投稿日：2024年7月31日 | 更新日：2024年07月31日

この記事を監修した専門家

TOEIC905点

望月優衣

「TOEIC800点にはどれくらいの勉強時間が必要？」

「昇進のために、次は絶対に800点取りたい！」

就職や転職だけでなく、昇進要件になることも多いTOEICですが、忙しい社会人は勉強時間を確保するのも大変です。

気づけば試験まであと1ヶ月しかない、などということもあるでしょう。

TOEIC800点のレベルがわからず、参考書選びから苦戦する人もいるかもしれません。

この記事では、TOEIC800点の難易度や必要な勉強時間について、900点超の著者が詳しく解説しています。

限られた勉強時間で成果を出す勉強法や、おすすめの参考書も紹介しているのでぜひ参考にしてください。

TOEIC800点のレベルと学習のポイント

※この記事は2023年11月現在の情報となっております。

ユーキャン

 
年間受講者数約60万人※全資格の合計
豊富なノウハウと実績で学びをサポート！!

公式ページ

スタディング

スキマ時間を活用して無理なく続く
短期合格を目指せるプログラム！

公式ページ

初心者がTOEIC800点到達に必要な勉強時間の目安

初心者がTOEICで800点を目標にする場合、必要な勉強時間は830時間程度だと考えられます。

これはオックスフォード大学出版局が発表している、以下の表によるものです。

TOEICでは400点台〜500点までを初心者レベルと捉えることが一般的なので、この表にある450点を現在のスコアとします。

現在のスコアが450点の場合、750点までに700時間、850点までに975時間の勉強時間が必要だとわかります。

したがって、初心者に必要な勉強時間はその中間の830時間程度ということになるのです。

ただし、この勉強時間はあくまでも目安でしかありません。

工夫して対策すれば、より短い期間で達成できる可能性があります。

TOEIC800点のすごさとは？大学レベルや英検と比較

TOEIC800点が高いスコアであることはわかっても、そのレベル感が今ひとつイメージできない人もいるでしょう。

ここでは、以下の3つの視点からTOEIC800点の難易度を解説していきます。

TOEIC800点は受験者の上位15％の難易度

TOEIC800点は、全受験者の上位15％程度だと考えられます。

これはTOEICを運営するIIBC（一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会）が発表している、2022年度の平均スコア・スコア分布によるものです。

この分布図では、

となっています。

したがって6.8％+4.9％+4.2％＝15.9％となり、800点以上の受験者は15％程度だったと考えられるのです。

大学レベルはGMARCH

大学受験で考えると、TOEIC800点はGMARCHレベルだと考えられます。

これはTOEICスコアを偏差値に換算して考えたものです。

あらゆる試験では、以下の計算式から偏差値が求められます。

偏差値＝（個人の点数−平均スコア）÷標準偏差×10+50

今回は最新の公式データである、2023年10月1日午前実施の平均スコアから偏差値を計算してみましょう。

800点取得者の偏差値は以下の計算の通りです。

TOEIC800点取得者の偏差値＝（800−625.6）÷175.6×10+50＝59.93…

そのため、800点取得者の偏差値は60程度ということになります。

偏差値60にはGMARCH含め、以下のような大学が該当していました。

参考：みんなの大学情報「大学偏差値一覧｜文系大学学部偏差値」

有名大学ばかりで、TOEIC800点の点数の高さが実感できたのではないでしょうか。

英検なら準1級程度

以下の2つの表により、TOEIC800点は英検準1級程度の難易度だと考えられます。

仮にリスニングセクション・リーディングセクションのそれぞれが400点だった場合、以下の表のCEFRレベル「B2」に該当します。

そしてこの「B2」レベルを英検に当てはめると、以下のように準1級の範囲になるからです。

1級合格には届かないとはいえ、英語力としてはかなりハイレベルだと言って良いでしょう。

短期間でスコアアップ！社会人のためのTOEIC800点突破勉強法

ここでは、限られた勉強時間でTOEIC800点を突破する必要のある、社会人に向けた勉強法を紹介していきます。

学習のポイントは以下の通りです。

それぞれの学習法に適した参考書も紹介しているので、併せてチェックしてみてください。

頻出単語を重点的に学習する

まずはTOEICの頻出単語を重点的に学習しましょう。

TOEICでは、単語の意味さえわかれば正解できる問題も多数出題されます。

また他の問題でも、大まかな意味がわかるだけで選択肢をかなり絞り込むことができます。

TOEIC対策用の単語帳を使い、効率良く学習しましょう。

【おすすめ参考書】TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ

TOEICの頻出単語を、フレーズとともに収録した単語帳です。

以下の目標スコアごとに単語が収録されているので、860点までの単語を覚えておくと良いでしょう。

内容が難しく感じる人は、同シリーズの『TOEIC L＆R TEST　出る単特急　銀のフレーズ』から始めてみてください。

＼勉強するなら「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」がおすすめ／

リスニングに慣れる

リスニングは毎日音声を聞き、耳を慣らしておきましょう。

リスニングはリーディングよりも点数が高く出る傾向があります。

800点を目指すのであれば、低くても80％の正答率が必要です。

できればシャドーイングを日々の学習に取り入れ、自分で発音する機会を増やすのがおすすめです。

英文をまとまりとして捉える力がついてきます。

【おすすめ参考書】公式TOEIC(R)Listening & Reading トレーニング 2　リスニング編

2023年12月発売予定の、最新版の公式問題集です。

1日1セクション、20日間で一通り学習できます。

実際の試験問題と同様に公式スピーカーの音声が収録されているので、何度も繰り返せばかなりのリスニング力がつくでしょう。

文法問題のスピードと精度を上げる

文法問題が出題されるPart5では、いかに早く正確に解答するかが肝心です。

ここで時間を無駄遣いしてしまうと、その後のPart7の長文読解に割ける時間がなくなってしまいます。

なるべく多くの問題に触れ、反射的に解答できるレベルまで学習しておきましょう。

【おすすめ参考書】TOEIC® L&Rテスト 文法問題 でる1000問

TOEIC頻出の文法問題1,049問を収録した文法問題集で、経験がものを言うPart5対策にはピッタリです。

繰り返し解いて、TOEICの出題パターンを掴みましょう。

＼勉強するなら「TOEIC® L&Rテスト 文法問題 でる1000問」がおすすめ／

パート別の解答のコツを理解する

TOEICのそれぞれのパートには、解答のコツがあります。

例えばPart7の長文読解では、小さく書かれた注意書きが答えになる確率が高いとされています。

限られた勉強時間で800点を狙う場合、これらのコツを上手く利用する必要があるのです。

なるべく解説が丁寧な参考書を選び、答えを導くまでの流れも確認するようにしてください。

【おすすめ参考書】公式TOEIC® Listening & Reading 800＋

800点到達の分かれ道となる問題に絞って収録した、ETSの公式問題集です。

その問題のパターンや、解答を絞り込む流れが丁寧に解説されています。

パート別掲載と難問アイコン表示で、忙しい社会人でも効率的に対策できるのも魅力です。

特に難易度の高い220語を収録した別冊の単語集は、スキマ時間での学習にぜひ活用してください。

＼勉強するなら「公式TOEIC® Listening & Reading 800＋」がおすすめ／

TOEIC　おすすめ講座3選

TOEIC800点は上級者レベルですが、ポイントを押さえて学習すれば独学でも達成可能です。

とはいえ「効率的に対策しないと間に合わない！」「講座やスクールにも興味がある」という人もいるでしょう。

そのような人のために、ここではTOEIC対策におすすめの講座を紹介します。

①スタディング

IPテスト対策におすすめな講座の1つ目はスタディング。

スタディングは、スマホで学べるオンライン学習ツールです。

さまざまな資格試験に対応していて、その中の1つが「TOEIC® TEST 対策講座」。

この対策講座には、以下の特徴があります。

TOEIC満点講師の講義を受けることができる

最初の特徴は、TOEIC L&Rテスト990点、英検®︎1級を保持する早川幸治講師の動画講義を受けることができる点です。

早川講師はTOEIC L&Rの傾向を押さえ、効率的にスコアアップする方法を教えてくれるので、時間がない社会人でもしっかり学べます。

目標スコアにあわせて学べる

次の特徴は、目標スコアにあわせて学べること。

主要のコースは、600点を目指すコース・800点を目指すコースです。

どのようなレベルの人でも、目標スコアに応じ必要な要素を集中して学ぶことができます。

無料のお試しもできる

講座が自分にあわなかったら嫌だと思う人もいるでしょう。

そのような人も安心です！

この講座には無料お試しのオプションがあるので、講座を体験してから購入を決められますよ。

登録もたったの30秒でできるので、気軽に試してみては？

＼勉強するなら「スタディング通信講座」がおすすめ／

この講座の詳細は、以下の記事でも解説しています！

スタディングの英語TOEIC講座の特徴とは？おすすめな理由や注意点を解説

②アガルート

IPテスト対策として次に紹介するのは「アガルートTOEIC講座」。

資格予備校のアガルートアカデミーが手がけるオンライン講座で、「第二言語習得論」のプロ寺島よしき講師が担当しています。

この講座には、以下の特徴があります。

コスパが良い

最初の特徴は、コスパの良さ。

アガルートのTOEIC講座は、類似のTOEIC講座と比べると安価な料金設定です。

提供講座は、以下のとおり。

料金の最新情報は公式webサイトをご確認ください。

約1万円〜3万円の料金設定で、英語4技能（Reading, Writing, Listening, Speaking）の基礎を固めたい人から、ハイスコアを目指す人まで、幅広いレベルの人が使える講座が揃います。

英語教育のスペシャリストが指導

紹介した中で上記2つの講座は、寺島よしき講師が担当します。

寺島講師は、予備校講師や翻訳家、大手出版社の解答作成をおこなうなど、英語のプロフェッショナル。

リーズナブルな料金で、質が高い授業が受けられます。

TOEICだけでなく英語の勉強法も学べる

この講座ではTOEICだけでなく、効率良く単語を学ぶ方法や正しい発音など、英語学習全般で使える内容も学べます。

TOEICにとどまらず、留学や英語力のレベルアップなどを考えている人にはピッタリの講座でしょう。

＼勉強するなら「アガルート通信講座」がおすすめ／

この講座の詳細は、以下の記事でも解説しています！

コスパ◎大学生・社会人必見！アガルートTOEIC講座について徹底解説

③スタディサプリ

IPテスト対策には「スタディサプリENGLISH TOEIC®L&R TEST対策コース」もおすすめです。

スタディサプリはインターネット予備校で、社会人の英語学習から受験対策まで幅広い講座を提供しています。

このTOEIC®L&R TEST対策コースには、以下の特徴があります。

演習問題が豊富

このコースには、TOEIC® L&R テスト20回分に相当する演習問題が含まれます。

繰り返し学習することで、試験本番でも落ち着いて実力を発揮できるでしょう。

カリスマ講師の授業を受けることが可能

累計80万部突破「世界一わかりやすいTOEIC® L&R TESTの授業」などのシリーズの著者である関講師の動画講義を受けることができます。

動画は1回5分で、TOEIC® L&Rの文法・単語、最新のパート別の傾向や対策を丁寧に解説。

忙しくても、スキマ時間でいつでも学習できます。

AIによるランク判定で問題が最適化

AIによる演習問題で、自分の苦手な問題形式がわかります。

具体的には「問題の解答結果」をもとにAIが実力判定＆解答傾向を分析し「苦手な問題形式」を知らせてくれます。

結果をもとに苦手な問題を学習すれば、効率よくスコアアップできるでしょう。

＼勉強するなら「スタディサプリ通信講座」公式サイトはこちら／

この講座の詳細は、以下の記事でも解説しています！

スタディサプリENGLISH TOEIC®L&R TEST対策コースでスコアを上げよう！メリット・デメリットから、おすすめの方まで徹底解説！

限られた勉強時間でもT0EIC800点は達成できる！

今回は、初心者がTOEIC800点到達に必要な勉強時間や、効率的な勉強法について解説しました。

本記事のポイントは以下の通りです。

上級者レベルのTOEIC800点に到達するには、ある程度まとまった勉強時間が必要になります。

日々の生活のスキマ時間も活用し、細切れでも勉強時間を確保するようにしましょう。

また、解答のコツを掴むなどの工夫をすれば、短期間のスコアアップも不可能ではありません。

私も約半年で、700点から900点まで点数を上げた経験があります。

皆さんも本記事を参考に学習して、TOEIC800点を達成しましょう！

ユーキャン

 
年間受講者数約60万人※全資格の合計
豊富なノウハウと実績で学びをサポート！!

公式ページ

スタディング

スキマ時間を活用して無理なく続く
短期合格を目指せるプログラム！

公式ページ

この記事を監修した人

望月優衣

早稲田大学教育学部英語英文学科。1歳からの自宅学習により、留学経験なしで英語を習得。大学在学中は大手予備校で東大・早慶志望者の質問回答を担当。金融機関勤務を経て、英語講師として3年間活動。現在は金融・英語分野を中心に記事執筆中。