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投稿日:2024年7月4日 | 更新日:2024年07月04日
リーディングテストは、日本人が高いスコアを出せるパートです。しかし、IELTSには過去問がなかったり、長文読解でつまずたりして、リーディングスコアで伸び悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
本記事では、IELTSの長文読解のポイントや勉強方法を紹介します。
IELTSリーディングの難易度と目標スコアの概要
IELTS試験のうち、リーディングパートは日本人が高いバンドスコアを出せるテストです。
少しでも目標のIELTSスコアに近づけるよう、得点を稼ぎたいですね。
本記事では、IELTSリーディングの長文に焦点を当て、勉強のコツやおすすめの教材を紹介します。
日本人のIELTSリーディングテストの平均バンドスコアは、
- アカデミック・モジュール:6.1
- ジェネラル・トレーニング・モジュール:5.6
となっています。
以下は、IELTSリーディングテストの各バンドスコアに対する点数を示しています。
モジュールごとにクリアすべきIELTSスコアは異なります。
【アカデミック・モジュール】
バンドスコア8.0=40点満点中35点
バンドスコア7.0=40点満点中30点
バンドスコア6.0=40点満点中23点
バンドスコア5.0=40点満点中15点
【ジェネラル・トレーニング・モジュール】
バンドスコア8.0=40点満点中38点
バンドスコア7.0=40点満点中34点
バンドスコア6.0=40点満点中30点
バンドスコア5.0=40点満点中23点
バンドスコア4.0=40点満点中15点
機関によって異なりますが、海外留学を目指す人はIELTSバンドスコア6.5を、オーストラリアなどの移住を検討している人は、IELTSバンドスコア6.0の達成を目指しましょう。
読めない人向け!短期間でできるIELTS長文の勉強のコツ
IELTSのリーディングテストのアカデミック・モジュールでは、長文問題(パッセージ)が3つあります。
それぞれのパッセージに12~14問の出題があり、合計40問を60分内に解く必要があります。
出題タイプと文法理解のコツ
出題タイプは、複数の単語や数値の選択肢問題、TRUE / FALSE / no informationを選択する形式、文章・要約を完成させる形式など多岐にわたります。
目標のスコアを達成できるようIELTSリーディングの解き方を確立しておきましょう。
長文問題が解けない・文章が理解できない原因はなんでしょうか?
その文章の文法が理解できなかったり、読解に重要な単語の知識がないという問題が生じていることが多いようです。
IELTSリーディングの理解度を上げるには、長文の「構造を分析する」・「単語を増やす」ことで長文の解き方をマスターすることです。
以下に、文法を理解する方法を紹介しますので、まず数週間トライすることを目指しましょう。
スラッシュリーディング(区切り読み)
基本的な短い文章は理解できるのに、長い文章になるととたんに読めない状態になるという問題が多発します。
長文の解き方のコツは、文章をフレーズの「かたまり」にまとめることです。
方法としては、英文の最初の単語から、意味や述語のかたまりごとにスラッシュで区切ります。
スラッシュで区切ると文章が短くなり、長文が理解しやすくなります。
文章中の主語と述語を明確に
英文のほとんどは、「S(主語)+V(述語)+O(目的語)」の文法にのっとって構文されています。
英文法には、S(主語)+V(述語)の見極めが大事になってきます。
長文になると、O(目的語)が多くなり、S(主語)とV(述語)を見失ってしまいます。
修飾語(副詞や形容詞)は長文理解では重要度が低くなるため、ある程度無視して、S(主語)+V(述語)を見極めることに集中しましょう。
長文の速読・多読・精読のすすめ
IELTSスコアアップのコツとして、長文読解を繰り返し解くこと(速読+多読+精読)です。
長文の読解力向上のためには、they, it, thatなどの代名詞が何を指してるのか理解することがカギといえます。
また、But, however, although, while, whereasなどの逆説を示す単語にマーカーすることで効率的に読解を進めることができます。
長文の精読ができたら、すべての問題を正解するまで問題を繰り返し解きましょう。
そして、1パッセージ3~5分で読めるのを目標に、速読の練習をします。
間違えた要素を分析
リーディングテストを解き終えた直後は、必ず採点して、不正解の問題はなぜ間違えたか?をはっきりさせておきましょう。
間違いの原因として、単純なケアレスミス・内容の読み間違いに分類されます。
シャドーイングで単語力アップ
シャドーイングとは、聞いた音声を、そのまま、文章を見ずに発音すること方法です。
シャドーイングすることで単語力を上げることが期待できます。
リスニングだけでなくリーディングのスキルアップにも繋がるため、IELTS受験者のoverallスコアアップには大変効果的です。
本番で役立つ!IELTS長文の解き方
試験時間が限られているIELTSリーディングにおいて大事なことは、なんでしょうか?
長文を解く順番を考える
IELTSでは、問題のキーワードに注目し、それに関連する部分だけを素早く読む能力を鍛えることが重要です。
そのため、IELTS試験本番前に、どのパートから読み始めるかの対策(問題文を先に読むか、長文を先に読むか)を練っておくことが対策のキーとなります。
問題文→長文の順番か、長文→問題文の順番か、どちらの方法が自分に合っているかは、IELTS正答率や回答時間を調べることができます。
問題文を先に読むか、長文を先に読むか
前者の、長文の内容を把握してから問題文を読む方法について解説します。
この方法のメリットとしては、出題で問われている内容が、長文のどこに書かれているかを把握できる点にあります。
長文のおおまかな内容を理解した上で、問題のキーとなる部分を素早く探すことができるので、より精読を強化できます。
その一方で、広く推奨されているのは、まず問題文を読んでから長文を読むという方法です。
長文問題では、すべてが出題されるわけではありません。
最初に問題文を読んで、出題されるポイントを把握することで、回答に不必要な文章を読む時間を割くことができます。
TOEFLとは異なり、IELTSのリーディングテストでは、細やかなポイントの読解が求められる点からも、問題文→長文の順番で読む方法が推奨されます。
目標・苦手を明確にする
IELTSのリーディングテストでは、1問につき1点が付与されています。
自分が得意・易しい問題も、自分が苦手で難しい問題も、同じウェイトなのです。
IELTSスコアアップのため、得意な分野に集中し、ミスのないよう確実に正解することを目指しましょう。
また、間違いやすい出題タイプはどれか?回答までに時間がかかりやすい問題タイプは何か?スコアを伸ばしたい出題タイプはどれか?を確認しましょう。
IELTS試験で苦手・間違えやすいタイプを攻略し、なぜミスしたかを分析することが大事です。
読む能力の底上げ法と時間管理
IELTSリーディングで大事なのは、時間管理する能力です。
リーディングテストには、3つのパッセージ(長文)があります。
IELTS試験において、どのパッセージが難易度高いか、低いかは本番になってみないと分かりません。
IELTS公式問題集のリーディングパートでは、パッセージ1が一番易しく、パッセージ3が一番難しい傾向にあるようです。
しかし、IELTS試験の本番で同じ傾向になるとは限りません。
パッセージ1が難しいと感じたら適当に切り上げて、次のパッセージに挑戦することもIELTSスコアアップ作戦のひとつです。
おすすめのIELTS長文勉強法と対策の基本
読解力と推察力の向上
IELTSリーディングテストのスコアアップには、長文に対する持久力と読解力を向上することが必要になります。
そのため、「速読」・「多読」・「精読」が有効です。また、日頃から、展開がワクワクするような英文小説を読むことをおすすめです。
問題集や参考書による勉強の息抜きに、読むことが楽しくなる小説が適切です。ミステリー小説や売上上位の書籍を選んでみましょう。
英語の小説を読むことによって、長文に慣れること、想像力と推察力を鍛えること、単語力を磨き上げることができます。
もし英語の小説において読解が難しく感じた時は、前述のスラッシュリーディングや、S(主語)とV(述語)を意識しながら読むことを実践すると、長文ができるようになります。
この学習方法を繰り返すことによって、読解力が見についていきます。
IELTS用の語彙力を鍛え上げる
語彙力アップのため、IELTS専用の単語帳が役に立ちます。
実は、IELTS試験に出題されやすい単語とそうでない出題率の低い単語があります。
そのため、自分なりに単語を勉強しまとめるよりは、IELTS用に作成された単語帳を活用するのがスコアアップの近道です。
この単語帳を使って、その単語がどのような意味で、どのように発音されるかをインプットしていきます。
その際、意味と発音以外の情報は現段階では一旦置いておきましょう。
また、このときのポイントとして、覚える努力はするのですが、完璧に覚える必要はありません。
語彙力アップのためには、丁寧・じっくり、よりは、多くをハイペースで繰り返すことが大事です。
IELTS長文で学習する単語数の目標と時間帯
さらなるハイスコアを目指すのであれば、1日50~100個の単語を目標としましょう。
記憶を脳に定着させる効率のよい時間帯は、夜寝る前です。
記憶が定着する寝る間を使って、夜寝る前に50~100個の単語の意味・発音を覚えるようにします。
そして、翌朝、これらを覚えているかチェックします。
これを繰り返すことで語彙力を鍛え上げる対策になります。
この方法で単語帳一冊を何周か反復して行います。
長文対策のための無料IELTSリソースと参考書
IELTSにおいて長文読解力を高めるためには、適切なリソースと参考書が必須です。
IELTSの長文問題は、多読と理解力の向上によって対策可能です。
IELTS長文対策のコツ
まず、英語の新聞や雑誌、学術論文などを読み、様々なトピックや文体に慣れることが大切です。
英語の長文を読む際は、知らない単語が多く出てくる場面があります。
丁寧に調べると速読の妨げになるほか、ストーリー展開の楽しみが半減されモチベーションを保てなくなります。
単語を調べるのは、ストーリーに頻発するキーとなる単語のみに絞りましょう。
英語の小説をリーディング教材にすることもおすすめの勉強法です。
小説は、速読・読解力の対策になるだけでなく、想像力や推察力・集中力を鍛えることになります。
筆者の伝えたいことや意図を想像しながら読み進めると、IELTSリーディングに必要な長文読解力が鍛えられます。
次に、長文読解の技術を磨くため、IELTS公認問題集や、IELTS専門の参考書を活用しましょう。
代表的なものには、’IELTS Trainer’や’Cambridge IELTS’シリーズがあります。
これらの書籍は、実際のIELTSの問題形式や例題を再現しており、具体的な解答方法や戦略を提供しています。
また、模擬試験を繰り返すことで、時間管理のスキルも鍛えられます。
これらのリソースと参考書を活用し、IELTSの長文問題に自信を持つことができるようになりましょう。
IELTSスコアアップにおすすめの講座
勉強していく中で、下記のような悩みがある方もいるでしょう。
- 「自分の英語力が上がっているのかわからない」
- 「わからないことを質問したい」
などと不満と不安に陥ってしまいませんか。
そんなあなたには、IELTS専用の対策講座がおすすめです。
ここからは、おすすめのIELTS対策講座を紹介していきますね。
IELTS対策講座を受けるメリット
IELTS対策講座のメリットはなんといっても「やることが決まっている」ことです。
忙しい現代、教材選びや勉強方法の模索で時間を無駄にしている暇はありませんよね。
必要な知識と技術をしっかりとしたサポートを受けながら効率的に勉強する。
これが目標達成への近道です。
講座はテキスト、問題集、模擬試験など、必要なものが全て揃っています。
先生からのフィードバックやアドバイスをもらえるので、わからない部分があっても安心。
IELTSで目標スコアを目指すとき、IELTS対策講座はあなたの強い味方になりますよ。
【バークレーハウス(BERKELEY HOUSE)】
IELTSスコアアップにおすすめの講座、一つ目はバークレーハウスです。
バークレーハウスは東京にある語学スクールで、IELTSの公式テストセンターでもあります。
このスクールではIELTS専用の講座を提供していて、プライベートレッスン・グループレッスンの2種類から選ぶことができます。
プライベートレッスンは、カリキュラムを柔軟に変えられ、講師を独占できるので短期間でもしっかり学べるメリットがあります。
講師は日本人・ネイティブを組み合わせて受講もでき、スピーキング対策にはネイティブ講師を…などと使い分けができて便利ですよ。
一方グループレッスンでは、目標のスコアに応じたクラスに入ることができ、IELTSに必要な4技能をバランスよく学べます。
リスニングとリーディング対策はIELTS8.0以上の日本人講師が担当し、講義動画視聴という形で学ぶので、何度も繰り返し動画を見ながら自分のペースで理解を深められます。
スピーキング・ライティング対策は、オンライン授業と個別の添削課題がセット。
こちらもIELTS8.0以上の日本人講師が担当するので、高品質なレッスンやフィードバックを受けられるでしょう。
この講座の受講料金は以下のとおりです。
コース | 料金 | 備考 |
プライベート(対面/オンライン) | 1回2時間 26,400円(税込)〜 | 弱点克服、テスト直前対策など幅広い目的で使えるレッスン。 入会金22,000円(税込)は別途かかる。 |
グループ(オンライン)4技能総合コース | 4週 55,000円(税込) | テキスト代は別途かかる。 |
自分のIELTS学習の目的に応じてコースを選んでくださいね。
価格に見合ったレッスンが受けられるか不安な場合、無料体験も受けられるので、ぜひレッスンを試してから検討してみてください!
\バークレーハウスのIELTS対策講座をチェック/
【ブリティッシュカウンシル(British Council)】
IELTSスコアアップにおすすめの講座、二つ目はブリティッシュカウンシルです。
こちらはIELTSの共同運営機関で、IELTSを受験する人なら一度は名前を聞いたことがあるでしょう。
実はブリティッシュカウンシルでも、独自のIELTS講座「IELTS試験対策コース」を開講しているのです。
レベル別に分かれたクラス(グループレッスン)で4技能を楽しく効率的に学べ、さらに本番に向けた模擬試験にもチャレンジできます。
また、講師が一人一人にフィードバックをくれるのも嬉しいポイント。自分がどれだけの学習進捗なのか、的確に教えてもらえますよ。
この講座の受講料金は以下のとおりです。
コース | 料金 | 備考 |
グループ(中級、中級上、上級) | 158,400円(税込)/週3時間・12週間 | ブリティッシュカウンシルで初めて英語コースを受講する場合、入学金27,500円(税込)は別途かかる |
こちらは東京(飯田橋)で開講されるコースです。
お近くの方・対面の方がやる気が出るという方は、ぜひチェックしてみてください。
個別の無料受講説明会や英語力診断もしてくれます。
【リバティ(Liberty English Academy)】
IELTSスコアアップにおすすめの講座、最後にご紹介するのはリバティです。
授業の特徴は、日本では唯一リバティだけで教えられる「グラマーテーブル」という英語本来のルールを使って行われること。
今までバラバラだった英語の知識を体系的に学ぶことができるので、ある程度英語の勉強をしてきた人には特におすすめです。
リバティの「IELTS対策コース」は、多くの海外大学に進学可能なスコア「IELTS7.0」超えの生徒を多数輩出している確かな実績がある講座です。
また、単にIELTSの目標スコア達成だけでなく、ネイティブでも到達が難しい高いレベルの英語力が習得できます。
この講座の受講料金は以下のとおりです。
コース | 料金 | 備考 |
ショート(受講回数24回) | 13,200円(税込)/回 | 入会金55,000(税込)は別途かかる。 1回の受講時間は90分。 |
ベーシック(受講回数48回) | 11,000円(税込)/回 | 入会金55,000(税込)は別途かかる。 1回の受講時間は90分。 |
アドバンス(受講回数72回) | 10,780円(税込)/回 | 入会金55,000(税込)は別途かかる。 1回の受講時間は90分。 |
リバティでは無料カウンセリングが受けられるため、授業の内容や活用方法など疑問や不安は気軽に解消できますよ。
無理な勧誘はないので、気になる方はぜひお問合せを!
IELTS長文対策:まとめ
日本の英語教育として、文法や語彙など、特に力を入れてきたリーディングスキル。
日本人にとって、IELTSリーディングパートはスコアアップの絶好のチャンスなのではないでしょうか。
本記事では、IELTS試験で活用できるリーディング長文読解の対策・勉強方法を紹介しました。
得意分野を伸ばすことで、苦手分野をカバーすることに繋がります。
スラッシュリーディングやシャドーイングなど、本記事で紹介した長文読解スキルを、ぜひIELTSリーディングパートで活用してみてください。
IELTSスコアが少しでもアップし、目標を達成できるよう応援しています。