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投稿日:2024年1月31日 | 更新日:2024年04月22日
「技術士の資格を取得してもメリットがないって本当なの?」
「技術士として独立したいけど、資格を活かせるの?」
このように疑問を感じている方も少なくないでしょう。
技術士という仕事は機械部門や農業部門、水産部門、経営工学部門など主に21の分野に分かれています。
それぞれ専門知識とスキルが必要で、資格取得の難易度は高くメリットが少ないと言われています。しかし、難易度が高いにもかかわらず、技術士の資格は役に立たないとささやかれているのが現状です。
本記事では、技術士の資格を取得しても役に立たないのか、資格を取得することでメリットがあるのかについて説明します。
※この記事は2023年10月現在の情報となっております。
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技術士とは
技術士は文部科学省が所轄している国家資格の1つで、機械部門、電気部門、化学部門、繊維部門など21の分野に分かれています。
専門分野における基本的な知識から応用能力、豊富な実務経験を有する必要があり、資格取得の難易度は高いです。
技術士には21種類ある
技術士といっても、その分野は21に分類されています。
- 機械部門
- 船舶・海洋部門
- 航空・宇宙部門
- 電気・電子部門
- 化学部門
- 繊維部門
- 金属部門
- 資源工学部門
- 建設部門
- 上下水道部門
- 衛生工学部門
- 農業部門
- 森林部門
- 水産部門
- 経営工学部門
- 情報工学部門
- 応用理学部門
- 生物工学部門
- 環境部門
- 原子力・放射線部門
- 総合技術管理部門
技術士は役に立たないと言われている理由
技術士の資格取得を目指そうとしているけれど、「技術士は役に立たない」と聞いたことはありませんか?
技術士は立派な国家資格の1つですし、資格を取得することで多くのメリットが得られます。
それにもかかわらず、なぜ技術士は役に立たないと言われているのでしょうか。
以下で技術士は役に立たないと言われている理由について見ていきましょう。
技術士には独占業務がない
技術士には独占業務がありません。
つまり、技術士の資格を持っていなければできない仕事がないということです。
例えば医療関係であれば、医師や看護師の資格を持っている人しか医療行為を行えません。
一方で、技術士は資格を持っている持っていないに限らず業務に携われるため、資格を所持していても意味がないと言われているのです。
知名度が低い
技術士の資格は知名度が低いのが現状です。
例えば、大学教授や税理士などの資格は、ハロー効果が大きく期待できます。
ハロー効果とは、目立つ特徴が対象者に対して印象や評価に影響を与える現象のことをいいます。
ハロー効果が高く期待できれば、専門街の方からも注目されるメリットがあります。
しかし、技術士の資格はハロー効果が低いため、一般の方にはあまり知られていません。
同じ関心を抱いている人にしか評価されないため、役に立たないと言われているのでしょう。
重い責任を背負わなければいけない
実は技術士の資格には重い責務が課されています。技術士法の第4章を見てみると、技術士には責務と義務が課されると記載されています。
責務と義務を守らなければ、技術士の資格を剥奪される可能性もあり、強い責任感が必要です。
では具体的に、どのような責務と義務が課されているのでしょうか。
【技術士の義務】
- 信用失墜行為の禁止
- 秘密保持義務
- 名称表示の場合の義務
【技術士の責務】
- 公益確保の責務
- 資質向上の責務
例えば、業務上の重要な情報を他人に漏らしたり、環境や人の健康に害が及ぶトラブルを起こしたりなどが挙げられます。
もちろん、上記の義務や責務はどの仕事でも留意すべきポイントです。
しかし、技術士の場合は特に罰則が重く、上記の義務や責務を果たさなかった場合は資格が剥奪されてしまいます。
難易度が高い
技術士になるためには専門的な知識やスキルを身に付けなければいけません。
技術士の勉強はハードルが高く、資格取得の難易度も高いです。
資格を取得するためには一次試験、二次試験両方に合格する必要があります。
さらに分野によっては指定された教育課程を修了したり、実務経験が7年以上必要だったりなどの条件が設けられていることも。
資格を取得するまでに10年以上の期間が必要な場合があるため、効率が悪いと言われているのです。
独立しても成功する確率は低い
技術士の資格を取得すれば、独立も可能です。
しかし、資格を取得したからといって、技術士として成功するとは限りません。
独立は、会社の経営者になるということ。
技術士の知識や経験だけではなく、経営スキルも必要です。
技術士の知識やスキル以外にも営業力やマーケティングスキルなども学ばなければいけないため、独立しても結局うまくいかなかったと後悔している方も少なくありません。
技術士の資格を持っていても独立を成功させる後押しにはなりにくいため、役に立たないと言われているのかもしれません。
技術士資格を取得するメリット
技術士の資格は「役に立たない」と言われることもありますが、国家資格という素晴らしいメリットがあります。
もちろん、国家資格以外にも技術士資格を取得することで得られるメリットは多くあります。
次に、技術士資格を取得するメリットを詳しく見ていきましょう。
技術士資格を取得するメリット
- 安定して稼ぎやすい
- 建設部門の技術士は知名度がある
- 入札が有利になることも
- 監理技術者・専任技術者になれる
- 幅広い業務知識を身につけられる
- キャリアアップしやすい
- 希少性のある資格なので他者と差をつけられる
メリット①安定して稼ぎやすい
技術士は安定して稼ぎやすいのが大きなメリットです。
技術士としてのキャリアを積むことで、経営事項審査で点数を得られたり、監理技術者・専任技術者も目指せるため、会社から重宝される人材になり、安定した稼ぎが期待できます。
会社によっては資格手当があったり、ボーナスが増額されたりするところもあるので、年収アップも目指せるでしょう。
メリット②建設部門の技術士は知名度がある
上記では、技術士の資格の知名度は低いとお伝えしました。
技術士の資格には21の部門に分かれているのですが、その中でも建設部門の技術士は知名度があるのがメリットです。
公益社団法人日本技術士会が公表している令和2年度末のデータを見てみると、すべての技術士のうち約4割以上は建設部門に属していることがわかります。
参考:公益社団法人日本技術士会「技術士登録者数の技術部門別一覧」
高いハロー効果を期待したいなら、建設部門の技術士を目指してみると良いでしょう。
メリット③入札が有利になることも
技術士の資格を取得すると入札が有利になるのもメリットの1つです。建設部門の技術士資格では、経営事項審査で5点がつきます。
入札が有利になると、会社の利益に貢献でき、重宝される存在になれるかもしれません。
会社にとって重要な人材になれれば、昇格や給料アップも期待できるでしょう。
昇格や給料がアップするのは大きなメリットと言っても過言ではありません。
メリット④監理技術者・専任技術者になれる
技術士資格を取得することで監理技術者や専任技術者になれるのもメリットです。
監理技術者や専任技術者になれれば、大手に転職できるチャンスも広がるでしょう。
技術士として認められたい、技術士としてのスキルを高めたいという方にとっては魅力的なメリットだといえます。
メリット⑤幅広い業務知識を身につけられる
技術士資格を取得するメリットには、幅広い業務知識を身に付けられることも挙げられます。
技術士の資格を取得するためには、当たり前のことではありますが勉強が必要です。
技術士の資格試験には第一次試験と第二次試験があります。
第一次試験では「設計・計画」「情報・倫理」「解析」「材料・化学・バイオ」「環境エネルギー」の基礎科目を勉強する必要があります。
基礎科目といっても、上記の5つのジャンルの知識が増えるため、幅広い仕事に携われるようになるでしょう。
できる仕事が増えていけば会社に重宝される存在にもなりやすいため、幅広い業務知識を身に付けられるのは大きなメリットだといえます。
メリット⑥キャリアアップしやすい
技術士の資格を持っているとキャリアアップしやすくなるのもメリットの1つです。
資格を持っていれば会社から信頼できる人材としてみなされる可能性があります。
レベルの高い仕事も任せられるようになれれば、キャリアアップも期待できるでしょう。
メリット⑦希少性のある資格なので他者と差をつけられる
技術士資格は難易度が高いため、希少性のある資格でもあります。
特に技術士二次試験の合格率は約10%と言われており、突破するためには数百時間以上の勉強が必要とされています。
難易度が高い中で試験に合格したとなれば、他者と差をつけられるでしょう。
他者と差をつけられれば給料アップや昇格も周りより早まるかもしれません。
技術士の資格を取るなら通信講座がおすすめ
技術士の試験を受けるなら、通信講座がおすすめです。
資格の取得が難しいと言われている技術士資格でも、合格できるように手厚いサポートが受けられるのがメリットです。
おすすめの通信講座
- スタディング
- アガルート
それぞれの通信講座の特徴やメリットとともに紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
スタディング
スタディングに通うメリット
- スマートフォンで気軽に勉強できる
- 無料講座がある
- 質問カードで疑問点を解消できる
スタディイングではオンライン講座に対応しており、スマートフォンから気軽に講座を受講できるのが特徴です。
移動時間をカットできるため、その分を技術士資格の勉強時間に当てられるでしょう。効率よく学べるため、合格率アップにもつながります。
また、無料講座を用意しているため、お試しで受講するのも可能です。
講座の雰囲気が自分に合っているか、分かりやすい授業になっているかなどを実際に体験できるため、自分との相性を確認しやすいでしょう。
さらにスタディイングの「技術士二次試験合格コース」では、二次試験に特化した講座を受講できるのがメリットです。
申込書の書き方や論文の回答方法、口頭試験の解答方法などを丁寧に添削してもらえます。解答力を身に付けられるため、難易度の高い試験でもリラックスしながら望めるでしょう。
技術士試験に関する講座名 | 技術士講座の内容 | 金額 |
技術士二次試験合格コース[2024年度試験対応]合格コース(講座・テキストのみ) | ・技術士になるための基本講座(ビデオ/音声) ・WEBテキスト ・講師への相談 | 一括 29,700円 分割月々 2,676円×12回から |
技術士二次試験合格コース[2024年度試験対応]合格コース(添削・質問カード付) | ・技術士になるための基本講座(ビデオ/音声) ・WEBテキスト ・講師による確認テスト ・添削課題(受験申込書、必須科目、II-1、II-2、III、口頭試験)及び「追加添削課題」4回分 ・キーワード練習冊子 ・チェックシート(筆記試験対策) ・講師による口頭試験予想質問集 ・ポイント集(口頭試験対策) ・質問カード ・講師への相談 | 一括 69,300円 分割月々 5,900円×12回から |
技術士二次試験 総合技術監理部門コース[2024年度試験対応] 総合技術監理部門コース (講座・テキストのみ) | ・技術士になるための基本講座(ビデオ/音声) ・WEBテキスト ・講師への相談 | 一括 28,600円 分割月々 2,577円×12回から |
技術士二次試験 総合技術監理部門コース[2024年度試験対応] 総合技術監理部門コース (添削・質問カード付) | ・技術士になるための基本講座(ビデオ/音声) ・WEBテキスト ・講師による確認テスト ・模擬論文 ・添削課題(受験申込書、記述式(解答骨子・完全解答)、口頭試験) ・セレクト過去問集 ・講師による予想問題集(口頭試験対策) ・質問カード ・講師への相談 | 一括59,400円 分割月々 5,100円×12回から |
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アガルート
アガルートに通うメリット
- 二次試験対策に特化している
- 丁寧なサポートが受けられる
- 合格祝い金制度や合格時返金制度がある
アガルートでは技術士資格を取得するために、徹底したサポートを行っているのが特徴です。
中でも合格が難しいとされている二次試験に特化した講座が受けられるのがメリットです。
二次試験に受かるためには対策すればいいのか、徹底した論文対策も行ってもらえます。
記述式の添削だけではなく、実務経験証明書から口頭試験の模擬試験まで、実績やスキルが豊富な講師がマンツーマンでサポートしてくれます。
わからないところやつまずいた部分があってもすぐに対応してくれるため、時間を無駄にせず集中できるでしょう。
また、合格祝金制度や合格時返金制度があるのもメリットの1つです。特典が充実しているため、モチベーションを保ったまま資格勉強に挑めるでしょう。
技術士試験に関する講座名 | 技術士講座の内容 | 金額 |
【技術士試験の無料体験】 | サンプル講義+テキストデータ | 無料 |
技術士第二次試験 合格カリキュラム/20部門/フル | ・技術士になるための基本講座 ・WEBテキスト ・講師による確認テスト ・添削課題 ・講師への相談 | 107,800円 |
技術士第二次試験 合格カリキュラム/20部門/ライト | ・技術士になるための基本講座 ・WEBテキスト ・講師による確認テスト ・添削課題 ・講師への相談 | 63,800円 |
技術士二次試験 追加添削(5回分) | 技術士試験に合格するための追加添削 | 27,500円 |
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技術士資格は良いことづくめ
技術士の資格は役に立たないともささやかれていますが、実は多くのメリットがある素晴らしい資格です。
キャリアアップが期待できること、幅広い専門知識を学べること、入札が有利になることなど、メリットだらけです。
技術士の資格を取得しようか悩んでいる方も少なくないでしょう。
技術士の資格はまだまだ知名度が低いかもしれませんが、メリットが多くあるので取得しておいて損はありません。
技術士として独立したい方や技術士としてのレベルを高めたい方は、ぜひ資格取得を目指してみてはいかがでしょうか?
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