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エンジニアが簿記の取得を目指すメリット・デメリットは?

簿記

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投稿日:2024年7月19日 | 更新日:2024年07月19日

近年、簿記の資格取得を目指すエンジニアが増えてきています。
一見、二つの関係性は見えませんが、実は簿記の勉強をすることで、エンジニアの仕事に 多くの好影響をもたらすのです。

エンジニアが簿記の学習をすることでどのようなメリットがあるのかをご紹介します。

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エンジニアと簿記との関係とは

ITエンジニアが仕事をしている様子

① エンジニアの仕事とは

エンジニアと一言で言っても、機械系や化学系分野においてのエンジニアではなく、ここでのエンジニアはI Tエンジニアを指します。
I Tエンジニアだけでも多くの職種があり、業務内容も多岐に渡ります。

メジャーな職種ですと、コンピューターのシステム開発において、システムの提案、設計、開発、テストまでの工程全てを担うシステムエンジニア(S E)、S Eが制作した設計書をもとにプログラムを作り、実装までを行うプログラマー、W E B上で利用されるシステムやアプリケーションなどの設計、開発を行うW E Bエンジニアなどが挙げられます。
様々な職種がある中で、特にログラムの設計や開発を行うエンジニアと簿記の知識の相性は良いと言われています。

② 簿記とは何か

簿記とは、企業の日々のお金の取引を記録し、その記録をもとに一定期間ごとに決算を行い、それらを報告書にまとめる業務のことを言います。
そして、これらの業務を 行うのにどの程度の知識を有しているかを測るのが、簿記資格です。

  

 エンジニアが簿記を取得するメリット

エンジニアが簿記を取得してメリットを感じている様子

① 会計システムの構築に役立つ

簿記の記録を取るのも、近年は電子化が進んでいます。
会計処理を行うソフトウェアの開発や会計システムの構築、プログラミングはI Tエンジニアの仕事です。

簿記の知識は、会計システムを構築する上で、クライアントの要望を理解するのに必要になってきます。

②コスト意識が高まる

システムを構築するにも、またアプリケーションを開発するにも費用は発生します。簿記の知識には原価計算や財務諸表など、コスト管理に関わってくるものが多くあります。
社内でのシステム設計や開発コストの見直しに役立つだけでなく、特にフリーランスでエンジニアをしている人にとっては、作業内容と合わせて見積もり金額をクラインアントに提案できるため、営業活動を行う上で大きな強みとなります。

③ エンジニアとしての市場価値が高まる

I T分野の成長により、エンジニア職に就く人は急増しています。
しかしその中で、エンジニアとしてのスキルだけでなく、簿記の資格まで取得している人は、実際にまだ多くはありません。

簿記を取得することでエンジニアとしての付加価値がつき、他のエンジニアとの差別化を図ることができます。

④ ビジネスシーンで役立つ

エンジニアに限らず、多くの職種で簿記の知識はビジネスの場においての理解が深まります。
お金の流れを知ることで、予算の組み立てや管理、またかかった経費の取り扱いなど、エンジニアとしての仕事をしていく中で業務に密接に関わってくるお金の管理を理解することができます。

エンジニアが簿記を取得するデメリット

エンジニアが簿記を取得してデメリットを感じている様子

① 優先順位はエンジニアとしての知識

エンジニアが簿記を取得すること自体にデメリットはありませんが、あくまでも自分のエンジニアのスキルに「付加価値」をつけるという認識を持つことが重要です。
エンジニア業務は職種も含め多岐にわたり、求められるスキルも高難易度のものが増え、エンジニアとしてのスキルでも多くのものを求められます。


簿記を取得することで、自身のエンジニアとしての市場価値が高くなることは間違い無いですが、あくまでもベースのエンジニアとしての実力があった上でのことになります。
エンジニアとしての実力や実績が不足している中で、簿記の資格を取得しても、それは業務に活かせるとは言えず本末転倒です。
エンジニアとして足りない部分があるのであれば、まずはそちらの学習を優先するべきです。

② 経理がI T資格を取得するのは別

I Tエンジニアが簿記を取得するメリットはお伝えしましたが、その逆はどうでしょうか。
実際に簿記の知識と資格を活かした就職というと、金融関連企業での就業や一般企業での会計や経理、総務での就業が多いです。
彼らが行う業務で、エンジニアの知識をつけることが全く無駄とまでは言いませんが、業務に活かされることはあまりなく、I Tエンジニアの知識をつけるまでの労力に対する対価はかなり低いと言えるでしょう。

あくまでも会計や経理での仕事は、作られた会計システムを使いこなすことが重要なのであり、システムそのものの仕組みを知らなければ業務ができないということはないので。

エンジニアが簿記資格を取得するには

簿記資格を取得したエンジニアの人々

 

①簿記資格の概要

簿記資格は1つではなく、主催団体が異なる複数の資格があります。

主要な資格として、日本商工会議所が主催する「日商簿記」、全国経理教育協会が主催する「全経簿記」、全国商業公庫等学校協会が主催する「全商簿記」の3つが挙げられます。
それぞれ主催団体によって特徴がありますが、簿記の中でも一番メジャーなのは日商簿記です。
経理の専門学校に通っている人や、商業高校で取得するといった場合でなければ、簿記資格の取得は「日商簿記」を目指して行なっていくのがベストです。

 

② ビジネスで役立つ簿記レベルは

日商簿記には、簿記初級と、3級〜1級の資格があります。簿記初級の試験範囲は、基本的な仕組みや複式簿記の記入方法など、簿記の中でも初歩的な部分のみになります。
簿記そのものを知るには物足りないレベルではあります。業務に活かす知識を求めるのであれば、3級以上を目指しましょう。

一般的な商業簿記の理解や、会計システムの理解であれば3級の学習内容でも十分とされています。

しかし、会計システムの構築や運用など、業務の中で会計知識を求められ、尚且つエンジニア業務に付加価値をつけるのであれば、2級以上の取得がおすすめです。

日商簿記の3級と2級の大きな違いは、2級から製造業などの工企業で適用される「工業簿記」が試験内容に入ることです。
また、試験内容に関しても、帳簿記入が中心の3級に対して、帳簿の記入だけでなく書かれている帳簿の読み取り、分析、診断までの知識を求められるのが2級になります。
エンジニア業務に並行して活かしていくのであれば、2級の取得を目指しましょう。

③簿記資格の学習方法

簿記資格の合格率は

日商簿記の場合、簿記の合格率は3級が40%〜50%、2級が15%〜30%、1級が10%と言われています。
合格に必要な学習時間は、3級が100時間程度、2級が250時間〜350時間程度、1級は1000時間程度が目安となっています。

主な学習方法

簿記資格を取得するための学習方法には、独学、通信講座、通学性スクールの3つがあります。
それぞれの特徴を挙げると、まず通学スクールの場合、自分と同じ資格を目指す仲間と共にモチベーション高く学習することができます。
学習教材やカリキュラムは独自に研究されたものなので、質は高く、また学習していてわからないところがあった際に、その場で講師に聞くことができるため、学習時間内で身に付く知識の濃度は高いです。

デメリットとしては、カリキュラムの多くは平日の日中に集中して講義を行うものが多く、一部は夜に開講しているものもありますが、就業との両立は難しいものが多いです。
また、資格取得にかかる費用は3つの中で一番高く、目指す取得級にもよりますが1講座10万円前後の費用がかる場合が多いです。

次に、独学ですが、簿記の学習を進めていく上で、一番自由度が高いのは独学です。
かかる費用も、自分にあった簿記の受験対策本を購入し、それを繰り返し解いていくという形になるので、初期投資を抑え働きながら簿記の学習をするには一番始めやすい方法です。

デメリットとしては、全てを自分で進めなければいけないため、わからなことがあった場合も、基本的に全て自分で調べて解決しなければいけません。
その分、他の学習方法と比べると学習時間が多くかかってしまう傾向があります。
また、通信講座の課題提出や通学での課題など、受験日以外に目安になる期限などが無いため、モチベーションや学習スケジュールの維持が、他のものと比べて大変になってきます。

次に、通信講座ですが、メリットとしては通学より自由に自分のペースで学習を進めることができ、教材も通学に匹敵するくらいの高い内容を誇っています
費用も、通学講座の約半分程度のところが多く、数万円前後で講座を受講することができます。
近年は教材だけでなく、動画講義も行なっているところも多く、わからないところがあった際には、メールなどで講師に質問することができる仕組みがあるところがほとんどです。

デメリットとしては、通学よりは割安ですが、学習費用が数万円単位で発生するところ、学習につまずき講師に質問しても、回答を受け取るまでに時間がかかりその場ですぐに問題解決ができないところ、講座によってはあらかじめて講師に質問できる回数が決められており、それ以上の回数を質問する場合は、日を置くか別途サポートをつける必要があるところなどが挙げられます。

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 おすすめの学習方法は

三者三様でメリット、デメリットがありますが、どれを選択するかはその時の自身の環境が大きくなります。
簿記に対する知識がほぼ全くなく、スケジュール的にまとまった期間を学習に充てることが可能で、尚且つ資金的に余裕があるのであれば、手厚いサポートが受けられる通学講座がおすすめです。
反対に、仕事をしながらの取得を目指すのであれば通信講座か独学での取得がおすすめです。

独学の場合、3級であれば全くの初心者でも繰り返し学習することで簿記合格は可能です。
ただし、2級になると試験範囲が広がり、難易度が一気に上がりますので、簿記を全く学んだことが無い人が3級を飛ばして独学で2級取得を目指すのは、かなり厳しい道になります。
独学で3級を取得後、自身で手応えを感じてから2級に切り替えるのが良いでしょう。

あまり簿記に関する事前知識が無い状態で、最初から2級取得を目指す場合は、通信講座やオンラインスクールなどを検討した方が合格率は上がります。
費用面では独学には劣りますが、学習カリキュラムやサポート体制は独学よりも充実しているため、全く簿記の知識がない人が、ある程度スケジュールに余裕を持たせて学習を進めていくにはお勧めです。

必ずしも、この方法でなければいけないということはないので、自分にあった学習プランを選択するのが重要です。

まとめ

まとめを考えている人

ITエンジニア自体の職業人口が急増している中で、他のエンジニアとの差別化を図るために簿記を取得することのメリットは大変大きいです。

しかし学習の中で覚えることが多く、取得するための学習時間がそれなりにかかることから、途中で取得を挫折してしまう人が多いのも事実です。

自分のエンジニアとしてのスキルを高めた上で、さらに付加価値をつけるための手段として認識するのが良いでしょう。

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