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投稿日:2024年2月19日 | 更新日:2024年03月22日
初心者がTOEIC L&Rを受ける場合、どのように独学したらいいかよくわからないですよね?
そこで今回は、TOEIC L&R受験歴20回以上・950点保持者である筆者が、初心者におすすめの勉強法をご紹介します。
あわせて、独学が難しい場合のおすすめ講座や、勉強するときの注意点も説明します。
この記事を読めば、初心者がTOEIC L&Rの独学でまずやることや勉強法がわかります。
ぜひ最後までご覧ください。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
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TOEICとはどんなテストか
この記事の読者はTOEIC初心者が多いと思うので、勉強法を解説する前にTOEICがどんなテストか確認しましょう。
TOEICの概要
TOEICは日常生活やビジネスの場での英語力を測定する世界共通テスト。
1番メジャーな試験である、TOEIC L&Rの概要は以下のとおりです。
問題構成 | 合計200問(リスニング100問、リーディング100問) |
所要時間 | 合計2時間(リスニング約45分、リーディング75分) |
点数 | 10点〜990点(満点:リスニング495点、リーディング495点) |
テスト方式 | マークシート |
受験料 | 7,810円(税込) |
TOEICの種類
TOEICの種類は、一つではありません。以下のようなテストの種類があります。
テスト | 概要 |
TOEIC L&R(Listening & Reading) | リスニングとリーディングのテスト |
TOEIC S&W(Speaking & Writing) | スピーキングとライティングのテスト |
TOEIC Bridge L&R(Listening & Reading) | TOEICより難易度が易しい、リスニングとリーディングのテスト |
TOEIC Bridge S&W(Speaking & Writing) | TOEICより難易度が易しい、スピーキングとライティングのテスト |
TOEIC IP | 団体受験向けのテスト |
受験する意義
TOEICテストを受験する意義は、以下のようなものがあります。
- 就活や大学入試でスコアを活かせる
- 留学に活かせる
- 英語を使うビジネスの場で活かせる
そのため、大学生や社会人などを中心に受験する人が多いです。
TOEIC Bridgeは、初心者向けのTOEICのようなもので、TOEIC受験の前段階として中高生で受験をする人もいます。
パート別:TOEIC L&Rテストの勉強法
TOEIC L&Rテストの勉強法を、パート別に解説します。
リスニング試験の勉強法
まずはリスニング試験の勉強法です。問題はPart1からPart4まであり、音声に従って問題を解いていきます。
問題は1度しか放送されないので、集中力が問われます。
Part1
Part1は写真を見て、その写真の描写として正しい英文を選ぶ問題です。
初心者でもスコアが取りやすいパートですが、ひっかけ問題もあるので油断はできません。
おすすめの勉強法は、TOEICの教材や公式問題集を使い実際の問題を解くことです。
使われる写真は似ていて、繰り返し解いているとパターンに慣れてくるからです。
ひっかけ問題も、発音が似ている単語を選ばせようとする問題であったり、写真で目立たないものに関する選択肢が正答だったりとパターンが決まっています。
Part2
Part2は質問または文章を聞いて、それに対する正しい応答を選ぶ問題です。
質問や応答は問題用紙に印刷されていないので、聞き取れなければ終わりなのが難しいところです。
おすすめの勉強法は、リスニング問題を繰り返し聞いて、先頭の疑問詞を聞き取る練習をすることです。
これは、Part2で流れる質問文が短文で、最初の単語が聞き取れないと何も推測できないことが多いから。
なお、疑問詞とは以下の単語のことです。いわゆる5W1Hですね。
「What」「Why」「Where」「When」「Who」「How」
まずはこれらの聞き分けから練習すると良いでしょう。
Part3
Part3は2人または複数人の会話を聞いた後、問題用紙にある質問を読み選択肢の中から正しいものを選ぶ問題です。
おすすめ勉強法は、最初は会話の原稿を見ながら一緒にリピートやシャドウイングをすること。
シャドウイングとは、音声を聞いたら、そのすぐ後ろに続いて聞こえた音声を発話することです。慣れたら会話の原稿を見ないでやるとさらに効果的です。
この勉強法で、ネイティブの英会話の流れや表現に慣れることができます。
問題に慣れてきたら「先読み」もしてみましょう。
先読みとは、問題の音声が流れる前の時間を使って、質問や選択肢に目を通すこと。
先読みをすればどんな会話が流れてくるのか、何を聞かれるのか予想を立てやすくなります。
しかし初心者には難しいので、最初はできなくても大丈夫です。
Part4
Part4はアナウンスやスピーチを聞いた後、問題用紙にある質問を読み選択肢の中から正しいものを選びます。リスニングの中では1番長い文章で難しいパート。
こちらも、最初はリスニング音源を使って問題をリピートする勉強法がおすすめ。
最初は音声が速く感じますが、リピートを繰り返してそのスピードに慣れてくれば、聞き取れる単語も増えてきます。
リーディング試験の勉強法
次はリーディング試験の勉強法。こちらは75分の試験時間を自由に配分でき、自分のペースで解くことができます。
しかし、1問にかけられる時間は20〜60秒程度なので、高いスコアを目指すならゆっくり解く余裕はありません。
Part5
Part5は短文穴埋めの問題。文法知識が問われます。
勉強法はシンプル。TOEIC専門の英単語・文法の参考書を買って勉強しましょう。
Part5でも、できるだけたくさんの問題を解いて、問題形式に慣れることが重要です。
一方で、知識勝負のパートなので、知らない文法や単語が出てきたらどうしようもありません。
よってテスト本番は、もしわからないものがあれば、飛ばして次に行く潔さも必要です。
Part6
Part6は長文穴埋めの問題。文法や単語、イディオムの知識が問われます。
単語の穴埋めだけではなく、抜けている文章を選ぶ問題もあります。
勉強法は、文法スキルと文脈理解の能力を同時にバランスよく鍛えることが重要です。
TOEIC専用の対策教材や参考書、公式問題集を活用し、最初は時間をかけ英文の内容を理解するようにしましょう。
実際の問題を読んでわからない単語が多すぎる場合は、単語・文法学習を先にします。
慣れてきたら、時間を測って一問あたり30秒程度で解けることをゴールにします。
Part7
Part7は長文読解問題。雑誌や新聞、メール文、広告などさまざまなパターンの英文を読み解いた後、質問に回答します。
こちらも、Part6と同様に、語彙力や文法力が求められます。
さらにそれだけでなく、長文読解力も必要です。
ただ、最初から闇雲に問題を読み始めるのは効率的ではありません。
最初は質問と選択肢を読み、本文からどんな情報を探さなくてはいけないのか、目星をつけます。
最初は時間を測らず質問や本文を正しく理解できるように練習し、慣れてきたら1問1分以内に解けるようにする勉強法がおすすめです。
時間がない場合の勉強法:まず何をやるべき?
初心者がTOEIC L&Rテストを受ける場合で、テストまであまり時間がないときの勉強法も解説します。
基本的には、難易度が易しい問題から取り組みましょう。
リスニングではPart1とPart2の練習を集中的に行うといいです。
リーディングは、まずTOEIC用の単語帳で単語や文法の知識を身につけて、Part5での正答率を上げるのがおすすめです。
もしも模試を解いて500点以下の場合は、最初からTOEIC L&Rの問題に手をつけず、中学・高校の英語を復習するところから始めるをおすすめします。
500点以下なら、そもそもわからない単語や表現が多すぎて何も解けない可能性が高いからです。
焦らずに、英語の基礎からコツコツ勉強しましょう。
TOEIC L&Rテスト対策におすすめの講座|プロの力で攻略!
TOEIC L&Rテスト対策におすすめの講座もご紹介します。
どの講座もTOEIC L&Rテスト指導のプロが担当しているので、独学での勉強法に悩む初心者にピッタリです。
- スタディング
- アガルート
- スタディサプリ
①スタディング
TOEIC L&Rテスト対策におすすめな講座の一つ目はスタディング。
スタディングは、スマホで学べるオンライン学習ツールです。
様々な資格試験に対応していて、その中の一つが「TOEIC® TEST 対策講座」。
このTOEIC L&Rテスト対策講座には、以下の特徴があります。
TOEIC満点講師の講義を受けられる
TOEIC L&Rテスト990点、英検®®︎1級の早川幸治講師の動画講義を受けられます。
早川講師はTOEIC L&Rの傾向を押さえ、効率的にスコアアップする方法を教えているため、何を勉強していいかわからない人におすすめです。
目標スコアに応じ学習できる
TOEIC L&Rテストの目標スコアに応じ学習できるのも特徴。
主要コースは、目標600点のコース・800点のコースです。
必要スコアに応じ必要な要素を集中して学習できるのは魅力です。
無料お試しもできる
講座は無料お試しもできます。
体験してから購入できるのは安心ですよね。
わずか30秒という短時間で登録できます!
このスタディング TOEIC L&Rテスト対策講座の詳細は、以下の記事でも解説しています!
②アガルート
TOEIC L&Rテスト対策におすすめな「アガルートTOEIC講座」。
資格予備校のアガルートアカデミーが手がけるオンライン学習講座で、「第二言語習得論」のプロ寺島よしき講師が担当します。
このTOEIC L&Rテスト対策講座には、以下の特徴があります。
コスパが良い
最初の特徴はコスパの良さ。
アガルートのTOEIC L&Rテスト講座は、類似のTOEIC講座と比べると安価な料金です。
提供講座は、以下のとおり。
講座名 | 価格(税込・円) |
寺島よしき講師のTOEIC®基礎英語力完成講座 | 21,780 |
寺島よしき講師の英語基礎パック | 32,780 |
TOEIC®解答スキルマスター&解答速度超スピードUP実演講座 | 10,780 |
最新の料金は公式サイトをご確認ください。
約1万円〜3万円で英語の基礎を学べるのはお得。3つ目の解答時間を短縮できる講座にも注目ですね。
TOEIC L&Rテストでコスパ良く結果を出したいなら要チェックですよ。
英語学習のプロが指導
紹介した中で上記2つの講座は寺島よしき講師が担当します。
寺島講師は、予備校講師や翻訳家、大手出版社の解答作成を行うなど、英語学習のプロ。
初心者でも安心して学習できます。
TOEICだけでなく英語の勉強法も学習
効率良い英単語の学習法や正しい発音など、英語学習全般で使える内容も学べます。
TOEICにとどまらず、留学や英語力アップなどを考えている人には最適の講座でしょう。
このTOEIC L&Rテスト対策講座の詳細は、以下の記事でも解説しています!
③スタディサプリ
TOEIC L&Rテスト対策には「スタディサプリENGLISH TOEIC®L&R TEST対策コース」。
スタディサプリはオンライン予備校で、大人の英語学習から受験対策まで幅広い講座を提供しています。
このTOEIC®L&R TEST対策コースには、以下の特徴があります。
演習問題数が豊富
コースには、TOEIC® L&R テスト20回分に相当する演習問題が含まれます。
演習問題に慣れれば、着実にスコアアップできますよ。
カリスマ講師の授業を受けられる
累計80万部突破「世界一わかりやすいTOEIC® L&R TESTの授業」等のシリーズの著者である関講師の動画講義を受けられます。
動画は1回5分で短時間。TOEIC® L&Rの文法・単語、最新のパート別の傾向や対策を丁寧に解説します。
忙しい社会人もスキマ時間でコツコツ学習できますよ。
AIにより苦手な問題がわかる
AIにより、自分の苦手な問題がわかります。
具体的には「問題の解答結果」をもとにAIが実力判定&解答傾向を分析し「苦手な問題形式」を知らせてくれます。
結果をもとに苦手問題を学習すれば、時間をかけずスコアアップできるでしょう。
このTOEIC L&Rテスト対策講座の詳細は、以下の記事でも解説しています!
TOEIC L&Rテスト勉強法:注意点
TOEIC L&Rテスト勉強法には、注意点もあるので解説します。
目標を設定する
勉強法よりも大事なのは、目標を設定することです。
なぜなら、TOEIC L&Rの目標点数が何点なのかにより、勉強に必要な時間や力を入れる場所が変わってくるから。
何点を目標にしていいかわからない場合は、まず模試を受けてみて、現在の点数を知ることをおすすめします。
学習計画を立てる
次は、目標点数に応じて学習計画を立てます。
TOEIC L&R試験日までは、できれば3ヶ月くらいあると焦らずに全パートの対策ができます。
毎日コツコツ勉強するのが理想なので、30分でもいいから時間を確保しましょう。
初心者は特に、できるだけ英語の音声や英文にたくさん触れることで、慣れていくことが重要です。
模試は必ず受ける
勉強法も大事ですが、同じくらい大事なのが模試です。
できれば1度は時間を測って、全体を通して問題を解いてください。
なぜなら、問題は200問・試験時間は約2時間の長丁場だから。
初心者はほぼ間違いなく、途中で集中力が切れます。
実力が出せないのは勿体無いので、模試で集中力を鍛えましょう。
モチベーションを維持するコツ
TOEIC L&Rの勉強は、モチベーションを維持することが重要です。
なぜなら、点数アップには半年〜2年くらいの時間がかかるから。
モチベーションを維持するコツは以下のとおりです。
- 小さな目標を立てる(いきなり高すぎる目標設定をしない)
- たまにご褒美を用意する
- TOEIC勉強仲間を作る
- 目標スコアを取ったら何をしたいか想像する
特に忙しい社会人が時間を作って勉強することは大変なことです。
諦めず、コツコツ勉強をすることが成功の鍵になります。
TOEIC L&Rテストの勉強法まとめ
今回は、初めてTOEIC L&Rテストを受ける人に向けて、おすすめの勉強法を解説しました。
紹介した勉強法をまとめます。
初心者におすすめの勉強法まとめ
- パートごとに対策
- 時間がなければPart1・Part2・Part5から勉強
- 点数が500点以下なら中学・高校英語から復習
- 独学がムリなら講座に頼る
- 目標と学習計画立てが重要
- 模試は必ず受ける
今回紹介した勉強法でコツコツ勉強し、初めてのTOEIC L&Rを攻略しましょう!
※このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
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