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投稿日:2023年6月15日 | 更新日:2024年04月05日
「MOS試験の学習方法を知りたい。」
「数ヶ月で合格したいけど、初心者でも合格できるか不安。」
MOSは、マイクロソフト社が開発したオフィスの操作を確認します。
MOSを受験することを考えても、勉強方法がわからなければ、合格できません。
また試験に向けての勉強時間が長ければ、合格するのに苦労します。
そのため当記事では、MOSの勉強方法について解説します。
当記事の流れは以下の通りです。
- 試験概要・試験内容
- 勉強方法
- おすすめのテキストや通信講座
ぜひ最後まで読んでください。
編集部おすすめ
MOS おすすめ通信講座
MOSの試験概要
MOSの試験の基本的な情報を解説します。
合格率や試験のレベル、試験の種類、必要な勉強時間を把握しましょう。
エキスパートとスペシャリスト
MOS試験は、エキスパートとスペシャリストの2種類のレベルがあります。
それぞれの内容は以下の通りです。
レベル | アソシエイト/スペシャリスト(一般レベル) | エキスパート(上級レベル) |
内容 | 基本的な操作 普通業務に焦点置いた内容 実務者向け | 高度な操作 会社全体の業務効率に焦点を置いた内容 管理職やデータ管理に携わる方向け |
2016年度と2019年度バージョン
現在MOS試験では、2016年度と2019年度バージョンの試験があります。
それぞれの試験の内容に大きな差は無いため、今業務で使っているものを選びましょう。
また今後オフィスソフトを使う予定の方は、MOSの試験では2019年度のバージョンがおすすめです。
MOSの合格点・合格率
MOS試験の合格率や合格点は、公式には公開されていません。
大まかな目安として、スペシャリストが80%、エキスパートは60%が合格率です。
また合格点は両試験ともに、70%が目安です。
合格率が高いため、試験の難易度は低いといえます。
MOS試験に最短で必要な学習時間
MOS試験に必要な学習時間は、50〜70時間です。
1週間に数時間勉強すれば、2ヶ月で合格できます。
試験の難易度が低く、勉強方法を工夫すればさらに短い時間で合格可能です。
例えば、無料のオフィスに関するサイトやアプリを使ってみましょう。
MOSの試験範囲・科目
MOSには5つの試験科目が存在し、以下のとおりです。
- Word
- Excel
- PowerPoint
- Access
- Outlook
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Word(ワード)
Wordには、スペシャリストとエキスパートの2種類があります。
一般レベルのWordは以下が出題範囲です。
- 文章の管理
- 文字、段落、セクションの挿入と書式設定
- 表やリストの管理
- 参考資料の作成と管理
- グラフィック要素の挿入と書式設定
- 文書の共同作業の管理
また上級レベルは以下の通りです。
- 文書のオプションと設定の管理
- 高度な編集機能や書式設定機能の利用
- ユーザー設定のドキュメント要素の作成
- 高度なWord機能の利用
Excel(エクセル)
ExcelにもWordと同様に、2つのレベルがあります。
MOSの一般レベルのExcelの試験範囲は以下の通りです。
- ワークシートやブックの管理
- セルやセル範囲のデータの管理
- テーブルとテーブルのデータの管理
- 数式や関数を使用した演算の実行
- グラフの管理
さらに上級レベルの試験範囲は以下の4つです。
- ブックのオプションと設定の管理
- データの管理、書式設定
- 高度な機能を使用した数式およびマクロの作成
- 高度な機能を使用したグラフやテーブルの管理
PowerPoint(パワーポイント)
PowerPointは、一般レベルしか試験がありません。
試験範囲は以下の通りです。
- プレゼンテーションの管理
- スライドの管理
- テキスト、図形、画像の挿入と書式設定
- 表、グラフ、SmartArt、3Dモデル、メディアの挿入
- 画面切り替えやアニメーションの適用
Access(アクセス)
Accessは、バージョンによって受験できる試験が違います。
2019年度はエキスパート、2016年度はスペシャリストの受験が可能です。
スペシャリストの試験範囲は以下の通りです。
- データベースの作成と管理
- テーブルの作成
- クエリの作成
- フォームの作成
- レポートの作成
またエキスパートの試験範囲は以下の5つです。
- データベースの管理
- テーブルの作成と変更
- クエリの作成と変更
- レイアウトビューを使ったフォームの変更
- レイアウトビューを使ったレポートの変更
Outlook(アウトルック)
PowerPointと同様にOutlookも、スペシャリストしか試験はありません。
試験範囲は以下の通りです。
- Outlook環境の管理
- メッセージの管理
- スケジュールの管理
- 連絡先とタスクの管理
MOS試験の勉強方法10選
MOSの試験を受験するときに勉強方法は非常に重要です。
そのため今回は、おすすめの勉強方法や注意点を10個ご紹介します。
必ず一つひとつ目を通してください!
勉強方法1.完璧を目指さない
最初の1周目は早めに解き、試験内容の全体を把握しましょう。
試験で高得点を目指すのではなく、合格点を着実に超える勉強方法を実践することが大切です。
最初は試験範囲の全容を掴み、その後自分の弱点に時間を使うほうが効率よく合格点を狙えます。
わからない問題があっても、立ち止まらず、どんどん進むことが大切です。
できる限り早い段階で、模擬試験に目を通し、MOS試験本番と同様の問題を解きましょう。
勉強方法2.アウトプットを重視する
MOSの試験勉強をする時は、アウトプットを中心にしましょう。
理由はインプットを中心に行うと、実際に問題が解けるかどうかわからないからです。
テキストを読むだけでなく、問題を解いたり、模擬試験を解いてみたりして復習が大切です。
本番で問題が解けるためにも、インプットだけでなく、アウトプットを中心に学習しましょう。
勉強方法3.時間配分を考える
模擬試験を学習する時は、ストップウォッチなどを使って、時間を決めましょう。
MOSの試験問題の数は多くありませんが、時間に余裕があれば、本番で見直せる問題が多くなります。
間違いに早く気がつけば、合格できる可能性も上がります。
また時間に制限を設ければ、緊張感も出てくるため本番と似た環境で学習が可能です。
勉強方法4.過去問で試験全体の傾向をつかむ
4つ目の勉強方法として、模擬問題や過去問題から試験全体の傾向を掴む方法です。
模擬試験から試験全体を把握し、試験特有の問題を把握しましょう。
わからない問題が複数の模擬試験で出てきたら、その分野を対策すれば、大幅な点数アップが見込めます。
勉強方法5.苦手な箇所に絞ってノートにまとめる
頻繁に間違えた問題や分野は、必ずメモしましょう。
また自分が気づいたことやテキストなどに書かれていないこともメモしましょう。
ただしノートにまとめる際は、なるべく時間をかけず重要事項のみを箇条書きで書き出しましょう。
メモを取ることに時間をかけないことが重要です。
勉強方法6.macにWindowsを導入する
MOSの試験はmacでは受験できず、本やテキストに付いているソフトウェアも使えません。
そのため模擬試験などを受講するためにも、Windowsのシステムを導入しましょう。
macにWindowsを導入する方法はこちらから確認できます。
勉強方法7.アプリや合格者のサイトを確認する
試験に合格する方法として、合格者のサイトやMOS対策のアプリの活用がおすすめです。
合格者からおすすめの勉強方法や試験の裏事情など、合格者だから知る試験内容を事前に把握できます。
また独学で購入しなければわからない、おすすめの教材やスクールに関しての情報を入手できるメリットも。
勉強方法8.問題集を何度も繰り返し解く
試験本番前までに、問題集を何度も解いて、試験に慣れるようにしましょう。
一度問題を解いただけでは、本当に理解しているかどうかわかりません。
何度も何度模擬試験を解き、ExcelやWordの操作方法を覚えましょう。
とくに独学者は、最低でも3回はすべての模擬試験を解いて、万全の状態でMOS試験に挑むのがおすすめです。
勉強方法9.問題を解くために必要な知識を把握する
勉強方法9つ目は、闇雲にすべての問題の解答を覚えるのではなく、正解に至るまでに必要な知識や操作方法を把握しましょう。
例えばExcelのコマンドやWordの操作など覚えていない内容を中心に暗記します。
必要な知識のみに集中することで、無駄な時間を減らして少ない時間で合格を目指せます。
勉強方法10.正解した問題はしばらくの間は解かない
正解した問題は、時間が経ってからもう一度解きましょう。
理由は、たまたま模擬試験で正解してしまった問題も紛れてしまうからです。
時間が経てば、たまたま正解した問題を発見でき、試験本番で自信を持って解答できます。
MOSの試験では、苦手な分野を作らずまんべんなく対策する勉強方法が、一番成果がでます。
MOS試験でおすすめの独学者向けのテキスト3選
MOS試験でおすすめの独学者向けのテキスト3つ紹介します。
- 富士通FOM社のよくわかるマスターシリーズ
- 日経BP社のMOS対策テキストシリーズ
- 技術評論社30レッスンで絶対合格!シリーズ
順番に見ていきましょう。
富士通FOM社のよくわかるマスターシリーズ
FOM社が出版するよくわかるシリーズは、模擬試験の結果を記録し、習熟度をチェックする機能やコマンドの確認が可能です。
独自のソフトを使って学習するため、間違った勉強の仕方をせず合格を目指せます。
操作方法を徹底的に解説しているため、初心者の方でも学習できます。
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日経BP社のMOS対策テキストシリーズ
日経BP社が出版するMOS対策テキストシリーズは、練習問題を多く収録しています。
MOSの試験対策に問題をたくさん解きたい方におすすめのテキストです。
また受験時のアドバイスや裏技なども解説されています。
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技術評論社30レッスンで絶対合格!シリーズ
技術評論社が出版する30レッスンで絶対合格シリーズは、MOSの試験に早く合格したい人向けのテキストです。
30レッスンという少ない単位で効率よく合格を狙えます。
練習問題から模擬試験までの流れが早いため、本番に必要な知識やスキルを早く確認できます。
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テキストでの勉強方法
おすすめのテキストでの勉強方法は以下の通りです。
- 早い段階でテキストを1周する
- 早めに模擬試験に取り組み、間違えた問題を把握する
- 間違えた問題を重点的に復習する
- 模擬試験で満点が取れるまで繰り返す
MOSの模擬試験を完璧に解答できれば、本番でも余裕で合格できます。
独学者は、早い段階でMOSの試験に慣れるようにしましょう。
MOS試験でおすすめの通信講座・サイト3選
MOS試験でおすすめの通信講座・サイトは、以下の3つです。
- ユーキャン
- キャリカレ
- 資格の大原
ユーキャン
ユーキャンの講座は、操作方法を動画で学習可能です。
講座のテキストはわかりやすく、初心者の方でも短時間で資格を取得できます。
模擬試験も5回分収録されているため、本番への対策も万全です。
資格の大原
資格の大原は、日経BP社のテキストを使用しており、低予算で受講が可能です。
講義内容もテキストに沿った解説のため、初心者でも理解できます。
また質問をいつでも受け付けており、わからない問題をすぐに解決できます。
通信講座での勉強方法
通信講座は、初心者におすすめの勉強方法です。
講師の方や配布された資料の通りに学習しましょう。
自己流の勉強方法では、成果が出ない恐れもあります。
パソコン教室に通わず、初学者でもわかりやすく解説します。
パソコンからだけでなく、アプリからも学習ができるものも。
丁寧な解説で内容を理解できますし、サポート体制も充実しています。
万が一わからないことがあれば、講師の方に直接質問も可能です。
MOS資格に向けた勉強方法を選ぶ基準
ここまで、MOS資格試験でおすすめのテキストや通信講座を紹介してきました。
しかし、知識や技能を効率よく身につけるためには、自分に合った勉強方法を選ぶことが大切です。
ここでは、MOS資格取得に向けた勉強方法を選ぶ基準を解説します。
(1)独学の場合
独学で問題ない方は、以下の特徴が挙げられます。
- 仕事やプライベートでパソコンを使用している
- パソコンの基本的な操作ができる
- パソコンソフトを使い慣れている
- 基礎的なパソコン用語を理解している
上記の特徴に当てはまる方は、独学での勉強に問題ないと思われます。
MOS試験用のテキストの解説を理解できる可能性が高いのはもちろん、不明な点をインターネットで調べるスキルがあると考えられるからです。
MOS資格試験の出題範囲を把握し、実技を中心に繰り返し学習することで合格が近付きます。
(2)通信講座の場合
通信講座がおすすめな方は、以下の特徴が挙げられます。
- パソコン操作はタイピングができる程度
- パソコンのソフトを使い慣れていない
- パソコン用語をほとんど知らない
- インターネットで調べることが苦手
- 計画性と自己管理に自信がない
上記の特徴に当てはまる人は、通信講座がおすすめです。
入会金やテキスト代などの費用は発生しますが、学習カリキュラムが用意されているため、スケジュールの計画が苦手な方でも効率よく勉強に取り組むことができます。
さらに、パソコン用語を知らない方でもわかりやすい解説付きテキスト、動画・映像による講座、プロの講師に無料で質問できるなど、サポート体制が充実しています。
さらに最近は、専用のスマートフォンアプリを使って学習できるサービスが登場しているため、忙しい方でも隙間時間を使って資格取得を目指すことが可能です。
(3)パソコンスクールの場合
パソコンスクールへの通学は、MOS資格の勉強方法のひとつです。
以下の特徴に当てはまる方は、独学や通信講座ではなくパソコンスクールが適している可能性があります。
- パソコンの知識がない
- パソコン操作が不得意
- パソコンソフトを使ったことがない
- パソコン用語を知らない
基本的にパソコン操作に不慣れな方や、パソコン関連の知識がほとんどない方は、パソコンスクールへの通学がおすすめです。
パソコンスクールでは、講師が直接知識や技能の指導を行うため、疑問や不明点をその場で解消することができます。
これにより、着実にオフィスをはじめとするパソコン操作スキルを身につけることが期待できます。
しかし、スクールによって異なりますが、パソコンスクールは平均的に4~10万円程度の費用がかかります。
パソコンスクールを検討する際は、複数のスクールを比較し、費用やレッスン内容を確認したうえで自身に適した場所を選ぶことが大切です。
MOSの試験を受験するときは、入念な準備をしよう!
MOSの試験は合格率が高く、難しい内容はほとんどないため、独学でも合格が可能です。
しかし勉強方法を間違えれば、無駄な時間が増えてしまうため、以下のことに注意しましょう。
- 自分のレベルに合った難易度のテキストを選ぶ
- 最初から完璧を目指さない
- 時間配分を考える
MOSの試験は正しい勉強方法であれば、初学者でも合格が簡単にできます。
MOSの試験に向けて入念に準備し、合格を目指しましょう!
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