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投稿日:2024年7月31日 | 更新日:2024年07月31日
年収の高さから、若者を中心に注目を集めている職業・証券マン。
営業職である証券マンは、成績が良ければ将来1000万超えの収入も目指せる職業です。
学生時代から証券マンを目指す場合には、在学中に資格取得をしておくと就職に有利に働くでしょう。
本記事では、証券マンを目指す大学生に「在学中に取得しておきたい資格」を紹介します。
ぜひ就職活動に役立ててください。
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証券マンはどんな職業?
まず、「証券会社」の役割や、証券マンの仕事について解説してみましょう。「まだ証券マンを目指しているわけではないけれど、興味がある」という方にもわかりやすく紹介します。
初めに学ぼう「株式」のこと
証券会社について学ぶ前に、まず「株式」について知っておく必要があります。証券会社では「債権」「投資信託」なども扱いますが、まず「株式」を知ることが基本です。
株式とは、「資金の出資を受けた企業が、出資した人(投資家)に渡す証拠(証券)」のこと。
どんな企業でも、何かをする時はお金が必要です。
「こうすれば儲かるだろう」という方法があっても、お金が無ければ実現できないこともあるでしょう。
そんな時に、「会社の未来を応援したい」という人たちから出資を募ります。
そして出資してくれた人に、「株式」を発行します。
株式の価値は、会社の業績が良くなると値上がりします。
値上がりしたときに株式を売却すれば、出資金より大きな利益が得られます。
一方で、業績が良くなければ損益につながることもあるでしょう。
その場合でも、企業側に損益分の返済は発生しません。
出資者は日々のニュースや株価の流れをチェックしながら、「どの企業の株式を買えば利益を出せるか」を考えます。
これが株式の仕組みです。
証券会社とは何か
証券会社とは、債券や投資信託、株式の売買をする際に仲介をしてくれる会社です。
会社が新たに株式を発行するときは、仲介者となり株式を売ります。
それだけではなく、投資家が「会社の株式を買いたい・売りたい」というときも、代わりに証券取引所(株式を販売する場所)へ注文を行います。
会社と投資家を結ぶ役割を持つのが、証券会社だと考えてください。
証券会社の仕事内容は、主に4つです。
・委託売買(ブローカー)
投資家の依頼をうけ、株式などの売買を仲介
・自己売買(ディーラー)
証券会社の資金などを使い売買を行う業務
・引き受けまたは売り出し(アンダーライター)
会社が株式を売り出した際に買取を行い、一般の投資家に売ります。
売れ残った株式は、証券会社が引き取ることになります。
・募集と売出し(セリング)
「アンダーライター」とは異なり、会社が発行した株式を一時預かり、購入する人を探す業務が「セリング」です。
セリングの場合、株式が売れ残っても証券会社が引き取る必要はありません。
気になる証券マンの仕事内容
証券マンとは、証券会社で働く人のことをいいます。
とはいっても、証券マンの仕事内容にもいくつかの種類があるので、詳しく見ていきましょう。
・営業
証券マンの仕事と言えば、営業を思い浮かべる人が多いでしょう。
証券会社では、企業の株式や債券・投資信託を投資家に紹介・提案をします。
個人のクライアントへの提案は「リテール業務」、法人向けの営業は「法人営業」といいます。
営業はクライアントの資産運用の相談を聞くため、クライアントを訪問やアポイントメントをとる業務も行い、とても忙しい仕事です。
しかし、数字が上がれば報酬も増えるため、やりがいは大きいでしょう。
・営業事務など
営業の仕事をサポートする業務が「営業事務」です。
主に顧客管理・スケジュール管理を行い、営業の仕事を後ろからフォローします。
また、営業の仕事内容をチェックし、「コンプライアンスが守られていること」「クライアントに適切な提案ができていること」を確認することも仕事です。
・ディーリング業務
証券会社の資金を用いて、株や債券を売買する仕事です。
利益のため、国内外のニュースや世界情勢を把握しながら、適切な売買を行わなければなりません。
責任重大の業務です。
大学生のうちに取得したい証券マンの資格とは?
証券マンの求人は多くが大卒を対象にしています。
もし「証券マンを目指したい」と考えるなら、4年間の在学中に「証券会社内定に有利な資格」を取得しておきましょう。
以下で「大学生のうちに取得しておきたい、証券マンになるための資格」を紹介します。
証券外務員資格
証券会社で株主や債券を売買するには、「証券外務員資格」が必要です。
この資格が無ければ売買に関わることができないため、証券会社では必ず取得を促されます。
つまり、入社してから必ず取得する資格なので、在学中に取得したから就職が有利になります。
在学中に取得しておけば「やる気がある」と見込まれる可能性は高く、早くに学んだぶんだけ同期に差も付けられます。
証券外務員資格には正会員・特別会員があり、金融団体に所属していない大学生が取得できるのは、「正会員一種・二種外務員」です。
一種の方が難易度は高めになっています。
正会員一種・二種外務員概要
概要 | |
正会員一種外務員資格 | 有価証券を扱う各種取引を担当できる |
正会員二種外務員資格 | 選択権付債券売買取引・信用取引以外の 取引業務を担当できる |
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TOEIC(Test of English for International Communication)
投資の世界もグローバル化が進んでいます。
金融市場は世界情勢にも影響されるため、海外のニュースをしっかり中止することは証券マンの常識です。
現地の情報をより正しく、スピーディーに把握するためにも、英語系の資格は取得しておくと役立ちます。
また、海外のマーケットと取引する際にも、英語力は役立つでしょう。
TOEICは日本語で「国際コミュニケーション英語能力テスト」とされ、英語を利用したコミュニケーション能力を測ります。
日本でも知名度がある資格のTOEICは、600点以上から履歴書でアピールできると言われています。
初心者はまず600点を目指してみてください。
「英語ができる」というのは、証券会社でも大きな強みになります。
普通自動車免許
近頃は車の免許を持たない若者も増えていると言いますが、証券マンを目指すなら取得しておきたい資格です。
都内勤務でも、クライアントを訪問する際は車を使うことも多く、「車の免許を持っていることが採用条件」としているところもあるほどです。
地方勤務の場合は、都内ほど交通の便が整っていませんので、なおさら自動車免許の必要性は高まるでしょう。
車の免許は取得しておいて損はありません。
自動車免許は高校卒業時に取得する人が多いですが、まだの場合は大学在学中にとっておくことをお勧めします。
ファイナンシャルプランナー
証券会社で働く場合には、ファイナンシャルプランナーも取得しておきたい資格のひとつです。
ファイナンシャルプランナーは資産運用を含めた資金計画を立てる仕事で、不動産や税金制度について学ぶ資格です。
投資家と資産運用の話をする中で、ファイナンシャルプランナーの資格は必ず役に立つでしょう。
ファイナンシャルプランナーの資格(FP技能検定)は3級・2級・1級がありますが、履歴書に書ける基準となるのは2級からです。
さらに、日本FP協会が認定を行う「AFP(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)」、さらに上級となる「CFP®(サーティファイド ファイナンシャル プランナー®)」を取得すれば、信頼度がぐっと高まるでしょう。
AFPは、2級FP技能検定に合格していれば、認定講習の受講で取得が可能です。
証券アナリスト(Certified Member Analyst of the Securities Analysts Association of Japan)
証券会社に勤めるなら、証券アナリスト(CMA)は目指しておきたい資格です。
証券アナリストは、世界情勢やマーケットの状態を見ながら分析を行うプロフェッショナルです。
資産運用を行う証券会社にとって、どれだけ重要な資格かわかるでしょう。
証券会社だけでなく、「お金が動く仕事」には必ず活かせる資格であり、大学生のうちに目指しておけば就職活動でも有利です。
認定を行う日本証券アナリスト協会でも、大学生のうちに証券アナリストを目指す重要性を紹介しています。
証券アナリストの資格を取得するには、まず6つの講座を一括で受講し、その後に第1次試験で3科目を受験し、全てに合格する必要があります。
その上で、2次試験を受験して合格し、3年以上の実務経験を経て取得が可能となります。
つまり、大学生の時点では実務経験がないため、資格の取得はできません。
しかし、1次試験もしくは2次試験に合格していれば、「検定会員補」を名乗ることが可能となり、就職試験でもアピールに使えます。
証券マンを目指す人に必要な適性とは?
証券マンの仕事は高い年収が期待でき、多くの就活生から注目される職業です。
しかし、営業の印象が強い職業でもあることから、「自分は向いているのか」と考える人も多いでしょう。
商社マンにはどんな適性が必要なのでしょうか? ぜひ、自分が向いているかどうかをチェックしてみてください。
ポジティブに物事を考えられる
証券会社には様々な業務がありますが、大きな仕事のひとつが「営業」です。
つまり、クライアントを訪問して提案を行い、契約を成立させることが求められます。
仕事の中では、契約が思うようにいかないことも、断られることも少なくないでしょう。
そんな時に焦らず、落ち込み過ぎず、「悪いときもある」と考え、ポジティブに努力できる人が証券マンに向いています。
感情的になりにくい人
証券マンが接するクライアントには、色んな人がいます。
多くの人たちと接する中で、「自分の仕事は利益を上げること」という目的を忘れず、ブレないことが大事です。
損益を負ってしまった相手を思いすぎたり、良いと思う商品を強引に勧めすぎたりする人は、証券マンの仕事は辛いかもしれません。
相手はあくまでクライアントだと割り切り、思い入れや感情を持ち過ぎずに、利益のために行動できる人が向いています。
勉強熱心な人
証券会社で働くには、日々の勉強が欠かせません。
海外情勢やマーケットを逐一チェックし、分析をすることは証券マンの大切な仕事です。
他にも、クライアントと接するための学びや分析は欠かせませんし、経済や金融の流れを常に見て、考え続ける必要があります。
「ずっと学び続けられる人」でなければ続けることは難しいでしょう。
証券マンに向いている人は、知的好奇心が旺盛で新しい刺激が苦にならない人、学びに対して貪欲な人です。
コミュニケーション能力が高い人
証券マンは、日々色んな人と接する仕事です。
クライアントから会社内にある様々な部署の人など、仕事のために日々色んな人と接する必要があるでしょう。
その人たちと円滑なコミュニケーションを築き、協調しながら仕事ができることは重要です。
また、仕事のために誰かと協力することも多いため、「人と接することが苦ではない人」「人と強調することが上手い人」が仕事に向いています。
大学生が証券マンを目指すメリットは?
厳しい仕事でありながら、証券マンの仕事が注目を集めるのはなぜでしょう? それは、証券マンの仕事には数多くのメリットがあるからです。
大学生が証券マンを目指すことのメリットを解説します。
何と言ってもお給料が良い
証券会社で働く大きなメリットのひとつが、収入の高さです。
どんな学生でも、狙うなら収入が良いところを目指したいもの、証券会社の年収は1000万円を超えることも多く、「高い収入を目指したいという人」にはやりがいがあるでしょう。
常に数字を出す必要がある難しい仕事ではありますが、年収1000万を目指せる業界であることは、大きな魅力です。
ちなみに、2022年に発表された「民間給与実態統計調査」によると、年収1000万を超える人は4.9%しかいません。
人数に換算すると、約20人に1人です。
数少ないエリートを目指せる職業として、証券マンは注目を集めています。
ダイナミックな働きかたができる
証券会社では、大きなお金の取引を扱います。
数千万から億単位のお金が動くことも珍しくないでしょう。
仕事ができれば、若くとも大口の顧客をとり、お金を動かすことが可能です。
まさにダイナミックです。
緊張感もプレッシャーもありますが、その分だけ真剣に仕事に向き合うこともでき、向いている人なら仕事が楽しくて仕方がないでしょう。
「ダイナミックな働き方をしてみたい」という人に、証券マンはおすすめの職業です。
専門性ある知識が身に尽きます
株式市場は、国の情勢や景気が大きく反映されるものです。
国内の景気が良ければ、日本企業の評価も上がり株式も上昇しやすいでしょう。反対に不景気なら、成長が伸び悩む企業が増加します。
不景気だと政府や日本銀行が対策をうつこともあり、その影響も企業の株価に反映されます。
証券マンは、このような国内の動きや海外情勢にアンテナを張り続け、常に分析を行いながら株式の売買をしなければなりません。
業界に身を置くうちに、専門性ある知識が身に付くでしょう。
まとめ
大学生のうちに証券マンに必要な資格の勉強をしておけば、証券会社への入社面接で大きなアピールポイントを持てるでしょう。
強い意志を持って「証券会社に入りたい」と考える人は、準備として資格取得を目指すことをおすすめします。
大学生のうちに資格の勉強に触れることで、証券会での勤務に必要な資質を身に着けることもできるでしょう。
証券マンとして働くのは大変ですが、刺激もやりがいも大きいです。
特に今の大学生にとっては、「成功のチャンスを掴める」というメリットも大きいでしょう。
自信があるなら、目指してみる価値は十分にある業界です。
「やってみたい」という方は、ぜひチャレンジを。
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