PR
投稿日:2024年6月27日 | 更新日:2024年06月27日
「デザインスキルの種類が知りたい」
「デザインスキルは独学でも身につくの?」
デザイナーに必要なデザインスキルやスキルを身につける方法が分からなくて、悩んでいる人は多いです。
本記事では「デザイナーに必要なスキル(職種別)」や「スキルを向上させる方法」を紹介していきます。
本記事を最後まで読めば、デザイナーに必要なスキルや学習方法を理解でき、今日からでもデザイナーの勉強を始めることができるはずです。
デザイナーを目指しているけど何から始めればいいのか分からない人は、参考にしてみてください。
デザインスキルとは?
デザインスキルとは、デザインを制作するときに必要となる知識や技術のことです。
例えば、以下のようなデザイン制作にはデザインスキルが必要になってきます。
- Web広告のデザイン
- イラストや写真のグラフィックデザイン
- Webサイトやアプリのデザイン
- 書籍の表紙のデザイン
- 電車や街中の広告デザイン
デザインスキルがあれば上記のようなデザインを制作でき、消費者や顧客に対して分かりやすく具体的に情報を伝えることができます。
ただしデザインスキルといっても、広告を制作するスキルから洋服のデザインを制作するスキルまで幅が広く、たくさんのスキルが存在します。
職種ごとに必要なスキルが異なるため、デザインスキルを習得する際は自分が志している仕事に合ったデザインスキルを身につけていかなくてはいけません。
本記事では、デザイナーの仕事の種類や職種ごとに必要なスキルを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
デザインスキルの基本!デザイナーの仕事の種類を解説
ここでは、Web関連のデザイナーの仕事を中心に以下の職種を紹介していきます。
- Webデザイナー
- グラフィックデザイナー
- UI/UXデザイナー
1つずつ解説していくので参考にしてみてください。
Webデザイナー
Webデザイナーとは、WebサイトやWeb広告のデザインを制作していくデザイナーのことを指します。
Webデザイナーはパソコンと制作ソフトさえあれば、未経験からでも始められるため、近年女性を中心に人気が高まっている仕事です。
具体的な業務内容は以下のとおりです。
- Web広告のデザイン制作
- ホームページのデザイン制作
- バナーやサムネイルのデザイン制作
- SNSの投稿デザイン制作
- プレゼン資料のデザイン制作
上記の業務内容は一例ですが、主にWebに関連するデザインを制作していくのが、Webデザイナーです。
Webデザイナーを始めるのに資格や職務経験は必要ないため、オンラインスクールや独学でスキルを身につけて、Webデザイナーの仕事を始める人も少なくありません。
そのため、デザイナーの仕事に興味がある人は、Webデザイナーの仕事から始めてみるのがおすすめです。
グラフィックデザイナー
グラフィックデザイナーとはWebや紙媒体問わず、ポスターや雑誌広告などのデザインを制作するデザイナーのことを指します。
一般的なデザインスキルはもちろん、ソフトウェアの高度なスキルや色彩知識など、様々なスキルや知識が必要になってきます。
具体的な業務は以下のとおりです。
- 雑誌の表紙やビジュアルの制作
- 映画やドラマのポスター制作
- イベントのホームページやチラシの制作
- 商品のパッケージやデザイン制作
- ゲームのグラフィック制作
Webの発達に伴い、グラフィックデザイナーの業務内容は年々増加しており、様々なスキルや知識が必要になってきます。
未経験からでも始めることはできますが、デザインに関する幅広いスキルや知識が必要なため、大学や専門学校を卒業してからグラフィックデザイナーになる人も多いです。
UI/UXデザイナー
UI(ユーザーインターフェース)デザイナーとUX(ユーザーエクスペリエンス)デザイナーの定義は以下のとおりです。
- UIデザイナー:サイト・アプリの見た目や操作性をデザインする人
- UXデザイナー:ユーザーがサイトやアプリを通じて得られる体験を設計する人
UIデザイナーは、ホームページに訪れたユーザーが迷うことなくホームページを閲覧できるよう、操作性をデザインするデザイナーのことを指します。
例えば、文字の大きさや文字の装飾を適切な形にデザインにしたり、商品の画像やデザインパーツを綺麗に整理したりなど、操作しやすくて見やすいホームページを制作していきます。
一方UXデザイナーはホームページに仕掛けを施し、ユーザーに体験価値を与えるのが仕事です。
例えばユーザーが通販サイトを利用する際、迷うことなく欲しい商品を見つけることができ、ストレスなく商品の購入まで完了できれば、その通販サイトのUXデザインはとても優れていると言えます。
このように、UIデザイナーとUXデザイナーは仕事内容が若干異なりますが、大半のデザイナーはUIデザインとUXデザインを1人で行っていきます。
そのため、UI/UXデザイナーと呼ばれているのです。
デザイナーに必要なデザインスキルを職種別に解説
ここでは、デザイナーに必要なスキルを以下の職種別に解説していきます。
- Webデザイナーに必要なスキル
- グラフィックデザイナーに必要なスキル
- UI/UXデザイナー必要なスキル
1つずつ見ていきましょう。
Webデザイナーに必要なスキル
Webデザイナーに必要なスキルは以下の5つです。
①デザインの基本原則スキル | 「近接」「整列」「反復」「対比」の4つの基本的な原則スキル |
➁色彩やカラーのスキル | カラー理論や配色に関する知識など、Webデザインに欠かせない色のスキル |
③マーケティングスキル | ユーザーに行動してもらうための施策や集客に必要なSEOのスキル |
④ソフトウェアのスキル | Illustrator(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)など、デザインの制作に必要なソフトウェアを使いこなすスキル |
⑤コミュニケーションスキル | クライアントやエンジニアとうまく連携するために必要なスキル |
業務内容によって必要なスキルは若干異なりますが、表の5つのスキルを習得していけば、Webデザイナーとして活動していけます。
特に①〜③のスキルは、Webデザイナーの業務を行うのに欠かせないスキルとなっています。
グラフィックデザイナーに必要なスキル
グラフィックデザイナーに必要なスキルは以下の5つです。
①デザインの基本~応用 | Web広告やポスターのデザインなど、幅広い業務に対応できるデザインスキル |
➁ソフトウェアのスキル | Illustrator(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)など、デザインの制作に必要なソフトウェアを使いこなすスキル |
③色彩やカラーのスキル | カラー理論や配色に関する知識など、Webデザインに欠かせない色のスキル |
④クリエイティブ思考 | 斬新なアイデアを考え出す能力や創造的なアイデアを用いてデザインを制作していく知識 |
⑤コミュニケーションスキル | クライアントやエンジニア、コピーライターとうまく連携するために必要なスキル |
グラフィックデザイナーは雑誌の表紙やポスター、Web広告など業務の幅が広いため、よりクリエイティブな思考やスキルが必要になってきます。
そのため、グラフィックデザイナーを目指すならどんな業務にも対応できるよう、デザインに関する知識やスキルを幅広く習得していく努力が必要です。
UI/UXデザイナー必要なスキル
UI/UXデザイナーに必要なスキルは以下の5つです。
①デザインの基本原則スキル | 「近接」「整列」「反復」「対比」の4つの基本的な原則スキル |
➁色彩やカラーのスキル | カラー理論や配色に関する知識など、Webデザインに欠かせない色のスキル |
③モバイルデザインのスキル | モバイルアプリケーションやレスポンシブウェブデザインを制作するためのスキル |
④マーケティングスキル | ユーザーに行動してもらうための施策や集客に必要なSEOのスキル |
⑤コーディングスキル | HTMLやCSSなどプログラミング言語を用いてWebサイトを正常に表示させるためのスキル |
UI/UXデザイナーは、Webサイトを制作するためのデザインスキルやコーディングスキルに加え、マーケティングスキルも必須になってきます。
そもそも、企業がWebサイトやECサイトを制作する理由は、ユーザーに商品を購入&サービスに加入してもらい利益を上げるためです。
そのためユーザーに行動してもらうための施策や調査、ユーザー分析もUI/UXデザイナーの仕事の1つになります。
デザインスキルを向上させる方法
次に、デザインスキルを向上させる方法を3つ紹介していきます。
- 動画や書籍を活用してデザインの基礎知識や技術を勉強する
- いろんなクリエイターのデザインを見て研究する
- 実際にデザインを制作してスキルを向上させる
1つずつ見ていきましょう。
動画や書籍を活用してデザインの基礎知識や技術を勉強する
デザインスキルを向上させたいなら、まずは動画や書籍を活用してデザインの基礎知識や技術を勉強していきましょう。
デザインの基礎が身についていないと、優れたデザインを制作することができないからです。
デザインの基礎知識であれば、YouTube動画や本屋で売られている書籍で十分です。
ここでは、デザイナー初心者向けにおすすめのYouTube動画や書籍を紹介しておきます。
- mikimiki Webスクール(YouTubeチャンネル)
- なるほどデザイン(書籍)
- いちばんよくわかるWebデザインの基本きちんと入門(書籍)
デザインの基礎を学びたい人は、参考にしてみてください。
いろんなクリエイターのデザインを見て研究する
デザインスキルを向上させたいならいろんなクリエイターのデザインを見て、研究していきましょう。
そもそも、デザインには学校のテストのように明確な答えや正解がありません。
そのため、たくさんのデザインを研究して「デザインの引き出し」を増やしていくのが、優秀なデザイナーへの近道です。
デザインを研究していくときは、以下の3点を重点的に観察していきましょう。
- 使われている色や使われている色の数
- デザインの形状と配置
- キャッチコピーや文章
上記の3点を軸にプロのデザインを研究していけば、優れたデザインの共通点が分かるようになります。
またWebサイトや広告など、ビジネスのために制作されたデザインはどれも基本原則や法則を基準に制作されているので、デザインを眺めるだけでも勉強になります。
ネットで検索すれば、いくらでもお手本となるデザインが出てくるので、パッと見で気になるデザインが見つかったら保存して観察してみてください。
実際にデザインを制作してデザインスキルを向上させる
デザインの基礎を学び、デザインを研究して引き出しを増やしたら、実際にデザインを制作していきましょう。
デザイナーに限らずクリエイターは実際に手を動かして制作していかない限り、スキルは向上していきません。
実際、一流のデザイナーは常にインプットとアウトプットを繰り返しています。
また、最初は慣れないかもしれませんが、デザインを制作したら家族や友人に見して意見を聞くのもおすすめです。
デザイン初心者である家族や友人は消費者目線でアドバイスしてくれるため、デザイン制作に役立つ意見をくれることもあります。
デザインの知識をある程度インプットしたら、早速アウトプットしていき、他人に見して評価してもらいましょう。
デザイナーにおすすめの資格
デザイナーにおすすめの資格は、以下の表の通りです。
デザイナー全般におすすめの資格 | 色彩検定、Webクリエイター能力認定試験 |
Webデザイナーにおすすめの資格 | ウェブデザイン技能検定、アドビ認定エキスパート(ACE) |
グラフィックデザイナーにおすすめの資格 | Illustrator®クリエイター能力検、Photoshop®クリエイター能力検定、DTPエキスパート認証試験 |
UI/UXデザイナーにおすすめの資格 | Google UX Designプロフェッショナル認定、人間中心設計(HCD)専門家資格認定制度(UXデザイン) |
職種によっておすすめの資格は異なりますが、「色彩検定」と「Webクリエイター能力認定試験」はどの職種の業務にも役立つので、クリエイターなら取得しておいて損はありません。
デザイナーを志している人は、表の資格を参考にしてみてください。
デザインスキルは独学でも身につく?
職種によっては、独学で身につけられるスキルもあります。
例えば、Webデザイナーに必要な基本的なデザインスキルやソフトウェアのスキルなどは、無料の教材が充実しているため、独学でも身につけられます。
ただし、グラフィックデザイナーやUI/UXデザイナーのように、より幅広く専門的なデザインを必要とする職種のスキルは、独学だと効率が悪いです。
そのため、グラフィックデザイナーやUI/UXデザイナーを目指す人は、以下のような学校やスクールを活用してデザインスキルを身につけているケースが多いです。
- デザイン関連の大学
- デザイン関連の専門学校
- デザイン関連のオンラインスクール
職種によっては独学でもデザインスキルは身につきますが、効率よくデザインスキルを身につけてすぐにデザイナーとして働いていきたいなら、専門学校やオンラインスクールでの学習をおすすめします。
デザインスキルまとめ
今回は、デザインスキルの種類やスキルを向上させる方法を紹介していきました。
本記事で紹介したように必要なデザインスキルは職種によって異なりますが、Web関連のデザイナーを目指す場合、どの職種においても以下のスキルは必須です。
- デザインの基本原則スキル
- 色彩スキル
- ソフトウェアのスキル(illustrator、Photoshop)
デザイナー職に就きたい人は、本記事で紹介した内容を参考にデザインスキルを身につけてみてください。