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投稿日:2024年7月25日 | 更新日:2024年07月25日
この記事を監修した専門家
HTMLとCSSは、Webサイト制作に欠かせないコンピュータ言語です。
WebデザイナーやWebエンジニアを目指している人の中には、HTML・CSSを独学で勉強していこうと考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
HTML・CSSは独学も可能ですが、途中で挫折してしまう人も少なくありません。
「思っていたよりも難しい」「他の人は簡単でも自分には難しい」「難しいから独学は諦めようかな」といった声がよくあります。
本記事では、HTMLとCSSを独学で勉強していこうと考えている人向けに、学習ポイントやおすすめ教材などを紹介していきます。
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HTML・CSSとは?
まず、HTMLとCSSがどのようなコンピュータ言語かを簡単に押さえましょう。
HTMLとは、「Hyper Text Markup Language(ハイパー・テキスト・マークアップ・ランゲージ)」の略称で、文字の大きさや色など、Webページの基本要素を指定するコンピュータ言語です。
CSSとは、「Cascading Style Sheets(カスケーディング・スタイル・シート)」の略称で、Webページのスタイルを指定するコンピュータ言語です。
実は、HTMLだけでもWebサイトを作ることはできます。
しかし、CSSと組み合わせることで、よりデザイン性や可読性の高いWebサイトを作れるようになります。
HTMLとCSS、どちらも学習することをおすすめいたします。
HTML・CSSは独学でも習得できる?難しい?
WebデザイナーやWebエンジニアを目指している人の中には、HTML・CSSを独学で勉強していこうと考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
独学には、自分のペースで進められる、コストを抑えられるなどのメリットがありますね。
はたして、HTMLとCSSの学習は、独学で進めることも可能なのでしょうか。
結論としては、不可能ではありません。
HTMLとCSSは、他のコンピュータ言語と比べて、概念が分かりやすく、コードもシンプルです。
また、インターネット上に学習に役立つ情報が豊富にあります。
実際に、独学でHTMLとCSSを身につけたという人は珍しくありません。
ただし、コンピュータ言語というものに慣れていない場合、あるいは苦手意識がある場合は、挫折してしまうこともあります。
しかし、挫折しないよう工夫する余地は十分にあります。
これから解説する内容をご参考にしていただければ思います。
HTML・CSSの独学が難しい場合の原因は?
HTML・CSSの独学が難しくなってしまう原因として、どのようなものがあるのでしょうか。
主に次の5つが挙げられます。
独学が難しい場合の原因①:全てを暗記しようとするから
HTMLとCSSの独学は、全てを暗記しようとすると難しくなります。
HTML・CSSに限らず、コンピュータ言語というものは、必ずしも全てを暗記する必要はありません。
「どのような仕組みか」「どのように機能を実現しているのか」など、大まかな理解で十分です。
実際にプロのWebデザイナー・Webエンジニアとして働いている人でも、Webサイト制作をする際には、インターネットや書籍などで調べながら作業を進めています。
独学が難しい場合の原因②:アウトプットをしないから
HTMLとCSSの独学は、アウトプットをしないでいると難しくなります。
書籍やインターネットなどを活用して知識をインプットすることも大事ですが、その知識をアウトプットすることもまた大事です。
実際に手を動かしてコードを打つと、それまでにない気づきが得られますし、体がコードの打ち方を覚えようとします。
ここで手を動かすのが面倒だからといって、インプット学習をしているだけだと上達しにくいでしょう。
独学が難しい場合の原因③:分からないところを放置しているから
HTMLとCSSの独学は、分からないことを放置していると難しくなります。
独学をしていれば、分からないところが出てくるでしょう。
それ自体はほぼ必然といえるものです。
しかし、分からないところをそのまま放置するのはNGです。
ストレスになりますし、いくつも積み重なればますます理解が追い付かなくなります。
その状態が続くとなれば、やがて挫折するでしょう。
独学が難しい場合の原因④:短期間で習得しようとするから
HTMLとCSSの独学は、短期間で習得しようとすると難しくなります。
HTML・CSSについて調べていると、「HTML・CSSは簡単」「HTML・CSSはすぐに習得できる」といった声を見聞きすることもあるでしょう。
しかし、それは個人の主観であるケースが往々にしてあります。
そういった情報を鵜呑みにして短期間で習得しようとするのはNGです。
長期間モチベーションを保つことできず、挫折につながります。
独学が難しい場合の原因⑤:難しく考えているから
HTMLとCSSの独学は、難しく考えていると余計に難しくなります。
・パソコンが苦手だから
・理系ではないから
・もともと頭がよくないから
例えばこういった考えをもっていると、なかなか手が進まなくなりますし、本来スッと入ってくる内容であってもスッと入ってきません。
HTML・CSSの独学が難しい場合の学習ポイントは?
HTML・CSSの独学が難しくなってしまう原因について解説してきました。
では、HTML・CSSの独学が難しい場合、どう対応していけばよいのでしょうか。
次の7つのポイントを意識するとよいです。
学習ポイント①:全体像から理解する
部分からではなく、全体から理解するようにしましょう。
・部分をひとつひとつ理解し、それをつなぎあわせて全体を理解する
・全体を理解してから、部分を一つひとつ理解していく
後者の方が理解はスムーズです。
勉強している最中に分からないところが出てきたとしても、飛ばすくらいがちょうどよいかもしれません。
学習ポイント②:サンプルコードを写経する
アウトプット学習として、写経をしてみましょう。
写経とは、書籍などにあるサンプルコードを打ち込みながら、どのように表示されるかを確認していく作業のことです。
具体的な手順:
・適当なサンプルコードを見つける
・メモ帳などのテキストエディタを立ち上げる
・テキストエディタにサンプルコードを打ち込む
・テキストエディタの拡張子を「html」「css」に変更する
・Webブラウザで表示内容を確認する
「HTMLのこの部分はどこに相当するだろうか」「CSSのこの部分はどういう意味だろうか」などと考えながら行うのがおすすめです。
写経をすることで、Webサイトがどのように作られているかがイメージできるようになりますし、インプット学習では得られない気づきが得られます。
なお、サンプルコードとして複雑なコードを選んでしまうと、挫折してしまう可能性が高くなってしまいます。
最初はシンプルなコードからはじめるようにしましょう。
学習ポイント③:簡単なWebサイトを作ってみる
難易度は高めですが、可能であればオリジナルのWebサイト作りにもチャレンジしてみましょう。
これも写経と同じアウトプット学習になります。
自分の力だけで完成させることができれば自信がつき、それはモチベーションアップにもつながります。
学習ポイント④:検索スキルを高める
コンピュータ言語を学習する場合は、検索スキルを高めるよう意識しましょう。
例えば、文法が分からないときやエラーが出たときなど、Googleなどで検索をしますよね。
単純ですが、このスキルを高めるのです。
はじめのうちは、検索しても欲しい答えにたどり着けないこともあるでしょう。
しかし、そこは反復練習です。
何度も繰り返していくうちに、「どんなキーワードで検索すればいいか」「どんなページを参考にすればよいか」がつかめるようになります。
検索スキルが高まれば、答えにたどり着くまでの時間が短縮されますし、苦手意識も払拭されるでしょう。
学習ポイント⑤:質問できる環境を整える
検索スキルを高めることも大事ですが、どうしても解決できないこともあるので、質問できる環境を整えることも大事です。
一人で解決できなかった問題が、単に上級者に質問することであっさりと解決してしまう。
このようなことは往々にしてあります。
学習ポイント⑥:仲間と一緒に取り組んでいく
周囲にHTML・CSSを学習しようとしている知人がいれば、その知人と一緒に取り組んでいく方法もあります。
仲間がいれば情報交換や教え合いができますし、苦しいときでも、仲間も似たような状況と分かればモチベーションを維持できるでしょう。
学習ポイント⑦:あえて他のことをする
HTML・CSSの学習で苦しいときには、あえて他のことをすることも有効です。
例えば睡眠やスポーツ、森林浴、映画鑑賞など。
そうすることで、頭が整理されたり、モチベーションが湧いてきたりします。
HTML・CSS学習でおすすめの書籍
ここで、HTML・CSSを学ぶ上でおすすめの書籍を3つ紹介します。
おすすめの書籍①:スラスラわかるHTML&CSSのきほん
「スラスラわかるHTML&CSSのきほん」は、HTML・CSSに関する書籍を多数出版されているエンジニア・狩野祐東さんが書いた書籍です。
小さなWebサイト作りを通して、HTMLとCSSの基礎を学びます。
図解や用語説明が充実していて、スムーズな理解をサポートしてくれます。
\『スラスラわかるHTML&CSSのきほん』での学習がおすすめ!/
おすすめの書籍②:いちばんやさしいHTML5&CSS3の教本
「いちばんやさしいHTML5&CSS3の教本」は、インプレスの「いちばんやさしい教本」シリーズの一つです。
講義+実習という形式でHTMLとCSSを学びます。
タイトルに「いちばんやさしい」とありますが、中盤以降からは、応用的な内容・高度な内容となっていきます。
\『いちばんやさしいHTML5&CSS3の教本』での学習がおすすめ!/
おすすめの書籍③:1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
「1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座」は、Webサイト制作系の人気ブログ「Webクリエイターボックス」の運営者さんが書いた書籍です。
HTML・CSSだけでなく、Webデザインのコツや実際の現場の制作手順まで、幅広く学ぶことができます。
デザインに興味のある人であれば楽しく読めるでしょう。
\『1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座』での学習がおすすめ!/
HTML・CSS学習でおすすめの学習サイト
ここで、HTML・CSSを学ぶ上でおすすめの学習サイトを2つ紹介します。
おすすめの学習サイト①:Progate(プロゲート)
Progateは、スライドで学んでいくタイプのプログラミング学習サイトです。
ProgateでHTML・CSSを学べる講座:「HTML&CSS」
スライドは直感的に理解できるようイラスト中心に作られており、スライドで概要を掴む→実際にコードを打ち込む、という流れで進めていきます。
おすすめの学習サイト②:ドットインストール
ドットインストールは、動画で学んでいくタイプのプログラミング学習サイトです。
ドットインストールでHTML・CSSを学べる講座:「HTML入門」、「CSS入門」
1つの動画は3分で構成されているため、通勤時間や休憩時間など隙間時間でも学習できます。
また、有料会員になれば講師に質問することができます。
HTML・CSSの独学がどうしても難しい場合はプログラミングスクール
「どうしてもHTML・CSSの独学が難しい」という場合は、プログラミングスクールに通うことも検討してみてください。
プログラミングスクールに通うとなれば、月に数万円レベルの費用がかかります。
しかし、体系化されたカリキュラムのもと、適宜質問しながら、また学習アドバイスを受けながら進めていくことができます。
それだけ挫折する可能性が低いですし、学習効率もよいでしょう。
また、プログラミングスクールでは、一緒に学んでいく仲間を見つけることもできます。
まとめ(独学が難しい場合でも工夫次第)
本記事では、HTMLとCSSを独学で勉強していこうと考えている人向けに、学習ポイントやおすすめ教材などを紹介してきました。
HTML・CSSは、独学が難しい場合もありますが、工夫する余地はたくさんあります。
もちろん、どのような方法が向いているかは人それぞれです。
自分とマッチする方法を模索していきましょう。
HTML・CSSの独学がどうしても難しい場合はプログラミングスクールに通うことも検討してみてください。
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