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初めての簿記検定は何級から挑戦すべき?履歴書や就活に有利な級も解説!

簿記

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投稿日:2023年2月14日 | 更新日:2023年12月11日

この記事を監修した専門家

簿記資格保有
イノウエ

「簿記は就職に有利?」
「初心者は何級から勉強すべき?」

年間6万人以上が受験する日商簿記の資格。簿記の資格が人気を維持しているのは、履歴書に書けたり就職に活かせたりするためでしょう。

しかし、いざ簿記の学習を始めようと思った方の中には、何級から勉強すべきか迷っている方も少なくないはず。

そこで本記事では簿記の資格は何級まで取るべきかや、初心者は何級から勉強すべきかを詳しく解説します。簿記の資格を手に入れて、就職や転職に活かしましょう!

何級から始めるのかは簿記の経験による

まずは「簿記は何級から学習すべきか」について、解説します。

結論、経験や知識の有無によって学習を始めるべき級は異なります。

基本的には、簿記3級もしくは簿記2級から学習を始めるのがおすすめです。それぞれの級から学習を始めることが、どんな方におすすめなのかを紹介します。

簿記3級がおすすめの人

簿記初心者の方や実務経験のない方には、簿記3級からの学習がおすすめです。簿記3級では、簿記の基礎となる部分を学びます。

就活や進学に簿記の資格を活かしたいと考える高校生や大学生も、まずは基礎である簿記3級から学習を進めましょう。

簿記2級がおすすめの人

経理の実務経験のある方や簿記3級を過去に取得している方は、簿記2級からでも学習を進めることができます。特に、決算書や帳簿を仕事で作成している方には、簿記2級からの学習がおすすめです。

簿記2級は、簿記3級の内容や簿記の基礎を理解していないと、問題を解くのが難しいことも多々。

過去に簿記3級を取得している方は、3級の復習を行ってから簿記2級の学習を始めるのがおすすめです。

簿記3級を飛ばすメリット

簿記3級を飛ばして簿記2級を受けることには、下記のようなメリットがあります。

・受験料が抑えられる
・教材代が節約できる
・学習時間が短縮できる


費用が抑えられるのは、簿記3級を飛ばして簿記2級を受験する大きな魅力。

簿記のテキストや問題集は、1冊あたり1,500円〜2,000円です。テキスト・問題集・過去問を揃えると、5,000円前後必要な計算になります。

独学で学習した場合でも教材代5,000円+受験料を抑えられるのは嬉しいポイントです。

簿記のダブル受験も1つの手

効率よく学習を進めたい方には、簿記のダブル受験をおすすめします。
日商簿記は3級と2級のダブル受験が可能。

3級の受験をせずに2級の学習を進めれば、3級の過去問題を解く時間を短縮できます。

効率よく学習を進めたいのならば、ダブル受験も検討してみましょう。

簿記初級は飛ばしてOK

2017年から創設された簿記初級は、受験者数が年間3,000〜4,000人程度の資格です。実用的な内容が少なく、就活や転職にも活かしにくいことから、飛ばしてしまう方も少なくありません。

簿記初級を飛ばしても、簿記3級をしっかりと学習すれば簿記の基礎はしっかりと学べます。

受験料や教材代が必要なことを考えれば、効率よく学習を進めたい方は、簿記初級を飛ばしてしまうのがおすすめです。

初心者が知っておきたい簿記の難易度

何級から簿記の学習を始めるのか、何級まで資格取得を目指すのかを決めるためにも、各級の難易度を知っておくことは大切です。

ここからは、合格率・勉強時間など含めた、各級の難易度を紹介します。

簿記3級の難易度

簿記3級は日本商工会議所の公式サイトにて、下記のように定められています。

業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格。

基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。

引用:日本商工会議所

商業高校の学生が受験を始めることの多い級で、主に大学入試に役立ちます。

勉強時間100時間
合格率162回:30.2%
161回:45.8%
160回:50.9%
159回:27.1%


簿記3級は合格率が50%を超えることもある試験で、学習時間は100時間ほど。

難易度はあまり高くない試験だと言えるでしょう。

簿記2級の難易度

簿記2級は実務に役立つ資格と言われており、日本商工会議所の公式サイトでは下記のように定められています。

経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格の一つ。

高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるレベル。

引用:日本商工会議所

簿記3級でも学ぶ商業簿記に加え、簿記2級では工業簿記も登場します。学習範囲が非常に広く、取得までに半年ほどかかる場合も少なくありません。

勉強時間250〜350時間
合格率162回:20.9%
161回:26.9%
160回:17.5%
159回:30.6%


簿記2級は合格率が簿記3級よりも低く、20%を切ることも。難易度は高く、しっかりと学習時間を確保する必要があります

簿記1級の難易度

簿記1級は、非常に難易度の高い資格です。国家資格である公認会計士や税理士を取得する前に、簿記1級に挑戦する方も少なくありません。

極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を修得し、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの企業会計に関する法規を踏まえて、経営管理や経営分析を行うために求められるレベル。

合格すると税理士試験の受験資格が得られる。公認会計士、税理士などの国家資格への登竜門。

引用:日本商工会議所

簿記1級は「商業簿記・工業簿記・原価計算・会計学」と、4つの試験科目が用意されています。

それぞれの科目で40%以上、かつ全体で70%以上の正当が必要な、非常に難解な試験です。

勉強時間800時間以上
合格率162回:10.4%
161回:10.1%
160回:10.2%
159回:9.8%

簿記1級は必要な勉強時間も多く、難易度が高いことからスクールや通信講座を利用する方も多々

受験者の1割のみしか合格できないことを踏まえると、超難関資格と言っても過言ではないでしょう。

簿記検定は独学合格は難しい?何級から通信講座を利用すべきか?

簿記の資格は級によって、大きく難易度が異なります

簿記3級は独学で突破できることも多いです。しかし、工業簿記が始まり学習範囲が広がる簿記2級からは、つまづく方も多々。

通信講座を利用することで、わかりにくい専門用語もスムーズに理解できるようになります。資格の最短合格を目指したい方には、通信講座の利用もおすすめです。

簿記におすすめの通信講座は?

簿記の講座を開講する通信講座は、数多く存在します。そのため、どこを選ぶべきか悩んでいる方も少なくないでしょう。

そこでここからは、簿記の学習におすすめの通信講座を3つ、紹介します。

・スタディング

・クレアール

・フォーサイト

スタディング

スタディング公式サイトより
講座/料金
(税込)
簿記3級合格コース:3,850円
簿記2級合格コース:19,800円
簿記3級・2級セットコース:22,000円
簿記1級合格コース:66,000円
オンライン対応あり
ポイント合格お祝い制度を用意

スタディングはスマホ1台で簿記の学習が進められる、デジタル教材が魅力の通信講座

講義動画はもちろん、テキストの閲覧や問題の演習もすべてスマホで行なえます。

スマホで学習ができればスキマ時間も活用できるため、効率よく簿記の知識を深められるでしょう。

スタディングでは、無料の会員登録をすることで10%OFFクーポンがもらえる上にお試しの講座動画の視聴も可能になるので、一度登録してみることをお勧めします!

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クレアール

講座/料金(税込)3級パック Web通信:16,000円
2級パック Web通信:53,000円
1級講義パックWeb通信:132,000円
3・2級講義パック Web通信:50,000円
3・2級マスター Web通信:58,000円
オンライン対応あり
ポイント充実したサポート体制

クレアールは指導歴54年の通信講座です。

簿記の学習でわからないことがあれば、メールや電話を使って質問が行なえます。
さらに本番に近い環境で演習が行える、下記のような教材もついてきます。

  • 直前答練
  • 公開模試
  • ネット試験予想問題

ネット試験にも対応しているクレアールは、試験環境に慣れておきたい方にもおすすめです。

最大38%OFFのキャンペーン中!

フォーサイト

講座/料金(税込)バリューセット1 (2級+過去問解き方講座):36,800円
バリューセット2 (2級+3級+過去問解き方講座):40,800円
簿記2級スピード合格講座:31,800円
簿記3級スピード合格講座 :16,800円
オンライン対応あり
ポイント簿記2級の合格率85%以上

フォーサイトは、テキストと問題集にとことんこだわった通信講座。

テキストはフルカラーで、イラストや図表が充実。

問題集は簿記の問題と解答だけでなく、解き方がわかる解説付きです。

講義動画も用意されているため、効率的に簿記の学習が進められるでしょう。
フォーサイトは簿記2級の合格率が、全国平均の4倍と実績がある点も魅力です。

スピード合格を目指せる!

初心者は無料サイトも賢く活用

簿記3級のテキストを読んでも、理解が難しいと感じた簿記初心者の方にはCPAラーニングの利用がおすすめです。

CPAラーニングは、完全無料で使えるサイト

無料でありながら、簿記試験に役立つコンテンツを揃えています。

  • デジタルテキスト・問題集
  • 講義動画
  • ネット模擬試験


CPAラーニングは、公認会計士の資格を保持する講師も在籍するスクールのサービス。簿記の講義動画も、基礎から実務に使える決算の解説まで取り揃えます

独学で躓いてしまったときはもちろん、耳も使った学習を取り入れたい方にもCPAラーニングはおすすめです。

仕訳の方法や専門用語でつまづいてしまったら、ぜひ活用してみてください。

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簿記検定はネットで受験できる!

簿記のペーパー試験は基本的に、年に3回行われています。

しかしネット試験ならば、ペーパー試験前後の期間を覗いて、1年中受験が可能です。
ネット試験のポイントは、以下のとおり。

  • ペーパー試験と難易度は同じ
  • 受験会場や時間も選択できる
  • その場で合否がわかる


ペーパー試験の開催日を待たなくても、ネット試験ならばすぐに簿記試験に挑戦できます。

自分の都合にあわせて受験ができるため、「少しでも早く簿記の資格を取って就職に活かしたい」と思っている方にぴったりです。

ネット試験ならいつでも受験可能なので、時間がない時でもおすすめです!

履歴書に書けるのは何級から?

簿記の資格は何級からでも、履歴書に書くことができます。履歴書に書く際は、正式名称である「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験」と記載しましょう。

年齢や経験、希望する職種によっても、求められる資格のレベルは異なります。経理と全く関係のない職種であれば、簿記3級であっても評価が得られることは少なくありません。

簿記は3級であっても履歴書に記載して、自分の知識をアピールすることができます。

取得はポピュラーな日商簿記がおすすめ

履歴書に記載してアピールするのならば、簿記の中でもポピュラーな「日商簿記」の取得を目指すのがおすすめです。

簿記の資格は日商簿記の他に、全商簿記と全経簿記が存在します。ポピュラーな日商簿記は、教材の種類も豊富であるため、学習が進めやすい点も魅力。

全商簿記と全経簿記は、商業高校や専門学校に通う生徒向けの資格と認識されていることも多いため、社会人の方は日商簿記の取得を目指すと良いでしょう。

大学生は簿記2級を目指そう

履歴書には簿記3級の資格から記載ができますが、資格を就活に活かしたい大学生の方は簿記2級を目指すのがおすすめです。

簿記2級は必要な勉強時間も長く、難易度も3級と比べれば非常に高い資格。そのため資格自体はもちろん、「忍耐力」や「目標を達成する力」をアピールすることもできるのです。

簿記2級は学習を継続しなければ取得が難しいため、「継続する力」のアピールも可能。

資格を持っていることで証明できる知識以外の部分も、賢く利用してみてください。

就職に使えるのは何級から?

就職・転職に活かしたいのならば、簿記2級を目指すのがおすすめです。簿記2級の学習では実務レベルの知識を学ぶため、経理を始めとした様々な仕事に活かすことができます。

簿記の資格が活かせる仕事

簿記の資格は会計事務所から一般企業まで、様々な場所で活かせます。

・経理
・一般事務
・医療事務
・会計コンサルタント
・簿記の講師

簿記2級の資格があれば実務経験がなくても、採用していることも少なくありません。資格を取ることで就活を有利進められる簿記2級は、取っておいて損のない資格だと言えるでしょう。

税理士を目指すなら簿記1級の取得も視野に

税理士は、受験資格がないと挑戦できない国家資格です。受験資格を取得する方法は複数ありますが、その1つに日商簿記1級が挙げられます。

簿記2級まで取得し税理士の資格取得を目指している方は、ぜひ簿記1級まで目指してみてください。税理士の資格を取得できれば、業務や仕事の幅も大きく広がります。

簿記は3級からの挑戦がおすすめ!就活に有利なのは2級から

経理の実務経験がなく初めて簿記に触れる方は、簿記3級から学習を始めるのがおすすめです。

就活や転職に活かしたいのならば、簿記2級の取得までを目指すと良いでしょう。
その他、今回の記事で覚えておきたいポイントは以下のとおりです。

・効率よく資格取得したいならダブル受験
・簿記の資格を取るなら日商簿記
・簿記2級は通信講座の利用もおすすめ

簿記2級は合格率が低いため、無料サイトのCPAラーニングや通信講座の利用も検討しましょう。独学で学習するよりも、サイトや通信講座を利用したほうが効率よく学習を進められます。

サイトや通信講座も賢く活用して簿記試験の最短合格を目指し、履歴書や就職に活かしましょう!

この記事を監修した人
イノウエ

簿記2級、FP2級、ITパスポートなどの資格を保有。Webライターとして、資格に関するメディアやお金に関するコラムを執筆。資格取得のための勉強のコツや資格の詳細について、詳しく解説します!

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