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投稿日:2024年2月20日 | 更新日:2024年02月20日
TOEFL(トーフル) ITPとは、英語におけるリスニング、文法、読解力を総合的に測る英語試験です。
問題形式はリーディング、リスニング、文法の3部から構成されています。現在の一般平均スコアの目安は500~600点だといわれています。
この記事では、TOEFL ITPの概要、スコア換算方法、対策に関して解説します。
また、TOEFL ITPとIBT、TOEIC、IELTSとの違い、受験料や受験方法、試験時間など、受験を決めている人から受験を検討している人まで、幅広い層が気になっている点に関して詳しく説明します。
効果的なリスニング練習法やリーディング対策を提供し、スコアアップのための必勝法をマスターすることで目標スコアまで最短でゴールを目指しましょう。
加えて、TOEFL ITPで結果を出せるおすすめの通信講座も紹介します
※この記事は2024年2月現在の情報となっております。
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TOEFL ITPとは?
TOEFL ITPとは、Test of English as a Foreign Language Institutional Test Programの略称です。
TOEFLはその名の通り、「英語を母国語としない人たちのための英語測定試験」であり、TOEFL ITPとは大学や企業を対象とした団体向け試験のことです。
また、TOEFL iBTとは別のテストになります。
英語試験には様々な種類がありますが、TOEFLでは主にアカデミックな文脈でのリーディングやリスニングが評価されます。
もともとTOEFLは、留学希望者がB2程度の英語力を証明する紙ベースのテスト(PBT)であり、TOEFL ITPはそのテストを再利用し、団体向け版としてリリースされたものです。
現在日本では大学や専門学校を含む教育機関や、民間企業および官公庁で約500以上の団体が利用する極めてメジャーな英語試験となりました。
留学や就職などの目安に幅広い目的に応じて利用できるため、受験者数の多い資格試験であるとも言えます。
問題形式と構成
TOEFL ITP 試験の問題形式は、他の英語試験に比べシンプルで、SpeakingやWritingセクションはありません。
試験自体は3つのSectionから構成されています。
- Reading (リーディング)セクション(試験時間:55分)
- 3つのパッセージ(文章)が提供され、各文章に対する質問に答えます。
- Listening (リスニング)セクション(試験時間:30分)
- 録音された音声に関連する質問が出題され、正しい選択肢を選びます。
- 文法セクション(試験時間:25分)
- 文法と単語に関する問題が出題されます。
- 文や文の一部に誤りが含まれ、それを修正するための選択肢が提供されます。
公式受験費用、受験方法、試験時間
TOEFL ITPの受験費用は試験センターにより異なりますが、一般的には約5,000円から6,000円の範囲です。
受験方法については、試験センターに直接申し込むか、オンラインで申し込むことが可能です。
また、試験時間は約2時間半と英語資格試験の中では短い方といえるでしょう。
試験日程など2024年度最新情報については公式サイトを確認することをおすすめします。
TOEFLのスコア換算方法と平均点は?
得点換算方法は、リスニング(listening)、リーディング(reading)、文法の3部門のスコアの構成合計で判定されます。
リスニング(listening)は31-68点、リーディング(reading)は31-68点、文法は31-67点の範囲で採点されます。
そのため、スコアの合計は310-677点となります。平均点は全体の中央値として計算され、大学生の場合は目安として500点が一般的です。
TOEFL ITPのスコアを取得するべき人とは?
TOEFL ITPのスコアは、大学や専門学校などのクラス分けで良い結果を残したい人や、企業内の評価でさらに上を目指したい人に有効なスコアだと言えます。
TOEFL ITPは英語力測定テストですが、海外大学の入学要件には利用できません。
公式受験料の値段も他の資格試験と比べて安価なことから、将来的にTOEFL iBTなどの試験を受験することを検討している人の問題練習や目安としても役立つでしょう。
英語の資格試験は目標に合わせて種類を選択することが重要であり、満点を取る必要はありません。
英語に関する資格はCEFR測定等の目的と、ターゲットとなっている国によって柔軟に検討することをおすすめします。
TOEFL ITPとIBTの違いって?
TOEFL iBTとは、問題を解いてコンピューター上で答えを提出するCBT方式の英語テストです。
ITPは大学などの団体向け、TOEFL iBTは個人向けです。
ITPテストの試験時間は約2時間と短い方ですが、TOEFL iBTテストは約4時間に及ぶ長時間のテストであり、難易度は人によって感じ方が違います。
TOEFL ITPとTOEIC、IELTSの比較表
英語の資格試験はTOEFL ITPやTOEICまたはIELTSなどいろいろな種類があって、分かりにくいと疑問に思う人もいると思います。
ここでは各資格試験の特徴を表にしてみました。
英語試験の特徴と違い
詳細 | TOEFL ITP | TOEIC | IELTS |
---|---|---|---|
タイプ | 紙版 | デジタル版・紙版 | デジタル版・紙版 |
対象 | 教育機関・社内評価向け | 企業・ビジネス向け | 教育機関・海外移住・海外就職向け |
試験内容 | 読解・リスニング・文法 | リーディング・リスニング | 読解・リスニング・ライティング・スピーキング |
スコア | 310 – 677 (各セクションのスコアの合計) | 10 – 990 (リーディング・リスニング) | 0 – 9 バンドスコア |
試験時間 | 約2時間 | 約2時間半 | 約3時間 |
スコア有効期限 | 2年間 | 2年間 | 2年間 |
公式サイト(参照) | www.ets.org/toefl-itp | www.ets.org/toeic | www.ielts.org |
TOEFL ITP試験の攻略法
TOEFLをはじめとする英語の試験は学校のテストなどとは違い、試験の形式、構成、概要があらかじめ決まっていることから、公式過去問や参考書などを利用してレベル別に対策しやすいテストだと言えます。
特にTOEFL ITPでは他の資格試験に比べて問題数が少なく、内容もリスニング(listening)、リーディング(reading)、文法とシンプルなため、公式教材にあるデジタル版のサンプル問題を使って受験対策が可能です。
公式教材を使用して勉強する
TOEFL ITPの公式教材や過去問はAmazonなどのオンラインストアなどで安価なものから幅広い値段で数多く出版されています。
参考書や公式教材を選ぶ時はむやみに何冊も購入するのではなく、口コミを見ながら自分のレベルに合った一冊を購入しましょう。
公式教材や過去問を使用しながらテスト対策をするためには「土日に8時間だけ」といった方法ではなく、とにかく目安やレベルにあった内容を毎日こなすようにしてみてください。
また、公式教材にはサンプル問題やものによっては過去問もついているので受験当日の試験時間や総合的な流れ、問題数を意識して取り組むことができます。
また、マークシート式テストに慣れていない人は、印刷してスコア表と照らし合わせるようにしましょう。
リスニングの攻略方法
リスニングは日本人が英語を勉強するにあたり苦手なタイプのセクションの一つです。
リスニングが理由としては日本人の耳が英語に慣れていないということが挙げられます。
TOEFL ITPのリスニングセクションで高得点を狙うために、下記の点を意識して取り組んでみましょう。
・英語音声に慣れるためにリスニング練習を日々欠かさない
・音声の質問で何が聞かれているのかを意識して聞いてみる (BBCラジオやYouTubeなど)
それでは詳しく解説していきます。
英語音声に慣れるためにリスニング練習を日々欠かさない
先に述べたように、日本人の耳はリスニングに慣れていません、そのためリスニングセクションは特に対策が必要です。
これを克服するため、リスニングスキルを向上を目的としてポッドキャストやオーディオブック、BBC、英語塾などの英語のニュースを取り扱うラジオを積極的に活用してみましょう。
こういったネイティブが利用する英語メディアを活用することで、仮に内容がわからなくても英語のリズムやスピードに慣れるということが期待できます。
もちろん、ラジオであれば費用がかからないというのも大きなメリットの一つです。
音声の質問で何が聞かれているのかを意識して聞いてみる (BBCラジオやYouTubeなど)
リスニングが不得意な人の多くは、そもそも問題で聞かれていることが何なのかをよく理解していないことが多いです。
これを対策するためには、2者の会話の中で質問において「聞かれていることが何なのか」を理解するように努めながら聞いてみてください。
例えばBBCラジオやYouTubeなどでは、パーソナリティの他にゲストが登場し、パーソナリティがゲストに対して質問を投げかけます。
ゲストが答える前に、「そもそもパーソナリティがどんなことを聞こうとしているのか」を意識して聞く練習をしてみてください。
実際のTOEFL ITPなどの英語資格試験はBBCラジオの質問よりもずっとシンプルなため、一般的に難しいとされているラジオを目安にしておけば本番の試験が随分と簡単に感じられるでしょう。
TOEFL ITPのリーディング対策と読解方法
英語試験における読解セクションは日本人が得意とする分野の一つでもあります。
TOEFL ITPのリーディングセクションではリーディング用のパッセージが与えられ、それに関する質問について回答する方式です。
リーディングで高スコアを狙うために下記の点に意識して対策を練ってみましょう。
時間を測って勉強する
日常生活でも英語で書かれている本を読んだりすることはあるかもしれませんが、TOEFL ITPのリーディングと日常英語の大きな違いは時間の制限が設けられていることです。
受験者は必ず指定された時間内にパッセージを読み、回答する必要があります。
リーディング対策をする際には必ず時間を測って、時間内に回答できるかどうか自分自身にプレッシャーをかけながら勉強するようにしてみると良いでしょう。
前日は事前にログインして受験情報を確認し、当日は時間配分に気をつけて回答しましょう。
TOEFL ITPの文法攻略と勉強法
TOEFL ITPの文法 セクションが苦手な人は、まずは中学レベルの文法から復習するようにしてみてください。
文法セクションは リーディングやリスニングと違って、内容によって答えの幅が広がることが少ないです。
裏を返せば、文法さえ理解しておけば必ず手堅く得点できることが期待できます。
中学から高校までの文法ルールを復習し苦手な文法を見つける
まずは中学から高校までの文法を参考書などを使って復習し、どの文法で自分がよくつまずいてるのか分かるようにしましょう。次の一文を参考に文法について考えてみましょう。
LIA provides a comprehensive vocabulary guide at Level 1, helping students mark their progress and enhance their language skills.
一見難しく見えますが、主語 “LIA” による主動詞 “provides” から成る単純な英語文です。
また、付帯語(Participle Phrase): “helping students mark their progress and enhance their language skills” の部分は、主節の述部を詳細に説明するもので、分詞構文を含んでいます。
“helping” は分詞であり、主語 “LIA” の行動を説明しています。
このように、一見難しく見える英文法でも実は中学レベルの英語で解けてしまいます。
また、公式教材の中でもサンプル問題の中に文法セクションがあるので合わせて使うことをおすすめします。
TOEFL ITP試験対策ができるおすすめ通信講座
TOEFL ITPで高得点を目指すためにおすすめな通信講座をご紹介します。
先に説明したように、TOEFL ITPは大学・大学院レベルの難易度が高いテストです。
そのため、独学よりもプロの手を借りた方が早くスコアアップできるかもしれません。
もし以下に該当すれば、TOEFL対策講座の受講と資料請求をおすすめします。
- 海外大学へ留学したい。日程が決まってる
- 急いでTOEFL ITPのスコアをアップしたい
- 効率的に勉強したい
- 初受験で学習のコツがわからない
なお、TOEFL関係の通信講座には講座名の中に「TOEFL iBT」と記載されているものがありますが、iBTも運営団体が同じETSのため、十分ITP受験対策になります。
おすすめのTOEFL ITPテスト対策講座は以下の3つです。
プログリッド
最初のTOEFL対策おすすめ講座は、プログリッドの「 TOEFL iBT® TEST /IELTSコース」。
英語学習のプロ集団が、専用のカリキュラムで英語学習を24時間サポートします。
このTOEFL講座には、以下の特徴があります。
TOEFL ITPスコアアップに必要な英語4技能を効率的に伸ばせる
プログリッドには、TOEFL専門のコンサルタントが在籍していて、学習者の弱点を分析し、オリジナルの学習カリキュラムを作成してくれます。
そのためTOEFL ITPに必要な英語の4技能を、効率的に伸ばせるのが魅力です。
TOEFL ITPに必要な点数と学習習慣が身につくサポートあり
TOEFL ITPテスト対策で1番難しいのは、継続して学習する習慣を身につけることですよね?
プログリッドでは、そんな悩みにも応えています。
具体的には、専属コンサルタントによる毎日のチャットや週1回の面談があり、TOEFL ITPの学習習慣を身につけられるようにサポートしてくれます。
点数配分を意識した学習習慣をつけるならおすすめです。
TOEFL ITPだけでなく実践的な英語力を習得
プログリッドで身につくのは、TOEFLテスト用の英語力だけではありません。
海外大学などに進学する際に活用できる、実践的な英語力の習得をサポートしてくれます。
60分の無料カウンセリングでは、英語力診断や、3ヶ月でどのくらい英語を話せるようになるかをシミュレーションしてくれますよ!
Liberty English Academy
次に紹介するのは、「完璧で本質的な英語力の習得を目指す」英語学校のLiberty English Academy。
TESOL(英語を第2言語とする人向けの英語教授法)の最高峰・コロンビア大学ティーチャーズカレッジで認められた独自メソッドにより、最短1ヶ月から英語の伸びを実感できます。
Libertyでは「TOEFL 対策コース」を展開しており、講座には以下の特徴があります。
長くても1年で完璧なレベルの英語力が身につく
日本語と英語の言語構造の違いに着目し、英語の構造・規則を体系化した「グラマーテーブル」を学習。
学習を通じ英語の基礎を構築することで、最短で3~6ヶ月、長くても1年で、英米人と同程度の完璧なレベルの英語力が身につくとのこと。
TOEFL ITPスコア100超え多数の実績あり
LibertyのTOEFL対策講座で、実際にTOEFLスコア100を超えた生徒が多数います。
公式Webサイトに体験談が載っているので、ご覧ください。
参考:実績|LIBERTY
このTOEFL対策講座は、これから海外大学進学を目指す人はもちろん、国内の難関大学の入試にも活用できます。
通学・オンラインが選べる
このTOEFL講座は通学かオンラインが選べます。
また、通学とオンラインを組み合わせたハイブリット型の受講も可能です。
自分の都合にあわせ、学べるのは便利ですよね。
無料カウンセリングや体験レッスンが受けられるので、まずは講座が自分にあっているか確かめてみましょう!
アガルートアカデミー
最後に紹介するのは、アガルートアカデミー。
こちらは2015年に誕生した、オンライン講義中心の資格予備校です。
アガルートアカデミーの「TOEFL®集中講座」には、以下の特徴があります。
TOEFLに精通したネイティブ講師の英語解説
アガルートアカデミーのTOEFL講座は、TOEFLに精通したネイティブ講師が英語で解説します。
そのため、学びながらネイティブの実践的な英語に触れられ、効率的&効果的に英語力をアップさせることができるでしょう。
※TOEICスコア700点以上の人向けに最適化された講座です。
Speakingセッション&Writing添削つき
このTOEFL講座は、SpeakingセッションとWriting添削つき。
よって、TOEFL ITPテストに必要な4技能をバランスよく学ぶことができます。
また、講義・テキストのみの講座を選ぶことも可能なので、必要に応じて使いわけられて便利です。
他のTOEFL講座より値段は安め
他社のTOEFL講座と比べ、値段は安めです。
SpeakingセッションとWriting添削つきの講座であれば、217,800円(税込)というお値段。
他社の場合、入会金やテキスト代を含め50万円以上することもあるので、入会金のない気軽に受講できる講座は魅力的です。
講義動画やテキストが見られる無料体験もあるので、ぜひ試してみてください。
登録・申し込みは簡単にできます。
TOEFL ITPテストに関するまとめ
TOEFL ITPテストは、英語力を総合的に測るための標準化された試験です。
主に大学などの教育機関や一般企業向けに使用され、リーディング、リスニング、文法の3部分から成り立っています。
試験時間は約2時間で、受験料は5000~6000円です。
試験の目的は、参加者の英語力を広範囲にわたり評価することで、大学や大学院進学や職場での英語使用状況を予測します。
平均点は国や地域により異なりますが、目安としては大学生レベルで500点程度です。
TOEFL ITPテストは、英語力の証明として世界中で広く認められており、自身の英語力を証明するための信頼性の高い手段となっています。
TOEFL ITPテストで高得点を狙うためにはリーディング、リスニング、文法の3セクションに関する総合的な対策が必要です。
しっかりと解き方を学んで置けば決して難しいテストではなく、問題形式も至ってシンプルであり、公式教材や参考書および過去問も多く出版されています。
ぜひ受験する際の参考にしてください。
※この記事は2024年2月現在の情報となっております。
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