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投稿日:2024年7月26日 | 更新日:2024年07月26日
この記事を監修した専門家
「初めてのTOEICが500点だったけど、これってどれくらいのレベルなの?」
「なかなか取れない500点を突破する、おすすめの勉強方法が知りたい!」
初めてTOEICテストを受けてみたものの、自分がどの程度のレベルなのか分からない人もいるでしょう。
思うように結果が出ず、勉強法に悩みを抱えている人もいるかもしれません。
本記事では、TOEIC500点のレベルやその勉強法について、TOEIC900点超の著者が詳しく解説しています。
教材選びのポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
TOEIC500点のレベルと勉強法のポイント
- TOEIC500点は大学偏差値43、英検2級程度
- 頻出単語マスターと傾向に合わせた対策が重要
- 公式問題集で問題形式とリスニング音声に慣れておくこと
TOEIC500点の難易度はどのくらい?
TOEIC500点は、就活の履歴書やES(エントリーシート)に書ける最低限のスコアだと言われています。
ただこれだけでは、少しわかりにくいかもしれません。
ここでは、以下の3つの観点でTOEIC500点のレベルを解説していきます。
- 大学生・社会人の平均には届かないスコア
- 大学レベルは偏差値43程度
- 英検では2級に相当
大学生・社会人平均には届かないスコア
以下のように、TOEIC500点は大学生・社会人の平均点を下回る点数です。
TOEICでは400点〜500点が初心者レベルと言われることが多いので、基礎を身につけ始めた初心者のレベルと捉えると良いでしょう。
大学レベルは偏差値43程度
TOEIC500点は、大学の偏差値に換算すると43程度だと考えられます。
どのような試験でも、偏差値は以下の式から求められるからです。
偏差値=(個人の点数−平均スコア)÷標準偏差×10+50
今回は最新の公式データである、2023年10月1日午前実施の平均スコアから偏差値を計算してみます。
TOEIC500点取得者の偏差値は、以下の計算の通りです。
TOEIC500点取得者の偏差値=(500−625.6)÷175.6×10+50=42.84…
そのため、500点取得者の偏差値は43程度ということになります。
偏差値43に該当する大学の一例は以下の通りです。
- 北海道教育大学(国立・文系)
- 同志社女子大学(私立・文系)
- 広島修道大学(私立・理系)
英検では2級に相当
TOEIC500点は、英検では2級レベルに相当します。
これは、文部科学省で作成している「各資格・検定試験とCEFRの対照表」にて、TOEIC500点はCEFRのB1に分類されると考えられるからです。
対照表では、TOEIC Listening&Readingの得点に、TOEIC Speaking&Writingの得点を2倍にした数値を合算して判定しています。
TOEIC500点は得点率50.5%なので、仮にS&Wも同じ得点率だったとすると、以下の計算式のようになるはずです。
TOEIC L&R:990点×50.5%=500点
TOEIC S&W:800点×50.5%=404点
404点×2=808点
500点+808点=1,308点
したがって、CEFRのB1に該当するとわかります。
英検2級は高校卒業程度の難易度とされているので、基礎的な英語力がある程度身についている段階と言えるでしょう。
TOEIC500点取得に必要な勉強時間
TOEIC500点に必要な勉強時間は、330時間程度だと考えられます。
これはオックスフォード大学出版局が発表している、以下の表によるものです。
初めてTOEICを受けると仮定して、現状を初心者レベルの400点としてみましょう。
この表では、現在のスコアが350点の場合は225時間〜450時間、450点の場合は225時間以内の勉強時間が必要だと示されています。
したがって、現在400点相当の初心者に必要な勉強時間は、その中間の330時間程度と言えるでしょう。
すでにTOEICの受験経験がある人は、自分のスコアに該当する勉強時間を確認してみてください。
TOEIC500点を目指すおすすめの勉強法
英検2級レベルに相当するTOEIC500点は、やはり基礎固めが大切です。
特に以下の3つのポイントに気をつけて、勉強を進めると良いでしょう。
- TOEIC頻出単語を押さえる
- 文法問題は傾向をつかんで対策する
- 公式問題集で問題形式とリスニング音声に慣れる
TOEIC頻出単語を押さえる
TOEIC初心者にまず取り組んでもらいたいのが、頻出単語の対策です。
TOEICでは、単語の意味さえわかれば正解できる問題も多く出題されます。
貴重な得点源となる問題を取りこぼさないよう、TOEIC専用教材で頻出単語を押さえておきましょう。
どうしても単語が覚えられないときに試してほしいのが、例文で覚えることです。
文全体の意味を頭の中でイメージしながら覚えるので、記憶に定着しやすくなります。
自分で発音して、音声で覚えるのも効果的です。
文法問題は傾向をつかんで対策する
Part5、6で問われる文法問題は、傾向をつかんで対策しましょう。
以下の問題は毎回のように出題されているので、入念な対策が必須です。
- 品詞問題
- 代名詞問題
- 接続詞・前置詞問題
- 動詞問題
文法問題はPart7のような長文読解に比べ、スコアが上がりやすい傾向があります。
早い段階で取り組んでおくと勉強の効果が実感しやすく、モチベーションの維持につながるでしょう。
また、文法の基礎を固めることで英文を理解するスピードが上がり、リスニングや読解問題にも良い影響が期待できます。
公式問題集で問題形式とリスニング音声に慣れる
TOEIC対策では、公式問題集を使用することをおすすめします。
その理由は以下の通りです。
- 問題形式に慣れるだけでスコアが上がるから
- 公式スピーカーの音声を収録しているから
2時間で200問もの問題を解くTOEICは、他の英語資格とは異なる独特な形式の試験です。
初めて問題を見たときには、戸惑った人も多いのではないでしょうか。
これは裏を返せば、問題形式に慣れておくだけで有利になるということでもあります。
また、公式問題集はTOEICを開発するETSが作っているので、リスニングの音声には公式スピーカーの音声が採用されています。
本番と同じスピードとクオリティの音声に慣れておけば、試験当日も落ち着いて解答できるはずです。
TOEIC500点対策におすすめの教材・参考書
ここでは、前項のTOEIC500点を目指す勉強法にピッタリの教材・参考書を紹介していきます。
ぜひ参考にしてください。
- 【単語帳】TOEIC(R) L&R テスト英単語出るとこだけ!(アルク)
- 【文法】TOEIC(R) L&Rテスト 文法問題 でる1000問(アスク出版)
- 【アプリ】Santaアルク
【単語帳】TOEIC(R) L&R テスト英単語出るとこだけ!(アルク)
基本単語280語に、重要語630語を加えた単語帳です。
スコアに影響のある厳選された単語のみに絞っているので、効率良く勉強できます。
重要語にはすべて例文が付いているので、単語単体で学習するよりも記憶に残りやすいでしょう。
音声機能・学習機能を備えたスマホアプリで、音声を聴きながら覚えることもできます。
【文法】TOEIC(R) L&Rテスト 文法問題 でる1000問(アスク出版)
TOEIC頻出の文法問題1,049問を収録した文法問題集です。
前述の通り、TOEICテストのPart5、6は「品詞問題」「代名詞問題」などの決まった問題が多く出題されます。
この本では、そのような問題種類別の対策が可能です。
文法問題を手早く済ませられれば、Part7の読解問題にじっくり解答する時間も作れます。
【アプリ】Santaアルク
TOEIC参考書でも有名なアルクによる、3分でできるスコア診断が好評な無料アプリです(アプリ内課金あり)。
スコア誤差平均20点というデータもあるほどの、高性能なAIが搭載されています。
TOEICテスト15回分という膨大な量の問題を解くことで、着実にスコアアップが叶うはずです。
まずは無料版で試して、自分に合うようなら課金も検討しても良いでしょう。
TOEICおすすめ講座 3選
TOEIC500点を突破するには、何より基礎固めが大切です。
本記事で紹介したポイントを押さえ、演習を繰り返せば少しずつ点数が上がって行くでしょう。
とはいえ「独学で結果を出す自信がない」「講座で解き方のコツを学びたい」という人もいるかもしれません。
そのような人のために、ここではTOEIC対策におすすめの講座を紹介します。
①スタディング
②アガルート
③スタディサプリ
①スタディング
IPテスト対策におすすめな講座の1つ目はスタディング。
スタディングは、スマホで学べるオンライン学習ツールです。
さまざまな資格試験に対応していて、その中の1つが「TOEIC® TEST 対策講座」。
この対策講座には、以下の特徴があります。
TOEIC満点講師の講義を受けることができる
最初の特徴は、TOEIC L&Rテスト990点、英検®︎1級を保持する早川幸治講師の動画講義を受けることができる点です。
早川講師はTOEIC L&Rの傾向を押さえ、効率的にスコアアップする方法を教えてくれるので、時間がない社会人でもしっかり学べます。
目標スコアにあわせて学べる
次の特徴は、目標スコアにあわせて学べること。
主要のコースは、600点を目指すコース・800点を目指すコースです。
どのようなレベルの人でも、目標スコアに応じ必要な要素を集中して学ぶことができます。
無料のお試しもできる
講座が自分にあわなかったら嫌だと思う人もいるでしょう。
そのような人も安心です!
この講座には無料お試しのオプションがあるので、講座を体験してから購入を決められますよ。
登録もたったの30秒でできるので、気軽に試してみては?
\スキマ時間で勉強するなら「スタディング」がおすすめ!/
この講座の詳細は、以下の記事でも解説しています!
スタディングの英語TOEIC講座の特徴とは?おすすめな理由や注意点を解説
②アガルート
IPテスト対策として次に紹介するのは「アガルートTOEIC講座」。
資格予備校のアガルートアカデミーが手がけるオンライン講座で、「第二言語習得論」のプロ寺島よしき講師が担当しています。
この講座には、以下の特徴があります。
コスパが良い
最初の特徴は、コスパの良さ。
アガルートのTOEIC講座は、類似のTOEIC講座と比べると安価な料金設定です。
提供講座は、以下のとおり。
講座名 | 価格(税込・円) |
寺島よしき講師のTOEIC®基礎英語力完成講座 | 21,780 |
寺島よしき講師の英語基礎パック | 32,780 |
TOEIC®解答スキルマスター&解答速度超スピードUP実演講座 | 10,780 |
料金の最新情報は公式webサイトをご確認ください。
約1万円〜3万円の料金設定で、英語4技能(Reading, Writing, Listening, Speaking)の基礎を固めたい人から、ハイスコアを目指す人まで、幅広いレベルの人が使える講座が揃います。
英語教育のスペシャリストが指導
紹介した中で上記2つの講座は、寺島よしき講師が担当します。
寺島講師は、予備校講師や翻訳家、大手出版社の解答作成をおこなうなど、英語のプロフェッショナル。
リーズナブルな料金で、質が高い授業が受けられます。
TOEICだけでなく英語の勉強法も学べる
この講座ではTOEICだけでなく、効率良く単語を学ぶ方法や正しい発音など、英語学習全般で使える内容も学べます。
TOEICにとどまらず、留学や英語力のレベルアップなどを考えている人にはピッタリの講座でしょう。
\解答スキルやスピードを上げるなら「アガルート」がおすすめ!/
この講座の詳細は、以下の記事でも解説しています!
コスパ◎大学生・社会人必見!アガルートTOEIC講座について徹底解説
③スタディサプリ
IPテスト対策には「スタディサプリENGLISH TOEIC®L&R TEST対策コース」もおすすめです。
スタディサプリはインターネット予備校で、社会人の英語学習から受験対策まで幅広い講座を提供しています。
このTOEIC®L&R TEST対策コースには、以下の特徴があります。
演習問題が豊富
このコースには、TOEIC® L&R テスト20回分に相当する演習問題が含まれます。
繰り返し学習することで、試験本番でも落ち着いて実力を発揮できるでしょう。
カリスマ講師の授業を受けることが可能
累計80万部突破「世界一わかりやすいTOEIC® L&R TESTの授業」などのシリーズの著者である関講師の動画講義を受けることができます。
動画は1回5分で、TOEIC® L&Rの文法・単語、最新のパート別の傾向や対策を丁寧に解説。
忙しくても、スキマ時間でいつでも学習できます。
AIによるランク判定で問題が最適化
AIによる演習問題で、自分の苦手な問題形式がわかります。
具体的には「問題の解答結果」をもとにAIが実力判定&解答傾向を分析し「苦手な問題形式」を知らせてくれます。
結果をもとに苦手な問題を学習すれば、効率よくスコアアップできるでしょう。
\1週間の紹介無料体験するなら「スタディサプリ」がおすすめ!/
この講座の詳細は、以下の記事でも解説しています!
スタディサプリENGLISH TOEIC®L&R TEST対策コースでスコアを上げよう!メリット・デメリットから、おすすめの方まで徹底解説!
TOEIC500点を目標にさらなる点数アップも目指そう!
今回は、TOEIC500点のレベルや勉強法について解説しました。
本記事のポイントは以下の通りです。
- TOEIC500点は大学偏差値43、英検2級程度
- 頻出単語マスターと傾向に合わせた対策が重要
- 公式問題集で問題形式とリスニング音声に慣れておくこと
TOEIC500点は平均に届かないスコアですが、確実に達成することで600点、700点を突破する足がかりにもなる点数です。
皆さんも本記事を参考にまずは500点を、ゆくゆくはそれ以上のスコアを目指してください!