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投稿日:2023年2月10日 | 更新日:2024年09月25日
この記事を監修した専門家
「就活に簿記の資格は活かせる?」
「簿記はガクチカでアピール材料になる?」
「簿記は何級まで取得すべき?」
商業高校の学生だけでなく、大学生や社会人からの人気も高い簿記の資格。
簿記の試験は毎年、数万人の方が受験しています。
簿記試験の受験者が多い理由の1つには、就職や転職に活かしやすいことが挙げられるでしょう。
簿記の資格を取れば、資格が無いよりも有利に就活を進められます。
本記事では、簿記が活かせる職種や就活でアピールできる力について解説。
就活前に必ず知っておきたいポイントも紹介するため、簿記の資格取得を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
簿記の資格は就活に有利!
簿記の資格が就活になぜ有利なのかを知るためには、簿記で学ぶ内容をざっくりと知っておく必要があります。
簿記で学ぶのは、帳簿や決算書の作成です。
帳簿とは企業の取引を記しておく台帳で、決算書は企業の経営成績や財政状況を把握するための書類。つまり簿記を学べば、会社の経営成績や財政状況について理解できるようになるのです。
会社の経営成績や財政状況がわかる人材を欲している企業は、少なくないでしょう。
簿記の資格を取れば、あらゆる職種の就活で自分をアピールできます。
簿記の資格が就活でアピールできる職種とは?
続いて、簿記の資格がアピールできる職種を紹介します。
就活を有利に進められるのはもちろん、簿記の資格は転職やキャリアアップにも役立ちます。
経理・事務職
簿記が活かせる王道の職種は、経理や事務です。経理では、下記のような仕事を行います。
- お金の管理
- 伝票・帳簿作成
- 決算書の作成
- 給与・保険料・税金の計算
- 納税
お金を管理することが主な業務である経理は、どの会社にも欠かせない存在です。
業務の内容が簿記の学習範囲と大きくかぶっているため、簿記資格を持っていることが求人応募の条件になっていることも多々。
簿記の資格があれば、経理や事務の就活が有利に進められるでしょう。
なお、事務も伝票作成や整理など、お金に関わる業務を担います。
コンサルティング会社
コンサルティングとは、会社の課題解決をサポートすることです。
課題を解決するためには、経営成績や財政状況の把握が求められることも多々。
簿記の知識を持っていれば、コンサルティングに必要な業務分析も有利。
コンサルティングは、会社によって特化した分野が異なります。
会計コンサルティングであれば、簿記の知識をより活用できるため有利です。
その他(営業・金融など)
帳簿を付けたり決算書を作ったりする仕事だけでなく、一見簿記とは無縁そうに見える仕事にも簿記の知識は役立ちます。
簿記の知識を深めれば、決算書から経営成績や財政状況の分析が行えるようになるでしょう。
分析を使って他社の強みや弱みを把握できれば、その企業にサービスや商品をアピールしやすくなります。
つまり経理や事務とは関係ない職種でも、簿記の知識は有利に働くのです。
どの職種を目指していても就職に有利になる簿記の資格は、メリットの多い資格なのでおすすめです!
簿記の資格取得で就活時にアピールできる3つの力
簿記は資格を保持することだけでなく、就活ではその他にも3つの力をアピールできます。簿記資格の取得によってアピールできる力は、以下の3つです。
1.継続力
2.主体性
3.計画性
それぞれ詳しく解説します。
1.継続力
簿記を取得するためには、学習を継続することが必要です。
コツコツと学習を積み重ねて合格できれば、継続力を就活でアピールできます。
継続力はどの企業でも評価される力。
長期的に働いてもらいたい、最後まで仕事を投げ出さない人材が欲しいと思っている企業は少なくないはず。
難易度の高い簿記2級以上の資格を取得したら、就活では継続力をアピールしやすくなるでしょう。
2.主体性
自分で目標を立て、主体的に動く力はリーダーにも求められる力です。
簿記の資格を取ろうと決め、合格できれば主体性もアピールすることが可能。就活では具体的なエピソードを話すことで、より伝わりやすくなるでしょう。
3.計画性
簿記2級以上を取得するためには、計画的に学習を進める必要があります。
学業や仕事と両立しながらの勉強は、決して楽なことではありません。忙しい中時間を作って合格を目指すためには、計画性が必要でしょう。
就活で計画性をアピールする際には優先順位をつけて物事に取り組めることや、具体的なエピソードも付けて伝えるのがおすすめです。
就活前に知っておきたい簿記のポイント
簿記の資格を就活に活かす際には、3つのポイントを知っておく必要があります。
希望の会社に就職するためにも、必ず抑えておきましょう。
就活のために取得するならポピュラーな日商簿記
簿記は主催団体によって、3つの資格に分けられます。
- 日商簿記
- 全商簿記
- 全経簿記
3つの中でも求人の条件に多く、ポピュラーなのは日商簿記です。
日商簿記は日本商工会議所が主催する試験。書店で取り扱われる参考書や問題集も、ほとんどが日商簿記です。
全商簿記は商業高校の学生、全経簿記は専門学生が受験することの多い資格。
大学生や社会人が受験する場合は、日商簿記を選びましょう。
求人で応募条件に指定されている簿記の資格は、日商簿記であることも多々。
有利に就活を進めるためにも、日商簿記の資格取得を目指しましょう。
就活の自己PRに使うなら簿記2級は必須
大学生の就活や、社会人の転職活動に活かすのならば、簿記2級の取得は必須です。
簿記3級の内容は基礎の部分であり、実務に活かせるまでのレベルはありません。
一方で簿記2級では工業簿記や決算書の作成など、実務に活かせる部分も学べます。
学習時間が短く資格の難易度が易しすぎれば評価に繋がりにくいです。
就活や転職活動を有利に進めたいのならば、簿記2級以上を目指しましょう。
大学生が簿記3級をガクチカに使うのは難しい
簿記3級は簿記の基礎の部分。
商業高校の高校生が受験したり、必要な学習時間が100時間程度であったりと、難易度があまり高くありません。
そのため「学生時代に力を入れたこと」としてアピールするのは、難しいでしょう。
ガクチカの1つとして簿記の資格を活かすのならば、複数の資格を取得したり簿記2級以上を目指すのがおすすめです。
簿記と合わせて取っておきたい就活に活かせる資格
簿記の資格のみでも就活に役立てられますが、ダブルライセンスを目指すことでより有利に就活を進められます。
そこでここからは、簿記と合わせて取っておきたい、就活に活かせる資格を4つ紹介。
- FP(ファイナンシャルプランナー)
- 宅建士
- 秘書検定
- TOEIC
それぞれの詳細や難易度を確認していきましょう。
FP (ファイナンシャルプランナー)
fp (ファイナンシャルプランナー)は、個人のお金に関するアドバイスを行う専門家です。
FPの資格は国家資格と民間資格があり、就活に活かすのならば国家資格の取得がおすすめ。
FPは簿記と合わせて取得すれば、金融・保険業界への就職で有利に。
FPの資格は国家資格と民間資格があり、就活に活かすのならば国家資格の取得がおすすめ。
まずは難易度の低い、3級の学習から始めてみましょう。
ファイナンシャルプランナー資格について知りたい方はこちらの記事もおすすめです。
宅建士
宅建は宅地建物取引士の略称。
不動産分野に活かせる資格で、国家資格の1つです。
簿記と非常に相性が良く、ダブルライセンスを目指せば金融業界への就活にも役立つでしょう。
難易度は簿記2級よりも高いと言われていますが、取得すれば就職先の選択肢が広がることは間違いありません。
就活までに時間のある方はもちろん、キャリアアップを目指したい方にもおすすめの資格です。
宅建士について知りたい方はこちらの記事もおすすめです。
秘書検定
秘書検定ではビジネスマナーや電話対応、接客などを学習します。
秘書検定で学ぶ内容はどの業界にも活かせますが、簿記とのダブルライセンスを目指すことで事務職への就職が有利に。
就活に役立つのは、簿記と同じく2級からです。
秘書検定は受験資格がないため、大学生でも気軽に勉強できるのでオススメです!
まずは3級から学習を初めて、レベルアップを目指しましょう。
秘書検定について知りたい方はこちらの記事もおすすめです。
TOEIC
あらゆる分野の就活に役立つ簿記の資格と同様、TOEICも業種を問わず活かせる資格です。
英語を使う仕事はもちろん、英語を使わない大手企業でも必須の資格とされることもあります。
TOEICは簿記とのダブルライセンスを目指すことで、より有利に就活を進められるでしょう。
TOEICは500点以上から評価されることがほとんど。
まずは自分の英語力を確かめる、力試しから始めるのがおすすめです。
効率よく簿記資格の取得を目指せる勉強方法
就活までにあまり時間がなかったり、忙しくて学習時間が確保しにくかったりなどの事情で、効率よく資格取得を目指したいと考えている方は多いでしょう。
そこでここからは、効率良く簿記の知識を深めるための勉強方法を紹介します。
無料サイトを使う
簿記を独学で取得しようと考えている方には、CPAラーニングの活用がおすすめです。
CPAラーニングは、完全無料で使えるサイト。
無料でありながら、簿記試験に役立つコンテンツを揃えています。
- デジタルテキスト・問題集
- 講義動画
- ネット模擬試験
CPAラーニングは、公認会計士の資格を保持する講師も在籍するスクールのサービス。簿記の講義動画も、基礎から実務に使える決算の解説まで取り揃えます。
独学で躓いてしまったときはもちろん、耳も使った学習を取り入れたい方にもCPAラーニングはおすすめです。
通信講座の質問サービス・講義動画を活用
独学でも簿記の学習は行なえますが、効率を重視するのならば通信講座の利用がぴったりです。
通信講座では講義動画を見られるだけでなく、質問サービスを提供していることも。
自分の頭では解決できないポイントも、質問サービスを使えばスムーズに理解できるでしょう。
就活のために効率重視で簿記の学習を進めたい方には、以下の通信講座がおすすめです。
- スタディング
- クレアール
- フォーサイト
それぞれのおすすめポイントを、わかりやすく解説します。
無料体験を用意している通信講座もあるため、まずは気軽に試してみてください。
スタディング
講座/料金 (税込) | 簿記3級合格コース:3,850円 簿記2級合格コース:19,800円 簿記3級・2級セットコース:22,000円 簿記1級合格コース:66,000円 |
オンライン対応 | あり |
ポイント | 合格お祝い制度を用意 |
スタディングはスマホ1台で簿記の学習が進められる、デジタル教材が魅力の通信講座。
講義動画はもちろん、テキストの閲覧や問題の演習もすべてスマホで行なえます。
スマホで学習ができればスキマ時間も活用できるため、効率よく簿記の知識を深められるでしょう。
スタディングでは、無料の会員登録をすることで10%OFFクーポンがもらえる上にお試しの講座動画の視聴も可能になるので、一度登録してみることをお勧めします!
クレアール
講座/料金(税込) | 3級パック Web通信:16,000円 2級パック Web通信:53,000円 1級講義パックWeb通信:132,000円 3・2級講義パック Web通信:50,000円 3・2級マスター Web通信:58,000円 |
オンライン対応 | あり |
ポイント | 充実したサポート体制 |
クレアールは指導歴54年の通信講座です。
簿記の学習でわからないことがあれば、メールや電話を使って質問が行なえます。
さらに本番に近い環境で演習が行える、下記のような教材もついてきます。
- 直前答練
- 公開模試
- ネット試験予想問題
ネット試験にも対応しているクレアールは、試験環境に慣れておきたい方にもおすすめです。
フォーサイト
講座/料金(税込) | バリューセット1 (2級+過去問解き方講座):36,800円 バリューセット2 (2級+3級+過去問解き方講座):40,800円 簿記2級スピード合格講座:31,800円 簿記3級スピード合格講座 :16,800円 |
オンライン対応 | あり |
ポイント | 簿記2級の合格率85%以上 |
フォーサイトは、テキストと問題集にとことんこだわった通信講座。
テキストはフルカラーで、イラストや図表が充実。
問題集は簿記の問題と解答だけでなく、解き方がわかる解説付きです。
講義動画も用意されているため、効率的に簿記の学習が進められるでしょう。
フォーサイトは簿記2級の合格率が、全国平均の4倍と実績がある点も魅力です。
簿記検定はネットで受験できる!
簿記のペーパー試験は基本的に、年に3回行われています。
しかしネット試験ならば、ペーパー試験前後の期間を覗いて、1年中受験が可能です。
ネット試験のポイントは、以下のとおり。
- ペーパー試験と難易度は同じ
- 受験会場や時間も選択できる
- その場で合否がわかる
ペーパー試験の開催日を待たなくても、ネット試験ならばすぐに簿記試験に挑戦できます。
自分の都合にあわせて受験ができるため、「少しでも早く簿記の資格を取って就職に活かしたい」と思っている方にぴったりです。
ネット試験ならいつでも受験可能なので、時間がない時でもおすすめです!
就活やガクチカに有利なのは簿記2級から!職種問わず取得がおすすめ
簿記の資格を就活に活かすのなら、日商簿記2級を目指すのがおすすめです。
簿記2級の資格があれば、経理や事務への就職が有利に。
また継続力や主体性は、どの職種を目指す場合でも就活でアピールできる力です。
下記のような無料サイトや通信講座を使えば、効率よく簿記の資格取得が目指せます。
- CPAラーニング
- スタディング
- クレアール
- フォーサイト
学習を始めるのは、今からでも遅くありません。
ネット試験も賢く活用して簿記2級の合格を目指し、就活に活かしましょう!