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投稿日:2024年4月9日 | 更新日:2024年04月22日
ボイラー技士とは、ボイラーの運転や点検に携わる仕事。未経験の方でも試験を受けられる、貴重な国家資格です。実際にボイラー技士を受けようと思っている方は、
「国家資格だから、難易度は難しいかな」「ボイラー整備士や他の国家資格と迷っているけど、難易度だとどちらがいいかな」
と考える方もいるのではないでしょうか。
この記事では、その悩みを解決するためにボイラー技士試験の難易度や他の資格と比べた際の難易度をご紹介します。また、試験に合格するための勉強方法についても解説しました。ぜひ、ボイラー技士の勉強方法や資格取得の参考にしてください。
※この記事は2024年4月現在の情報となっております。
ボイラー技士とは?仕事内容や年収、資格の特徴を解説
ボイラー技士資格の難易度を知る前に、ボイラー技士資格の概要を理解する必要があります。ボイラー技士にも種類があるため、試験に確実に合格したい方は二級の試験を受けるようにしましょう。ここでは、その理由とボイラー技士の仕事内容・年収について解説します。
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ボイラー技士の仕事内容
ボイラー技士の仕事内容は、ボイラーの運転・点検・修繕があげられます。ボイラーとは、水を沸かして水蒸気やお湯を作ります。そのため、工場のライン、病院、ビルなどで働くことが多い印象です。
特に、ボイラー技士は3㎡以上のボイラーの取り扱いができます。そのため、大規模のボイラーがある場所で仕事ができるため、仕事の幅が広いのが特徴です。空調設備や給湯管理など、仕事内容は多岐にわたっています。
転職の際には、資格取得をアピールできるため、転職が有利になるでしょう。受験資格は誰でも受けられるため、転職を迷っている方におすすめした国家資格です。
ボイラー技士の平均年収
国が実施している「令和4年度 賃金構造基本統計調査」では、ボイラー技士の年収は約390万円です。日本の職業全体の平均年収は約310万円のため、平均年収よりは高いと言えるでしょう。ボイラー技士は、平均年収よりも高いため、年収UPもしやすい職業です。
参考:令和4年度 厚生労働省 賃金構造基本統計調査 「1 職種別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」
※平均年収の計算方法:「きまって支給する現金給与額」×12カ月+「年間賞与 その他特別給与額」
ボイラー技士一級・二級・特級の違いとは?難易度は?
ボイラー技士の資格は3種類あります。
「ボイラー技士になるのであれば、一級や特級の試験を受けた方が早い」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、一級や特級は合格率も低いうえ、難易度も上がります。初めて資格を取得する方は、二級から受験していくのが良いでしょう。ここでは、各級の受験資格や免許の違いについて解説します。
ボイラー技士二級
ボイラー技士二級は誰でも受験資格があるのが特徴です。そのため、初めてボイラー技士を取得する方や未経験から働いてみたい方におすすめです。一級や特級と比べて、合格率が高いため難易度も低くなっています。
一級や特級と比べて、大きいボイラーの取扱責任者になれないことがデメリットです。しかし、取扱自体は全てのボイラーを取り扱えます。試験の難易度も低くなる為、働く際にはまずは二級を目指すのが良いでしょう。
ボイラー技士一級
ボイラー技士一級は、二級の資格を持った人や大学、高等専門学校、高等学校等でボイラーに関する学科を修め卒業した人が受験できます。
ボイラー技士一級は、取り扱い責任者になれるボイラーの容積が大きくなります。伝熱面積の合計が500m2未満(貫流ボイラーのみを取り扱う場合において、その伝熱面積の合計が五百平方メートル以上のときを含む。)のボイラー取扱作業主任者となることができ、仕事の幅が広がるの特徴です。免許をもらうには、試験合格だけではなく以下の条件を両方満たす必要があります。
- 二級ボイラー技士試験免許を受けた後、2年以上の取り扱い経験、または、1年以上ボイラー取扱作業主任者の経験など
- 一級ボイラー技士免許試験に合格
ボイラー技士特級
ボイラー技士特級は全てのボイラーの取り扱い責任者になれます。規模が大きいボイラーの責任者に任されるためには、特級の合格を目指しましょう。免許をもらうには、試験合格だけではなく以下の条件を両方満たす必要があります。
- 一級ボイラー技士免許を受けた後、5年以上の取り扱い経験、または、3年以上のボイラー取扱作業主任者の経験など
- 特級ボイラー技士免許試験に合格
ボイラー技士試験の難易度・合格率は?他の資格との比較もご紹介
ボイラー技士は、未経験の方でも取得できる資格です。しかし、未経験の方にとっては、他の国家資格と比較して、できる限り試験に失敗せずに合格したいですよね。難易度も踏まえないと、自分でも合格できる試験か不安かと思います。
ここでは、ボイラー技士の難易度・合格率について解説します。また、ボイラー技士と比較されやすい、ボイラー整備士と電気工事士の難易度・合格率についても解説するので、参考にしてみてください。
ボイラー技士の合格率・難易度
ボイラー技士試験の令和4年度の合格率・難易度を掲載します。
試験区分 | 合格率(%) |
特級ボイラー技士 | 24.0 |
一級ボイラー技士 | 45.0 |
二級ボイラー技士 | 51.0 |
「引用:公益財団法人 安全衛生技術試験協会」
二級の試験は、2人に1人が受かっている計算です。半分の人が受かっているため、難易度としては、初心者でも取りやすい資格と言えるでしょう。級が一級、特級と上がるごとに難易度は上がっています。難易度からすると、まずは二級の試験を合格して、仕事の実践を積んでいくのがおすすめです。
ただし、未経験の方でも合格しやすいと言っても、勉強は必要です。合格率を上げるための勉強方法も参考にして、勉強を進めていくのが良いでしょう。
ボイラー整備士の合格率は?ボイラー技士と比べ難易度は高い?
ボイラー整備士の試験は、ボイラー技士の試験と同様に安全衛生技術試験協会がおこなっています。令和4年度の合格率は以下のとおりです。
ボイラー整備士 | 合格率 |
令和4年度 | 67.7 |
「引用:公益財団法人 安全衛生技術試験協会」
ボイラー整備士は、ボイラー技士と比べると合格率は高くなっています。試験の難易度で言うと、ボイラー整備士の方が低いと言えるでしょう。ボイラー技士は、ボイラーの運転・作業。ボイラー整備士はボイラーの清掃・点検を仕事としています。そのため、どちらも興味がある方にとっては、ボイラー整備士の資格を取得してから、ボイラー技士の資格を取得すると良いでしょう。
電気工事士の合格率は?ボイラー技士と比べると難易度は高い?
電気工事士とは、電気の設備・配線をする仕事です。ボイラー技士と同様に、仕事をする内容に合わせて、二級電気工事士・一級電気工事士とあります。初心者の方は、二級電気工事士を受験しています。電気工事士二級の合格率は以下のとおりです。
年度 | 合格率 |
令和4年度 | 74.3 |
令和5年度 | 73.2 |
「引用:電気技術者試験センター」
電気工事士もボイラー技士と比べると、合格率は高くなっています。試験の難易度で言うと、ボイラー技士よりも低いと言えるでしょう。電気工事士も国家資格のため、求人が多くあります。ボイラー技士の難易度が高いと感じたら、電気工事士の資格取得を検討してみはいかがでしょうか。
ボイラー技士試験に合格するための勉強方法とは?
難易度が低いといっても、勉強はしないと試験合格はできません。実際の勉強をしている方は、どのようにして勉強しているのでしょうか?せっかく試験を受験するなら、難易度的にも確実に合格したいですよね。ここでは、仕事をしながらでも、合格率をあげ資格を取得できる2つの方法について解説します。
過去問を調べて独学
過去問を調べて、独学で勉強するのは1つの方法です。二級を例に挙げると、過去問は以下の4つに分類されています。
- ボイラーの構造に関する知識
- ボイラーの取扱いに関する知識
- 燃料及び燃焼に関する知識
- 関係法令
独学する場合には、自分でテキストを購入する必要があります。一般社団法人日本ボイラ協会など、テキストは各会社販売されています。自分が取り組みやすい難易度が低い分野から始めて行きましょう。
費用はテキスト代のみのため、費用が安く済むのは大きなメリットです。ただし、自分で進めていくためモチベーションを保つのが難しくなっています。自分の勉強の進み具合などを模擬試験やレポートで測れないため、習熟度合が分かるような工夫が必要でしょう。
通信講座
通信講座で勉強するのもおすすめの方法です。通信講座は、独自のテキストが用意されていて、自分のペースで進めることができます。そのため、仕事をしながらでも、無理なく勉強を進められるのがポイントです。
独学と比べ、添削のサービスが充実していることが通信講座のの強みです。1人で勉強をしていると、どうしてもモチベーションを保ち続けるのが大変。通信講座であれば、レポートや模擬試験などで、自分の勉強の到達度を評価してもらえます。そのため、モチベーションを保ち、勉強する意欲を上げられるのは大きなメリットです。
対策時間も考えると、通信講座での勉強がおすすめ
合格率を高めるには、通信講座での勉強をおすすめしています。
独学であれば、通信講座に比べると費用が安く済むのは大きなメリットです。しかし、仕事をされている方が多い中、自分で勉強時間を生み出して、問題を解いていくのは難しいことです。問題の答えの添削もないため、自分の苦手な分野も分かりづらくなっています。
一方通信講座であれば、ボイラー技士試験の出題傾向から分析されたテキストで効率よく勉強できます。また分からない時に、解説・質問ができるのも大きなメリットです。そのため、初めての人が仕事をしながらでも、無理なく進められる勉強方法です。おすすめの通信講座もご紹介しますので、「確実に1発で試験合格したい」方は、次の章を参考にしてみてください。
1人でもボイラー技士を目指せる!おすすめの通信講座とは
ボイラー技士は誰でも受験できる資格なのがメリットですが、
「独学で勉強しても、途中で挫折してしまう」
「思っているよりも難易度が高いから、確実に合格したい」
と、勉強していると感じる方もいらっしゃるかと思います。合格率を上げるためには、ぜひ通信講座を使ってみてください。ここでは、おすすめの通信講座3社をご紹介します。
ユーキャン
ユーキャンは開講して30年以上の老舗の通信講座サイト。誰でもCMを一度見たことがある方はいらっしゃるのではないでしょうか。ユーキャンでも二級ボイラー技士講座は開講しています。
二級ボイラー技士講座
一括払い39,000円
充実しているポイントは、テキストの充実度。イラストや図解も多くあるため、ボイラー業界で働いたことがない方でも、分かりやすいように作られています。テキストだけでなく、模擬試験やWEB学習サイトもあるため、飽きずに目標を常に立てながら勉強できます。
また、6か月という長めの期間で合格するスケジュールが立てられるのもポイント。ユーキャンは分からないところがあれば、メールや郵便で質問できるので独学より安心ですね。サポート期間を12か月まで伸ばして、サポートを受けられるのもメリットです。
JTEX
JTEXは公益目的のために認可された職業訓練法人。二級のボイラー技士だけでなく、一級のボイラー技士の講座もあります。
二級ボイラー技士講座
一般受講料:25,300円
また値段が安いのも特徴的。無駄な広告費や販売コストを減らしたことにより、講座を受けやすい価格となっています。安い価格で、レポートや添削を受けられるのは安心ですね。
また、JTEXさんでは4か月の短期間で合格を目指しているのも特徴です。1か月ごと学習範囲が定められており、レポートを提出します。レポートの点数によって、学習の到達度が分かるため、効率よく資格勉強を進められます。
たのまな
二級ボイラー技士講座
25,300円
たのまなはヒューマンアカデミーの通信講座。就職・転職サポートや、試験だけでなく、ボイラー技士免許を取得した後のことを考えられたサポートが便利です。
テキストはボイラー技士の試験傾向を分析して造られた独自テキスト。1つの範囲の学習時間の目安は16時間。そのため、働いている方でも無理なく試験対策ができます。
こちらも、4か月と短期間で対策ができます。もし期間が延びてしまった場合でも、8か月までサポートが受けられます。仕事をしながらでも、ボイラー技士資格のための勉強は進めやすくなっています。
勉強すれば、合格できる難易度!通信講座を受けてボイラー技士になろう!
ボイラー技士資格の難易度について解説して来ました。ボイラー技士は二級であれば、合格率は50%を超えています。そのため、難易度で言えば、未経験の方でも取得しやすい資格と言えるでしょう。実務経験がなくても、3日間の実技講習を受けると免許を取得できるため、働きながらでも取得できます。
合格率を少しでも上げたい方は、通信講座を使っていくのもおすすめです。先ほど紹介した通信講座を使って、ぜひ一発合格を目指してください!