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危険物取扱者の難易度は?おすすめの種類は?難易度・合格率からおすすめの受験方法まで徹底解説!

危険物取扱者

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投稿日:2022年9月14日 | 更新日:2024年04月22日

資格を持っていると、さまざまな仕事で役に立つと言われている危険物取扱者。

今から勉強し始めようとしている皆さんは

「危険物取扱者の取得って難しいの?」

「合格率は?」

「いろいろ種類があるけど何から受験すればいい?」

といった疑問があると思います。

Yahoo!知恵袋の質問などを見てみても、どの回答も個人の体感なので「本当に…?」と思ってしまいますよね。

この記事では、危険物取扱者取得を検討している人に向けて、難易度・合格率、おすすめの受験方法を紹介していきたいと思います!是非、最後までチェックしてみてください!

この記事でわかること

・危険物取扱者の種類数値で見る危険物取扱者の難易度・合格率

・おすすめ通信講座

・おすすめの受験方法と合格率

危険物取扱者 おすすめ講座
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スキマ時間を活用して無理なく続く
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危険物取扱者とは

危険物取扱者とは、消防法に基づく危険物を取り扱ったり、その取り扱い時に立ち会うために必要となる国家資格です。

消防法に基づく危険物の分類は以下の6つになります。

第1類塩素酸塩類、硝酸塩類、重クロム酸塩類などの酸化性固体
第2類硫黄、鉄粉、赤りん、引火性固体などの可燃性固体
第3類ナトリウム、アルキルアルミニウム、黄りんなどの自然発火性物質および禁水性物質
第4類ガソリン、灯油、軽油、重油、動植物油類などの引火性液体
第5類有機過酸化物、ニトロ化合物、ヒドロキシルアミンなどの自己反応性物質
第71.酸化水素、過塩素酸、硝酸、ハロゲン間化合物などの酸化性液体

工場などで上記に該当するガソリンや化学物質などを取り扱う際には、危険物取扱者の免許を取得している人を配置しなくてはいけません。

そのため、危険物取扱者の資格を取得すると、危険物を取り扱う企業や工場などへの就職で有利になり、アルバイトでも時給が上がる可能性があります。

さらには、危険物取扱者にはこう種、おつ種、へいと3種類あり、扱える物質とできる業務範囲に違いがあります。

ここからはそれぞれの種類について詳しく解説していきます。

甲種

甲種を取得していると、消防法で定められた第1類~第6類全ての危険物の取り扱い、無資格者への立ち会いができるようになります。

すべての危険物を扱うことができるため、特に大量の薬品を使う工場などで重宝される傾向にあります。

さらに、6ヶ月以上の実務経験があれば、危険物保安監督者になれる可能性があります。

しかし、危険物取扱者の甲種に関しては受験資格が存在しており、誰でも挑戦できるわけではありません。

受験資格は、下記の要件のいずれかを満たしていることが必要です。

学歴で要件を満たしている化学に関する学科などを修めて卒業
「高等学校の専攻科、短期大学、4年制大学、高等専門学校、専修学校、中等教育学校の専攻科、防衛大学校、職業能力開発総合大学校、職業能力開発大学校、職業能力開発短期大学校、海外の大学など」
化学に関する授業科目を15単位以上修得4年制大学、短期大学、高等専門学校の専門科目、大学院、専修学校、防衛大学校、防衛医科大学校、水産大学校、海上保安大学校、気象大学校、職業能力開発総合大学校、職業能力開発大学校、職業能力開発短期大学校、海外の大学など
修士、博士の学位を有する化学に関する事項を専攻し修士、博士の学位を授与された人
資格で条件を満たしている乙種危険物取扱者免状を保有
次のいずれかに該当する人・乙種危険物取扱者免状の交付を受けたあと、危険物製造所などにおける危険物取り扱いの実務経験が2年以上の人

 

・次の4種類以上の乙種危険物取扱者免状の交付を受けている人

(第1類または第6類/第2類または第4類/第3類/第5類)

一般財団法人消防試験研究センターより

この受験資格が、ほかの資格試験と比較しても少々クリアが難しい所以となっています。

乙種

乙種は第1類から第6類の中から、試験に合格した類の危険物のみを取り扱うことができます。

また、「乙種第4類危険物取扱者(乙4)」が人気で、多くの人が受験しています。

その理由は、第4類可燃性液体は、ガソリンや灯油など身近な石油類が当てはまるからです。

身近ゆえに初学者でも理解しやすく、他の類と比べると取得しやすいと言われています。

こちらの受験資格はありません。

丙種

丙種では、取り扱える危険物が、ガソリン・灯油・重油・軽油・潤滑油・引火点130℃以上の第3石油類・第4石油類、動植物油類のみと限定されます。

また、無資格者への立ち会いができない、危険物保安監督者になれないなどの制限もあります。

乙種、丙種では、誰でも受験ができるということで、小学1年生の女の子が2020年7月に国家試験「危険物取扱者試験丙種」、11月「危険物取扱者乙種第4類」に最年少合格しています。

なので中学生、高校生でも対策をしっかりすれば合格の可能性は十分にあります。

参照:小1で国家試験「危険物取扱者」合格! コロナ禍をプラスにした父娘の勉強法とは?

危険物取扱者の難易度・合格率は?種別に解説!

結論から言うと危険物取扱者は難関資格というわけではありません。

しかし、合格ラインに達するには、3科目それぞれに60%以上の正答率が要求されることを踏まえると、しっかりと試験対策をとらないと合格基準に到達できないおそれがあります。

甲種の合格率は?

甲種の過去7回の合格率は以下のようになっています。

年度合格率
2022年(令和4年度5月時点)38.5%
2021年(令和3年度)44.3%
2020年(令和2年度)42.5%
2019年(令和元年度)39.5%
2018年(平成30年度)39.8%
2017年(平成29年度)37.3%
2016年(平成28年度)33.5%

一般財団法人消防試験研究センターより

甲種は物理や化学が試験科目となっており、乙種に比べて難易度は高めとなっています。

また、危険物取扱者甲種は、出題範囲が広いという理由もあり危険物取扱者の中でもっとも難易度が高い資格といわれています。

乙種の合格率は?

乙種の過去7回の合格率は以下のようになっています。

 第1類第2類第3類第4類第5類第6類
2022 7月時点71.5%70.8%70.8%30.6%71.2%68.5%
202170.5%72.3%71.0%36.1%71.0%70.7%
202071.5%70.8%70.8%30.6%71.2%68.5%
201967.9%68.5%68.2%38.6%68.7%67.0%
201866.9%68.3%67.7%39.0%66.1%64.4%
201768.4%70.9%69.2%34.4%69.4%63.6%
201665.5%67.2%68.4%28.9%66.9%64.3%

一般財団法人消防試験研究センターより

見てわかる通り、種類によって合格率に差があります。

特に受験者が多く、人気のある第4種の合格率は低くなっています。

こちらについては後ほど詳しく解説していきます。

丙種の合格率は?

丙種の過去7回の合格率は以下のようになっています。

2022(令和4年度5月時点)60.9%
2021(令和3年度)51.4%
2020(令和2年度)54.0%
2019(令和元年度)50.4%
2018(平成30年度)51.2%
2017(平成29年度)50.7%
2016(平成28年度)48.7%

一般財団法人消防試験研究センターより

丙種の合格率は約52.5%です。

危険物取扱者の中で比較すると、丙種は最も難易度が低いといえます。

その理由は物理や化学が試験科目になく、燃焼や消火についての知識を問う問題が中心となっているためです。

初めての危険物取扱者試験は「乙4」がおすすめ!!

初めて危険物取扱者の試験を受ける方は、まず「乙4」を狙うのがおすすめです!

合格率が30%と低いのにどうしておすすめなの?と感じる人も多いのではないでしょうか。

そこで「乙4」のおすすめポイントを2つ紹介していきます。

「乙4」取得のおすすめポイント3つ

1.実務で役立つ「乙4」を取得すると、ガソリンや軽油など身近な石油類を取り扱える。

乙4を取得することで取り扱えるようになる危険物は、ガソリン、灯油、軽油、重油、動植物油類などの引火性液体です。

そのため、ガソリンスタンド、化学工場、石油メーカーなど携われる仕事の幅が広がります。

2.就職や転職に有利

「乙4」は化学工場の作業員やタンクローリーの運転手など実務で役立つ場面が多いです。

企業からのニーズが高いため、即戦力として採用されるなど就職や転職に有利と言われています。

また、現在の勤務先で作業に従事すれば手当をもらえる可能性もあり、収入アップにもつながります。

 危険物取扱者乙種4類の難易度が高いと言われる理由

結論から言うと、試験対策が不十分な方も多く受験していて合格率が低くなっていることから、難易度が高いと言われています。

受験資格がないため年齢や経験を問わず誰でも受験することができるので受験者数が多くなっています。

会社や学校などで半ば強制的に受験させられている方もおり、十分に勉強せず受験している方も少なくないため、結果的に乙4の合格率が低くなります。

以上のことから、乙4は試験の難易度が特別高いわけではないと言われているので、対策さえしっかりすれば一発合格も可能になります。

効率的に勉強を進めるために、通信講座の受講をお勧めします。

通信講座を利用することで、試験対策も手軽に行うことが出来ます。

危険物取扱者取得のためのおすすめの通信講座

ここからは、おすすめの通信講座を3つ紹介したいと思います。

・ユーキャン
・スタディング
・フォーサイト

1.ユーキャン

まず、ユーキャン 危険物取扱者(乙四・両種)講座 をおすすめします。

ユーキャン 危険物取扱者(乙四・両種)講座 の特徴は、以下の3点です。

1.誰でも勉強しやすいテキスト

ユーキャンのテキストは図が多く使われており、難しい専門用語もわかりやすく説明されているため、初学者にも非常に勉強しやすくなっています。

また、危険物取扱者試験の物理・化学の分野では、大学でこれらの分野を専攻したか、中学・高校の理科で習った内容を覚えているかなど、元々の知識量が勉強の大変さに大きく関わってきます。

しかしユーキャンのテキストでは、基礎から丁寧に解説してくれるため、物理・化学が苦手な人、知識が全くない人でも安心して勉強を進めることができます。

さらに、暗記項目が多いことも、危険物取扱者の試験勉強が大変な理由の1つです。

ユーキャンの「ゴロおぼえ手帳」を使えば、ゴロあわせやイラストで危険物の特徴を楽しく覚えることができます。

また、持ち運びできるサイズになっているため、通勤時間や休憩時間など、隙間時間での勉強にもぴったりです。

2.最大12カ月の充実したサポート

スマホやパソコンで利用可能な「学びオンラインプラス」を使えば、受講期限日や本番の試験日に合わせて1人1人に専用スケジュールを作成してくれます。

進捗状況がスケジュールとずれても、再作成することができます。

さらに、ユーキャンの標準学習期間は5ヶ月ですが、万が一勉強が遅れても12カ月まではすべての指導サービスを受けることができ、社と比べてもサポート期間は非常に長いといえます。

指導サービスには、丁寧な解説つきの添削サービス・経験豊富な講師による質問サービス・法改正などの最新情報の提供といったサービスが全て含まれています。

資格の勉強を初めてする方、仕事などが忙しい方など、勉強が遅れてしまう不安がある方にオススメです。

3.初学者に優しい講座のバリエーション

ユーキャンの危険物取扱者講座は、「乙4合格指導講座」と「丙種合格指導講座」の2種類があります。

乙4に対応した講座は多くありますが、丙種に対応した講座は珍しいのです。

丙種は、初めて危険物取扱者試験を受ける方が多く受験します。

そういった方にとって通信講座が用意されているのは、心強いのではないでしょうか。

\ユーキャンの危険物取扱者の講座を見てみる/

公式サイトはこちら

2.スタディング

次にスタディングの危険物取扱者講座をおすすめします!

スタディングの危険物取扱者講座の特徴は以下の3点です。

1.スキマ時間で学べる!

スタディングでは、机に座って勉強する必要はありません。手持ちのスマートフォン、PC、タブレットで学べるため、通勤時間、 移動時間、昼休み、待ち時間、就寝前後など、ちょっとしたスキマ時間で勉強できます。

2.初心者でもわかりやすいビデオ/音声講座

スタディングは、初めて危険物取扱者試験の勉強をする方でも無理なく学べるように作られています。

ビデオ講座では、テレビの情報番組のように、図や具体例などを使ってわかりやすく解説しています。従来型の暗記中心の学習に比べ、興味が湧き、自然に理解しながら学べます。

さらに、倍速版や音声講座もあるので、車通勤や家事をしながらなど、スキマ時間で効率的に学ぶことが可能です。

3.インプットアウトプット学習で合格力アップ!

試験に短期間で合格するための最大のコツは「問題練習をしながら実力をつけること」です。

スタディングでは、最適な順番で段階的にアウトプット学習できるよう「学習フロー」が組まれています。

ビデオ/音声講座でインプットした後はすぐに「スマート問題集」で基礎力を固めます。

さらに、本番同様の「模擬試験」を解くことで実戦力を身につけていくことができます。

\スタディングの危険物取扱者講座を見てみる/

公式サイトはこちら

3.フォーサイト

最後にお勧めするのは、フォーサイト 危険物取扱者受験講座(甲種)・危険物取扱者受験講座(乙種)をおすすめします。

1.講座は「危険物乙4スピード合格講座」のみ

フォーサイトの危険物取扱者講座は、「危険物乙4スピード合格講座」の1種類のみとなっています。

乙4はガソリンや灯油など、身近な危険物を取り扱っているため需要が高く、受験者も飛び抜けて多いです。

そのため乙4の講座は多くの受験生にとって役立ちます。

ただし、他の種や乙種の他の類を受験する方にはオススメできません。

2.わかりやすさをとことん追求したテキスト

フォーサイトのテキストにおける最大の特徴は、業界初のフルカラーということです。

この特徴は、カラー画像のほうが覚えやすく長期間印象に残るという研究結果に基づいています。

さらに、図や表で内容が簡潔にまとめられていたり、イラストが多く取り入れられたりして内容がイメージしやすくなったりしています。

このように、フォーサイトのテキストはわかりやすさが徹底的に追求されたものになっています。

また、講義動画はただ通学講座を録画したものではなく、受講者が先生から1対1で教わっていると感じるように専用のスタジオで撮影するなど動画の質や内容にもこだわっています。

そしてフォーサイトの過去問題集は、実際に出題された問題が単元ごとに並び替えられており、テキストと一緒に使いやすくなっています。

1問ごとに問題の難易度や解く時間の目安が書かれており、細部にまで工夫が見られます。

3.画期的なeラーニングシステム

フォーサイトは通信講座に特化した会社であり、教材やサービス内容の細部にまでこだわっています。

その代表例が「ManaBun(旧道場破り)」というeラーニングシステムです。

学習スケジュール作成や進捗状況の管理してくれる他、講義動画やテキスト、確認テストなど全てがスマートフォンやタブレット、パソコンで利用できます。

\フォーサイトの危険物取扱者の講座を見てみる/

フォーサイトの公式サイト

まとめ

ここまで、危険物取扱者試験の難易度・合格率、受験におすすめの種類まで紹介してきました。

まとめ

甲種は受験資格が存在し、物理や化学が試験科目となっているため難易度が高め

危険物取扱者試験の全体の合格率は30%~70%程度

初めての危険物取扱者試験は「乙4」がおすすめ!

危険物取扱者は幅広い業界で活用可能な国家資格です。

化学に苦手意識がある人や危険物についてあまり詳しくない人でも、しっかりと試験対策をすれば十分に合格可能性があります。

転職やキャリアアップに向けて取得を考えている方は、参考書や通信講座などで効率的に学習し、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか!

危険物取扱者 おすすめ講座
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