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投稿日:2022年3月15日 | 更新日:2024年01月15日
「ファイナンシャルプランナーって独学で合格できるのかな?」
「独学だと難しくなる級は何級からなんだろう?」
このような疑問をお持ちの方に向けて、この記事では独学でファイナンシャルプランナー試験に合格するための情報を解説します。
FPの独学をまとめると…
3級は独学でも合格できる
2級は通信講座の検討もおすすめ
1級の独学はかなり難しい
この記事を読むと
- ファイナンシャルプランナー3級、2級、1級の独学の難易度
- 独学のメリットとデメリット
- 通信講座の利用のメリットとデメリット
これらの情報が丸わかりです!ファイナンシャルプランナーの勉強を独学で行おうとしている方は必見です!ぜひ最後までおつきあいください!
そもそもファイナンシャルプランナーとは?についてこちらの記事でも詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ファイナンシャルプランナーのメリットとは?就活やキャリアアップだけでなく、日常生活でも役立つ資格!?
ファイナンシャルプランナーってどんな資格?
ファイナンシャルプランナーは「家計の専門家」と言われている資格です。人生における様々な目標を、経済的な側面からサポートする役割を担います。
ファイナンシャルプランナーの資格を取得するためには、「ファイナンシャル・プランニング技能検定試験」に合格しなければなりません。「日本FP協会」と「きんざい(金融財政事情研究会)」の2つの団体が主催しており、どちらかの団体で試験を受けることとなります。
ファイナンシャル・プランニング技能検定試験には1級、2級、3級のレベルがあり、それぞれ学科試験と実技試験があります。
ファイナンシャルプランナーは以下の6項目を詳しく勉強します。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続、事業継承
これらの項目を専門的に学び、相談者の人生に寄り添った提案ができるようになった人材こそがファイナンシャルプランナーなのです。
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ファイナンシャルプランナー3級は独学で合格できる?
ファイナンシャルプランナー3級は独学で合格できる!
ファイナンシャルプランナー3級は独学で合格できる可能性が高いです。
その理由は次の2つです。
- 初心者向けの試験だから
- 回答方式が簡単だから
ファイナンシャルプランナー3級の合格率は50%~80%
ファイナンシャルプランナー3級は難易度が低い資格です。
それは合格率の高さからもうかがえます。
2021年度のファイナンシャルプランナー3級の平均合格率は以下の通りです。
2021年9月 3級 | FP協会 | きんざい |
学科試験 | 84.69% | 53.31% |
実技試験 | 80.5% | 46.29% |
引用:https://www.jafp.or.jp/exam/syutoku/result/20210903.shtml、https://www.kinzai.or.jp/fp/news-fp/33488.html
これらのデータからわかるように合格率が5割から8割ほどあります。
ファイナンシャルプランナー3級はこの分野に初めて触れる初心者が多く受験する資格ですが、それにもかかわらず高い合格率です。ファイナンシャルプランナー3級は落とすための試験ではなく、基礎知識を身につけさせるための試験であると言えるでしょう。
初心者向けの資格だから
ファイナンシャルプランナー3級の試験は、金融分野に初めて触れる初心者が必要な知識を身に着けられるように作られています。
ファイナンシャルプランナー3級は入門編の資格です。特に保険業界では必須の資格であると言われています。きんざい(金融財政事情研究会)では団体の受験申込が受け付けられており、会社が社員に取得を促して申し込みを行う場合も多いです。
ファイナンシャルプランナーで学ぶ知識は初めに触れたように、金融全般に関わる知識です。その基礎を固めるためにファイナンシャルプランナー3級は適しているのです。
回答方式が簡単だから
ファイナンシャルプランナー3級の試験はマークシート方式で回答します。学科試験では二者択一の問題が主になっています。
2022年1月の過去問を例にすると、
【第1問】 次の各文章((1)~(30))を読んで、正しいものまたは適切なものには①を、誤っ ているものまたは不適切なものには②を、解答用紙にマークしなさい。
https://www.jafp.or.jp/exam/mohan/files/g3_202201_q.pdf より引用
このような〇×問題が出ています。
しっかりと暗記をしていれば必ず解ける問題であり、複雑な計算や論述問題などもないため、初心者が独学で勉強した場合でも合格ラインまで知識を身に着けられるでしょう。
- 合格率が高い
- 回答方式が簡単
以上の2つの理由からファイナンシャルプランナー3級に独学で合格することは可能であると考えられます。金融の分野に初めて挑戦する人も、コツコツと用語や法令の暗記を行えば合格できるととらえ、基礎を大切にしながら勉強を進めましょう。
ファイナンシャルプランナー2級は独学で合格できる?
ファイナンシャルプランナー2級の試験内容は難しくなるため、人によっては独学で合格できない可能性もあります。
その理由は次の2つです。
- 問題の範囲が広くなるから
- 計算問題が出題されるから
FP2級の合格率は30%から50%
2021年度のファイナンシャルプランナー2級の合格率は以下の通りです。
2021年9月 2級 | FP協会 | きんざい |
学科試験 | 50.56% | 25.46% |
実技試験 | 60.26% | 40.03% |
引用:https://www.jafp.or.jp/exam/syutoku/result/20210903.shtml、https://www.kinzai.or.jp/fp/news-fp/33488.html
ファイナンシャルプランナー2級の合格率は30%から50%ほどです。しかし、気を付けなければならないのはファイナンシャルプランナー2級には受験資格が必要とされている点です。
ファイナンシャルプランナー2級を受験するには
- 3級資格を持っている人
- AFP認定研修の修了者
- 実務経験が2年以上
これらの条件が必要です。この条件を満たす、ある程度実力がある受験者が2級にチャレンジしているなか、50%以下の合格率であると捉えると、ファイナンシャルプランナー2級の難易度が高いと考えられます。
では、なぜファイナンシャルプランナー2級の難易度は高いのでしょうか?
問題の範囲が広くなるから
ファイナンシャルプランナー2級に求められる能力は、実務でファイナンシャルプランニングを行える程度の高い能力です。また、個人だけでなく法人のファイナンシャルプランニングができるほどの知識が必要とされます。そのため出題範囲が広くなり、その内容も難しくなります。
ファイナンシャルプランナー2級の試験では、3級の試験範囲に加えて以下の9つの範囲が追加されます。
- 中小法人資金計画
- 法人税
- 消費税
- 会社と役員の税務
- 法人の決算書と申告
- 諸外国税制
- 事業継承対策
- 事業と経営
を参照2級 試験範囲 | 日本FP協会
これらの範囲は法人向けのファイナンシャルプランニングに必要とされる知識です。3級に比べて、試験範囲が大幅に増えたことがわかります。
また、問題の内容も実務的で詳しい部分まで問われるようになります。3級は表面的な理解や暗記で対応できていた部分も、2級になると制度や法令における深い理解が重要になります。ただ暗記するだけでなく、その制度をどのように使い、その結果どうなるのかについて把握しておかなければならないのです。
計算問題が出題されるようになるから
ファイナンシャルプランナー2級が難しくなるのは、範囲が広くなるためだけでなく、計算問題が出題されるようになることも関係しています。
2022年1月の実技試験の問題を見てみましょう。
下記<資料>に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる数値を解答欄に記入しなさい。なお、 解答に当たっては小数点以下第3位を四捨五入すること。
https://www.jafp.or.jp/exam/mohan/files/j2_202201_q.pdfより引用
この問題では解答欄に数値を記入することが求められています。各種データを自分で計算して、解答を導き出さなければならないのです。
ファイナンシャルプランナー3級試験の実技試験では、二者択一の問題が主であり、複雑な計算をしなくても問題が解けました。しかし、ファイナンシャルプランナー2級の実技試験は、計算問題や四択問題が主となり、難易度が高くなっています。
- 出題範囲が広くなる
- 計算問題が出題されるようになる
これら2つの理由から、ファイナンシャルプランナー2級の試験は難しくなっています。
受験資格を満たした受験者でも、半分以上が不合格となる試験です。独学での勉強が向いていない場合、何度か挑戦しないと合格できない可能性もあります。独学の難易度が3級に比べてかなり上がっていることを把握しておきましょう。
ファイナンシャルプランナー2級についてもっと知りたい方はこちら
ファイナンシャルプランナー2級の難易度は?おすすめの勉強方法も紹介!
ファイナンシャルプランナー1級は独学で合格できる?
ファイナンシャルプランナー1級に独学で合格するのはかなり難しいです。
そのように考えられる理由は次の2つです。
- 受験者のレベルが高いにもかかわらず、合格率が低い
- 試験範囲が膨大で対策が難しい
ファイナンシャルプランナー1級試験の特徴
ファイナンシャルプランナー1級の特徴は、学科試験を行っている団体がきんざいだけであるという点です。日本FP協会では学科試験は開催しておらず、実技試験のみの提供です。
ファイナンシャルプランナー1級を取得したい人は、まずきんざいで学科試験を受け、そのあとに日本FP協会かきんざいで実技試験を受けます。また、学科試験と実技試験の受験において、どちらも以下の受験資格が必要です。
<1級学科試験の受検資格>
- 2級技能検定に合格し、かつFP業務に関し1年以上の実務経験を有する者
- FP業務に関し5年以上の実務経験を有する者
- 厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で、かつ1年以上の実務経験を有する者
1級実技試験の受験資格
1級学科試験の合格者
日本FP協会のCFP®認定者
日本FP協会のCFP®資格審査試験の合格者
これらのことから、ファイナンシャルプランナー1級の試験は、ファイナンシャルプランニングを専門的に学んでいる高い実力を持った人が受ける試験であるとわかります。
ファイナンシャルプランナー1級の合格率は15%前後
2021年度のファイナンシャルプランナー1級の平均合格率は以下の通りです。
2021年9月 1級 | FP協会 | きんざい |
学科試験 | ※きんざいのみが実施 | 13.03% |
実技試験 | 93.8% | 85.16% |
引用:https://www.jafp.or.jp/exam/syutoku/result/20210903.shtml、https://www.kinzai.or.jp/fp/news-fp/33488.htm、https://www.kinzai.or.jp/fp/news-fp/33443.html
ファイナンシャルプランナー1級は学科試験が15%ほど、実技試験が90%ほどとなっています。
受験者のレベルが高いにもかかわらず、合格率が低い
ファイナンシャルプランナー1級の合格率は、きんざいの学科試験の合格率を見ると15%ほどです。さきほど紹介したように、ファイナンシャルプランナー1級に挑戦する受験者のレベルはかなり高いです。それにもかかわらず15%ほどの合格率ととらえると、ファイナンシャルプランナー1級の難易度が高いことがわかります。
試験範囲が膨大で対策が難しい
ファイナンシャルプランナー1級の試験範囲は2級と比較すると格段に広くなっています。
ファイナンシャルプランナーの学科試験の範囲は次の6項目であると説明しました。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続、事業継承
これらの分野では、税理士や証券アナリストなどさらに詳しい知識が必要とされる資格があります。それらの担当分野、さらに専門的な分野にまでファイナンシャルプランナー1級の範囲は広がっています。
6分野全てにおいて、それぞれの専門家に匹敵する知識が求められるのです。
- 受験者のレベルが高いにもかかわらず、合格率が低い
- 試験範囲が膨大で対策が難しい
これらのことから、ファイナンシャルプランナー1級の独学での合格は難しいと考えられます。
ファイナンシャルプランナーの独学のメリット・デメリットは?
ここまでファイナンシャルプランナー1級、2級、3級の独学合格について解説してきました。
3級は独学でも合格できる可能性が高いですが、2級と1級に関しては独学での合格が難しいという結論となりました。
ここからは、ファイナンシャルプランナー試験の合格を独学で狙う方に向けて、独学のメリットとデメリットを紹介していきます。独学のいい面と悪い面のどちらも把握しておき、メリットをなるべく生かせるように勉強法を工夫しましょう!
ファイナンシャルプランナーの独学のメリット
FP試験を独学で勉強するメリット
費用が抑えられる
自分に合ったペースで勉強できる
自分に合った教材を使用できる
1つずつ解説していきます。
費用が抑えられる
独学の大きなメリットは、費用が抑えられる点です。
独学にかかる費用と通信講座を使った場合の費用を比べた場合、独学は1万円から5万円程度安くすることができます。
独学に必要な教材をそろえた場合の金額は以下の通りです。
- テキスト:1800円前後
- 問題集:1600円前後
- 過去問題集:無料(FP協会、きんざいのホームページからダウンロード可能)
- 合計:3500円前後
通信講座を使った場合の金額は、
- 3級対策コース:1万5000円から2万円前後
- 2級3級セットコース:3万円から6万円前後
通信講座は質問制度や独自テキストなどのサポートが充実していますが、費用を抑えて勉強したい人にとっては安い値段で勉強できることは大きな魅力です。
自分に合ったペースで勉強できる
ファイナンシャルプランナーの試験内容は金融分野を幅広くカバーしています。勉強を進めていくうちに得意な分野、苦手な分野がはっきりしてきます。
独学での勉強ならば、
- 「自分が苦手な分野に集中するぞ!」
- 「ここが弱みだからたくさん復習しよう!」
というように、自分の理解度に合わせて勉強スケジュールを組み立てられます。
自分の勉強の進みをしっかりと管理できる方は独学での勉強がおすすめです。
教材を自由に選べる
教材を自由に選べる点も独学のメリットです。通信講座を使うと、その講座専用のテキストを使うことになります。自分の勉強スタイルに合わないテキストだった場合、気軽に変更ができません。その点、独学で自分でテキストを選んで買う場合は、自由に教材を変えられます。
ファイナンシャルプランナーは人気資格であるため、書店で多くのテキストが販売されていますし、インターネット上には独学をサポートする様々なコンテンツが用意されています。それらをうまく活用し、独学でファイナンシャルプランナー合格を目指しましょう。
ファイナンシャルプランナー3級は独学で合格できる?おすすめのテキストや勉強法を紹介!
ファイナンシャルプランナー独学のデメリット
独学は費用が安く、自由が利くというメリットがありますが、同時にデメリットもあります。これから説明するデメリットと、安さと自由のメリットを天秤にかけ、自分の試験勉強のスタイルを選択してください。
FP試験の独学のデメリット
疑問点の解消が難しい
非効率な勉強になりがち
法改正などの最新情報が反映されない
モチベーション維持が難しい
1つずつ説明していきます。
疑問点の解消が難しい
独学の大きなデメリットが、「疑問点の解消が難しい」という点です。
独学は基本的に一人で勉強するので、わからない問題があった場合、気軽に相談することができません。結果として疑問の解決に時間がかかったり、消化不良のまま終えてしまったりすることがあります。
特に、ファイナンシャルプランナー2級以上を受験する際は、疑問をすぐに解決できる環境の方が望ましいです。
前述したように、ファイナンシャルプランナー2級以上は計算問題が出題されるようになり、問題の複雑さが増していきます。
また、出題される範囲も増えていくので、1つの疑問に割ける時間も減っていきます。一人で悶々と1つの疑問を考えていると、勉強時間が足りなくなってしまうのです。
ファイナンシャルプランナー2級以上の勉強をする場合は、疑問点の解消が難しいことが大きなデメリットになってしまうと言えるでしょう。
非効率な勉強になりがち
ファイナンシャルプランナーの試験範囲は金融全般であり、かなりの広さです。特に2級以上の試験範囲は効率的な勉強を行わないと、試験に間に合わないほどの量です。
2級では法人のファイナンシャルプランニングに必要な知識が問われ、1級では税理士や証券アナリストの知識範囲までカバーする場合があります。
独学では試験範囲全体をどの程度カバーするべきか、ノウハウがなくわからないため、非効率的な勉強になる可能性があります。
法改正などの最新情報が反映されない
ファイナンシャルプランナーの試験範囲は法改正が多い分野です。確定拠出年金やiDecoといった新しい制度の知識や、保険料、税制といった分野も時代に合わせて変わっていく分野です。
それらの分野は試験でも聞かれる可能性が高く、優先的に対策する必要があります。
独学のテキストは一年に一度しかアップデートされないため、独学の場合法改正などの知識は自力で手に入れるしかありません。アンテナを高く張っておくことが求められます。
モチベーション維持が難しい
ファイナンシャルプランナー試験の勉強はある程度勉強期間が必要です。
- 3級では、80~150時間程度
- 2級では、150~300時間程度
- 1級では、600時間程度
これらのように、長期的に勉強時間を確保しなければなりません。
長い期間モチベーションを保つためには、「自分が成長している」という実感がカギとなりますが、疑問点の解消が難しく、非効率な勉強をしていると、勉強を続けるのが苦痛になってしまうでしょう。
独学を行う場合は初志を貫徹する意思が重要になるのです。
ファイナンシャルプランナーの通信講座のメリット・デメリットは?
ここまでファイナンシャルプランナーを独学で勉強する場合のメリットとデメリットについて解説してきました。独学をした場合、試験の難易度が難しくなるほどデメリットが大きくなっていきます。資格を取ろうとしたものの、挫折してしまっては元も子もありません。
ここからはファイナンシャルプランナーの通信講座のメリットとデメリットを紹介していきます。
ファイナンシャルプランナーの通信講座のメリット
FP通信講座の4つのメリット
効率的な勉強ができる
質問解答などのサポートを受けられる
法改正などの最新情報が教材に反映される
自分の勉強がどこまで進んだのかが把握しやすい
1つずつ紹介していきます。
効率的な勉強ができる
ファイナンシャルプランナーの勉強で重要なポイントは、「効率的な勉強」です。
ここまで紹介してきたようにファイナンシャルプランナーの試験範囲は広いため、要点を押さえて勉強を行わないと、試験に間に合いません。
通信講座ならば、ノウハウが蓄積されているため試験に出やすい問題などもしっかりとカバーしています。また、通信講座では2級3級パックといった、3級の資格を持っていない人でも2級から挑戦できるようになるコースなどが販売されています。
2級の取得を最初から考えている人は、通信講座を使った方が早く取得できるでしょう。
質問解答などのサポートを受けられる
質問解答などのサポートを受けられる点も通信講座の強みです。ファイナンシャルプランナー2級以上の試験では、計算問題や論述問題などが出題されるようになります。
難易度が高くなり、分からなくなってしまうこともあるでしょう。
通信講座ではメールや郵送、ビデオ通話といった、様々な質問解答サービスが提供されています。それらを利用することで、疑問点をスムーズに解消できるのです。
法改正などの最新情報が反映される
通信講座では最新情報がすぐに教材へと反映されます。また、先ほど紹介した質問機能を使い、新しい制度のわからない部分を質問するのも良いでしょう。
法改正などの情報は、自分で情報収集する場合能動的に動かなければいけません。勉強以外の調査に時間を割きたくないですよね。通信講座では勉強のみに集中できるのです。
自分の勉強がどこまで進んだのか把握しやすい
資格試験の勉強において、大きな障害となるのは、モチベーションの低下です。
やる気を維持するためには、成果の「見える化」が大切です。どこまで自分が進んでいて、残りの道のりはどの程度なのか把握することで、息切れすることなく勉強できる可能性が高まります。
通信講座ではカリキュラムが設定されており、それに沿って勉強を進めます。スケジュールに合わせて勉強をすることで、モチベーションの低下を防げる可能性があるのです。
ファイナンシャルプランナー通信講座のデメリット
ファイナンシャルプランナーの通信講座のメリットを解説してきました。
ここからはデメリットの方を解説します。メリットとデメリットのバランスを見て、自分に合った勉強方法を選んでくださいね!
ファイナンシャルプランナーの試験勉強を通信講座で行うデメリットは次の2つです。
FP通信講座の2つのデメリット
価格が高い
テキストが選べない
1つずつ解説していきます。
価格が高い
通信講座の金額は独学に比べるとかなり高いです。
3級講座の相場が15000円程度、2級講座の相場が3万円から6万円程度であることから、通信講座の利用にはコストがかかります。
もし通信講座を利用する場合は、
- 自分の求めるサービスが提供されているのか
- コストパフォーマンスは妥当なのか
といった要素を考えて利用しましょう。
また、後述するように割安な通信講座もあるため、様々な通信講座を比べてみるのも良いでしょう。
テキストが選べない
通信講座を受講する場合は、基本的に講座専用のテキストが送られてきます。
自分の勉強スタイルに合っていなかった場合でも、テキストの変更は難しいです。
しかし、多くの通信講座では無料で「お試し教材」の提供を行っています。気になる講座の「お試し教材」を使ってみて判断してはいかがでしょうか。
金額が高く、今後一緒に合格を目指して伴走してくれるテキスト選びは、無料サンプルを活用して慎重に行うのも1つの手です。
通信講座を受けた方がいいの?
2級以上の取得を目指す人は、通信講座の利用を検討してみることをおすすめします。3級は基礎知識を学ぶ試験であるため、独学での勉強でも十分合格を狙えます。
しかし、2級以上は実務に直結する知識が求められるようになり、難易度が上がります。3級を独学で勉強してみて、「難しいな」と感じた人、2級の独学に不安を感じている人は、通信講座の利用を検討してみましょう!
通信講座はファイナンシャルプランナーの勉強を合格まで続けられるようにサポート体制が充実しています。合格の可能性を高めたい方は通信講座の検討も視野に入れてみてください!
独学が不安な方に向けておすすめの通信講座を紹介!
おすすめの通信講座3選
高い合格実績を誇るフォーサイト
返金保証制度があるキャリカレ
充実した質問制度が完備されたユーキャン
独学での勉強で試験に合格できるか不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。特にファイナンシャルプランナー2級以上は、出題範囲が増え問題の難易度も上がるため、わかりやすい教材や学習をサポートする環境が必要となってきます。
ここからは独学での勉強が不安な方に向けて、ファイナンシャルプランナーの通信講座を紹介していきます。人気資格であるファイナンシャルプランナーの通信講座は数多くあり、ここで紹介する講座はほんの一例です。
自分にぴったりの勉強方法を見つけたい方はこちらもチェックしてみてください!
フォーサイト
フォーサイトの特徴は、合格実績です。
全国平均合格率の1.71倍の合格率を誇っていて、全国平均合格率50.56%に対し、フォーサイトの合格率は86.6%です。
高い合格率の秘訣は合格点主義のテキストにあります。満点を目指し、すべてを完璧にするのではなく、合格に必要な要素を効率的に勉強することで、試験への対応力を高めます。
キャリカレ
キャリカレの特徴は、返金保証制度です。
キャリカレでは3か月という短い学習期間での合格を目指します。映像授業をスマートフォンで受けることでスキマ時間も有効に使い、無理なく続けられるカリキュラムが構成されています。
また、合格出来なかった場合の返金保証制度が整備されています。資格勉強を安心して続けたい方にぴったりの講座です。
ユーキャン
ユーキャンの特徴は、充実した質問制度です。
添削指導のサポートが充実しており、科目ごとに1回ずつ、総合模試の添削が2回あり、合計で8回もの添削児童が行われます。
わからないことだけでなく、自分では気づけなかった弱みも指摘が受けられる点が魅力的です。
学習サポートが豊富で、わからないことをすぐに解消したい方におすすめの通信講座です。
ここで紹介したように、通信講座のスタイルも多種多様です。自分の勉強方法に合った通信講座の利用も検討し、ファイナンシャルプランナー試験の合格を目指しましょう!
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本記事ではファイナンシャルプランナーの独学について解説してきました。
本記事のポイント
FP3級は独学がおすすめ
FP2級の独学は可能。難しいと感じたら通信講座もおすすめ
FP1級は難しいので講座の利用がおすすめ
自由に勉強するなら独学
サポートを受けたい場合は通信講座
これらの情報を解説してきました。
ファイナンシャルプランナーは3つの級に分かれていますが、難易度はそれぞれ大きく違い、2級以上は独学での合格が難しくなってきます。
ファイナンシャルプランナーは人気資格であるため、教材も豊富で選択肢が多いです。
独学に行き詰ったときは、他の勉強方法を考えてみることをおすすめします。
あなたの試験勉強を応援しています!最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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