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投稿日:2024年3月22日 | 更新日:2024年03月22日
この記事を監修した専門家
ケンブリッジ英語検定は、日本の英検®やTOEICなどとは異なり、国際的認知度を誇ります。
海外就職や大学入試をお考えの人は、受験を検討されていることでしょう。
しかし、ケンブリッジ英語検定は、日本の英検®などと比較すると対策法や過去問が少ないのが現状です。情報が少ない中合格できるかどうか不安だ…どうすればよいか分からない!と頭を抱えている人も多いかもしれません。
そこで今回は、ケンブリッジ英語検定の特徴や利点を踏まえながら、合格までの対策法を紹介します。
ケンブリッジ英語検定とは?
「ケンブリッジ英語検定」とは、いったい何でしょうか?
ケンブリッジ英語検定は、世界に通用する英語能力を検定・証明する国際的な試験です。
世界130か国以上で年間250万を超える人々が受験しており、世界で2万以上の大学や機関などが英語力を判断する試験として認定しています(1)。
そのため、ケンブリッジ英語検定のスコアを持っていると、世界水準で英語能力を証明でき、海外での就職や大学受験に有利です。
ケンブリッジ英語検定は、国際的な言語能力評価の指標(CEFR)の開発に関わるケンブリッジ大学英語検定機構(Cambridge Assessment English)によって運用されています。我が国における日本ケンブリッジ英語検定機構は、ケンブリッジ大学英語検定機構と河合塾の共同で設立されました。
試験の内容としては、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能が問われます。計6レベルの試験があり、受験日や費用はレベルによって異なります。
それでは、具体的にどのようなメリットがあるのか?日本で普及している試験との違いは?それぞれを詳しくチェックしていきましょう。
(1)引用元:一般財団法人日本ケンブリッジ英語検定機構(https://www.cambridgefoundation.jp/)
ケンブリッジ英語検定のメリットは?英検®やTOEFL・TOEICとの違い
英検®やTOEFL・TOEICと比較した際の、ケンブリッジ英語検定のメリットは以下の通りです。
- 国際的な基準での自身の英語レベルを裏付けできる
- 合格レベルから一定の点数内であれば、受験したレベルの1つ下のレベルで認定を受けることができる
- ケンブリッジ英語検定のスコアには有効期限がない
国際的な基準での自身の英語レベルを裏付けできる
ケンブリッジ英語検定の一番のメリットは、その知名度の高さから、国際的な基準での自身の英語レベルを裏付けできるという点にあります。
また、日本の英検®やTOEICとは異なり、ケンブリッジ英語検定で出題される問題の中には、「ネイティブが話す単語の組み合わせ」や「動詞と前置詞のフレーズ」を正しく使いこなせるかを測る内容が含まれています。
そのため、合格には「本物の英語を使う技能」とその活用方法を学習していることが重要です。
合格レベルから一定の点数内であれば、受験したレベルの1つ下のレベルで認定を受けることができる
また、ケンブリッジ英語検定は、受験スタイルや結果の表示方法という面でもTOEFLやTOEICと異なります。
TOEFLでは、すべての受験者が同じ内容の試験を受験し、結果は700点や900点などスコアで表示されます。一方、ケンブリッジ英語検定は、日本の英検®(英検®2級、英検®1級)のように、申込の段階で受験するレベルを選び、合格ラインをクリアできていれば合格の称号を得ます。
しかし、日本の英検®と異なる点は、ケンブリッジ英語検定では、受験したレベルの合格スコアに届かなかったとしても、合格レベルから一定の点数内であれば受験したレベルの1つ下のレベルで認定を受けることができるのです。
反対にそのレベルで満点など高得点を取得することができれば、上のレベルの認定を受けることも可能です。つまり、万が一受験したレベルが自分のレベルと少しずれていたとしても、自分に見合ったレベルを認定してくれます。
ケンブリッジ英語検定のスコアには有効期限がない
また、TOEFLなど他の英語検定との大きな違いは、ケンブリッジ英語検定のスコアには有効期限がないという点にあります。TOEFLでは、スコアの有効が2年以内と定められています。日本の英検®やTOEICはスコアの有効期限は設けられていないものの、多くの学校や企業で出願から2年以内と定めているようです。
一方、ケンブリッジ英語検定では、生涯有効であるため、有効期限が切れたからといって再受験する必要はありません。スコアが生涯有効であるのは、ケンブリッジ英語検定が学習した技能が本当に身についているかを証明できる試験であることの証でもあります。
受験費用・試験日・結果発表は?
気になる受験費用や試験日・結果発表の時期をチェックしていきましょう。ケンブリッジ英語検定を1回受験するのにかかる費用(受験費)は、9,000円〜23,500円で、レベルが上がるにつれ費用も上がる傾向です。
試験会場は、北海道・東京(都内に3か所)・岡山が日本の認定試験センターになります。試験日は、以下のリンクを参考にできます。
Cambridge University Press & Assessment(https://www.cambridgeenglish.org/jp/exams-and-tests/exam-dates/)
また、全国にある河合塾校舎でも受験することができ、北海道・仙台・東京・横浜・千葉・水戸・名古屋・大阪・京都・神戸・広島・福岡と、多くの拠点で実施されています。河合塾での試験は、すべてペーパーベースで、コンピューターを使った試験はありません。試験日は、以下河合塾事務局のホームページを参考にしてください。
河合塾 試験日程・申込方法(https://www.kawai-juku.ac.jp/cambridge-english/exm/)
申込が定員に達した場合は、受付が終了することもあるため、試験日を決めたら早めに申込しておきたいですね。反対に、最低実施人数に達しない場合、試験が実施されないこともあるようです。その際は、申込時の受験費用は返金されます。
結果発表は、試験日の2か月半後になることが多いようです。試験結果は郵送されます。
難易度は?ケンブリッジ英語検定のレベルを比較!
ケンブリッジ英語検定には6段階のレベルがあります。
- 小学生向け:Young Learners (YLE)
- 基礎レベル:A2 key (KET)
- 初級レベル:B1 Preliminary (PET)
- 中級レベル:B2 First (FCE)
- 上級レベル:C1 Advanced (CAE)
- 最上級レベル:C2 Proficiency (CPE)
一般的に、世界の企業ではB2 First (FCE)以上、英語圏の大学受験にはC1 Advanced (CAE)以上のレベルが必要となることが多いとされています。
それではそれぞれのレベルをチェックしましょう。
子供向け:Young Learners (YLE)
主に6~12歳の小学生向けに作成されており、そのうち3つのレベル(Starters[初級]、Movers[中級]、Flyers[上級])に分かれています。
試験内容も色を塗る・間違いを探すなど、子供にはぴったりな内容です
日本の英検®5級~3ないし4級、TOEIC 250点相当のレベルです。
基礎レベル:A2 Key (KET)
英検®準2級程度、TOEICでは520点相当と、実生活を送るための基本的な英語力を測る試験です
日本の中学英語の知識があれば問題のない内容で、小学生・中学生でも合格を目指せるレベルです。
大人の人で、英語に苦手意識がありケンブリッジ英語検定が初めての人にはおすすめの試験です。
初級レベル:B1 Preliminary (PET)
英検®2級相当でTOEIC 630点くらいに該当します
ケンブリッジ大学英語検定機構によると、「初めて英語を学習する人の目標としてPETが最適である」と述べています。
目安としては、高校生レベルの知識があることが理想でしょう。
中級レベル:B2 First (FCE)
日本の英検®準1級程度で、TOEICだと760点に相当します。
英語圏で仕事をする上で、一定の英語力が求められるのはFCE以上です。そのため、ヨーロッパ圏内で仕事を探す場合、FCE以上の認定がマストとなる場合が多いです。
また、日本の大学受験の際でも、ケンブリッジ英語検定のFCE以上が認定されていれば英語の試験が免除、ないし優遇措置がとられることがあります。
(参考:2019年度ケンブリッジ英語検定利用大学 https://www.cambridgefoundation.jp/pdf/guide/2019.pdf)
上級レベル:C1 Advanced (CAE)
英検®1級程度、TOEIC換算で870点以上となります。
海外大学の入学基準として、CAEレベル以上としていることが多いです。
また、自分の意見を意思のまま表現できるかどうかが試されるため、ビジネスシーンにおいてもより実践的な英語力を使えることの証明になります。
海外留学を考えている人、より高度なお仕事をされる人は、CAE以上の取得を目指してみてください。
最上級:C2 Proficiency (CPE)
ケンブリッジ英語検定の最高峰で、日本の英検®やTOEICには換算不能なレベルです。試験内容として、ネイティブレベルの英語力が求められます。
長期の海外生活を経験された人はCPEの取得を目指すのがおすすめです。
以下に、ケンブリッジ英語検定の目標レベルをまとめます。
- 中学校卒業:A2 Key(KET)以上B1 Preliminary (PET)
- 高校生卒業:B1 Preliminary (PET)以上B2 First (FCE)
- 大学生・社会人:B2 First(FCE)、C1 Advanced(CAE)以上
「自分のレベルが分からない」という人は、Cambridge University Press & Assessmentのホームページで無料・即日受けられるオンラインレベルチェックテストが使えます。
→ https://www.cambridgeenglish.org/jp/test-your-english/
簡易的なテストですが、全25問の問題中いくつ正解したかで、どのレベルから受験したらよいか見ることができます。実際のテストではないため参考程度ですが、ケンブリッジ英語検定を受験するレベルの選択に活用できます。
ケンブリッジ英語検定は、TOEFLのように「受験すれば、自分のレベルに合った何かしらの点数をもらえる」システムとは異なるため、どのレベルを受験するかで合格・不合格が分かれてしまいます。
自分のレベルとは大きく異なるレベルを受験してしまえば、不合格になる危険性が高くなり、費用を無駄にしかねません。
そこで次のセクションでは、おすすめの学習法と、自分のレベルを評価し、さらなるレベルアップを実現してくれるオンライン学校を紹介します。
ケンブリッジ英語検定の学習方法とおすすめの通信講座
ケンブリッジ英語検定を通して学習することで、単なる英語力の証明だけではなく、世界に通用する実践的な技能・知識を伸ばすことができます。
受験対策には、ケンブリッジ英語検定の試験形式を理解し、どのような内容が出題されるのか、各技能の時間配分などを把握しておきましょう。闇雲に学習するよりは、計画的に対策していきたいですね。
ケンブリッジ英語検定では、4技能が試験されます。合格に向けてそれぞれの技能スキルを伸ばしましょう。
リーディング
正しい英文法の学習・語彙力・慣用句の知識を測ります。
そのため、英文の新聞や洋書をたくさん読むことで、単語やフレーズの文脈をイメージしながら学習できます。
過去問を用いた対策を強化することも重視しましょう。
リスニング
発音の学習がスコアアップの近道です。
発音記号や発音ルールの知識を深めましょう。
試験はネイティブスピーカーによる出題なので、英語のニュースやポッドキャストを活用して、ネイティブスピーキング速度に慣れると有効的です。
ライティング
自分の考えを述べる技能を測る出題があり、全体の構造を分かりやすく述べられているかが重視されます。
文法や語彙・文脈が正しく使えているかどうかは自分では判断がつきにくいため、試験を熟知した先生による添削がおすすめです。
スピーキング
単なる英会話ではなく、面接官や他の受験者と「グループディスカッション」する力を測る出題があります。
他の受験者の回答に対して自分の考えを述べる場面があり、自分ひとりで学習することは難しいかもしれません。
同じケンブリッジ英語検定を受験する仲間を作ったり、以下のようなオンラインコースを活用し学習を進めることをおすすめします。
ケンブリッジ英語検定対策ができるおすすめ講座
ケンブリッジ英語検定は難易度の高い試験のため、自分で対策することはなかなか難しいです。
そこでおすすめなのが、公式機関や英会話教室が提供する専門講座の活用です。
プロが効率よく合格するためのメソッドやコツを伝授してくれるため、英語に自身がない人でも効率よく得点することが可能になります。
ケンブリッジ英語検定対策を取り扱う英会話教室や通信講座はまだまだ限られているため、下記に安心して受講することができる厳選おすすめ講座を紹介します。
ブリティッシュ・カウンシル
ブリティッシュ・カウンシルは、ケンブリッジ英語検定を主催する機関の一つです。
この試験は、英国ケンブリッジ大学が開発した英語能力評価試験で、グローバルに広がる標準的な試験の一つとして知られています。
ケンブリッジ英語検定は主に一般英語能力の評価を目的とし、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4つのスキルをカバーしています。
また、ケンブリッジ英語検定対策は各レベルごとにA2 Key、B1 Preliminary、B2 First、C1 Advanced、C2 Proficiencyの5つの試験レベルがあり、受験者は自分の実力に合わせて受験することができます。
ブリティッシュ・カウンシルは公正で信頼性の高い試験実施を保証し、国際的な英語資格として広く認知されています。
レベルB2:中級上 / First (FCE)
受講日時 | 受講料 |
---|---|
土曜日(14:10~17:10) | 158,400円(税込) |
レベルC1:上級 / Advanced (CAE)
受講日時 | 授業料 |
---|---|
土曜日(14:10~17:10) | 158,400円(税込) |
レベルC2:上級上プラス / Proficiency (CPE)
受講日時 | 授業料 |
---|---|
土曜日(10:00-13:00) | 158,400円(税込) |
バークレーハウス
バークレーハウスのケンブリッジ英語検定対策講座は、高い評価を受ける独自のプログラムです。
特徴として、経験豊富なネイティブ講師による授業が挙げられます。
カリキュラムはケンブリッジ英語検定試験に焦点を当て、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング全てのスキルを包括的に強化します。
生徒一人ひとりのニーズに合わせた効果的な指導が提供され、実践的な問題解決能力を養います。
さらに、模擬試験やフィードバックセッションも充実しており、受験者を万全にサポートします。
バークレーハウス ケンブリッジ英語検定対策講座の料金
プログラム | 料金 |
---|---|
プライベートレッスン | 1回(2時間)26,400円 |
エッセイ添削 | 1回(1時間)13,200円 |
料金は講座の種類や期間により異なりますが、高品質な教育がリーズナブルな価格で受けられることが魅力です。
結果を出す自信をつけ、ケンブリッジ英語検定合格を目指す人にお勧めのプログラムと言えます。
ベルリッツ
ベルリッツは実用性の高い英語力が身につく英会話スクールです。
そのため、独学よりもプロの手を借りた方が早く英語が上達できるかもしれません。
もし以下に該当すれば、ベルリッツへの問い合わせをおすすめします。
- 実用的な英語を身に着けたい
- TOEFLやTOEICなどの英語資格でスコアをアップしたい
- 効率的に勉強したい
- 英語学習のコツがわからない
マンツーマンレッスン
受講期間 | 分割 ひと月あたり | 受講料 |
6ヶ月(40レッスン) | 20,767円*(税込) | 249,200円(税込) |
ベルリッツの「マンツーマンレッスン」はケンブリッジ英語検定受験を目指す人におすすめです。
英語学習のプロ集団が、専用のカリキュラムで英語学習を24時間サポートします。
この講座には、以下の特徴があります。
実践英語に必要な英語4技能を効率的に伸ばせる
ベルリッツには、専門研修を受けた多国籍の一流教師が多数在籍していて、学習者の弱点を分析し、オリジナルの学習カリキュラムを作成してくれます。
そのため実践英語で必要な英語の4技能を、効率的に伸ばせるのが魅力です。
英語学習に必要な習慣が身につくサポートあり
英語学習で1番難しいのは、継続して学習する習慣を身につけることですよね?
ベルリッツでは、そんな悩みにも応えています。
具体的には、多国籍一流教師によるマンツーマンサポートで、英語の学習習慣を身につけられるように支援してくれます。
実践的な英語力を習得
プログリッドで身につくのは、日常的な英語力だけではありません。
アメリカなど海外大学などに進学する際に活用できる、実践的な英語力の習得をサポートしてくれるのがポイントです。
無料レッスンでは、英語力診断や、英語学習のシミュレーションが行なえます。
【まとめ】ケンブリッジ英語検定について
ケンブリッジ英語検定は仕事で世界に通用する検定です。
実践できる英語力を伸ばして、その先の活躍を目指しましょう。
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※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
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