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投稿日:2024年7月24日 | 更新日:2024年07月24日
「保育士になりたい」
「保育士のお仕事の内容を知りたい」
「保育士になるための資格はなにかあるのか」
と思っている人がいるかもしれません。
本記事では、このように保育士について詳しく知りたい人に向けてご紹介します。
また、合わせて仕事内容や幼稚園教諭との違いについてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
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保育士の一日の流れ
保育士の一日の流れをご紹介します。
保育園や勤務期間、その時の状況によって多少変動はします。
あくまでも一例ですので、参考程度にみていただければと思います。
勤務時間
保育士の勤務時間は、勤務地によって異なります。
中には、早朝保育や延長保育をしている人もいるところもあり柔軟に対応している保育園も存在します。
一方で、保育園のイベント(運動会、遠足、卒園式など)が間近の場合は、準備などで残業になる可能性があります。
基本的に保育園で勤務する場合は、1日8時間労働が基本です。
週休二日制が一般的ではありますが、中には休日も運営する保育園も存在。
以下は、シフトの例です。
早番:7:30~16:00
中番:8:30~17:30
遅番:9:30~ 園児が全員帰宅するまで
もちろん、日によって勤務時間は異なります。
時間帯 | 仕事の詳細 |
7時 | 出勤 勤務地によって異なりますが、7時出勤が多いです。出勤したら、園児のお出迎えなど準備しましょう。 |
7時30分 | 園児のお出迎え 元気な挨拶で園児をお出迎え。快適な1日になるよう、迎えましょう。 |
9時40分 | 朝の体操 ホールに集まり保育士は園児を体操します。 |
10時 | 各クラスにて指導する 体操が終わったら、それぞれのクラスで保育を実施します。内容は日によって変わります。お絵かきや歌を歌う、工作などです。 |
11時 | ランチの用意 給食の配膳を行います。また、園児には手洗いも合わせて指導。 |
11時30分 | ランチ 全員給食の準備ができましたら、食事スタート。保育士は、園児との関わり、箸の使い方、好き嫌いしないで食べる大切さなどを教えたりします。 |
12時30分 | ランチの片付け、歯磨き、お昼寝の用意 給食が終わりましたら、給食の片付け。その後、歯磨きや布団の準備をするよう促します。 |
13時 | 休憩 休憩ではありますが、お昼寝をしている園児を見守ります。同時に日誌や手帳の執筆など、事務作業も行います。 |
14時 | 園児の起床 時間になりましたら、園児たちを起こしましょう。布団の片付けもあわせて指導します。 |
15時 | おやつ あやつの用意、完食したら片付け。 |
16時 | 帰りの会 最後は絵本の読み聞かせ、さよならの挨拶などを行います。 |
16時~ | 園児の見送り、掃除、日誌書きなど 帰りの会が終わった後は、園児が全員見送ります。保護者によって来園時間が異なります。ピークは17時頃です。 |
退勤 園児が全員帰宅し、事務作業も終われば退勤。基本的に19時頃に退勤します。 |
一日の流れ
保育園で勤務することになった場合の一日の流れを紹介します。
一般的には以下のような形になります。
保育士の仕事内容
保育士の仕事は、主に園児向けに指導していますが、中には保護者やその他の人に向けて仕事をする場合もあります。
それぞれどのような内容なのかみていきましょう。
園児向け
園児向けのお仕事ですが、指導する年齢の子によって変わります。
乳幼児であれば、おむつ交換やきちんと排泄させる、食事を与えるなどのお仕事を行います。
5歳くらいの子供であれば、基本的な生活習慣を身につける、集団で活動を行い社会性を身につけさせる、遊びを通して身体や精神の育成を行う、身の回りのお世話などを指導します。
保育園の中には、5歳時を対象に、小学校で学ぶ内容を指導するところもあり、事前に予習しておくよう対策しています。
保護者向け
また、保護者向けにお仕事をする場合があります。
保育園の中には保護者会を開き、育児のサポートやアドバイスをします。
その他、保育園のお知らせなどの配布物を提供するなどの作業も。
その他
園児や保護者以外を対象にしたお仕事もあります。
例えば、地域との連携を深める活動、教材の開発、外部の研修、看護師などと連携、保育士研修生の指導など、多岐に渡ります。
保育園関係者以外にも携わる機会があり、外向性やコミュニケーション能力が求められることもあります。
保育士の仕事の魅力
保育士の仕事には魅力があります。
特に子どもが好きな人にはやりがいを感じる仕事だと思います。
子どもの成長を見守れる
保育園は主に園児の指導をメインに行います。
もちろん、子どもを身近で見守り少しずつ指導していきます。
保育士の仕事をしている人は、「園児が笑顔になった時」「園児が喜んだ時」「園児が嬉しい知らせを共有してくれた」と言った話を聞くと喜びを抱く意見が多くみられます。
例えば、運動会やお遊戯会など園児が達成した姿をみれば、自分の指導が実ったと思い達成感を抱くはずです。
他にも、苦手な食べ物を食べられた瞬間や鉄棒ができるようになった時など、成長した姿をみれば、やりがいを感じるはずです。
感謝されると喜びを感じる
どの職業でも同じですが、保育士の仕事の仕事も決して楽ではありません。
まだ精神的に未熟な子どもを指導するため、神経を使って仕事しなければなりません。
しかし、保護者の中には、毎日自分の子どもを指導してくれる事に対して感謝してくれる方がいます。
仕事は大変だけど、保護者から嬉しい言葉をいただければ自分はやっていてよかったと思うはずです。
また、自分の仕事ぶりが評価され、モチベーションがもっと上がるのではないでしょうか。
子どもと一緒に過ごせる
保育士は子どもと一緒に過ごせるのも大きな魅力です。
特に子どもが好きな人には、向いていると言えます。
園庭で遊具で一緒に遊ぶ、外でかけっこする、人間性を高めさせたいと思っている人にはやりがいを感じるでしょう。
また、すくすくと育ってくれる子どもの姿をみれば、充実感を抱くかもしれません。
保育士と幼稚園教諭との違い
次は、保育士と幼稚園教諭との違いについて見ていきましょう。
実際似ているものだと思われていますが、実態は異なります。
その詳細を以下にて詳しく紹介します。
指導する子供
指導する子どもの対象が異なります。
保育士は、産休明け生後57歳の子供から小学校入学前の子どもを預けられます。
一方幼稚園教諭では、満3歳〜小学校入学前の子どもを預けられます。
また、保育士では8時間、幼稚園教諭は4時間を基本に預けられます。
仕事をする目的
保育士は保護者に代わって子どもを保育させます。
一方幼稚園教諭は、子どもに教育するのが目的です。
具体的に、保育士は専門性が高く生活すべてに関わる指導を子どもたちに行います。
幼稚園教諭は、園児の心身の成長をサポートし、小学校就学に備えるよう対応します。
仕事の内容の違い
保育士は8時間勤務であるため、園児の指導以外の作業はお昼寝中や休憩時間に行っています。
場合によっては園児が全員が帰宅してから行うこともあるでしょう。
幼稚園教諭は、4時間勤務であるため、15時以降は閉園します。
閉園してから、事務作業やイベント(遠足や卒園式など)の準備を行い、保育士とは違った働き方です。
その他、国の管轄も異なります。
保育士は厚生労働省で、幼稚園教諭は文部科学省です。
保育士になるために必要な資格は?
保育士になるには、資格が必要なのか疑問に思っている人は多いはずです。
資格がなくてもお仕事はできます。
しかし、「保育補助」かつパート・アルバイト勤務であれば、業務可能です。
保育補助金のお仕事は、保育士の人手不足を解消すべく保育士の負担軽減を支援するお仕事です。
また、正社員として雇用できないため、収入面にこだわりがある人はおすすめできません。
本格的に保育士として働くには、保育士になるための資格を取得することは必須です。
受験資格
また、保育士資格を取得するには、年齢制限がないため、だれでも保育士を目指せます。
ただ、最終学歴が高校卒業以下の人は、卒業した年度によって違いがあり、受験できない場合があります。
基本的に学校教育法による大学・短期大学であれば、学部、学科にかかわらず受験資格があります。
その他の場合、条件によって受験資格があります。
高等学校卒業(または旧大検の合格)が平成3年3月31日以前であれば、受験資格があります。
※ 平成3年4月1日から受験資格が短期大学卒業程度に引き上げられた事による経過措置で、平成3年3月31日以前に卒業された方が受験資格を有することとしています。
高等学校保育科の場合は平成8年3月31日以前の卒業で受験資格があります。
平成3年4月1日以降の卒業の場合、児童福祉施設において2年以上の勤務で、総勤務時間数が2,880時間以上を受験申請の時点で満たした場合受験できます。
最後学歴が専門学校を卒業したケースですと、以下の通りです。
以下の2つの条件がどちらも満たされている場合、保育士とは全く関係のない学校でも受験資格があります。
学校に直接確認してください。
- 学校教育法に基づいた専修学校であること
- 修業年限2年以上の専門課程を卒業していること
または平成3年3月31日以前に修業年限3年以上の高等課程を卒業していること ”
引用:受験資格について|一般社団法人全国保育士養成協議会 (hoyokyo.or.jp)
保育士資格について
保育士の資格について詳しく見ていきましょう。
厚生労働省によりますと、
”児童福祉法によると、「保育士とは、保育士の登録を受け、保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう。(児童福祉法第18条の4)」とあります。
簡単に言うと、保育をするにあたっては専門的な知識や技術が必要で、また同時に保護者への支援を行うことができる専門性も求められるということです。
「保育」は、養護と教育を一体的に行う営みです。
保育士は、ただ単に子どもを預っていれば良いという仕事ではなく、教育も含めたさまざまな専門知識を駆使して行う仕事です。
保育士資格は、これらの専門的な要件を満たしているということを公的に証明するために設けられている制度なのです。”
引用:保育士になるには?-厚生労働省 (mhlw.go.jp)
保育士の資格を取得する方法
保育士の資格を取得するには、「保育士の試験に合格する」「養成校を修了する」必要があります。
養成校に通っている方は、カリキュラムを修了し学校を卒業すれば保育士として活躍できます。
そうでない方は、保育士を目指すのであれば、保育士の資格を取得しましょう。
保育士の資格を扱っている講座やスクールは存在します。
以下にて詳細を記載しておきます。
保育士の講座・スクール一覧
講座・スクール | 料金 |
資格のキャリカレ 保育士資格受験対策講座 | 31900円 |
三幸保育カレッジ 保育士受験対策講座(実技個別レッスンつき) | 63800円 |
資格の大原 保育科 | 66000円 |
ヒューマンアカデミー / 通信講座 『たのまな』 保育士【完全合格】講座 | 42000円 |
四谷学院通信講座 保育士講座 | 79800円 |
講座の中には、実践的な内容が含まれているものもあります。
料金は決して安価ではありませんが、本気で保育士を目指すのであれば、自己投資だと思って受講してみましょう。
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保育士の資格は一生使える
保育士の資格が取れれば、各都道府県の保育士登録簿に登録できれば保育士として勤務できます。
例えば、転職したい時や職を失った時、女性であれば出産をきっかけに退職した方など、保育士の資格を活用して保育士を目指すことはできます。
稀な例ですが、保育士資格を保有している人を対象にした記事作成やブログ制作など、ライターとしても活躍できる可能性もあります。
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まとめ
本記事では、保育士について詳しく知りたい人に向けてご紹介しました。
保育士のお仕事の流れ、資格、幼稚園教諭との違いについてもお伝えしました。
保育士の勤務時間は基本的に1日8時間労働です。
週休二日制が一般的ですが、中には休日も運営する保育園も存在します。
また、保育士として本格的に勤務する場合、資格が必要になります。
保育士の資格を取得するか、大学など養成校を卒業することが条件です。
幼稚園教諭との違いは、仕事の目的や預かる子どもの年齢、仕事の仕方の違いがあります。
また、管轄している機関や必要な資格、労働時間も異なります。
少しでも参考になりましたら幸いです。
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