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簿記で使う電卓は何桁がベスト?電卓の選び方やおすすめのアイテムを紹介!

簿記簿記

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投稿日:2023年3月1日 | 更新日:2023年12月08日

この記事を監修した専門家

簿記資格保有
イノウエ
簿記

「簿記試験に使う電卓には制限がある?」


「簿記に使える電卓の機能は?」

電卓は様々なメーカーが販売しており、種類が多いため選ぶのが難しいと感じている方は多いでしょう。

そこで本記事では、簿記におすすめの電卓を紹介。


電卓の選び方や、試験に持ち込めない電卓についても解説しているため、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事でわかること

簿記に使う電卓の選び方
・簿記で使える電卓の規定
・簿記の学習におすすめの電卓

簿記検定に持ち込みOKな電卓のルールを確認

簿記検定には、利用できる電卓のルールが定められています

ルールに違反する電卓は、試験会場に持ち込むことができないため、注意が必要です。

まずは、簿記検定に持ち込める電卓や、持ち込めない電卓の特徴を確認しましょう。

簿記検定で使えない電卓の機能

まずは、簿記検定で使用できない電卓の機能を紹介します。利用できない機能は、以下の4つです。

●印刷(出力)機能

●メロディー(音の出る)機能

●プログラム機能(例:関数電卓等の多機能な電卓、売価計算・原価計算等の公式の記憶機能がある電卓)

●辞書機能(文字入力を含む)

簿記 Q&A | 商工会議所の検定試験

簿記検定に使える電卓は計算機能のみ

簿記検定では、基本的に四則演算ができる機能のみを備えた電卓を使用します。

先述した4つの機能がついた電卓は使用できません。


しかし、下記の機能はプログラム機能に該当しないため、利用することができます。

  • 日数計算機能
  • 時間計算機能
  • 換算機能
  • 税計算機能
  • 検算機能

なお上記の機能は全て音が出ないことが、簿記の試験に持ち込める条件です

音の出る電卓は、簿記検定で利用することができません。

スマホアプリの電卓はNG

簿記検定では機能が四則演算のみであっても、スマホアプリの電卓を使用することができません。

試験会場に持ち込めるのは、身分証明証・筆記用具・受験票・電卓のみ。


スマホや携帯を持ち込むこと自体が、禁止されています。

簿記検定は電卓とそろばん、どちらが良い?

簿記試験に持ち込む機器は電卓とそろばん、どちらでも問題ありません。


計算ミスが怖いならば、電卓の利用がおすすめです。

試験では緊張し、思うように指が動かないことも考えられます。

電卓ならば打ち間違いをしない限り、ミスは起こりにくいでしょう。

何桁がベスト?簿記で使う電卓の選び方

簿記で使う電卓には、桁数のルールは設けられていません。


簿記2級以上を目指すのであれば、12桁以上の計算ができる電卓を選ぶのがベスト

簿記3級のみの取得を目指しているのであれば、10桁でも問題ありません。


ここからは桁数以外にも知っておきたい、簿記で使う電卓の選び方のコツ3つを紹介します。

1.初心者は機能が多すぎないシンプルな電卓がおすすめ

電卓には、メモリー機能やGT(グランドトータル)機能など様々な機能があります。

電卓の機能を使いこなせれば、計算の時間が短縮できます。


しかし、簿記の勉強を始めたばかりの初心者や電卓にこだわりがない方には、機能が多すぎない電卓がおすすめです。


シンプルな電卓は使い方が簡単で機能を覚えるのに時間が取られないため、簿記の試験勉強に集中できるでしょう。

2.大きさは手の平サイズ

電卓を選ぶ際は、手の平サイズのアイテムを探すと良いでしょう。

大きすぎる電卓は場所を取りすぎるため、試験の際に邪魔になります。


一方で小さめの電卓はディスプレイが見えにくく、キーが小さいため打ち間違えやすいデメリットがあります。 


使いやすさにこだわるのなら、大きすぎず小さすぎない手の平サイズの電卓がおすすめです。

ディスプレイやキーが大きめの電卓を選べば、より快適に使うことができるでしょう。

3.ソーラー電池なら手間も省ける

「試験中に電池が切れてしまった」といった最悪の事態を防ぐためには、ソーラー電池式の電卓を選ぶのがおすすめです。

ソーラー電池式の電卓なら電池切れのリスクを回避できるだけでなく、電池交換の手間も省けます

簿記に使うなら知っておきたい!役立つ機能と使い方

電卓には様々な機能が備わっており、上手く使いこなすことで計算スピードを上げることができます。

また機能によっては、快適さを求めることも可能です。簿記に使う電卓におすすめの機能は、以下の3つ。

・メモリー機能・早打ち機能
・GT機能
・サイレントキー


簿記試験の合格はもちろん、fp・公認会計士・税理士などを目指している方は機能を重視するのがおすすめ。

ここからは、簿記に使える電卓の役立つ機能について解説します。

メモリー機能・早打ち機能

メモリー機能と早打ち機能は、どちらも入力スピードの向上に関わる機能です。

メモリー機能は計算した数字を記憶する機能で(123×456)+(987×654)といった簿記の試験にもありがちな計算に役立ちます。

M+」や「M-」などのボタンがある電卓には、メモリー機能が備わっていますよ。

Mは「MEMORY」の頭文字です。

メモリー機能があれば、簿記試験の際にも数字をメモする回数を減らすことができるため、問題を解く速度が上がるでしょう。

早打ち機能は、入力したキーから指を離す前に別のキーを押しても、入力ができる機能です。

早打ち機能のない電卓は、計算ミスを起こすことも多々。

電卓を打つのが早い人にこそ、早打ち機能はぴったりです。

なお、早打ち機能は「キーロールオーバー」と呼ばれることもあります。

GT(グランドトータル)機能

メモリー機能とよく似た機能に、GT(グランドトータル)機能が挙げられます。

GT機能は、簿記2級以上で見かけることの多い総合計を出す際に利用する機能です。

例えば、人件費・材料費・外注費の合計を求める工業簿記の問題では、まずそれぞれの費用を算出してから足し合わせます。

計算の際には、人件費・材料費・外注費のそれぞれをメモする必要があるでしょう。

しかしGT機能を使えば、メモなしで合計値が算出できるのです。


メモが不要な分、スピーディーに簿記の問題を解くことができます。

サイレント機能

サイレント機能はその名のとおり、電卓のタッチ音を抑えるための機能です。


電卓はタッチのたびに、カタカタと大きな音が響くため「うるさい」と感じることもあるはず。

サイレント機能が備わった電卓ならば、タッチ音を最小限に抑えることができるのです。


サイレント機能は、静かな場所で周りを気にせず学習したいときにも役立ちます。

電卓を使うのは右手?左手?

簿記3級や簿記2級の合格を目指している場合、電卓を使う手や打ち方にこだわる必要はないでしょう。


一方で、簿記1級や税理士の試験まで目指すのであれば、利き手とは逆の手で電卓が打てると便利です。

利き手では常にペンを持った状態を維持すれば、ペンを持ち替える時間を短縮できます。

簿記で使える電卓のおすすめ3選

最後に、簿記で使えるおすすめの電卓を3つ紹介します。

今回紹介する電卓は性能が良く、amazonや楽天などの通販サイトで取り扱われていることも多々。

簿記試験の勉強に励む高校生から、簿記1級を目指す方まで幅広くお勧めしたいアイテムです。

1.カシオの電卓

簿記 電卓
Amazonより

カシオJS-20WK」は、充実した機能が魅力の電卓です。

キーロールオーバーやメモリ、GT、検算などの簿記に役立つ機能は一通り揃っています。

さらに左右の手、どちらでも使いやすいようキーが配列されているのもポイント。

右利きの方だけでなく、左利きの方も快適に使うことができるでしょう。

ディスプレイのサイズも大きめで、静音設計

簿記初心者から実務経験者まで、幅広い層におすすめできるアイテムです。

2.シャープの電卓

簿記 電卓
Amazonより

シャープの電卓の中でもおすすめは、日商簿記や税理士の試験用に作られたシャープ EL-G37」です。

ディスプレイには傾斜がついており、かつ大きめサイズ

数字が見やすいため、読み間違いを減らせるでしょう。


さらにシャープ EL-G37には早打ち機能も搭載。簿記2級や1級など時間との勝負になる試験にも、使いやすいと人気の電卓です。

3.無印良品の電卓

電卓

安い電卓を探している方やデザインを重視する方におすすめなのは、無印良品の電卓。無印良品では3種類の電卓が取り扱われており、12桁の電卓も2種類用意されています。


洗練されたデザインだけでなく、税込990円とリーズナブルな価格帯もポイント。

税込990円の電卓は、機能も少ないため操作も簡単。電卓には機能よりもデザインや値段を重視したい方はぜひ、利用してみてください。


なお、無印良品にある税込1,990円の電卓ならば、メモリ機能やGT機能も付いています。

そのため簿記3~2級の学習にはもちろん、簿記1級を目指すにもおすすめです。

電卓は100均でもOK?

自宅で簿記の学習をする際には、100均の電卓でも不便はありません。

しかし、簿記検定には万が一のことを考えて、100均の電卓以外を使用するのがおすすめです。

100均の電卓はコスパが高いですが、1,000円程度の電卓と比べると壊れやすく電池も減りやすいです。

試験の途中で、電池が切れてしまう可能性もあるでしょう。

集中して試験にのぞむためにも、簿記の試験では100均の電卓以外を利用するのがおすすめです。

簿記に使う電卓はルールを守って選ぼう

今回は、簿記での利用におすすめの電卓や選び方を紹介しました。

電卓を選ぶ際は、下記のポイントを抑えましょう。

・12桁まで計算できる電卓
・印刷・メロディー・辞書・プログラム機能がない電卓
・手の平サイズの電卓

電卓を使い慣れていない初心者の場合は、機能が少なく設定も不要なシンプルな電卓がおすすめです。

注意すべきは、簿記試験に持ち込める電卓には禁止されている機能があること。

利用に制限がある機能は必ず確認してから、電卓を購入しましょう。

電卓の使いやすさは人によって異なります。

今回紹介した内容も参考にしながら使いやすい電卓を見つけて、簿記の学習に励みましょう!

この記事を監修した人
イノウエ

簿記2級、FP2級、ITパスポートなどの資格を保有。Webライターとして、資格に関するメディアやお金に関するコラムを執筆。資格取得のための勉強のコツや資格の詳細について、詳しく解説します!

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