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簿記の資格が活かせる仕事はある?目指すべき級や検定のポイントも紹介!

簿記

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投稿日:2023年2月27日 | 更新日:2023年12月08日

この記事を監修した専門家

簿記資格保有
イノウエ

「簿記を活かせる職業は?」


「仕事に活かすなら何級まで必要?」

簿記の資格を取って、今の仕事やキャリアアップに活かしたいと考えている方は多いでしょう。

経理や事務など様々な仕事に、簿記の知識は役立ちます。

簿記を活かせる仕事を探すためには、簿記の学習内容や資格の種類を知ることが必要です。

そこで本記事では、簿記資格の特徴や難易度、簿記の資格が活かせる仕事を4つ紹介します。

簿記を活かせる仕事を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。

簿記で学ぶ内容とは?

簿記の資格を取得するための試験では、帳簿や決算書の作成方法について学びます。

帳簿は企業や個人が行う日々の取引を記帳する台帳のことで、お金の管理に欠かせません。

決算書は企業の財務状況や経営成績を明らかにするための書類で、企業には作成義務があります。


つまり、簿記で学ぶ知識は実務に直結。あらゆる企業のお金の管理に役立つのです。

簿記の種類

簿記の資格は1つだけでなく、名前や難易度の異なる3種類が存在します。

日商簿記日本商工会議所・1級
・2級
・3級
・簿記初級
全商簿記全国商業高等学校協会・1級
・2級
・3級
全経簿記全国経理教育協会・上級
・1級
・2級
・3級


どの資格でも学習内容はあまり変わりませんが、簿記の種類によって難易度が異なります。


最も難易度が高いとされるのは日商簿記で、知名度が高く活かせる仕事も豊富。

全商簿記は難易度が低く商業高校の生徒向けの資格です。

おすすめは日商簿記の資格

仕事に活かしたいと考えているならば、ポピュラーな日商簿記の取得がおすすめ

日商簿記1級を取得すれば税理士の受験資格が得られる他、就職も有利に進められるでしょう。


全経簿記上級も日商簿記1級と同じくらい難易度は高いです。

しかし全経簿記は教材が少ないため、学習が進めにくいデメリットを持ちます。

日商簿記であれば書店にも数多くの教材が並び、通信講座で取り扱われていることが多いです。


仕事へ活かすために簿記の資格を取得するなら、日商簿記を選びましょう。

簿記の資格が活かせる仕事

簿記 仕事

帳簿や決算書の作成など、簿記で学ぶ知識を活かせる仕事は数多く存在します。

以下の4つは、簿記の資格が活かせる仕事の例です。

・経理・財務の仕事
・会計事務所
・事務職
・記帳代行


仕事をイメージするためにも、それぞれの特徴や業務内容を確認してみましょう。

経理・財務の仕事

経理や財務は、企業のお金を管理することが主な業務です。

お金の管理に関する業務である、帳簿の記帳や伝票・決算書の作成まで幅広く担います。

正社員の求人が募集されることの多い職種で、年収は350万円〜


なお、多くの会社では会計ソフトを使った管理を行っているため、パソコンのスキルも必要です。

会計事務所

会計事務所は、お金の管理に関するサービスを提供するところです。

主な業務には帳簿や決算書の作成の他、確定申告や年末調整、税務相談などが挙げられます。


税理士や公認会計士向けの求人が多い会計事務所ですが、簿記資格で応募できる場合も

会計事務所は実務経験があると年収が上がりやすい傾向があります。

事務職

データの入力や電話対応のイメージが強い事務職ですが、伝票の作成や処理など簿記の知識が活かせる場面も多いです。


年収の相場は経理や財務、会計事務所と比べると低めですが、簿記3級からでも挑戦できることが多々。

未経験者の採用も多く、応募しやすい点は大きな魅力でしょう。

記帳代行

記帳代行は会計事務所内でも行われることのある仕事ですが、個人が会計ソフトを使って行える場合もあります

在宅ワークの1つとしても人気があり、クラウドソーシングサイトで募集されていることも多々。


業務内容は会計ソフトへの入力がメインで、パソコンを使うスキルが必須です。

記帳代行は求人の数も多いため、挑戦しやすい仕事だと言えます。

就職活動でアピールできる力

簿記の資格は知識だけでなく、下記のような力も就活でアピールできます。

継続力
・主体性
・計画性

主体性や計画性は、事務や経理などの仕事に活かすことができるでしょう。

また継続力のある人材を手に入れたいと考える企業は少なくないはず。


簿記の資格は仕事へ活かすだけでなく、就活や転職にも役立てることができますよ。

仕事に活かすなら何級まで取得する?難易度や取得のメリットもチェック

仕事に活かせる資格として人気の日商簿記は、簿記初級〜1級まで4つに分けられています。一般的に履歴書に記載できるのは、簿記3級からです。


仕事に活かしたいと考えているならば、簿記2級以上の取得がおすすめ。

目指す職によっても取得すべき級は異なります。

ここからは、簿記3級〜1級それぞれの難易度や、取得のメリットについて確認しましょう。

簿記3級の難易度とメリット

簿記3級は、簿記の基礎となる部分で合格率が50%を超えるほど難易度は低めです。

経理や会計事務所への就活に活かすのは難しいですが、事務職の求人であれば簿記3級でも応募できることが多々。


また仕事だけでなく、大学入試に活かせることもある資格です。

簿記2級の難易度とメリット

簿記2級では3級で学ぶ商業簿記の他、工業簿記も学習します。

学習する分野が増えるため難易度は上がり、合格率は20%程度低めです。


簿記2級は実務に活かせる難易度と言われており、求人も多数。

専門的な仕事に活かしたい方は、取得しておくべき資格だと言えます。

簿記1級の難易度とメリット

簿記1級は合格すれば税理士の受験資格が得られるほど、難易度の高い資格です。

合格率は10%前後と、2級よりもさらに難易度が上がります。


簿記1級まで取得できれば、応募できる求人の数も増えるだけでなく、キャリアップも目指せるでしょう。

簿記の資格は3級から学習するのがおすすめ

簿記2級や簿記1級を目指している方も、まずは簿記3級の学習から始めるのがおすすめです。

簿記3級では、基礎の部分である「仕訳」や「勘定科目」をメインに学びます。

基礎部分が身についていないと、簿記2級以上の問題を解くのは非常に困難。


資格試験自体は簿記2級から受けても問題ありません。

しかし学習は簿記3級からはじめ、しっかりと基礎を学びましょう。

簿記検定に最短合格するコツ

簿記 最短合格

キャリアアップ転職などにむけて「少しでも早く簿記の資格を取得したい」と考える方は少なくないはず。

そこでここからは、簿記検定に最短合格するコツを紹介します。

・スキマ時間を活用する
・通信講座や無料サイトを使う
・ネット試験を受ける


それぞれ詳しく解説します。

スキマ時間を活用する

短い期間で効率よく学習を進めるためには、毎日勉強時間を確保する必要があります。

しかし仕事や学業で忙しい方は、まとまった時間の確保が難しい日もあるでしょう。


そこで注目したいのは「スキマ時間」です。

移動時間や休憩時間、CMの間など、生活の中にはスキマ時間が溢れています。


スキマ時間で少しずつ簿記の学習を積み重ねて行けば、まとまった時間がとりにくくても効率よく試験合格を目指せるでしょう。

まずは、自分の生活にあるスキマ時間を探してみてください。

通信講座や無料サイトを使う

簿記は独学でも資格取得を目指せますが、効率よく資格の勉強を行いたいならば通信講座や無料サイトの利用がおすすめです。

通信講座や無料サイトを使うメリットは、講義動画を活用できること

テキストを読むだけでは頭に入り切らない内容も、耳を使って学習することでスムーズに理解できるでしょう。


数ある通信講座やサイトの中から、特におすすめの4つを厳選して紹介します。

スタディング

講座●簿記3級合格コース:3,850円
●簿記2級合格コース:19,800円
●簿記3級・2級セットコース:22,000円
●簿記1級合格コース:66,000円
ポイント合格お祝い制度を用意

 
コストパフォーマンス重視
の方におすすめの通信講座は、スタディングです。

特に簿記3級の講座は破格。講義動画だけでなく、テキストや問題集もスマホやパソコンから使えることが、スタディングの魅力です。


スキマ時間を活用した学習を考えている方に、スタディングはぴったりの通信講座でしょう。

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クレアール

講座3級パック Web通信:16,000円
2級パック Web通信:53,000円
1級講義パックWeb通信:132,000円
3・2級講義パック Web通信:50,000円
3・2級マスター Web通信:58,000円
ポイント充実したサポート体制

講義動画だけでなく、質問サービスも用意するクレアール。

質問サービスを使えば、解説を読んでも理解できなかった「問題の解き方」を講師から学ぶことができます。


またクレアールは簿記講座のコース数が豊富

各級の講座だけでなく、2級と3級の資格がまとめて目指せるコースも用意しています。

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フォーサイト

講座●バリューセット1 (2級+過去問解き方講座):36,800円
●バリューセット2 (2級+3級+過去問解き方講座):40,800円
●簿記2級スピード合格講座:31,800円
●簿記3級スピード合格講座 :16,800円
ポイント簿記2級の合格率86.5%

実績を重視したい方には、フォーサイトがおすすめです。

簿記2級の合格率は85%を超えており、全国平均の4倍以上の数字を誇ります。


「合格点主義」のもと作成された教材は、要点が抑えられているため効率よく簿記の学習を進められるでしょう。

テキストがフルカラーであるため、簿記初心者の方も快適に簿記の学習を始められます。

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CPAラーニング

CPAラーニングは会計知識を発信するサイトで、コンテンツの利用が無料

簿記のコンテンツは充実しており、下記の教材が完全無料で利用できます。

・デジタルテキスト
・デジタル問題集
・講義動画
・ネット模擬試験

学習できるのは簿記3級と2級です。

簿記2級は学習範囲が広がるため、つまづく方も少なくありません。

費用をかけずに独学で簿記を学習したいと考えている方でも、無料のサイトならば気軽に使えるでしょう。

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検定はネット試験の利用がおすすめ

日商簿記の試験は2020年12月から始まった、新しいかたちの簿記試験です。

会場を選べる他、試験日や試験時間を選んで試験が受けられます。


ペーパー試験は年に3回しかありませんが、ネット試験はペーパー試験の前後を覗いた期間が全て対象。

学習が終わった自分のタイミングで試験を受けられるため、少しでも早く資格を手に入れたい方にぴったり。

なお日商簿記のネット試験は、合否もその場で確認することができます

仕事に活かすならfpとのダブルライセンスが有利

簿記の資格は経理や事務などの職種に活かせますが、fp(ファイナンシャルプランナー)とのダブルライセンスを狙うことで、活かせる職の幅が広がります。

最後に、簿記と相性の良いfpはどんな資格なのか、またどのような仕事に活かせるのかを解説します。

fp(ファイナンシャルプランナー)とは

fp(ファイナンシャルプランナー)は、お金に関するアドバイスを行う専門家です。

資格取得の学習では、税金の仕組みや年金、社会保障などお金に関わる分野を多岐にわたって学びます。

専門分野だけでなく、一般企業でも資格の取得を推進している場合があり、活躍の場が広い点もfp取得のメリットとして挙げられます。

fpとのダブルライセンスが活かせる仕事

簿記とfpのダブルライセンスを活かせる仕事には、金融・保険などに関わる職が挙げられます。

2つの資格を取れば、企業と個人、どちらのお金の流れについても理解できるでしょう。

知識や理解が深まれば、物やサービスを売る際にも役立てられます。

就職やキャリアアップに資格を活かすのであれば、簿記もfpも2級以上を目指すのがベスト

求人の応募資格も2級以上であることが多いです。


fp2級からは簿記で学習する「仕訳」も登場。

学んだ知識を別の資格取得の勉強に活かせるのは、大きな魅力でしょう。

簿記が活かせる仕事は幅広い!目指すべきは簿記2級以上

簿記の仕事は経理や財務などの他、事務や記帳代行にも活かすことができます。

キャリアアップや仕事に活かすのならば、日商簿記2級以上の資格取得を目指しましょう


簿記2級は難易度が高いと言われる資格ですが、通信講座や無料サイトを賢く利用すれば効率的に学習を進められます。


ぜひ上手く活用して簿記の資格を取得し、仕事に活かしてみましょう!

この記事を監修した人
イノウエ

簿記2級、FP2級、ITパスポートなどの資格を保有。Webライターとして、資格に関するメディアやお金に関するコラムを執筆。資格取得のための勉強のコツや資格の詳細について、詳しく解説します!

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