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プログラミングとは?できることやおすすめの学習方法を紹介

コンピュータ・Web

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投稿日:2024年1月24日 | 更新日:2024年03月14日

この記事を監修した専門家

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現在、プログラミングスキルが注目されています。

ただ、実際にプログラミングがどういうものかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。

この記事ではプログラミングの概要やできることを解説します。また、おすすめの学習方法についても紹介するのでぜひ参考にしてください。

プログラミングとは?

プログラミングとは、コンピュータへの命令(プログラム)を作成する作業を指します。ここでは、プログラミング初心者がより理解を深めるために、以下の項目について解説します。

  • プログラムが動く仕組み
  • 小学校でも始まったプログラミング教育
  • プログラミングに関連する職種

プログラムが動く仕組み

実は、私たちの身の周りにはさまざまなプログラムが存在しています。身近なものでいえば、スマホのゲームなどもプログラムの1つです。

しかし、コンピュータ(PCやスマホを含む)は人間が使う言葉を理解できるわけではなく「コンピュータが理解できる言葉」というものがあります。プログラミングは、その「コンピュータが理解できる言葉(あるいはコンピュータが理解できる言葉に変換しやすい言葉)」で命令を作成する作業を指します。

最近のスマホでは「Hey Siri!」や「OK!Google!」というように人間の言葉で命令をすれば適切な回答を返してくれますが、それらも直接人間の言葉を理解しているわけではなく、人間の言葉をコンピュータが理解できる言葉に変換した上で処理をしているというわけです。

小学校でも始まったプログラミング教育

プログラミング初心者の人は「プログラミングを学習してもプログラムが書けるようになるか不安」という人も多いでしょう。しかし、プログラムを書くこと自体は決して難しいことではありません。ただし、「何らかの処理をするために最適な順序を考える」という物事の考え方を身につける必要があります。

そのため日本でも2020年に小学校でプログラミング教育が必修化されており、プログラム作成はもちろん、物事を解決するために必要な論理的思考力コンピュータの活用力を学習しています。

プログラミングに関連する職種

プログラミングを身につければ、さまざまな職種に就けます。ここではプログラミングに関連するおすすめの職種を紹介します。

職種名主な仕事内容
プログラマー設計書や仕様に基づきアプリケーションやゲームなどのプログラムを作成する。
システムエンジニアプログラマーの上位職種。主に要件定義や基本設計といった上流工程と呼ばれる部分を担当する。会社やプロジェクトによってはプログラムを作成することもある。
Webエンジニア主にWebアプリケーションの開発を担当する。Webエンジニアも「フロントエンドエンジニア」や「バックエンドエンジニア」に細分化可能。
データサイエンティスト大量のデータを統計学や情報工学などを元に分析し、ビジネスや社会問題の解決などに役立てる。

プログラミングでできることは?

プログラミングをマスターすれば、さまざまなものを創り出すことが可能です。ここでは、プログラミングでできることとして次の6つを解説します。

  • WebサイトやWebアプリケーションの開発
  • スマホアプリの開発
  • デスクトップアプリケーションの開発
  • ゲーム開発
  • 家電製品など電子機器の制御
  • AIおよびロボット開発

WebサイトやWebアプリケーションの開発

プログラミングを行えば、私たちが普段利用しているSNSやECサイトなどといったWebサイトやWebアプリケーションを開発できます。代表的なものは次のとおりです。

  • Google
  • X(旧Twitter)
  • Amazon
  • 楽天

なお、前述したとおりWebアプリケーション開発はフロントエンドとバックエンドに分けられます。必要なプログラミングスキルも異なる点には注意しましょう。

スマホアプリの開発

スマホアプリ(スマホゲーム含む)もプログラミングによって開発されているものの1つです。代表的なスマホアプリは次のとおりです。

  • LINE
  • Instagram

スマホアプリは、主にiOS版(iPhoneやiPadなどapple社のデバイス)とAndoroid版に分かれ、それぞれによって利用可能なプログラミング言語や開発環境が異なります。なお、最近ではUnityなどのように1つのプログラムで複数のOSに対応できるクロスプラットフォーム開発という手法も注目されています。

デスクトップアプリケーションの開発

PCで利用可能なデスクトップアプリケーションもプログラミングによって開発されています。

スマホが普及した現在であっても、動画編集や画像加工はPCで行うという人も多いのではないでしょうか。それらのPC専用アプリもプログラムによって作られています。

ゲーム開発

任天堂社のSwitchやソニー・インタラクティブエンタテインメントのPlayStationなどで遊べるゲームソフトの開発もプログラミングが必要です。

一見実写のようなゲームも増えましたが、それらはゲームエンジンというものを活用しており、初心者であっても以前と比較するとあまり学習コストをかけずに開発ができるようになっています。

家電製品など電子機器の制御

私たちが毎日利用している冷蔵庫や洗濯機をはじめ、医療用機器やウェアラブルデバイスなどもプログラミングによって動いているものの1つです。

特に医療用電子機器などは、不具合が命に直結するため、高い品質が求められます。

AIおよびロボット開発

AIやロボット開発もプログラミングが必要です。

昨今ChatGPTなどの生成AIが注目されていますが、そのようなAIサービスもプログラムによって生み出されています。また、工場などで利用される産業ロボットはもちろん、飲食店などで見かける接客ロボットもプログラミングで制御されているのです。

これから学びたいプログラミング言語は?

現在、世界には250を超えるプログラミング言語が存在するといわれています。

ここでは初心者が学習しやすいプログラミング言語や、身につけておきたいおすすめのプログラミング言語として、次の6つを紹介します。

  • Python(パイソン)
  • Java(ジャバ)
  • PHP(ピーエイチピー)
  • Ruby(ルビー)
  • Rust(ラスト)
  • Go(ゴー)

Python(パイソン)

Python(パイソン)は、現在高い人気を集めるプログラミング言語の1つです。

汎用性の高さとフレームワークやライブラリ(頻繁に利用されるプログラムをパッケージ化したもの)の豊富さが特徴であり、さまざまな用途に利用可能です。特にWebアプリケーション開発やAI開発に強く、Pythonを利用するプロジェクトが増加しています。

さらにPythonはシンプルな構文や簡単に動作を確認できるなど、学習コストも低いため初心者におすすめしたい言語といえます。

Java(ジャバ)

Java(ジャバ)も人気が高く、豊富な案件をもつプログラミング言語です。

Javaは、Webアプリケーションはもちろん、PC向けやスマホアプリ開発など、不得意分野が少ないという特徴をもっています。また、WindowsやLinuxといった環境に左右されることなく動作する点もJavaがもつ特徴です。

ただし「オブジェクト指向」など、初心者には少し難易度が高い考え方を必要とするのは事実です。

学習してJavaを習得すれば、エンジニアとしても大きな武器となるでしょう。

PHP(ピーエイチピー)

PHP(ピーエイチピー)はWebサイトやWebアプリケーションの開発を得意とするプログラミング言語です。

Webサイトを簡単に開発できるWordPressもPHPでつくられており、カスタマイズ案件など豊富です。数あるプログラミング言語の中でも学習しやすいため、初心者にもおすすめしたい言語の1つです。

Ruby(ルビー)

Ruby(ルビー)は日本人エンジニアであるまつもと ゆきひろ氏が開発した国産プログラミング言語です。

ストレスなくプログラミングを楽しむことを重視して開発されたRubyは、文法がシンプルであり短いコードで処理できる点が特徴です。また、RubyのフレームワークであるRuby on Railsを活用すれば、手間をかけずにWebアプリケーションを開発できるため、世界的にも人気が高い言語です。

さらに日本人にとっては、Rubyに関する日本語の書籍やサイトも多く、情報収集しやすい点も嬉しいポイントといえるでしょう。

Rust(ラスト)

Rust(ラスト)の特徴は次のとおりです。

  • 処理速度が速い
  • 安全性が高い
  • 並列処理が得意

そのため、大規模なシステム開発で採用されることが多いプログラミング言語といえます。Rustは他の言語と比較すると新しい部類に入りますが、今後シェアを拡大していくことが予想されます。

Go(ゴー)

Go(ゴー)はGoogle社のエンジニアが開発したプログラミング言語です。

Webアプリケーションやスマートフォンアプリの開発を得意としており、シンプルに書けるのが特徴です。

初心者におすすめのプログラミング学習方法4選

プログラミングをマスターしたい人に向けて、初心者におすすめしたい学習方法として次の4つを解説します。

  • 書籍を使い独学でプログラミングを勉強する
  • 学習サイト(Progateなど)を使い独学でプログラミングを勉強する
  • 無料スクールでプログラミングを勉強する
  • 有料スクールでプログラミングを勉強する

書籍を使い独学でプログラミングを勉強する

1つ目は書籍を使い独学で学習する方法です。

最近ではITエンジニアという職種が注目されていることもあり、さまざまなプログラミングの書籍が発売されています。書籍はプログラミングの全体像や体系的な知識を身につけるために有効です。ただし、独学となってしまうため不明点や疑問点を1人で解消する必要がある点には注意しましょう。

学習サイト(Progateなど)を使い独学でプログラミングを勉強する

2つ目はProgateなどの学習サイトを使い独学で学習する方法です。

学習サイトは動画やスライド形式でプログラミングを学べるため、初心者でも理解しやすいのが特徴です。また、多くの学習サイトはお試し期間や無料会員として利用することで内容を確認できる点も嬉しいポイントといえるでしょう。

注意点としては、プログラミング本での学習と同様につまずいたときに自力で解決しなければならない点です。プログラミング未経験者が基礎を学ぶためには、おすすめの学習方法といえます。

無料スクールでプログラミングを勉強する

3つ目は無料スクールでプログラミングを勉強する方法です。

プログラミングスクールには無料で通えるところもあります。一般的な無料スクールはプログラミングスキルの学習だけではなく、スクールが提携した企業への就職や転職も可能です。費用をかけずにプログラミングを習得したい人、エンジニアになりたい人にはおすすめの学習方法といえます。

有料スクールでプログラミングを勉強する

4つ目は有料スクールでプログラミングを勉強する方法です。

有料スクールは無料スクールとは異なり、学習サポートやキャリアサポートが充実していたり、現役エンジニアである講師からプログラミングを学べたりする点が特徴です。また、さまざまなコースを提供しているため、自分自身の目標実現に近づきやすいといえるでしょう。さらにオンライン形式のスクールに通えば、日常生活のちょっとしたすきま時間に学習できるため、効率的にプログラミングを学ぶことが可能です。

費用は高額であることが多いですが、厚生労働省の教育訓練給付制度や経済産業省のリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業に認定されたスクールやコースに通えば、受講料の最大70%が給付されます。

プログラミングを学習しよう

この記事ではプログラミングの概要やできることをはじめ、おすすめの学習方法について解説しました。

プログラミング学習は、すでに小学校などの教育現場でもスタートしており、ITエンジニアのものだけではなくなりつつあります。将来的にITエンジニアを目指す人はもちろん、IT業界とは関係がない人にとってもプログラミングスキルは大きな武器となるはずです。

学習方法として紹介したように、書籍や学習サイトを活用すれば今すぐにプログラミング学習をはじめられます。その中で「プログラミングって楽しいな」あるいは「本格的にプログラミングスキルを学習したいな」と感じた人は、スクールでプログラミングを学習してみてはいかがでしょうか。

この記事を監修した人
tomo_2017

情報工学系の大学を卒業後、国産パッケージソフトウェアの 開発・販売を行う企業にてシステムエンジニアとして、 約7年ほど働いておりました。

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