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投稿日:2024年2月29日 | 更新日:2024年03月22日
この記事を監修した専門家
日本でメジャーな試験の1つであるTOEIC® L&Rテスト。
「600点はどれぐらいのレベル?」
「600点超えるにはどのような勉強が必要?」
「就活や転職でアピールできる?」
と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、「TOEIC600点がどれぐらいのレベルと難易度なのか」「TOEIC600点超えるために必要な勉強法やおすすめ講座」についてご紹介します。
TOEIC600点は誰でも簡単に取れる点数ではないものの、正しい方法で学習を続ければ到達可能なスコアです。
これから本気でスコアアップを目指したい人は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみて下さい。
※この記事は2023年10月現在の情報となっております。
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TOEIC600点の語学レベル
TOEICで600点を取ると、どれぐらいの語学レベルがあると言えるのでしょうか?
TOEICの公式機関によると、600点ラインは、英語で日常生活を送ることができ、限定的ではあるが業務上でもコミュニケーションを送ることができる、と評価されています。
以下でTOEIC600点のより詳しい特徴について見ていきましょう。
TOEIC600点は英語の基礎力が出来上がった状態
一般的に、TOEICで600点を取るということは、基礎的な英語力が身についているレベルと評されています。
前述したように、TOEICで600点を取るということは日常会話ができる状態だと公式機関も評価しています。
実際に、筆者が初めてTOEICの試験を受けた際のスコアは400点前半でしたが、勉強を重ねて「基礎力が身についたな」と感じた頃に600点を突破しました。
600点は基礎力があると評価されるのは、正しいと思います。
TOEIC600点では実際は日常会話は難しい
一般的には、TOEICで600点を取れれば日常会話レベルとされていますが、これに対して筆者は疑念を抱いています。
なぜなら、TOEIC600点というのはTOEIC® L&Rテストのスコアであり、会話能力を測るテストではないからです。
実際のところ、筆者の周りで600点を取得した人に話を聞いても、「読み書きはできるようになったけれども、会話は難しい」と自己評価している人は多いです。
さらに言えば、800点を超えても同様に話せないと嘆いている人も見かけることがあります。
「TOEIC600点は日常会話レベル」というのは、あくまでも4技能(リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング)をバランスよく向上させた場合の評価であり、600点を取ったからといって必ずしも日常会話ができるとは限らない点を理解しておくべきです。
【本当の勝負はここから】600点は初心者がまず目指すべきレベル
とはいえ、TOEIC600点はまず初めて試験を受ける人が目指すべきレベルであることに変わりはありません。
初めてTOEICを受験する人のスコアは通常、400点から500点台の範囲になることが多いと思います。
このレベルを達成することで、日常生活での英語コミュニケーションがよりスムーズに行えるようになり、仕事で英語のコミュニケーションを行う第一歩となります。
TOEIC600点の達成難易度
TOEIC600点がどの程度のレベルであるかについて紹介しましたが、それを超えることはどれくらい難しいのでしょうか?
約65%の正答率が必要
TOEICで600点に到達するためには、リスニングとリーディングの合計で約65%の正答率を達成する必要があります。
TOEICのスコアは受験者のレベルや傾向によって変動するため、必ずしも65%の正答率で600点が取得できるとは限りませんが、600点を目指すためには65%の正答率を目指しながら回答を進めましょう。
平均スコアは608で偏差値換算48
TOEICを運営するIIBCによると、TOEIC® L&Rテストの2022年の平均スコアは608/990点でした。つまり、TOEIC600点はおおよその平均点と言えます。
また、公式ウェブサイトの情報をもとに、特定のスコアに到達している人々の割合を集計した結果、以下の表のようになりました。
スコア | 上位⚪︎% |
895~ | 4.2% |
795~ | 15.9% |
695~ | 33.1% |
595~ | 53.6% |
495~ | 73.4% |
395~ | 88.4% |
~395 | 100% |
約600点以上のスコアである595点以上は、全体の53.6%に相当します。
偏差値に換算すると約48です。
TOEICのスコアは綺麗に800点以上のように区切ることができない仕組みですが、ざっくりと「800点取れば上位15%」「600点取れば上位半分」といったように計算できます。
大学生と社会人で若干難易度は異なる
さらに、社会人と学生の平均スコアを比較すると、社会人の平均は638点であり、学生の平均は581点でした。
したがって、TOEIC600点は社会人にとっては平均よりわずかに低いラインに位置し、学生にとっては平均を上回るスコアと言えます。
要約すると、TOEIC600点の達成難易度はおおよそ平均ラインと言えるでしょう。
TOEIC600点で受ける評価
ここまで、TOEIC 600 点のレベルとその達成難易度について紹介しました。
では、実際に TOEIC 600 点のスコアを持っていると、どのような評価が受けられるでしょうか?
大学で受ける評価
TOEIC のスコアは、大学の一部の入試や留学応募時、大学院進学時に評価の対象とされることがあります。
特に、交換留学などの限られた枠の留学プログラムに応募する際には、TOEIC を含む英語試験のスコアが選考基準としてよく使用されます。
一般的に、TOEIC 600 点はこのような場面での基準スコアとなり、持っていることで基本的な英語力があると評価されます。
企業から受ける評価
企業も TOEIC のスコアを人材評価の指標の1つとして利用しています。
具体的には、就職、転職、海外転勤の際にスコアが確認されることがよくあります。
一般的には、TOEIC 600 点以上のスコアを持つ人は、履歴書にそのスコアを記載し、特に旅行や観光業、英語を使用する部門の企業では求められています。
TOEIC 600 点のスコアがあると、応募できる業界や職種が大幅に広がり、より多くの企業にアピールすることができます。
TOEIC600点に必要な勉強時間
TOEIC600点を取るために必要な学習時間は、一般的には200〜300時間と言われています。
これは、1日3時間の勉強を2ヶ月間続ければ到達できる勉強量です。
もちろん、この時間は人によって異なります。
第一に、現在のスコアが何点かによって、600点とのスコアの差異が変わるため、必要な勉強時間も変動します。
また、同じ勉強時間をどれぐらいの期間に分けるかによっても変化します。
言い換えれば、短期間で一気に集中的に学習を進めた方が、600点に早く到達できる可能性が高いでしょう。
200〜300時間という勉強時間は、おおよその目安として捉え、自分の学習計画の参考にしましょう。
TOEIC600点を達成するために必要な勉強法
TOEICで600点を達成するためには、基本的な英語力を磨くことが必要です。基本力を高めるためには、以下の4つを抑えておきましょう。
- 基礎的な単語力
- 高校レベルまでの文法の復習
- シャドーイングでリスニングを磨く
- 出題傾向に慣れる
これらの4つは一見基本的なことのように見えますが、これらにしっかりと取り組めばTOEIC 600点は十分なラインです。
それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
基礎的な単語力
最初に、基本的な単語力を磨くことが重要です。
TOEICのスコアが600点に達していない人は、必要な単語力が足りていない可能性が高いです。
逆に言えば、単語力を向上させるだけでスコアが向上する余地があります。
人によっては、他のスキルがあれば単語の対策だけで600点を超えることもあります。
600点に到達していない場合、単語の対策を最優先で進めましょう。
高校レベルまでの文法の復習
2つ目は、高校レベルまでの文法を復習することです。
単語と同様に、TOEICを攻略するためには基本的な文法を把握しておくことが重要です。
TOEICで出題される英語の文法レベルはそれほど高くありません。
高校レベルの文法を把握しておけば、十分に対応できます。
過去に学んだ文法を再度復習するだけで十分ですので、単語と同様に最優先で対策を進めましょう。
シャドーイングでリスニングを磨く
3つ目はシャドーイングです。
シャドーイングは、英語の音声を聞いて英文を紙やキーボードで書き写すトレーニングを指します。
シャドーイングを行うことで、リスニング能力を向上させることができます。
単語や文法を学習する際に多くの英文に触れることができるため、音源を活用してシャドーイングのトレーニングを行いましょう。
出題傾向に慣れる
4つ目は、TOEICの出題傾向に慣れることです。
TOEICで600点に達していない人は、おそらく実際のテスト形式に慣れておらず、問題の傾向を把握していない可能性が高いです。
逆に言えば、出題傾向に慣れることで、英語力が向上しなくてもスコアを向上させる余地が十分にあります。
公式テストを試験してみたり、問題集で演習したりするなど、積極的に実際のテスト形式に慣れましょう。
TOEICのおすすめ通信講座3選
TOEICの文法対策を行う上でおすすめの通信講座を3つご紹介します。
1.スタディング
2.アガルート
3.スタディサプリ
順番に見ていきましょう!
1. スタディング
TOEIC文法対策におすすめな講座の1つ目はスタディング。
スタディングは、スマホで学べるオンライン学習ツールです。
様々な資格試験に対応しており、その中の1つが「TOEIC® TEST 対策講座」です。この対策講座には、以下の特徴があります。
TOEIC満点講師の講義を受講できる
最初の特徴は、TOEIC L&Rテスト990点、英検®®︎1級を保持する早川幸治講師の動画講義を受けることができる点です。
早川講師はTOEIC L&Rの傾向を押さえ、効率的にスコアアップする方法を教えてくれるので、時間がない社会人でもしっかり学べます。
600点コースがある
次の特徴は、目標スコアに合わせて学べることです。
主要なコースは、600点を目指すコースと800点を目指すコースの2種類があります。
どんなレベルの人でも、目標スコアに応じて必要な要素を集中して学べる点が魅力です。
無料のお試しもできる
講座が自分に合わなかった場合でも心配ありません。この講座には無料お試しのオプションがあるので、講座を体験してから購入を決断できます。
登録もたったの30秒でできるので、気軽に試してみてはいかがでしょうか?
\詳細を確認してみる/
スタディングの講座を詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
スタディングの英語TOEIC講座の特徴とは?おすすめな理由や注意点を解説
2. アガルート
TOEICの文法対策として続いて紹介するのは、「アガルートTOEIC講座」です。
資格予備校のアガルートアカデミーが提供するオンライン講座で、プロ寺島よしき講師が担当しています。この講座には以下の特徴があります。
コスパが良い
最初の特徴は、コスパの良さです。
アガルートのTOEIC講座は、他の類似講座に比べて料金が安価です。提供されている講座は以下の通りです。
講座名 | 価格(税込・円) |
寺島よしき講師のTOEIC®基礎英語力完成講座 | 21,780 |
寺島よしき講師の英語基礎パック | 32,780 |
TOEIC®解答スキルマスター&解答速度超スピードUP実演講座 | 10,780 |
料金の最新情報は公式webサイトをご確認ください。
約1万円から3万円の価格帯で、英語の4技能(Reading, Writing, Listening, Speaking)の基礎を固めたい人から、ハイスコアを目指す人まで、幅広いレベルの学習者に対応した講座が用意されています。
英語教育のスペシャリストが指導
上記でご紹介した講座は、すべて寺島よしき講師が担当しています。
寺島講師は予備校講師や翻訳家、大手出版社での解答作成などの経験を持つ英語の専門家です。
リーズナブルな価格で、プロの高品質の授業を受けられる点が魅力です。
TOEICだけでなく英語の勉強法も学べる
この講座ではTOEIC対策だけでなく、効率的な単語の学習方法や正しい発音など、英語学習全般に役立つ内容も学ぶことができます。
TOEICに限らず、留学や英語力向上を考えている人にも適しています。
\詳細を確認してみる/
アガルートの講座を詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
コスパ◎大学生・社会人必見!アガルートTOEIC講座について徹底解説
3. スタディサプリ
TOEICの文法対策には「スタディサプリENGLISH TOEIC®L&R TEST対策コース」もおすすめです。
スタディサプリはリクルートが運営するインターネット予備校で、社会人の英語学習から受験対策まで幅広い講座を提供しています。
このTOEIC®L&R TEST対策コースには、以下の特徴があります。
演習問題が豊富
このコースには、TOEIC® L&R テスト20回分に相当する演習問題が含まれます。
申し込み期間中はこの演習問題を何度でも繰り返し学習できるので、演習問題に困ることはありません。
多くの出題パターンに慣れることで本番の試験にも落ち着いて臨めるでしょう。
TOEICのカリスマ講師の授業を受けられる
スタディサプリでは、累計80万部突破「世界一わかりやすいTOEIC® L&R TESTの授業」等のシリーズの著者である関講師の動画講義を受けることができます。
動画は1回5分で、TOEIC® L&Rの文法・単語、最新のパート別の傾向や対策を丁寧に解説します。忙しくても、スキマ時間でいつでも学習できます。
AIによるランク判定で問題が最適化
スタディサプリの演習問題にはAIによるランク判定がついており、演習を繰り返すことで自分の苦手な問題形式を把握できます。
具体的には「問題の解答結果」をもとにAIが実力判定&解答傾向を分析し、「苦手な問題形式」を知らせてくれます。
結果をもとに苦手な問題を学習すれば、効率よくスコアアップできるでしょう。
\詳細を確認してみる/
スタディサプリの講座を詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
スタディサプリENGLISH TOEIC®L&R TEST対策コースでスコアを上げよう!メリット・デメリットから、おすすめの方まで徹底解説!
TOEIC600点に向けて基礎力を磨こう
今回は、TOEIC600点について、以下の内容について解説していきました。
- TOEIC600点のレベル
- TOEIC600点の難易度
- TOEIC600点で受ける評価
- 必要な勉強時間
- TOEIC600点達成に必要なこと
- おすすめの通信講座
TOEICの学習を始めた初学者にとっては、600点の壁は高く感じるかもしれません。しかし、基礎的な勉強を継続的に積み重ねていけば、確実にこのスコアに到達できます。
また、TOEIC 600点のスコアを持っていれば、さまざまな場面でアピールできます。本記事の内容を参考にしながら、スコアアップを目指して頑張ってください。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
※このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。