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投稿日:2024年8月14日 | 更新日:2024年08月14日
IELTSスコアは大学入試で使えるのでしょうか?
また、スコアは何点くらいあると優遇されるのかお悩みではありませんか?
今回は、IELTSスコアは受験で使えるか気になる高校生の皆さんに、以下の情報をお届けします。
- スコアは大学入試で使えるか
- IELTSを受験するメリット・デメリット
- スコア目安や優遇される大学
- IELTS受験の注意点
- スコアを上げるのにおすすめの講座
これから大学入試を予定している人は、ぜひ参考にしてください。
IELTSスコアは大学入試で使える?
IELTSスコアは大学入試で使えるのでしょうか?
大学入試で使えるケースは多い
結論からいって、IELTSスコアが大学入試で使えるケースは多いです。
実際に使える大学は後ほどご紹介しますが、スコアがあれば大学入試で優遇されることもあるでしょう。
「優遇」といってもその内容は学校により異なります。
たとえば以下のような形で優遇されることがあるので、参考にしてください。
優遇の例
- 英語試験の免除
- 英語試験に加点される
- 総合得点に加点される
- 出願資格を得られる
- 試験の点数が同点の場合に優遇される
IELTSを受けるメリット
IELTSを受けるメリットをもう少し詳しくお話しします。
大学入試で優遇されるほかにも、以下のようなメリットがあるので、高校生でもぜひチャレンジしてください。
バランスの取れた英語力が身につく
高校生がIELTSを受けるメリットの一つ目は、バランスの取れた英語力が身につくことです。
IELTSでは、TOEIC L&Rなどと違い、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの英語4技能をすべて測ります。
日本人はライティングやスピーキングなどの「アウトプット」が弱いといわれますが、IELTSを勉強すればそれらの弱点も伸ばすことができるでしょう。
英語力が国際的に認められる
高校生がIELTSを受けるメリットの二つ目は、英語力が国際的に認められることです。
IELTSはイギリスで誕生し、英語力を測る試験として国際的に認められているテストです。
そのため、高いスコアを獲得すれば、海外でも高い評価を得られます。
英検やTOEICは日本国内で主流ですが、海外での知名度は低いので、将来的に海外で活躍したいならIELTSに慣れておくといいでしょう。
海外大学進学にもつながる
高校生がIELTSを受けるメリットの三つ目は、海外大学進学にもつながることです。
日本の大学進学後、将来的に海外大学への正規留学・交換留学などを考えている場合、入学条件としてIELTSスコアが必要です。
海外大学進学には、英検やTOEICは使えません。
そのため、高校生のうちからIELTSの試験形式に慣れておけば、いざ必要となったときにスムーズに受験ができるでしょう。
IELTSを受けるデメリット
高校生がIELTSを受けるデメリットについても紹介しておきます。
受験料が高い
高校生がIELTSを受けるデメリットの一つ目は、受験料が高いことです。
IELTSの受験料は、受験団体や試験タイプ(ペーパー/コンピューター)により異なりますが、およそ25,380円(税込)〜28,500円(税込)です。
高校生が支払う受験料としては、やや割高といえるでしょう。
難易度が高い
高校生がIELTSを受けるデメリットの二つ目は、難易度が高いことです。
大学入試で使えるIELTSアカデミック版は、海外大学でも頻出する学術的な語彙・英文が使用されます。
大学入試で使えるスコアを取るためには、日本の高校英語はしっかり身につけている前提で、大学レベルの英語も習得している必要があるでしょう。
よって、現状の英語力によっては、IELTSの試験勉強にかなりの時間やお金を費やすことにもなりかねません。
大学入試では、他の科目にも時間を割く必要があります。
自分にとってIELTSが本当に必要なのかは、勉強を始める前によく考えたほうがいいでしょう。
日本国内では認知度が低い
高校生がIELTSを受けるデメリットの三つ目は、日本国内では認知度が低いこと。
IELTSは、大学入試で使える学校が増えてきたものの、まだ日本での認知度は低いです。
特に、日本の就職活動で英語スコアを使いたい場合、英検やTOEICスコアの方が有利に働く可能性が高いでしょう。
もしも将来的に日本でキャリアを築いていきたいなら、英検やTOEICの勉強に注力したほうがメリットが多いかもしれません。
入試でのスコア目安と使える大学
それでは、大学入試で必要なIELTSのスコア目安と、IELTSスコアが使える大学をチェックしましょう。
スコア目安
大学入試で必要なIELTSのスコア目安は、IELTS4.5以上と考えましょう。
この4.5は、オーバーオールスコア(総合得点)です。
IELTSは1.0〜9.0満点の試験で、このオーバーオールスコア以外に、セクション別のスコアもあります。
大学によっては、「スピーキングで5.0以上」などのセクションスコアの指定がある場合もあるので、条件をよく確認してください。
なおIELTS4.5は、英検でいうと2級くらいのレベルです。
英検2級は高校卒業程度のレベルなので、やはり高校英語はしっかりとマスターしている必要がありますね。
入試で使える大学
次は、入試でIELTSスコアが使える大学を確認しましょう。
以下は、IELTSスコア提出で優遇措置をとっている大学の例です。
大学名 | スコア | 優遇内容 |
神田外語大学・外国語学部 | 4.0〜 | 英語試験に加点 |
青山学院大学・文学部・英米文学科 | 5.5 | 自己推薦に出願可能 |
上智大学・外国語学部・英語学科 | CEFR B1〜 | 英語試験に加点 |
早稲田大学・国際教養学部 | 4.0〜 | 総合点に加点 |
明治大学・商学部 | 4.0 | 出願時に利用 |
上記はほんの一例で、昨年度の入試情報です。
こういった情報は志望する大学のウェブサイト上(募集要項)で調べられるので、IELTSを使うことができないか確認してみましょう。
海外大学の場合
国内大学ではなく、海外大学に進学する場合も、ほとんどの学校でIELTSが使えるでしょう。
目安としては、IELTS6.5以上があると安心です。
詳細は、海外大学のウェブサイトのLanguage requirementを確認してください。
学部によっても、条件が変わります。
大学入試でIELTSスコアを使う際の注意点
次に、大学入試でIELTSスコアを使う際の注意点を説明します。
- アカデミック試験を受ける
- 必要スコアを確認する
- スコアの有効期限に注意する
- 提出方法を調べておく
- IELTS以外の方法も探しておく
一つずつ解説します。
アカデミック試験を受ける
注意点の一つ目は、アカデミック試験を受けることです。
IELTSには2種類あります。
- アカデミック版
- ジェネラル版
上記のうち、大学進学に使えるのはアカデミック版です。
選ぶ試験を間違えないように注意してください。
なお、ジェネラル版は海外移住の際に使います。
必要スコアを確認する
次の注意点は、必要スコアを確認することです。
IELTSのスコアを持っていても、入学したい大学が定める必要スコアを満たさなくては使えません。
志望校の出願条件をよく読んで、必要スコアを取得しましょう。
その際、オーバーオールスコア、セクションスコア、両方の条件を確認してください。
IELTS4.5とだけ書かれていれば、それはオーバーオールスコアのことで、セクションスコアの定めがないことを意味します。
スコアの有効期限に注意する
次の注意点は、スコアの有効期限です。
IELTSのスコアは2年間有効です。
そのため、それよりも前に受験したスコアは使えません。
入試に使うなら中学3年〜高校1年時にとったスコアは、ぎりぎり使えない可能性があるので、スコア提出日と有効期限をよく確認しましょう。
提出方法を調べておく
次の注意点は、提出方法を調べておくことです。
IELTSのスコアの提出方法は、出願大学によって異なります。
指定の方法で、期日までに提出しましょう。
なお、多くの場合スコアの「原本」を求められます。
IELTSのテストセンターから出願大学に直接送付が可能な場合もあるので、受験したテストセンターにも確認しましょう。
IELTS以外の方法も探しておく
最後の注意点は、IELTS以外の方法も探しておくことです。
大学入試には、IELTS以外のテストスコアが使える場合もあります。
テストには、好みや得意・不得意があるので、もしもIELTSが苦手であれば、他の点が取りやすい英語試験を活用したほうがいい場合もあります。
まずは模試を受けてみて、どれくらいのスコアが取れそうか確認してみてもいいでしょう。
入試のためにIELTSスコアを上げるなら対策講座がおすすめ
大学入試でIELTSスコアを提出できるとしても、必要スコアを持っていなければ意味がありません。
スコアアップに悩んでいるなら、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングすべてを学べるIELTS対策講座の受講がおすすめです。
ここでは、3つのIELTS対策講座の特徴や価格などをご紹介するので、興味があればぜひ無料体験だけでも試してみてください。
【バークレーハウス(BERKELEY HOUSE)】
IELTS対策におすすめの講座、一つ目はバークレーハウスです。
バークレーハウスは、東京にある語学スクールで、IELTSの公式テストセンターの一つです。
このスクールにはIELTS対策のクラスがあり、プライベートレッスンとグループレッスンの2つのオプションがあります。
どちらもオンライン対応なので、全国から受講できますよ。
プライベートレッスンでは、自分のペースで勉強でき、個別指導を受けられるため、短い期間で効果的にスコアアップ可能です。
一方グループレッスンでは、目標スコア別にクラスがわかれているので、レベルにあった授業が受けられます。
リスニングとリーディング対策では、IELTS8.0以上を持つ日本人講師が指導し、講義動画は繰り返し視聴可能なのが嬉しいポイント。
またスピーキングとライティング対策は、オンライン授業と個別の添削課題の組み合わせです。
こちらもIELTS8.0以上の日本人講師が担当するため、質の高いレッスンとフィードバックを受けられるのが魅力です。
このIELTS対策講座の受講料金は以下のとおりです。
IELTSコース | 料金 | 備考 |
プライベートレッスン(対面/オンライン) | 1回2時間 26,400円(税込)~ | 弱点克服、テスト直前対策など幅広い目的で使えるレッスン。 入会金22,000円(税込)は別途かかる。 |
グループレッスン(オンライン)4技能総合コース | 4週 55,000円(税込) | テキスト代は別途かかる。 |
自分に最適なコースで、目標のIELTSスコアを目指しましょう!
無料体験レッスンではレッスンのほかにカウンセリングも受けられるので、IELTSに関する悩みを相談してみましょう。
【ブリティッシュカウンシル(British Council)】
IELTS対策におすすめの講座、二つ目はブリティッシュカウンシルです。
こちらはIELTSの運営機関の一つで、独自のIELTS対策講座「IELTS試験対策コース」を提供しています。
このコースは、レベル別にクラス設定されており、楽しく効果的に4技能を習得できるグループレッスンです。
さらに、IELTS本番に備え模擬試験にも挑戦できますよ。
講師から個別にフィードバックをもらえるため、自分の学習進捗状況や実力がチェックでき、それに基づいた効果的な学習ができます。
このIELTS対策講座の受講料金は以下のとおりです。
IELTSコース | 料金 | 備考 |
グループ(中級、中級上、上級) | 158,400円(税込)/週3時間・12週間 | ブリティッシュカウンシルで初めて英語コースを受講する場合、入学金27,500円(税込)は別途かかる |
こちらは、東京(飯田橋)で提供されるレッスンです。
東京や近郊エリアにお住まいの人や、対面で授業を受けたい人に特におすすめです。
個別の無料説明会や英語力診断も行っているので、ぜひお問い合わせくださいね。
ブリティッシュカウンシル(British Council)公式サイト
【リバティ(Liberty English Academy)】
IELTS対策におすすめの講座、最後にご紹介するのはリバティです。
リバティの授業は、日本ではリバティだけが行っている「グラマーテーブル」という英語本来のルールを用いているのが特徴です。
これにより、これまでバラバラに習得していた英語の知識を体系的に学べます。
そのため、ある程度英語の知識を持っている人にとっては知識の整理になりおすすめの講座です。
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それだけでなく、授業をとおして英語ネイティブでさえ難しいレベルの高い英語スキルを習得することもできます。
このIELTS対策講座の受講料金は以下のとおりです。
IELTSコース | 料金 | 備考 |
ショート(受講回数24回) | 13,200円(税込)/回 | 入会金55,000(税込)は別途かかる。 1回の受講時間は90分。 |
ベーシック(受講回数48回) | 11,000円(税込)/回 | 入会金55,000(税込)は別途かかる。 1回の受講時間は90分。 |
アドバンス(受講回数72回) | 10,780円(税込)/回 | 入会金55,000(税込)は別途かかる。 1回の受講時間は90分。 |
リバティでは無料カウンセリングを行っていて、レッスン内容やベストな学習法についての疑問や不安を解消できます。
強引な勧誘をされることはないので、まずは気軽に問い合わせてみましょう!
リバティ(Liberty English Academy)公式サイト
IELTSスコアは大学入試で使える可能性が高い
今回は、IELTSスコアが大学入試で使えるかや、目安のスコア・注意点などを解説しました。
まとめると、IELTSスコアは大学入試で使える可能性が高いです。
また、海外大学進学・交換留学などでも間違いなく活用できます。
そのため、将来的に英語を活かして留学したり、就職したい場合は特に受験をおすすめします。
もしも勉強方法がわからない場合は、今回紹介したようなIELTSに特化した講座の受講も検討してみてくださいね。