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EMSって何?効果や実施できる場所について解説します

EMS アイキャッチ

監修者:ヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹波 里奈

ここ数年、ダイエットや美容情報に敏感な人たちの間で流行っているのが「EMS」。

簡単に説明すると、特別な機械を使って筋肉に電気を流す仕組みのことです。

「痛くないの?」と驚く方も多いかもしれませんが、特別な痛みはなく、むしろEMSにはメリットや嬉しい効果がたくさんあります。

この記事ではEMSとは何か、効果や実施できる場所について解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

EMSとは

EMS画像2

「EMS(Electrical Muscle Stimulation)」は、筋肉に電気を流して刺激を与える仕組みのこと。

筋肉の深層部まで刺激を与えることができるため、美容からダイエット、リハビリまで様々な効果が期待できると言われています。

一口に「刺激」といってもEMSには様々な周波数が設定されており、周波数の大きさによってアプローチできる範囲が変わります。

具体的には以下の通りです。

  • 低周波(1〜1000Hz):皮膚のすぐ下、数ミリのところにアプローチできる。
  • 中周波(1000〜2000Hz):皮膚の3〜4cmほど下までアプローチできる。
  • 高周波(3000〜50000Hz):皮膚の10m以上下までアプローチできる。

電気や周波数というと「痛くないの?」と心配する方も多いかもしれませんが、体がビリビリと痺れるほどの刺激ではありません。

目的によっては体がうまくコントロールできないような刺激を加えることもありますが、周波数は調整できるため強すぎる場合は弱めることも可能です。

そのため基本的にはどんな方でもEMSを使うことができます。

ただ、基礎疾患がある方やペースメーカーを入れている方などは必ず事前に医師への確認しましょう。

EMSの効果・メリット

EMS画像

インナーマッスルにアプローチできる

「インナーマッスル」とは、体の奥深くにある筋肉のこと。

大胸筋や腹筋のように表面からは見えず、体の内側で内臓を支えたり呼吸を助けたりしています。

一般的に、インナーマッスルは意識しにくいと言われていますが、EMSなら直接刺激を与えることが可能です。

そのため効率よくインナーマッスルを鍛えることができ、続けることで全身の筋肉量アップや姿勢の維持、内臓機能の活性化を期待することができます。

鍛えたい部分を狙って鍛えられる

EMSを使うと、鍛えたい部分や引き締めたい部分にピンポイントでアプローチできるのもメリットの一つです。

貼るタイプ、ローラータイプ、スーツタイプなど様々な形状がありますが、基本的にはEMSが発せられるところが触れている部分周辺に効果があります。

もちろん筋トレ等でも部分痩せを狙うことはできますが、それよりも効率よく効果を出すことができるでしょう。

特別な運動をしなくても筋肉にアプローチできる

EMSは形状も使い方も様々ですが、基本的にはアプローチしたい筋肉の付近に当てるだけです。

そのため、特別な運動やハードなトレーニングをしなくても、筋肉を活性化することができます。

運動が苦手な人や何らかの事情で体を動かすことができない人でも、筋肉の衰えを防ぐことができるのです。

血流を改善することができる

EMSは筋肉を活性化することができます。

筋肉が活性化されれば血行が良くなるため、結果的に血流改善にも効果的です。

血流がスムーズになれば冷え性やむくみ、肩こり、腰痛なども緩和することができるでしょう。

また、血流が高まることにより代謝が改善される可能性も高く、ダイエット効果を実感できることもあります。

リフトアップなど美容効果も期待できる

EMSは体だけでなく顔にも使うことができます。

つまり表情筋にもアプローチできるため、リフトアップ効果やほうれい線の緩和などの美容効果も期待できるのです。

また、顔の筋肉が活性化されれば血色が良くなり、健康的で若々しい印象を手に入れることもできるでしょう。

 

監修者 丹波さんヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈コメント

EMSは基本的につけるだけ、もしくは当てるだけ。

それでも一定の効果が見込まれますが、より高い効果を出したい場合はEMSを当てながら運動することがおすすめです。

通常のトレーニングに加え、意識しにくいインナーマッスルにも刺激を加えながらトレーニングすることができるため、より高い効果を期待することができます。
とはいえ、自分1人で行うのはなかなか難しいもの。

EMSトレーニングを専門とするスポーツジムや、フィットネスクラブのオプションでEMSトレーニングが行われていることがあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

EMSを使える部位・効きやすい部位

「EMSの効果・メリット」の項目で述べたとおり、EMSは周波数を変えれば顔を含む全身に使うことができます。

リフトアップしたい場合は頬や額、腹筋を鍛えたい場合はお腹まわり、脚痩せしたい場合は太ももやふくらはぎ…というように、痩せたい部位や目的に合わせた周波数を変えれば、全身に使用可能です。

ただ、EMSには効きにくい部分があるのも事実。

具体的に解説すると、電気を通しにくい性質がある脂肪が多い部分は、EMSが効きにくいです。

つまり脂肪が多い人は効果をあまり感じられない可能性もあるということ。

また、水分は電気をよく通しますが、乾燥していたら電気は通りにくくなります。

そのため肌が乾燥しがちな人や体内の水分量が少ない人もEMSの効果を感じにくいことがあるでしょう。

いずれの場合も使用前にしっかり保湿することである程度改善することができますが、それでも効果を感じにくいケースも多々。

その場合はEMSを使ったトレーニングに切り替えるなど、何らかの工夫が必要です。

EMSを実施できる場所

EMS画像 ジムで

エステサロン

EMSはエステサロンで受けることができます。

専門のマシンが導入されておりプロが周波数を調整してくれるため、知識がなくても安心して利用することができるでしょう。

基本的にはベッドにはスタッフがEMSを当てるため、ベッドに寝たままでいいのも嬉しいポイント。

内容は二の腕やお腹など気になる部分をシェイプアップするダイエットメニュー、リフトアップやセルライト除去など美容系のメニューが用意されていることが多いです。

金額や施術時間はエステサロンによって大きく異なるため、比較しながら通えそうなところを探してみてください。

スポーツジム

EMSはスポーツジムでも受けることができます。

こちらも専門のマシンやトレーニングスーツ・シートが用意されており、プロのトレーナーによる指導を受けられるため初めての方でも安心です。

エステサロンの場合はベッドに寝たままEMSを当てる施術が一般的ですが、ジムの場合はEMSを当てながらトレーニングを行うことが多め。

そのため美容効果よりはダイエット、シェイプアップ、筋力アップ、リハビリ等を目的として通う方におすすめです。

肩こりや腰痛といった不定愁訴の改善も目的として通うのも良いでしょう。

整骨院

EMSは整骨院等にも完備されていることが多いです。

整骨院の場合はリハビリや治療を目的として使われることが多く、「EMSを利用したい」という理由だけでは施術を受けにくいのが特徴的。

ひどい肩こりや腰痛を持っている場合は、整骨院で診察&EMSを受けることができるかもしれません。

中には筋力アップや体力増強を目的としたEMSプログラムを行っている整骨院もあるため、興味がある人は探してみましょう。

自宅

EMSは家庭用のアイテムも多く発売されているため、自宅で使うこともできます。

シートに乗って使うタイプ、体に巻きつけるバンドタイプ、体に貼り付けるパッドタイプなどバリエーションが豊富なので、ライフスタイルに合わせて選べるのも魅力的。

ただ、専門家の指導を受けられないため周波数は固定されていることが多く、エステサロンやスポーツジムのEMSに比べると効果を感じにくいこともあります。

ただ、TVを見ながらくつろいでいる時間や家事の合間にEMSを使うことができるのは、自宅ならではのメリットと言えるでしょう。

 

監修者 丹波さんヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈コメント

家庭用のEMSには本当に様々な種類があります。

小さなバンド類であれば3000円前後〜とコスパがいいのも魅力的。

本格的なものの場合でも、予算が5万円ほどあれば十分なものを購入することができるでしょう。

反対に、エステサロンやジムはコスパが悪いのがデメリット。

最低でも毎月1万円以上は発生します。
ただ、その分プロの施術を安心して受けられるというのは、大きなメリットの一つ。より安全で、効果も体感しやすいでしょう。

これからEMSを始めるという人はまずはプロにお願いし、なれてきたら自分で行うのというのもおすすめですよ。

 

EMSがおすすめの人

EMS効果 美肌

運動が苦手な人

EMSは「運動が苦手だけど鍛えたい」「運動せずに痩せたい」という人におすすめです。

基本的には気になる部分や鍛えたい部分に当てるだけなので、特別な運動をしなくても一定の効果を感じることができます。

運動嫌いな人はもちろん、何らかの事情で体を動かせない方にもおすすめと言えるでしょう。

より高い運動効果を出したい人

EMSを当てながらトレーニングをすると、いつも以上のトレーニング効果を得ることができます。

そのため、より高い運動効果を出したい人におすすめです。

普通の筋トレでは鍛えにくいインナーマッスル等にもアプローチできるため、内側からも外側からも体を鍛えることができます。

忙しい人

EMSは忙しい人にもおすすめです。

当てるだけなので、トレーニングする時間を作らなくても体を鍛えることができます。

パッドタイプやシートタイプなら、仕事中や家事の合間に取り入れることができるのもおすすめのポイント。

また、EMSを使ったトレーニングは通常よりも高い効果を引き出すため、プログラム自体が20〜30分ほどで構成されていることが多いです。

つまり、長い時間トレーニングしなくても効率よく体づくりができるのです。

キレイになりたい人

EMSはリフトアップや血色改善など、様々な美容効果も期待できます。

そのため、美意識の高い人やキレイになりたい人にもおすすめです。

フェイスラインや顔色が変われば、印象はガラリと変わります。

また、EMSで血流が良くなれば体質が良くなり、冷えやむくみを解消することもできるため、顔以外の美容効果を求めている人にもおすすめといえるでしょう。

監修者 丹波さんヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈コメント

EMSは運動をせずとも一定の効果を得られる便利アイテムです。

スキマ時間に取り入れられるの点も魅力的ですが、効果が出るまでにはそれなりに時間がかかることは心得ておきましょう。

顔であれば使用直後にフェイスラインの変化を感じられるかもしれませんが、それ以外のパーツに変化を感じるのはなかなか時間がかかるもの。

フェイスラインもEMSを使い続けなければすぐに元に戻ります。

EMSの効果をより高めたければ、EMSに頼り切りになるのではなく、運動量を増やしたり食生活を改善したりと少しだけ日常生活でも意識を変えてみましょう。

すると、EMSの効果を感じやすくなる&持続しやすくなりますよ。

まとめ

EMSには様々な効果、種類、そして施術場所があります。

興味がある人は、まずは自分がどんな目的でEMSを使用したいかを考えてみましょう。

すると、美容目的の人はエステサロン、筋肉増&ダイエット目的の人はスポーツジム、腰痛改善が目的の人は整骨院というように、自分に合った使い方や施術場所が明確になるはず。

「ちょっと試してみたいだけ」という人は、ベルトや美顔器など家庭用のEMSグッズから始めてみるのもおすすめです。

商品を選ぶときは、実際に使用している人のブログや口コミサイトが参考になります。

ぜひEMSをうまく活用しながら、理想のボディを目指しましょう!

監修者プロフィール 

監修者 丹波さん★ヨガインストラクター・パーソナルトレーナー 丹羽里奈

  • フィットネス指導歴12年
  • RYT200、RPYT85(マタニティヨガの資格)取得。
  • レイキセラピスト取得
  • 学生時代、4年間インストラクターとして活動。
  • 現在は、ヨガインストラクターとしての活動以外にパーソナルトレーナーとしても活動。

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