PR
投稿日:2024年3月7日 | 更新日:2024年03月07日
電気主任技術者の資格を取得したい人は、実務経験が必要か気になると思います。電気主任技術者資格には実務経験が必要なのか、実務経験の条件などを紹介しています。
電気主任技術者試験の合格を目指せる通信講座も厳選したものをピックアップしているので参考にしてください。
※この記事は2024年3月の情報となっております。
電気主任技術者の資格取得の方法とは?免状申請に実務経験は必要か紹介
電気主任技術者として働くにはいくつか方法があります。まず、電気主任技術者は第1種、2種、3種にわけられます。
それぞれ保有している資格によって対応してよい仕事が異なるので注意が必要です。取り扱える電圧によってわけられており、以下のとおり。
- 第1種:すべての事業用電気工作物
- 第2種:電圧が17万ボルト未満の事業用電気工作物
- 第3種:電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力5千キロワット以上の発電所を除く)
第1種、2種、3種の順で取り扱える電圧の幅が広くなり、それにともない3種よりも2種、2種よりも1種の方が必要な知識やスキルも広く高くなります。さらに、資格の種類ごとに電気主任技術者のなり方にも違いがあります。
資格取得ができる方法は大きく分けて、実務経験を積む方法と資格試験に合格する方法です。第2種の電気主任技術者の資格取得フローは以下のとおり。
【第2種電気主任技術者の資格取得の方法】
- 一次試験合格(4科目合格)→二次試験合格
- 前年度及び前々年度科目合格→二次試験合格
- 前年度一次試験免除者→二次試験合格
- 学歴又は資格と実務経験による資格取得希望の認定校卒業の所定単位取得者で実務経験履歴を満たす場合
- 学歴又は資格と実務経験による資格取得希望の認定校卒業の所定単位不足者が一次試験で不足単位科目合格→実務経験履歴
- 学歴又は資格と実務経験による資格取得希望の第3種電気主任技術者免状取得者→実務経験履歴
試験合格や実務経験履歴により資格を得る場合は免状交付申請をおこない、免状交付がされると電気主任技術者としての資格を得ます。
電気主任技術者の資格ですが、実務経験は必須ではありません。資格試験を受験する場合は受験資格は必要なくだれでも受験できます。
電気主任技術者の実務経験があり免状交付の条件を満たす人は、実務経験を利用して電気主任技術者になるとよいです。実務経験がない人は電気主任技術者の資格試験の受験をおすすめします。
電気主任技術者免状の条件を満たすには経験年数や学歴が必要になります。そのため、実務経験がない人が資格を得ようとすると時間が長くかかることも。
電気主任技術者の実務経験がある人は経験を活かして免状を得て、実務経験がない人は資格試験に挑戦するのがスムーズに資格を取得できる流れです。
3年や5年の経験年数が必要?電気主任技術者の受験をせずに実務経験の認定で資格取得する方法
資格試験合格と同等の実務経験履歴があれば、試験の受験をせずに電気主任技術者になることも可能です。学歴又は資格及び実務の経験の内容は第1種、2種、3種によって異なります。
- 第1種電気主任技術者の実務内容や経験年数
- 第2種電気主任技術者の実務内容や経験年数
- 第3種電気主任技術者の実務内容や経験年数
それぞれの種類ごとの実務内容や経験年数の条件を紹介します。挑戦しようと考えている種類の条件を満たすために必要な内容を要チェックです。
第1種の実務内容や経験年数
第1種は電気主任技術者資格のなかでも最もレベルが高い資格なので、求められる実務経験も相応のものが必要です。第1種電気主任技術者の実務経験年数や内容、資格などは以下のとおり。
(※実務経験年数・学歴又は資格は項番が同じものが該当する内容)
【第1種電気主任技術者の実務経験年数と実務内容】
- 卒業前の経験年数の2分の1と卒業後の経験年数との和が5年以上
- 第2種電気主任技術者免状の交付を受けた後5年以上
- 実務内容:電圧5万ボルト以上の電気工作物の工事,維持又は運用
【第1種電気主任技術者の学歴又は資格】
- 学校教育法(昭和22年法律第26号)による大学(短期大学を除く。以下同じ。)若しくはこれと同等以上の教育施設であって、通商産業大臣の認定を受けたものの電気工学に関する学科において、第7条第1項各号の科目を修めて卒業(大学院においては修了。以下同じ)した者
- 1に掲げる者以外の者であって、第2種電気主任技術者免状の交付を受けている者
実務経験は5年以上ということからも、第1種電気主任技術者の資格のレベルの高さが伺い知れます。第1種電気主任技術者の資格を取得するのは難しそうと感じるかもしれませんが、その分関われる仕事内容も広くやりがいもあり年収も高くなります。
将来的にも長く電気主任技術者として活躍したい人は、第1種資格取得に向け経験を積むのもおすすめです。
第2種の実務内容や経験年数
第2種電気主任技術者は第3種よりもレベルアップを目指したい人や、将来的に第1種の資格取得を考えている人が資格取得に挑戦するのに向いています。第2種電気主任技術者の実務内容や経験年収は以下のとおり。
(※実務経験年数・学歴又は資格は項番が同じものが該当する内容)
【第2種電気主任技術者の実務経験年数と実務内容】
- 卒業前の経験年数の2分の1と卒業後の経験年数の和が3年以上
- 卒業前の経験年数の2分の1と卒業後の経験年数の和が5年以上
- 第3種電気主任技術者免状の交付を受けた後5年以上
- 実務内容:電圧1万ボルト以上の電気工作物の工事、維持又は運用
【第2種電気主任技術者の学歴又は資格】
- 学校教育法による大学若しくはこれと同等以上の教育施設であって、通商産業大臣の認定を受けたものの電気工学に関する学科において、第7条第1項各号の科目を修めて卒業した者
- 学校教育法による短期大学若しくは高等専門学校又はこれらと同等以上の教育施設であって、通商産業大臣の認定を受けたものの電気工学に関する学科において、第7条第1項各号の科目を修めて卒業した者
- 1及び2に掲げる者以外の者であって第3種電気主任技術者免状の交付を受けている者
第1種電気主任技術者ほど携われる業務は多くないものの、第3種と比べると仕事の幅も広がる第2種。第1種同様こちらも3年から5年以上という長い期間での実務経験を要します。
電気主任技術者としてのステップアップを目指せる第2種の資格取得要件を満たす場合は、取得をおすすめします。
第3種の実務内容や経験年数
第3種電気主任技術者は、電気主任技術者としてこれからさまざまな経験を積みレベルアップを目指す人が多いと思います。第1種や2種と比べると必要な実務経験年数なども短いです。
具体的な内容は以下のとおり。
(※実務経験年数・学歴又は資格は項番が同じものが該当する内容)
【第3種電気主任技術者の実務経験年数と実務内容】
- 卒業前の経験年数の2分の1と卒業後の経験年数の和が1年以上
- 卒業前の経験年数の2分の1と卒業後の経験年数の和が2年以上
- 卒業前の経験年数の2分の1と卒業後の経験年数の和が3年以上
- 実務内容:電圧500ボルト以上の電気工作物の工事、維持又は運用
【第3種電気主任技術者の学歴又は資格】
- 学校教育法による大学若しくはこれと同等以上の教育施設であって、通商産業大臣の認定を受けたものの電気工学に関する学科において、第7条第1項各号の科目を修めて卒業した者
- 学校教育法による短期大学若しくは高等専門学校又はこれらと同等以上の教育施設であって、通商産業大臣の認定を受けたものの電気工学に関する学科において、第7条第1項各号の科目を修めて卒業した者
- 学校教育法による高等学校又はこれと同等以上の教育施設であって、通商産業大臣の認定を受けたものの電気工学に関する学科において、第7条第1項各号の科目を修めて卒業した者
実務経験などは第1種と2種に比べると短めなので該当条件に当てはまる人は、資格試験を受けずに資格取得ができるので積極的に免状交付の手続きをおこないましょう。
参照元:【関係法令】
どこで学べばよい?実務経験がなくても第2種電気主任技術者試験対策ができるおすすめ講座3選
第2種電気主任技術者になるには、実務経験履歴がある場合以外は試験を合格することが条件ですが専門的な知識を必要とするため勉強法が重要です。第2種電気主任技術者試験の対策ができる勉強法は複数ありますが、とくにおすすめする勉強法は通信講座での学習です。
通信講座のなかでも以下の3つの講座がおすすめ。
- TAC
- SAT
- JTEX
それぞれの通信講座の特徴を紹介するので、自分に合っていると感じるものを選ぶとよいでしょう。
資格の学校TAC
資格の学校TACで学べる第2種電気主任技術者の受講コースは種類も多いので、目的に合わせて必要なコースを選択できます。資格の学校TACで受講できる第2種電気主任技術者の試験受講コースや特徴は以下のとおり。
【電験二種 2024年合格目標コース】
- ストレート合格コース Web通信講座:180,000円+入会金10,000円
- ストレート合格コース DVD通信講座:220,000円+入会金10,000円
- 1次合格コース Web通信講座:84,000円+入会金10,000円
- 1次合格コース DVD通信講座:94,000円+入会金10,000円
- 1次対策 単科生・セット生・コース生限定単科生 1次対策 数学・理論 Web通信講座:48,000円+入会金10,000円
- 1次対策 単科生・セット生・コース生限定単科生 1次対策 数学・理論 DVD通信講座:58,000円+入会金10,000円
- 2次合格コース Web通信講座:148,000円(~12月20日早割128,000円)+入会金10,000円
- 2次合格コース DVD通信講座:178,000円(~12月20日早割158,000円)+入会金10,000円
- 2次総まとめセット Web通信講座:45,000円+入会金10,000円
- 2次総まとめセット DVD通信講座:55,000円+入会金10,000円
【資格の学校TACの特徴】
- 選べるコースが充実している
- 複数の質問制度でわからないが解決できる
- フルカラーテキストで重要度も一目でわかる
資格の学校TACの第2種電気主任技術者コースでは、受講できるコースが充実しているから無駄なく必要なものをチョイスできます。試験範囲を全体的に効率よく学習したい人、1次試験特化型のコース、2次試験に向けた対策など自分の置かれた状況などに合わせて選べるといううれしいメリットも。
第2種電気主任技術者試験の内容は専門的な内容でわからないところもあると思います。そんなときは、質問制度を利用してわからないをなくせます。
メールや電話、郵送、オンラインなどから質問できるので、利用しやすい方法を使って苦手解消も。
また、テキストはフルカラーで見やすく、図なども使われているから内容もイメージしやすいです。テーマごとに重要度がわかるようになっているので、何を重点的に勉強すればよいかも一目瞭然。
SAT
SATの第2種電気主任技術者の試験対策ができるコースは、試験内容をしっかり網羅できる内容です。テキスト、過去問題集、計算ドリルなどの教材も充実しています。
SATで受講できる第2種電気主任技術者のコースと特徴は以下のとおり。
【第二種電気主任技術者コース】
- Eラーニング講座 :195,800円
- DVD講座 :217,800円
- Eラーニング + DVD講座:239,800円
【SATの特徴】
- オンライン上で学習できるEラーニングシステムがある
- 学習状況が確認できる
- 重要ポイントがまとめられたテキスト
SATは学習しやすい取り組みがされています。オンライン上で学習できるEラーニングシステムは、テキストが手元になくても手軽に勉強できるため交通機関などでの移動時間を利用しての勉強も可能です。
また、SATでは学習状況が一目で確認できるシステムを導入しているので、スケジュール管理も楽々です。試験日に向けてのペース配分なども確認でき、これまで勉強してきた経過を見れることでモチベーションアップにもつながります。
SATの教材は重要ポイントだけがすっきりまとめられているのが特徴です。試験勉強を仕事をしながらするなど忙しい人にとっても重要なところに絞って勉強できるスタイルは効率的です。
JTEX
JTEXの第2種電気主任技術者の受講コースは、出題範囲を総合的に学べるコースと科目別に学べるコースが用意されています。JTEXの選べるコースや特徴は以下のとおり。
【第2種電験(電気主任技術者)コース】
- 電験二種受験合格講座:48,400円(特別受講料46,200円)
- 電験二種受験講座(総合)+一次Web講義:114,400 円(特別受講料112,200 円)
- 電験二種受験講座・科目別(法規)+一次Web講義:31,900 円(特別受講料29,700 円)
- 電験二種受験講座・科目別(機械)+一次Web講義:34,100 円(特別受講料31,900 円)
- 電験二種受験講座・科目別(電力)+一次Web講義:34,100 円(特別受講料31,900 円)
- 電験二種受験講座・科目別(理論)+一次Web講義:34,100 円(特別受講料31,900 円)
- 電験二種・一次Web講義<理論>:19,800 円
- 電験二種・一次Web講義<電力>:19,800 円
- 電験二種・一次Web講義<機械>:19,800 円
- 電験二種・一次Web講義<法規>:17,600 円
- 電験二種・一次Web講義<4科目>:77,000 円
【JTEXの特徴】
- 状況に合わせて選べるコース
- 試験傾向に合ったテキスト
- 実力派講師による講義が受けられる
JTEXの第2種電気主任技術者試験対策のコースは総合的に試験範囲を学びたいか、科目別に絞って学びたいかなど自分がどの試験対策を必要としているかで選ぶとよいです。第2種電気主任技術者試験に初めて挑戦する人は、総合的な内容が学べるコースを選択し、科目合格を目指す人は受験する科目ごとのコースを選びます。
テキストは本文、例題、章末問題からなり段階的に学習できる内容です。内容を把握してから理解度を確かめられるため都度学習状況をチェックできます。
総復習しやすいようにまとめられたポイントは、出題傾向なども確認できます。さらに、試験を熟知した実力派講師による講義はわかりやすく身につきやすいように工夫されているので、効率的に着実に力が身につくのもメリット。
実務経験がなくても第3種電気主任技術者試験の合格を目指せるおすすめ講座を解説
電気主任技術者の資格試験に初めて挑戦する人は、第3種試験からの受験がおすすめです。電気主任技術者の基礎的な内容をしっかり学べるおすすめのものは、以下の3つの通信講座です。
- ユーキャン
- たのまな
- アガルート
それぞれ第3種電気主任技術者の試験合格を目指せる魅力がある講座なので、特徴を押さえぴったりのものを見つけましょう。
ユーキャン
あらゆる資格取得が目指せることでも有名なユーキャン。名の知れたところを利用したい人はユーキャンがおすすめです。
第3種電気主任技術者試験対策ができるコースと特徴は以下のとおり。
【受講できるコース】
- 電験三種講座:69,000円
【ユーキャンの特徴】
- 数学が苦手な人向けのテキストがある
- 過去試験を分析した教材で効率的な学習ができる
- 最新情報で万全の対策ができる
電気主任技術者の試験では計算問題が多く数学が必要です。数学苦手意識がある人にとってうれしいのが、数学が学べるテキストです。
高校理系レベルの数学を復習できるので、苦手をなくして学習できます。ユーキャンでは基礎力をつけるメインテキストの他にも副教材も充実しています。
過去試験を徹底分析して作られた教材なので、必要な内容を効率的に学べるのです。電気主任技術者の試験では法改正がおこなわれることがあります。
法改正情報や試験の最新情報も知れるので、対策も万全で試験に臨めます。
たのまな
たのまなは支払い方法なども充実していて、費用が気になる人にもおすすめできる講座です。割引サポートなどを利用するとお得に講座受講もできます。
たのまなで受講できる第3種電気主任技術者のコースや特徴は以下のとおり。
【受講できるコース】
- 電気主任技術者 電験三種受験講座:35,200円
【たのまなの特徴】
- 学習のポイントで重要なところがわかる
- 添削指導で苦手がわかる
- 12ヵ月のサポート期間でじっくり学べる
たのまなでは各テキストごとに学習のポイントが掲げられているため、重要なところがわかります。頻繁に出題される問題を押さえた内容なので、実際の試験でも解ける力が身につきます。
合計6回におよぶレポート提出をすると添削指導が受けられるので苦手なところや理解度を把握可能です。通信講座では学習の有効期間が定められていることがほとんどですが、たのまなでは12ヵ月のサポート期間が設けられています。
標準学習期間が6ヵ月で、倍の期間でサポートを受けられるので仕事をしながらなどの学習もおこなえます。
アガルート
アガルートは顧客満足度や年間合計者数などにおいて高い評価を得ている通信講座です。わかりやすく解説してくれる講師による質の高い講義にも定評があります。
アガルートで受講できる第3種電気主任技術者のコースや特徴は以下のとおり。
【第三種電気主任技術者コース】
- 一括セット Eラーニング講座:119,680円
- 一括セット DVD講座:141,680円
- 一括セット Eラーニング+DVD講座:152,680円
- 理論編 Eラーニング講座:32,780円
- 理論編 DVD講座:38,280円
- 理論編 Eラーニング+DVD講座:43,780円
- 機械編 Eラーニング講座:32,780円
- 機械編 DVD講座:38,280円
- 機械編 Eラーニング+DVD講座:43,780円
- 電力編 Eラーニング講座:32,780円
- 電力編 DVD講座:38,280円
- 電力編 Eラーニング+DVD講座:43,780円
- 法規編 Eラーニング講座:32,780円
- 法規編 DVD講座:38,280円
- 法規編 Eラーニング+DVD講座:43,780円
【アガルートの特徴】
- 選べるコースが豊富
- 最新のEラーニングシステムで場所を問わずに勉強できる
- フォローサポートが充実している
アガルートは、第3種電気主任技術者試験対策ができる講座が豊富なので自分に必要なものをチョイスできます。科目合格を目指す人に向いている各科目ごとのコースもあります。
パソコンやスマートフォンなどで勉強できる最新のEラーニングシステムを使えば、スキマ時間などを利用して勉強を進められるので机以外の場所でも学習可能。暗記や講義、復習、テストにいたるまでスマートフォンで勉強もできます。
30日間返金保証や不合格時のサポート期間延長サービスなどサポート体制も充実しているので、しっかりフォローしてもらいたい人は選んで間違いなしです。
電気主任技術者資格に実務経験は必須ではない!試験合格でも免状や資格取得を目指せる
電気主任技術者の資格を得るには、実務経験を満たしているか資格試験に合格するかです。実務経験がある場合は、経験を活かせば試験を受けずに資格が得られます。
実務経験がない人は資格試験を受験し合格を目指すとよいです。電気主任技術者の資格試験は難易度が高いため、紹介したサポート体制が抜群の通信講座での勉強がおすすめです。
需要も高い職業なので、これから試験に挑戦しようとしている人は気になる通信講座の資料請求から始めましょう。