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投稿日:2024年8月7日 | 更新日:2024年08月07日
AIに興味がある方は、G検定の取得がおすすめです。
G検定ではAIやディープラーニングに関する知識が問われるため、資格取得を通じてAI関する基礎知識が身につきます。
しかし、なかには下記のような疑問を感じている方もいます。
「G検定の過去問は入手できるのか」
「過去問以外ではどうやって対策すればよいのか」
そこで、本記事ではG検定の過去問や勉強方法について解説します。
AIやディープラーニングに関する知識を持った人材の需要は高まっているので、興味がある方はぜひ参考にしてください。
G検定とは
G検定(ジェネラリスト検定)とは、一般社団法人ディープラーニング協会が実施している検定試験です。
資格取得を通じて、ディープラーニングに関する基礎知識や事業でAIを実用できるスキルが身につくでしょう。
AIやディープラーニングの技術は医療や金融・自動運転など様々な場面で実用化が進んでいるため、今後もAIやディープラーニングのスキルを持った人材が求められています。
G検定は受験資格がなく誰でも試験が受けられるので、AIやディープラーニングに興味がある方はぜひ挑戦しましょう。
そもそも過去問は販売されているのか
G検定の過去問は販売されておらず、書店やAmazonなどで購入ができません。
以前、ディープラーニング協会に無断で過去問が販売されていましたが、販売差し止め措置が取られており冊子の過去問は入手できないでしょう。
しかし、公式サイトでは過去に出題された試験問題の一部が掲載されているため、問題の形式や内容などは公式サイトから確認できます。
さらに、模擬試験などにより試験に近い形式で対策ができるので、G検定の試験に挑戦する方はぜひ活用しましょう。
G検定の例題
ここでは、G検定の試験で出題された問題について紹介します。
G検定の資格取得を考えている方は、試験の出題形式や問題の内容を確認しましょう。
また、詳しく知りたい方は公式サイトも併せて確認してください。
人口知能とは
AI研究には過去に2度のブームが起こり、現実的な進展が周囲の過剰な期待に追いつかず、それらのブームは終焉を迎えた。第2次AI ブームで登場し、第1次AIブームの時代に比べて適用範囲は広がったものの、知識を明示的な形で記述することの難しさがネックとなってしまったものとして、最も適切な選択肢を1つ選べ
Aディープラーニング
Bコグニティブコンピューティング
C機械学習
Dエキスパートシステム
機械学習の具体的手法
重回帰分析の例として、最も適切な選択肢を1つ選べ
A今日の株価から明日の株価を予測し、その結果から明後日の株価を予測する
Bポイントカードのユーザ情報に記録された購買記録から、顧客の嗜好性をグループ分けする
C出店予定の小売店舗の売上高を、地域の人口、店舗面積、販売品目数から予測する
Dアンケートに含まれるたくさんの項目を 2つの分析軸に集約して分析する
ディープラーニングの手法
コンピュータによる画像中の物体認識の精度を競う国際コンテストILSVRC にて、2015年にMicrosoft社が開発し、人間に勝るとも劣らない認識率を示したと報告され大きな話題となったスキップ結合を特徴とするモデルとして、最も適切な選択肢を1つ選べ
A ResNet
B AlexNet
C ZFNet
D VGGNet
G検定の過去問の代用方法3選
過去問の代用としては、次の3つがおすすめです。
・AVILEN「G検定スキルチェックテスト」
・キクガク「G検定対策テスト」
・スキルアップAI「G検定対策アプリ」
G検定は過去問の販売がされていませんが、模擬試験やアプリなどがリリースされているためぜひ活用しましょう。
過去問代用AVILEN1.「G検定スキルチェックテスト」
過去問の代用として、AVILENの「G検定スキルチェックテスト」の活用がおすすめです。
G検定スキルチェックテストでは現時点の自分のレベルを計ることが可能で、AIや機械学習・ディープラーニングの知識の定着を確認できます。
解説をダウンロードするには無料登録が必要ですが、自分のレベルを客観的に理解できるためスキルチェックテストはぜひ活用しましょう。
過去問代用キクガク2.「G検定対策テスト」
G検定の対策として、キクガクの「G検定対策テスト」も活用できます。
キクガクの「G検定対策テスト」は無料登録することで対策テストが入手可能なため、過去問の代用として使用できます。
対策テストはシラバスに沿って作成されており、自分の知識の確認としても利用できるでしょう。
また、無料のeラーニングを実施しているので、興味がある方はぜひ活用しましょう。
過去問代用3.スキルアップAI「G検定対策アプリ」
模擬試験ではありませんが、スキルアップAIがリリースしている「G検定対策アプリ」の活用もおすすめです。
アプリはAI学習プログラムを提供している会社が開発しており、アプリの問題集320問と充実した内容となっています。
利用するには費用がかかりますが、試験対策としてアプリの活用は有効なのでぜひ検討しましょう。
過去問以外のおすすめ勉強方法4選
G検定の勉強方法は、次の4つです。
・テキストを読みこむ
・問題集を繰り返し解く
・模擬試験を利用する
・アプリを活用する
G検定は難易度が高い資格ではありませんが、対策なしでの合格は難しいでしょう。
自分に合った勉強方法を実施して、試験対策を行ってください。
テキストを読みこむ
G検定の勉強では、テキストを活用して知識をインプットしましょう。
知識をインプットするには、テキストを繰り返し読むことが重要です。
初心者の方は見慣れない用語が多く最初は苦戦する可能性がありますが、繰り返し読むことで用語がインプットされやすくなります。
そのため、テキストを読む際は時間をかけて読むのではなく、素早く読んで繰り返すことを意識しましょう。
また、G検定では公式テキストが販売されているため、試験に挑戦する方は公式テキストを活用することがおすすめです。
問題集を繰り返し解く
G検定の勉強では、テキストだけでなく問題集の活用も重要です。
資格の勉強ではテキストのみでは知識が定着しづらく、問題集を活用することで知識が身につきやすくなります。
試験でも制限時間内に問題に解答する必要があり、試験対策としても問題集を解くことが有効な手段といえるでしょう。
そのため、ある程度テキストの学習が進んだら問題集を解くことを心がけてください。
G検定の対策では、テキストと問題集のバランスを意識しながら試験勉強を進めるとよいでしょう。
過去問代わりに模擬試験を活用する
G検定の試験対策では、模擬試験の活用も有効な手段です。
模擬試験では試験に近い形式で出題され、自分のレベルや苦手な分野などを客観的に分析できます。
また、G検定では過去問が販売されていないため、模擬試験を活用して出題傾向や出題形式を分析するとよいでしょう。
G検定の模擬試験は無料で実施できるものもあるので、受験する方はぜひ挑戦してください。
過去問代わりにアプリを活用する
G検定の試験対策では、アプリの活用もおすすめです。
アプリを活用すれば、スマートフォンやタブレットを活用して試験対策ができます。
電車での移動中や休憩時間など隙間時間も使えるので、忙しい社会人でも試験対策がしやすくなるでしょう。
アプリでは一問一答形式で出題されるため、隙間時間でも効率よく問題が解けるようになっています。
試験勉強の時間が取りづらい方は、アプリも活用して試験対策しましょう。
G検定の概要
G検定に挑戦する方は、試験の概要を押さえておきましょう。
G検定ではAIやディープラーニングに関する専門知識が求められる試験のため、出題形式や出題範囲を確認して試験対策を行うことがおすすめです。
受験資格と受験料
G検定は、受験資格がなく誰でも受験が可能です。
そのため、年齢や職業を問わず多くの方が受験しています。
また、受験料は次の通りです。
一般:13,200円(税込)
学生:5,500円(税込)
G検定では学割があるため、学生の方はお得に受験できます。
さらに、他にも割引があるので受験する方は公式サイトを確認しましょう。
出題形式
試験の出題形式は、次の通りです。
・試験時間:120分
・知識問題:多肢選択式
・出題数:200問程度
・試験形式:オンラインで実施
G検定は、120分で200問前後の問題に解答する必要があるため、スピードが求められる試験といえるでしょう。
そのため、実務経験があっても準備なしで試験に挑戦することは望ましくありません。
また、G検定の試験はオンラインで実施している点が特徴です。
オンライン試験では試験会場に行く必要がなく自宅からでも受験ができ、試験会場まで移動しなくてよいメリットなどがあるでしょう。
出題範囲
G検定の出題範囲は、次の通りです。
・人工知能(AI)とは
・人工知能をめぐる動向
・人工知能分野の問題
・機械学習の具体的手法
・ディープラーニングの概要
・ディープラーニングの手法
・ディープラーニングの社会実装に向けて
・数理・統計
G検定は難易度が高い資格ではありませんが、AIに関する様々な分野から出題されるため、対策をした上で試験に臨むことがおすすめです。
特に、初心者の場合は見慣れない用語が多く最初は苦戦する可能性があり、念入りに対策をしなければなりません。
また、試験の出題範囲は変更する可能性があるので、G検定を受験する方は事前に出題範囲を確認しましょう。
合格率と難易度
開催回 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2022年第1回 | 6,760 | 4,198 | 62.10% |
2022年第2回 | 6,398 | 3,917 | 61.22% |
2022年第3回 | 7,502 | 4,964 | 66.17% |
2023年第1回 | 7,150 | 4,705 | 65.80% |
2023年第2回 | 3,052 | 2,075 | 67.99% |
2023年第3回 | 4,518 | 3,106 | 68.75% |
2023年第4回 | 3,309 | 2,390 | 72.23% |
G検定の合格率は60〜70%であり、難易度はAIに関連する資格のなかでは簡単だといえます。
しかし、試験では専門用語が出題されており、初心者の方がいきなり解答することは困難でしょう。
そのため、G検定に挑戦される方は公式テキストや問題集を活用して、入念に対策することがおすすめです。
G検定のメリット
G検定に挑戦するメリットは次の3つです。
・知識が身につく
・転職や就職に有利
・JDLAの交流会に参加できる
G検定はメリットがたくさんある資格のため、興味を持った方はぜひ挑戦しましょう。
知識が身につく
G検定に挑戦する大きなメリットは、AIやディープラーニングに関する知識が身につく点です。
資格学習では専門知識を体系的に学べるため、AIやディープラーニングに関する正しい知識が身につき仕事の場面でも役に立つでしょう。
また、資格を取得する目標を立てることでモチベーションが維持しやすく、効率的に知識が身につくメリットがあります。
G検定はAIに関する実装スキルが身につくわけではありませんが、AIの基礎的な部分が学べるので初心者の方におすすめです。
転職・就職に有利
転職や就職に有利になる点も、G検定を取得する大きなメリットといえます。
G検定を取得すれば、AIやディープラーニングに関する知識を持っていることを客観的に証明が可能で、転職や就職でもアピールできるでしょう。
特に、未経験からAIに関連する業界を目指す方は実績がないため、資格を取得して知識や熱意をアピールすることがおすすめです。
G検定は合格率が高くAI関連資格のなかでも難易度は比較的易しいので、初心者でも挑戦しやすい資格です。
未経験からAI業界に転職や就職を考えている方は、ぜひG検定の取得を目指しましょう。
JDLAの交流会に参加できる
G検定に合格するとディープラーニング協会(JDLA)の交流会に参加できるメリットがあります。
JDLAはAIのコミュニティであるCDLEを運営しており、G検定に合格するとコミュニティへの参加が可能です。
CDLEは7万人以上が参加している日本最大級のAIコミュニティであり、情報交換や交流が頻繁に実施されているため自分の知見を深められるでしょう。
さらに、コミュニティでは、過去のG検定の合格者だけでなく、JDLAが主催している他の資格保持者も参加可能なので様々な方と交流できます。
AIに関する情報収集をしたい方やAIの専門家と交流をしたい方にもG検定はおすすめです。
G検定の過去問まとめ
G検定は、AIに関する基礎的な知識が身につけられる資格で初心者の方におすすめです。
G検定は過去問が販売されていませんが、試験の公式サイトに過去問の一部が掲載されているため気になる方は事前に確認しましょう。
また、過去問の代わりに模擬試験やアプリなどを活用して試験対策ができるため、資格取得を目指す方はぜひ活用してください。
AIの知識を持った人材の需要は今後も高まると予想されているので、AIに興味がある方はぜひG検定に挑戦しましょう。