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投稿日:2024年2月14日 | 更新日:2024年03月14日
この記事を監修した専門家
最近では実力主義やテレワーク実施率の高さなどに魅力を感じ、IT業界への就職および転職を希望する人が増加しています。
そのような人は、準備としてプログラミング言語を学習しておくことをおすすめします。
しかし、たくさんのプログラミング言語があるため、どの言語を学ぼうか迷っている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は初心者におすすめのプログラミング言語に加えて、学習方法などを解説します。
ぜひ、おすすめの言語から自分にあうものを見つけてください。
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初めて学ぶ前に知っておきたいプログラミング言語の選び方は?
まずは、初めてプログラミング言語を学ぶ前に、知っておきたい言語の選び方を解説します。
- 開発したいものによって選ぶべきプログラミング言語が異なる
- プログラミング言語によって学習コストは異なる
- 人気のプログラミング言語は時代とともに移り変わる
開発したいものによって選ぶべきプログラミング言語が異なる
一言でプログラミング言語といっても、何を開発したいかによって選ぶべきものが異なります。
プログラミング言語を利用すれば、様々なものを開発できます。
主な開発対象と適しているプログラミング言語は以下のとおりです。
開発対象 | 適したプログラミング言語 |
---|---|
Webサイト・Webアプリケーション(フロントエンド) | ・JavaScript |
Webサイト・Webアプリケーション(バックエンド) | ・Java |
Windowsデスクトップアプリケーション | ・C# |
iPhoneなどのアプリ | ・Swift |
Androidなどのアプリ | ・Java |
AI開発 | ・Python |
組み込みソフトウェア開発 | ・C++ |
そのため、初心者の人は学習対象のプログラミング言語を選ぶ前に、開発したいものを考えてみることをおすすめします。
プログラミング言語によって学習コストは異なる
プログラミング言語によって学習コストは異なります。
プログラミング言語によって、シンプルな構文でも処理できるようにつくられているものや、言語仕様は複雑ではあるものの柔軟性が高いものなどそれぞれで特徴が異なります。
そのため、初心者が学びやすいかどうかも異なるのです。
一般的にはPythonやPHPなどの言語は学びやすく、JavaやC++は学習コストが高いといわれています。
初心者の方が、最初に難易度が高いプログラミング言語を選んでしまうと、途中で挫折してしまうこともあります。
まずは学習コストが低く、マスターしやすいプログラミング言語を学ぶとよいでしょう。
人気のプログラミング言語は時代とともに移り変わる
プログラミング言語の人気は時代とともに移り変わっていくものです。
以下は、オランダのソフトウェア会社であるTIOBE Software BVが発表しているプログラミング言語人気ランキングです。
画像出典:TIOBE Index
こちらによれば、ここ20年でも人気のプログラミング言語ランキングにさまざまな動きがある様子がわかります。
例えば上記グラフの2017年まではJavaが人気を獲得していましたが、ここ最近はPythonが1位の座を獲得しています。
また、ランキング外ではありますが2010年代前半にiOS用の開発言語として人気を獲得していたObjective-Cというプログラミング言語は、2014年に登場したSwiftの影響を受けた結果、現在ではほとんど利用されなくなったのです。
このように、人気のプログラミング言語は時代によって異なるため、これから需要が高まっていく言語を学習するようにしましょう。
初心者にすすめたいプログラミング言語ランキングは?
ここでは、初心者におすすめしたいプログラミング言語として以下を紹介します。
- おすすめNo.1 Python
- おすすめNo.2 Java
- おすすめNo.3 JavaScript (JS)
- おすすめNo.4 PHP
- おすすめNo.5 Ruby (Ruby on Rails)
- おすすめNo.6 Swift
- おすすめNo.7 GO言語(Golang)
- おすすめNo.8 C# (Unity)
- おすすめNo.9 VBA
- おすすめNo.10 C++
おすすめNo.1 Python
おすすめしたい言語の1つ目は、Pythonです。
1990年代のはじめに登場したPythonは、「読みやすさ・わかりやすさ」を重視した言語仕様となっており、初心者でも学習しやすい点が特徴の1つです。
汎用性が高くWebアプリケーションや科学技術計算をはじめ、AI開発などを得意としています。
将来的にも高い需要が予測されるため、これから学ぶ初心者にはチェックしたい言語といえるでしょう。
おすすめNo.2 Java
おすすめしたい言語の2つ目は、Javaです。
Javaは1990年代中盤にかつて存在していたサン・マイクロシステムズによって開発されたプログラミング言語です。
その後、同社は2010年にオラクル社との吸収合併されたため、現在Javaはオラクル社が開発しています。
オラクル社の公式サイトによれば、Javaは510億を超えるJava Virtual Machine(Javaを動かす環境のようなもの)が実行されているという事実からも、市場に浸透している様子がわかるでしょう。
学習コストは高めであるものの、Webアプリケーションや組み込みソフトウェアなど高い汎用性を持っているため、習得できればITエンジニアとしても武器となるでしょう。
おすすめNo.3 JavaScript (JS)
おすすめしたい言語の3つ目は、JavaScript (JS)です。
JavaScript (JS)は、フロントエンド(Webサイトなどでユーザーの目に触れる部分)の開発を得意とするプログラミング言語です。
HTML/CSSと並び、フロントエンドエンジニアになるために必須のスキルといえます。
JavaScript (JS)もまた、学習しやすく、初心者にもおすすめです。
なお、先ほど紹介したJavaと名前が似ていますが、両者は全く別のプログラミング言語である点には注意しましょう。
おすすめNo.4 PHP
おすすめしたい言語の4つ目は、PHPです。
PHPはWebアプリケーションの開発を得意とするプログラミング言語です。
シンプルでわかりやすい言語仕様となっており、記述したプログラムをすぐに確認できるため、初心者も学習しやすい点が特徴です。
世界中にあるWebの43%で利用されているWordPressというCMSはPHPで実装されているため、カスタマイズ案件などが豊富にあります。
近年では、PHPのWebアプリケーションであるLaravelが高い人気を獲得しているところも注目したいポイントといえるでしょう。
おすすめNo.5 Ruby (Ruby on Rails)
おすすめしたい言語の5つ目は、Rubyです。
Rubyは日本人エンジニアである、まつもとゆきひろ氏が開発した純国産プログラミング言語です。
シンプルさと高い生産性が特徴であるRubyは、Webアプリケーション開発を得意としています。
Rubyは日本国内のみならず、世界で利用されているプログラミング言語です。
Rubyが人気を集めている要因の1つに、WebフレームワークであるRuby on Railsの存在があります。
Rubyを学習するのであれば、あわせてRuby on Railsにもチャレンジすることをおすすめします。
おすすめNo.6 Swift
おすすめしたい言語の6つ目は、Swiftです。
Swiftは2014年に登場した新しいプログラミング言語です。
iPhoneやMacOSなどのApple社製品のアプリケーション作成に利用されており、以下を特徴としています。
- モダン
- 安定性
- リアルタイム性
iPhoneアプリ開発などを目指している人は、チェックしたいプログラミング言語です。
おすすめNo.7 GO言語(Golang)
おすすめしたい言語の7つ目は、GO言語(Golang)です。
GO言語(Golang)とは、Googleが開発したプログラミング言語です。
言語仕様がシンプルでありながらも、高速処理や並行処理を得意としており、下記のとおり大規模なアプリケーション開発に利用されています。
画像出典:Google
これからさらに伸びていく可能性を秘めたプログラミング言語といえるでしょう。
おすすめNo.8 C# (Unity)
おすすめしたい言語の8つ目は、C# (Unity)です。
C#はMicrosoft社が開発したプログラミング言語であり、同社の製品と高い親和性をもっています。
C++やJavaの影響を受けており、それらの言語を利用したことがある人はスムーズに習得可能です。
なお、ゲームエンジンとして高い人気を集めているUnityは、C#に対応しています。
このUnityを利用すれば、あまり労力をかけずにゲームを開発できます。
おすすめNo.9 VBA(Visual Basic for Applications)
おすすめしたい言語の9つ目は、VBA(Visual Basic for Applications)です。
VBAはMicrosoft Officeの拡張機能であり、ExcelやAccessなどで処理を効率化したり、自動化するときに利用されます。
Webアプリケーション開発などはできませんが、わかりやすく簡単に習得できるため、初心者にはおすすめの言語です。
おすすめNo.10 C++
おすすめしたい言語の10個目は、C++です。
C++はC言語をベースにして開発されたプログラミング言語です。
言語仕様はかなり難しく初心者にはハードルが高いといえます。
しかし、大規模アプリケーションやOSに加えて、IoTなどの組み込み系では高い需要をもつプログラミング言語であるため、マスターしておいて損はない言語といえるでしょう。
プログラミング言語の学習方法
ここではプログラミング言語の学習方法を解説します。
- 【独学】書籍(本)で学ぶ
- 【独学】動画で学ぶ
- 【独学】Webサイトやアプリで学ぶ
- 通学形式のプログラミングスクールで学ぶ
- オンライン形式のプログラミングスクールで学ぶ
【独学】書籍(本)で学ぶ
1つ目は、書籍(本)で学ぶ方法です。
書籍(本)は、プログラミングを体系的に学習できる点が特徴です。
また、必要なときにすぐに確認できる点、すきま時間を有効活用できる点も書籍ならではの魅力といえます。
独学でじっくりと学びたい人にはおすすめの方法です。
\勉強するなら「プログラミング入門講座-基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業」がおすすめ!/
【独学】動画で学ぶ
2つ目は、動画で勉強する方法です。
動画は、目でテキストを追うだけではなく耳を使いながら学べるため、内容を理解しやすい点が特徴です。
また、倍速再生が可能なメディアであれば、わずかな時間でも効率よく学べるでしょう。
まとまった学習時間を確保できない人にはおすすめの方法です。
【独学】Webサイトやアプリで学ぶ
3つ目は、Webサイトやアプリ勉強する方法です。
Webサイトやアプリは、アニメーションやイラストなどが豊富であり、飽きることなく学習を進められます。
また、実際のパソコンやスマートフォンでプログラミングしながら学べるものも多いため、効率的なスキル習得が可能です。
楽しみながら学習したい人にはおすすめの方法といえます。
通学形式のプログラミングスクールで学ぶ
4つ目は通学形式のプログラミングスクールで学ぶ方法です。
通学形式のスクールは、1つの教室で講師や受講生とともにプログラミングを学習します。
そのため、不明点は講師にすぐ質問できたり、学習に対するモチベーションを維持しやすい点が特徴といえるでしょう。
プログラミング仲間を作りたい人にはおすすめの方法です。
オンライン形式のプログラミングスクールで学ぶ
5つ目はオンライン形式のスクールで学ぶ方法です。
オンライン形式のスクールは、インターネットにつながるパソコンされあれば好きな時に好きな場所で学習可能です。
自分のペースで効率的に学習したい人にはおすすめの方法です。
プログラミング学習に関するよくある質問
ここではプログラミング学習に関するよくある質問として下記の3つに回答します。
- パソコンはWindowsとMacのどちらがいいの?
- 最初はどのプログラミング言語を学習するのがおすすめ?
- 子供(小学生/中学生/高校生)は何からはじめる?
パソコンはWindowsとMacのどちらがいいの?
WindowsとMacのどちらがよいかは、学習対象のプログラミング言語によって異なります。
C#やVBAであればWindowsがおすすめですが、Web系の開発であればMacの方が環境構築が簡単です。
ただし、現在すでにパソコンをお持ちであれば、そちらのご利用をおすすめします。
最初はどのプログラミング言語を学習するのがおすすめ?
初心者が最初に学ぶべきプログラミング言語は、作りたいものによって異なります。
つくりたいものが特にない場合は、高い需要があるPythonやJavaからスタートしてみてはいかがでしょうか。
子供(小学生/中学生/高校生)は何からはじめる?
小中学生はScratchなどのビジュアルプログラミング言語からスタートしつつ、論理的思考力を磨くとよいでしょう。
高校生は学習コストが低いPythonやJavaScriptなどがおすすめです。
プログラミング言語を学ぼう
今回は初心者におすすめのプログラミング言語を紹介しました。
プログラミングは難しいというイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかし、言語によっては簡単に習得できるものもあります。
この記事を参考にプログラミング言語の学習をスタートしてみてはいかがでしょうか。
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