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投稿日:2024年1月10日 | 更新日:2024年01月10日
「管理業務主任者と宅建の違いは?」
「ダブルライセンスを取得した方がいい?」
管理業務主任者と宅建に興味がある人は、それぞれの違いやダブルライセンスに興味がある人が多いと思います。
ここでは管理業務主任者と宅建の違いを以下に解説しています。
管理業務主任者と宅建の違いを知ると、ダブルライセンス取得に向けて計画的に勉強が進められるようになるでしょう。
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管理業務主任者 通信講座
管理業務主任者とは
管理業務主任者試験は、年に1度行われる国家試験です。ここでは、管理業務主任者の仕事内容や試験について解説します。
管理業務主任者について知ると、仕事のイメージができ、どのような試験を受けて資格取得をするのかがわかるでしょう。
管理業務主任者の仕事内容
マンションの運営は大きく分けて、マンション管理業者と住民による管理組合で成り立っています。管理業務主任者は、マンション管理業者のフロントとして仕事を行います。管理業務主任者しか行えない独占業務は以下の3つです。
- マンション管理会社と住民が管理契約を締結する際に行う重要項目の説明
- 管理契約を締結する際に行う記名と押印
- 住民による管理組合に対して管理の報告
独占業務は管理業務主任者資格を有した者にのみ許され、無資格の場合には処罰の対象になります。
また、管理業務主任者はマンション設備に修繕が必要な場合の業者手配、住民トラブルの対応なども業務に含まれます。
管理業務主任者試験の概要
管理業務主任者試験は、年に1回で例年12月の第1日曜日に実施されています。
試験日 | 例年12月第1日曜日(2023年は12月3日に開催) |
試験会場 | 北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県、沖縄県 |
受験資格 | 特になし |
申し込み受付 | WEB申し込み:2023年度は終了 郵送申し込み:2023年度は終了 |
受験料 | 8,900円 |
合格発表日 | 2024年1月12日 |
試験実施団体 | 一般社団法人マンション管理業協会 |
管理業務主任者試験の内容
管理業務主任者試験は、50問から出題される筆記試験です。全てマークシートで、4つの選択肢から1つ選ぶ方式になっていて記述式の問題はありません。
管理業務主任者の試験内容は大きく分けて以下3つです。
- 法令系
- 建設・設備系
- 管理実務系
試験内容は「マンションの管理の適正化の推進に関する法律施行規則」第64条で規定されています。近年は試験範囲に大きな変更はありません。
宅建とは
宅建とは、宅地建物取引士の略称で、人気の国家資格です。ここでは、宅建の仕事内容や試験について解説します。
宅建について知ると、仕事のイメージができ、どのような試験を受けて資格取得をするのかがわかるでしょう。
宅建の仕事内容
宅建士とは、物件紹介や不動産調査、売買契約の締結など不動産取引の専門家です。宅建士は3つの独占業務があり、宅建資格を有しないと処罰の対象です。3つの独占業務は以下のとおりです。
- 契約締結前に行う重要事項の説明
- 重要事項説明書面(35条書面)への記名
- 契約内容を記した書面(37条書面)への記名
お客様に重要事項を説明できるのは宅建士のみです。不動産の知識や売買経験がないお客様が多いので、不当な契約を結ばないように重要事項をわかりやすく説明する必要があります。
宅建試験の概要
宅建の試験日は例年10月の第3日曜日に実施されています。以下の表に概要を記載しています。
試験日 | 例年10月の第3日曜日(2023年は10月15日に開催) |
試験会場 | 受験者が在住の都道府県 |
受験資格 | 特になし |
申し込み受付 | WEB申し込み:2023年度は終了 郵送申し込み:2023年度は終了 |
受験料 | 8,200円 |
合格発表日 | 2023年11月21日 |
試験実施団体 | 一般財団法人不動産適正取引推進機構 |
宅建試験の内容
宅建試験は50問のマークシート形式です。4つの選択肢から1つ選ぶ方式になっていて記述式の問題はありません。
宅建試験の試験科目は大きく分けて以下の4つです。
- 権利関係(14問)
- 宅建業法(20問)
- 法令上の制限(8問)
- 税、その他(8問)
宅建試験は出題範囲が広いため的確にポイントを絞り、計画的に試験対策をする必要があります。
管理業務主任者と宅建の難易度
管理業務主任者と宅建の試験の難易度はどのくらいなのでしょうか。ここでは、管理業務主任者と宅建の合格率も含めた難易度を比較します。
管理業務主任者と宅建の難易度を知ると、どのくらい難しいのかがわかり、資格取得に向けて勉強を始められるようになるでしょう。
管理業務主任者試験の難易度
管理業務主任者試験の合格率は例年20%前後です。2022年の合格率は18.9%で、近年では一番低い合格率でした。一見合格率が低いと思われがちですが、類似の国家資格に比べると合格率は高めといえます。また、管理業務主任者試験の合格点は例年33~36点で、2022年の合格基準点は36点でした。管理業務主任者試験の合格点は相対評価のため毎年合格点は推移しますが、約70%正解していれば合格できるでしょう。近年は合格率が20%以下のため難化したといわれていますが、他の不動産関連資格と比べると合格はしやすいでしょう。
宅地建物取引士試験の難易度
宅地建物取引士試験の合格率は例年約15〜18%です。2022年の合格率は17.0%で、合格率が18.9%の管理業務主任者試験に比べると若干難易度が高い資格です。また、宅建試験の合格点は例年34〜36点で、2022年の合格基準点は36点でした。宅建試験の合格点も相対評価のため毎年推移しますが、約70%以上の正答率で合格できるでしょう。近年は合格率と合格点ともに大きな変動がないので、安定しているといえます。
管理業務主任者と宅建の勉強時間
管理業務主任者に必要な勉強時間
管理業務主任者試験の合格に必要な勉強時間は、平均300時間といわれています。しかし、元々不動産系の知識がある人と不動産系の知識が全くない人では勉強時間に大きく差が出るでしょう。初学者の人は500時間はかかると見込んで、試験まで余裕を持って勉強計画を組むのがおすすめです。
管理業務主任者試験に合格するための勉強期間は、短くて3ヵ月、長くて6ヵ月以上かかります。勉強時間を300時間として3つの勉強計画を組むと、以下の表のとおりです。
勉強時間 | 勉強スパン |
各2時間 | 約5ヵ月 |
土日のみ、各6時間 | 約6~7ヵ月 |
平日各2時間、土日各6時間 | 約3~4ヵ月 |
宅建に必要な勉強時間
宅建に必要な勉強時間は平均200〜300時間といわれています。しかし、法律や不動産系の資格の初学者は500時間かかるケースもあるようです。
宅建の勉強期間は管理業務主任者資格と同じくらいで、短くて3ヵ月、長くて6ヵ月以上かかります。個人差があるので、自分に合った勉強時間を計画に立てていきましょう。
管理業務主任者と宅建のダブルライセンスのメリット
管理業務主任者と宅建は同じ不動産系の国家資格で、関連性が深いので、ダブルライセンスを目指す人が多いです。管理業務主任者と宅建にはそれぞれ独占業務があり、ダブルライセンスがあることで業務の幅が広がります。そのため、ダブルライセンスを取得すると、不動産業界への就職や転職のキャリアアップを有利に進められるでしょう。また、管理業務主任者もしくは宅建どちらかの資格を取得済みの場合は、試験範囲が重複しているところがあるので、学習をスムーズに進められます。
他の不動産関連資格との違い
管理業務主任者と宅建以外にも不動産関連資格が存在します。ここでは、マンション管理士と賃貸不動産経営管理士について解説します。
マンション管理士
マンション管理士(マン管)は、主にコンサルティング業務を行うマンション管理の専門家です。マンション管理士は管理業務主任者や宅建に比べて難易度が高いです。2022年の合格率をみると管理業務主任者が18.9%、宅建が17.0%、マンション管理士は11.5%でした。また、管理業務主任者や宅建は300時間ほどの勉強時間が必要といわれるのに対し、マンション管理士は必要な勉強時間が500〜600時間で、半年から1年勉強期間にあてる必要があります。しかし管理業務主任者とマンション管理士の試験範囲は重複している箇所が多く、科目免除制度を利用できます。ダブル受験をすれば効率がよいでしょう。実際にダブル合格を目指せる講座も多いです。
賃貸不動産経営管理士
賃貸不動産経営管理士は、賃貸借契約後のトラブル対応や設備の維持・点検を行う賃貸住宅の管理を専門とする資格です。2007年から始まり、2021年には国家資格として認められ、注目が集まっています。現在は賃貸不動産経営管理士は他の不動産関連資格と比較すると難易度は低いです。2022年の合格率は27.7%、合格点は34点(50問中)なので7割以上正解していれば合格できるでしょう。しかし国家資格に認定され、難易度は年々高くなる傾向があります。また、賃貸不動産経営管理士に合格するために必要な勉強時間は、100〜200時間といわれています。1日2時間勉強すると勉強期間は約2か月といえるでしょう。しかし、不動産関連資格の初学者は最低でも200〜250時間は必要です。
管理業務主任者・宅建士 資格試験のおすすめ通信講座
「自分で学習時間を確保したり、学習計画を組んだりするのが苦手…」
「わからないところを聞ける環境がいいな」
管理業務主任者試験の学習に不安を感じる場合はプロに教えてもらうとよいでしょう。お金を払うからこそ、より効率よく学習を進められます。ここでは管理業務主任者資格・宅建士資格試験のおすすめ通信講座を紹介します。
管理業務主任者試験の学習はプロに頼って、資格取得を目指しましょう。
【管理業務主任者・宅建士 おすすめ通信講座】
- アガルート
- フォーサイト
- スタディング
- ユーキャン
- クレアール
アガルート
アガルートは多くの実績があり、近年管理業務主任者を目指す人から注目を集めています。
コース概要
【管理業務主任者試験】
- 管理業務主任者試験合格カリキュラム/フル:87,780円
- 管理業務主任者試験合格カリキュラム/ライト:65,780円
【宅建試験】
- 【2024年合格目標】入門総合カリキュラム/フル:71,280円
- 【2024年合格目標】入門総合カリキュラム/ライト:54,780円
- 【2024年合格目標】演習総合カリキュラム/フル:107,800円
- 【2024年合格目標】演習総合カリキュラム/ライト:76,780円
アガルートの特長
- 合格率が高い
- 回数無制限でいつでも相談できる
- 合格すれば全額返金
アガルートは、管理業務主任者の合格率が全国平均の3.71倍で業界トップクラスの実績があります。実績の背景には質の高い教材はもちろん、回数無制限でいつでも相談できるサポート体制が整っているからでしょう。また、管理業務主任者試験に合格すると管理業務主任者の受講料全額返金のチャンスがあります。
質の高い講義を求め、サポート体制を重視したい場合はアガルートがおすすめです。
フォーサイト
フォーサイトは、アガルートに並ぶ業界トップクラスの実績をもっている通信講座です。
コース概要
【管理業務主任者試験】
- バリューセット1(マンション管理士 +管理業務主任者):57,800円
- バリューセット2(マンション管理士 +管理業務主任者):70,800円〜
- 管理業務主任者スピード合格講座:43,800円
- マンション管理士スピード合格講座:43,800円
- 科目別答練講座:21,800円
【宅建試験】
- バリューセット1[2024年試験対策]:59,800円
- バリューセット2 [2024年試験対策]:64,800円
- バリューセット3[2024年試験対策]:69,800円(通常セット)
フォーサイトの特長
- 合格実績が多い
- 短期間で合格の可能性あり
- 不合格なら全額返金
フォーサイトは講義や講師の質が高く、管理業務主任者の合格率が全国平均の3.58倍でアガルートよりは低いものの、業界トップクラスの合格実績があります。管理業務主任者資格は通常半年近く学習が必要といわれていますが、合格実績のなかには3か月で合格する場合もあるそうです。管理業務主任者試験に不合格の場合には、条件がありますが全額返金保証システムもあります。
管理業務主任者試験の実績が多く、不合格でも全額返金保証という安心な環境で学習したい場合にはおすすめです。
スタディング
スタディングは、マルチデバイスで学習でき、スキマ時間で管理業務主任者の勉強をしたい方におすすめです。
コース概要
【管理業務主任者試験】
- 管理業務主任者合格コース:31,900円
- マンション管理士合格コース:31,900円
- マンション管理士/管理業務主任者合格コース:39,600円
【宅建試験】
- 宅建士合格コース[2024年度試験対応]コンプリート版:24,800円
- 宅建士合格コース[2024年度試験対応]レギュラー版:19,800円
- 宅建士合格コース[2024年度試験対応]ミニマム版:14,960円
スタディングの特長
- マルチデバイスで学習可能
- 勉強仲間機能
パソコンやタブレット、スマートフォンなどマルチデバイスで受講ができ、管理業務主任者の重いテキストを持ち運ばなくても職場や通勤などのスキマ時間に勉強を進められます。また、スタディングには勉強仲間機能があります。学習内容を投稿して勉強仲間同士で「いいね」や「コメント」を送り合えるので、勉強のモチベーションを高められるでしょう。
スキマ時間を有効活用しながら、仲間とモチベーションと高め合いたい場合にはおすすめです。
ユーキャン
初めての方でも安心して取り組むことができるとして知られるユーキャン。過去10年間で、マンション管理士・管理業務主任者ダブル合格講座では2,279名、宅建講座では14,861名の合格者を輩出しています。
コース概要
【管理業務主任者試験】※現在、管理業務主任者単体はなく、マンション管理士とのダブル合格講座のみです。
- マンション管理士・管理業務主任者講座:67,000円
【宅建試験】
- 宅地建物取引士(宅建士)講座:63,000円
ユーキャンの特長
- 長年にわたる確かな実績とノウハウの蓄積
- わかりやすいテキスト
- ひとりひとりに合わせたスケジュール
過去10年間にわたり多くの合格者を輩出してきた確かな実績のあるユーキャン。そのノウハウが込められたテキストは非常にわかりやすく、他の教材を探す必要がないため自身に合った教材を探す手間やコストを大幅に削減することができます。
また、学生の方だけでなく主婦の方や、社会人の方まで、それぞれ異なるライフスタイルに適したスケジュールを提供しているため、非常に満足度が高い通信講座です。
クレアール
クレアールは、Web通信を標準学習形態としているオンラインスクール。インターネット環境さえあれば、自宅や外出先と場所と時間を問わず自分の好きなタイミングで学習を進めることができます
Web通信学習スクールならではのリーズナブルな料金設定が実現されており、映像学習のため何度も見返せるだけでなく、時短にもつながる魅力があります。
コース概要
※クレアールでは現在、管理業務主任者コースはありません。
【宅建試験】
- 2024年合格目標 完全合格パーフェクトコース:
59,800円49,036円 1月期間限定割引価格 - 2024-2025年合格目標 完全合格セーフティコース:
74,800円61,336円 1月期間限定割引価格
クレアールの特長
- マルチデバイス対応
- 映像学習に特化したことによるコスト削減
- 必要な知識と情報を必要なだけ「非常識合格法」
クレアールは、独自の勉強法「非常識合格法」を取り入れています。資格試験すべての出題範囲から重要な部分をピックアップすることで、『合格に必要な範囲だけ』を徹底して学ぶことができます。
マルチデバイス対応なので、複数の端末からいつでも好きな時に学習を進めることができるため、効率良く資格勉強がしたいという方に非常におすすめです。
まとめ
この記事では管理業務主任者と宅建について解説してきました。
管理業務主任者と宅建の違いは以下のとおりです。
管理業務主任者:マンションの管理組合と業務委託契約をする際に、重要事項の説明や管理事務報告を行う。
宅建士:物件紹介や不動産調査、売買契約の締結など不動産取引の専門家。
管理業務主任者と宅建、その他不動産関連資格の合格率や勉強時間は以下にまとめています。
管理業務主任者 | 宅建 | マンション管理士 | 賃貸不動産経営管理士 | |
合格率(合格点) | 18.9%(36点) | 17.0%(36点) | 11.5%(40点) | 27.7%(34点) |
勉強時間 | 平均300時間 | 平均200~300時間 | 平均500~600時間 | 平均100~200時間 |
管理業務主任者と宅建の難易度や勉強時間は大きな差はないようです。管理業務主任者と宅建の難易度は他の不動産関連資格に比べると平均的といえるでしょう。
管理業務主任者と宅建はダブルライセンスを取得すると、業務の幅が広がり、就職や転職などにおいて優位に立つことができます。迷っている人は、ぜひダブルライセンスを取得して、キャリアアップにつなげましょう!
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宅建 通信講座