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投稿日:2024年7月5日 | 更新日:2024年07月05日
IELTSを受験しようと決めたけれど、何から始めていいかわからず困っていませんか?
そこで今回は、初心者に向けて、IELTSを独学で勉強する方法を徹底解説します。
また後半では、独学が苦手な初心者におすすめのIELTS対策講座もご紹介するので参考にしてください。
この記事を読み終える頃には、独学方法がわかり、すぐにでも勉強を開始できるようになります。
初心者向けのIELTS勉強法(独学)
それでは早速、初心者向けのIELTS勉強法を解説します。
以下は、IELTSの試験を一度も受けたことがない人を対象にしたステップです。
- IELTS試験の概要を知る
- 目標のIELTSスコアを決め勉強計画を立てる
- IELTSの参考書を買う
- 模擬試験を解く
- 単語学習
- 各セクションごとに適した学習法で勉強
これから、1〜6について詳しく解説します。
1. IELTS試験の概要を知る
初心者ならば、勉強法の前にIELTS試験の概要を知りましょう。
※もうわかっている人は、この項を読まずに次のステップに進んでください。
IELTS(International English Language Testing System)は、英語の能力を測るための国際的なテストです。
主に英語を母国語としない人々が、英語でのコミュニケーションや学業、仕事における能力を評価するために受験します。
IELTSは、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つのセクションから構成されるテストです。
それぞれのスキルを測定し、総合的な英語の能力を1.0〜9.0点のスコア(0.5点刻み)で評価し、スコアが高いほど優れた英語能力を持っていることを示します。
なおIELTSには、留学や海外大学の入学要件として使われる「アカデミック版」と海外移住に使われる「ジェネラル版」の2種類があります。
2. 目標のIELTSスコアを決め勉強計画を立てる
次に、目標スコアを決め、勉強計画を立てます。
目標スコアがないと、いつまで、どのくらい勉強するかが決まらないからです。
なお個人差はありますが、IELTSのスコアを0.5上げるためには約100〜300時間の勉強時間が必要です。
たとえば、平日は一日2時間、土日に合計10時間勉強し週20時間をIELTSに費やす場合、
- 100÷20時間=5週間
- 300÷20時間=15週間
となり、およそ1ヶ月強〜4ヶ月弱の時間がかかります。
こういった情報をもとに、日々どれくらい勉強をするか決めてください。
最初は大まかに作って、後から微調整する形でもOK。
なおIELTSに必要な勉強時間は、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
IELTSの勉強時間はどれくらい必要?学習計画の立て方も解説
3. IELTSの参考書を買う
目標スコア・勉強計画ができたら、参考書を買います。
初心者が独学するなら、以下のような参考書があるといいでしょう。
- IELTS専用の単語帳
- IELTS対策の教本(模試付き)
- IELTSの模試だけが収録された書籍
IELTS対策の教本は、各セクションの解き方のコツが解説されていて、実践問題も収録されているものがおすすめ。
そこに模試も収録されていればそれだけでもいいですが、模試は何回も解いたほうがいいので、別途模試だけが収録された書籍を買い足すのが理想的でしょう。
4. 模擬試験を解く(初心者:中高英語の復習も有効な方法)
次にIELTSの模擬試験を解いて実力を確認します。
これは、初心者であればIELTS学習を進める前に行うことが重要です。
なぜなら、今の実力やIELTSスコアがわからないと、目標スコアまでどれくらい勉強時間がかかるか予測がつかないですし、苦手分野もわからないからです。
なお、IELTS模試を解いてもまったく点数が取れない、問題文に何が書かれているか理解できないという場合は、中学・高校英語の基礎が足りていません。
その勉強からスタートしましょう。
以下はおすすめの参考書です。
5. 初心者なら必須!単語学習
4.の模試で自分の実力がわかったら、いよいよ本格的な学習をスタート!
IELTS学習は、以下の二つを並行させて行いましょう。
- 単語学習
- セクションごとの対策
最初に単語学習について解説します。
単語力(語彙力)は、初心者であればどのセクションを解く場合でも必須の力です。
語彙力があればあるほど、問題を解きやすくなるので毎日勉強しましょう。
IELTSの英単語の勉強方法は以下のとおりです:
1. 英単語をチェック(知ってるものはスキップ)
2. 英単語の意味&発音をチェック
3. 次の英単語へ
IELTSの英単語学習では、一回にすべてを覚える必要はありません。
IELTSの試験で使われる英単語は膨大にあり、むしろ一度では覚えられないです。
よって各単語に時間をかけすぎず、次の単語に進むのがポイント。
学習翌日に、英単語帳の同じページに戻り、覚えているかを確認しましょう。
これを繰り返し、同じ単語を何度も目にして発音することが大切です。
6. 各セクションごとに適した学習法で勉強
単語学習と並行し、各セクションごとに学習を進めましょう。
セクションごとに適した学習法があるので説明します。
リスニング対策
まずは初心者向けのIELTSのリスニング対策方法をご紹介します。
対策1:語彙力向上
IELTSのリスニング対策においては、まず語彙力を向上させましょう。
頻出の英単語を知らなければ、音声も聞き取れないためです。
さらにIELTSの単語を学ぶときは、その単語の発音も同時に学びましょう。
対策2:正確に聞き取る練習
IELTSのリスニング対策では、正確に聞き取る練習も大事。
英語はナチュラルスピードで話され、初心者なら聞き取れないものが多いからです。
問題音声に続いてシャドウイングをしたり、ディクテーションするのが効果的です。
さらに、IELTSではイギリス英語が使用されるため、アメリカ英語に慣れている日本人は違和感を感じるでしょう。
ゆえに、IELTSのリスニング問題やポッドキャスト、BBCニュースなど、多様なイギリス英語の音声を聞く習慣をつけるのがおすすめです。
対策3:先読みを習慣にする
IELTSのリスニング対策では、先読みを習慣にすることも忘れずに。
問題音声を聞いてから解答しようとすると、問題音声を理解するまでに数秒時間がかかり、その間に次の問題に進んでしまうからです。
音声放送の前に問題文を先読みして、何を聞かれるのか想像し準備することが大事です。
とはいえこの先読みは慣れが必要なのですぐにはできません。
勉強中から何度も先読みをして、徐々に慣れていくことをおすすめします。
対策4:メモを取る習慣を持つ
IELTSのリスニング対策では、メモをとる習慣を持つことも大切。
なぜならIELTSのリスニングでは、メモしないとミスしやすいからです。
特に注意なのはセクション1。
問題に出てくる人の名前や番地、電話番号などはあえて受験者が間違いやすいスペルなどを使用しています。
TOEICとは違って、IELTSでは試験中もメモしていいので、勉強の際から回答に関連しそうな単語は必ずメモを取る練習をしてください。
ちなみにメモの内容はIELTSの試験結果に影響しませんし、英語で書く必要もないです。
リーディング対策
次に、初心者向けのIELTSのリーディング対策方法をご紹介します。
対策1:多読・精読
IELTSのリーディング対策に必須なのが多読・精読です。
IELTSのリーディング問題や英語のニュース・雑誌など、さまざまなトピックを読むようにしましょう。
また英文を読むときに、英単語や文法・構造を確かめ、一文一文丁寧に読む「精読」の練習もするといいですよ。
多読と精読を継続することで、読解力がアップし、段々と読む速さも向上します。
なお多読と精読は、以下のような専門の参考書を読み正しい方法を学ぶのがおすすめです。
対策2:英語の文章を英語で理解する
IELTSのリーディング対策では、英語の文章を英語で理解することが大事です。
なぜなら、日本語に訳して読むのは時間がかかり、制限時間内に解き終わらない可能性があるからです。
よって、一定の語彙力が身についてきたら、英・英辞書を活用し英文を読みましょう。
文中に知らない英単語が出てきたら、別の言い換え表現を考えるか、前後の文章から意味を推測して読むとより効果的です。
対策3:問題文の先読み練習
IELTSのリーディング対策では、問題文の先読み練習をしましょう。
問題文を先に読めば、本文中で答えにつながるパラグラフやキーワードを見つけやすくなるからです。
この練習を普段から繰り返しておけば、IELTS試験本番では素早く問題を解けるようになっているでしょう。
ライティング対策
次に、初心者向けのIELTSのライティング対策方法をご紹介します。
対策1:問題の特徴やエッセイの書き方のコツを確認
まずは、IELTSライティングの対策テキストを準備します。
そして、IELTSライティング問題の特徴やエッセイの書き方のコツを学びます。
サンプル回答を写してみるのも、効果的な学習法です。
また、エッセイの始まりや結論などで使えるフレーズは、パターンが決まっています。
よって、使えそうなテンプレートは暗記してしまいましょう。
対策2:ライティング問題をたくさん解く
IELTSのライティング対策では、実際の問題をたくさん解きましょう。
なぜならライティングは、さまざまな問題に触れエッセイを書く経験を積まないと上達しないからです。
また、エッセイはすぐ書き始めずに、文章構成を決める時間を取ってから書くと論理的で主張がブレなくなるので試してみてください。
対策3:添削でレベルアップ
ライティング対策では、書いたエッセイを添削してもらうとさらにレベルアップできます。
なぜなら、もしも独学で英単語や英文法の使い方を誤っていた場合、変な癖がついてしまうからです。
理想としては英語ネイティブに依頼し、エッセイの添削をしてもらうことをおすすめします。
ネイティブに依頼できない場合、日本人の英語講師や、IELTSライティングの添削サービスなどを利用するといいでしょう。
スピーキング対策
最後に、初心者向けのIELTSのスピーキング対策方法をご紹介します。
対策1:英語で自己紹介
IELTSのスピーキングテストは、英語での自己紹介からスタートします。
よって簡単な原稿を用意して、それに基づき話す練習をしてください。
自分の出身、仕事、家族、趣味などについて説明できるといいです。
慣れてきたら原稿を見ずに話します。
この際、丸暗記ではなく、ポイントだけおさえてアドリブで話せるようにしましょう。
丸暗記は試験官にバレてしまい、減点対象になるからです。
対策2:自分の意見を英語でまとめる
実際の問題を使って、自分の意見を英語でまとめる練習をしましょう。
慣れないうちはメモを取ってもOK。
回答は、結論だけではなく、以下の順番で3点をカバーするように話すのがポイントです。
- 結論
- 結論に至った理由
- 具体例
対策3:面接練習をする
IELTSスピーキング対策では、面接練習をしたほうがいいです。
なぜなら、いくら独学で話せても、スピーキング試験本番では緊張し、実力を出せなくなるからです。
よってできれば英語ネイティブの講師や友人に面接官役を頼み、人に見られながらスピーキング試験を受けることに慣れておきましょう。
独学での勉強が難しい初心者にはIELTS対策講座という方法も
ここまでは独学法を紹介しましたが、初心者にはIELTS対策講座の受講もおすすめです。
リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングすべてをプロから学ぶことでIELTSの基礎的なスキルがバランスよくつけられるからです。
ここでは、3つのIELTS対策講座の特徴や価格などをピックアップするので、興味があればぜひ無料体験やカウンセリングを試してみてくださいね。
【バークレーハウス(BERKELEY HOUSE)】
IELTS対策におすすめの講座、一つ目はバークレーハウス。
バークレーハウスは、東京にある語学スクールで、IELTSの公式テストセンターの一つです。
バークレーハウスのIELTS対策クラスには、プライベートレッスンとグループレッスンの2種類があります。
どちらもオンライン受講ができるので、遠方に住んでいてもOKです。
プライベートレッスンは、自分のペースで学べて講師にもたくさん質問でき、短期間で効果的にスコアアップできます。
一方グループレッスンでは、スコア別にクラスがわかれており、自分のレベルにあわせ無理なく学べます。
リスニングとリーディング対策では、IELTS8.0以上を持つ日本人講師が指導し、講義の動画は理解できるまで繰り返し視聴可能。
またスピーキングとライティング対策は、オンライン授業と個別の添削課題がセットになっています。
こちらもIELTS8.0以上の日本人講師が担当するため、高品質なレッスン・フィードバックを受けられますよ。
このIELTS対策講座の受講料金は以下のとおりです。
IELTSコース | 料金 | 備考 |
プライベートレッスン(対面/オンライン) | 1回2時間 26,400円(税込)~ | 弱点克服、テスト直前対策など幅広い目的で使えるレッスン。 入会金22,000円(税込)は別途かかる。 |
グループレッスン(オンライン)4技能総合コース | 4週 55,000円(税込) | テキスト代は別途かかる。 |
自分にベストなコースで、目標のIELTSスコアを手に入れましょう!
無料体験レッスンではレッスンのほかにカウンセリングも受けられるので、IELTSに関する悩みを相談してみるのもいいでしょう。
\バークレーハウスのIELTS対策講座をチェック/
【ブリティッシュカウンシル(British Council)】
IELTS対策におすすめの講座、二つ目はブリティッシュカウンシルです。
ブリティッシュカウンシルはIELTSの運営機関の一つで、独自のIELTS対策講座「IELTS試験対策コース」を提供しています。
このコースの特徴は、レベル別のクラス設定。グループレッスンなので、楽しみながら効果的に学べます。
さらに、IELTS本番に備え模擬試験も受けられるのでお得です。
講師から個別にアドバイスをもらえるので、自分の学習の進み具合や実力が都度チェックでき、効率的にスキルアップできます。
このIELTS対策講座の受講料金は以下のとおりです。
IELTSコース | 料金 | 備考 |
グループ(中級、中級上、上級) | 158,400円(税込)/週3時間・12週間 | ブリティッシュカウンシルで初めて英語コースを受講する場合、入学金27,500円(税込)は別途かかる |
こちらは、東京(飯田橋)で開講しているレッスンです。
東京や関東エリアの人、対面授業で緊張感を持って学びたい人に特におすすめです。
個別の無料説明会や英語力診断も行っているので、ぜひ問い合わせてみてくださいね。
【リバティ(Liberty English Academy)】
IELTS対策におすすめの講座、最後にご紹介するのはリバティです。
リバティの授業は、日本では唯一の「グラマーテーブル」という英語本来のルールを用いているのが特徴です。
これにより、これまでバラバラに学習していた英語の知識を体系的に学べます。
学校英語で学んできた知識の整理になるのでおすすめですよ。
また、リバティの「IELTS対策コース」は、「IELTS7.0」以上を達成する生徒を多数輩出しているのも特徴。
さらに、授業をとおして英語ネイティブでさえ苦戦するハイレベルの英語スキルを習得することも可能です。
このIELTS対策講座の受講料金は以下のとおりです。
IELTSコース | 料金 | 備考 |
ショート(受講回数24回) | 13,200円(税込)/回 | 入会金55,000(税込)は別途かかる。 1回の受講時間は90分。 |
ベーシック(受講回数48回) | 11,000円(税込)/回 | 入会金55,000(税込)は別途かかる。 1回の受講時間は90分。 |
アドバンス(受講回数72回) | 10,780円(税込)/回 | 入会金55,000(税込)は別途かかる。 1回の受講時間は90分。 |
リバティには無料カウンセリングサービスがあり、IELTSや授業に関する初歩的な疑問や不安も解消できます。
連絡してもしつこい勧誘をされることはないので、まずは気軽に問い合わせてみましょう!
初心者でも正しい勉強法でハイスコアを狙おう
今回は、初心者向けのIELTS勉強法を解説しました。
おすすめの勉強法(ステップ)を再掲します。
- IELTS試験の概要を知る
- 目標のIELTSスコアを決め勉強計画を立てる
- IELTSの参考書を買う
- 模擬試験を解く
- 単語学習
- 各セクションごとに適した学習法で勉強
正しい勉強法を継続すれば、初心者でもハイスコアは狙えます。
どうしても独学が難しい場合は対策講座も活用し、最短で目標スコアを取得してくださいね。