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投稿日:2024年8月14日 | 更新日:2024年08月14日
大学入試では、英語資格・スコアを保有していれば受験で優遇される場合があります。
実際、文部科学省の発表によると、大学入試を通じて「国際基準でみた英語力の高い人材」の育成が目指されていることがわかります。
この記事では大学入試で使える資格の一つ「GTEC」について解説します。
この記事からわかること
- GTECが入試に使える大学は全国で400校以上
- スコアを大学入試に利用する場合「勉強時間」に要注意
- 「使えるGTECスコア」獲得の3つのポイント
GTEC活用のポイントや、注意点についても解説しています。
注意すべきポイントを知らないままだと、「使えると思ったのに、実は利用できなかった」「入試の勉強が全くできていない」ということになりかねません。
大学入試でGTECを活用したい方は、勉強前にこの記事をしっかりチェックしておきましょう。
GTECが入試で使える大学を紹介!目安スコアも確認可能
現在様々な大学の入試でGTECの利用が可能になってきています。
自分の志望する大学の入試でGTECスコアが利用できるかをまずはチェックしてみましょう。
スコアが入試で使える大学は438校!
2023年11月現在、GTECスコアが入試で使える大学は438校あります。
自分の志望する大学が含まれているか、以下の入試活用校検索からチェックしてみましょう。
チェックする場合は第一志望校だけでなく、受ける可能性がある大学をリストアップして全てチェックしておきましょう。
GTECの勉強に時間を割くべきかどうか考える際の貴重な情報になります。
一般受験でのスコア活用区分は3つ
一般受験でGTECスコアを活用する場合、3つの活用区分が存在します。
- みなし得点化・試験の代替
- 加点
- 出願基準
「みなし得点化・試験の代替」は積極的に活用すべし
みなし得点化・試験の代替とは、GTECスコアを大学入試の英語試験の代わりとして採用できる仕組みです。
基準を満たすGTECスコアを保有しておけば、その大学の英語本試験を受ける必要がなくなります。
他の教科の受験勉強に時間を割けるだけでなく、心理的に余裕のある状態で試験に臨めるため、みなし得点化・試験の代替を採用している場合は積極的に活用しましょう。
「加点」は余裕があれば利用するのがおすすめ
加点とは、一定のGTECスコアを持っている生徒の英語試験のスコアに追加で点数が付与される仕組みです。
GTECスコアを持っていないライバルと有利に戦えるため、余裕があれば利用するのがおすすめです。
ただし、GTECの勉強と大学入試英語の勉強はそれほど親和性が高くありません。
大学入試英語の勉強をおろそかにするくらいなら、加点は見送るべきでしょう。
「出願基準」は志望度の高さで判断
出願基準とは、一定のGTECスコアがなければ出願できない「足切り」的な仕組みです。
出願基準になっている場合、GTECスコアの取得が必須になります。
GTECスコアが出願基準になっている大学への志望度が高い場合、迷わずスコア取得を目指しましょう。
志望度が高くない場合は、自分の勉強時間や余裕を考慮して判断しましょう。
スコアを大学入試受験に活用する際に注意すべきポイント
大学入試にGTECスコアを活用する場合、いくつかのポイントに注意が必要です。
注意点をチェックしておかなければ、大学入試まえに思わぬトラブルに見舞われる可能性もあります。
勉強を開始する前にチェックしておきましょう。
「大学入試」対策を疎かにしない
GTECスコアを取得することに夢中になって、大学入試対策がおろそかになっては元も子もありません。
常に受験合格を目的に据え、見誤らないようにしておきましょう。
特に注意すべきなのが、第一志望の大学で「GTECスコアで英語入試免除」の場合です。
なぜなら、併願する大学によっては大学入試英語の勉強が必要になる可能性があるためです。
第一志望のためにGTECの勉強をしすぎて、併願する大学の対策がおろそかになる状況は絶対に避けましょう。
「優遇・使える大学の数」と「かかる勉強時間」を考慮する
受験生がGTECの勉強をする場合、GTECスコアを取得するメリットとかかる勉強時間を天秤にかけましょう。
勉強を始める前に、「GTECスコアを本当に取得すべきか」必ず検討してください。
優遇が大きく、志望する大学のほとんどで使える場合は、GTECスコアを取得するのが良いでしょう。
一方、第一志望でのみ使える場合や「加点」のために勉強する場合は、勉強する価値があるのか再検討することをお勧めします。
優遇が受けられる他の英語資格と比較する
GTEC以外にも、大学入試で優遇を受けられる英語資格は複数存在します。
特に英検、TOEICなどはメジャーな英語資格で、大学入試の優遇資格として採用している大学も多くあります。
TOEICを運営するETSによると、2021年10月時点で入試にTOEICを利用できる大学は全国で332校あるとのことです。
日本英語検定協会の「英検・TEAP・IELTS 活用校検索」を用いると、英検も全国482校でスコア利用が可能です。
自分が受験する大学で優遇を受ける場合、本当にGTECが最適なのか検討してみましょう。
GTECスコアには種類がある!検定版とCBTの違いに要注意
GTEC受験を決めた方は、最後にGTECの種類だけチェックしておきましょう。
GTECの種類によっては、スコア優遇を受けられない場合もあります。
自分の大学で使えるGTECの種類をチェックしてみてください。
GTECには大きく分けて2種類ある
GTECには大きく分けて2種類の試験があります。
1つ目は「GTEC CBT」です。
Benesse GTECの説明ページによると、GTEC CBTとはインターネットを繋いで受けるタイプのGTECテストです。
試験内容は大学入試の受験を見据えている高2後半〜高3向けで、実施時間は150分、上限スコア1,400点で評価します。
2つ目は「GTEC検定版」です。
検定版のGTECには3種類あり、難易度の低い方からGTEC core、GTEC basic、GTECadvancedとなっています。
詳細は以下の通りです。
試験名称 | 対象学年 | 上限スコア | 試験時間 |
---|---|---|---|
GTEC core | 中2〜中3 | 840点 | 92分 |
GTEC basic | 中3〜高2 | 1,080点 | 110分 |
GTEC advanced | 高1〜高3 | 1,280点 | 110分 |
GTEC CBTが入試で使える大学は436校!
2023年11月現在、GTEC CBTが入試で使える大学は436校に登ります。
GTECスコアが使える大学の99%以上がGTEC CBTのスコアを認めおり、検定版よりもCBTの方が使える大学の幅が広く設定されています。
可能であれば使える大学の多いGTEC CBTの受験を検討しましょう。
GTEC検定版が入試で使える大学は404校!
2023年11月現在、GTEC検定版が入試で使える大学は404校です。
GTEC CBTより使える大学は減りますが、十分幅広いといえるでしょう。
学校で受験する場合は検定版のスコアになるため、事前に大学で使えるかチェックしておきましょう。
3つのポイントを押さえて「使えるGTECスコア」を獲得
大学入試で優遇される「使えるGTECスコア」を獲得するためには、効率的なスコアアップが不可欠です。
特にGTECは4技能型の試験のため、ライティングとスピーキングを攻略する必要があります。
3つのポイントを押さえて効率よくGTECスコアを伸ばしましょう。
「英単語力」を上げて4技能の得点を底上げ
英単語力を強化することで、4技能すべてのスコアを同時に底上げできます。
言語理解において、単語力は基礎的で重要な要素です。
たとえば日本語で「わたし・アメリカ・来た・仕事・したい」と書かれていれば、「わたしはアメリカから仕事をするためにきました」と無意識に変換できますよね。
リスニングでも、それぞれの単語が聞こえてくればなんとなく意味を変換できます。
スピーキング、ライティングでは単語と簡単な文法を知っていれば、相手に言いたいことは伝えられます。
4技能全てで役立つ英単語力は、何よりも優先して強化しましょう。
”使える”英語力を身につけてライティングとスピーキングを強化
ライティングとスピーキングを強化するためには、”使える”英語力を身につける必要があります。
どれだけ英語をインプットしてもそれらをアウトプットできなければ、ライティングとスピーキングのスコアは上がりません。
インプットとアウトプットを交互に実践し、”使える”英語力を身につけましょう。
おすすめの勉強法は、「構文学習」です。
英単語を覚える際に例文も一緒に勉強し、ライティングやスピーキングで実践します。
インプットしながら効率よくアウトプットにつなげられますよ。
実践問題を繰り返して問題傾向を把握
基礎力の強化、”使える”英語力の醸成と同時に、実践問題に繰り返し取り組みましょう。
実践問題を繰り返すことで、GTECの問題傾向を感覚的に理解できます。
問題の特徴や出題傾向を押さえることで、一気に得点が上がることも往々にしてあります。
何度も繰り返し実践問題を解き、問題の特徴と出題傾向を体に染み着かせましょう。
実践問題を解く際は、同じ問題を何度か解き直すようにしましょう。
問題の本質や傾向を掴むには、同じ問題を何度も解き、出題意図や根拠を明確に押さえるのが一番です。
早い段階で問題の特徴、出題傾向が把握できるよう、実践問題には積極的に取り組みましょう。
使えるGTECスコアを取るためのおすすめ通信講座3選
ここからは、GTEC対策に役立つおすすめの通信講座を紹介します。GTEC対策に特化した講座もあるので、「独学ではスコアアップが難しそう」と不安な人はぜひチェックしてみましょう。
1. ベストティーチャー
- 通常プラン
- 月額:12,000円(税込)
ベストティーチャーは、4技能の中でも特に英作文を強化したい人におすすめの通信講座です。
「自分の英作文を講師に添削してもらい、その英文でスピーキングを練習する」という独自の学習方法を採用しています。
個別のテーマで4技能をバランスよく習得できるため、GTECのトータルスコアアップにも役立つでしょう。
パソコンだけでなくスマホでも利用でき、24時間対応なので好きな時間に勉強できます。
スピーキングレッスンは回数が無制限のため、集中的に会話スキルを向上させ、GTECスコアに反映させたい場合に便利です。
2. 産経オンライン英会話Plus
- プラン200(1ヶ月 10レッスン)
- 月額:4,620円(税込)
産経オンライン英会話Plusでは、中学校の教科書に準拠したテキストを使って、自分のレベルや得意・不得意に合わせた勉強ができます。
また、フォニックス学習を採用しており、正しい発音で英語が使えるようにサポートしている点も特徴です。
発音の質が高まれば、GTECスピーキングのスコアアップにつながるでしょう。
家族割により1つのプランを兄弟や親子でシェアできるため、「部活が忙しいときに家族がレッスンを受ける」など柔軟な使い方が可能です。
また、1ヶ月集中など自分に合ったカスタマイズプラン選べます。
3. kiminiオンライン英会話
- GTEC対策講座
- 月額:スタンダードプラン月額7,480円(税込)、回数プラン1,210円〜(税込)
学研のkiminiオンライン英会話では、GTEC対策講座があり、中学生・高校生向けの「Basic・Advanced」対応のレッスンが受けられます。
GTECのスピーキングを中心に強化したい人に特におすすめです。
英語と教育に精通したプロの講師が1,500人以上在籍しており、初めての英会話レッスンでも丁寧なサポートが受けられます。
また、AI学習プログラム「Kimini Plus」が強み・弱みなどを細かく分析してくれ、より効率的に英語力アップを目指せます。
朝6時から夜0時までオンラインレッスンが受講可能で、回数プランなら月額1,210円(税込)からと格安です。
GTEC対策以外にも、目的やレベルに応じた150以上のコースが用意されているため、リーズナブルに英会話レッスンを継続できます。
GTECを活用して大学入試を有利に進めよう
GTECを活用することで、加点や試験免除などの優遇を受けられます。
自分の志望校に合わせてGTECスコアを活用するためには、早めから対策をしておくことが大切です。
有利に大学入試を受けられるよう、GTECを効率よく利用しましょう。
この記事のポイントは以下の通りです。
- GTECスコアがあれば400校以上の大学で優遇される
- GTECの勉強をする場合は大学入試の勉強とのバランスをとる
- インプットとアウトプットの繰り返して4技能の対策を進める
GTECを受ける場合は、大学入試の勉強とのバランスを考慮して取り組みましょう。
自分の受験スタイルに合わせてGTECを活用してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。