PR
投稿日:2024年10月2日 | 更新日:2024年10月04日
近年のビジネスにおいてグローバル化はどんどん進み、社会人にとって英語力は必須になりつつあります。
それは誰しもが感じたことがあると思いますが、とはいえ英語初学者にとっては英語のテストを受けることが時間的にも気持ち的にもハードルが高く、どんどん後回しになっていませんか?
今回はビジネスで求められる英語力を手軽に測ることができるテスト「Linguaskill Business」を提供する日本英語検定協会のNさんにご協力いただき、取材をさせていただきました。
スクールセレクトでは、様々な資格に関する役立つ情報を、有資格者の監修のもとご紹介しています。そのほかの資格や監修者一覧はこちらへどうぞ。
Linguaskillはケンブリッジ大学英語検定機構が開発した完全オンライン試験
Nさん、本日はどうぞよろしくお願いいたします。
Linguaskill Businessは、あの有名なイギリスのケンブリッジ大学の付属機関、ケンブリッジ大学英語検定機構が開発しているのですね!
Linguaskill Businessが立ち上がった経緯をお聞きしてもよろしいでしょうか?
元々は社会人向けの英語テストであるBULATS(読み方:ブラッツ)という、「Linguaskill」の前身を提供していました。
その後、BULATSがオンライン化され、「Linguaskill」という新しいテストに変わりました。
BULATSとLinguaskillの大きな違いってどこですか?
「対面からオンライン」ここが一番大きな違いだと思います。
BULATSのSpeakingはもともと、面接官と対面で行っていたテストでしたが、それが全てオンライン化されると同時に、テストの名前もLinguaskillとなりました。
Speakingは吹き込んで録音したものを採点する方式になり、Writingも手書きではなく、タイピングで入力したものを、AIが自動で採点する方式が取り入れられました。
膨大なデータを学習したAIによる採点のおかげで、短い時間で採点結果が出るようなりました。
完全オンラインになったのですね!
そうです。オンライン完結というのがかなり大きな「Linguaskill」の特徴ですね。
世界中どこにいてもインターネットがあれば受けられて、利便性がとても高くなりました。
受験したい英語技能をカスタムできる!?
Linguaskillは英語のどの技能を測るテストですか?
4技能すべて測ることができます。まずLinguaskillには「Linguaskill Business」と「Linguaskill General」の二種類があり、我々が扱っているのは「Linguaskill Business」です。
「Linguaskill Business」はビジネスに特化したものであり、ビジネスの場で使われる英語力が測れることを売りにしています。
その「Linguaskill Business」の中に、「Reading&Listening」、「Writing」、「Speaking」の3つの個別の試験があります。
それらは全部受けてもいいですし、好きに組み合わせても構いません。
SpeakingとWritingだけ受けることもできますし、Reading&ListeningとWritingだけを受けるというようなこともできます。
カスタム性が高いんですね!
そうですね。
ニーズに合わせて受けていただけるので、いろんな企業様にマッチするかなと思います。
受験者にとって必要な技能のみ受ければ良いので。
すごく面白いですね。実際のカスタム例を聞いてみたいです。
しっかり取り組みたいというお客様は、4技能全て(3つの試験全て)をチョイスされますし、Speaking試験だけ探しているというお客様もいらっしゃいます。
全体の比率的にはSpeakingのみ受験される企業様が一番多くて、次に4技能すべて、次いでSpeakingとWritingという組み合わせですね。
Speakingだけ受ける方が一番多いのですね!
Speakingだけのテストの需要があるということだと思いますが、その需要の時代背景やどこに起因しているかはどのようにお考えでしょうか。
話せる力が一番求められているというのが大きいと思います。
企業様が従業員に求める力って、英語でコミュニケーションができることだと思うんですよね。
ReadingやWritingは翻訳ソフトや生成AIを活用することで乗り切れる場面が増えてきているのではないでしょうか。
一方で、SpeakingはAIでは代替が難しいうえ、コロナ禍が落ち着いてから実際に話す場面がどんどん増えていることもSpeakingの力が求められる理由・背景だと思います。
なるほど。コミュニケーション能力は時代が遷移しても求められますよね。
AIを活用した「アダプティブテスト」と「ハイブリッド採点」
先ほどの話のAIに関してなのですが、AIには課題点もありますが、先ほどお話にでてきたように自動採点などのメリットもあると思います。
そこに関してはどのように捉えていらっしゃいますか?
仰る通りで、AIの力によってテストの品質や利便性が強化されるメリットがあります。
例えば Reading & Listeningのテストはアダプティブテストと呼ばれるもので、受験者のレベルに合わせて出題される問題が変わってきます。
1つの問題に正解すると、次はより難しい問題が出てくる。
不正解だとより簡単な問題が出てきます。
このように受験者の能力に合わせた問題が出題されるテストになっているため、より正確に受験者の能力が測定できます。
Writingも膨大な数のサンプルデータを学習したAIが採点をするため、非常に精度が高いのと同時に、人が採点するよりも非常に早く採点結果が得られます。
これらがAI活用の大きなメリットです。
一方でAIには限界もあります。
ケンブリッジ大学英検機構としては、Speakingは完全にAI採点にすることがまだできないと判断しています。
いずれはSpeakingも完全にAI採点にすることを目指していますが、現時点ではAI単体では正確な測定ができません。
そのため、現在は「ハイブリッド採点」という形を取っています。
詳細はこちらから確認してみてください。
今のお話の中の、「アダプティブテスト」と「ハイブリッド採点」について詳しく教えてください!
アダプティブテストは受験者の能力に応じて難易度の異なる問題が出題される形式です。
すると、出題される問題のレベルの幅が徐々に一定のバンドに収束してきます。
能力の高い人であれば、高いレベルのバンドの問題が出ますし、
能力の低い人であれば、低いレベルのバンドの問題が出ます。
受験者の能力に合わせてバンドを段々と狭めていくことで、受験者は間違いなくこのレベルだと判定できるのです。
その人に合った問題を出し続けることによって判定の精度を上げていっているということです。
そのため受験者によって試験終了までにかかる時間が微妙に違います。
面白いですね。このアダプティブテストの測り方であれば、運で測られることはなく、正確に能力値を測れますね。
そうかもしれません。問題との相性が悪いなどの懸念が潰せると思います。
それはたしかにAIが活きますね!
はい。もう1つアピールしておきたいことは、受験者にとってもテストを受けていて辛い時間が少なくて済むことです。
全員一律の問題を受ける形式のテストだと、受験者の能力によっては到底太刀打ちできない問題も出てくる可能性がありますよね。
アダプティブテストであれば常に自分の能力に合った問題が出題されるため、問題を解いている時間すべてが有意義な時間になります。
そのため受験者にとって負担が少なくなると考えています。
英語の初学者だと一般的な英語の試験は難易度の観点で敬遠されがちなようですが、アダプティブテストは初学者の方にもおすすめのテストなのだと感じました。
そうですね。ビジネス分野の英語を身につけたいと考えている初学者の方にはおすすめですね。
一方のハイブリッド採点に関してですが、AIと人の手を両方使って採点しているということだと思いましたが、それぞれの採点比率ってどれくらいですか?
詳しい比率は公開されていないのですが、まだまだ人の手による採点の割合の方が大きいようですね。
AIだけの採点になるにはまだ時間がかかるということですね。
はい。少し裏側を話すと、AIも採点した上で、AIがその採点に関する「自信度」みたいなものを出します。これは、採点に対してどれくらい自信を持っているかという指標です。
えー!AI自体がってことですか?
はい、それで一定ラインを越えなければ、すべて人の採点官に割り当てられて、人間が音声を聞いて採点しています。
こちらのページでAIによる採点について紹介しているので是非見てみてください。
ありがとうございます!現状では採点を全てAIに任せているというわけではなく、しっかり人の目で見ているということですね。
GCASとLinguaskill
ビジネスパーソンで英語のテストを受けたい場合、「Linguaskill」と「GCAS」どっちを受ければ良いでしょうか。
一学習者目線では、どちらを選んでいただいても大丈夫なので、それぞれの特徴に合わせて選んでいただければと思います。
どちらもグローバルスタンダードであるCEFRで結果をお返しするテストなので、日本国内はもちろん、海外の企業に応募したり留学したりというときにも通用する英語力の証明となります。
GCASであれば、面接官とのリアルタイムでのコミュニケーションを通じて英語力だけではなくビジネススキルも測定することができます。
また、より細かいフィードバックを受けたい方にもGCASがお勧めです。
GCASはSpeakingしか測れない一方で、Linguaskillは4技能を測れるところに大きな強みがあります。
さらに、Linguaskillは利便性が高く、オンラインで24時間いつでも受けることができます。
試験の用途によって区別するイメージですね!
試験の用途もですが、試験を受けることで身につく力や学習スタイルで選んでも良いかもしれません。
その点、Linguaskillにはケンブリッジ公式のEラーニングツールがあるため、自分で計画的に学べるのはLinguaskill の方かなと考えています。
また、Linguaskillはセット割があるため少しお得に試験が受けられます。
不正を徹底防止!Linguaskillのスコアの信頼性について
Linguaskillは個人受験者向けに、公開会場受験を受け付けていますが、もちろんご自宅で環境を準備できる方は、リモート監視システムを使ってご自宅から受けていただくこともできます。
リモート監視システムとは・・・?
リモート監視システムは、リモート受験をする際に不正を防止するためにあるシステムです。
リモート受験の場合は、こちらのシステムを使っていただくことが必須となっています。
スコアの信頼性に関わることなので不正は看過できません。
スコアを昇進・昇格の要件にされている企業様もたくさんあるため、大事な部分なので、我々もそうですし、ケンブリッジ大学英語検定機構も慎重になるところです。
監視システムを導入したり、Speakingの採点を全てAIに任せられなかったりすることもここに繋がっています。
AIの技術に頼り切らないハイブリッド採点だけではなく、監視システムも導入することでよりスコアの信頼性の質を高く保っているのですね!
Linguaskillに向けたおすすめの勉強方法は?
ハイスコア・ハイレベルになるためのおすすめの勉強方法を教えてください!
Linguaskill Online Courseという、ケンブリッジ大学英語検定機構が公式に提供しているEラーニングがあります。
出題形式や分野に準拠して開発されているコースであるため、自分のペースで学べて忙しいビジネスパーソンにぴったりです。
Linguaskill Businessは手軽さが武器だと思うのでその部分がすごく表れていますね。
実際の受験者の方はそのあたりを評価されていますか?
そうですね。実際のテストに準拠した公式教材であるため、「取り組んでよかった」などの声を頂くことが多いです。
6ヶ月間何度でも使えるので、期間中繰り返して学習していただき、定着率を高めるためにも何周もしていただけると良いかなと思います。
ちなみに6ヶ月間で最低何周するのがおすすめですか?
皆さまお忙しいところではあると思いますが、1回受験する前に1周していただけると良いですね。
6ヶ月の中で2ヶ月ごとに受験するのであれば3回受けることになるので、3周するようなイメージです。
テスト自体は毎月受けるものでもないと思いますが、Eラーニングに関しては何回受講していただいても値段が変わらないためたくさん使ってもらうといいです(笑)
お気に入り機能もあるので、自分が苦手な箇所を登録しておき、重点的に何回も取り組むのもおすすめです。
現実的な回数で安心しました(笑)
1周学ぶだけでも身につくんですね。
そうですね。全体的に網羅されていますし、テストに対する解像度が高まります。
Linguaskill Online Courseはケンブリッジ英語大学検定機構が作成したものなので、すべて英語で提供されます。
一方、日本語で解説してほしい方や、テストがどういうものなのか、また、テストに向けての学習方法を知りたい方向けに英検協会がオリジナルで作っているものがあります。
それが「動画でスキルアップ Linguaskill Business」という動画教材です。
現在はSpeakingとWritingをそれぞれ提供しています。
こちらはサンプルテストをベースに作っているもので、セミナー形式で解答のコツやレベル別の解答例を紹介しています。
動画の教材はホームページの「学習サポート」の申込フォームからお申し込みいただけます。
受験者の方へメッセージ
最後に受験者の方にメッセージをお願いいたします。
やっぱりテストを受ける上では「信頼度」を気にしていただきたいと思っています。
我々はテストの精度・品質に自信を持って提供しています。
監視下でテストを受けられることや、精度の高いテストを受けられることを大切にされている受験者や企業の方に選んでいただけるテストだと思っていますし、そういった方々に届けていきたいなと思っています。
私自身、「テストの信頼度」を気にして受けたことが無かったので、新しい発見でした!
CEFR基準ですし、スコアの出し方も正確ですもんね。
Nさん、この度は取材にご協力いただきありがとうございます。
ビジネスで求められる英語力を気軽に測りたい方は是非受験をご検討ください!