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社会福祉士とは?仕事内容や受験資格など解説!

社会福祉士

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投稿日:2022年3月15日 | 更新日:2023年12月13日

「福祉系の資格は多数あるけど、社会福祉士資格はどんな資格なんだろう?」

「社会福祉士になりたいけど、何から始めたら良いか分からない。」

「資格取得の難易度は?国家試験の合格率は?」

「働きながらの資格取得は目指せる?」

 

そういった疑問を解消するべく、社会福祉士について徹底解説していこうと思います。

 

この記事で分かること

  • 社会福祉士とは
  • 社会福祉士になるメリット
  • 社会福祉士試験の概要
  • 受験資格について
  • 試験の合格率・難易度
  • おすすめの通信講座
 
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社会福祉士とはどんな資格か

社会福祉士とは、「社会福祉士及び介護福祉士法」を基準とした福祉系国家資格です。

社会福祉士は、専門知識や技術を使って、心身の障がいなどにより日常生活に支障がある方たちの相談援助をします。

援助の形としては、日常生活に支障がある方たちの相談に応じたり、適切な福祉サービスを紹介したりします。

 

 社会福祉士については、社会福祉士及び介護福祉士法2条1項において、『社会福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者その他の関係者との連絡及び調整、その他の援助を行うことを業とする者をいう。』と定められています。

社会福祉士の仕事とは?

仕事内容

社会福祉士の主な仕事は相談業務です。

日常生活に支障がある方たちの相談に応じ、一人一人に寄り添い、相談内容に応じた公的支援制度や福祉サービスを提案することで、福祉と他の分野との橋渡し的な役割も担います。

また、社会福祉士は、保険・医療高齢者福祉障害者支援生活保護児童福祉など、福祉に関するすべての相談を受けます。

支援する対象者も多岐にわたり、高齢者・障がい者・家庭・子ども・低所得者などが挙げられます。

すなわち、社会福祉士には福祉に関する幅広い知識を持つことが求められます。

就職先

社会福祉士の就職先は多岐にわたります。

というのも、先ほど述べた通り、社会福祉士の業務内容や支援対象者は広範です。

それに伴って、就職先の選択肢も多種多様です。

 

社会福祉士の就職先

  • 高齢者福祉施設
  • 障がい者福祉施設
  • 医療機関
  • 児童相談所
  • 少年院
  • 福祉事務所 etc…

 

上記の職場以外にも、様々な就職先があります。

社会福祉士の平均年収・給料

平均年収
 女性男性
介護福祉士269万円373万円
精神保健福祉士377万円463万円
社会福祉士365万円473万円

社会福祉士の平均年収は、女性が365万円男性が473万円となっています。

社会福祉士の平均年収は、他の福祉系国家資格と比較してもやや高い水準であると言えます。

まず、社会福祉士と同じく福祉系国家資格である介護福祉士と比較してみます。

介護福祉士の平均年収は、女性が269万円、男性が373万円となっています。

このように、社会福祉士の平均年収は、介護福祉士と比較してもやや高いです。

次に、同じく福祉系国家資格である精神保健福祉士とも比較してみます。

精神保健福祉士の平均年収は、女性が377万円、男性が463万円となっています。

このように、社会福祉士の年収は、精神保健福祉士の年収と同じ水準に位置しています。

 

社会福祉士の平均年収は、他の福祉系国家資格と比較してもやや高い水準であると言えます。

また、社会福祉士は基本給に加えて、資格手当が給付されることもあります。

 

*参照元:社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士就労状況調査(令和2年度)結果報告書 (sssc.or.jp)

資格取得のメリットは?

社会福祉士資格取得には、様々なメリットが存在します。

主な3つを紹介します。

  1. 社会的信用性
  2. 高い需要
  3. 雇用の安定性
  4. やりがい・ワークライフバランス

1.社会的信用性

社会福祉士は、国に認められた福祉・医療に関する相談援助の専門家です。

それだけに、社会的信用性も非常に高くなっています。

相談業務には、社会福祉士の資格を持たない人も就くことができます。

しかしながら、社会福祉士資格を持っていることで、相談者からの信頼はより大きなものになるでしょう。

加えて、就職活動や転職活動における選考段階においても有利に働くでしょう。

2.高い需要

現在、社会福祉士に対する需要は高いものになっています。

社会福祉士の需要が高い要因として、社会福祉士の活躍できる場が非常に多いことが挙げられます。

高齢者分野、障がい者分野、児童分野など、様々な分野で社会福祉士は活躍することができます。

また、福祉業界には、慢性的な人手不足が深刻という実情もあります。

このような点から、社会福祉士の需要は高いものになっています。

 

社会福祉士の需要の高さは将来においても変わらないでしょう。

将来、AIやロボットが人々の仕事の多くを取って代わるために、人間が行う仕事は激減するといわれています。

しかし、社会福祉士は消滅することのない仕事であるといえます。

いつの時代にも心身の障がいなどで日常生活を送るのにも苦しむ方たちは存在します。

その方たちに寄り添い、相談に乗り、援助する仕事に対する需要は薄れることはないでしょう。

むしろ、高齢化が進む日本の現代社会において、社会福祉士の需要は高まり続けることが予想されます。

3.雇用の安定性

前に記述した通り、社会福祉士の就職先は多岐にわたります。

それに伴って、支援対象者も広範です。

環境の変化などにより、ある分野における需要が減少したとしても、他の分野では依然として需要は存在します。

そのため、比較的安定して働くことができる仕事であるといえます。

4.やりがい・ワークライフバランス

先ほども述べたように、社会福祉士の勤務先、支援対象者は多岐にわたります。

よって、自分の求める仕事や、さらなるやりがい・仕事に対するモチベーションとマッチする職場が必ず見つかるでしょう。

例えば、社会福祉士資格を保有していれば、キャリア形成初期は指定介護老人施設の生活相談員として働いていたとしても、自分の求める仕事が変われば、児童相談所の児童福祉司に転職することも可能なのです。

このように、社会福祉士という仕事は、自分のライフステージの変化やキャリア形成に対する気持ちの変化などにも柔軟に対応できる仕事であるといえます。

 

社会福祉士になるメリット

  • 高い社会的信用性
  • 高い需要
  • 雇用の安定性
  • やりがい・ワークライフバランス

以上が、社会福祉士になるメリットです。

類似職種との違いは?

 

福祉系の仕事には、様々な資格や職種があります。

それぞれの違いを理解したうえで、自分がなりたい職業について考えてみるといいかもしれません。

介護福祉士

介護福祉士は、社会福祉士と同じく国家資格です。

名前も似ていますが、大きく以下のポイントに違いがあります。

仕事内容

介護福祉士の支援の対象者は主に高齢者で、特別養護老人ホーム、身体障害者施設等で食事や入浴などの介助を行ったり、掃除や洗濯、買い物の代行など家事の手伝いなどに従事します。

一方で、社会福祉士の支援対象者は、高齢者や障害がある方以外にも子どもや低所得者など生活に何かしらの困難がある方全般を対象とし、相談に応じて必要な社会福祉サービスを提案したり、関係者と連携して支援体制を整えたりします。

介護福祉士の業務は「直接援助」と言われるのに対し、社会福祉士は「相談援助」と言います。

受験資格

介護福祉士の受験資格を得るには、大きく3つのルートがあります。

①実務経験ルート

毎年受験生の中で最も多いのがこのルートで、全体の9割ほどとなっています。

介護施設等で実務経験3年以上および実務者研修を受けると、介護福祉士試験の受験資格を得ることができます。

➁養成施設ルート

指定された養成施設等を卒業すると、介護福祉士の国家試験の受験資格を得ることができます。

養成施設では2年以上(1,850時間程度)の学習が必要となります。

③福祉系高校ルート

福祉科など、介護福祉士養成施設としてのカリキュラムを実施している高校の学科を卒業すると介護福祉士の国家試験の受験資格を得ることができます。

どのルートでも必ず試験を受けなければ資格を得ることができません。

社会福祉士の場合は、この後詳しく説明しますが、大学・短大を卒業する必要があるなどで少しハードルが高くなります。

 

その他、社会福祉士と合わせてよく出てくる職種や資格についても簡単にご紹介いたします。

精神保健福祉士

精神保健福祉士も、社会福祉士や介護福祉士と同じく国家資格です。

福祉にかかわるこの3資格を合わせて「三福祉士」と総称します。

業務は社会福祉士と同じく相談業務となりますが、違いとしては、精神保健福祉士は精神に問題を抱えている方の支援に特化していることで、支援対象者は、うつ病や統合失調症患者、またはその家族などになります。

また、社会福祉士の資格を保有している場合は国家試験の共通科目が免除になるなど有利になるため、両方の資格を保有する人が多いです。

ケアマネージャー

ケアマネージャーとは、「介護支援専門員」のことを指します。要介護者が介護保険サービスを適切に受けられるよう、ケアプランの作成やサービス事業者との調整を行います。

社会福祉士と似ていますが、支援対象者が要介護者のため、簡単に言うと、広く福祉全体にかかわるのが社会福祉士、その中でもより介護について専門的にかかわるのがケアマネジャーといった形になります。

ケアマネージャーがケアプランを作成し、社会福祉士が適切なサービスをつなげるといった連携も多々あります。

ソーシャルワーカー

ソーシャルワーカーはいわゆる「生活相談員」のことを指します。資格ではなく、職種の名称です。

資格の有無・種類を問わず、ソーシャルワーク(相談援助を通して支援すること)をしている人全般をこのように総称します。

そのため、社会福祉士や精神保健福祉士もこのソーシャルワーカーに内包されているのです。

 

社会福祉士になるには?

社会福祉士になるには、国家試験の受験資格の要件を満たしたうえで、試験に合格することが必要になります。

ここからは、国家試験の受験資格など、試験の概要について解説していきます。

受験資格を得る

まず、国家試験の受験資格について解説してゆきます。

社会福祉士の国家試験を受けるには、受験資格が必要です。

受験資格はすべての人が持っているものではなく、要件を満たした人だけが受験資格を持っています。

社会福祉士国家試験の受験資格取得ルートは、以下の3つに分類することが出来ます。

  1. 受験する(既に受験資格あり)
  2. 短期養成施設(6か月以上)に行く
  3. 一般養成施設(1年以上)に行く

1.受験する(すでに受験資格あり)

  • 福祉系大学で4年+指定科目を履修
  • 福祉系短大などで3年+指定科目を履修+相談援助実務1年
  • 福祉系短大などで2年+指定科目も履修+相談援助実務2年

上記に該当する方たちは、既に受験資格をお持ちですので、すぐに社会福祉士国家試験を受験することが出来ます。

相談援助実務とは

相談援助実務とは、福祉系短期大学などに通った方が、受験資格を得るために一定年数行わなくてはならないもので、実務経験を積むことを目的としています。

この点において重要なのは、学校+実務で4年になるようにすることです。

 

相談援助実務の対象となる分野としては、以下の5つが挙げられます。 

  1. 児童分野(児童相談所の児童福祉司など)
  2. 高齢者分野(指定介護老人施設の生活相談員など)
  3. 障がい者分野(身体障害者更生相談所の身体障害者福祉司など)
  4. その他の分野(保健所の精神保健福祉相談員など)
  5. 現在廃止事業の分野(重大身体障害者更生援護施設の生活支援員など)

相談援助実務の対象となる施設・事業、職種は、「社会福祉士及び介護福祉士法施行規則(昭和62年厚生省令第49号)第2条」及び「指定施設における業務の範囲等及び介護福祉士試験の受験資格の認定に係る介護等の業務の範囲等について(昭和63年2月12日付社庶第29号)」厚生省社会局長、厚生省児童家庭局長通知において定められています。

学校+実務で4年という要件を満たし、指定科目を履修済みの方は受験資格があります。

すぐに社会福祉士国家試験を受験可能です。

2.短期養成施設(6か月以上)に行く

  • 福祉系大学で4年+基礎科目を履修
  • 福祉系短大などで3年+基礎科目を履修+相談援助実務1年
  • 福祉系短大などで2年+基礎科目を履修+相談援助実務2年
  • 社会福祉主事養成機関+相談援助実務2年
  • 特定職種の実務経験4年

上記に該当する方たちは、短期養成施設(6か月以上)に通い、修了することで、受験資格を得ることができます。

短期養成施設とは

短期養成施設とは、福祉系大学や短大に進学し、厚生労働省が指定する「基礎科目」を履修した方が利用する施設です。

社会福祉士の養成を目的に設置されています。

短期養成施設に通う者は、既に福祉職に必要な基礎知識がある程度身についていると判断されます。

そのため、学習期間も短く設定されています。

学校+実務で4年という要件を満たし、基礎科目を履修済みの方は、短期養成施設を卒業することで受験資格を得ることができます。

特定職種の実務経験

特定職種の実務経験については、社会福祉士及び介護福祉士法7条12項において定められています。

特定職種の実務経験
児童相談所児童福祉司
身体障害者更生相談所身体障害者福祉司
知的障害者更生相談所知的障害者福祉司
福祉事務所査察指導員
福祉事務所老人福祉指導主事

(所員に対して、指導監督を行うスーパーバイザーである必要あり)

以上の5職種が特定の実務経験に該当します。

上記5職種での実務経験が4年以上ある方に関しては、短期養成施設(6か月以上)を修了することで、受験資格を得ることが出来ます。

3.一般養成施設(1年以上)に行く

  • 一般大学などで4年
  • 一般大学などで3年+相談援助実務1年
  • 一般大学などで2年+相談援助実務2年
  • 相談援助実務4年

上記に該当する方たちは、一般養成施設(1年以上)に通い、修了することで受験資格を得ることができます。

一般養成施設とは

一般養成施設とは、いわゆる福祉系の専門学校のことです。

福祉系の大学などで指定科目を履修していない方(一般大学を卒業した方など)が、社会福祉士になるために必要な専門知識を身につけるための施設です。

そのため、基礎科目を履修済みの方が通う短期養成施設よりも、長期間通う必要があります。

一般養成施設には、昼間制夜間制通信制の用意がある場合が多いです。

自分のライフスタイルに合ったものを選択するとよいでしょう。

学校+実務で4年という要件を満たす方は、一般養成施設を卒業することで受験資格を得ることができます。

4年以上の相談援助実務経験

4年以上の相談援助実務経験がある方も、一般養成施設を卒業することで受験資格を得ることができます。

 

受験資格取得ルートについてまとめると、以下のようになります。

すぐに受験可能(既に受験資格あり)

  • 福祉系大学で4年+指定科目を履修
  • 福祉系短大などで3年+指定科目を履修+相談援助実務1年
  • 福祉系短大などで2年+指定科目も履修+相談援助実務2年

短期養成施設(6か月以上)を修了する必要あり

  • 福祉系大学で4年+基礎科目を履修
  • 福祉系短大などで3年+基礎科目を履修+相談援助実務1年
  • 福祉系短大などで2年+基礎科目を履修+相談援助実務2年
  • 社会福祉主事養成機関+相談援助実務2年
  • 特定職種の実務経験4年

一般養成施設(1年以上)を修了する必要あり

  • 一般大学などで4年
  • 一般大学などで3年+相談援助実務1年
  • 一般大学などで2年+相談援助実務2年
  • 相談援助実務4年

ここからは、相談援助実務についてより詳しく解説していきます。

実務経験として認められる職種とは?

相談援助実務について、以下の5分野が対象として定められています。

  1. 児童分野
  2. 高齢者分野
  3. 障がい者分野
  4. その他の分野
  5. 現在廃止事業の分野

対象施設については、社会福祉士及び介護福祉士法施行規則2条1項から14項にかけて定められています。

詳しい業種については、[社会福祉士国家試験]受験資格:相談援助業務(実務経験):公益財団法人 社会福祉振興・試験センター (sssc.or.jp)を確認するとよいでしょう。

実務経験として認められない職種とは?

社会福祉分野の職に就いていたとしても、相談援助実務として認められないケースは存在します。

相談援助実務として認められない職種については、社会福祉士及び介護福祉士法施行規則2条1項から14項にかけて定められている指定施設以外ということになります。

すなわち、[社会福祉士国家試験]受験資格:相談援助業務(実務経験):公益財団法人 社会福祉振興・試験センター (sssc.or.jp)に掲載のない職種ということになります。

 

例えば、指定介護老人福祉施設における、介護等の直接的なサービスを提供する指導員は、相談援助実務として認められません。

社会福祉士の受験資格においては、相談業務の経験が求められているのです。

社会福祉分野の職に就いていた経験が実務経験として認められるとは必ずしも限らないので、注意が必要です。

社会福祉士国家試験の概要

試験日

例年2月上旬に実施されます。

令和4年度の試験は第35回試験になります。

第35回試験の詳細はまだ発表されていませんが、令和5年2月上旬に実施予定であることが発表されています。

受験申し込み書の受付期間

例年9月上旬から10月上旬にかけて、申し込み受付がなされています。

第35回試験の申し込み受付は、令和4年9月上旬~10月上旬にかけて行われる予定です。

試験地

例年、以下の全国24試験地が設定されています。

第35回試験の試験地詳細はまだ発表されていません。

 

北海道、青森県、岩手県、宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、福岡県、熊本県、鹿児島県、沖縄県

試験科目

例年、以下の19科目が実施されています。

第35回試験の試験科目詳細はまだ発表されていません。

 

  1. 人体の構造と機能及び疾病
  2. 心理学理論と心理的支援
  3. 社会理論と社会システム
  4. 現代社会と福祉
  5. 地域福祉の理論と方法
  6. 福祉行財政と福祉計画
  7. 社会保障
  8. 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
  9. 低所得者に対する支援と生活保護制度
  10. 保健医療サービス
  11. 権利擁護と成年後見制度
  12. 社会調査の基礎
  13. 相談援助の基盤と専門職
  14. 相談援助の理論と方法
  15. 福祉サービスの組織と経営
  16. 高齢者に対する支援と介護保険制度
  17. 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
  18. 就労支援サービス
  19. 更生保護制度

合格基準

例年、以下の通りとなっています。

第35回試験の合格基準詳細はまだ発表されていません。

社会福祉士国家試験の合格基準

  1. 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。
  2. 1を満たした者のうち、19試験科目(ただし、社会福祉士の共通科目免除を適応して受験する者に関しては8科目。)すべてにおいて得点があった者。

試験形式

例年、以下の通りとなっています。

第35回試験の試験形式詳細はまだ発表されていません。

試験形式
配点
  • 1問1点
  • 150点満点
出題方式
  • 筆記
  • 五肢択一を基本とする多肢選択方式
出題数150問
総試験時間240分

*社会福祉士の共通科目免除を適応して受験する場合は、1問1点の67点満点。

*障がいがある者等については、その申請により点字問題、拡大文字問題、チェック解答用紙等による試験を行うほか、試験時間の延長等必要と解される配慮を行う。

受験資格

第35回試験の受験資格詳細はまだ発表されていませんが、おそらく以下の通りになる見込みです。

 

  • 4年制大学で指定科目を修めて卒業した方(令和5年3月31日までに卒業見込みの方を含む。)
  • 2年制(又は3年制)短期大学等で指定科目を修めて卒業し、指定施設において2年以上(又は1年以上)相談援助の業務に従事した方(令和5年3月31日までに従事する見込みの方を含む。)
  • 社会福祉士短期養成施設(6月以上)を卒業(修了)した方(令和5年3月31日までに卒業(修了)見込みの方を含む。)
  • 社会福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業(修了)した方(令和5年3月31日までに卒業(修了)見込みの方を含む。)

受験手数料

例年、以下の通りとなっています。

第35回試験の受験手数料詳細はまだ発表されていません。

 

受験手数料
社会福祉士試験のみ受験19,370円
社会福祉士試験と精神保健福祉士試験をW受験36,360円

(社会福祉士16,840円、精神保健福祉士19,520円)

共通科目免除試験16,230円

合格発表日

例年3月中旬に設定されています。

第35回試験の合格発表日詳細はまだ発表されていません。

試験の難易度・合格率

社会福祉士試験の合格率は、おおよそ30%前後で推移しています。

具体的に見ていきましょう。

社会福祉士試験の合格率
第33回試験(2021年)29.3%
第32回試験(2020年)29.3%
第31回試験(2019年)29.9%
第30回試験(2018年)30.2%

また、他の福祉系国家資格と比較して、社会福祉士資格取得の難易度は高いと言えます。

福祉系国家資格試験の合格率
介護福祉士71.0%(2021年)
精神保健福祉士64.2%(2021年)
社会福祉士29.3%(2021年)

上記の表を見ていただければ分かるように、社会福祉士国家試験の合格率は、他の福祉系国家資格試験よりも低く、難易度は高いです。

 

*参照元:2021年 社会福祉士国家試験結果|旺文社教育情報センター (obunsha.co.jp)

2021年 精神保健福祉士国家試験結果|旺文社教育情報センター (obunsha.co.jp)

第33回介護福祉士国家試験合格発表 (mhlw.go.jp)

社会福祉士の資格は働きながらでも取得できる?

社会福祉士資格は、働きながらでも取得することは可能です。

 

社会福祉士資格は、他の福祉系国家資格と比較して合格率が低く、資格取得難易度が高いために、働きながらの資格取得を諦める方は多いかもしれません。

特に、受験資格を得るために、短期養成施設や一般養成施設に通う必要のある方に関しては、通学が必要になり、働きながらの資格取得は難しいと考えてしまうでしょう。

しかしながら、短期養成施設や一般養成施設には昼間制だけでなく、夜間制、通信制を設けているところが多く、自分のライフスタイルに合った形で勉強することも可能です。

 

とはいえ、自分のライフスタイルを改めることなく資格を取得することはやや難しいのが現実です。

合格を手にするためには、合格指導ノウハウの詰まった最新テキストとカリキュラムで、徹底的に学習指導・サポートしてくれる通信講座の受講をお勧めします。

社会福祉士試験対策の通信講座選びなら

社会福祉士の国家試験勉強は独学でも可能です。

しかしながら、通信講座を利用することで、効率的に勉強を進めることができ、結果的に合格を手にすることができるでしょう。

また、独学では追いづらい法改正などの情報も、手軽に、迅速に手に入れることができます。

 

そこで、ここからはおすすめの通信講座を紹介していきたいと思います。

ユーキャン

 

  1. 学習期間延長サポート
  2. 受講生の9割が働きながらの資格取得を目指している
  3. 質問サービス、添削サービスの充実

1.受講生の9割が働きながらの資格取得を目指している

社会福祉士講座受講生の91%が働きながらの合格を目指しているユーキャンでは、合格に必要な知識だけを詰め込んだ「超効率的」テキスト・カリキュラムを提供しています。

これにより、お仕事がお忙しい方でも、効率的に学習を進めることができます。

2.学習期間延長サポート

ユーキャンは標準学習期間として7か月を定めています。

しかし、もし仮に7か月での合格ができなかったとしても、次の試験日まで全てのサービス・サポートを受けることができます。

*学習開始時点で次の試験日までの期間が7か月を切っていた場合も、同様にその次の試験日まで全てのサービス・サポートを受けることができます。

3.質問サービス、添削サービスの充実

ユーキャンの社会福祉士講座では、常時メールや郵送で質問を受け付けています。

学習を進めていて分からない部分があれば、何度でも質問をすることができます。

また、全6回の添削課題が用意されています。

これらには、経験豊富な講師陣が丁寧に回答、添削をしてくれます。

 

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資格の大原

資格の大原 社会福祉士受験対策講座の特徴は、以下の2つです。

  1. 4つの受講方法
  2. 臨場感ある講義形式の授業

1.4つの受講方法

資格の大原の社会福祉士受験対策講座は、以下の4つの受講方法を設けています。

  • 教室通学
  • Webライブ
  • Web通信
  • 映像通学

教室通学では、決められた日時に、実際に大原校舎で講義を受講することができます。

Webライブでは、実際に大原校舎で行われている授業の生中継を受講することができます。

Web通信では、実際に大原校舎で行われた授業の映像を、自分のデバイス(タブレットやパソコンなど)でいつでも受講することができます。

映像通学では、実際に大原校舎で行われた授業の映像を、大原校舎内の個別視聴ブース内で視聴できます。

これらの4つの受講方法から、自分のライフスタイルに合ったものを選択して受講できます。

2.臨場感のある講義形式の授業

また、資格の大原の社会福祉士受験対策講座における最も大きな特徴は、臨場感・緊張感のあふれる講義形式の授業が展開されている点です。

また、講義形式の授業を受講することで、一人で勉強しているという孤独感が薄れ、受講生のみんなと一緒に頑張っている!という気持ちで学習を進めることができ、モチベーションの維持につながるでしょう。

ふくし合格ネット

 

ふくし合格ネット 社会福祉士合格フルセットの特徴は、その手軽さです。

 

ふくし合格ネット社会福祉士合格フルセットは、49,500円(税込)で受講することができます。

この通信講座は、他の通信講座よりも安い価格設定がなされています。

例えば、

  • ユーキャン 社会福祉士講座:59,000円(税込)
  • 資格の大原 社会福祉士受験対策講座(通信課程):58,000円(税込)

となっています。

これらと比較しても、ふくし合格ネット社会福祉士合格フルセットの価格設定が安いことは明らかです。

また、この講座では、eラーニングを用いた学習が提供されており、日々の隙間時間に手軽に学習を進めることができます。

このような手軽さが、ふくし合格ネット社会福祉士合格フルセットの大きな特徴です。

 

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以上が、おすすめの社会福祉士国家試験対策通信講座です。

まとめ

ここまで、社会福祉士という仕事、国家試験の概要、おすすめの通信講座などについて解説してきました。

 

内容をまとめると

  • 社会福祉士の主な業務は相談業務
  • 日常生活に支障を抱える人々と福祉サービスとを繫ぐ橋渡し的役割を持つ
  • 社会福祉士に対する需要は高い!
  • 国家試験受験資格が非常に複雑
  • 第35回試験の詳細は未公表(試験実施日は令和5年2月上旬の見込み)
  • 試験難易度は比較的高い。。
  • 国家試験対策には通信講座の受講がおすすめ!

以上のようになります。

社会福祉士は、様々な人と触れ合い、日常生活の質の向上を手助けするという素敵なお仕事です。

この機会にぜひ、社会福祉士を目指してみてはいかがですか?

 
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