PR
投稿日:2022年3月8日 | 更新日:2023年12月15日
大学生が資格を取ろうとする理由の1つに「就職活動に活かしたいから」というものがあります。
しかし、
- 「勉強をしても意味がないのかな?」
- 「時間の無駄になってしまうのでは?」
といった不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では就職活動に活かせる資格を紹介していきます。
就職活動で活かせる資格6選
簿記
FP(ファイナンシャルプランナー)
宅建(宅地建物取引士)
ITパスポート
証券外務員
TOEIC
「自分が将来どうなりたいか?」を考えた上で資格の勉強をすることがおすすめです。
キャリアプランを思い描いて取得することで、実力が身に付き就職活動で強い味方になります。
この記事では
- 大学生に資格の取得をおすすめする理由
- 大学生におすすめの資格6選
- 大学生が就職活動で資格を活かすコツ
これらについて解説してきます。
自分の将来に向けておすすめの資格を知りたい方はぜひ最後までご覧ください!
大学生は就職に向けて資格を取るべき?資格を取得するメリットを紹介!
就職に向けて周囲が動き出す中、資格を取得することで就活に役立てようと考えている方もいるはずです。資格によって自分の強みをアピールできるように、今のうちから準備を始めましょう。
■大学生におすすめな資格一覧(資格名をクリックすると詳細が確認できます)
資格名 | 大学生におすすめの理由 | 活かせる業界 | 勉強時間 |
簿記 | 就職する際の企業分析にも役立つ | ・企業の経理部門 ・会計事務所 ・税理士事務所 | 3級:100時間程度 |
FP | 人生に必要なお金の知識 「税金、不動産、住宅ローン」に詳しくなる | ・金融業界 | 3級:30~100時間 |
宅建 | 不動産業界への就職活動で強みになる | ・不動産業界 ・金融業界 | 500時間程度 |
ITパスポート | ITと社会のつながりを理解できる | ・営業職 ・IT系企業の顧客対応部門 | 180時間程度 |
証券外務員 | 銀行員、証券会社、保険会社に勤める営業職の人に必須の資格 | ・金融業界 | 二種:50~80時間程度 |
TOEIC | 就職や転職、海外赴任やキャリアアップにつながる | ・外資系企業 ・商社 | 650点:950時間~ |
各資格の詳細を説明する前に、大学生が資格を取るべき理由について解説していきます。
大学生が資格を取るべき理由
- 就職活動に役立つから
- 大学生は資格勉強の時間が取れるから
- 就職の前に自分の適性がわかるから
- 時間を有効活用できるから
大学生が資格を取るべき理由:①就職活動に役立つから
就職活動に関する情報で
- 「資格をとっても意味がない」
- 「資格は就活に役立たない」
といった情報も流れています。果たしてそれは本当なのでしょうか?
結論を述べると、
「資格の取得は就職活動で有利になります。」
株式会社リクルートキャリアが発表した「就職白書2021」において、企業が採用基準で最も重視する項目に関する調査結果を見ると
↓企業が採用基準で最も重視する項目
人柄 | 93.1% |
自社/その企業への熱意 | 78.3% |
今後の可能性 | 68.9% |
性格適正検査の結果 | 46.4% |
基礎学力 | 40.3% |
この中で資格の取得が評価に影響するのは次の3つです。
- 自社/その企業への熱意
- 今後の可能性
- 基礎学力
これらの要素に、資格の取得はポジティブな影響を与えます。
資格を取得した理由を、志望企業へ入る動機につなげることで、企業への熱意をアピールできます。資格を活かしたキャリアプランを考えておくことで、計画性が評価されるとともに、入社後の活躍が期待されます。
また、資格を取得するほどの計画性・実行性があることも面接官に印象付けられます。基礎学力がなければ資格に合格することも難しいため、学力に関する不安点も解消できると考えられます。
履歴書の資格欄に、資格の記入も可能です。それによって書類選考を通過しやすくなると言えるでしょう。
大学生が資格を取るべき理由:②大学生は資格勉強の時間が取れるから
大学生という期間は、スケジュールを自分なりに調整しやすい期間です。授業の日程を調整すれば、一日休みが作れます。また、アルバイトの時間を少なくすることで、勉強時間を作り出せます。
長期休みが長い点も、資格勉強にぴったりです。大学生の長期休みは、春休みの2か月と夏休みの2か月を合わせて4か月近くあります。この長い休み期間中に資格の取得を目指して勉強に励むことで、長い休みを有意義なものにできるでしょう。
独学をする人も、講座を受ける人も勉強時間を作らなければならないため、生活習慣も改善されます。
大学の課題やサークル活動、趣味の活動で忙しい毎日の中に、試験勉強を組み込むためには効率的に毎日を過ごさなければなりません。もったいない時間が減り、充実した日々を過ごせるはずです。
アルバイトに精を出している方もいるはずです。アルバイトでしか得られない貴重な体験もありますが、その時間を自己投資に回すことで得られる知識や経験も存在しています。お金は使えば消えてしまいますが、身に着けた知識は自分の中に残り続けます。自らの資産として資格勉強をするのも1つの選択肢なのではないでしょうか。
大学生が資格を取るべき理由:③就職の前に、自分の適性がわかるから
資格勉強は自己分析の一環にもなります。新卒就活において避けるべきものが、入社後の企業とのミスマッチです。仕事内容に対する自らの貢献できる範囲と、就職後の活動分野のギャップによって引き起こされます。
資格勉強をしておくことで、自分が力を発揮できる分野が把握できます。それぞれの資格は、活かせる業界に特徴があります。簿記は経理・会計職、ファイナンシャルプランナーは保険業界、宅建は不動産業界というようにそれぞれの資格が専門とする分野が異なっているのです。
資格勉強をすることで、数字に強いのか、法律の条文の暗記が得意なのか、知識の応用が上手いのかなど、自己分析が可能です。
就活後の会社とのミスマッチを起こさないように、自分の強みを見逃さないことが重要です。その一助として、資格勉強が役立つのです。
大学生が資格を取るべき理由:④時間を有効活用できるから
資格の中には、入社後に取得を求められるものも存在しています。
内定が出た後、短期間で試験勉強を行い合格を迫られたり、入社後に資格の勉強をしなければならない場合もあります。ここで不合格になってしまうと同期の社員に後れを取ってしまい、評価や成績の面で後々まで影響する可能性があります。
大学生のうちに先取りで資格を取っておくことで、内定後・入社後の時間を有意義なものにできるのです。周りが勉強をしている間に、ダブルライセンスを目指して勉強したり、新しい業務の復習をしたりなど、余裕をもって活動できるはずです。
大学生のうちに資格を取って就職活動を有利に進めよう!
社会に出る準備をする機関として大学生活を送りましょう。自分のキャリアをじっくりと考え、将来像に沿った資格を取得してください。学びによって得られた知識や、学ぶ過程そのものが社会人生活で活かせる貴重な財産となるはずです。
自分にぴったりの資格を見つけ、将来の自分を思い描きながら資格勉強に励んでいきましょう。
大学生におすすめの就職に役立つ資格「簿記」
「簿記」を大学生におすすめする理由
「就職、投資、起業など様々な分野で知識を活用できるから。」
簿記の資格は様々なビジネスシーンで活用ができ、非常にコストパフォーマンスに優れています。専門分野である会計・経理はもちろんのこと、営業、投資、起業など多くの場面で簿記の資格が重要になります。就職に有利な資格であり、時間がある大学生のうちに取得しておきたい資格です。
大学生におすすめの資格「簿記」ってどんな資格?
簿記とは「お金やものの出入りを記録するための方法」です。会社では簿記の技術を使い、経理・会計部門の人が帳簿をつけ、誰がみてもわかるお金の記録を取っています。
簿記の資格は経理・会計部門以外でも活用できます。
簿記を理解すると、財務諸表が読めるようになり、会社におけるお金の流れが見えるようになります。それによって、会社がどのように利益を上げたのか、会社の財産がどれくらいあるのかわかるようになるのです。
簿記の知識は様々なビジネスシーンで活用できます。
- 経理・会計部門の業務
- 新聞の経済欄の分析
- 営業で取引先企業の財務状況の分析
- 投資のための情報収集
- 起業の際の会計周りのシステム構築
など、多くの場面で簿記が活きてくるのです。
就職活動において有利になる簿記の資格は「日本商工会議所簿記検定(日商簿記検定)」に合格する必要があります。日商簿記検定は級が分かれており、1級、2級、3級、簿記初級、原価計算初級の5つの級があります。
今回はその中でも大学生の就職においておすすめな、簿記3級と簿記2級について解説していきます。
簿記を活かせる就職先
ここからは、簿記を活かせる就職先について解説していきます。
企業の経理部門
企業の経理部門は、会社のお金の流れを記録することを担っている部署です。会社がお金を稼ぐために行う取引の情報を簿記の技術によって記録し、そのデータから改善点を考えたり、財務諸表を作成したりします。
大企業・上場企業における経理の仕事は、売上高や取引件数など扱うデータが膨大なため、細かく分業されている場合が多いです。
中小企業の経理の仕事は多岐に渡ります。会社の取引をまとめるのはもちろんのこと、そのデータを基にした経営者へのアドバイスや、改善点の考案なども行います。オールラウンダーとしての仕事が求められるのです。
会計事務所・税理士事務所
会計事務所・税理士事務所も簿記の資格を活かせる就職先です。
会計事務所では主に企業の経理・会計の代行サービスを行っています。近年ではAI技術の導入によって業務が削減され、経理の知識を用いたコンサルティングなど、より高度なサービスを展開する事務所が多くなっています。
簿記の難易度と勉強時間
初心者はまず簿記3級を取得することからスタートです。簿記3級は難易度が低い資格とされますが、100時間程度の勉強が必要と言われています。
簿記2級の難易度は3級と比べるとかなり高くなります。他の国家資格などに比べると難易度は低いですが油断は禁物です。勉強時間は予備校を利用した場合200~300時間、独学では200~400時間と言われています。範囲が広いため、効率的な勉強を行わないと合格できません。
簿記についてはこちらの記事でも詳しく説明しているので参考にしてみてください。
簿記資格は就職・転職に有利?就職に役に立つ簿記資格について徹底解説!
簿記3級の難易度はどのくらい?初心者にとって難しいポイントも解説!
簿記取得に向けた勉強におすすめ!フォーサイトの公式サイトをチェック↓
大学生におすすめの就職に役立つ資格「ファイナンシャルプランナー(FP)」
「ファイナンシャルプランナー(FP)」を大学生におすすめする理由
「人々の悩み、人生の選択に寄り添えるお金の知識が身につくから」
人生を豊かに過ごすためにはやはりお金が必要であり、お金をどう運用していくかという知識を身に着けられる資格です。保険や年金、投資、不動産などの知識は社会人として自立するために必要であり、就職活動だけでなく自らのライフプランニングにも活用できるおすすめの資格がファイナンシャルプランナーなのです。
大学生におすすめの「ファイナンシャルプランナー(FP)」ってどんな資格?
ファイナンシャルプランナーは家計の専門家です。今後は人生100年時代であり、終身雇用制度が崩壊するともいわれています。人生においては税金の支払い、不動産、住宅ローンなどに関する様々なお金が必要になります。就職、結婚、転職など人生のターニングポイントにおいて、経済的な側面からサポートする存在がファイナンシャルプランナーです。
ファイナンシャルプランナーの資格を得るためには「日本FP協会」と「きんざい(金融財政事情研究会)」の2団体が実施している、「ファイナンシャル・プランニング技能検定試験」に合格しなければなりません。
ファイナンシャル・プランニング技能検定試験は1級、2級、3級の3つのレベルがあり、それぞれ学科試験と実技試験があります。
学科試験の科目は以下の6つです。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業継承
これらの科目が学科試験にて出題されます。
実技試験では、実際のファイナンシャル・プランニングを想定した問題が出ます。学科試験の内容を実務に応用できるかどうかが問われます。
「ファイナンシャルプランナー」を活かせる就職先
金融業界
ファイナンシャルプランナーは人々の人生に寄り添うような知識であり、保険業界にて活かすことができます。金融を通じて人々の人生を豊かにしたいと考える人は、この資格の取得がおすすめです。
保険は長期的に契約することも多く、顧客の不安を取り除くためには信用のおける説明が欠かせません。ファイナンシャルプランナーは社会的な認知度も高く、営業活動や顧客相談の際に説得力が増すでしょう。
ファイナンシャルプランナーの資格を就職活動に活かすためには、金融業界に入った後の具体的なビジョンを持ち、どのような仕事をしたいのか、考えて取ることをおすすめします。
ファイナンシャルプランナーの難易度と勉強時間
ファイナンシャルプランナーの難易度は3級と2級によって大きく違います。ファイナンシャルプランナー3級の難易度は低いです。合格率は7割ほどで、勉強時間は30~100時間程度必要と言われています。
ファイナンシャルプランナー2級の難易度は3級よりもかなり高くなります。しかし、しっかりと対策することで合格できます。合格率は30%ほどで、必要な勉強時間は150~300時間と言われています。
ファイナンシャルプランナー(FP)についてこちらの記事でも詳しく説明していますのでぜひ参考にしてみてください。
ファイナンシャルプランナーのメリットとは?就活やキャリアアップだけでなく、日常生活でも役立つ資格!?
ファイナンシャルプランナーの給料はどのくらい?FPの就職先や働き方を紹介!
ファイナンシャルプランナーの試験はいつ?受験資格はあるの?ファイナンシャルプランナー試験情報のまとめ!
ファイナンシャルプランナー3級の難易度は?勉強時間やおすすめ勉強法についても徹底解説!
ファイナンシャルプランナー2級の難易度は?おすすめの勉強方法も紹介!
ファイナンシャルプランナー試験に向けた勉強におすすめ!フォーサイトの公式サイトをチェック↓
大学生におすすめの就職に役立つ資格「宅建」
「宅地建物取引士(宅建)」を大学生におすすめする理由
「不動産業界への就職活動で強みになるから。」
宅建の受験を通して、法令・諸規則に強くなることでより詳しい分野へのキャリアパスが拓けます。不動産業界に入ってから取得するよりも、時間がある大学生のうちに勉強するのがおすすめです。
大学生におすすめの「宅地建物取引士(宅建)」ってどんな資格?
宅地建物取引士、通称「宅建」とは不動産業界や金融業界で評価される資格です。宅建士は業務独占資格であり、宅建士にしかできない仕事を請け負います。
その内容は不動産取引における3つです。
- 重要事項の説明
- 重要な書類への記名・押印
- 契約書への記名・押印
これらの業務は、不動産取引に欠かせません。取り扱う商品が不動産という高額なものであるため責任と専門性が求められます。
「宅建」を活かせる就職先
宅建を活かせる就職先は主に2つあります。1つ目が不動産業界、2つ目が金融業界です。
不動産業界
先ほど紹介したように、不動産取引における重要事項の説明や、書類の記入は宅建士にしかできません。そのため不動産取引を行う業界ではなくてはならない存在です。
特に不動産業界における「開発部門」では、宅建士が重要な資格です。用地取得や物件調査、地権者との交渉などの業務に際し、専門的な知識をもつ人材が求められるのです。
また、営業活動の際も宅建資格を持っていることで顧客に安心感を与えられます。不動産業界では信用度が高く、顧客は信用のおけるスペシャリストに取引を頼みたいと考えているため、宅建士の資格は重要視されるのです。
金融業界
宅建の資格は銀行などの金融業界においても評価されます。
担保となる不動産の価値を判定する業務を行う際、宅建士の知識が活用されます。建築基準法などの不動産系の法律、抵当権や地上権などの複雑な権利関係に関する知識によって、不動産の価値を自分で判断できるのです。
証券会社においても、金融商品の1つに不動産投資があります。投資のためには収益が上がる物件を自分で選ぶ必要があります。不動産取引の専門家としての知識を身に着けることで、自分で不動産の評価や条件の分析ができ、より良い投資先を探せるのです。
宅建の難易度と勉強時間
宅建の難易度はかなり高いです。試験における学生の合格率は例年16%~18%であり、五人に一人しか合格できません。
必要な勉強時間は平均で500時間ほどと言われています。不動産に関わる法律は無数にあります。建築を行う際の法律、建物を貸し借りするための法律、固定資産税に関する法律など、一口に不動産といってもその関連諸規則は膨大です。
高い難易度の試験を攻略するためには効率的な勉強が欠かせません。本腰を入れて対策する必要がある試験であると言えるでしょう。
宅建士についてこちらの記事でも詳しく説明していますのでぜひ参考にしてみてください。
宅建の難易度は?他の資格と比べても難しいの?合格率・勉強時間などから徹底解説!
宅建(宅地建物取引士資格)試験に向けた勉強におすすめ!ユーキャンの公式サイトをチェック↓
大学生におすすめの就職に役立つ資格「ITパスポート」
「ITパスポート」を大学生におすすめする理由
「ITと社会のつながりを理解し、業務に活かせる社会人になるための第一歩だから」
いまやITの知識は社会人の当たり前になっていて、理系だけでなく文系も身に着けておくべき知識になっています。ITパスポートで学ぶ内容はITの知識だけでなく、経営や管理業務といった会社の知識も含まれます。ITが会社でどう役立つのかについて把握することで、これから社会人になる大学生の強みになります。
大学生におすすめの「ITパスポート」ってどんな資格?
ITパスポートは経済産業省が推進している、情報処理技術者試験のうちの1つです。情報処理に関する知識と技能を認定する国家資格が情報処理技術者試験であり、12のレベルに分けられています。ITパスポートはレベル1で、ITを利用する人材として、基本的な考え方や技能を身につけられているかを測ります。
出題される分野は以下の3つです。
- ステトラジ系(経営全般)
- マネジメント系(IT管理)
- テクノロジ系(IT技術)
ここからわかるように、ITパスポートの試験はIT関係の問題だけでなく、会社の経営に関わる法律やマネジメントに関わる問題も出題されます。DX(デジタルトランスフォーメーション)が重要視されている中、ITを業務にどう活かすかが問われているのです。
「ITパスポート」を活かせる就職先
ITパスポートを活かせる就職先は、ITと社会をつなぐ仕事をしている企業です。
ITパスポートのレベルはITエンジニアとして働くための知識水準には達していません。IT業界と他の業種、現実の社会の架け橋としてITパスポートを持つ人材が必要なのです。営業職やIT系企業の顧客対応部門などで、ITの知識を発揮できます。
ITパスポートは民間企業や官公庁がエントリーシートや社内研修に活用しています。
民間企業では、
- 株式会社NTTデータ
- キャノンマーケティングジャパン株式会社
- KDDI株式会社
官公庁では、
- 金融庁
- 総務省
- 埼玉県警
- 兵庫県警
といった組織においてITパスポートが評価されています。
ITパスポートの難易度と勉強時間
ITパスポートの難易度はあまり高くありません。
合格率の平均は50%前後です。情報処理技術者試験の試験区分の中で、最も簡単なレベル1ということもあり、ITに関する基礎知識を問う問題しか出ないためです。
初心者は180時間ほどの勉強時間が必要と言われています。初心者にとってはIT系の用語が難しいため、丁寧に理解していくことが重要です。
ITパスポートについてこちらの記事でも詳しく説明していますのでぜひ参考にしてみてください。
ITパスポートの難易度は?取得のメリットから似ている資格との比較まで徹底解説!
ITパスポートはとっても意味ないの?噂の実態を徹底調査!
ITパスポートの通信講座を徹底比較!おすすめの通信講座8社を紹介!
ITパスポート試験に向けた勉強におすすめ!スタディングの公式サイトをチェック↓
大学生におすすめの就職に役立つ資格「証券外務員」
「証券外務員」を大学生におすすめする理由
「銀行員、証券会社、保険会社に勤める営業職の人に必須の資格だから。」
金融業に就職を考えている人は、時間のある大学生のうちに取ることも選択肢の1つに入れておくのも良いでしょう。
大学生におすすめの「証券外務員」ってどんな資格?
証券外務員は金融商品の営業を行うために必須の資格です。
銀行や保険会社、証券会社で扱っている、預金や株式、生命保険などの商品を金融商品と言います。それらの商品を扱うためには証券外務員の資格を持っている必要があります。
証券外務員試験の主催団体は日本証券業協会です。証券外務員資格には一種と二種の違いがあります。
二種は金融業界の基本知識が身についていることを証明する資格です。銀行や保険会社に就職した際に、取得を義務づけられることが多い資格です。証券外務員二種は金融業界における基礎であり、扱える商品に制限があり、現物取引のみです。
証券外務員一種は二種の上位資格で、二種よりも難しく専門的です。金融に関する高度な知識を持っている証明であり、すべての金融商品を取り扱えるようになるので、金融業界でのキャリアアップにつながります。
「証券外務員」を活かせる就職先
金融業界
証券外務員は銀行や保険会社、証券会社といった金融業界において役立ちます。
金融機関で商品を取り扱う営業部門だけでなく、総合職や窓口業務においても金融商品に関わる深い知識が求められます。
顧客に預金や保険、株式などをすすめる業務や、顧客の相談を金融商品で解決する業務などは証券外務員資格保持者でないとできません。
金融業界への内定が決まった場合、短期間での合格を迫られたり、入社後に勉強する必要があったりなど、時間的余裕がなくなってしまう場合もあります。そうなる前に、大学生のうちに取得しておくのも良いでしょう。
また、証券外務員ともう一つ金融系の資格を取ることで自分だけの強みを作り出せます。営業の際に説明に説得力が増し、ビジネスパーソンとしての評価が上がると言えます。
証券外務員の難易度と勉強時間
証券外務員資格には一種と二種があります。
一種は5000人前後が受験します。合格率は65%程度です。合格率が高いように見えますが、受験者のレベルが高いことに留意してください。二級を持っている人、実務経験がある人などが受験するため、試験が難しくなっています。必要とされる勉強時間は80~100時間程度です。
二種は4000人前後が受験します。合格率はこちらも65%程度です。きちんと対策を行うことで、十分合格できます。勉強時間は50~80時間程度と言われています。
証券外務員についてこちらの記事でも詳しく説明していますのでぜひ参考にしてみてください。
証券外務員試験を徹底調査!出題範囲や勉強方法について解説します!
証券外務員試験に向けた勉強におすすめ!フォーサイトの公式サイトをチェック↓
大学生におすすめの就職に役立つ資格「TOEIC」
「TOEIC」を大学生におすすめする理由
「これからグローバル化が進むにつれて、ますます重要になる資格だから。」
少子高齢化によって日本市場は今後縮小していくため、企業は海外市場に目を向けています。英語力がある人材を獲得することで、海外市場での競争力を伸ばせると考えている企業はTOEICのスコアを評価すると考えられます。
大学生におすすめの「TOEIC」ってどんな資格?
TOEICはIIBCによって主催されている、ビジネスの場や日常生活での会話や文章のやり取りの際の、英語によるコミュニケーション能力を図るための試験です。
TOEICには5種類ありますが、受験者が一番多い試験は「TOEIC Listening & Reading」です。この試験はリスニング・セクションとリーディング・セクションの2つのセクションに分かれています。それぞれのセクションは5~495点の5点刻みの点数で評価され、最高点数は990点です。
2020年から2021年にかけてにおけるTOEICの平均点は620点です。資格試験と違い、能力を図るための試験なので合格点はありません。自分にとって必要な英語力を見極め、自分で目標点を設定する必要があるのです。
ビジネスにおいて評価されるテストであり、就職や転職、海外赴任やキャリアアップなどの場面でTOEICのスコアが重要視されます。時間のある大学生のうちにTOEICの勉強をしておくことで、将来の選択肢を増やすことができる可能性があるのです。
「TOEIC」を活かせる就職先
外資系企業
外国資本によって成り立っている会社である外資系企業では、取引先との会合や社内での打ち合わせなど様々な場面で英語が使われます。英語を流暢に扱えることが、スムーズな仕事のために必須なのです。
社員一人一人の役割が明確な場合が多く、個人を重んじるカルチャーが特徴です。職種別採用が行われ、専門性を持つ人材を高く評価していることからも、個人の仕事を明確にしているとわかります。
TOEICを仕事に活かすためには、最低でも700点以上の実力が必要であると言われています。
商社
商社は食料品や石油、自動車など幅広い分野の品物を取引する会社です。世界のあらゆるものを商材としてビジネスをするのが総合商社、特定の分野の取引をする商社を専門商社と言います。
商社は国内の会社に材料をおろすため、世界中に取引先を持っています。それらのネットワークを駆使し、最適な商品を最適な価格でトレードします。この仕事は海外の会社とのやり取りが主になるため、高い英語力が必要とされます。TOEIC でビジネス上のコミュニケーションを勉強しておくことで業務に活かせる知識となります。
700点以上の取得が望ましいと考えられています。
TOEICの難易度と勉強時間
TOEICは資格試験ではないため、合格基準点はありません。そのため難易度も勉強時間も人それぞれです。
ここでは650点をとるために必要な勉強時間を紹介します。就職において評価されるようになるラインは650点以上であると言われているためです。
TOEICでほぼ知識がゼロである人が650点に達するには950時間かかるとされています。初期の英語レベルによって勉強時間は変わるため一概には言えませんが、難易度は高いと考えられます。
自分が目指す英語力を考えて、その目標に向かって努力しましょう。
TOEIC試験に向けた勉強におすすめ!ユーキャンの公式サイトをチェック↓
大学生が就職活動で資格を活かすコツ!
ここまで大学生におすすめの資格について紹介してきました。就職活動において資格は自分のアピールをする際に有効です。
しかし、資格を持っているだけで採用されるわけではありません。使い方を間違えてしまうと「宝の持ち腐れ」になる危険性があるのです。では大学生の就職活動で資格を活かすにはどうすればよいのでしょうか?
大学生が就職活動で資格を活かすコツは、「将来像を考えて資格を取ること」です。
日本の就職活動はポテンシャル採用であり、採用する側は「この学生が将来活躍できそうなのか?」「会社で働く意欲があるのか?」といった目線で学生を評価します。
資格の取得によって
- 将来性
- 働く意欲
この二つをアピールすることができます。
資格勉強は楽なものではなく、挫折しそうになる時もあるでしょう。折れずに勉強を続けられるのは「なりたい自分」が明確である場合が多いです。企業もそれをわかっているため、目標に向かってたゆまぬ努力を続けられる人材として評価します。
また、将来像を考えて資格を取ることで、「会社に入って何がしたいのか」を表明できます。その会社にて自分の持つ資格を活かしたいと訴えることで、企業に働く意欲をアピールできるのです。
ここまで大学生がとるべきおすすめの資格を紹介してきました。自分に合っていそうな資格はありましたか?もし気になる資格があれば、詳しい内容をチェックしてみてくださいね。
あなたの資格勉強を応援しています!
■大学生におすすめな資格一覧(資格名をクリックすると詳細が確認できます)
資格名 | 大学生におすすめの理由 | 活かせる業界 | 勉強時間 |
簿記 | 就職する際の企業分析にも役立つ | ・企業の経理部門 ・会計事務所 ・税理士事務所 | 3級:100時間程度 |
FP | 人生に必要なお金の知識 「税金、不動産、住宅ローン」に詳しくなる | ・金融業界 | 3級:30~100時間 |
宅建 | 不動産業界への就職活動で強みになる | ・不動産業界 ・金融業界 | 500時間程度 |
ITパスポート | ITと社会のつながりを理解できる | ・営業職 ・IT系企業の顧客対応部門 | 180時間程度 |
証券外務員 | 銀行員、証券会社、保険会社に勤める営業職の人に必須の資格 | ・金融業界 | 二種:50~80時間程度 |
TOEIC | 就職や転職、海外赴任やキャリアアップにつながる | ・外資系企業 ・商社 | 650点:950時間~ |
こちらの関連記事の方もぜひ参考にしてみてください!