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投稿日:2024年7月5日 | 更新日:2024年07月05日
IELTSスコアはTOEICスコアと換算できるのでしょうか?
できるとしたら、その詳細が気になりますよね。
そこで今回は、二つのスコアの換算の可否や、詳細をご紹介します。
これからIELTSまたはTOEICを受験する際の参考にしてください。
IELTSスコアはTOEICスコアと換算できる?
IELTSスコアはTOEICスコアと換算できるのかを詳しくチェックしましょう。
各スコアの仕組み・違い
スコアの換算の可否を知る前に、IELTSとTOEICスコアの仕組みや違いを知る必要があります。
※すでに知っている場合は、このセクションを飛ばして構いません。
IELTSスコアの仕組み
IELTSはスコアが最低1.0〜9.0満点、0.5点刻みで採点される試験です。
スコアには、総合点であるオーバーオールスコア(Overall band score)と、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング4セクションごとのスコア(Section band scores)があります。
オーバーオールスコアを算出するには、セクションスコアを合計し4で割ります。
例:リーディングとリスニングが7.0で、ライティングが6.0、スピーキングが5.5の場合
(7.0 + 7.0 + 6.0 + 5.5 ) / 4 = 6.375
計算した結果、小数点以下の数字が「0以上〜0.25未満」の場合は切り捨て、「0.25以上〜0.75未満」の場合は0.5になり、0.75以上は切り上げになります。
つまり上記の例であれば「6.375」の小数点以下の部分は「0.5」扱いとなり、オーバーオールスコアは「6.5」になります。
TOEICスコアの仕組み
次に、TOEIC(L&R)スコアの仕組みを説明します。
TOEICスコアは、リスニング5点〜495点・リーディング5点〜495点、合計990点満点のテストです。
具体的なスコアの算出方法は非公開ですが、正解数0問であっても10点の配点があるため、1問につき何点という配点をしていないことがわかります。
IELTSとTOEIC(L&R)試験の大きな違い
IELTSとTOEIC(L&R)試験の大きな違いは、ライティング・スピーキング試験の有無です。
TOEICにも、TOEIC S&Wというスピーキングとライティングの能力を測る試験はありますが、IELTSと異なり同日開催ではありません。
また、IELTSとTOEICのスコアやスコアの算出方法にも共通点はありません。
唯一、IELTSとTOEIC、どちらの試験も「CEFR(セファール)」という外国語運用能力を測る国際基準を使い、スコアのレベル感を確認できるという共通点はあります。
TOEICとの公式な換算データはない
IELTSスコアはTOEICスコアと換算できるのかという問題ですが、結論としては大まかな換算はできます(目安はわかる)。
IELTSとTOEICの公式な換算データはないため、正確な数値は出せません。
しかし、先ほどいったようにどちらの試験も「CEFR」という指標を使ってスコアのレベルを公表しているので、それを目安に間接的にレベルを知ることができるのです。
実際に、CEFR・IELTS・TOEICのスコアレベルを並べて比較しましょう。
なお、CEFRはA1〜C2までのレベルがあり、数字とアルファベットが若いほう(A1)が初級で、C2が最上級レベルです。
CEFR | IELTS(Overall band score) | TOEIC(L&R合計点) |
C2(熟達した言語使用者) | 8.5〜 | データなし |
C1(熟達した言語使用者) | 7.0〜8.0 | 945点〜 |
B2(自立した言語使用者) | 5.5〜6.5 | 785点〜 |
B1(自立した言語使用者) | 4.0〜5.0 | 550点〜 |
A2(基礎段階の言語使用者) | 3.0 | 225点〜 |
A1(基礎段階の言語使用者) | 2.0 | 120点〜 |
IELTSとTOEIC以外の英語試験スコアは換算できる?
それでは、IELTSとTOEIC以外の英語試験スコアは換算できるのでしょうか?
結論としては、換算できる試験もあります。
ここでは、日本人にメジャーな試験であるTOEFL iBTおよび英検とのスコア換算の可否を確認しましょう。
TOEFL iBTとの換算はできる
海外大学への進学などに使う英語試験、TOEFL iBTとの換算はできます。
TOEFLが公式に換算表を公開しているのでご紹介します。
IELTSスコア(0-9) | TOEFL iBTスコア(0-120) |
9 | 118 |
8.5 | 115 |
8 | 110 |
7.5 | 102 |
7 | 94 |
6.5 | 79 |
6 | 60 |
5.5 | 46 |
5 | 35 |
4.5 | 32 |
0-4 | 0-31 |
引用:Total Score Comparison Table|ETS
英検とは大まかには換算できる
それでは、IELTSと英検のスコアは換算できるでしょうか?
こちらはTOEICと同じで、CEFRを介してであれば大まかな換算ができます。
こちらもTOEICのような表にして比較してみましょう。
CEFR | IELTS(Overall band score) | 英検 |
C2(熟達した言語使用者) | 8.5〜 | データなし |
C1(熟達した言語使用者) | 7.0〜8.0 | 1級 |
B2(自立した言語使用者) | 5.5〜6.5 | 準1級 |
B1(自立した言語使用者) | 4.0〜5.0 | 2級 |
A2(基礎段階の言語使用者) | 3.0 | 準2級 |
A1(基礎段階の言語使用者) | 2.0 | 5級〜3級 |
英検にはC2に相当するスコアはありませんが、ほぼ換算可能で、目安はわかります。
結局どの英語試験が難しいの?
ここまでIELTSとTOEIC、TOEFL、英検などの試験スコアを換算してきました。
結局どの英語試験が難しいのでしょうか?
こちらも、試験の問題数や採点基準などがまったく違うので単純に比較はできません。
しかし、CEFRから考えれば、IELTS・TOEFLがTOEIC・英検より難しいことは推察できます。
国際的にも、英語力を測る試験として幅広く認知されているのは、IELTS・TOEFLです。
どの英語試験を受験すべき?
それでは、IELTS、TOEIC、TOEFL、英検…一体どの英語試験を受験すべきなのでしょうか?
こちらは、英語スコアを使う「目的」に応じて決めるのがいいでしょう。
国内で使うならTOEICか英検
国内の進学や就職活動などで使うなら、TOEICか英検がおすすめです。
理由は、TOEIC・英検は日本国内での認知度が高い試験だからです。
特に学校や企業側から指定がないなら、これらの試験を勉強するといいでしょう。
ただし、低いスコアや級では利用価値はありません。
最低でもTOEIC700点以上、英検なら2級以上を目指すことをおすすめします。
海外留学・移住で使うならIELTSかTOEFL
もしもスコアを海外留学や移住の目的で使うなら、IELTSかTOEFLがおすすめです。
留学先で指定がないのであれば、どちらを受けるべきかは好みの問題です。
問題をチェックしてみて、スコアを取りやすそうな試験を選ぶといいでしょう。
IELTSやTOEFLは得意・不得意がわかれる試験です。レベルに大きな違いはありません。
イギリス留学・移住ならIELTS
イギリスへの留学や移住を目的とするならIELTSを受けましょう。
なぜならIELTSはイギリス発祥の英語試験で、使われる英語もイギリス英語だからです。
そもそも、TOEFLスコアは受け付けてくれない教育機関もあります。
なお、移住目的の場合はIELTSの受験が必須です。
TOEICではなくIELTSを勉強するなら?おすすめの対策講座
TOEICではなくIELTS受験を決めたなら、IELTS対策講座を受講するのがおすすめです。
IELTS対策講座なら、スコアUPに必須の専用教材と模擬試験が提供され、効率的な学習ができるからです。
また、IELTSに精通した講師から直接フィードバックや助言をもらえるため、初心者でもスコアを伸ばしやすいでしょう。
ここでは、3つのIELTS対策講座の特徴や価格をご紹介します。
【バークレーハウス(BERKELEY HOUSE)】
IELTS対策におすすめの講座、一つ目はバークレーハウスです。
バークレーハウスは、東京にある語学学校で、IELTSの公式テストセンターの一つです。
こちらには、IELTS対策専用のクラスがあり、プライベートレッスンとグループレッスンの2つがあります。
どちらもオンラインで受けられるので、遠方に住んでいても大丈夫ですよ。
プライベートレッスンでは、自分のペースで学べる上に、個別指導を受けることができます。
そのため、集中してレベルアップしたい人に特におすすめです。
一方、グループレッスンでは、目標スコアに応じたクラスがあり、IELTSの4つのスキルをバランスよく学べます。
リスニングとリーディング対策では、IELTS8.0以上の日本人講師から指導を受けつつ、講義動画を何度も視聴することができ便利です。
またスピーキングとライティング対策は、オンライン授業と個別の添削課題がセットになっています。
こちらも先ほどと同様に、IELTS8.0以上の日本人講師が担当し、高品質なレッスンとフィードバックを受けることができます。
このIELTS対策講座の受講料金は以下のとおりです。
IELTSコース | 料金 | 備考 |
プライベート(対面/オンライン) | 1回2時間 26,400円(税込)~ | 弱点克服、テスト直前対策など幅広い目的で使えるレッスン。 入会金22,000円(税込)は別途かかる。 |
グループ(オンライン)4技能総合コース | 4週 55,000円(税込) | テキスト代は別途かかる。 |
目標のIELTSスコア取得のために、最適なコースを選んでくださいね。
詳しい授業内容や雰囲気を確認したい場合、ぜひ無料体験レッスンを受けてみましょう。
\バークレーハウスのIELTS対策講座をチェック/
【ブリティッシュカウンシル(British Council)】
IELTS対策におすすめの講座、二つ目はブリティッシュカウンシルです。
こちらはIELTSの運営機関の一つ。
実はブリティッシュカウンシルでも、独自のIELTS対策講座「IELTS試験対策コース」を提供しているのです。
このコースはグループレッスンで、レベル別にクラスがわかれています。
クラスメイトと一緒に楽しみながら、効果的に4技能を学べますよ。
また、IELTS本番に向けて模擬テストに挑戦することも可能です。
講師からは個別のフィードバックを受けられるので、自分の学習の進捗状況やレベルを正確に把握できます。
このIELTS対策講座の受講料金は以下のとおりです。
IELTSコース | 料金 | 備考 |
グループ(中級、中級上、上級) | 158,400円(税込)/週3時間・12週間 | ブリティッシュカウンシルで初めて英語コースを受講する場合、入学金27,500円(税込)は別途かかる |
このコースは、東京(飯田橋)で開催されているものです。
よって東京近郊に住んでいる場合や、対面で学ばないとやる気が出ない…といった場合に特におすすめです。
個別の無料説明会や英語力診断も実施しているので、気になるなら問い合わせてみましょう。
【リバティ(Liberty English Academy)】
IELTS対策におすすめの講座、最後にご紹介するのはリバティです。
この対策講座は、「グラマーテーブル」と呼ばれる、リバティ独自のメソッドを使っています。
このメソッドは英語ネイティブで教養あるエリート層が身につけている英語を、わかりやすく体系化したもの。
そのためネイティブスピーカーでも難しい高度な英語スキルを身につけることができる、画期的な講座です。
さらに、リバティの「IELTS対策コース」では、海外大学への入学も可能な「IELTS7.0」を超える生徒を多数輩出しています。
IELTS学習における確かな実績があるコースであれば、安心して学べますね。
このIELTS対策講座の受講料金は以下のとおりです。
IELTSコース | 料金 | 備考 |
ショート(受講回数24回) | 13,200円(税込)/回 | 入会金55,000(税込)は別途かかる。 1回の受講時間は90分。 |
ベーシック(受講回数48回) | 11,000円(税込)/回 | 入会金55,000(税込)は別途かかる。 1回の受講時間は90分。 |
アドバンス(受講回数72回) | 10,780円(税込)/回 | 入会金55,000(税込)は別途かかる。 1回の受講時間は90分。 |
リバティでは、無料カウンセリングを利用できます。
強引な勧誘をされることはないので、英語学習やIELTSに関する疑問を気軽に問い合わせてみましょう!
結論:IELTSとTOEICの大まかなスコア換算はできる
今回は、IELTSスコアはTOEICスコアと換算が可能か?をテーマに、換算の可否や、TOEFLなど他の英語試験スコアとのレベル比較なども行いました。
結論としては、IELTSとTOEICの大まかなスコア換算は可能です。
再度、IELTSとTOEICのスコアを換算した表を掲載します。
CEFR | IELTS(Overall band score) | TOEIC(L&R合計点) |
C2(熟達した言語使用者) | 8.5〜 | データなし |
C1(熟達した言語使用者) | 7.0〜8.0 | 945点〜 |
B2(自立した言語使用者) | 5.5〜6.5 | 785点〜 |
B1(自立した言語使用者) | 4.0〜5.0 | 550点〜 |
A2(基礎段階の言語使用者) | 3.0 | 225点〜 |
A1(基礎段階の言語使用者) | 2.0 | 120点〜 |
今回ご紹介したスコア換算情報をもとに、IELTSやTOEICなどの受験計画などを立てましょう。
もしもIELTSのスコアアップを狙うなら、効率的に学べるIELTS講座の活用もご検討くださいね。