肪が少ない部分の筋肉たち。

通常、筋肉の上に脂肪がついているため、脂肪が少ないところの筋肉は鍛えると筋肉のラインが見えやすくなります。

具体的には肩の筋肉である「三角筋」、力こぶにあたる「上腕二頭筋」などは筋トレの効果を感じやすいでしょう。

監修者 丹波さんヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈コメント

「シックスパック」と呼ばれる「腹直筋」も体の前面にある大筋群。

しかし、こちらはなかなか筋トレの効果を感じにくいパーツです。

といっても、筋トレの効果が現れにくい筋肉というわけではありません。

お腹まわりにはたっぷり脂肪がついているという人が多いため、シックスパックのラインが見えるようになるまではやや時間がかかるのです。

腹直筋の筋トレだけでなく、お腹まわりの脂肪を減らすようなトレーニングも一緒に行うようにすると、より早く綺麗なシックスパックに出会うことができますよ。

ちなみに「シックスパック」と呼ばれますが、しっかり鍛えると8つに割れるのでぜひ目指してくださいね!

効果を感じるポイントは?

筋トレ 効果3

筋肉量

筋トレの効果を感じるポイントとしてまず挙げられるのが「筋肉量」です。

「筋肉量」とは、その言葉通り体にある筋肉の重さのこと。

「kg」で表され、筋肉が増えれば数値が上がり、筋肉が減れば数値が下がります。

家庭用の体組成計でも測定できるものがあるほか、フィットネスクラブ等ではより精密に測定できる体組成計を完備していることが多いです。

体のパーツ別に筋肉量を測ることができる体組成計もあり、より細かく筋トレの効果を知ることができます。

体脂肪率

筋肉量を測ることができない方は、「体脂肪率」の変化でも筋トレの効果を感じることができます。

「体脂肪率」とは体を占める脂肪の割合を表した数値なので、体脂肪率が低くなっていればある程度筋トレの効果があったと考えても良いでしょう。

ただ、あくまで脂肪に関わる数値であるため、脂肪が減った理由が「筋肉が増えたから」なのか「単純に脂肪が減ったから」なのかまではわかりません。

より正確に知りたい方は、筋肉量が測れる体組成計を活用しましょう。

見た目

数値以外で筋トレの効果を感じるポイントは、「見た目」です。

他人が変化を感じるようになるまでは半年ほど説明しましたが、それはシルエット全体の変化を指しているから。

胸に筋肉のラインが見える、力こぶがモリッとしてくるなど、洋服の下に隠れている筋肉の変化はもう少し早く感じられることもあります。

筋トレを始めた日の体を写真に撮るなどして残しておくと、より変化を感じやすくなるでしょう。

汗のかきやすさ

筋肉の量と基礎代謝量は比例するといわれています。

つまり、筋肉が増えると生み出される熱も増えるということ。

もう少しわかりやすくいうと、体が温まりやすくなることで汗をかきやすくなります。

「いつもより汗をかきやすくなったかも?」と思ったら、筋トレの効果が出ていると考えても良いでしょう。

体の冷え

前述の通り、筋肉が増えると体が温まりやすくなります。

また、筋肉は血液の循環を助けるポンプのような役割も果たしているため、筋肉が増えると血行が良くなることもあります。

血行が良くなると指先や足先などにも温かい血液が巡るようになり、体が冷えにくくなるでしょう。

いつも冷たい手足が少し温かくなっていたら、筋トレの効果が現れていると言えます

効果を感じられない場合の対処法

ダイエット 効果6

頻度を見直す

筋トレの効果が感じられない場合は、まずはトレーニングの頻度を見直しましょう。

筋トレは毎日行えば効果を実感できるというわけではありません。

毎日同じ部位を鍛え続けると疲労が蓄積されてしまい、かえって逆効果になってしまうことがあります。

おすすめは2〜3日に1回トレーニングを行うこと。

毎日行いたい場合はトレーニングをする部位を日毎に分け、各パーツを2〜3日おきにトレーニングできるようスケジューリングしましょう。

筋トレの適切な頻度を知りたい方はこちら!
筋トレの適切な頻度はどれくらい?

強度を見直す

筋トレの効果が現れない場合は、強度を見直すことも大切です。

軽い負荷で筋トレを続けても、筋肉を肥大させることはできません。

決められた回数をギリギリこなすことができるくらいの重さで行うのがベストです。

また、その負荷に慣れてきたら少しずつ負荷を高めることも重要なポイント。

トレーニングがラクにできるようになってきたら、その都度強度を見直しましょう。

回数を見直す

強度だけでなく、各トレーニングを行う回数も重要です。

筋肉を肥大させたい場合、1セットあたりの回数が多すぎると効果を感じにくいことがあります。

おすすめは1セットあたりを8〜10回、それを2〜3セット行うこと。

そして前述の通り、8〜10回をギリギリこなすことができる重さで行いましょう。

反対に、細マッチョを目指したい男性やキュッと引き締まった体を作りたい女性は、回数をやや多めにするのがポイント。

1セットあたり10〜15回、それを2〜3セット繰り返すといいでしょう。

フォームを見直す

頻度、強度、回数が適切であっても、フォームが間違っていると、筋トレの効果を思うように感じることができません。

狙っているパーツではない部分が大きくなったり、変な筋肉のつき方をしてしまったりする可能性があります。

鏡の前でフォームを確認しながら筋トレする、フィットネスクラブに通うなどして、正しいフォームを身につけましょう。

脂肪を落とす

「筋肉のラインが見えない」という場合は、脂肪が多い可能性が考えられます。

筋肉は脂肪に覆われているため、脂肪が多ければ筋肉のラインは見えないままです。

脂肪を燃焼させるためには、筋トレよりも有酸素運動が効果的。

ウォーキングやランニング、ダンスエクササイズなどを取り入れて、脂肪燃焼も狙いましょう。

落としづらい厄介な皮下脂肪の落とし方を知りたい方はこちら!
皮下脂肪を落とすには?つきやすい場所や落とし方を解説します

タンパク質を摂る

筋肉を肥大させるためには、食事による栄養管理も重要です。

その中でも特に積極的に摂りたい栄養素が「タンパク質」。

タンパク質は筋肉の材料となる大切な栄養素なので、特に筋トレをした後は積極的に取り入れましょう。

おすすめの食材は肉、魚、卵など。

植物性食品から取り入れたい方は大豆製品の摂取がおすすめです。

また、筋トレの後に手軽に取り入れるならプロテインの活用がおすすめ。

筋トレ後30分はゴールデンタイムと言われており、プロテインならスムーズに摂取することができます。

プロテインにも様々な種類やフレーバーがあるため、自分に合うものを探しましょう。

監修者 丹波さんヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈コメント

トレーニングの強度や回数の設定、正しいフォームの確認などを一人で行うのはやや難しいものです。

闇雲に行い「効果が出ない」と嘆く前に、パーソナルトレーニングやフィットネスクラブを活用しましょう。

特に、初心者の方は初めのうちはトレーナー等のプロと一緒に筋トレするのがおすすめです。

その後トレーニングに慣れてきたり、正しいフォームが身についてきたりしたら、個人でトレーニングするのも良いでしょう。

時間がなくてジムに通えないという方は、オンラインフィットネスの活用がおすすめ。

YouTube等を活用する場合はしっかりと鏡を見ながら筋トレを行い、フォームがあっているか否か確認してくださいね。

筋トレの効果を高める方法

筋トレ 効果4

有酸素運動の日を設ける

筋トレの効果を高めるためには、筋トレだけでなく有酸素運動の日を設けるのがおすすめです。

脂肪が多いと、いくら筋トレをしても筋肉の綺麗なラインは見えません。

あまり強度の高くない、脂肪燃焼に適した有酸素運動を取り入れて、脂肪を減らしましょう。

また、筋トレの日と有酸素運動の日は分けるのがベスト。

筋トレの後の有酸素運度は脂肪が燃えやすくなると言われていますが、筋肉の生成をストップさせてしまう一面もあるので注意が必要です。

しっかりと休養をとる

毎日筋トレを続けると筋肉が疲れてしまい、正しいフォームで筋トレをすることができなくなります。

筋肉はトレーニング後およそ48〜72時間で回復すると言われているので、2〜3日休むよう心がけましょう。

また、48〜72時間後は一時的に筋肉の量がトレーニング前よりも増える「超回復」という現象が起こります。

この間にトレーニングをすると、さらなる筋肥大にとても効果的。

超回復を活用するためにも、しっかりと休養をとることがおすすめです。

毎日トレーニングを行う場合は上半身と下半身に分ける、もしくは筋トレを休んで軽めの有酸素運動の日を設けるようにすると良いでしょう。

ルーティン化する

筋トレはできるだけコンスタントに行うことが大切です。

気が向いた日だけ行うよりは、ルーティン化した方がベター。

筋トレの時間を心配する方も多いですが、基本的には朝・昼・晩のいつ行なっても効果に大きな変化はありません。

ルーティン化されていれば体が適応していくため、余計な疲労や痛みを感じずにトレーニングを続けることができるようになります。

 

ただ、ルーティン化するまでが難しいですよね、、

そんな方はパーソナルジムという選択肢もありますので以下参考にしてみてください。

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空腹の状態で行わない

トレーニングを行う場合は食後がおすすめです。

空腹の状態で行うと、体は体を動かすエネルギーとして筋肉を分解してしまうことがあります。

おすすめのタイミングは食後1〜2時間後。

それだと時間的に厳しいという方は、消化が良く30分程度でエネルギーに変わるバナナなどを食べから行うと良いでしょう。

食後、満腹の状態で行うと消化不良等を起こす可能性があるため、注意してくださいね。

普段の食事にも気をつける

筋トレをしていても、普段の食事が脂質たっぷりであったりカロリーオーバーであったりすると、筋トレの効果を感じにくくなります。

少しだけ脂質を控える、カロリーを摂りすぎないなど、普段の食事にも気を配りましょう。

また、控えるだけでなく積極的な栄養摂取も大切です。

特にタンパク質は筋トレに欠かせない栄養素の一つ。

肉、魚、卵、大豆製品などを積極的に取り入れ、筋肉をいたわる食生活を心がけましょう。

監修者 丹波さんヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈コメント

タンパク質の目安の摂取量は、普通の生活をしている人で「体重×1g」。

活動量が多い方や筋トレをした日などは「体重×2~3g」を摂ってもいいでしょう。

最近ではプロテインが摂れるドリンクやスイーツ等をコンビニで手軽に手に入れることができるため、それらを活用するのもおすすめです。

市販品であればタンパク質の含有量も確認できるので、筋トレを始めた方はぜひタンパク質の摂取量にもこだわりましょう。

ただ、あまり筋トレをしていないのにタンパク質ばかり増やすのはNG。
肝臓に負担がかかってしまいます。

筋トレをした日はやや多め、筋トレをしていないは平均量にするなど、メリハリをつけてくださいね。

まとめ

筋トレは、あらゆるダイエットの中でも効果を感じるまでにやや時間がかかるかもしれません。

ただ、続けることで必ずと言っていいほど体の変化を感じることができます。

今回は筋肉量や見た目はもちろん、汗のかきやすさや冷え症の改善などもその一つです。

血流が良くなるため、肩や首のこり、腰痛などが改善される人もいるでしょう。

そんな筋トレの効果を感じやすくするコツは、正しいフォームで自分に合う強度をこなすこと

また、食事面からのアプローチを欠かさないことです。

まずはトレーニングだけでも構いませんので、理想の体を目指して頑張ってくださいね。

それでもなお、ダイエットの効果を実感できない方は、そもそも自分の身体に合ったトレーニングを選定できていない場合があります。

そんな方は、最近話題のパーソナルトレーニングに相談してみるのもいいですね!

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監修者 丹波さん★ヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈

  • フィットネス指導歴12年
  • RYT200、RPYT85(マタニティヨガの資格)取得。
  • レイキセラピスト取得
  • 学生時代、4年間インストラクターとして活動。
  • 現在は、ヨガインストラクターとしての活動以外にパーソナルトレーナーとしても活動。

フラフープでダイエットできる?効果や方法を解説!

フラフープ ダイエット 6

監修者:ヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹波 里奈

「フラフープ」と聞くと、新体操の選手や子供の遊びを思い浮かべる人が多いかもしれませんね。

しかし、ダイエットにも効果的だとご存知ですか?

しかもとても手軽で簡単!

この記事ではフラフープダイエットの効果やメリット、やり方を解説しますので、「ダイエットしたい!」と思っている方はぜひ参考にしてくださいね。

フラフープダイエットって?

フラフープ ダイエット 1

「フラフープダイエット」とは、その名の通りフラフープを使ったダイエットのこと。

フラフープを一定のスピードで一定の時間回すことで、ダイエット効果を感じることができます。

フラフープダイエットを始めるにあたって必要なものは、フラフープのみ。

誰でも始めやすく動作も単純なので、運動に慣れていない方でも気軽に取り組みやすいダイエットといえるでしょう。

フラフープダイエットのメリット

フラフープ ダイエット 2

時間や場所を選ばずにできる

フラフープダイエットの最大のメリットは、時間や場所を問わずにできるということ。

フラフープさえあれば、朝でも夜でも気が向いた時に行うことができます。

フィットネスクラブやトレーニングジムに行くとなると、ある程度身なりを整える必要がありますが、フラフープダイエットならその必要もありません。

基本的には家で行うため、服装もメイクも気にせずにいつでもできます。

天候に左右されない

フラフープダイエットは室内で行うことが多いです。

そのため、雨の日でも風が強い日でも天候を気にせず行うことができるのは大きなメリットの一つといえるでしょう。

ランニングやウォーキングなど屋外で行うトレーニングは天候によって中止せざるをえませんが、フラフープダイエットならどんな天気でもできるため続けやすいのです。

コストパフォーマンスが良い

フラフープダイエットに必要なのは、フラフープのみ。

スポーツウェアやスポーツシューズ、ダンベル等、その他のフィットネス用品は必要ありません。

そのため、コストパフォーマンスが非常に高いのも魅力的なポイント。

フラフープも安いものであれば1000円前後で購入できるため、コスパは抜群です。

フラフープダイエットの効果

フラフープ ダイエット 3

脂肪燃焼

フラフープダイエットは有酸素運動の一種であるため、脂肪燃焼に効果的です。

ポイントはフラフープを回している間の心拍数に注目すること。

心拍数100〜120をキープしながら行えば、余分な脂肪を燃やすことができます。

内臓機能の活性化

フラフープを回すとお腹まわりに刺激が加わるため、内臓機能が活性化されます。

内臓の働きが活発になれば、消化機能のアップ、便秘の解消などの効果が期待でき、体の内側からキレイになれるでしょう。

また、便秘が解消されることで便秘によるぽっこりお腹を解消することもできます。

ウエストのシェイプアップ

フラフープを回そうとすると、腹筋をはじめとするお腹まわりの筋肉が使われます。

そのため、フラフープダイエットはウエストのシェイプアップにも効果的です。

お腹まわりを引き締めたい方、くびれが欲しい方におすすめのダイエット方法といえるでしょう。

インナーマッスルの強化

フラフープを回す動作は、体の奥深い位置にある「インナーマッスル」の強化にも効果的です。

インナーマッスルとは内臓を支えたり姿勢を保ったりする筋肉のこと。

強化されることで内臓機能の活性化や姿勢改善も期待できます。

骨盤の歪み解消

フラフープを回すために最も動かすのが腰回りです。

そのため、骨盤を取り囲む筋肉のストレッチや活性化に効果的。

左右均等に回せば筋肉の緊張が緩和されるため、骨盤の歪みの解消にもつながります。

不定愁訴の改善

上半身と下半身を繋ぐ役割を果たしている骨盤が整うと、全身の歪みが緩和されやすくなります。

すると全身の血流が良くなるため、首や肩のこり、腰痛など不定愁訴の改善にも効果的。

フラフープが筋肉に触れることによるマッサージ効果も相まって、体全体がスッキリするでしょう。

むくみ・冷えの改善

前述の通り、フラフープダイエットは血行促進に効果的。

そのため、続けることで体のむくみや冷えを改善することができます。

体を温めるイメージ、筋肉を活性化させるイメージで取り組むとより効果的です。

フラフープダイエットのやり方

フラフープ ダイエット 4

【やり方】

  1. 足を前後に開いて立ち、フラフープを腰に当てる
  2. 手でフラフープを回す
  3. 2と同時に腰を動かし、フラフープを回し続ける
  4. 5分〜10分ほど行う
  5. 足を入れ替え、反対回しも同様に行う

【ポイント】

  • 足は前後に開かず、腰幅に開いた状態で行ってもOK
  • 必ず左右同じ時間だけ回す
  • 動作中はお腹に力をいれたまま行う

監修者 丹波さんヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈コメント

脂肪を燃やしたいと思っている方は、トータル20分以上の運動がベスト。

一般的に、脂肪は有酸素運動を始めてから20分以上経つと燃え始めると言われています。

これまでは「脂肪燃焼には有酸素運動の20分以上の継続が必須」と言われていましたが、最近は「合計20分以上であれば一定の効果がある」ということがわかりました。

まとめて時間を取るのが難しい場合は、朝10分、夜10分と数回に分けて行っても構いませんので、ぜひトータル20分以上フラフープを回すことを目標に取り組んでみてくださいね。

歪み解消など脂肪燃焼以外を目的として取り組む方は、心地よいと感じる時間を目安に行いましょう。

フラフープダイエットの注意点

フラフープ ダイエット 5

同じ方向ばかり回さない

フラフープダイエットを行うときは、右回りと左回りを同じだけ行うことが大切です。

得意な方向と不得意な方向があるかもしれませんが、それは現在の体に歪みがある証拠。

苦手な方も「苦手だから…」と避けるのではなく、得意な方と同じくらいの時間行いましょう。

回す方向の偏りはさらなる歪みを招く可能性があるので要注意。

また、これは足元も同じです。

足を前後に開いて行う場合は同じ足を前に出すのではなく、必ず前後を入れ替えましょう。

お腹の力を抜かない

フラフープダイエットは、単にフラフープを回せばいいかというとそうではありません。

お腹まわりや体幹の筋肉を強化するためには、腹圧をかけた状態で行うのが理想的です。

ポイントはお腹に軽く力を入れた状態で行うこと。

息をしっかりと吐き切り、お腹を薄くした状態=腹圧がかかった状態で行いましょう。

装飾の多い洋服は避ける

フラフープダイエットは基本的にどんな服装で行っても問題ありません。

しかし、お腹まわりの装飾が多い服だと、フラフープを回すときに引っかかったり回しにくかったりする可能性があるため、避けたほうがベター。

ラインストーンやフリルが施された服、ポケットがある服は可能であれば控えましょう。

周囲の安全に気をつける

フラフープダイエットを行う際は、周囲の安全に配慮しましょう。

勢いよく回しているフラフープが他の人の体にぶつかるとかなり痛いです。

また、それにより減速したフラフープが自分の足の上に落ちるのも痛いもの。

周りに人がいないかよく確認しましょう。

さらに、家具や物への配慮も大切です。

フラフープで家の中のものを破損しないよう、フラフープの直径分のスペースを左右前後に確保しましょう。

腰に痛みを感じたら控える

フラフープダイエットは主に骨盤〜体幹を動かします。

そのため、腰痛持ちの人や腰に痛みを感じた人は要注意。

もともと腰痛がある人は痛みがひどくなければ続けてもOKですが、フラフープダイエットを始めてから腰痛を感じた人は体の負担になっている可能性があります。

痛みが引くまではフラフープを控え、痛みが引いたら様子を見ながら再開しましょう。

監修者 丹波さんヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈コメント

本文にもありますが、フラフープダイエットを行う際は、お腹まわりにポケットや飾りが付いている洋服は避けたほうが無難です。

また、厚手の洋服よりも薄手の洋服の方がベター。
というのも、薄手の洋服の方がフラフープによる刺激が体に加わりやすいため、より高い内臓機能活性化効果やウエストのシェイプアップ効果を実感できます。

薄手であっても洋服にゆとりがありすぎると刺激が加わりにくいので、薄手&体のラインに沿うような服がベストです。

パーカーやニット、シャツよりも、ぴったりとしたTシャツやインナーを着て行ってみてくださいね。

フラフープの選び方

フラフープのサイズ感

フラフープを選ぶ上でまず大切なのが、フラフープの大きさです。

フラフープの直径がヘソの高さ、もしくはヘソ下10cmくらいまでに収まる高さが理想的な大きさといわれています。

とはいえ現在のウエストや体格によって個人差があるため、可能であれば一度試してから回しやすいものを購入するのがおすすめです。

また、家の中で回せる大きさを選ぶのも大切なポイントです。

回しやすさを重視して大きなものを選ぶと屋内で使えない可能性もあるため、注意しましょう。

フラフープの重さ

続いて大切なのが、フラフープの重さです。

フラフープは筒の中が空洞になっているものや芯が木でできているものなど、意外と様々な種類があります。

軽いものの方が少ない力で扱えますが、ダイエット効果を狙うならある程度の重さがあった方がベター。

また、トレーニングを目的とした重いフラフープなどもあるため、体力や目的に合ったものを選びましょう。

フラフープの収納性

フラフープはそこそこの大きさがあるため、収納を考えるのも大切です。

ポイントは組み立て式か否かという点。

収納スペースが確保できない場合は組み立て式がおすすめです。

分解してしまっておけるため、使わないときにスペースを取りません。

ただ、毎回組み立てたり分解したりしなきゃいけないため、面倒臭がりの方にはやや不向きといえるでしょう。

また、細いフラフープであればタンスや収納ケースの裏など隙間で保管しやすいのがポイント。

軽いものであれば壁にかけるなどして収納しておくこともできます。

+αの機能

フラフープには遊びを目的としたものとエクササイズを目的としたものがあり、エクササイズ目的のフラフープにはダイエットに効果的な様々な機能が加わっていることがあります。

例えば、一般的なフラフープより重く設定されているもの。

軽いフラフープよりも回すために力が必要とされるため、運動効果も消費カロリーも高まりやすくなります。

また、フラフープの内側にマグネットがついたものも人気です。

有酸素運動と同時に、マグネットによる血行促進効果が期待できます。

さらに、フラフープの内側に凹凸があるタイプもおすすめ。

体幹部分に刺激が加わりやすくなるため、有酸素運動効果だけでなく内臓機能活性化効果も感じやすくなります。

こちらも、目的に合ったものを選ぶと良いでしょう。

監修者 丹波さんヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈コメント

フラフープはスポーツショップや大型ディスカウントストアで購入できます。

可能であれば、購入前に使用感を試してみるのがおすすめ。

ものによって意外と差があるため、しっくりくるものをGETしましょう。
また、amazon等の通販でも手軽に入手できます。この場合事前に試すことはできないため、口コミや感想をよくチェックしてみてくださいね。

フラフープは種類だけでなくデザインも豊富なので、お気に入りの1本を探すのもなかなか楽しいはず。

さっそく近くのお店やネットショップでチェックしてみてくださいね!

まとめ

フラフープは運動初心者の方でも手軽に取り組めるダイエット方法です。

有酸素運動によるダイエット効果はもちろん、骨盤の歪み解消、不定愁訴の改善、便秘解消、くびれメイクなど女性にも男性にも嬉しい効果がたくさん!

運動初心者の方は軽めで扱いやすいフラフープから、運動経験のある人はダイエット用のフラフープからはじめましょう。

楽しく続けているうちに、理想の体型に近づけるはずですよ!

監修者プロフィール 

監修者 丹波さん★ヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈

  • フィットネス指導歴12年
  • RYT200、RPYT85(マタニティヨガの資格)取得。
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  • 現在は、ヨガインストラクターとしての活動以外にパーソナルトレーナーとしても活動。