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投稿日:2024年4月24日 | 更新日:2024年04月24日
応用情報技術者試験は、ITエンジニアとしてのスキルアップを目指す人の多くが受験している資格試験です。
1つ前のレベルの基本情報技術者に比べると、かなり難易度が高く、万全な対策で試験に挑む必要があります。
特に記述式の解答が求められる午後試験は難関と言われており、突破するには十分な勉強が必要です。
そこで今回は、応用情報技術者試験の受験を検討している方におすすめの参考書を紹介いたします。
応用情報技術者対策用の参考書を選ぶ際のポイントや、おすすめの過去問集など、独学で学習を進める方にぜひ知っていただきたい内容を解説していきます。
応用情報技術者試験は本を活用して対策を進める予定という方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
※この記事は2024年4月現在の情報となっております。
応用情報技術者試験とは
応用情報技術者試験は、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構情報処理技術者試験)が主催する資格試験の一つです。
基本情報技術者試験に合格した人が続けて受験することも多く、ITエンジニアとしてのスキルアップを目指す人におすすめの資格となっています。
試験は午前試験と午後試験で分かれており、制限時間はそれぞれ150分です。
午前試験はマークシート形式、午後試験は記述式の解答形式が採用されています。
特に、午後試験の対策は応用情報技術者試験を受験するならば、万全に整えておかなければなりません。
応用情報技術者試験の概要
応用情報技術者試験は、午前試験と午後試験の2部構成の資格試験です。
午前試験はマークシート問題で、テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の分野から合計80問出題されます。
テクノロジ系の問題では、基礎理論やネットワーク、データベースに関する技術的な知識が問われます。
マネジメント系の問題では、プロジェクトマネジメントやシステム管理に関する知識や理解が求められます。
ストラテジ系ではシステム戦略や経営戦略、法務に関する問題が出題されます。
午前試験を突破するには、ITに関する知識を網羅的に理解し、過去問を繰り返し解いて、出題形式に慣れておくことが大切です。
難関と言われる午後試験は、解答必須の情報セキュリティの問題と、その他の分野の10問から4問を選択し、筆記で解答する形式です。
試験回にもよりますが、1問およそ2000字前後で、問題用紙にして3~4枚分の長文を読み解き、解答していくこととなります。
つまり、150分間で15~20枚程度の問題用紙を読破しなければならないので、ぶっつけ本番で突破するのは困難でしょう。
また、午後試験の採点基準は、キーワードをしっかりと拾えているか、問題の意図を理解し解答出来ているかどうかという点です。
長文を読解し、正しく解答するためには、試験前の練習が不可欠です。
独学で応用情報技術者試験に挑む場合は、参考書などの学習本や、過去問を活用して、問題に慣れておくことが重要となります。
応用情報技術者試験の合格率
応用情報技術者試験の合格率は20%前後と言われています。
受験者の多くは、実務経験を2~6年ほど積んだ現役のエンジニアです。
それでも合格率が2割程度にとどまってしまうほど、応用情報技術者試験は難易度が高く設定されています。
基本情報技術者試験に比べ、出題範囲が広く、内容も深いところまで問われることが多いです。
普段の実務経験では習得しえない部分についても問われることがあります。
応用情報技術者試験に挑む際は、過去問やテキスト、参考書などの学習本を活用し、対策を練っていくことが重要です。
応用情報技術者試験の参考書を選ぶときのポイント
受験者の多くが現役のエンジニアである応用情報技術者試験は、独学で勉強を進める人も多いです。
受験を予定している人の中には、本屋などで参考書を購入し、学習と対策を行おうと考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこちらでは、応用情報技術者試験を受験しようと考えている人にむけて、参考書を選ぶときのポイントをご紹介します。
IT業界は情報の移り変わりが激しいため、ポイントを押さえてテキストや学習本を選ぶ必要があります。
本を活用して独学で対策を進めようとお考えの方は、ぜひこちらの内容を参考にしてみてください。
最新の参考書を選ぼう
応用情報技術者試験の受験対策として参考書を購入するのであれば、最新の参考書を購入するのがおすすめです。
IT技術は日々進歩を遂げているため、それに合わせて試験内容も新しい内容が反映されます。
そのため、旧バージョンの内容を学習しても意味がない場合があるのです。
参考書を購入する際は、表紙に書かれている年度表示をチェックしてみてください。
初心者なら全範囲をカバーできる参考書がおすすめ
応用情報技術者試験は午前試験と午後試験に分かれています。
そのため、それぞれの試験内容に特化した内容の参考書が販売されていることも多いです。
応用情報技術者試験を受験するのが初めての方は、午前試験と午後試験の両方をカバーできる網羅的な内容の参考書がおすすめです。
テキストを読み込むことで学習を進めることが出来るため、出題傾向を把握することが出来るでしょう。
筆記対策を行うなら午後試験対策に特化した参考書がおすすめ
応用情報技術者試験に合格するには、午後試験対策を万全に行うことが大切です。
応用情報技術者試験の午後試験は記述式の解答を求められます。
長文読解力や、文章力を身につけたいという方には、午後試験対策に特化した参考書がおすすめです。
午後試験対策に特化した参考書には、解答例や解説がついてくるため、読み込むことで問題の解き方も理解できるようになっていくかと思います。
また、過去問を繰り返し解くことで、出題形式や解答の方法を身につけることが出来ます。
午後試験対策を行いたい方は、ぜひテキストや過去問を活用した問題演習に繰り返し取り組んでみてください。
応用情報技術者試験対策におすすめの参考書3選
次に、応用情報技術者試験の対策を独学で行う人に向けて、おすすめの参考書を3冊ご紹介いたします。
人気の資格である応用情報技術者試験は、学習本や参考書が多数販売されています。
たくさんのテキストの中から自分に合った内容を探すのは簡単ではありません。
そこでこちらでは、資格試験初心者の方でも取り組みやすいおすすめの参考書についてお話します。
独学で応用情報技術者試験対策を行おうとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
令和05年【春期】【秋期】 応用情報技術者 合格教本
こちらの参考書は、応用情報技術者試験の対策参考書の中でも定番中の定番といえる学習テキストです。
各サイトの応用情報技術者試験参考書ランキングでも常に上位にランクインしています。
多くの受験者から厚い信頼を得ているこちらの参考書の最新版は、ネットワークやセキュリティ分野が強化されています。
最新のITに関する情報が載っているため、独学でも十分に対策を行えます。
また、こちらの参考書の特徴として、巻末には本試験最新19回分の午前問題に挑戦できる演習アプリが付属しています。
スマホを利用して簡単に午前試験対策が行えるので、スキマ時間を活用したい方にもおすすめです。
▪出版:技術評論社
▪発売:2022年12月14日
▪著者:大滝みや子,岡嶋裕史
▪頁数:800ページ/A5判
▪定価:3,278円(税込)
キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者 令和05年
こちらの参考書は、イラストによるわかりやすい解説が特徴的で、本を読むのが苦手な方にもおすすめの一冊です。
ITに関する情報に自信がない方や、初心者であっても、安心して応用情報技術者試験の対策を行うことが出来るでしょう。
試験範囲をひととおり理解し、試験の内容を理解して対策を始めたいとお考えの方におすすめです。
過去問の解説も行われています。
基礎をきちんと固めたい方は、こちらの参考書を手にしてみてください。
▪出版:技術評論社
▪発売:2022年12月2日
▪著者:きたみりゅうじ
▪頁数:944ページ/A5判
▪定価:3,630円(税込)
情報処理教科書 応用情報技術者 テキスト&問題集 2023年版
こちらの参考書は午前試験と午後試験の両方に対応しており、知識解説と過去問演習で幅広い出題範囲を網羅することが出来ます。
数学系の基礎理論も解説されているため、計算問題が苦手な方や、基本情報技術者試験を受験していない方にもおすすめです。
ストラテジ分野についてもわかりやすく解説されているため、実務での経験が薄い技術者の方もしっかりと対策を行えます。
Webダウンロードできる特典PDFが用意されており、過去問解説17回分(平成25年度春期試験~令和3年度秋期試験)と、よく出題される重要ポイント100を利用できる点も特徴の一つです。
専門家による解説をじっくりと読み込みたい方や、過去問にたくさん触れたい方は、こちらの参考書を購入してみてください。
▪出版:翔泳社
▪発売:2022年11月21日
▪著者:日高哲郎
▪頁数:824ページ/A5判
▪定価:3,080円(税込)
参照:情報処理教科書 応用情報技術者 テキスト&問題集 2023年版
応用情報技術者試験の午後試験対策におすすめの参考書2選
応用情報技術者試験を受験するうえで、鬼門となるのが午後試験です。
1つ前のレベルである気泡情報技術者試験や午前試験は、マークシート形式の解答方法が採用されています。
しかし、応用情報技術者試験の午後試験は長文を読解し文章を記述して解答しなければなりません。
ITに関する知識や実務経験は十分な場合も、長文読解・記述解答の練習をしなければ、午後試験を突破することはできません。
そこでこちらでは、応用情報技術者試験の午後問題対策におすすめな参考書を2選ご紹介いたします。
午後試験の対策を重点的に行いたいとお考えの方は、こちらの内容を参考にしてみてください。
2023 応用情報技術者 午後問題の重点対策
こちらの参考書では、応用情報技術者試験の午後問題を解くために必要な着眼点や問題文の読み方についてわかりやすく解説されています。
問題演習を通して知識を深め、丁寧な解説を通じて分かりにくいポイントもしっかりと理解することが出来ます。
受験者の多くがつまづくポイントも、Q&Aで解答されているので、初心者の方も安心して学習を進めることが出来るでしょう。
文字を追うだけで要点を理解できる仕掛けになっているため、本を読むのが苦手な方でも気楽に読み進められるかと思います。
午後試験対策を行いたい方におすすめの一冊です。
▪出版:アイテック
▪発売:2022年11月2日
▪著者:小口達夫
▪頁数:884ページ/A5判
▪定価:3,740円(税込)
うかる! 応用情報技術者 [午後] 速効問題集
こちらの参考書では、必須問題と、国語力で稼げる[問2:経営戦略]、[問9:プロジェクトマネジメント]、[問10:サービスマネジメント]、[問11:システム監査]の4分野に狙いを絞り、徹底的に対策を行うことができます。
ITに関する知識や実務経験はあるものの、文章を組み立てることが苦手という方にピッタリのテキストです。
全330問収録しており、心置きなく午後試験の対策を行うことが出来ます。
また、長文を要約・パターン化しているため、長文読解のトレーニングを行えます。
応用情報技術者試験の午後問題に苦手意識があるという方は、ぜひこちらの参考書を手に取ってみてはいかがでしょうか。
▪出版:日経BP 日本経済新聞出版
▪発売:2023年2月25日
▪著者:村山直紀
▪頁数:352ページ/A5判
▪定価:2,420円(税込)
応用情報技術者試験対策なら通信講座もおすすめ
ここまで、応用情報技術者試験対策におすすめな参考書やテキストについて紹介してきました。
受験者の多くが現役のエンジニアである応用情報技術者試験は、独学で試験に挑む人も多いです。
しかし、忙しい中独学で試験合格を目指すのは簡単なことではありません。
自分に合った参考書やテキストを見つけることが出来たとしても、勉強に取り組むことが出来なければ、応用情報技術者試験に合格するのは難しいでしょう。
自分で勉強時間を作り出すのが難しい、独学でも誰かのサポートを受けたい。
そんな方におすすめなのが「通信講座」です。
通信講座を利用すれば、忙しい方でも効率的に試験合格を目指すことができますよ!
ここでは、応用情報技術者試験の午後問題対策におすすめな通信講座について紹介していきます。
通信講座のメリットとは
通信講座を利用したことはありますか?
通信講座の一番のメリットと言えば、やはり「効率的に試験合格を目指せること」です。
通人講座は試験合格のためのサポート体制が非常に充実しています。
独学で学習を進める際に必要な参考書選びやスケジューリングなどは、すべてスタッフに任せることが出来ます。
また、設定されたガイドに沿って、自身のレベルに合わせて学習を進められるので、着実にスキルを身につけることが出来るのです!
フィードバックやアドバイスなどの機能も充実しているため、試験対策で重要な「分からない部分の解消」を確実に行えます。
独学での対策が難しい応用情報技術者試験の午後問題も、通信講座を利用すれば安心して学習を進めることが出来るでしょう。
応用情報技術者試験の午後問題対策におすすめな通信講座とは
資格試験に通信講座がおすすめという話を紹介しました。
では、応用情報技術者試験の対策におすすめな通信講座とは一体どのようなものなのでしょうか。
ここでは、応用情報技術者試験対策に有効な通信講座をご紹介いたします。
スタディング
応用情報技術者 合格コース
受講料:43,800円(税込)
スタディング 応用情報技術者講座は、忙しい方でも効率的に、スキマ時間で学習できるオンライン資格講座です。
スタディング 応用情報技術者講座の特徴は、以下の4つです。
・学習はスマホでサクサク、スキマ時間で学ぶスタイル
・「絵だけで伝わる」動画講義
・午前試験だけでなく、記述式の午後試験対策もしっかりカバー
・低価格なのに十分な教材とサポート機能だからコスパ抜群
スタディングは忙しい日々を過ごす人にもおすすめな通信講座です。
現役のエンジニアやプログラマーの方でも、スキマ時間にスマホで応用情報技術者試験の学習を進めることができます。
IT用語や複雑なロジックも絵を用いてわかりやすく説明されるため、ITに関する知識に自信がない方にもおすすめです。
また、記述式の午後試験対策もしっかりと行われます。
過去試験をもとに、 問題文読解スキルを伝授し、「過去問解説」とは異なるロジックベースでの解説を行ってくれるなど、至れり尽くせりの内容です。
午後問題の解答のコツを知りたい方には、非常におすすめです。
過去問を効率的に活用していきたい、試験対策にじっくり取り組みたいという方は、ぜひスタディングを利用してみてはいかがでしょうか。
資格の大原
応用情報技術者 合格コース
受講料:47,800円(税込)
資格の大原では、Web通信スタイルで応用情技術者試験の合格を目指すことが出来ます。
応用情報技術者試験の受験経験や学習経験のある方や、午後試験対策を行いたい方におすすめです。
カリキュラムには本番を想定した模試も含まれています。
そのため、受験前に学習成果を確かめることが可能です。
ミニテストを実施して、インプットとアウトプットを繰り返すことで、効率的に知識を身につけることができます。
試験内容を網羅的に取り組みたい方は、資格の大原の通信講座を受講してみてください。
まとめ
今回は応用情報技術者試験の対策におすすめな参考書について解説いたしました。
応用情報技術者試験の対策を独学で進める場合には、参考書やテキストは必須です。
しかし、人気の資格である応用情報技術者試験の場合、関連本は選びきれないほど販売されています。
また、トレンドを把握することが重要なIT分野にまつわる内容であるため、最新の参考書やテキストを選ばなければなりません。
自分に合った正しい内容の参考書やテキストを選ぶことは簡単ではありません。
応用情報技術者試験の参考書選びに迷われた際は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。
応用情報技術者試験は必ずあなたのITエンジニアとしての活躍を後押しするものとなります。
資格を取得して、市場価値を高め、夢の実現を目指してみてください!