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ITパスポートは意味ない資格?噂の理由を徹底調査!

ITパスポート

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投稿日:2022年7月19日 | 更新日:2024年02月21日

「ITパスポートはとっても意味ない資格なのかな?」

「ITパスポートを取るメリットって何だろう?」

このような疑問をお持ちの方に向けて、この記事ではITパスポートを取得する意味やメリットを解説していきます。

これからの社会はIT化が進み、これまでアナログでの業務をしていた部分についても、情報通信技術が担うようになるでしょう。

これからの時代、ITの基礎知識はキャリア形成において大きな武器になると言えます。

どのような業種の人にも役立つITパスポートについて解説していきます。

ITパスポートに関してもっと知りたい方はこちらの記事もおすすめです。

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ITパスポートは意味ない資格?3つの理由を解説!

結論をまず申し上げますと、ITパスポートは取得しても意味がないということはありません。

ITパスポートを取得する意味がない資格だという噂をよく耳にしますが、一体なぜそのように言われているのでしょうか?

理由は、以下の3点にあると考えられます。

ITパスポートが意味ないと言われる3つの理由

  1. 業務独占資格ではないから
  2. 転職活動で有利にならないから
  3. 希少性が低いから

これらについて、1つずつ解説していきます。

1.ITパスポートは、業務独占資格ではない

ITパスポートは国家資格ですが、業務独占資格ではありません

医師や弁護士など、資格がなければ業務に従事できない資格業務独占資格といいます。

ITパスポートは業務独占資格ではないため、ITパスポートを持っていないプログラマーでも、現場で使えるスキルを持っていれば業務を行うことができます。

2.転職活動で有利にならない

ITパスポートを持っているだけでは、転職活動などの際に有利にはなりません。

ITパスポートを取得することで得られる知識は、IT業界では当たり前とされる基礎知識です。

これに対して、転職で求められるものは即戦力です。

転職市場では、ITパスポートを持っているだけでは実力不足とみなされ、アピールポイントにはなりません。

基礎知識を身につけているだけでは、企業が求める人材像には程遠いケースが多く、転職先を見つけることは難しいでしょう。

特に、IT業界は資格よりも実力を重視する業界です。

そのため、資格よりもむしろ、実際に現場で活用できるスキルの方が評価される傾向があります。

3.希少性が低いから

ITパスポートの難易度は低く、比較的多くの人が合格できるため希少性が低いです。

ITパスポート試験の合格率は令和3年度3月までの累計で、51.0%となっています。

試験で問われる内容は、全ての社会人が身につけておくべきITの基礎知識です。

IT業界では当たり前とされている知識であり、評価されません。

例えば、ITパスポートのみを持っている方がプログラマーを目指す場合、IT業界では、プログラマーとして業務に従事できるレベルには達していない人材として扱われます。

ITパスポートの上位資格である基本情報技術者試験に合格することで、プログラマーとしての知識があると証明できるようになります。

*参照元:情報処理技術者試験(ITパスポート試験)推移表

そもそもITパスポートってどんな資格?

そもそも、ITパスポートとはどのような資格なのでしょうか?

ITパスポートは、経済産業省認定の国家資格!

ITパスポート試験のホームページでは、次のように説明されています。

ITパスポートはITを活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/about.html

ITパスポートは、情報処理推進機構(IRA)が試験を実施している、経済産業省認定の国家資格です。

現代の社会人が身につけておくべき、ITの基礎知識IT社会の当たり前を習得できる資格です。

現代社会においては、どのような業種・職種でも、ITと経営全般に関する総合的な知識が必要不可欠です

事務系・技術系、文系・理系を問わず、ITの基礎知識を身につけていることで、業務を円滑に行うことができ、企業の競争力向上につながります。

また、個人情報の漏洩や機密情報の流出といった、IT社会ならではの事故を未然に防ぐリスクマネジメントにもつながります。

ITパスポートは、情報処理技術者試験のレベル1です。

情報処理技術者試験は、情報処理に関する知識と技能を認定する国家資格で、12のレベルに分けられています。

情報処理技術者試験の中で最下位資格であるITパスポート試験では、ITを利用する人材として求められる、基本的な考え方や技能を身につけているか否かが問われます。

ITパスポートのテーマは、ITの知識を業務に活かせるか

ITパスポートのテーマは「ITの知識を業務に活かすことができるか」だと考えられます。

IT分野だけでなく、会社の仕組みや法律、経営や会計に関する知識についても出題範囲であるためです。

出題される問題はステトラジ系マネジメント系テクノロジ系の3種類の問題です。

ITパスポート試験で求められる知識
ストラテジ系 経営者の仕事に関する知識。

企業活動や法務、経営戦略などの問題が出題される。

マネジメント系 管理職の仕事に関する知識。

開発技術やサービスマネジメントに関する問題が出される。

テクノロジ系 コンピュータの仕組みに関する知識。

基礎理論やソフトウェア・ハードウェアに関する知識などが出題される。

ITパスポートの試験は「ITの知識を業務に活かすことができるか」を重視しているため、IT技術についての知識を持っているだけでは、合格は難しいでしょう。

ITについて学び、その知識を業務に活かすことを目標とした資格なのです。

ITパスポートの概要は下記の記事で詳しく解説していますので見てみてください!

ITパスポートを取得するメリット

先ほど述べたように、ヤフー知恵袋などでは、ITパスポートは取得しても意味ない資格として紹介されている場合があります。

しかし、実際のところ、ITパスポートはメリットの多い資格です

ここからは、ITパスポートを取得するメリット

1.SE・プログラマー業界を目指す方

2.IT業界以外の社会人やIT初心者がITパスポートを取得するメリット

以上の観点で解説していきます。

1.SE・プログラマー業界を目指す方が取得するメリット

SE・プログラマー業界を目指す学生には、ITパスポートの取得をおすすめします。

ITパスポート試験で問われる知識は、ITに関する基礎知識です。

IT業界の当たり前を体系的に学ぶことが出来るので、キャリアの土台を形成するのに適しているでしょう。

主なメリットを2点紹介します。

  1. IT技術に限らず、幅広い分野の知識を習得できる
  2. 上位資格への足掛かりになる

IT技術に限らず、幅広い分野の知識を習得できる

IT技術に関してだけでなく、経営やマネジメントに関する知識も身につけられる点が、ITパスポートの魅力です。

ITエンジニアが作り出す製品の多くは、IT技術を活用することで、企業活動をより円滑に行うための製品です。

そのためには、会社とIT技術の結びつきを知り、経営やマネジメントに関する知識も押さえておく必要があります。

ITパスポート試験の対策を行う中で、経営やマネジメントに関する知識も習得でき、ビジネスにIT技術を活かすための基礎知識を得ることが出来ます。

上位資格への足掛かりになる

ITパスポートは、情報処理技術者試験における上位資格への足掛かりになります。

IT業界でのキャリアアップを目指す方は、ITパスポートの上位資格に位置する基本情報技術者資格の取得を目指すことになります。

基本情報技術者試験では、アルゴリズムとプログラミングの出題範囲が追加され、プログラマーとして活躍するために必要な知識が問われます。

ユーザー側だけでなく、システムを構築する側としての視点が求められるようになるのです。

基本情報技術者資格を取得し、IT業界でのキャリアアップを目指すための第一歩として、ITパスポートの取得しておくとよいでしょう。

ITパスポートを取得することで、難易度が高くなる基本情報技術者試験に備えることが出来ます。

これも、ITパスポートを取得するメリットの一つであると言えます。

2.IT業界以外の社会人やIT初心者がITパスポートを取得するメリット

ITパスポートは、IT業界以外の社会人にもおすすめの資格です。

今後の社会では、ますますIT化が進んでいくでしょう。

これまでアナログで業務を行っていた部分についても、様々なデジタルツールを使うようになることが予想されます。

ITパスポートを取得することで、IT化が進む時代でもスムーズに業務を行うことが出来るでしょう。

IT業界以外の社会人が、ITパスポートを取得するメリットについて、4点紹介します。

  1. 幅広い分野の基礎知識が身につく
  2. 就職活動において、評価の対象となる
  3. 報奨金や資格手当が出る
  4. IT技術への苦手意識が軽減される

幅広い分野の基礎知識が身につく

ITパスポート試験で問われる知識は、IT技術に関するものに限りません。

IT技術を実際にビジネスで活用する際に、前提となる知識についても、バランスよく習得できます。

どのようなことが学べるか、具体的に見ていきましょう。

ここでは、2つ紹介します。

情報セキュリティ

ITパスポートを取得することで、情報セキュリティに関する知識を得ることができます。

情報セキュリティは、企業活動の要です。

個人情報の漏洩や機密情報の流出などの事故が発生した場合には、企業イメージの低下に留まらず、被害者への賠償が必要になったり、場合によっては刑事罰の対象となったりするなど、企業は甚大な損害を被ることになります。

このようなリスクを回避するために、現代社会では情報セキュリティに関する知識を持った人材が求められています。

ITパスポートは、情報セキュリティに関する知識を身につけるのに役立つでしょう。

経営、マネジメント

ITパスポート試験の対策を行う中で、「SWOT分析」「BSC」などの社会人として備えておきたい経営全般に関する知識や、財務諸表・損益分岐点分析などの会計・財務に関する知識法令遵守などについても学ぶことができます。

社会人として働く上で、必ず知っておくべき知識がITパスポート試験で問われます。

IT技術に関する知識と、経営やマネジメントなどビジネスに関する知識とをバランスよく習得することで、通常の業務においても、ますます活躍できるでしょう。

就職活動において、評価の対象となる

ITパスポートの有用性から、企業や省庁などの採用活動において、ITパスポートが評価されるようになっています。

ITパスポート試験を運営する情報処理推進機構によると兵庫県警、糸魚川市、さいたま市といった官公庁・自治体において、試験の加点対象としてITパスポートが採用されています。

また、パナソニック株式会社、富士通株式会社、株式会社日立製作所などを含む、22の企業の採用活動でもITパスポートが活用されています。

ITパスポートを持っていることで、就職活動の際に、積極的に自分の能力をアピールできます。

*参照元:【ITパスポート試験】活用事例 (ipa.go.jp)

報奨金や資格手当が出る

ITパスポートを取得することで、報奨金資格手当が支給される企業もあります。

*大塚商会、リコージャパン株式会社などの多くの企業で、ITパスポート試験を資格取得奨励制度の対象としています。

これらの企業で特に重視されているのは、営業社員の資格取得です。

社内外の関係者とコミュニケーションを取る際の共通言語となる基礎知識を、ITパスポートで学ぶことを目標にしています。

IT業界と他業種を結ぶ役割を担うビジネスパーソンは、ITパスポートの知識が役立つ場面があります。

基礎知識を身につけることで、顧客対応力を強化できます。

社外とのやり取りを円滑に進め、社内での連携の摩擦を少なくするといった、業務上のメリットが期待されます。

IT技術への苦手意識が軽減される

IT技術に対する苦手意識が軽減される点も、大きなメリットです。

文系出身の方の場合、IT用語に苦手意識を持っている方も多いでしょう。

略語や英語が多く出てくるため、見慣れていない場合は戸惑うこともあります。

とはいえ、ITパスポートは初心者向けの資格となっているので、テキストも基礎の基礎から丁寧に解説しているものが多いです。

ITパスポートを取得することで、次のような変化が期待できます。

  • 個人情報保護法やプライバシーマークの案内ができる
  • IT業界の顧客と円滑なコミュニケーションをとることができる
  • IT化された手続きの相談業務を担当できる
  • 顧客に対して自社のITサービスを紹介する際、自信をもって説明できる

自分の中に無意識に作られていた「ITの壁」を取り払うことが、今後のキャリアアップにつながっていきます。

IT技術に苦手意識を持っている人こそ、取得するべき資格がITパスポートです。

おすすめの独学用テキスト

ITパスポートはIT初心者向けの資格ということもあり、多くの独学用テキストが出版されています。

ここでは、おすすめの独学用テキストを2冊紹介します。

【令和6年度】いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集

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『いちばんやさしいITパスポート』は、ITの知識がない初心者におすすめの1冊となっています。

初学者でも理解しやすいよう、イラストや図表を使った解説が充実しています。

初学者がつまずきがちなIT専門用語の解説頻出の重要単元学習のポイントなども網羅されており、滞りなく学習を進めることが出来るでしょう。

かんたん合格 ITパスポート教科書&必須問題 令和6年度

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  • 著者:坂下夕里
  • 出版社:インプレス
  • 価格:1,628円(税別)

『かんたん合格 ITパスポート教科書&必須問題』は、効率的に学習を進めたい方におすすめの一冊となっています。

ITパスポートの出題範囲はとても広く、長すぎる学習時間多すぎる暗記量が挫折の原因となりがちです。

『かんたん合格ITパスポート』は、必要な部分に絞った解説が特徴で、試験合格に向けてメリハリをつけた学習ができる構成となっています。

IT専門用語についても、身近な例を使用しながら分かりやすい解説がなされています。

おすすめの通信講座

独学での勉強が難しいと考える人は、通信講座の受講がおすすめです。

独学での試験対策には、モチベーションの維持が難しいというデメリットがあります。

通信講座を利用することで、充実した学習サポートを受けられる、合格ノウハウの詰まったカリキュラムに沿って学習を進められるなど、メリットは多くあります!

ITパスポートを取得するにあたって、おすすめの通信講座を知りたい方はこちらのページをご覧ください。

こちらのページでは、8社の通信講座の比較と紹介がされています。

あなたにピッタリの通信講座がきっと見つかるでしょう。

ITパスポートはIT初心者向けの資格!取得して情報化社会で活躍しよう!

ITパスポートは取得しても意味がないと言われがちですが、そんなことはありません。

ITパスポートが過小評価されてしまう原因は、

  1. 業務独占資格ではないから
  2. 転職活動で有利にならないから
  3. 希少性が低いから

と言われています。

しかしながら、ITパスポート試験で問われる知識は、ますます加速する情報化社会で、当たり前になるITの基礎知識ばかりです。

これからIT業界を目指す学生や、業務のIT化が予想されるビジネスパーソンなど、多くの人にとって役立ちます。

また、ITパスポートは独学での取得も可能です。

IT初心者に向けて、テキストや学習サイトなど、豊富に教材が提供されていることからも気軽にITパスポートの取得に挑戦しやすいと言えます。

下記の関連記事ではITパスポートの概要はもちろん学習方法についてもご紹介しているので参考にしてくださいね。

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