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投稿日:2024年1月31日 | 更新日:2024年01月31日
「食生活アドバイザーってどんな資格?」
「活かせる仕事や勉強方法も知りたい」
食生活アドバイザーの資格について気になっている人であれば、上記のように考えているでしょう。
食生活アドバイザーとは、自身や家族の豊かな基盤づくりに加え、社会が求めるスキルを身につけ、新たなビジネスチャンスを掴むための検定です。
健康の維持とビジネスチャンスを掴める可能性が広がる価値ある資格です。
本記事の前半部分では、食生活アドバイザーの試験概要や受験スケジュール、勉強方法など、資格に関する内容を紹介します。
記事の後半部分では、食生活アドバイザーを活かすコツや活かせる仕事など、実践的な内容を解説します。
食生活アドバイザーの試験概要
まずは、食生活アドバイザーの試験概要から確認しましょう。
食生活アドバイザーの試験概要は、以下の通りです。
級 | 3級 | 2級 |
問題形式 | 選択問題(マークシート形式50問) | 選択問題(マークシート形式42問) 記述式問題(13問) |
カリキュラム(テーマ) | ウェルネス上手になろう もてなし上手になろう 買い物上手になろう 段取り上手になろう 生き方上手になろう やりくり上手になろう | 栄養と健康 食文化と食習慣 食品学 衛生管理 食マーケット 社会生活 |
試験時間 | 90分 | 90分 |
開催頻度 | 年2回 | 年2回 |
受験資格 | なし | なし |
受験料 | 5,500円 | 8,000円 ※3級・2級の併願は13,500円 |
合格ライン | 1問2点、合格点60点以上(100点満点) | 選択問題1問2点、記述問題1問3点、合格点74点以上(123点満点) |
合格率 | 59.8%(2022年度) | 30.8%(2022年度) |
3級
食生活アドバイザー3級では、栄養と健康、食文化と食生活、食品学、栄養管理といった食品や栄養に関する基礎を学びます。
食生活アドバイザー3級で学ぶテーマ・内容は、次の通りです。
テーマ | 内容 |
1.ウェルネス上手になろう | 健康になるための3本柱である栄養・運動・休養の観点から健康管理の基礎を学ぶ |
2.もてなし上手になろう | 食習慣やマナー、テーブルコーディネーションなどの食事を楽しくするための基本を学ぶ |
3.買い物上手になろう | スーパー・コンビニなどの利用術を学び、賢い消費者になることを目指す |
4.段取り上手になろう | 食中毒予防やごみ処理問題、環境問題について家庭の食卓をテーマに学習する |
5.生き方上手になろう | 流通、物流から小売など、食業界とともに消費者の視点から学習する |
6.やりくり上手になろう | 社会生活における情報を中心とした世の中のしくみを暮らしや経済とともに考え、日常生活の知恵にすることを学習する |
合格ラインは60点以上で、2022年度の合格率は59.8%と高めです。
願書請求についてのページから受験の願書を請求できるので、受験の際はこちらをクリックしましょう。
2級
食生活アドバイザー2級では、3級の内容より深い領域を学習します。
具体的には、以下のテーマ・内容です。
テーマ | 内容 |
1.栄養と健康 | 健康全般に関しての幅広い知識を身に付け、健康をアドバイスする方法や現代人にとっての「健康」の意味を学習する |
2.食文化と食習慣 | 日本伝統の行事食・旬・季節・食材の結びつき、食事のマナー、食配膳のルール・テーブルコーディネーションについて学習する |
3.食品学 | 食品の期限表示、食品表示チェック、食品の分類と概要について学習する。環境問題と安全性・残留農薬・遺伝子組み換え食品・有機食品・食品添加物について学習する |
4.衛生管理 | 食品衛生・食中毒の予防・食品化学や衛生管理における注意点、HACCP方式による安全な食べ方と衛生環境を学習する |
5.食マーケット | 「ミールソリューション」「ホームミールリプレースメント」といった現代の食仕様の実態や食流通の実態を学習する |
6.社会生活 | 暮らしの中の「ヒト・モノ・カネ・情報」を通した経済と消費の仕組みを学習する |
合格ラインは123点満点の74点以上で、2022年度の合格率は30.8%です。
3級に比べ合格率がグッと下がってしまうため、2級を受験する際はしっかりとした対策が必要と言えます。
食生活アドバイザーの勉強方法は?
食生活アドバイザーの勉強方法は、以下の3つです。
- 独学で資格取得する
- 通信講座を受講して勉強の質を高める
- スクールに通って集中できる環境を作る
それぞれ確認していきましょう。
独学で資格取得する
食生活アドバイザーは、独学で勉強して取得する方法もあります。
独学で学習すると、勉強費用を安く抑えられ、自分でスケジュールを組めるというメリットがあります。
一方で、プロ講師の授業を受けられないので、試験に出題されやすいポイントが分からなかったり、重要ポイントを押さえられなかったりするというデメリットもあります。
資格勉強に慣れている人であれば、独学で勉強するとコストを抑えて食生活アドバイザーの資格を取得できるでしょう。
通信講座を受講して勉強の質を高める
通信講座を受講し、勉強の質を高めて短期間で合格を狙う方法もあります。
通信講座を受講すると在宅でプロ講師の講座を受けられるので、独学に比べて勉強の質が高まりやすく、スクールに通う時間がかからないというメリットがあります。
また、通信講座は通勤時間や食事中といったスキマ時間を活用して勉強することも可能です。
一方で、独学に比べてコストがかかってしまうのはデメリットです。
「仕事でまとまった時間を取るのが難しい」「できる限りコストを抑えて試験勉強をしたい」と考えている人は、通信講座での勉強がおすすめです。
なお、食の資格、食生活アドバイザー®公式は、短期集中で合格を目指す合格講座速習コースを用意しています。
合格講座速習コースは、短期決戦で合格を目指す人や3級・2級のダブル受験を考えている人などにおすすめのコースです。
合格講座速習コースを受講した受験生は、2022年度の3級で79.8%、2級で67.3%と高い合格率を誇っています。
3級は一般受験生に比べて20%高く、2級は一般受験生の2倍以上の合格実績があるので、通信講座の受講を検討している人は合格講座速習コースの受講をおすすめします。
スクールに通って集中できる環境を作る
食生活アドバイザーを受験する場合、スクールに通って集中できる環境を作るのもおすすめです。
スクールに通うと、食生活アドバイザーのプロ講師から直接学べ、教室には同じ目標を掲げるライバルと共に学習します。
モチベーション維持が難しい資格勉強において、勉強に集中できる環境が整っているのはスクールに通うメリットです。
一方で、独学や通信講座に比べてコストが高くなるのはデメリットです。
「家で集中して勉強するのが難しい」と悩んでいる人は、スクールに通うことをおすすめします。
食生活アドバイザーを仕事で活かすコツは?
食生活アドバイザーを取得しても、実践で活かせなければあまり意味はないと考える人も多いでしょう。
そこで、食生活アドバイザーを仕事で活かすコツを3つ紹介します。
- 食生活アドバイザー2級を取得する
- 食生活アドバイザーに関連する資格を取得する
- 面接時に食生活アドバイザーのメリットを話す
食生活アドバイザー2級を取得する
食生活アドバイザーは3級と2級の2つの級がありますが、3級で学ぶ内容は食生活に関する基礎知識レベルです。
また、3級は消費者の立場から学習するため、日常生活で役に立つ知識は身につくものの、仕事では活かしきれないデメリットがあります。
2級は食を提供する立場から問題が出題され、より専門的な内容を学習するため、飲食業界といった仕事で役立ちます。
また、2級は合格率が低く、持っているだけで食に関わる業界から評価されやすいので、面接に通りやすくなるのもメリットです。
2級を取得するとビジネス的な観点から食を捉えられるようになるので、仕事で活かしたい場合は2級の取得を視野に入れましょう。
食生活アドバイザーに関連する資格を取得する
食生活アドバイザーに加え、関連性の高い資格を取得すると、ダブルライセンス保持者としてビジネスの場面で評価されやすいです。
たとえば、調理師免許や管理栄養士などの食に関する資格、介護福祉士といった介護に関する資格などが挙げられます。
これらの資格をあわせて取得することで、ビジネスパーソンとしての希少価値が高まり、就職や転職に有利に働きやすいです。
面接時に食生活アドバイザーのメリットを話す
面接時に食生活アドバイザーのメリットを話せるようになると、就職や転職に強くなれます。
新卒者や中途採用者は、自分の強みをアピールするために資格取得にこそ励みますが、資格を取得してからはその分野についての知識を深めようとしない傾向にあります。
そこで、食生活アドバイザーの資格を取得してから食生活についての知識を深めつつ、「どのようなことを学んだか」「自分を採用するとどのようなメリットがあるか」などを食生活アドバイザーに関連付けて話せるようになると、採用される可能性が高まります。
食生活アドバイザーの資格を取得してからは、面接時に話す内容をイメージトレーニングしましょう。
食生活アドバイザーを活かせる仕事は?
食生活アドバイザーの資格は、以下の3つの仕事で活かせます。
- 飲食業界
- 医療系
- 食品販売
それぞれ確認していきましょう。
飲食業界
食生活アドバイザーは、飲食業界で活かせる場面が多くあります。
たとえば、既存メニューの改善や新メニューの提案といった場面で、栄養学の側面から健康を意識したダイエット食などの提案ができます。
料理人の中には、栄養や衛生について深く学んでいない人もいるので、食生活アドバイザーで学んだ内容を活かせば健康面をアピールしてお客さんに食品を提供可能です。
また、自分自身でお店を開く際には、食生活アドバイザーで学んだ内容を活かして健康食を提供することもできます。
栄養志向な人は意外と多いので、食生活アドバイザーで学んだ内容は活かし方次第で大きな強みになります。
医療系
医療や介護、福祉施設では、それぞれの病状や健康状態に合わせた食事を提供する必要があります。
食生活アドバイザーを学べば、個人個人に合わせた食事メニューを提案できるようになり、利用者の健康状態を改善することも可能なので、医療系の仕事では重宝されやすいです。
食事メニューの提案に加え、施設利用者に対して個別でアドバイスすることもできるので、利用者と深いかかわりを持ちながら健康に寄り添えます。
介護・医療系の業界に関心がある人は、食生活アドバイザーを取得することで大きく活躍できるようになるでしょう。
食品販売
食品販売を行っているスーパーは、食生活に大きく関わります。
高級スーパーのスタッフとして働く場合、一般人が知らないような食に関する知識を接客に活かすことができるので、利用者と信頼関係を構築できます。
食材ごとの調理法も提案できるようになるので、健康志向の人が多い高級スーパーの接客では大いに役立つでしょう。
また、自分自身でお店を開く場合には、栄養面に特化しつつ顧客に好かれる味を追求した食品など、食生活アドバイザーにしかできないような販売方法を選択することもできます。
食生活アドバイザーで学ぶ知識は、ビジネスチャンスを掴むきっかけになる武器なので、お店を開くことを検討している人にも食生活アドバイザーの資格取得をおすすめします。
まとめ
本記事では、食生活アドバイザーの試験概要や勉強方法、活かせる仕事などを解説しました。
食生活アドバイザーは、自身や家族の豊かな生活の基盤づくりと同時に、社会が求めるスキルを身につけ、新たなビジネスチャンスを掴むきっかけを作る希少価値の高い資格です。
誰もが気になる栄養面について深く学ぶことは健康寿命の延伸や長寿につながるため、ビジネスチャンスだけでなく家族や友人といった重要な人を健康面からサポートしたいと考えている人にもおすすめします。
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