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TOEFLとは?TOEICやIELTSとの違いも徹底解説!

英語

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投稿日:2024年3月18日 | 更新日:2024年03月22日

この記事を監修した専門家

翻訳家/英語講師
黒田莉々

英語の資格試験の一つ、TOEFLがどんなテストかご存じですか?

テストを受けると、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

今回は、TOEFLのことをよく知らない人に向けて、以下の情報をお届けします。

  • テストの概要
  • 受験のメリット・デメリット
  • テストの問題構成・内容
  • TOEICやIELTSとの違い

この記事を読めば、TOEFLの基本的な知識が身につき、受験すべきかどうかがわかります。

ぜひ最後までご覧ください。

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

※この記事は2024年3月現在の情報となっております。

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TOEFLとはどんなテスト?

顎に手を当てて考えている女性

まず、TOEFLとはどんなテストか解説します。

概要

TOEFL(Test of English as a Foreign Language)は、英語非ネイティブの英語力を測るための国際的なテストです。

アメリカのNPOであるETS(Educational Testing Service)が実施しており、160以上の国々の12,000以上の大学や機関で採用されています。

TOEFLの種類

TOEFLには2種類のテストがあります。

  1. TOEFL iBT
  2. TOEFL ITP

順番に見ていきましょう!

TOEFL iBT

TOEFL iBTの「iBT」はInternet Based Testの略で、インターネット受験するテスト。

テスト会場で受験できるほか、自宅受験版の「Home Edition」もあります。

テストではReading、Listening、Speaking、Writingの4技能を測ります。

一般の人がTOEFLを受験する場合、iBTを受験します。

TOEFL ITP

TOEFL ITPの「ITP」はInstitutional Test Programの略で、団体受験向けテストです。

TOEFL ITPを実施する大学の学生や企業の社員などに受験資格があります。

テストはリーディング・リスニング・文法の3構成で、レベル1レベル2という難易度にわかれています。

TOEFLテスト受験のメリット

グッドサインを出している女性

TOEFLテスト受験のメリットをご紹介します。

テスト受験のメリット1:英語力がバランス良く身につく

TOEFLテスト受験の一つ目のメリットは、TOEFLを勉強することで英語力がバランス良く身につくこと。

TOEFL(iBT)は、Reading、Listening、Speaking、Writingの4構成のため、英語を使いこなすために必要な力をバランス良く身につけることができます。

日本人にメジャーなTOEIC L&R(Listening&Reading)テストの場合、リスニングとリーディングのみのため、スピーキング・ライティング力が鍛えられません。

その点でも、一度で4技能の学習ができるTOEFLは魅力的です。

テスト受験のメリット2:留学や移住で使える

TOEFLテスト受験の二つ目のメリットは、留学や移住で使えること。

TOEFLは、英語圏を中心に多くの大学・教育機関で英語力を証明する公式テストスコアとして認められています。

また一部の国では、永住権申請にTOEFL iBTスコアの提出を求めているので、高いTOEFLスコアがあれば、海外移住も有利です。

テスト受験のメリット3:大学入試で使える

TOEFLテスト受験のメリットは、日本の大学入試で使えること。

近年、大学入試でTOEFLスコアを提出すれば、英語試験が免除になる大学が増えています。

ただし規定は大学により異なるため、TOEFLが使えるか早めに確認しておきましょう。

TOEFLテスト受験のデメリット

腕を組んで考えている女性

TOEFLテスト受験のデメリットもあります。

テスト受験のデメリット1:受験料が高い

TOEFLテスト受験のデメリットは、受験料が高いこと。

2023年9月現在のTOEFL iBTの受験料は、245USドルです(約37,000円)

TOEICの受験料7,810円(税込)と比べると、4倍以上の価格。

受験するなら十分に対策をして、受験料を無駄にしないようにしたいものです。

テスト受験のデメリット2:難易度が高い

TOEFLテスト受験の次のデメリットは、テストの難易度が高いところ。

TOEFLで使用される語彙や英文は難易度が高く、大学・大学院レベルです。

よって、英語初心者向きではないです。

テスト受験のデメリット3:日本での知名度は低い

TOEFLテスト受験のデメリット、最後は知名度の低さ。

TOEICや英検®と比べると、TOEFLの日本での知名度は低いです。

日本国内での転職で履歴書に書きたいだけなら、TOEICや英検®などの英語テストを受けた方がメリットは多いでしょう。

TOEFL iBTのテスト構成・内容

仕事をしている男性

次に、TOEFL iBTのテスト構成・内容について解説します。

テスト構成

TOEFL iBTのテスト構成は、Reading、Listening、Speaking、Writingの4セクションからなります。

テスト時間は約2時間で、Reading、Listeningの順番でテスト受験後に休憩を挟みます。後半はSpeaking、Writingのテストを受験します。

※2023年7月26日からTOEFL iBTのテスト時間は1時間短縮され、約2時間の新形式に変わりました。

各セクションの配点は30点、満点は120点です。

TOEFL iBTテスト内容

TOEFL iBTのテスト内容を解説します。

TOEFL iBTテスト: Reading問題

TOEFL iBTテストのリーディング問題は、合計20問・35分の構成。

1パッセージ約700語の長文読解問題で、問題ジャンルは自然/環境科学、 社会科学、芸術、人文学、教育などの学術的な内容です。

TOEFL iBTテスト: Listening問題

TOEFL iBTテストのリスニング問題は、合計28問・36分の構成。

問題(大問)は、以下の2種類です。

問題①:大学の講義

問題②:キャンパス内での会話

講義問題は、幅広い分野の教養科目を題材とした内容。

会話問題は、教授と学生、大学職員と学生、学生同士などの会話です。

TOEFL iBTテスト: Speaking問題

TOEFL iBTテストのスピーキング問題は、合計4問・16分の構成。

問題の内容は、大学の講義やキャンパス内で起こり得る場面を想定したもの。

自分の意見を言ったり、読んだり聞いたりした内容を要約する問題が多いです。

問題はパソコンのマイク機能で回答します。

TOEFL iBTテスト: Writing問題

TOEFL iBTテストのライティング問題は、合計2問・29分の構成。

アカデミックな場で自分の意見を明確に構成立て、時間内にまとめます。

問題はキーボードで回答します。

TOEFLとTOEIC・IELTSの違い

考えている女の子

TOEFL iBTと、TOEFL以外の英語試験であるTOEIC・IELTSの主な違いは以下のとおりです。

 TOEFL iBTTOEIC(L&R)IELTS(アカデミック)
テスト受験の目的海外大進学、移住国内進学・転職海外大進学、移住※
テスト構成Reading、Listening、Speaking、WritingReading、ListeningReading、Listening、Speaking、Writing
テスト問題の内容自然科学、社会科学、芸術などの教養科目や学校生活に関すること日常会話・ビジネス英語大学または専門機関に入学する人向け
テストスコア(満点)120(各30点)990(各495点)9.0(各9.0)
テスト時間約2時間約2時間約3時間
受験料245USドル7,810円(税込)ペーパー版:25,380円(税込)
テスト難易度中級〜上級初級〜上級中級〜上級

※海外移住向けのテストはIELTSジェネラル版

TOEFL、TOEIC、IELTS、各テストの特徴を理解し、どれを受験するか検討してください。

おすすめのiBTテスト対策講座

おすすめのiBTテスト対策講座

TOEFL iBTテストを受験する人へ、おすすめのテスト対策講座をご紹介します。

先に説明したように、TOEFLは大学・大学院レベルの難易度が高いテスト。

そのため、独学よりもプロの手を借りた方が早くスコアアップできるかも。

以下に該当すればTOEFL iBT対策講座の受講をおすすめします。

  • 海外大学へ留学したい。日程が決まっている
  • 急いでTOEFLのスコアをアップしたい
  • 効率的に勉強したい
  • 初受験で学習のコツがわからない

おすすめのTOEFL iBTテスト対策講座は以下の3つです。

Liberty English Academy

Liberty English Academy公式サイト

次に紹介するのは、「完璧で本質的な英語力の習得を目指す」英語学校のLiberty English Academy。

TESOL(英語を第2言語とする人向けの英語教授法)のコロンビア大学ティーチャーズカレッジで認められた独自メソッドにより、最短1ヶ月から英語の伸びを実感できます。

Libertyでは「TOEFL iBT/ITP 対策コース」を展開しており、講座には以下の特徴があります。

長くても1年で完璧なレベルの英語力が身につく

日本語と英語の言語構造の違いに着目し、英語の構造・規則を体系化した「グラマーテーブル」を学習。

学習を通じ英語の基礎を構築することで、最短で3~6ヶ月、長くても1年で、英米人と同程度の完璧なレベルの英語力が身につくとのこと。

TOEFL iBTスコア100超え多数の実績あり

LibertyのTOEFL iBT対策講座で、実際にTOEFL iBTスコア100を超えた生徒が多数います。

公式Webサイトに体験談が載っているので、ご覧ください。

参考:実績|LIBERTY

このTOEFL iBT対策講座は、これから海外大学進学を目指す人はもちろん、国内の難関大学の入試にも活用できます。

通学・オンラインが選べる

このTOEFL iBT講座は通学かオンラインが選べます。

また、通学とオンラインを組み合わせたハイブリット型の受講も可能です。

自分の都合にあわせ、学べるのは便利ですよね。

無料カウンセリングや体験レッスンが受けられるので、まずは講座が自分にあっているか確かめてみましょう!

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アガルートアカデミー

アガルートアカデミー公式サイト

最後に紹介するのは、アガルートアカデミー。

こちらは2015年に誕生した、オンライン講義中心の資格予備校です。

アガルートアカデミーの「TOEFL iBT®集中講座」には、以下の特徴があります。

TOEFLに精通したネイティブ講師の英語解説

アガルートアカデミーのTOEFL iBT講座は、TOEFLに精通したネイティブ講師が英語で解説します。

そのため、学びながらネイティブの実践的な英語に触れられ、効率的&効果的に英語力をアップさせることができるでしょう。

※TOEICスコア700点以上の人向けに最適化された講座です。

Speakingセッション&Writing添削つき

このTOEFL iBT講座は、SpeakingセッションとWriting添削つき。

よって、TOEFL iBTテストに必要な4技能をバランスよく学ぶことができます。

また、講義・テキストのみの講座を選ぶことも可能なので、必要に応じて使いわけられて便利です。

他のTOEFL iBT講座より値段は安め

他社のTOEFL iBT講座と比べ、値段は安めです。

SpeakingセッションとWriting添削つきの講座であれば、217,800円(税込)というお値段。

他社の場合、入会金やテキスト代を含め50万円以上することもあるので、入会金のない気軽に受講できる講座は魅力的です。

講義動画やテキストが見られる無料体験もあるので、ぜひ試してみてください。

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プログリッド

最初のTOEFL iBT対策おすすめ講座は、プログリッドの「TOEFL iBT® TEST /IELTSコース」。

英語学習のプロ集団が、専用のカリキュラムで英語学習を24時間サポートします。

このTOEFL iBT講座には、以下の特徴があります。

TOEFL iBTに必要な英語4技能を効率的に伸ばせる

プログリッドには、TOEFL iBT専門のコンサルタントが在籍していて、学習者の弱点を分析し、オリジナルの学習カリキュラムを作成してくれます。

そのためTOEFL iBTに必要な英語の4技能を、効率的に伸ばせるのが魅力です。

学習習慣が身につくサポートあり

TOEFL iBTテスト対策で1番難しいのは、継続して学習する習慣を身につけることですよね?

プログリッドでは、そんな悩みにも応えています。

具体的には、専属コンサルタントによる毎日のチャットや週1回の面談があり、TOEFLの学習習慣を身につけられるようにサポートしてくれます。

TOEFLだけでなく実践的な英語力を習得

プログリッドで身につくのは、TOEFL iBTテスト用の英語力だけではありません。

海外大学などに進学する際に活用できる、実践的な英語力の習得をサポートしてくれます。

60分の無料カウンセリングでは、英語力診断や、3ヶ月でどのくらい英語を話せるようになるかをシミュレーションしてくれますよ!

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TOEFLは海外留学・移住するなら受けて損はないテスト

今回はTOEFLがどのようなテストなのか、TOEIC・IELTSとの違い、おすすめのTOEFL iBT対策講座などをご紹介しました。

TOEFLまとめ

  • TOEFLにはiBTとITPがある
  • スコアは海外留学・移住に使える
  • TOEFL iBT:受験料は245USドルで難易度高め
  • Reading、Listening、Speaking、Writingテストあり
  • TOEFL iBT:スコア120点満点(各セクション30点)
  • TOEFLとTOEIC・IELTSは様々な違いあり

TOEFLは、海外留学や移住を考える人なら受けて損はないテストです。

渡航先の学校や移住先でTOEFLのテストスコアを活用できそうであれば、早めに学習をスタートさせましょう。

モチベーションを維持し、効率的にTOEFLテスト対策をするなら、TOEFL iBT講座の利用も検討してみてくださいね!

※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

※このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

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この記事を監修した人
黒田莉々

“翻訳家。英語講師。 米国の大学を卒業後、大手英会話学校の専任講師を経て、大学レベルの英語講師を20年近く経験。現在、著述業、通訳、翻訳業を営む。集英社よりビジネス英語の指南書「悪魔の英語術」の出版がある。”

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