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投稿日:2024年6月12日 | 更新日:2024年06月12日
HTMLという言葉を聞いたことがある人、すでに勉強をスタートしている人も多いのではないでしょうか。
しかし、効果的な勉強方法がわからない、あるいは学習に苦戦しているという人がいるのも事実です。
そこで今回はHTMLに関するおすすめの勉強方法を紹介します。
また、HTMLとセットで利用されることが多いCSSやJavaScriptとの違い、関連資格などについても解説します。
HTMLの勉強方法を知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
HTMLの概要
ここでは初心者に向けて、以下を解説します。
- 役割
- HTMLはプログラミング言語ではない
役割
HTMLは、HyperText Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)の略であり、エイチ ティー エムエルと読みます。
普段様々なWebページを閲覧していると思いますが、そのほぼすべてはHTMLで作成されています。
エンターテインメントはもちろん、さまざまな商取引や手続きがWebで完結する現在において、HTMLは重要な要素技術といえるでしょう。
HTMLの主な役割は下記の2つです。
- テキスト(文字列)をコンピュータが構造的に理解できるように意味を補足する
- 人間目線でもわかりやすいように外観を整える
つまり、HTMLはコンピュータと人間に対して、Webページをよりわかりやすい状態にすることが役割といえるでしょう。
HTMLはプログラミング言語ではない
ときどき「HTMLというプログラミング言語を学んでいます」という方がいますが、これは誤りです。
実はHTMLを「プログラミング言語」だと思い込んでいる人は少なくありません。
しかし、HTMLはPythonやJavaといった「プログラミング言語」ではなく「マークアップ言語」の1種です。
その他のマークアップ言語としては以下のようなものがあります。
- SGML
- XHTML
- XML
HTMLでできること
HTMLでできることは以下のとおりです。
- WebサイトやWebアプリケーションのページ制作
- Webブラウザゲームの画面制作
- HTMLメール作成
実は、HTMLだけではあまり効果を発揮しません。
後述する「CSS」や「JavaScript」とあわせて利用することで、リッチなWebページを実現可能です。
なお、このHTML/CSSとJavaScriptは、WebアプリケーションのUI部分を開発するフロントエンドエンジニアにとって、必須スキルといえます。
HTMLはもちろん、CSSとJavaScriptもあわせて勉強することをおすすめします。
CSSとの違い
CSSは「HTML/CSS」というように、高い確率でHTMLとセットになっています。
HTMLとCSSはどちらもWebページを作成するための言語です。
CSSとは、Cascading Style Sheets(カスケーディング・スタイル・シート)の略であり、Webページのデザインを構成する役割を持っています。
具体的にはフォントや文字色および背景色をはじめ、アニメーションやクリック時の表示などを制御できます。
なお、実はHTML単体でもタグの属性などを利用すれば、簡単なデザインは実現可能です。
ただし、HTMLの機能でデザインを変更する場合はタグの1つひとつに設定しなければならず、「tableすべてのデザインを一括で変更する」といったことができません。
このような状況で修正が入った場合などは、メンテナンスに大きな労力が必要となります。
一方で、CSSであれば「この要素にはこのデザインを適用する」といった管理ができるため、効率的にデザインを変更可能です。
そのため、ほぼすべての開発現場ではWebデザイン時にCSSを利用しています。
以上を踏まえると、HTMLはWebページの構成要素(テキストや画像など)を、CSSはWebページのデザインを設定するものと覚えておくとよいでしょう。
JavaScriptの違い
HTMLと関連が深い技術としてあげられるのが、JavaScriptでしょう。
JavaScriptは、主にフロントエンドを開発するためのプログラミング言語です。
HTMLとJavaScriptはどちらもWebページを作成するために必要なものです。
具体的には、JavaScriptはWebページに動的な機能を追加できます。
例えば、Webページに何らかのメッセージや簡単なアニメーションを表示可能です。
また、ポップアップウィンドウやマウスオーバーで画像を拡大するなどもJavaScirptのプログラミングで実現されています。
HTMLはWebページを構成するためのマークアップ言語であり、JavaScriptは「HTMLで構成されたWebページ」に対して動的な機能を実現するものと覚えておきましょう。
HTMLの書き方
ここでは初心者に向けて、HTMLの書き方を解説します。
HTMLは「タグ」とよばれる文字を利用して、テキストなどに意味を与えます。
なお、開始タグと終了タグで囲むのがルールです。
使用例は以下のとおりです。
<h1>タグの使い方</h1> |
上記の例では<h1>が開始タグ、</h1>が終了タグにあたります。
なお、HTMLの各タグには「属性」と呼ばれるものがあります。
属性を設定することで、タグの機能をフル活用可能です。
例えば「input」というタグは画面に入力項目を作成するためのタグですが、属性を利用することで最小値や最大値などを設定できます。
すぐにHTMLを触ってみたいという人は、以下のテキストをPCのメモ帳に保存し、拡張子を「.html」に変更してください。
<!DOCTYPE html> <html> <head> <title>HTMLの書き方</title> </head> <body> <h2>HTMLは簡単に作成可能です</h2> </body> </html> |
上記ファイルを保存後、Webブラウザから表示すればHTMLファイルの内容を確認可能です。
【初心者向け/独学・無料あり】HTMLのおすすめ学習法6選
初心者におすすめのHTML学習方法は次のとおりです。
独学や無料で利用できるものもあるため、自分に合う学習方法を見つけましょう。
- 方法1.書籍(本)で勉強する
- 方法2.Webの学習サイト(ProgateやCodeprep)で勉強する
- 方法3.動画 (YouTubeやUdemyなど)で勉強する
- 方法4.スマートフォンアプリで勉強する
- 方法5.セミナーで勉強する
- 方法6.プログラミングスクール(RUNTEQなど)で勉強する
方法1.書籍(本)で勉強する
1つ目は、書籍や参考書などの本で勉強する方法です。
書籍や参考書などの本は、HTMLの知識やスキルを体系的に学習できるのが特徴です。
また、本はパソコンやスマートフォンとは異なり、必要なときにすぐに参照できるためすきま時間を有効活用できます。
ただし、基本的には独学となるため、不明点や疑問点の解消に時間がかかりがちな点で、場合によっては1人では解消できないこともある点には注意が必要です。
なお、書籍(本)を選ぶときは、以下のポイントをチェックしましょう。
- イラストや図解が豊富な本であるか
- 学びたい機能を含んでいるか
- HTMLのバージョンはあっているか
基礎からしっかりとHTMLを学びたい人、独学でHTMLをマスターしたい人には、おすすめの勉強方法です。
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方法2.Webの学習サイト(ProgateやCodeprep)で勉強する
2つ目は、Progateなどの学習サイトでHTMLを勉強する方法です。
学習サイトはテキストを読むだけではなく、アニメーションやイラストなどを豊富に取り入れたコンテンツで学べます。
そのため、飽きることなく楽しみながら学習を進められる点が特徴の1つです。
また、実際にパソコンでHTMLをコーディングしながら学べるため、インプットだけではなくアウトプット型の学習が可能です。
その結果として、効率的なスキル獲得が期待できるでしょう。
代表的なHTML学習サイトは以下のとおりです。
活字を読むだけではなく、楽しみながら独学で学びたい人にはおすすめの勉強方法です。
方法3.動画 (YouTubeやUdemyなど)で勉強する
3つ目は、動画 (YouTubeやUdemyなど)で勉強する方法です。
動画は、視覚だけではなく聴覚も利用しながら学べるため、内容を理解しやすい点が特徴です。
アメリカ国立訓練研究所が発表した「ラーニングピラミッド」と呼ばれる勉強方法の調査によれば「講義による学習」の学習定着率5%に対して「視聴覚による学習」は20%とのことでした。
画像出典:educationcorner.com
また、倍速再生が可能なメディアであれば、わずかな時間でも効率よく学べるでしょう。
独学におすすめの動画サイトは次のとおりです。
短期間で効率的に学びたい人には、おすすめの勉強方法です。
方法4.スマートフォンアプリで勉強する
4つ目は、スマートフォンアプリで勉強する方法です。
スマートフォンアプリでHTMLを勉強するメリットは、すきま時間を活用できるところでしょう。
起床後や就寝前はもちろん、通学や通勤時間をはじめ休憩時間など、スマートフォンさえあれば場所や時間を問わず、HTMLの学習ができます。
普段忙しくてまとまった学習時間を確保できない人に向いています。
HTML学習に関するおすすめのスマートフォンアプリは次のとおりです。
方法5.セミナーで勉強する
5つ目は、セミナーで勉強する方法です。
セミナーは、経験豊富な講師からPythonの講義を受けられます。
短時間での開催が多いため、ピンポイントで学習したい人に適しています。
初心者におすすめのHTMLセミナーは次のとおりです。
プロの講師による指導を受けたい人にはおすすめの勉強方法の1つです。
方法6.プログラミングスクール(RUNTEQなど)で勉強する
6つ目は、プログラミングスクールで勉強する方法です。
プログラミングスクールは、長期にわたりじっくりとHTMLや周辺知識を学習できるのが特徴です。
また、スクールの多くは現役エンジニアが講師を担当するため、実践的なスキルが身に付きます。
ただし、これまで紹介した勉強方法の中でもコストがかかる点は注意しましょう。
HTMLの講座を提供するプログラミングスクールの一例は次のとおりです。
学習にかかる予算や時間に余裕がある人には、おすすめの勉強方法です。
関連資格
ここではHTMLに関連する資格として以下を紹介します。
HTML5プロフェッショナル認定試験は、特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)が主催する認定試験です。
この試験では、以下の知識やスキルを問われます。
- HTML5を用いたWebコンテンツ制作スキル
- Webコンテンツの設計及び制作スキル
- HTMLに関する広範囲の基礎知識
なお、上記のとおり試験はレベル1とレベル2の2つで構成されています。
HTMLを勉強したい人にはおすすめの試験といえるでしょう。
\HTML5プロフェッショナル認定試験の教材はこちら/
HTMLを学習しよう
今回はHTMLのおすすめ勉強方法を中心として、HTMLの概要やCSSおよびJavaScriptとの違いを解説しました。
WebアプリケーションやWebサイトが広く普及した現在、HTMLは重要な技術となっています。
特に将来的にWebデザインの制作に携わりたい人、フロントエンドエンジニアを目指す人にとっては必須スキルの1つです。
今回紹介した勉強方法を参考に、自分に合うものをみつけHTMLの学習をスタートしてみてはいかがでしょうか。