PR
投稿日:2022年2月1日 | 更新日:2024年09月25日
「日商簿記2級の難易度って高いのかな?」
「難しいと言われているけど、実際どうなの?」
そんな疑問をお持ちではないでしょうか。
この記事では日商簿記2級の難易度について、勉強時間や合格率などをもとに紹介していきます。
結論から申し上げますと、 日商簿記2級は難しい! と言えます。
この記事を読めば
- 日商簿記2級と日商簿記3級の違い
- 資格試験の難易度
- 試験勉強で難しいポイント
- おすすめの勉強法
これらのことが、まるわかりです! それでは一緒に、日商簿記2級について学んでいきましょう!
日商簿記2級ってどんな資格?簿記3級との違いは?
そもそも簿記って?
まずは簿記について解説していきます。
簿記は会社の帳簿をつける技術です。
「お金やものの出入りを記録するための方法」と言えます。
簿記の資格を取ると、誰が見てもわかるお金の記録を作れるようになるのです。
簿記の知識を身に着けることで、会社の利益の仕組みや、経営状態を分析できるようになります。
簿記に関する詳しい説明はこちらからどうぞ!
日商簿記2級とは
簿記の資格では、日商簿記検定が有名です。
日本商工会議所が1954年よりスタートした検定試験で、1級、2級、3級、簿記初級、原価計算初級の5種類があります。
本記事では、簿記2級について解説していきます。
日商簿記2級に求められる能力
日本商工会議所によると、日商簿記2級保持者に求められる能力は次の通りです。
高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるレベル。※
※ https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/class2より引用
つまり、職場で活かすことができる十分な経理能力が問われるのです。
日商簿記2級では実務に活かせる知識が重要視されています。
もともと大学時代に会計学と管理会計の授業を受けていたため、社会人になってからというブランクはありましたが試験勉強することにも抵抗はありませんでした。
簿記2級を取るとこんな人材になれる!
日商簿記2級を取得すると、会社の経理を任せられる人材として認められます。
経理はただ数字を記録するだけの仕事ではありません。
お金の流れを記録し、そのデータから経営管理や分析を行います。
お金の記録から、新たな視点を生むことが求められると言えるでしょう。
日商簿記2級の知識は、大規模な株式会社で経理を担当できる程度の知識が身に付きます。
その分、求められる知識の量も増えます。
電子取引や海外との取引など、業務にかかわる知識が問われます。
日商簿記2級と日商簿記3級の違い
日商簿記2級は簿記3級よりも範囲が広がり、問題も難しくなります。 大きな違いはこの2つ!
- 「工業簿記」が追加される
- 簿記1級の範囲が出題される
工業簿記は工場や製造企業で使われる簿記で、1つ商品が完成するまでに使われたコストをチェックするためのものです。
材料費、労務費、経費などかかわるお金の種類が増え、 その結果、計算が複雑になるのです。
近年は、これまで簿記1級の範囲だった問題が、2級の範囲に追加されています。
「実務レベルで使える知識を身に着ける」という観点から導入されたものです。
当然それらの問題は難しく、総じて日商簿記2級は難易度が高い資格であると言えます。
専門的な知識を身に着けたとアピールできるようになりますので、 就職活動や、転職活動で有利になる資格の1つです。
簿記3級に関する詳しい説明はこちらから!
日商簿記2級の難易度・勉強時間はどのくらい?
ここまで見てきたように、日商簿記2級はかなりの難易度です。
経理・会計の入門資格である簿記3級とは違い、より専門的な知識が問われます。
ここからは、日商簿記2級の難易度や合格率、必要とされる勉強時間を確認していきましょう。
日商簿記2級の難易度はかなり高い!
日商簿記2級は簿記3級に比べて、難易度が跳ね上がります。
簿記3級の知識を土台として、より複雑な計算や会計処理を行うからです。
ではどのくらい難しいのか、合格率を見ていきましょう。
日商簿記2級の合格率は?
日商簿記2級はペーパー試験またはネット試験で受験が可能です。
しかし、合格率はペーパー試験とネット試験で大きく違います。
ペーパー試験の合格率は2割
ペーパー試験の合格率は2割程度です。 過去5年間の合格率の平均は22.9%でした。
※1 145回(2017.2.26)から158回(2021.6.13)の合格率を参照。(https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data/data_class2)
4割以上が合格している簿記3級と比較すると、合格率がかなり低いと言えます。
回によって合格率にばらつきがある点も特徴です。 過去5年で一番合格率が低い回は8.6%、一番高い回は47.5%と、大きな開きがあります。
ネット試験の合格率は4割
ネット試験の合格率は、ペーパー試験よりも高くなっています。 2021年12月27日公開の情報によると、合格率は41.8%2です。 ※2 https://www.kentei.ne.jp/35042から引用
ネット試験の特徴として、出題範囲が広くて浅い傾向があるためと考えられます。 応用よりも基礎重視の問題が出されているのです。
必要とされる勉強時間はどのくらい?
日商簿記2級は難しいとされますが、勉強時間はどのくらい必要なのでしょうか?
一般的に、予備校や通信講座を利用した場合、「約150~250時間」を確保するべきです。 独学ではさらに時間がかかり、「約250~350時間」必要であると考えておきましょう。
勉強時間に幅がある理由は、土台の知識に差があるためです。
簿記3級の知識があやふやなまま2級の勉強をしても、なかなか身に付きません。 使われる用語やシステムが難しい場合、理解に時間がかかってしまいます。 300時間の勉強を目標にすると、1日2時間で150日必要です。 5ヶ月から6ヵ月程度の勉強時間を確保しましょう。
難しい資格あるととらえ、じっくりと取り組む姿勢が大切です。
日商簿記2級が難しいのはなぜ?出題範囲が広くて、学習が大変!
日商簿記2級の合格に必要な時間が半年近くと知り、驚いた方もいるのではないでしょうか。
それだけ難しい資格試験なのですね。 ここからは、日商簿記2級が難しい理由を解説していきます。
求められる能力が高くなっている!
実は、日商簿記2級合格者に求められる能力が年々高くなっています。
日商簿記2級は職場で活かすことができる十分な経理能力が試されます。
「職場で行う業務」がIT化、グローバル化によって増えているのが現状です。 クレジット決済が広まったことで、電子取引についての知識が必要になりました。
海外の企業とも取引をするようになり、国際的な取引についての問題がでるように。 日商簿記2級のレベルがどんどん上がってきています。
簿記1級の範囲も追加!
実務に必要な能力が高くなるにつれ、簿記1級の内容も日商簿記2級に導入されるようになりました。
- 連結会計
- 税効果会計
- リース取引
- 外貨建取引
- 電子記録債権
などなど、難しい内容が日商簿記2級でも出題されます。
簿記3級までは「売上」「仕入れ」など、比較的イメージしやすい問題でした。
しかし、簿記2級では耳慣れない専門用語が増えます。 また、取引の内容も具体的に想像することが難しいです。 これらのことから、日商簿記2級の難易度が高くなっているのです。
日商簿記2級の難易度は年々上がっています。そのため「日商簿記2級を取得したい」と思っている人は、早めに受験し合格することをおすすめします。
また、日商簿記2級で出題される工業簿記は、多くの人が満点を狙ってくるので取りこぼしができない問題としてプレッシャーがありました。
日商簿記2級を取るメリットは?役に立つ資格なの?
ここまでで、日商簿記2級の難易度が高いことを確認してきました。
「そんな資格なのに、なぜ日商簿記2級を取るのか?」 と疑問に思いませんか?
ここからは、日商簿記2級を取るメリットについて解説していきます。
日商簿記2級を取るメリットは?
では日商簿記2級とると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
大きなメリットはこの3つです。
- 就職活動で有利に!
- 転職市場で評価の対象に!
- 仕事の質を高められるように!
日商簿記2級を取ると、人生のターニングポイントを有利に立ち回れるかもしれません。
ただし、企業の顧問税理士と帳簿の内容について話をするためには、日商簿記2級を取得しているかどうかで差が出るといえます。
就職活動で有利に!
日商簿記2級は、経理職を目指している人がとるべき資格です。 経理・会計の分野で働きたいと考えている大学生には、ぜひ日商簿記2級の取得をおすすめします。
実は、経理業界は経験者が圧倒的に有利な業界です。 その中に食い込んでいくためには、「新卒で経理部門に入る」ことが重要であると言えます。
日商簿記2級を持っていると、経理部門に配属されやすくなりますので、自分のキャリアの第一歩として、簿記2級を活用できます。
また、「目標に向かって努力できる人間である」とアピールできます。 日商簿記2級は合格率が20%台で、勉強時間も半年ほど必要な資格です。 日商簿記2級を取得した姿勢も、評価の対象となるでしょう。
転職市場で有利に!
日商簿記2級は、転職市場でも有利となります。
簿記3級は保有している人が多いのでなかなか有利には働きませんが、日商簿記2級になると状況が変わります。
簿記、財務諸表を読み解く力があるということがアピールできるのです。
また、日商簿記2級を持っていると未経験でも経理職に転職しやすくなります。 ちなみに、未経験の場合は29歳以下という条件が付くことが多いようです。
現在の転職市場は、人手不足のため売り手市場です。そんな中で、企業は経理ができる人材を求めています。 日商簿記2級を持っていると未経験でも、「経理に関する下地がある」と判断されますので、他の応募者よりも一歩先を進めるのです。
日商簿記2級は転職活動で、武器になると言えるでしょう。
仕事の質を高められる!
日商簿記2級の知識が役立つのは経理職だけではありません。
ビジネスを行う上での、「共通言語」が財務諸表です。
財務諸表を読み解く力は、日商簿記2級の学習によって養われます。 日商簿記2級は様々なビジネスシーンで役に立ちます。 例えば、
- 銀行員
- コンサルタント
- メーカーの製造部門
などの職業で、知識を活用できます。
お金を管理する仕事では、財務諸表が重要です。
経理・会計職が財務諸表を作る側なのに対して、銀行員は財務諸表を読み解く側です。
融資を行うときの、判断材料の1つになります。 日商簿記2級の知識が、的確な判断の手助けになるのです。
コンサルタントの仕事の1つに、企業の分析があります。
担当している会社の状況を、データに基づいて把握しなければなりません。
そんな時に、財務諸表もチェックします。 日商簿記2級の学びが、課題解決の糸口になりうるのです。
メーカーの製造部門でも、日商簿記2級が大いに役立ちます。 出題範囲の「工業簿記」は製造業に必須です。 製品の販売計画や製造ペースを考えるとき、工業簿記を使います。 工業簿記の作成、活用は効率的な生産に重要なのです。
「ビジネスの第一線で活躍したい!」と考えている方。 日商簿記2級の取得を検討してみませんか?
一般的な経理の仕事とされる経費精算などとは少し違う仕事ができるようになります。
日商日商簿記2級はすごい!資格が活かせるおすすめ職業3選
日商簿記2級は、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行えるレベルの高いすごい資格です。
その凄さは、日商簿記2級を活かせる職業に表れます。
以下は、日商簿記が活かせる3つのおすすめ職業と平均年収です。
銀行/平均年収・約600万円
日商簿記2級は、損益分岐点分析や減価償却の計算などの知識が求められる資格です。そのため、銀行の融資業務に即戦力として携わることができます。
とくに、以下の点において、銀行員としての日商簿記2級資格は活かすことが可能です。
融資業務・財務分析に活かせる
銀行の融資業務では、財務分析を行わなければなりません。
たとえば、貸借対照表や損益計算書を読み解く能力はもちろん、利益の増減と今後の傾向などです。
融資業務は多角的な視点で財務分析が求められるため、専門的な財務知識が必要な日商簿記2級は融資業務に活かせます。
顧客からの信頼を得られる
保有資格は名刺に書いてアピールできます。
名刺に日商簿記2級取得と明記していることは、取引先や顧客から「財務知識がある担当者」と認識されやすく、安心感を与えることにつながります。
出世に必要な最低限の資格
銀行職で出世を希望する場合、日商簿記は最低限の資格といわれています。
融資の決裁権限を持つ銀行の支店長クラスになるには、日商簿記2級は必須です。
ほかにも、法人融資担当部署や審査部、債権管理部へ異動を希望する際も効果的な資格です。
証券会社/平均年収・約5~600万円
証券会社の主な業務は、株式の売買など金融商品の取引です。
証券会社で働く人たちは、世界の経済市場を読み解く力と、財務状況の分析、顧客に経営状態を説明する能力が求められます。
日商簿記2級は、会社の財務情報が記された財務諸表を読み解き、その情報を取りまとめるスキルがある資格です。
そのため、日商簿記は証券会社に適した資格と考えられます。
会計事務所/平均年収・約500万円
会計事務所は、日商簿記2級が活かせる代表的な職業です。
主な業務は、税務や会計に関する記帳代行や決算、税務申告であり、日商簿記2級の財務諸表を読み解く能力などの専門的な知識を活かすことができます。
また、会計事務所において日商簿記2級は持っているだけで評価の対象であり、未経験でも採用されやすいのが特徴です。
会計事務所は安定した年収を得やすいだけでなく、キャリアアップにもつながる日商簿記2級取得者にはおすすめの職業です。
日商簿記2級の難しいポイントを解説!
ここまでは、日商簿記2級を取るメリットについて解説してきました。
日商簿記2級を持っていると、専門性があるとみなされ多くの企業で評価の対象になります。
しかしながら、簡単に取れる資格ではありません。取得するには難しいポイントもいくつかあります。
工業簿記が難しい
工業簿記は工場や製造企業で使われる簿記です。
「1つの製品が出来上がるまでに直接かかったコスト(製造原価)」を詳しく見るために作られます。
簿記3級では、商業簿記しか扱わず、 暗記が中心の分野です。 それに対して工業簿記は考え方が大きく違います。 暗記ではなく、お金の流れを把握することが求められます。
工業簿記では材料費、労務費、経費などかかわるお金の種類が増えます。
一つの製品ができるまでにお金がどれだけどのように支払われるのか? 支払ったお金が、どのように変化したのか? といった、プロセスの理解が重要になります。
大きな紙で計算し、流れを記録していくとわかりやすいです。
暗記でできる分野ではありませんので、直前の対策にならないように、気を付けたいところです。
この製造原価は売上原価として計算されるためとても重要です。 また、一連の流れと計算方法がしっかり理解できれば必ず満点が取れる項目です。
実務で日商簿記2級がより高く評価されるのは、「工業簿記を理解している、製造原価が分かる」ということに直結するためです。
以前の簿記1級の範囲が難しい
日商簿記2級に求められる知識は、実務で活用できるレベルです。
現在、実務で求められるレベルが上がってきています。
そのため、これまでの簿記1級の範囲が導入されるようになりました。
ここでは日商簿記2級受験者を悩ませる、3つの分野を紹介します。
- 連結会計
- リース取引
- 外貨建取引
これら3つが難しいと言われます。
連結会計
連結会計は親会社と子会社の財務諸表を1つにする仕訳です。
別々の会社の財務諸表を1つにまとめるので、修正仕訳がたくさん必要です。
その分複雑になってしまい、計算が難しくなります。
リース取引
コピー機などの設備をリース会社から借りる場合があります。長い期間にわたって賃貸する取引です。
普通の会計処理と違い、貸し借りする設備はリース会社の資産です。 そのために単純な会計ができません。 リース取引の種類によって会計処理が変わってきます。
ちなみに、日商簿記2級で問われるリース取引の種類は次の3つのみであり、問題文にどのリース取引なのか記載があります。
①ファイナンス・リース取引の利子込み法
②ファイナンス・リース取引の利子抜き法
③オペレーティング・リース取引
外貨建取引
扱う金額が、外国通貨で表示されている取引です。
取引をした時の為替レートで円に換算します。
例として、売買価額や取引価額が外国通貨で表示されている取引をする場合が挙げられます。 外国の企業と取引をするときに、外貨建取引の知識が必要になります。
しかし基本部分になるので、これが理解できないと実務でも通用しないというのが厳しい現状です。更に、外貨建て取引については、誰でも簡単に輸出入ができるという環境にあるため、仕入れや売上を計上(掛けとして)したときのレート、実際にお金を支払ったときのレートをおさえ、為替差損益を計上するのがポイントです。
とにかく出題範囲が広い!
日商簿記2級の出題範囲は広いです。 工業簿記に加えて、1級の範囲も導入されてきました。
すべてを完璧に習得しようとすると、学習が終わりません。 また、モチベーションも続かないでしょう。
勉強しきれずに、中途半端な知識で試験に臨むことになりますので、特に、独学で勉強する方は注意してください。 重要な論点を、狙い撃ちするための知識がないためです。
あれもこれもと勉強しているうちに、あっという間に試験日になります。
- 独学が不安な人
- 仕事や学校が忙しい人
そんな人には、通信講座の利用がおすすめです。 通信講座では、効率的に合格するためのプログラムが準備されています。 それらを活用すれば、ポイントを押さえて学習できます。
通信講座のメリットは?日商簿記2級の勉強に、通信講座を活用しよう!
範囲が広い日商簿記2級の勉強は、できるだけ効率的に行いたいですよね。
また、内容が難しいのでテキストだけではわからない分野も出てくるはずです。
- 「どこが重要なのだろうか…」
- 「工業簿記のコツがわからない…」
- 「連結会計が全く理解できない…」
という壁にぶつかる不安を抱えていませんか? そんな方にお勧めなのが、通信講座です。 ここからは、おすすめの通信講座を紹介していきます。
通信講座のメリットとは
通信講座のメリットは、「勉強だけに集中できる」ことです。
サポート体制が充実しているので、教材選びや勉強計画などに悩むことがありません。 テキストや問題集など、必要なものがすべてそろっており、 設定されたガイドに沿いながら学習できるので効率的に勉強できます。
さらに、フィードバックやアドバイスを受け取れるので、わからない部分もすぐに解消できます。
簿記2級合格を目指すときに、通信講座はあなたの強い味方になるのです。
3級から2級を見据えて勉強するのも効率的
通信講座では3級と2級をまとめて勉強するパックが販売されています。
日商簿記2級内容は、簿記3級の知識を土台としています。 ギリギリで簿記3級に合格しても、基礎力が身についていない場合が多いです。
2級の受験を前提にすると、基礎知識を大切にするようになります。 そうすることで、2級の学習がスムーズになります。
また、別々に2級と3級の講座を取るよりも、価格が安いです。 お得に受講できる点も魅力ですね。
経理・会計職を本格的に目指す人はパックコースも選択肢の1つと考えてください。
おすすめの通信講座!
ここからは、おすすめの通信講座を3つ紹介していきます。 自分に合った通信講座を利用して、効率的に合格をつかみましょう!
クレアール
クレアールの日商簿記2級向け講座は、2つ用意されています。
2級パック
簿記3級を取得済みの人に向けた講座です。
3級の分野のおさらいもあるので、独学で3級に合格したもののやや知識に不安がある方や、3級取得からブランクがある方にもおすすめです。
受講料:53,000円(税込)
3・2級講義パック
簿記の勉強が全く初めての方でも、2級までの知識をインプットできる講座です。
無駄を省き、コンパクトに整理された分かりやすい教材で学ぶことができます。
受講料:50,000円(税込)
3・2級マスター
簿記の勉強が全く初めての方に向けた講座です。
本試験さながらの直前答練(各級3回ずつ)や、公開模試(1回)もついており、講義でのインプットと、模試でのアウトプットの連動で計算力の向上が図れます。
受講料:58,000円(税込)
クレアールの特徴
クレアールの最大の特徴は「非常識合格法」です。
合格のために最低限必要な範囲を徹底学習できるカリキュラムになっており、無駄を省いたコンパクトなテキストが準備されています。
また、業界ではめずらしく担任制を導入しており、学習の進捗管理や、進め方のアドバイスを受けられます。
個別質問が無制限なので、わからない部分があってもすぐに解消できるでしょう。
スタディング
スタディングの2級向け講座は2つあります。何といっても低価格なのが魅力ですね。
日商簿記2級合格コース
3級合格の方が日商簿記2級の合格を目指すために最適なコースです。
2級用の基本講座(ビデオ/音声講座)、WEBテキスト、スマート問題集、実戦力UPテスト・検定対策模試(解法講義付き)が含まれています。スマートフォンなどを使って手軽に学習できるため、忙しい人でも短期間で合格を目指せるコースです。
こちらのコースに含まれる2級の基本講座、スマート問題集は、なんと無料の初回講座ですぐにお試しができるそうです。
受講料:19,800円(税込)
簿記3級・2級セットコース
基礎から学び、3級から2級へステップアップを目指すコースです。
学習スタイルは2級合格コースと同様です。
こちらも無料の初回講座で講座と問題集がお試しできます。
受講料:22,000円(税込)
スタディングの特徴
スタディングの最大の特徴は「忙しい人のための通信講座」である点です。
スタディングはオンライン学習に特化しています。
通勤・通学中にスマホで勉強。 お昼休みにタブレットで学習。 などなど、オンライン上で教材が使えるので、どこでも勉強できるのが強みです。
基本講義とスマート問題集がセットになっており、 ビデオ/音声講座は1.5倍速、2倍速に対応しています。
短い時間で講義を受けて、すぐに理解度チェックができるのです!
スキマ時間を有効活用して、合格を狙う人にぴったりの通信講座です。
ユーキャン
日商簿記2級講座
過去試験から出題傾向を徹底的に分析した教材で、要点を押さえてつくられているため、ムダのない効率的な学習ができます。
受講料:49,000円(税込)
ユーキャンの特徴
ユーキャンの最大の特徴は「丁寧な添削指導」です。 ユーキャンでは5回の添削指導が受けられます。
学んだことがどれくらい身についているか、客観的な目線で確認できます。
添削によって、自分では気づかない弱みを指摘してもらえることも。 そこから得られた学びをもとに、さらに力をつけられます。
また、わかりやすいテキストも評判です。 出題傾向を徹底的に分析し、要点をおさえたテキスト作りを行っています。
イラスト、図解が多く使われていてイメージしやすいのも魅力です。 ユーキャンの通信講座では効率的に、わかりやすく学習できるのです。
スタディングは、低価格で自分に必要な部分を中心にどこでも勉強できるところにメリットがあります。
ユーキャンは5回の添削が受けられるところに魅力があります。自分の考え方のどこに間違いがあるのかを的確に把握するために必要です。
どれも魅力があるプランなので、自分の勉強法にあったものを選べば合格に近づけます。
日商簿記2級の難易度は高い!しかし、それでも取る価値がある!
ここまで、日商簿記2級の難易度について解説してきました。 日商簿記2級は難易度が高いですが、その分汎用性が高い資格です。 経理・会計職だけではなく、様々なビジネスシーンで活用できます。
また、基本となる知識なので次の資格へとつながります。
- 税務のスペシャリストである税理士
- 会計監査のプロフェッショナルである公認会計士
- 建設業界で力を発揮する建設業経理士2級
- 社会保険制度と労働問題の専門家である社労士
などなど、日商簿記2級を取得するとその後の選択肢が多くなります。 キャリアアップの第一歩として、簿記2級の合格を目指しましょう! あなたの資格勉強を応援しています!
勉強方法は独学でも通信教育でも通学でも、どの方法でも問題はありませんが、大切なのは「正しい知識を身につける」ということです。そのために自分に一番向いている勉強方法はどれなのか、ということをよく吟味するのも必要です。 自分が困ったときに聞ける環境というのがあると勉強もはかどります。
残念ながら私の場合は、大学の時の知識をもとに「市販のテキストと問題集で独学」という方法を選択したので、わからないところ都度誰かに教えてもらうというのができませんでした。結果的に合格したので良かったようなものの、同じ方法を周囲の人に勧められるかといえば、正直なところそうは思いません。
教えてもらえる環境を利用することをおすすめしたいです。私は日商簿記2級を取得することで、税理士業界に転職できました。このように、取得すれば転職の範囲も広がります。ぜひ合格目指して勉強してほしいです。
この記事を読んだ人は、こんな記事もチェックしています。
こちらの記事も参考にしてみてください↓
▼その他資格に関して興味のある方