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投稿日:2024年2月14日 | 更新日:2024年08月05日
マンションに関わる資格は、マンション管理士と管理業務主任者があります。資格取得を考えている方は、どちらの資格を取得するか迷っていませんか?
マンション管理士と管理業務主任者は仕事が違います。また、試験内容は重複する部分もあるため、ダブル受験がおすすめです。
本記事では、マンション管理士と管理業務主任者の5つの違いについて解説します。また、受験の合格率をあげられる通信講座についても解説しています。最後まで読んでいただき、ダブル受験を考えてみてください。
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マンション管理士と管理業務主任者5つの違いとは?
マンション管理士と管理業務主任者、これら2つの資格はよく比較されますが、それぞれの特徴と役割を理解している方は少ないのではないでしょうか?この記事では、これら2つの資格について深めて理解をするため、以下の5つの視点から違いを解説します。
- 仕事内容
- 難易度
- 試験範囲
- 勉強時間
- 国家資格
資格の取得を考えている方は、受験する際の参考にしてみてください。
マンション管理士と管理業務主任者の仕事内容
仕事内容の大きな違いは、立場の違いです。マンション管理士は、コンサルティングとして仲介に入り仕事をします。一方、管理業務主任者はマンション管理組合に属している人間として、仕事をしていきます。
マンション管理士の仕事内容は、マンション管理に関するコンサルティングです。管理組合に対して、マンションの管理・運営に関する助言をしていきます。主な業務としては、以下があります。
- 管理組合への助言
- マンション規約の作成・管理
- 住民間のトラブル解消
- マンション管理区画認定の評価
一方、管理業務主任者の仕事内容は、管理組合の窓口としてさまざまな業務を行ないます。管理業務主任者は管理組合側に所属して働くため、マンション管理士とは立場が違います。管理業務主任者の主な業務は以下のとおりです。
- 管理受託契約に関すること(重要事項説明・記名・捺印)
- 住民間のトラブル解消
- 管理組合がおこなう、理事会等の企画・補助
- メンテナンスに関する業務(計画・修繕)
難易度
難易度としては、マンション管理士の方が高いと言えます。それは、合格率の違いから考えられるでしょう。マンション管理士の合格率は、約10%程度です。過去2年分のマンション管理士の試験のデータは以下のとおりです。
- 令和4年度 (令和3年度)
- 受験者数 12,209 名 (12,520 名)
- 受験率 85.1 % (86.0 %)
- 合格者数 1,402 名 (1,238 名)
- 合格率 11.5 % (9.9 %)
一方、管理業務主任者の合格率は約20%前後です。過去2年分の管理業務主任者の試験のデータは以下のとおりです。
- 令和4年度 (令和3年度)
- 受験者数16,217名(16,538名)
- 受験率82.8%(84.4%)
- 合格者数3,065名(3,203名)
- 合格率18.9%(19.4%)
マンション管理士と管理業務主任者の試験範囲
マンション管理士と管理業務主任者の試験範囲は、共通している部分・していない部分があります。内容としては、マンションに関する管理が中心です。以下が、各試験の試験範囲です。
マンション管理士 | 管理業務主任者 |
(1)マンションの管理に関する法令及び実務に関すること | 管理事務の委託契約に関すること |
(2)管理組合の運営の円滑化に関すること | 管理組合の会計の収入及び支出の調定 並びに出納に関すること |
(3)マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること | 建物及び附属施設の維持又は修繕に関 する企画又は実施の調整に関すること |
(4)マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること | マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること |
1から 4に掲げるもののほか、管理事務 の実施に関すること |
参照: 一般社団法人 マンション管理業協会・公益社団法人 マンション管理センター
また、共通している範囲「マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること」に関しては、一方の試験に合格していれば問題が免除されます。範囲が近く問題が免除されるため、ダブル受験をした方が効率が良いでしょう。
勉強時間
勉強時間も難易度と同様に、マンション管理士の方が勉強時間が多いと言われています。マンション管理士の勉強時間はおよそ500時間程度と言われています。多くの人は、仕事をしながら勉強時間をつくり、取得しています。例えば休日が1日、それ以外の6日を勉強時間にあてたとします。1日の勉強時間が3時間だとすると、約28週(7カ月)必要な計算です。
一方、管理業務主任者の勉強時間はおよそ300時間程度と言われています。こちらも、休日が1日、それ以外の6日を3時間ずつ勉強すると仮定します。そうすると、約17週(4カ月と1週)必要です。
国家資格
マンション管理士と管理業務主任者は、どちらも国家資格です。そのため資格の優劣はありません。どちらも需要がある資格と言えるでしょう。
マンション管理士と管理業務主任者|問題免除もあるダブル受験を目指そう
試験を受けようと考えている方は、マンション管理士と業務主任者のダブル受験がおすすめです。おすすめできる理由として、以下の2つがあります。
- 範囲が似ている
- 試験日が近い
この章では、2つの観点から、マンション管理士と管理業務主任者のダブル受験をする理由について解説していきます。
範囲が似ている
マンション管理士と管理業務主任者は試験範囲が似ているため、勉強するのであればダブル受験が効率が良いでしょう。どちらの試験も、マンションの管理実務・法令に関する試験です。そのため、共通している部分が多いため、何度も勉強する負担を減らせます。
また、試験に合格していると、問題免除される範囲があります。「マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること」は片方の試験で合格していると、免除される範囲です。どちらの試験も5問合格している状態で臨めるため、合格率を高めることができるでしょう。
試験日が近い
マンション管理士と管理業務主任者の試験範囲が近い点も、ダブル受験をおすすめしている理由です。マンション管理士試験は例年11月の最終週、管理業務主任者試験は例年12月の第1週に行われます。
試験日が近いと、勉強した内容を記憶しやすくなります。共通している範囲が多いからこそ、2つの試験を受験したほうが、効率よく勉強を進めていけるでしょう。
マンション管理士と管理業務主任者で合格したい方に|おすすめの通信講座(テキスト)をご紹介
マンション管理士と管理業務主任者の合格率を高めるには、通信講座の活用がおすすめです。中には、マンション管理士と管理業務主任者両方の勉強ができる通信講座があります。マンション管理士資格の受験対策ができる通信講座は多いですが、そのなかでも特におすすめできる通信講座を比較し厳選してピックアップ。
おすすめできる通信講座は以下の4つです。
- アガルート
- スタディング
- フォーサイト
- ユーキャン
それぞれの通信講座の特徴や費用を紹介します。
アガルート
アガルートの過去問集は過去10年分の問題を掲載するなど、テキストの内容も充実。資料請求ではサンプル講義やテキストがついており実際の勉強を想像しやすく、通信講座選びの参考になります。
コース概要(コース名と費用)
アガルートではマンション管理士資格試験の他に、管理業務主任者資格取得を目指せるコースも用意されています。どちらもマンション管理の資格ですが、2つの資格を同時に取得できるダブル合格カリキュラムもあるのが特徴です。
- マンション管理士試験合格カリキュラム:70,224円
- 管理業務主任者試験合格カリキュラム:70,224円
- ダブル合格カリキュラム:95,040円
マンション管理の仕事に生かせる資格をとりたい人は、マンション管理士と管理業務主任者資格をどちらも並行して勉強するのもありです。1つずつ勉強するよりも費用も抑えて2つの資格取得が目指せます。
タイミングによっては、期間限定価格になっていることもあるのでお得に通信講座を始めたい人は要チェックです。
アガルートの特徴
アガルートはマンション管理士資格の勉強が初めての人も安心して学べる通信講座です。暗記だけに頼らず学べる特徴があります。
- 学習導入オリエンテーションで勉強方法がわかる
- 理解度重視の勉強法
- 合格率が全国平均を上回っている
資格の勉強を始めようとすると何から手をつければよいかわからない人は多いはずです。アガルートでは学習を始める前に生じる悩みを解消すべく、勉強の仕方などの学習導入オリエンテーションをおこなっています。
動画でのオリエンテーションには、試験勉強前に知りたい内容が詰まっています。また、理解型の勉強をおこなえるように知識が身につく工夫がなされているのもうれしいポイント。
内容を丸覚えする暗記とは一味違う勉強法で必要な知識をインプット可能。アガルートのマンション管理士試験の合格率は、全国平均より3倍以上も上回っていることから安心して選べる通信講座とわかります。
スタディング
スタディングではスマートフォンなどを使ってビデオ講座を受けられます。テキスト中心の勉強よりも映像や音を通して学習したい人に向いている講座です。
コース概要(コース名と費用)
スタディングではマンション管理士と管理業務主任者合格コースのダブル合格コースもあります。マンション管理士資格の学習経験者、初めて勉強する人を問わず合格を目指せます。
- マンション管理士合格コース:31,900円
- 管理業務主任者合格コース:31,900円
- マンション管理士/管理業務主任者合格コース:39.600円
スタディングの特徴
スタディングは机に座って勉強する習慣がない人でも学習しやすい勉強法です。スマートフォンなどを使って勉強できるから、勉強部屋以外の場所でも気分転換をしながら試験対策するのもよいです。
- スキマ時間を活用して効率的に勉強できる
- 難問解法講座で難しい問題の対策もできる
- リーズナブルな料金で学べる
スタディングの試験対策は通勤時間などのスキマ時間を賢く利用して勉強時間を確保できるため、無理なく勉強が続けられます。スマートフォンやパソコンで視聴や利用できるビデオ講座や、Webテキストを用いての勉強だから手軽に勉強がおこなえます。
難問対策のビデオ講座では、難問に対する技術が学べるので実際の試験で難問が出た場合の対策もバッチリです。また、リーズナブルな料金で学べるから臆せずに申し込み可能です。
費用は抑えられても内容は濃く充実しているため選んで間違いありません。
フォーサイト
フォーサイトのテキストは問題集とリンクしているから、復習しやすくスムーズに試験勉強できます。効率的に勉強できる工夫が満載の教材が揃っています。
コース概要(コース名と費用)
フォーサイトのマンション管理士試験対策コースは種類が豊富です。そのため、自分に合ったコースを選択できます。
- マンション管理士スピード合格講座 2023年度試験対策:43,800円
- 管理業務主任者スピード合格講座 2023年度試験対策:43,800円
- 科目別答練講座 2023年度試験対策:21,800円
- バリューセット1 2023年度試験対策(マンション管理士+管理業務主任者):57,800円
- バリューセット2 2023年度試験対策(マンション管理士+管理業務主任者+科目別答練講座):70,800円(通常セット)
- バリューセット2 2023年度試験対策(マンション管理士+管理業務主任者+科目別答練講座):76,800円(通常セット + DVDオプション)
フォーサイトの特徴
フォーサイトの講義は短時間で構成されているため、繰り返し視聴しやすいです。何度も視聴することで記憶を定着させられるのがポイントです。
- 受講生満足度が高いフルカラーテキストでの学習
- 対象講座を選ぶと全額返金制度がついている
- 講義動画は1コマ15分以内だから続けられる
フォーサイトのテキストはフルカラーで、理解しやすいようなイラストや図表などが満載で初めてのマンション管理士の試験対策にも向いています。出題されるところに絞っているから効率よく勉強できます。
また、対象講座の受講を受けていたら不合格時には全額受講料が返金される全額返金保証にも対応。そのため、通信講座での勉強を躊躇している人でも安心して講座受講を選べます。
スマートフォンなどを使って視聴できる講義動画は、最大1コマ15分だから空いた時間を利用しての学習も叶います。
ユーキャン
ユーキャンは、マンション管理士と管理業務主任者の勉強が初めての人でも7ヵ月で2つの合格を目指せる講座です。ミニテストなどをおこなえるデジタル学習サイトなども利用できます。
コース概要(コース名と費用)
ユーキャンのコースは、マンション管理士と管理業務主任者の同時合格を目指すコースのみです。初めての学習でもダブル合格を目指せるような対策がされているので必見です。
- マンション管理士・管理業務主任者:67,000円
ユーキャンの特徴
ユーキャンの徹底攻略ガイドでは、出題傾向がわかるため攻略すべきポイントを集中的に対策できます。効率重視で勉強したい人にもおすすめです。
- 合格者が2,200名以上で実績がある
- 添削指導や質問などのサポート体制あり
- 法改正などの情報を知れる
ユーキャンは、10年間で合計2,200名以上のマンション管理士・管理業務主任者試験の合格者を輩出しています。実績があるから信頼して選べる講座です。
12回に及ぶ添削指導や1日3回まで質問できるシステムなどサポート体制も万全で、試験勉強でわからないところもしっかり解消できます。独学では受けられないサポートなので、存分に利用するのが吉です。
法改正などの情報も適宜知らされるため、必要な最新情報を入手できます。
マンション管理士と管理業務主任者のダブル受験がおすすめ
マンション管理士と管理業務主任者は5つの違いがあります。マンション管理士と管理業務主任者の受験問題は免除される部分もあるため、同年度にダブル受験することがおすすめです。ぜひ、おすすめの通信講座を確認していただき、活用してみてください。
マンション管理士と管理業務主任者はどちらも将来性がある資格です。ダブル資格取得をして、求人の幅を広げていきましょう。
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