投稿日：2024年7月4日 | 更新日：2024年07月04日

「TOEICの勉強を始めようと思っているけれど、文法は勉強する必要があるの？」
「長文やリスニング対策だけで大丈夫？」
「効果的な対策方法を教えてほしい！」

TOEICの勉強を計画している際に、文法の重要性について疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか？

一見すると、長文問題やリスニング対策が重要に見えるかもしれませんが、文法はTOEICの成功において避けて通れない重要な要素です。

本記事では、TOEICの文法に焦点を当て、効果的な勉強法やおすすめの対策講座を解説します。この記事を通じて、以下の内容についての理解を深められます。

• TOEICにおける文法の必要性
• 初心者におすすめの勉強方法
• おすすめの対策講座

文法の理解が不十分でTOEICのスコアが伸び悩んでいるということがないように、これから学習を始める初心者の方は、ぜひ最後までご覧ください。

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TOEICではなぜ文法が必要なのか

TOEICで高スコアを狙う場合、文法は必ず対策すべきといっても過言ではありません。以下にその理由を解説していきます。

リーディングセッションで直接文法問題が出題されるから

1つ目の理由は、直接文法を問われる問題が出題されるためです。TOEICでは、リーディングセッションのPart5とPart6で文法の穴埋め問題が出題されます。

Part5では文中の空欄に最も適した単語やフレーズを選ぶ問題が出題されます。以下はPart5の出題例です。

The manager will ___ a meeting with the new clients next week.
a) hold
b) held
c) holding
d) holds

単語の理解だけで解ける問題もありますが、このように文法の知識がないと解けない問題も出題されます。

Part6ではテキストを読んで内容に関連する質問に答える問題が出題されます。以下は出題例です。

Questions 1 through 3 refer to the following advertisement.

City Employment Opportunity   
   
This position involves technical work monitoring and inspecting the City’s improvement projects for streets, water, sewer, parks and other public work projects, and private projects. Acts as —1.— and field representative for the City on public/private construction and —2.— projects.  
   
 MINIMUM QUALIFICATIONS   
   
Completion of high school and some college level course work in construction management or a related field, and experience —3.— construction or a related field.

  1. (A) accountant  
     (B) contractor  
     (C) inspector  
     (D) sales clerk

  2. (A) develop  
     (B) developed  
     (C) developing  
     (D) development

  3. (A) about  
     (B) for  
     (C) in  
     (D) of

前半の穴埋め問題は文法の知識が必要になるため、このパートで確実に点数を取るためには文法の習得が必要になります。

TOEICのすべての問題で文法の知識が必要になるから

2つ目の理由は、TOEICのすべての問題で文法の知識が必要になることです。文法知識が直接的に問われるのは、前述したPart5とPart6ですが、他のパートでも文法の知識は役立ちます。

例えば、リスニングセッションでは文法が理解できなければ、音声を聞き取っても意味が理解できなかったり、誤った解釈をしてしまう恐れがあります。

また、リーディングセッションの長文問題では、文法の知識が不足していると、長文の内容を誤解し、誤った回答を選んでしまう可能性があります。

直接的に文法知識が問われない問題でも、文法知識はTOEICのあらゆる問題で必要です。

TOEICに必要な文法力

TOEIC対策を始める上で、どの程度の文法力が必要なのでしょうか？ここでは、点数ごとに必要な文法力の目安をご紹介します。

400点は初心者レベル

現在のTOEICスコアが400点周辺の方は、中学英語レベルの文法をまだ完全に理解していない可能性が高いです。基本的な文法を理解できていないと、文法の穴埋め問題に時間がかかってしまい、また、長文を読むスピードも文法の知識がないと遅くなってしまいます。

「基礎的な文法が理解できていないな」と感じる方は、まずは基礎的な文法を再度復習し、学び直しましょう。

600点は中級者レベル

600点のスコアを取れる人は、中学英語から高校英語など基礎レベルの文法力はすでに身についていると言えます。このレベルの文法力があれば、TOEICに出題されるほとんどの文章の文法の意味を理解できます。

TOEICでは出題されやすい文法の傾向があるため、ポイントを押さえて苦手を克服することで、さらなる得点アップにつながるでしょう。

800点は上級者レベル

800点レベルのスコアを持つ人は、TOEICで押さえるべき文法はほとんどすべてマスターしていて問題ありません。この状態にいる方は、TOEICで出題されやすい文法の傾向を把握するだけでなく、未知の文法が出題された場合のアプローチ法を磨くことで、さらなる高得点を目指すことができます。

TOEIC文法問題の攻略法

TOEICで直接文法の知識が問われるのはリーディングセッションのPart5とPart6です。ここでは、2つのパートの具体的な攻略法を解説していきます。

Part5

Part5では以下のように、1文の空欄に最も適した選択肢を選ぶ問題です。Part5の解法テクニックは、答えを判断できる箇所のみ文章を読むことです。

The manager will ___ a meeting with the new clients next week.
a) hold
b) held
c) holding
d) holds

文法の知識があれば、Part5の問題は空欄の前後を読むだけで解答がわかる問題がいくつもあります。逆に、こういった問題を全文読んでしまうと選択肢に迷ってしまったり、焦りの原因につながります。

この解法を使うことで削減できる時間はわずかですが、他のパートにできるだけ時間を確保するためにも、Part5の文法問題は瞬時に解き終えましょう。

Part6

Part6では短い文章が提示され、空欄に入る単語や文法を答える問題です。Part5では空欄の前後のみを読むことで時間を削減できましたが、Part6ではすべての文章をはじめから読み切ることが重要です。

なぜなら、Part6の文法問題は文脈で判断しないと回答できない問題も出題され、空欄の前後を読んだだけでは分からず、結局全文を読む必要が生じ、時間のロスにつながるケースも多いです。

1つの文章は短くはありませんが、読み切れば一気に3~4問解答できるため、タイムパフォーマンスは悪くありません。

Questions 1 through 3 refer to the following advertisement.

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 MINIMUM QUALIFICATIONS   
   
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  1. (A) accountant  
     (B) contractor  
     (C) inspector  
     (D) sales clerk

  2. (A) develop  
     (B) developed  
     (C) developing  
     (D) development

  3. (A) about  
     (B) for  
     (C) in  
     (D) of

TOEIC文法対策におすすめの勉強法

TOEICの文法対策を進める上で、おすすめの勉強法は以下の3つです。

• 参考書などの書籍
• 英語アプリ
• 通信講座

それぞれの勉強法についてご紹介します。

本や参考書

代表的な学習法は参考書や公式問題集などの書籍を活用することです。書店やECサイトを見渡すと多くのTOEICに関連する書籍が販売されています。

購入に迷ったら、まずはTOEICの公式サイトが販売している公式問題集を選びましょう。参考書には単語や文法に特化したものもあるため、自身の目的に合わせて選ぶことが重要です。

英語アプリ

スマートフォンが普及したことで、アプリによる英語学習も人気を集めています。アプリのメリットはスマホを使って場所時間問わず学習できる点です。

電車内や待ち時間などの隙間時間を活用し、こまめに学習時間を確保することができます。文法対策を進めるのであれば、スタディサプリのアプリを活用するのがおすすめです。

アプリでPart5やPart6の問題を解くこともできますし、授業を受けれたり学習時間を記録できる点もメリットです。

＼／

通信講座

3つ目は通信講座です。通信講座のメリットは、TOEICについて網羅的に学べる点です。初心者でも安心して1から学習を始められます。

通信講座の詳細やおすすめの講座概要は事項でご紹介していきます。

TOEICのおすすめ通信講座3選

TOEICの文法対策を行う上でおすすめの通信講座を3つご紹介します。

1. スタディング
2. アガルート
3. スタディサプリ

1. スタディング

TOEIC文法対策におすすめな講座の1つ目はスタディング。スタディングは、スマホで学べるオンライン学習ツールです。

様々な資格試験に対応しており、その中の1つが「TOEIC® TEST 対策講座」です。この対策講座には、以下の特徴があります。

TOEIC満点講師の講義を受講できる

最初の特徴は、TOEIC L&Rテスト990点、英検®︎1級を保持する早川幸治講師の動画講義を受けることができる点です。

早川講師はTOEIC L&Rの傾向を押さえ、効率的にスコアアップする方法を教えてくれるので、時間がない社会人でもしっかり学べます。

目標スコアにあわせて学べる

次の特徴は、目標スコアに合わせて学べることです。主要なコースは、600点を目指すコースと800点を目指すコースの2種類があります。

どんなレベルの人でも、目標スコアに応じて必要な要素を集中して学べる点が魅力です。

無料のお試しもできる

講座が自分に合わなかった場合でも心配ありません。この講座には無料お試しのオプションがあるので、講座を体験してから購入を決断できます。

スタディングの講座を詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

スタディングの英語TOEIC講座の特徴とは？おすすめな理由や注意点を解説

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2. アガルート

TOEICの文法対策として続いて紹介するのは、「アガルートTOEIC講座」です。資格予備校のアガルートアカデミーが提供するオンライン講座で、プロ寺島よしき講師が担当しています。この講座には以下の特徴があります。

コスパが良い

最初の特徴は、コスパの良さです。アガルートのTOEIC講座は、他の類似講座に比べて料金が安価です。提供されている講座は以下の通りです。

料金の最新情報は公式webサイトをご確認ください。

参考：TOEIC® 講座一覧／価格表｜アガルートアカデミー

約1万円から3万円の価格帯で、英語の4技能（Reading, Writing, Listening, Speaking）の基礎を固めたい人から、ハイスコアを目指す人まで、幅広いレベルの学習者に対応した講座が用意されています。

英語教育のスペシャリストが指導

上記でご紹介した講座は、すべて寺島よしき講師が担当しています。寺島講師は予備校講師や翻訳家、大手出版社での解答作成などの経験を持つ英語の専門家です。

比較的リーズナブルな価格で、プロの高品質の授業を受けられる点が魅力です。

TOEICだけでなく英語の勉強法も学べる

この講座ではTOEIC対策だけでなく、効率的な単語の学習方法や正しい発音など、英語学習全般に役立つ内容も学ぶことができます。

TOEICに限らず、留学や英語力向上を考えている人にも適しています。

アガルートの講座を詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

コスパ◎大学生・社会人必見！アガルートTOEIC講座について徹底解説

＼アガルートでどんな英語講座があるのか見てみる！／

3. スタディサプリ

TOEICの文法対策には「スタディサプリENGLISH TOEIC®L&R TEST対策コース」もおすすめです。スタディサプリはリクルートが運営するインターネット予備校で、社会人の英語学習から受験対策まで幅広い講座を提供しています。

このTOEIC®L&R TEST対策コースには、以下の特徴があります。

演習問題が豊富

このコースには、TOEIC® L&R テスト20回分に相当する演習問題が含まれます。申し込み期間中はこの演習問題を何度でも繰り返し学習できるので、演習問題に困ることはありません。

多くの出題パターンに慣れることで本番の試験にも落ち着いて臨めるでしょう。

TOEICのカリスマ講師の授業を受けられる

スタディサプリでは、累計80万部突破「世界一わかりやすいTOEIC® L&R TESTの授業」等のシリーズの著者である関講師の動画講義を受けることができます。

動画は1回5分で、TOEIC® L&Rの文法・単語、最新のパート別の傾向や対策を丁寧に解説します。忙しくても、スキマ時間でいつでも学習できます。

AIによるランク判定で問題が最適化

スタディサプリの演習問題にはAIによるランク判定がついており、演習を繰り返すことで自分の苦手な問題形式を把握できます。

具体的には「問題の解答結果」をもとにAIが実力判定＆解答傾向を分析し、「苦手な問題形式」を知らせてくれます。結果をもとに苦手な問題を学習すれば、効率よくスコアアップできるでしょう。

スタディサプリの講座を詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

スタディサプリENGLISH TOEIC®L&R TEST対策コースでスコアを上げよう！メリット・デメリットから、おすすめの方まで徹底解説！

＼スキマ時間で効率良く学習できる！／

文法対策を進めてTOEICで高得点を目指そう

本記事では、

• TOEICの文法の必要性
• TOEICに必要な文法力
• 文法問題（Part5,6）の攻略法
• TOEIC文法対策におすすめの勉強法
• おすすめ通信講座3選

についてご紹介しました。

TOEICを攻略する上で、文法は必ず対策すべき重要な分野です。

「これまで文法を疎かにしてきた…」という方はぜひ今日を境に文法の学習を始めましょう。逆にいうと、文法をマスターすればTOEICを有利に進められます。

紹介した内容を参考にしながら、文法をマスターしてTOEICで高得点が取れることを願っています。

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