PR
投稿日:2024年7月25日 | 更新日:2024年07月25日
この記事を監修した専門家
WordPressという言葉を聞いたことがある人も多いかと思います。
しかし、以下のような疑問をお持ちではないでしょうか。
- WordPressで何ができるのかわからない。
- テーマやプランなどいろんな種類があるようだけどどれを選べばよいの?
そこで今回はWordPressの概要をはじめ、テーマやプランの種類について解説します。
おすすめのプラグインなども紹介するためぜひ最後までご覧ください。
編集部おすすめ
プログラミング おすすめ講座
WordPress(ワードプレス)とは
ここではWordPress(ワードプレス)を理解するために、以下の2つを解説します。
- 概要
- WordPress(ワードプレス)のシェア
概要
WordPress(ワードプレス)とは、コンテンツマネジメントシステム(content management systems)という種類に属するソフトウェアです。
コンテンツマネジメントシステムは、その頭文字をとり「CMS」と呼ばれることもあります。
Webサイトをゼロから開発するためには、以下のような技術要素を習得する必要があります。
- HTML/CSS
- JavaScript
- バックエンド系プログラミング言語 (Java/PHP/Python など)
また、記事をアップするためにはサーバーの構成や仕組みなども学ばなければなりません。
ITエンジニア以外がこのような作業を担当するのは、かなりハードルが高いことだといえます。
CMSはこのような課題を解決するためのソフトウェアです。
CMSを使えば前述した専門知識を有していない人も、ホームページやブログサービスの記事を簡単に新規作成したり、更新できるようになります。
つまり、ITエンジニア以外もWebページの管理が可能となるのです。
WordPress(ワードプレス)のシェア
W3Techsの調査によれば、WordPressはCMS市場で63%という突出したシェアを獲得しています。
また、すべてのWebサイトに対するシェアも43.1%と非常に大きなシェアを有しているのです。
WordPressは企業のホームページなどにも利用されるケースが多く、カスタマイズ案件も豊富です。
ITエンジニアとしてはスキルを身につけておいて損はないソフトウェアといえるでしょう。
WordPress(ワードプレス)の使い方は2種類ある
WordPressは2種類の使い方があります。ここではそれぞれの使い方と違いについて解説します。
- 種類1 WordPress.com (WPが提供するサービスを利用)
- 種類2 WordPress.org (サーバーにインストール)
- 「com」と「org」の違い
種類1 WordPress.com (WPが提供するサービスを利用)
1つ目の種類は、WordPress.comを利用するというものです。
WordPress.comは、米国のAutomattic社が運営しているWordPressのホスティングサービスです。
なお、このAutomattic社はWordPressの共同創始者であり開発者が起業した会社であるため、安心して利用できるでしょう。
日本でいえばアメーバブログのようなもので、アカウントを作成すればすぐにWebサイトを作成できます。
種類2 WordPress.org (サーバーにインストール)
2つ目の種類は、WordPress.orgを利用するというものです。
こちらの種類はWordPress.orgよりソフトウェアをダウンロードし、サーバーにインストールして使います。
なお、一般的には以下のようなレンタルサーバーサービスを契約すれば、管理画面などから簡単にインストールできるようになっています。
「com」と「org」の違い
WordPress.comとWordPress.orgという2種類の違いはさまざまあります。
ただ、一般的にはWordPress.orgを使うケースが多いようです。
なぜならば、WordPress.comは収益化の方法が限定されていたり、カスタマイズの幅が狭いからです。
また、無料プランの場合はSEO的な観点でもやや弱いといわれています。
一方でWordPress.orgはアフィリエイトや広告などさまざまな方法で収益化が可能です。
カスタマイズなども自由であり、幅広い運用ができます。
そのため、収益化を検討している人やカスタマイズなどをしたい人はWordPress.orgを、手軽に情報発信したい人はWordPress.comを選択するとよいでしょう。
WordPress(ワードプレス)のテーマも2種類ある
WordPressはテーマという機能があります。
テーマとは、WordPressによって作成されるWebサイトのデザインを設定できる機能です。
テーマを設定もしくは変更することによって、Webサイトの外観を一括変更できます。
また、SEO対策(検索エンジンで上位に表示されやすくなる)やレスポンシブデザイン対応(パソコンやスマートフォンなど画面によって動的に最適化される)などもテーマによって変更可能です。
なお、このテーマですが以下の2種類が存在します。
- WordPressの無料テーマ
- WordPressの有料テーマ
WordPressの無料テーマ
1つ目の種類は無料テーマです。
無料テーマといっても、デザインは洗練されており、SEO対策やレスポンシブデザインに対応したものも少なくありません。
人気が高い無料テーマは次のとおりです。
費用をかけずにWordPressをスタートしたい人は、無料テーマを活用しましょう。
WordPressの有料テーマ
2つ目の種類は有料テーマです。
有料テーマはテーマを購入することで利用できます。
有料テーマは数千円~2万円程度が相場であるため、手軽に始めたい人にとっては相応のコストとなるでしょう。
しかし、カスタマイズの自由度やメンテナンス性では有料テーマの方が優れています。
人気が高い有料テーマは次のとおりです。
検索上位を狙いたい人、収益化にこだわりたい人は購入を検討しましょう。
WordPress(ワードプレス)のプラン種類を解説
前述したWordPress(.com)には複数の種類にわたるプランが用意されています。
ここでは、それらのプランを紹介します。
- 種類1.無料プラン
- 種類2.パーソナルプラン
- 種類3.プレミアムプラン
- 種類4.ビジネスプラン
- 種類5.コマースプラン
- 種類6.エンタープライズプラン
種類1.無料プラン
無料プランは、その名前のとおり0円で利用可能です。
無料とはいえページ数は無制限であり、さまざまなテーマなども選択可能です。
もちろん、総当たり(ブルートフォース)攻撃などへの対策もされており、セキュリティ的にも安心して利用できます。
ただし、サポートなどが受けられない点は注意が必要です。
種類2.パーソナルプラン
パーソナルプランは、無料プランに加えて主に以下のような機能が追加されたものです。
- 無料ドメイン(1年間)
- 広告が非表示となる
- メールによるサポート
料金は500円/月(年間一括払いの場合は6,000円)となっています。
カスタムドメインを利用したい人、あるいはコストを抑えたい人にはおすすめのプランといえるでしょう。
種類3.プレミアムプラン
プレミアムプランは、パーソナルプランに加えて主に以下のような機能が追加されたものです。
- ライブチャットサポート(英語のみ)
- プレミアムテーマ
- WordAdsによる収益化
- 4K動画プレーヤーの利用
料金は900円/月(年間一括払いの場合は1万800円)となっています。
今回紹介する種類の中で、特に人気が高いプランであり、収益化を検討している人にはおすすめです。
種類4.ビジネスプラン
ビジネスプランは、プレミアムプランに加えて主に以下のような機能が追加されたものです。
- プラグインとテーマのインストール
- WAF(Webアプリケーションファイヤーウォール)の利用
- グローバルCDNの利用
- リアルタイムバックアップ
料金は2,900円/月(年間一括払いの場合は3万4,800円)となっています。
高いセキュリティとプラグインなどによる機能拡張が魅力であるため、そのプラン名のとおりビジネス用途に適しています。
種類5.コマースプラン
コマースプランは、WordPressでECストアを運営したい人にはおすすめです。
種類6.エンタープライズプラン
エンタープライズプランは、企業向けであり厳しいセキュリティ基準と高いパフォーマンスが魅力です。
年間2万5,000ドルから利用可能であり、多くの大企業が利用しています。
WordPress(ワードプレス)のおすすめプラグイン
WordPressはプラグインという機能があります。
このプラグインを活用すれば、さまざまな機能を簡単に拡張可能です。
ここではおすすめしたいプラグインを紹介します。
- お問い合わせフォームプラグインを簡単に作れるContact Form 7
- ノーコードでページを作成できるElementor Website Builder
- SEOを向上できるYoast SEO
- スパムコメントやコンタクトをブロックするAkismet Anti-spam: Spam Protection
- セキュリティをアップするReally Simple SSL
お問い合わせフォームプラグインを簡単に作れるContact Form 7
Contact Form 7は、複数種類のコンタクトフォーム(お問い合わせ画面)を管理できるプラグインです。“““““““11122223333333333eeewwwwwweeesssssq
柔軟なカスタマイズ性もあり、Ajax によるフォーム送信やCAPTCHAにも対応しています。
2023年10月現在、インストール数は500万を超える人気プラグインの1つです。
ノーコードでページを作成できるElementor Website Builder
Elementor Website Builderは、ノーコードでWordPressのページを生成できます。
HTMLなどの知識がなくても「ブロック」を組み合わせていくだけでWordPressのページを作れるため、高い支持を得ています。
こちらも500万回以上インストールされた人気プラグインの1つです。
SEOを向上できるYoast SEO
画像出典:WordPress
Yoast SEOはWordPressのSEO対策をサポートするプラグインです。
このプラグインを利用すれば、WordPressで作成したページの検索順位のアップが期待できます。
なお、Yoast SEOは無料版と有料版という2種類があり、1ページあたりのキーワードスやサポート内容などが異なります。
スパムコメントやコンタクトをブロックするAkismet Anti-spam: Spam Protection
Akismet Anti-spam: Spam Protectionは、スパムコメントなどを問合せフォームでブロックするためのプラグインです。
このプラグインはサイトのコメントなどをチェックし、悪意があるコンテンツをフィルタリング可能です。
セキュリティをアップするReally Simple SSL
画像出典:WordPress
Really Simple SSLは、簡単にWordPressのサイトをSSL(HTTPS)化できるプラグインです。
現在、SSL化していないWebページは検索サイトからも低評価を受けてしまいます。
しかし、手作業で対応するのはかなり時間を要します。
手軽にSSL化したい人におすすめのプラグインです。
WordPress(ワードプレス)を活用しよう
今回はWordPressの概要や使い方に加えて、プラン種類などを解説しました。
WordPressはホームページやブログサービスを簡単に立ち上げることができる便利なソフトウェアです。
WordPressを使えば、専門的な知識をもたなくても情報発信やECストアの運営にチャレンジできます。
また、全世界のWebサイトに対して43%を占めるWordPressは、カスタマイズやプラグイン開発などさまざまな案件が豊富です。
そのため、ITエンジニアとしても身につけておきたいスキルの1つといえます。
この記事を参考にWordPressのさまざまな種類を把握し、趣味やビジネスに活用してみてはいかがでしょうか。
編集部おすすめ
プログラミング おすすめ講座