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投稿日:2024年3月7日 | 更新日:2024年04月05日
IT関連の資格として情報セキュリティマネジメント資格とITパスポート資格があります。どちらもITの基礎的な内容を学べる資格なので取得しているとメリットがあります。
情報セキュリティマネジメント資格とITパスポート資格の違い、難易度や試験概要を紹介するので、どちらの資格試験を受験しようか迷っている人は参考にしてください。
※この記事は2023年9月現在の情報となっております。
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情報セキュリティマネジメント資格とITパスポート資格の違いとは?難易度や合格率も紹介
情報セキュリティマネジメント資格とITパスポート資格はIT活用関連の資格ですが、試験の内容など異なる点も多いです。それぞれの試験の概要や違いを確認してどちらの試験を受験するかの参考にしてください。
情報セキュリティマネジメント試験概要
情報セキュリティマネジメント試験は令和5年4月より試験内容の変更があっているので、それ以前に試験を受験したことがある人は変更点も確認してください。
- 試験時間:120分
- 出題形式:多肢選択式60問
- 基準点:科目A・B 1000点満点総合評価点600点
- 実施時期:随時
情報セキュリティマネジメント試験は科目Aと科目Bからの出題で120分の試験時間で60問を解答します。基準点は全体の6割なので、勉強する時間を確保しコツコツと学習できれば合格を目指せる試験です。
多肢選択式で記述式問題がないため試験対策がしやすいというメリットも。
参照元:令和5年度情報処理技術者試験情報処理安全確保支援士試験案内書
参照元:情報処理技術者試験情報処理安全確保支援士試験 試験要綱
情報セキュリティマネジメント試験の難易度と合格率
情報セキュリティマネジメント試験の直近の合格率は以下のとおり。いずれも受験時期を問わず平均的な合格率となっています。
【令和5年度 情報セキュリティマネジメント試験合格率】
- 4月:76.2%
- 5月:78.2%
- 6月:72.4%
- 7月:73.3%
- 8月:75.7%
4月から8月までの年度合計合格率は75.1%です。
令和5年4月から8月の情報セキュリティマネジメント試験の合格率は、どの月でも7割以上の合格率となっています。IT関連の資格試験のなかでも比較的手がつけやすい試験とわかる結果です。
しかし、専門的な内容の試験なので対策は十分におこないましょう。
参照元:情報処理技術者試験(情報セキュリティマネジメント試験) 推移表
ITパスポート試験概要
ITパスポート試験はIT関連などの業種を問わずにどの業種の人にも対応している資格試験で、ITの基本的な内容を学べます。IT関連の資格を取得したい人が最初に受験を検討する試験の1つです。
- 試験時間:120分
- 出題数:100問
- 合格基準:1,000点満点中600点以上
100問の問題を120分の試験時間内に解く試験で、情報セキュリティマネジメント資格試験と比べると出題数が多いです。合格基準は情報セキュリティマネジメント試験と同様の6割以上なので、自分に合った勉強法を選べれば合格できるといえるでしょう。
ITパスポート試験の難易度と合格率
ITパスポート試験の年度ごとによる合格率は以下のとおり。近年の方が合格率があがってきている印象です。
情報処理技術者試験(ITパスポート試験)推移
- 平成23年度:40.7%
- 平成24年度:41.0%
- 平成25年度:47.6%
- 平成26年度:47.9%
- 平成27年度:47.4%
- 平成28年度:48.3%
- 平成29年度:50.4%
- 平成30年度:51.7%
- 令和元年度:54.3%
- 令和2年度 :58.8%
- 令和3年度 :52.7%
- 令和4年度 :51.6%
- 令和5年度 :51.6%(4月~8月)
ITパスポート試験の合格率を見ると平均して50%前後の合格率です。問題や受験者によって合格率は変わりますが、半数程度の人が合格していることを考えると難易度は極端に高くないので受験しやすい試験といえます。
どの業種の人でも手がつけやすいIT分野の内容なので、取得を目指すとよいです。
情報セキュリティマネジメント資格とITパスポート資格を持っているメリット
情報セキュリティマネジメント資格とITパスポート資格を持っているとメリットがあります。具体的なメリットを資格ごとにピックアップ。
情報セキュリティマネジメント資格を持っているメリット
情報セキュリティマネジメント資格を持っていると、ITを安全に活用できる人と認識してもらえます。情報セキュリティマネジメントのメリットは以下のとおり。
- 情報セキュリティ意識を高められ情報漏えいのリスクを減らせる
- トラブル発生時における被害を最小限にできる
- 積極的なIT活用がおこなえる
情報セキュリティマネジメント資格を持っている人が組織にいると、組織全体として情報セキュリティの意識を高められます。その結果、情報漏えいに関する認識が高まり情報漏えいのリスクを減らせます。
また、仮にトラブルが発生しても情報セキュリティマネジメント資格で知識やスキルがあれば対策をおこない被害を最小限にできるというメリットも。トラブルにも備えられるため、企業においても重宝される存在になれるでしょう。
IT活用に関する知識があると、積極的にITを取り入れられ仕事の幅が広がります。このようにITのリスク対策と活用がおこなえるので、情報セキュリティマネジメント資格を持っているメリットは大きいといえます。
ITパスポート資格を持っているメリット
ITパスポート資格の勉強をするとIT以外の企業で役立つ基礎知識が身につきます。具体的には以下のようなメリットがあります。
- 社内システムにおける機密情報の漏えいやウイルス感染のリスクを理解できる
- 企業コンプライアンスに関する知識が身につく
- ITを活用した業務改善を図る力を理解できる
- 就職活動などでITの基礎的な知識があるとアピールできる
ITパスポート資格はIT関係の企業に留まらずさまざまな業種の企業の業務において役立つ知識を身につけられます。どのような業種であっても社内システムを利用しているところは多いです。
昨今では機密情報の漏えいやウイルス感染などが話題になるなど、社会全体を通しての対策が重要視されています。どの会社に勤めていても社内システムの取り扱いや外部への対策は必要です。
また、情報化社会だからこそコンプライアンスに準じた行動が求められます。ITパスポート資格の勉強では情報化社会になくてはならない知識を学べます。
さらに、IT技術を活用したものは多く取り入れられるようになってきていますが、ITを活用することで業務改善が図れるというメリットも。ITの活用の仕方を知れると仕事の幅も広がります。
このことから、ITパスポート資格は現代社会に即した資格といえるでしょう。これから就職活動をおこなう人はITパスポートの資格を持っているとプラスに働きます。
情報セキュリティマネジメント試験とITパスポート試験どちらを受けたほうがよい?
情報処理技術者試験と情報処理安全確保支援士試験には、次の試験が含まれています。
- 情報セキュリティマネジメント試験
- ITパスポート試験
- ITストラテジスト試験
- システムアーキテクト試験
- プロジェクトマネージャ試験
- ネットワークスペシャリスト試験
- データベーススペシャリスト試験
- エンベッドシステムスペシャリスト試験
- ITサービスマネージャ試験
- システム監査技術者試験
- 応用情報技術者試験
- 基本情報技術者試験
- 情報処理安全確保支援士試験
こららの試験はさらに3つの分類に分けられます。
- ITを利活用する者
- 情報処理技術者
- サイバーセキュリティを推進する人材
先ほどの試験をこの区分でわけると、ITを利活用する者には情報セキュリティマネジメント試験とITパスポート試験が該当。サイバーセキュリティを推進する人材は、情報処理安全確保支援士試験の合格者が申請によって情報処理安全確保支援士と認定されます。
それ以外の試験は情報処理技術者となっています。情報セキュリティマネジメント試験とITパスポート試験はどちらもITを利活用する者で、他の試験と比べると専門性は低く基本的な内容を理解できているという認識です。
段階的に専門性が高い資格試験に挑戦するとスムーズに学習できます。
情報セキュリティマネジメント試験が向いている人
情報セキュリティマネジメント資格は、IT関連の資格のなかでも基本的な内容です。ITパスポート試験は全ての社会人を対象とした資格ですが、情報セキュリティマネジメント資格はITに携わる人向けの資格です。
そのため、IT関連の仕事をしている人やこれからITを活かした仕事をしたい人が受けるとよい試験といえます。ITの資格は他にも多く存在するので、段階的な勉強がよいです。
IT関連の企業であれば、より高度な資格を保有していると優遇され資格手当などで年収アップも期待できます。ITの知識やスキルを身につける最初の段階として情報セキュリティマネジメントの資格試験の勉強から始めるとよいでしょう。
情報セキュリティマネジメントの試験は合格率が7割程度で難易度もそこまで高くないので、しっかり勉強時間をとり自分に合っている勉強方法を選べれば合格まで手が届きます。
ITパスポート試験が向いている人
ITパスポート資格はIT関連の仕事をしている人のみならず幅広い業種の人でも持っているとよい資格です。社内システムなどを使ったり機密情報を取り扱う企業がほとんどだと思いますが、前述したとおり対策をとらなければ情報が悪用される危険性があります。
情報取り扱いの危険性はどの会社にも言えることで、そのような知識がある人がいなければ企業が存続するのも難しいです。危険性を解消する意味でもITパスポート資格は有効です。
ITの専門的な内容よりも基本となる分野から学びたい人は、ITパスポート試験から挑戦するとよいでしょう。資格に該当するレベルでいえば、ITパスポート資格がレベル1、情報セキュリティマネジメント資格がレベル2となっています。
どちらの資格から取得するか迷ったら、まずは基本となるITパスポート資格を取得して情報セキュリティマネジメント資格を目指すとよいでしょう。
ダブルライセンスもあり
情報セキュリティマネジメント資格とITパスポート資格の2つの資格どちらも取得するのもおすすめです。ITの資格のなかで基本的な内容に位置する2つの資格は基本的なことが学べるので、今後スキルアップで高度な資格取得を目指す際にも活用できます。
情報セキュリティマネジメント試験は約70%、ITパスポート試験は約50%の合格率で他の国家資格などと比べると難易度は高くなく比較的手が出しやすいというのも特徴です。ダブルライセンスを取得するのもおすすめです。
しかし、どちらの試験も勉強時間の確保と適した勉強方法の選択は必須なので合格が目指せる勉強方法を選択しましょう。2つの試験合格が目指せる勉強法もあるので要チェックです。
情報セキュリティマネジメント試験資格取得はテキスト学習のみの独学よりも資格取得は資格の大原がおすすめ!
情報セキュリティマネジメントの勉強方法はいくつかありますが、資格の大原のWeb通信講座がおすすめです。通信講座は、必要な内容を効率的に学べる工夫がなされています。
そのなかでも特に、資格の大原のWeb通信をおすすめする理由を紹介。資格の大原では情報セキュリティマネジメント資格とITパスポート資格の通信講座がありますが、ここでは情報セキュリティマネジメント資格試験のコースに重点を置いています。
情報セキュリティマネジメントが学べるコース概要
資格の大原では情報セキュリティマネジメント試験合格を目指すWeb通信のコースがあり、学習経験を問わず幅広い人を対象としているのが特徴です。
情報セキュリティマネジメント 合格コース Web通信
- 対象者:学習経験者・ 独学者・ IT学習未経験者
- 受講期間:申込手続き完了日から4ヵ月
- 一般価格:24,400円(税込)
(大原グループの講座(通学・通信)に初めてお申し込みの方は、受講料の他に入学金6,000円(税込)が必要)
資格の大原の情報セキュリティマネジメント合格Web通信コースは、情報セキュリティマネジメントの勉強をしたことがある人はもちろん、初めて学習する人も勉強できるコースです。独学で情報セキュリティマネジメントの勉強が難しいと感じる人や、初めて勉強するけど資格取得をしたいという人も挑戦できます。
おすすめポイント
数ある勉強方法のなかで、資格の大原のWeb通信講座をおすすめするポイントを紹介します。おすすめポイントは大きくわけて以下の5つです。
- 試験範囲が1冊のテキストにまとめられている
- 演習ドリルで理解度をチェックできる
- 過去問で実際の試験対策ができる
- CBT方式のWeb模試対策ができる
- 短期間で実力がつく
情報セキュリティマネジメント試験では覚える内容が多いですが、試験の範囲が1冊のテキストにまとめられているから1冊を学習し終えると知識が身につきます。やみくもに学習するのではなく、必要なことを網羅できて効率的に学べるのはうれしいポイント。
知識を身につけたら演習ドリルで理解度を確認することで、どのような対策をおこなえばよいかがわかります。情報セキュリティマネジメント試験はCBT方式という日常的に馴染みが少ない試験方式ですが、Web模試対策で実践できるのも特徴です。
本番の試験で慌てないためにも対策ができていれば安心です。また、資格の大原では情報セキュリティマネジメントに関連する情報系の資格取得コースが豊富に用意されています。
情報セキュリティマネジメントを取得した後や、並行しながら勉強するのもよいでしょう。資格の大原で学べる情報セキュリティマネジメント以外の情報系の資格は以下のとおり。
2023年度受験対策 基本情報技術者【2023年4月~2024年3月受験】
- 基本情報技術者 合格コース:67,900円
- 基本情報技術者 科目A対策講義:47,000円
- 基本情報技術者 科目Bアルゴリズム対策講義:16,700円
- 【Webライブ】基本情報技術者 科目Bアルゴリズム対策講義:16,700円
2023年10月受験対策 応用情報技術者
- 応用情報技術者 基本情報復習つき合格コース:73,300円
- 応用情報技術者 合格コース:47,800円
- 応用情報技術者 模擬試験パック:20,000円
2023年10月受験対策 情報処理安全確保支援士
- 情報処理安全確保支援士 IT初学者のための合格コース:100,000円
- 情報処理安全確保支援士 応用情報から学ぶ合格コース:70,000円
- 情報処理安全確保支援士 午前I免除者コース:50,900円
- 情報処理安全確保支援士 直前対策講座:20,000円
2023年度受験対策 ITパスポート
- ITパスポート 合格コース:21,000円
2023年度受験対策 基本情報技術者【科目A免除対象コース(2023年12月/2024年1月修了試験)】
- 基本情報技術者 合格コース(科目A免除制度対象):80,800円
- 基本情報技術者 科目A対策講義(免除制度対象):62,000円
- 基本情報技術者 科目A対策教材学習(免除制度対象):27,500円
2024年4月受験対策 応用情報技術者
- 応用情報技術者 基本情報復習つき合格コース:73,300円
- 応用情報技術者 合格コース:47,800円
- 応用情報技術者 模擬試験パック:20,000円
2024年4月受験対策 情報処理安全確保支援士
- 情報処理安全確保支援士 IT初学者のための合格コース:100,000円
- 情報処理安全確保支援士 応用情報から学ぶ合格コース:70,000円
- 情報処理安全確保支援士 午前I免除者コース:50,900円
- 情報処理安全確保支援士 直前対策講座:20,000円
難易度が高くない試験だからこそ一発合格を確実に狙いにいくのが吉です。
資格の大原では、Web通信以外にも映像通学や教室通学、DVD通信など多くの学習方法があります。上記はWeb通信だけに絞って紹介していますが、それでも多くのコースがあるとわかります。
情報系の試験対策に強い資格の大原だから情報セキュリティマネジメント試験の受験対策も安心して受けられるでしょう。気になる人はまずは資格の大原の情報セキュリティマネジメントコースの資料請求をおすすめします。
情報セキュリティマネジメント資格とITパスポート資格の取得は通信講座がおすすめ
情報セキュリティマネジメント資格とITパスポート資格はどちらもITの基礎となる知識やスキルを身につけられます。ITが活発化している時代に即している資格の1つです。
情報セキュリティマネジメント資格はITに携わる企業で働く人の基礎となる内容で、ITパスポート資格はどの企業においても活用できるITの基本的なものです。IT関連の企業でなくてもITや機密情報の取り扱いは切り離せないのでどの分野の人でも取得しておくと重宝されます。
今後、より高度なIT資格を勉強するためにも基礎をしっかり身につけておきましょう。難易度も高くなく受験しやすい試験ですが勉強時間の確保と勉強方法の選択は重要です。
情報セキュリティマネジメント試験とITパスポート試験の対策は効率的に学べる通信講座での学習がおすすめです。
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