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秘書検定、アピールするなら何級から?履歴書の書き方を解説

秘書検定

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投稿日:2023年5月9日 | 更新日:2024年01月12日

秘書検定は、就職や転職の選考を受ける際に重要な第一印象を上げたり、社会で必要なマナーが身についていることを証明したりしてくれる資格です。

また、ビジネスマナーや技能を問う検定試験であり、多くの企業や公的機関での選考の際に評価されています。

本記事では、まず秘書検定の特徴や魅力、取得を目指すべき級についてお伝えします。

「就職に向けて秘書検定を受けようか迷っている」

「何級から書いていいの?履歴書への書き方を知りたい!」

「履歴書や面接では秘書検定をどうやってアピールすれば良い?」

というお悩みや疑問を持つ人に、本記事が参考になれば幸いです。

※この記事は2024年1月時点の情報です

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秘書検定とは?

秘書検定とは、社会に出て働く上で必要な基本情報やスキルを「秘書技能」という名称に集約して出題する検定試験です。

正式名称は「文部科学省後援 秘書技能検定試験」といい、公益財団法人実務技能検定協会が実施しています。

秘書検定と聞くと、「自分は秘書になりたいわけではないけれど…」と感じる人も多いかもしれません。

しかし、秘書検定は就職や転職を目指す全ての人に取得をおすすめできる資格です。

試験問題の勉強を通して、就職活動やキャリアアップを目指す際、人事担当の人から「感じがよい」「人柄が良い」と思ってもらえるような話し方や書き方、振る舞い方などを学べます。

加えて、秘書検定に合格することで履歴書やエントリーシートの資格欄に記載してアピールすることができます。

秘書検定に合格していることは、社会で働く上で必要な知識やスキルが身についているという証明にもなるのです。

秘書検定試験は3級、2級、準1級、1級の4段階で、順に受験していくことでステップアップしながら学んでいくことができます。

通常、3級と2級は2月、6月、11月の年3回、準1級と1級は6月と11月の年2回開催されています。 

年に複数回の受験チャンスがあるので、「履歴書に何も書くことがない」「何か履歴書の資格欄に書けるものが欲しい」「就活や転職でアピールできるポイントがなくて困っている」という人にもおすすめです!

CBT試験について

2021年より、オンライン(全国のテストセンター)でいつでも秘書検定2級・3級を受験することができます。(※1級・準1級は変わらず6月・11月の対面試験のみ)

申し込み期限希望する受験日の3日前まで、試験結果その場で知ることができる画期的なシステムです。

全国47都道府県の350会場で受験可能なため、従来のペーパーテストと比べると非常に利便性が向上しました。

こちらから詳細が確認できます。(文部科学省後援 ビジネス系検定|CBT試験について)

秘書検定に合格するメリット

秘書検定合格にはさまざまなメリットがあります。

  1. 履歴書に書ける
  2. 就活に役立つ
  3. 正しい言葉遣いやマナーが身に付く

の3点について以下で解説します。順に見ていきましょう。

履歴書に書ける

「就活や転職でアピールできることがない」「人に話せるような成果や経験がない」

という人は、秘書検定に合格することによって、特に大きなメリットを享受することができます。

どんなところが大変でどんな努力をしたのか、その中でどんな力が身についたのか…といったアピールの糸口をたくさん作ることができるのです。

秘書検定は世間によく知られた検定試験です。

合格することができれば「履歴書に書けることが何もない」という悩みも、胸を張って解消することができます。

就職・転職の際に役立つ

秘書検定に合格することは、就職や転職活動の際に役に立ちます

まず、秘書検定に合格できる知識や技能を身につけておくことで、初めて会う人に良い印象を与えられるというメリットがあります。

就職や転職においてはさまざまな企業や公的機関の人事担当者と顔を合わせる場面がありますが、採用する側に信頼性の高い人材と捉えてもらえることもあるでしょう。

また、同じ職種に応募するライバルとの差別化を図ることができることもメリットの一つです。

履歴書の資格欄が埋まっていることがライバルとの差となり、キラリと光るポイントにもなり得るでしょう。

合格していることにより選考の際に優先的に評価されることもあります。

秘書検定に合格している人はそうでない人よりも、就職活動に際してアドバンテージが得やすくなるのです。

正しい言葉遣いやマナーが身に付く

秘書検定に向けて学ぶことで、正しい言葉遣いやマナーを身につけることもできます

社会に出て働く上で、取引先や上司、同僚など様々な人とコミュニケーションをとる必要があります。

在宅ワークやオンラインでのやりとりが増えてきている中でもそれは変わりません。

正しい敬語やビジネスマナーを身につけることで、人と関わりながら働く中でも自信を持って振る舞うことができます。

ビジネスパーソンとして活躍する上で必要なスキルを獲得できれば、取引先や上司からの印象も上がり、職務を円滑に遂行することもできるでしょう。

秘書検定、アピールするなら何級から?

秘書検定は、何級から履歴書に書ける?

「何級に合格すれば履歴書に書いていいの?」と疑問を持っている人は多いのではないでしょうか。

結論として、秘書検定は3級から履歴書に記載することができます。

しかし、就職の際に有利に働くのは2級から

準1級以上を取得すればさらに評価されると言われています。

試験内容として、3級と2級は筆記試験のみで合否が決まりますが、準1級からは試験内容に面接が加わります。

そのため準1級や1級に合格することは、必要な知識を理解しているということだけでなく、それを実践できることの証明にもなります。

準1級からは難易度が一段と高くなる分、履歴書などでも目に留めてもらいやすくなるでしょう。

秘書検定の合格率は?

2022年11月実施の試験結果によると、秘書検定の合格率は以下の通りです。

3級:62.6% ,2級:57.6% ,準1級:41.6% ,1級:25.4%

受験者の内訳としては大学生が最多、次いで高校生、会社員と続きます。

級別の難易度は?

ここからは秘書検定の級別難易度について解説します。

受験を検討する際の参考にしてみてください。

秘書検定3級の難易度は?

秘書検定3級は、基本的な社会で働く上で最低限必要な知識やマナーを問われる級です。

主な受験者層は高校生で、難易度もそれほど高くありません。

上司が効率よく仕事を遂行するためにどんなことに気を配る必要があるか、どのように対応すれば「感じがよい」「印象が良い」と思ってもらえるかといった内容が中心です。

試験はほとんどがマークシート方式なので、テキストなどでしっかり対策しておけば合格可能です。

まずは履歴書に書ける実績として3級の取得を目指すのがおすすめです。

秘書検定2級の難易度は?

秘書検定2級は、社会人に求められる基本的な知識やマナーが問われる級です。

3級よりもやや難易度が上がり、接客用語を適切に使えるか、要領よく報告や説明を行えるか、わかりやすい文書を作成できるかといった実践的な知識も問われます。

また、2級は3級よりもやや複雑な場面を想定して問われる問題が多くなり、「感じのよさ」「印象の良さ」だけでなく「効率のよい仕事の仕方」も問われます。

受験者層としては大学生の受験が多く、社会人で受験する人もいます。

「就活や転職に役立つ」「履歴書に書ける」という動機からチャレンジする人も多いですよ。

編集部おすすめの通信講座について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

秘書検定準1級の難易度は?

上司から相談を受けたり後輩へのアドバイスを求められたりと,物事の判断力や対応力が求められる中堅者レベルを想定した問題が問われるが準1級です。

準1級になると、試験内容は一次の筆記試験と二次の面接試験になります。

筆記試験に合格した人のみが面接試験に進むことができ、面接は3人1組のロールプレイング方式で行われます。

合格するためには、専門的な知識を身につけるだけでなく、それにふさわしい話し方や動作、態度といった「人柄を表現する技能」が問われます。

受験者層は大学生と社会人がほぼ同数を占めており、就職や転職を視野に入れた面接対策として受験する人もいます。

秘書検定1級の難易度は?

上司が携わっている仕事を理解して、今何をしなければならないかを判断したり、上司が動きやすいように先を読んでサポートするといった、上級の秘書に求められる能力を問われる級が1級です。

試験は準1級と同様、筆記試験と面接試験です。

筆記試験は全問記述式となり、多面的な思考力・判断力が必要です。面接は2人1組のロールプレイング方式で行われることが多くなっています。専門的かつ高度な知識と技能を求められるため、合格するためにはしっかりとした対策をしておくことが必要です。

日ごろの仕事の仕方を振り返ったり、技能面にさらに磨きをかける目的で、現役秘書や社会人の人が受験することが多いようです。

簡単に取得できる級ではないからこそ、履歴書や面接でのアピールポイントとしては非常に強いものになるでしょう。

秘書検定 履歴書・エントリーシートへの書き方

履歴書への正しい書き方 

秘書検定に合格したら、印象よくアピールするために履歴書への正しい書き方をチェックしましょう。

以下では履歴書を書く上でつまずきやすいポイントを解説します。

「秘書検定の正式名称って何?」
「資格取得年月はいつと書いたらいいのだろう?」

とお悩みの人は、以下の書き方を参考に、一緒に履歴書を書いてみましょう!

秘書検定の正式名称は?

秘書検定の正式名称は「文部科学省後援 秘書技能検定試験」です。

履歴書に記載するときは「文部科学省後援 秘書技能検定試験○級合格」もしくは「秘書技能検定〇級合格」という書き方にしましょう。

秘書検定は国家資格や免許ではないため、履歴書に記載する際には「取得」ではなく「合格」と書くのがポイントです。

資格取得年月は?

履歴書の資格欄の取得年月には、秘書検定の合格証に記載されている日付を書きましょう。

もしも秘書検定の取得日が分からない場合は、秘書検定を実施している公益財団法人実務技能検定協会に問い合わせてみましょう。依頼から1週間ほどで調べてもらうことができます。

西暦・和暦は、履歴書のほかの記入箇所と統一するようにしましょう。

合格証に有効期限はあるの?

秘書検定の合格証に有効期限はありません。

履歴書に記載する場合には、最後に取得した級を書くようにしましょう。

合格見込みがあることや勉強中であることも書いて良い

検定試験に申込みをし受験するまでの間や、受験し終わって合否結果を待っている間などに、就職や転職の選考を受けることもあるでしょう。

そのような場合には「秘書技能検定○級合格見込み」「秘書技能検定○級合格に向けて勉強中」と書くこともできます。

何も書かないよりもスキルアップやキャリアアップへの意欲が感じられ、より好印象を抱いてもらうことができるでしょう。

履歴書・面接でのアピール方法

秘書検定の合格は、履歴書や面接の中でアピールすることができます。

ただし、「秘書検定に合格しました」だけではあまり良いとは言えません。

自分の強みや弱みを説明する上での糸口として活用することで、あなたの「個性」を引き立たせましょう。

ここでは履歴書や面接での秘書検定の書き方やアピール方法についてお伝えします。

「資格取得した理由や背景」や「取得までの努力の過程」などを説明する

秘書検定に合格した就活生の多くが、「社会人として働く上でのマナーを学んだ」「入社後にも知識やスキルを仕事に活かせる」という言い方をします。

そのため、こうした内容だと、たくさんの就活生の履歴書のチェックや面接を担当する人事は聞き飽きているかもしれません。

せっかく合格できたのですから、

「どうして秘書検定の合格を目指すことにしたのか」

「資格取得までにどのように努力をしたのか」

「学んだことが具体的にどんなことに役に立ったか」

という踏み込んだところまで説明できるようにしておくのがおすすめです。

秘書検定に合格したことで、さらに伸ばせた強みや、克服できたと思う弱み、生活のなかで活かせた体験などを、上手く関連付けて表現できるようにしましょう。

そうすることで他の就活生よりも一歩先をいくアピールをすることができるでしょう。

具体例として、以下で、履歴書や面接の際に使える例文をご紹介します。

【例1:合格までの「努力」と「計画性」をアピールする

「勉強やサークル活動、アルバイトなどで時間が限られていたため、合格のために必要なことから逆算して効率よく学習が進められるようスケジューリングを行いました。秘書検定に挑戦する過程の中で、目標達成のために能率的に学ぶための「計画性」を養うことができました。」など

【例2:資格取得までの「工夫」と「柔軟性」をアピールする

「秘書検定合格までの学習は独学だったので、参考書をひたすら読み込んだり、覚えられない項目について付せんにまとめたノートを作り、何度も見返したりしました。
また、できるだけ多くの問題に触れるように努め、移動時間にスマホアプリなどを活用して勉強したりもしました。それまでは勉強=机で行うものという固定観念がありましたが、限られた時間で学ぶには柔軟に工夫してゆくことが重要であることが身をもってわかりました。」など

合格証に見合う知識・スキルがあることを「魅せる」

秘書検定合格のために学んだことは、ぜひ実際の就職・転職の選考担当者に「魅せる」ようにしましょう。

当てつけのような魅せ方ではなく、自然と滲み出るような振る舞いや話し方ができると良いですね。

「合格証を持っている」ということだけで終わらせず、「身につけたスキルや知識がしっかりと人となりに反映されている」と思わせることが大切です。

まとめ:秘書検定は履歴書や面接でアピールできる!

初心者から上級者まで、幅広いレベルに合わせて受験することができる秘書検定。

目的に合った級の合格を目指すことで、自己成長やキャリアアップにつなげることができます。

秘書検定は「社会人として働くのが不安」「ビジネスマナーや技能を身につけてキャリアアップしたい」というあなたにきっと自信を与えてくれるでしょう。

履歴書に秘書検定について明記することで、社会で働くうえで必要なマナーやスキルを持っていることをアピールすることができます

そのうえで、秘書検定の受験を通して学んだことや培った力、実際に生活の中で活かせたことなどが説明できるようにしておくことがおすすめです。

このようにすることで、秘書検定の合格を際立たせながら、あなたの個性をより引き立たせるアピールとすることができますよ。

編集部おすすめの秘書検定の通信講座について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

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