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ボイラー技士の1級と2級の違いとは?5つのポイントについて解説

ボイラー技士

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投稿日:2024年5月30日 | 更新日:2024年05月30日

ボイラー技士資格の取得を目指している方は、

「特級・1級・2級の違いがあるけど、どれを受けたらいいんだろう」と困っていませんか?

1級・2級ボイラー技士には、5つの違いがあり、受験資格や仕事内容に違いがあります。そのため、受験を考えている方は、自分に適した資格を取得しなければいけません。

この記事では、1級・2級ボイラー技士の違いを知りたい方に向けて、5つの違いについて解説しました。また、確実に試験に合格したい方に向けて、おすすめの通信講座についても解説しています。ご一読して、ボイラー技士取得を確実にしていきましょう。

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ボイラー技士の資格は年収が違う?1級と2級の5つの違いを解説

ボイラー技士イメージ

「年収を上げるために、1級ボイラー技士になった方が良いのかな」

「2級ボイラー技士は、未経験でも目指せるの?」

など、ボイラー技士試験の受験を考えている方は、1級・2級の資格の違いを知りたいかと思います。1級・2級ボイラー技士の違いは、年収以外で大きく分けると5つの違いがあります。違いを知ることで、自分がどちらの資格が必要かを理解できるでしょう。

ここでは、5つの違いについて解説していきます。

①取り扱い作業主任者になれるボイラーの規模

1つ目の1級・2級の違いは、取り扱い作業責任者になれるボイラーの規模の違いです。2級と1級を比べた際に、ボイラー技士1級は、取り扱い責任者になれるボイラーの容積が大きくなります。

 具体的には、ボイラー技士1級は、伝熱面積の合計が500m2未満(貫流ボイラーのみを取り扱う場合において、その伝熱面積の合計が五百平方メートル以上のときを含む。)のボイラー取扱作業主任者となることができ、仕事の幅が広がるのが特徴です。

そのため、ボイラー業界で取り扱い作業責任者を目指す方は、1級を取得しなければいけません。

②合格率・難易度

2つ目の1級・2級の違いは、合格率・難易度です。2級ボイラー技士は1級ボイラー技士よりも、合格率が高くなっています。まずは、ボイラー技士試験の令和4年度の合格率・難易度をご覧になってください。

試験区分合格率(%)
特級ボイラー技士24.0
1級ボイラー技士45.0
2級ボイラー技士51.0

「引用:公益財団法人 安全衛生技術試験協会

令和4年度のデータだと、1級ボイラー技士の方が難しくなっています。また、受けた人数は1級が4,514人に対して、2級は23,978人のため、2級の方が難易度は簡単と言えるでしょう。

③試験内容・試験時間

3つ目の1級・2級の違いは、試験内容と試験時間です。試験の難易度は1級の方が難しくなっています。

試験時間を見ると、1級が休憩なしで4時間に対して、2級は3時間の試験時間となっています。また、試験内容は1級・2級ともに以下の4つの内容です。

  • ボイラーの構造に関する知識
  • ボイラーの取扱いに関する知識
  • 燃料および燃焼に関する知識
  • 関係法令

 ただし、難易度は1級の方が高く難しくなっています。詳しくは、「公益財団法人 安全衛生技術試験協会」で公開されている過去問を見ると、イメージが湧くでしょう。

ボイラー技士1級の過去問(令和4年度)はこちら

ボイラー技士2級の過去問(令和4年度)はこちら

④受験資格

4つ目の1級・2級の違いは、受験資格の違いです。1級ボイラー技士は受験資格が決められていますが、2級ボイラー技士は試験受験のみであれば誰でも受験できます。

 2級ボイラー技士は、受験資格はありません。ただし、実務経験がない方はボイラー実技講習を受講する必要があります。

一方1級ボイラー技士は、受験するには以下の実務経験が必要です。

1.2級ボイラー技士免許を受けた者

2.大学、短大、高校、中高一貫学校でボイラーに関する学科を修め、その後1年以上の実施修習を経たもの

3.エネルギー使用の合理化に関する法律のエネルギー管理士(熱)免状を有するもので1年以上の実地修習を経たもの

4.海技士(機関1、2、3級)免許を受けた者

5.ボイラー・タービン主任技術者(1種・2種)免状を有する者で、伝熱面積合計が25㎡以上のボイラーを取り扱った経験があるもの

6.汽かん係員試験に合格した者で、伝熱面積合計が25㎡以上のボイラーを取り扱った経験があるもの

「引用:公益財団法人 安全衛生技術試験協会」

⑤試験日程

5つ目の1級・2級の違いは、試験日程です。1級は2級と比べると、試験日程の回数が少ないため、計画的に受験予定を進めていくことが大切になっていきます。

令和5年度でいえば、2級ボイラー技士は1か月に1回のペースで試験がおこなわれる一方、1級ボイラー技士は2〜3か月に1回のペースとなっています。基本的には、場所が変わっても日程は一緒の場合が多いです。

1級ボイラー技士の受験を考えている方は、より計画的に勉強を進めていくようにしましょう。

1級ボイラー技士の試験内容とは?日程や会場についても解説

1級ボイラー技士の試験イメージ

1級と2級の違いについて理解したら、次は受験の予定を立てることが必要です。受験資格を満たしていれば、1級ボイラー技士は受験できます。

ここでは、1級ボイラー技士試験の受験を考えている方に向けて、試験日程や会場についてご紹介します。

試験内容

1級ボイラー技士の試験時間は12:30~16:30です。4時間休憩なしでおこないます。

  • ボイラーの構造に関する知識
  • ボイラーの取扱いに関する知識
  • 燃料及び燃焼に関する知識
  • 関係法令

試験日程・会場

 北海道 センター東北 センター関東 センター中部 センター近畿 センター中国四国 センター九州 センター
令和5年 4月       
5月       
6月8888888
7月       
8月       
9月4444444
10月       
11月777 77 
12月       
令和6年 1月29292929 2929
2月       
3月11111111111111

ボイラー技士試験が受けられる試験会場は全国で7か所あります。各会場の住所は以下のとおりです。自宅から一番近い試験会場で受けられるようにしましょう。

北海道安全衛生技術センター〒061-1407 北海道恵庭市黄金北3-13
東北安全衛生技術センター〒989-2427 宮城県岩沼市里の杜1-1-15
関東安全衛生技術センター〒290-0011 千葉県市原市能満2089
中部安全衛生技術センター〒477-0032 愛知県東海市加木屋町丑寅海戸51-5
近畿安全衛生技術センター〒675-0007 兵庫県加古川市神野町西之山字迎野
中四国安全衛生技術センター〒721-0955 広島県福山市新涯町2-29-36
九州安全衛生技術センター〒839-0809 福岡県久留米市東合川5-9-3

合格基準

1級ボイラー技士試験の合格基準は、4つの範囲が各40%以上。かつ、合計で60%以上で合格となっています。各科目100点満点のため、4科目の合計は最大400点となります。

2級ボイラー技士の試験内容とは?日程や会場についても解説

2級ボイラー技士試験イメージ

2級ボイラー技士の試験内容は、1級と変わりません。そのため、通信講座などを利用すれば合格することは可能です。ここでは、今年度の受験を考えている方に向けて、2級ボイラー技士試験の日程や会場について、一覧で分かりやすくまとめました。

試験内容

2級ボイラー技士の試験内容は1級と同じです。試験時間は3時間です。試験内容は、1級と同様の範囲になっています。

試験日程・会場

 北海道 センター東北 センター関東 センター中部 センター近畿 センター中国四国 センター九州 センター
令和5年 4月11111111111111
5月15151515151515
6月15151515 1515
7月262612 2612121212
8月16116116116
9月27272727272727
10月18181818181818
11月9999999
12月13131313131313
令和6年 1月9999999
2月77777 2977
3月6666666
「引用:公益財団法人 安全衛生技術試験協会

 試験場所は1級ボイラー技士と同様のため、そちらをご覧になってください。

合格基準

2級ボイラー技士試験の合格基準は、4つの範囲が各40%以上。かつ、合計で60%以上で合格となっています。各科目100点満点のため、4科目の合計は最大400点となります

ボイラー技士1級と2級どちらを取得するべきか?

ボイラー技士イメージ

 ボイラー技士の1級と2級を比べると、どちらを取得すればよいか迷いませんか?ボイラー技士には受験資格の違いがあるため、自分に適した資格を選ばないといけません。ここでは、1級と2級がどのような方におすすめかについて、解説していきます。

未経験の方はまずは2級取得を

 未経験の方には2級がおすすめです。1級に比べると、合格率が高く受験者数も多いため、難易度が低くなっています。

そのほかにも、通信講座は2級ボイラー技士講座の方が数は多いのが特徴。添削や解説などがあるため、未経験の方でも分かりやすくなっています。

勉強時間も1級に比べると少ないため、未経験であれば2級ボイラー技士の合格を目指しましょう。

キャリアップを目指す方は1級取得を

 キャリアアップをして年収を上げたい方は、1級ボイラー技士資格取得を目指しましょう。1級は取り扱い作業責任者になるボイラーが増えます。そのことにより、任される仕事が増えるため、年収UPにつながっていきます。

 免許申請には、2級ボイラー技士に合格してから2年の実務経験が必要です。自分が条件を満たしている方は、年収UPを目指して1級ボイラー技士を取得しましょう。

確実に合格したい方に!ボイラー技士のおすすめの通信講座とは?

ボイラー技士のおすすめ通信講座イメージ

ボイラー技士は誰でも受験できる資格なのがメリットですが、

「独学で勉強しても、途中で挫折してしまう」

「思っているよりも難易度が難しいから、確実に合格したい」

と、勉強していると感じる方もいらっしゃるかと思います。合格率を上げるためには、ぜひ通信講座を使ってみてください。ここでは、おすすめの通信講座3社をご紹介します。

ユーキャン

ユーキャンは開講して30年以上の老舗の通信講座サイト。誰でもCMを一度見たことがある方はいらっしゃるのではないでしょうか。ユーキャンでも2級ボイラー技士講座は開講しています。

2級ボイラー技士講座

一括払い39,000円

充実しているポイントは、テキストの充実度。イラストや図解も多くあるため、ボイラー業界で働いたことがない方でも、分かりやすいように作られています。テキストだけでなく、模擬試験やWEB学習サイトもあるため、飽きずに目標を常に立てながら勉強できます。

また、6か月という長めの期間で合格するスケジュールが立てられるのもポイントユーキャンは分からないところがあれば、メールや郵便で質問できるので独学より安心ですね。サポート期間を12か月まで伸ばして、サポートを受けられるのもメリットです。

JTEX

JTEXは公益目的のために認可された職業訓練法人。2級のボイラー技士だけでなく、1級のボイラー技士の講座もあります。

2級ボイラー技士講座

一般受講料:25,300円

また値段が安いのも特徴的。無駄な広告費や販売コストを減らしたことにより、講座を受けやすい価格となっています。安い価格で、レポートや添削を受けられるのは安心ですね。

また、jtexさんでは4か月の短期間で合格を目指しているのも特徴です。1か月ごと学習範囲が定められており、レポートを提出します。レポートの点数によって、学習の到達度が分かるため、効率よく資格勉強を進められます。

たのまな

2級ボイラー技士講座

25,300円

たのまなはヒューマンアカデミーの通信講座。就職・転職サポートや、試験だけでなく、ボイラー技士免許を取得した後のことを考えられたサポートが便利です。

テキストはボイラー技士の試験傾向を分析して造られた独自テキスト。1つの範囲の学習時間の目安は16時間。そのため、働いている方でも無理なく試験対策ができます。

こちらも、4か月と短期間で対策ができます。もし期間が延びてしまった場合でも、8か月までサポートが受けられます。仕事をしながらでも、ボイラー技士資格のための勉強は進めやすくなっています。

未経験の方は通信講座を利用しよう

通信講座を利用する男性イメージ

ボイラー技士試験の1級と2級の5つの違いについてご紹介しました。1級はボイラー技士のキャリアップを目指す方、2級は未経験の方が受験するべき資格です。

おすすめの通信講座を利用すれば、未経験から1回で合格するのも夢ではありません。ぜひ、自分が興味を持った通信講座を利用して、合格を目指してみてください。

編集部おすすめ

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