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投稿日:2024年2月2日 | 更新日:2024年02月02日
AIに興味がある人や関連する職業を希望する人は、AIに関する資格の取得がおすすめです。
資格取得を目指すことで、体系的にAIについての知識やスキルが身につき、企業側にアピールできます。
しかし、初心者の人は下記のような疑問を感じている人もたくさんいます。
「どんな資格があるのか」
「資格を取得するメリットはあるのか」
「関連する職業はあるのか」
そこで、本記事ではAIに関連する資格と取得するメリットを解説します。
AIの需要は今後も高まると予想されるため、興味がある人はぜひ挑戦しましょう。
そもそもAIとは
AIとは、「Artificial Intelligence」の略語で日本語では人口知能と訳されます。
AIは大量にあるデータから学習し特徴や法則を導き、目的の業務を素早く完了させられます。
AIを導入すれば生産性の向上や労働不足の解消・コストの削減など、ビジネスの様々な場面で役立つでしょう。
AI市場は年々拡大しており、2030年には世界の市場規模が1.8兆円以上になると予測されています。
(出典: Statista「2021 年の世界の人工知能 (AI) 市場規模と 2030 年までの予測」)
そのため、海外だけでなく日本でもAIの知識をもった人材の需要はさらに高まるでしょう。
AIを本格的に学習する場合は、数学やプログラミングの知識が必要になるため、早めにスタートする方が有利です。
AI資格に関連する職業
AIに関する職業は、次の3つです。
・AIエンジニア
・AIプランナー
・データサイエンティスト
AIは、今後さらに需要が高まると予想されている分野です。
AIの知識を活用して働きたい人やAI分野に興味がある人は、関連する職業を確認しましょう。
AIエンジニア
AIエンジニアとは、AIの知識を活用する専門家でAIシステムの設計や開発・プログラムの実装を行います。
業務上の課題をAIで解決させるには、AIエンジニアの存在は欠かせません。
AIエンジニアは、AI技術を活用している企業や大学などの研究機関・ITスクールなどで活躍できます。
高度な知識やスキルが求められるため、AIエンジニアを目指す人は資格を取得して企業にアピールするとよいでしょう。
AIプランナー
AIプランナーとは、エンジニアと顧客の中間に立ってAIを活用したサービスを提供する職種です。
実際には、エンジニアと顧客の両方からヒアリングを実施して、AIを活用するためのプロジェクトの企画や運営・管理などを行います。
AIプランナーは、AIの知識だけでなくヒアリング力やマネジメント能力・企画力など様々なスキルや知識が求められます。
AIのプログラミングや実装ではなく、AI活用する企画や提案がやりたい人はAIプランナーがおすすめです。
データサイエンティスト
データサイエンティストとは、データ分析を行いビジネス上の課題を解決する職種です。
マーケティングなどの分野でもビッグデータの活用が増えており、データサイエンティストの需要も高いといえます。
データサイエンティストはAIの開発や設計・AIを活用した提案などは実施しませんが、AIを活用して分析するケースがあり、関連する職種といえるでしょう。
データサイエンティストにとってAIは分析するツールとして必須といえるため、資格を取得して知識やスキルを身につけることがおすすめです。
AI資格を取得するメリットは?
AIに関する資格を取得するメリットは、次の2つです。
・AIに関する知識が体系的に身につく
・客観的にAIスキルを証明できる
AIに関する資格を取得すれば、知識を身につけられたり、スキルの証明ができたりするメリットがあります。
また、AIの知識をもった人材は求められますが、AIに関する資格を保有している人はまだまだ少ないといえます。
そのため、資格を保有すれば周囲との差別化を図ることができ、ビジネスパーソンとしての価値を高められるでしょう。
AIに関する知識が体系的に身につく
AI資格を取得する大きなメリットは、AIに関する知識が体系的に身につく点です。
AIには関連する資格がたくさんあり、資格取得を通じてAIに関する基礎的な部分から応用まで無理なく学べます。
もちろん書店でAIに関する書籍を購入して勉強できますが、資格取得という目標を設定することで、効率的にAIの知識やスキルが身につくでしょう。
また、資格がなくてもAI関連の仕事はできますが、資格取得を通じて体系的に学ぶことで仕事に対する理解が深まるでしょう。
そのため、初心者の人やAIの勉強をしたい人は、資格の取得を目指すことがおすすめです。
AIには様々な分野があるため、自分が習得したい知識やスキル・レベルに合わせて資格取得に挑戦しましょう。
客観的にAIスキルを証明できる
AIスキルを客観的に証明できる点も、大きなメリットです。
AIに関する知識やスキルをもっていることを客観的に証明できれば、就職や転職で企業側にアピールしやすいでしょう。
AIのスキルをもった人材は求められていますが、資格の保有者はまだまだ少ないため、資格をアピールできれば他の人よりも有利になります。
また、資格を取得すればキャリアアップにつながり、年収アップも期待できるでしょう。
さらに、資格によっては名刺に記載ができ、顧客との取引の際にも信頼性を高めることにも効果的です。
例えば、E検定は資格を取得すると名刺にロゴを記載でき、顧客にAIの専門家であることを伝えられます。
そのため、資格を保有すれば希少価値が高まり、AIを活用したビジネスではメリットが大きいといえます。
AIに関連する民間資格7選は?
AIに関連する資格は、次の7つです。
・G検定
・E資格
・AWS Certified Machine Learning-Specialty
・Professional Data Engineer
・AI-900: Microsoft Azure AI Fundamentals
・Python3エンジニア認定データ分析試験
・データサイエンティスト検定™(DS検定)リテラシーレベル
上記の資格はすべて民間資格ですが、AI資格のなかでは知名度が高く取得するメリットは大きいといえます。
また、資格も初心者向けから上級者向けまであるため、自分のレベルに合った資格を確認しましょう。
G検定
G検定とは、一般社団法人ディープラーニング協会が実施しているAI検定試験です。
資格取得を通じてディープラーニングの基礎知識が身につき、ビジネスシーンでも活用できるスキルが身につきます。
試験の出題範囲は次の通りです。
・人工知能とは
・人工知能をめぐる動向
・人工知能分野の問題
・機械学習の具体的手法
・ディープラーニングの概要
・ディープラーニングの手法
・ディープラーニングの社会実装に向けて
・数理・統計
G検定は、試験の合格率が高く難易度は低い資格といえます。
そのため、初心者の人はG検定からスタートすることがおすすめです。
E資格
E資格とは、G検定と同じく一般社団法人ディープラーニング協会が実施している資格です。
AIエンジニア向けの資格で、資格取得を通じてディープラーニングの実装できるスキルと知識が身につきます。
試験では応用数学や機械学習・深層学習・開発・運用環境の分野から出題され、難易度は高い資格だとされています。
また、受験資格を得るには、JDLA認定プログラムを受験日の2年以内に終了しなければならず注意が必要です。
そのため、E資格はある程度AIの知識を保有している人向けの資格といえるでしょう。
ちなみに、E資格は合格すると名刺にロゴを記載できるため、試験に合格したらぜひ名刺に記載しましょう。
AWS Certified Machine Learning-Specialty
AWS Certified Machine Learning-Specialtyとは、Amazonが主催している資格です。
資格取得を通じてAWSの機械学習に関する知識をもっていることを証明でき、組織がクラウドイニシアチブを実装する際に必要なスキルが身につきます。
資格取得の難易度は高いとされているため、しっかり対策する必要があります。
AWSの専門家を目指したい人や、クラウド系のAIスキルを身につけたい人に向いているといえるでしょう。
Professional Data Engineer
Professional Data Engineerとは、Googleクラウドが実施している資格です。
試験はデータ処理システムの構築やデータの取り込みと処理について問われ、資格取得を通じて機械学習を用いたデータを利活用するスキルが身につきます。
ただし、公式サイトによると推奨される経験は、業界経験3年以上とされているため、初心者には難しい資格といえるでしょう。
Professional Data Engineerは、データサイエンティストなどデータ分析スキルが必要な人におすすめです。
Microsoft Azure AI Fundamentals
AI-900: Microsoft Azure AI Fundamentalsとは、Microsoft社が主催している資格です。
資格取得を通じて、機械学習や人工知能の概念・Microsoft Azureに関する知識が身につきます。
Microsoft Azureは、知名度も高く、人気の高いクラウドコンピューティングサービスなので、資格を取得すれば転職や就職でもアピールできるでしょう。
試験の難易度は易しいとされているため、初心者にもおすすめです。
そのため、基礎から機械学習や人工知能を学びたい人はぜひ挑戦しましょう。
Python3エンジニア認定データ分析試験
Python3エンジニア認定データ分析試験とは、Pythonを活用したデータ分析スキルを問われる試験です。
AI開発で使用されるプログラミング言語のなかでもPythonに特化している点が大きな特徴といえます。
2020年からスタート試験のため歴史は浅いですが、Pythonを活用したデータ分析スキルが身につき就活や転職でもアピールできます。
Pythonを活用したデータ分析スキルを身につけたい人は、Python3エンジニア認定データ分析試験に挑戦しましょう。
データサイエンティスト検定™(DS検定)リテラシーレベル
データサイエンティスト検定™(DS検定)リテラシーレベルとは、一般社団法人データサイエンティスト協会が実施している資格です。
資格を取得すれば、通じてデータサイエンス能力・数理・AI教育のリテラシーに関する基礎的な知識をもっていることを証明できます。
試験では、データサイエンティストに必要な知識を網羅しており、難易度は高めとされています。
試験の難易度は高めですが、データサイエンティストに必要な知識を体系的に学べるため、データサイエンティストを希望する人は取得を目指しましょう。
AIに関連する国家資格3選は?
これまでにAIに関する民間資格を紹介しましたが、ここでは国家資格を紹介します。
AIに関する国家資格は、次の3つです。
・ITパスポート
・基本情報技術者
・応用情報技術者
国家資格は国が認めた資格のため、取得できれば信頼性が高まり就職や転職のアピールにもつながるでしょう。
興味がある人は国家資格も確認しましょう。
国家資格1.ITパスポート
ITパスポートとは、ITの基礎知識を保有していることを証明できる国家資格です。
資格学習を通じて、仕事をする上での必要最低限のIT知識を身につけられます。
試験は次の3つの分野から出題されます。
・マネジメント系(経営全般)
・ストラテジ系(IT管理)
・テクノロジ系(IT技術)
ITパスポートではITだけでなく、ビジネスに関する知識も求められ、就職や転職でも活かしやすい資格といえます。
また、試験の合格率も50%程度と国家資格のなかでは高く、難易度は比較的易しいため、AIやITの初心者はITパスポートの取得がおすすめです。
国家資格2.基本情報技術者
基本情報技術者とは、独立行政法人情報処理推進機構が実施している国家資格です。
資格を取得できれば、IT業界で働く際に必要な知識が身につきます。
基本情報技術者の試験では、ITパスポートと同様にマネジメント系・ストラテジ系・テクノロジ系の3つから出題されます。
しかし、ITパスポートよりも深い内容が問われるため難易度は高いといえるでしょう。
基本情報技術者はIT業界への登竜門といえる資格なので、AI資格と併せて取得することがおすすめです。
国家資格3.応用情報技術者
応用情報技術者は、基本情報技術者の上位資格です。
試験では、基本情報技術者よりも深い内容が問われ、難易度は高いといえるでしょう。
資格取得を通じて、システム開発やプロジェクトリーダーなどITに関する様々な場面で活躍できる知識とスキルが身につきます。
また、IT系資格のなかでも知名度が高いため、就職や転職でもかなり有利になるでしょう。
そのため、IT業界でさらにスキルアップしたい人やキャリアアップを目指す人におすすめです。
基本情報技術者を取得できた人は、応用処理技術者を目指してもよいでしょう。
まとめ
AIは、企業の生産性の向上や業務効率改善に役に立つため、年々注目が高まっており、AIに関する資格を取得すれば、AIエンジニアやAIプランナーなどとして活躍できるでしょう。
また、AIに関連する資格はたくさんあるので、自分が習得したい知識やスキルなどにあわせて資格取得を検討することがおすすめです。
AIの市場規模は今後も拡大すると予想されており、AIの知識やスキルをもった人材の需要も高まるでしょう。興味がある人はぜひ挑戦してください。