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投稿日:2023年6月30日 | 更新日:2024年04月05日
「MOS資格を履歴書にどうやって書けばいいの?」
「就職や転職に活かせる?」
このような疑問を持っている方は、多いのではないでしょうか?
MOSは、マイクロソフト社が開発したオフィス製品の操作スキルを問う検定です。オフィスを使う人が多く、認知度が高いため多くの方が受験しています。
今回はMOSを履歴書に書くメリットがあるのかどうか解説します。
当記事の流れは以下の通りです。
- 書くことは恥ずかしいのか
- 履歴書の正しい書き方
- おすすめの勉強法
ぜひ最後まで読んでください。
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MOS資格は履歴書に書ける?
結論から言いますと、一般レベルのスペシャリストでも、履歴書に記載しても問題ありません。
スキルの証明ができれば、転職や就職に有利になります。
履歴書の記入欄が空いていれば書いておきましょう、面接官の目に止まる可能性もあるからです。
そもそもなぜMOS資格を履歴書に書くと、恥ずかしいと思われるのか
そもそもMOS資格を履歴書に書くと、恥ずかしいと考えられているのはなぜでしょうか。
理由は以下の通りです。
- 高度なIT人材の増加
- オフィスを使えるのが当たり前
高度なスキルを持つ人材が増え、Webクリエイターやエンジニアなどが増えています。
高度なスキルを履歴書に記入したほうが、面接官に良いアピールが可能です。
Web関連の業種のスキルもパソコンスキルと考えられているため、オフィスの資格が比較的簡単と考えられています。
さらにオフィスを使う人材が増えていることも一つの要因です。
今では大学でマイクロソフトオフィスを使うところも増えています。
さらに業務で導入する企業も増えており、仕事をする上では当たり前になっています。
MOSとはどんな試験?
MOSの試験は、オデッセイコミュニケーションズが運営しています。
MOSの試験には、2つのレベルがあります。
また2つのバージョンがあり、自分が日々の業務で使うバージョンを選びましょう。
スペシャリストとエキスパート
スペシャリストとエキスパートは、以下の違いがあります。
レベル | アソシエイト/スペシャリスト (一般レベル) | エキスパート(上級レベル) |
内容 | 基本的な操作 普通業務に焦点置いた内容 実務者向け | 高度な操作 会社全体の業務効率に焦点を置いた内容 管理職やデータ管理に携わる方向け |
スペシャリストは、基本的な操作が試験で問われます。
そのため実務で使う方におすすめのレベルです。
一方でエキスパートは、高度な操作やデータ全体の業務効率を主眼に置いています。
そのため管理職の方に向いている資格です。
2016年と2019年&365バージョン
現在MOS試験では、2016年と2019年&365バージョンが受験可能です。(2013年度バージョンは、2023年3月に終了しました。)
2003年度や2010年度など古いバージョンを業務で使っている場合は、注意しましょう。
試験科目 | バージョン | バージョン |
一般レベル | 上級レベル (エキスパート) | |
Word ワード (文書作成ソフト) | Word 2019 | Word 2019 エキスパート |
Word ワード (文書作成ソフト) | Word 2016 | Word 2016 エキスパート |
Excel エクセル (表計算ソフト) | Excel 365 | – |
Excel エクセル (表計算ソフト) | Excel 2019 | Excel 2019 エキスパート |
Excel エクセル (表計算ソフト) | Excel 2016 | Excel 2016 エキスパート |
PowerPoint パワーポイント (プレゼンテーション ソフト) | PowerPoint 365 | – |
PowerPoint パワーポイント (プレゼンテーション ソフト) | PowerPoint 2019 | – |
PowerPoint パワーポイント (プレゼンテーション ソフト) | PowerPoint 2016 | – |
Access アクセス (データベース管理ソフト) | – | Access 2019 エキスパート |
Access アクセス (データベース管理ソフト) | Access 2016 | – |
Outlook アウトルック (電子メール・情報管理ソフト) | Outlook 2019 | – |
Outlook アウトルック (電子メール・情報管理ソフト) | Outlook 2016 | – |
MOS試験の中でも、特にWordとExcelは試験が充実しており、自分が受験するものを必ず把握しましょう。
MOSの試験範囲
MOS試験の各科目の試験範囲は以下の通りです。
Word(ワード)
一般レベルのWordの試験は、以下が出題範囲です。
- 文章の管理
- 文字、段落、セクションの挿入と書式設定
- 表やリストの管理
- 参考資料の作成と管理
- グラフィック要素の挿入と書式設定
- 文書の共同作業の管理
また上級レベルは以下の通りです。
- 文書のオプションと設定の管理
- 高度な編集機能や書式設定機能の利用
- ユーザー設定のドキュメント要素の作成
- 高度なWord機能の利用
MOSのWordの試験では、文章やグラフ、表の編集が試験で問われます。
Excel(エクセル)
一般レベルのExcelの試験範囲は以下の通りです。
- ワークシートやブックの管理
- セルやセル範囲のデータの管理
- テーブルとテーブルのデータの管理
- 数式や関数を使用した演算の実行
- グラフの管理
さらに上級レベルの試験範囲は以下の4つです。
- ブックのオプションと設定の管理
- データの管理、書式設定
- 高度な機能を使用した数式およびマクロの作成
- 高度な機能を使用したグラフやテーブルの管理
Excelの試験では、データの管理や関数などの演算、グラフの編集や管理が出題されます。
PowerPoint(パワーポイント)
PowerPointは一般レベルしか試験がありません。
試験範囲は以下の通りです。
- プレゼンテーションの管理
- スライドの管理
- テキスト、図形、画像の挿入と書式設定
- 表、グラフ、SmartArt、3Dモデル、メディアの挿入
- 画面切り替えやアニメーションの適用
PowerPointでは、スライドや表などの管理や編集、特殊効果の適用が問われます。
Access(アクセス)
Accessは、バージョンによって受験できる試験が違います。
2019年度はエキスパート、2016年度はスペシャリストの受験が可能です。
スペシャリストの試験範囲は以下の通りです。
- データベースの作成と管理
- テーブルの作成
- クエリの作成
- フォームの作成
- レポートの作成
またエキスパートの試験範囲は以下の5つです。
- データベースの管理
- テーブルの作成と変更
- クエリの作成と変更
- レイアウトビューを使ったフォームの変更
- レイアウトビューを使ったレポートの変更
Outlook(アウトルック)
PowerPointと同様にOutlookは、スペシャリストしか試験はありません。
Outlookの試験範囲は以下の通りです。
- Outlook環境の管理
- メッセージの管理
- スケジュールの管理
- 連絡先とタスクの管理
MOSの履歴書への正しい書き方
MOS資格を履歴書に書く時は、以下の2つのことに注意しなければなりません。
- 正式名称
- 履歴書への具体的な書き方
それぞれ詳しく見ていきましょう。
MOSの正式名称には注意
MOS資格を履歴書に書く時は、正式名称に注意しなければなりません。
MOSの正式名称は複数あり、一般レベルは以下の通りです。
- 英語表記:「Microsoft Office Specialist Excel 2019 合格」
- カタカナ表記: 「マイクロソフト オフィス スペシャリストExcel 2019 合格」
- MOS(略称)+英語表記:「MOS(Excel 2016)合格」
また上級レベルは以下の通りです。
- 英語表記:「Microsoft Office Expert Excel 2019 合格」
- カタカナ表記:「マイクロソフト オフィス エキスパートExcel 2019 合格」
- MOS(略称)+英語表記: 「MOS(Excel 2019 Expert) 合格」
- MOS(略称)+カタカナ表記:「MOS(Excel2019 エキスパート)合格」
履歴書にMOS資格を記入する時は、4つの中から選びましょう。
もし履歴書に書けるスペースがない場合は、メモ欄など別の欄に記入するのも一つの方法です。
履歴書へのMOS資格の具体的な書き方
履歴書にMOSの資格を書く時は以下のルールに従って書きましょう。
- 正式名称で書く
- 正しい取得年月日を記入する(認定証に記された日)
- 複数の科目に合格した場合は、それぞれの資格を記入
- MOSよりも重要な資格があれば、先にそれらを記入する(メモ欄などに、代わりにMOSの資格を記入する)
履歴書に記述する時は、正しい取得年月日を記入しましょう。
MOS試験を受験した日ではなく、認定証に書かれた日付が正しいため、注意しましょう。
また複数のMOS資格を取得した場合は、それぞれ分けて履歴書に記入しなければなりません。
MOSの資格を活かせる職種は?
MOSの資格を活かせる職種は、以下の通りです。
- 事務職
- 営業職
- 管理職
事務職
事務職の中でも、経理や総務などは何についてもパソコンのスキルが求められます。
表計算や資料作成が必要なため、WordやExcelのスキルは必須です。
業務の効率化にも活かせるため、2つのスキルは必ずできるようにしましょう。
事務職への転職を目指す方は、MOSのスキルを学んでみてはいかがでしょうか?
営業職
事務職と同様に営業職もWordやExcel、PowerPointが必要です。
営業資料の作成や商品の広告など、さまざまな場面で使えます。
特にPowerPointは営業の成績に大きく影響を与えるため、スキルを身に付けて損はないです。
管理職
マネージャーなど管理職でもMOSの資格は活かせます。
理由は、組織内の業務の効率を向上できるからです。
組織全体の業務の進捗や業務の仕組み、フローなどの仕組みを単純化し、タスクの数を減らすこともできます。
MOS資格取得のためにおすすめのテキストや通信講座
MOS資格を取得するときにおすすめのテキストや通信講座は以下の通りです。
- 富士通FOM社のよくわかるマスターシリーズ
- 日経BP社のMOS対策テキストシリーズ
- 技術評論社30レッスンで絶対合格!シリーズ
- ユーキャン
- Aviva
- 資格の大原
それぞれ詳しく見ていきましょう。
富士通FOM社のよくわかるマスターシリーズ
よくわかるシリーズは、FOM社が出版するテキストで、多くの方に利用されています。
付属のCDからデータを取り込み、ソフトウェアを使ってMOSの試験対策をします。
模擬試験の結果を記録し、習熟度の確認が可能です。
操作方法をテキストだけでなく、プログラムが丁寧に解説するため、初心者の方でも理解できます。
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日経BP社のMOS対策テキストシリーズ
日経BP社が発行するMOS対策テキストシリーズは、練習問題を多く収録しており、試験にできる限り慣れたい人におすすめです。
模擬問題も多数収録されており、自分の弱点を徹底的に見つけられます。
試験の裏技や受けるときのアドバイスも解説されているため、必ず目を通しておきましょう。
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技術評論社30レッスンで絶対合格!シリーズ
30レッスンで絶対合格シリーズは、早く合格したい人向けにおすすめのテキストです。
30レッスンという短い単位で模擬試験を学習します。
勉強時間に余裕が無い方や知識の詰め込みが得意な方におすすめです。
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ユーキャン
ユーキャンの講座は、初心者でもわかりやすいように、操作方法を一から丁寧に解説します。
講座のテキストもわかりやすく、動画と合わせれば、効率よく学習可能です。
模擬試験も5回分収録されているため、試験勉強に不安がある方でも自信を持って挑めます。
またExcelとWordをまとめて受講できる講座も存在。
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資格の大原
資格の大原もスクールに通う講座と通信講座の2つが用意されています。
多数の講座を用意しており、自分に合った講座を選択できるため、誰にでもおすすめです。
転職や就職向けの転職サポートや政府からの支援制度などのサポートもあります。
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MOS資格を履歴書に書いても問題ない
MOS資格を履歴書に書いても恥ずかしくないかについて解説しました。
MOS資格を履歴書に書くことは問題なく、恥ずかしいことではありません。
履歴書に書く時は、以下のことに注意しましょう。
- 正式名称で書く
- 正しい取得年月日を記入する
- 複数の科目に合格した場合は、それぞれの資格を記入する
今後MOSの試験を受験される方やMOSの資格を履歴書に記入する方は、ぜひ覚えておいてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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