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投稿日:2024年3月18日 | 更新日:2024年04月22日
消防設備士の資格試験は難易度が高く難しそうと感じる人も多いですが、効率的にしっかり学べる勉強法を選択すると合格を目指せます。
消防設備士の資格取得を目指すなら甲乙について、資格試験の概要や難易度を把握することが重要です。
消防設備士試験の難易度や受験資格、合格を目指せる勉強法を紹介しているので参考にしてください。
※この記事は2024年3月現在の情報となっております。
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消防設備士の資格は種類が多い!資格の種類を把握しよう
消防設備士として働くなら、消防設備士の資格を持っていた方が仕事でも生かせます。
消防設備士の資格には種類があり、それぞれできる仕事内容が異なります。
消防設備士の資格は大きくわけて甲種と乙種の2つがあり、そのなかでも13もの種類に分類されるなど種類が豊富です。
どのような種類の資格があるかや甲種、乙種の違いを紹介します。
自分がとりたい資格はどの種類のものか概要を確認しましょう。
消防設備士の資格の種類と対象工事整備対象設備
消防設備士の資格は13の種類にわかれており、持っている資格によって担当できる職務内容が変わってきます。
資格の免状の種類とそれぞれの工事整備対象設備等は以下のとおりです。
- 甲種特類:特殊消防用設備等
- 甲種・乙種第1類:屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、屋外消火栓設備、パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備、共同住宅用スプリンクラー設備
- 甲種・乙種第2類:泡消火設備、パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備、特定駐車場用泡消火設備
- 甲種・乙種第3類:不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備、パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備
- 甲種・乙種第4類:自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関へ通報する火災報知設備、共同住宅用自動火災報知設備、住戸用自動火災報知設備、特定小規模施設用自動火災報知設備、複合型居住施設用自動火災報知設備
- 甲種・乙種第5類:金属製避難はしご、救助袋、緩降機
- 乙種第6類:消火器
- 乙種第7類:漏電火災警報器
甲種は特類、第1類から第5類にわけられ、乙類は第1類から第7類に分かれています。
後述しますが担当できる工事整備対象設備などが異なるという違いの他に、受験資格なども異なるため注意が必要です。
消防設備士の求人のなかには消防設備士の資格を保有していない人でも募集していることがありますが、担当できる仕事はアシスタントのような役割です。
より高度な知識や技術を要する仕事内容においては、資格取得が必須となるため消防設備士の資格は取得しておくことを推奨します。
受験者の割合から見ると、それぞれ甲種4類と乙種6類を受験する人が多いです。
特に、この2つは仕事内容からも需要が高いものなので人気の資格といえます。
甲種4類は仕事の幅が広がり、乙種6類は初心者であっても手をつけやすい内容のため、どの種類の試験を選ぶか迷っている人は検討してもよいでしょう。
参照元:消防設備士試験受験案内 消防設備士免状の種類 https://www.shoubo-shiken.or.jp/shoubou/guide.html
消防設備士試験の甲種と乙種の違いは?
消防設備士資格の甲種と乙種では甲種の方が携われる職務内容が多く、資格を保有しているとより重宝される存在になれます。その分甲種の試験では、受験資格を要します。
甲種と乙種の業務内容は以下のとおりです。
- 甲種:消防用設備等又は特殊消防用設備等(特類の資格者のみ)の工事、整備、点検
- 乙種:消防用設備等の整備、点検
甲種は乙種の業務に加え、新設工事や交換工事などの工事業務がおこなえるのが特徴です。
ただし、乙種の資格を持っているからすべての工事整備対象等設備での業務を担当できるわけではありません。
あくまでも、消防設備士試験で合格した種類の対象設備のみに携われることは把握しておきましょう。さまざまな設備等の業務をおこないたいのであれば、1つずつ消防設備士試験をパスしていくしかありません。
スキルアップなどを目指すなら、複数の消防設備士の資格取得を目指すのを選択肢として検討しましょう。
参照元
消防設備士試験 受験資格 https://www.shoubo-shiken.or.jp/shoubou/annai/qualified.html
消防設備士について 消防設備士の業務 https://www.shoubo-shiken.or.jp/knowledge/shoubou.html
消防設備士試験の合格率を種類別に紹介!甲種4類は狙い目
消防設備士試験の合格率を類別にそれぞれ紹介します。資格の種類によって合格率は大きく変わってくるので要チェックです。
年度によっても消防設備士試験の合格率は異なるので、あくまで目安の1つとして捉えるようにしてください。
甲種の合格率は?
甲種の合格率は乙種よりも低いです。直近の実施状況からは、甲種の試験のなかでは第4類が合格率が高く、第1類が低く難しい試験であることがわかります。(令和4年~5年甲種試験)
令和4年の合格率
- 特 類:34.0%
- 第1類:29.0%
- 第2類:27.5%
- 第3類:34.2%
- 第4類:37.8%
- 第5類:37.6%
- 甲種計:34.0%
令和5年の合格率
- 特 類:36.1%
- 第1類:20.8%
- 第2類:29.3 %
- 第3類:29.4%
- 第4類:38.6%
- 第5類:35.1%
- 甲種計:32.4%
令和4年と5年の結果から平均を出し、合格しやすいものをランキングにすると以下のとおり。
(※試験問題の内容や受験者によるため参考にしてください。)
- 1位:第4類:38.2%
- 2位:第5類:36.35%
- 3位:特 類:35.05%
- 4位:第3類:31.8%
- 5位:第2類:28.4%
- 6位:第1類:24.9%
甲種試験の合格率は約20%~38%で、甲種の合計は32%~34%という結果から3割程度の合格率となっています。
およそ3人に1人の割合で合格することから合格は容易ではありませんが、しっかり学習すれば合格できる難易度といえるでしょう。
甲種の試験は国家資格や学歴による受験資格が必要なことから、消防設備士について学習している人が受ける試験といえます。
そのような人たちが受けるなかでの3割程度の合格率なので、勉強方法がいかに重要かが判断できます。
令和4年と5年の結果からは、いずれも20%から30%台の合格率とわかりますが、第4類が合格率が高く第1類が合格率が低く難易度が高いという結果です。
試験問題や受験者によって合格率は変動するため1つの参考として認識してください。
乙種の合格率は?
乙種の合格率は甲種よりも高く、手が出しやすい試験です。
直近の実施状況では乙種試験のなかで第7類が合格率が高いです。
(令和4年~5年乙種試験)
令和4年の合格率
- 第1類:40.1%
- 第2類:29.8%
- 第3類:47.4%
- 第4類:38.9%
- 第5類:47.5%
- 第6類:43.2%
- 第7類:63.7%
- 乙種計:45.3%
令和5年の合格率
- 第1類:22.8%
- 第2類:28.8%
- 第3類:40.3%
- 第4類:39.2%
- 第5類:27.8%
- 第6類:42.9%
- 第7類:64.4%
- 乙種計:44.1%
令和4年と5年の結果から平均を出し、合格しやすいものをランキングにすると以下のとおり。
(※試験問題の内容や受験者によるため参考にしてください。)
- 1位:第7類:64.05%
- 2位:第3類:43.85%
- 3位:第6類:43.05%
- 4位:第4類:39.05%
- 5位:第5類:37.65%
- 6位:第1類:31.45%
- 7位:第2類:29.3%
乙種試験の合格率は約22~64%で、乙種の合計は44~45%という結果から全体では4割程度の合格率となっています。
乙種全体の合格率から判断すると、半数程度の人が合格しているため手が出しやすい資格といえます。
しかし、乙種の試験は受ける種類によって合格率の幅があるのが特徴です。
受験する種類に合わせた対策が必要となってきます。
甲種と乙種を比べてわかるように、乙種の方が合格率が高いので段階的に学び一つずつクリアしていきたい人は乙種から挑戦するのも方法の1つです。
甲種の試験は受験資格の定めもあるため甲種試験に必要な要件を満たしていない人や、これから消防設備士について学びたい人は乙種試験への挑戦がおすすめ。
令和4年と5年の結果をもとにすると、第7類は60%以上の合格率を誇っており第3類、第6類は平均して40%台の合格率とわかります。
試験問題や受験者によって合格率は変動するため参考程度に留めてください。
どの種類の試験を受験するかは、合格率や難易度を参考にするのも選択肢として挙がります。
令和4年と5年の結果から平均を出し、甲種と乙種を交えた合格しやすいものをランキングにすると以下のとおり。
(※試験問題の内容や受験者によるため参考にしてください。)
- 1位:乙・第7類:64.05%
- 2位:乙・第3類:43.85%
- 3位:乙・第6類:43.05%
- 4位:乙・第4類:39.05%
- 5位:甲・第4類:38.2%
- 6位:乙・第5類:37.65%
- 7位:甲・第5類:36.35%
- 8位:甲・特 類:35.05%
- 9位:甲・第3類:31.8%
- 10位:乙・第1類:31.45%
- 11位:乙・第2類:29.3%
- 12位:甲・第2類:28.4%
- 13位:甲・第1類:24.9%
後述しますが甲種が国家資格や学歴による受験資格を要するものなので、難易度が高く合格率が低いと思われがちです。
しかし、甲種と乙種を交えた合格率でから考えると一概にすべての項目において乙種の方が合格率が高いとはいえないことがわかります。
2つの年の合計を平均したものですが、合格率は60%台から20%台と大きく異なります。
選ぶ種類によって合格率は変わるので、どの種類の試験を受けるかの参考にしてください。
参照元:試験実施状況 令和5年4月~令和5年6月 消防設備士試験 https://www.shoubo-shiken.or.jp/result/
消防設備士試験の資格試験はだれでも受けられる?受験資格を確認
消防設備士試験はだれもが受けられるものと、試験を受けられる人が限られるものにわけられます。
より高度な知識や技術を必要とする甲種の試験は受験資格が定められているものの、乙種試験はだれもが受けられるので消防設備士資格取得を諦めなくてよいです。
13の種類にわけられる消防設備士の資格は以下のように分類されます。
受験資格が必要ないもの
- 乙種第1類
- 乙種第2類
- 乙種第3類
- 乙種第4類
- 乙種第5類
- 乙種第6類
- 乙種第7類
受験資格を要するもの
- 甲種特類
- 甲種第1類
- 甲種第2類
- 甲種第3類
- 甲種第4類
- 甲種第5類
興味があるもの、挑戦したいと考えている試験には、受験資格の定めがあるかどうかの確認は必須です。
受験資格がある試験を選択する場合は、その受験資格を満たしているかどうか確かめたうえで勉強を進めましょう。
乙種に受験資格は必要?
乙種に受験資格はありません。
消防設備士の乙種の資格は受験資格の取り決めはなくだれでも受験できるため、これから消防設備士について学びたい人に適している資格試験です。
未経験から消防設備士として働いている人や、資格を取得して消防設備士に転職したい人などが選ぶとよいです。
乙種試験は合格率も高めで難易度も極端に高いわけではないので、手が出しやすいのもうれしいポイント。
とはいえ、十分な対策をとり勉強しないと合格は難しいため自分に合った勉強法を選ぶことが重要です。
甲種の国家資格での受験資格
甲種の国家資格等による受験資格は、対象者が多岐に渡り以下のものが該当します。
(詳細は募集要項で確認してください)
- 甲種消防設備士(試験の一部免除有)
- 乙種消防設備士
- 技術士(試験の一部免除有)
- 電気工事士(試験の一部免除有)
- 電気主任技術者(試験の一部免除有)
- 工事の補助5年
- 専門学校卒業程度検定試験合格者
- 管工事施工管理技士
- 工業高校の教員等
- 無線従事者
- 建築士
- 配管技能士
- ガス主任技術者
- 給水装置工事主任技術者
- 旧給水責任技術者
- 消防行政3年
- 実務経験3年
- 旧消防設備士
甲種の国家資格での受験資格により受験する人は、消防設備士に必要な知識や仕事において実務経験がある人が対象となっています。
そのため、一から消防設備士について学習するというよりは既知の知識などを応用した知識や技術を要する資格と捉えるとよいでしょう。
ある程度知識などがあるため資格取得はしやすいと感じるかもしれませんが、合格率などから容易に取得できるものではないと判断できます。
受験する種類によっては難易度が高いものもあるので、より高度な知識や技術が求められます。
甲種消防設備士、技術士、電気工事士、電気主任技術者においては、試験の一部免除なども受けられるので、免除制度を利用して試験を受験しようと考えている人は要チェックです。
免除制度を利用して試験を受けると、同日に2,3種類の消防設備士の試験受験が可能な試験地もあります。
なお、免除制度を利用する場合は、免除の資格を証明する書類などの提出が必要となるので確認しておきましょう。
参照元:
消防設備士試験 甲種について 受験資格 1 国家資格等による受験資格
消防設備士試験 受験の申請 受験の申請 受験申請に必要な書類(書面申請のみ) https://www.shoubo-shiken.or.jp/shoubou/annai/application.html
甲種の学歴での受験資格
機械、電気、工業化学、土木又は建築などの分野を学び単位などを修めている人は、学歴で受験資格が適用される可能性があるので確認するとよいです。
学歴による受験資格を満たしている対象者は以下のとおり。
(学科や課程は要確認)
- 大学、短期大学又は高等専門学校(5年制)の卒業者
- 高等学校及び中等教育学校の卒業者(旧制の中等学校卒業者も含む。)
- 旧制の大学及び専門学校等の卒業者
- 外国の学校の卒業者
- 大学、専門職大学、短期大学、高等専門学校(5年制)又は専修学校等の15単位修得者
- 各種学校の15単位修得者
- 大学、短期大学又は高等専門学校(5年制)の専攻科の15単位修得者
- 防衛大学校又は防衛医科大学校の15単位修得者
- 職業能力開発総合大学校、職業能力開発大学校及び職業能力開発短期大学校又は職業訓練大学校又は職業訓練短期大学校若しくは中央職業訓練所の15単位修得者
- 水産大学校の15単位修得者
- 海上保安大学校の15単位取得者
- 気象大学校の15単位取得者
- 博士、修士
上記の学歴でなおかつ機械、電気、工業化学、土木又は建築などの分野を学んでいることが必要要件となっています。
学歴での受験資格をもって受験する人は、卒業証書・学位記等のコピー、卒業証明書・単位修得証明書・科目履修証明書の原本などの書類が必要です。
甲種の特類においては甲種第1類から第3類までのいずれか一つ、甲種第4類及び甲種第5類の3種類以上の免状の交付を受けていることが受験資格となり、それらの免状の写しが必須です。甲種の受験資格は、特類と特類以外で異なるとおさえておきましょう。
参照元:
消防設備士試験 受験資格 https://www.shoubo-shiken.or.jp/shoubou/annai/qualified.html
消防設備士試験 甲種について 受験資格 2 学歴による受験資格 https://www.shoubo-shiken.or.jp/shoubou/annai/qualified01.html
消防設備士試験 受験資格 甲種 (2) 甲種受験資格を証明するのに必要な書類 https://www.shoubo-shiken.or.jp/shoubou/annai/qualified.html
消防設備士試験の受験内容とは?筆記や実技試験の合格基準を解説
消防設備士試験を合格するには、消防設備士試験の出題科目や合格基準などの受験内容を把握しておくことが重要です。
出題科目や合格基準は種類によって異なるため、受験しようと考えている試験の情報をチェックするようにしましょう。
出題科目
消防設備士資格試験の出題科目や問題数は甲種と乙種で異なります。
受験しようと考えている試験の種類に応じた対策が必要なので、まずは出題科目を確認しておきましょう。
試験の種類ごとの出題科目と問題数は以下のとおりです。
甲種・特類(計:筆記45問)
- 工事設備対象設備等の構造・機能・工事・設備:15問
- 火災及び防火:15問
- 消防関係法令:15問
甲種・第1類~第5類(計:筆記45問・実技7問)
- 消防関係法令:15
- 基礎的知識:10
- 消防用設備等の構造・機能・工事・整備:20
- 実技:7
乙種・第1類~第7類(計:筆記30問・実技5問)
- 消防関係法令:10
- 基礎的知識:5
- 構造・機能・整備:15
- 実技:5
甲種の特類は筆記のみの45問、特類以外は筆記45問と実技7問から構成されています。
乙種は筆記30問と実技5問からなる試験です。
筆記試験はマーク・カードを使う四肢択一式で、実技試験は写真、イラスト、図面等による記述式となっています。
甲種特類は2時間45分、甲種第1類から第5類は3時間15分、乙種は1時間45分の試験時間となっているので、試験時間に応じた時間配分を調整しながら問題を解くことが合格の近道です。
消防設備士、電気工事士、電気主任技術者、技術士等の資格を有している人で免除制度を利用して試験に臨む人は、各試験ごとの試験時間から免除される問題の数に応じて短縮されます。
参照元:
消防設備士試験 試験科目及び問題数 試験科目及び問題数 https://www.shoubo-shiken.or.jp/shoubou/annai/subject.html
消防設備士試験 試験の方法 試験の方法 https://www.shoubo-shiken.or.jp/shoubou/annai/way.html
合格基準
合格基準は各科目ごとの割合と全体の出題数の割合によって決められています。合格基準の詳細は以下のとおり。
- 甲種特類:各科目毎に40%以上で全体の出題数の60%以上の成績
- 特類以外:筆記試験において、各科目毎に40%以上で全体の出題数の60%以上、かつ、実技試験において60%以上の成績
甲種特類は実技試験がなく、筆記試験の各科目ごとで40%以上かつ全体の60%以上が合格ラインです。
特類以外は筆記試験と実技試験それぞれで全体の60%以上で、筆記試験は各科目ごとに40%以上が合格基準です。
出題数の6割以上の正答率かつ、筆記の各科目ごとの4割以上の正答率が必要なので各科目を平均的に網羅することが求められます。
苦手な科目がある場合は、4割以上の正答率になるよう早めに対策をとるのがおすすめです。
また、免除制度を利用した受験をする場合は免除を受けた以外の問題のみが合格基準をはかる対象となるため、それらを把握したうえで制度を利用するか検討するようにしましょう。
合格率をみると難易度が高そうに感じるかもしれませんが、全体で考えても4割弱は間違えても合格できると認識できます。
簡単な試験とは言えませんが、十分に合格を目指せる資格試験の1つです。
しかし、より試験合格を確かなものにするため抜かりない学習をおこなうことを推奨します。後述しますが、消防設備士試験合格を目指せる勉強法を選ぶと合格基準を満たし試験を突破することも夢ではありません。
参照元
消防設備士試験 試験の方法 合格基準
受験地の指定はある?
消防設備士の試験は、どこの都道府県で受けても問題ありません。
受験というと居住地がある試験地で受けるものと思うかもしれませんが、消防設備士試験は居住地や勤務地以外の場所でも試験を受けられます。
消防設備士の資格試験は、支部や受験地ごとに試験日も異なります。
そのため、いくつかの受験地で試験を受けることも可能です。
消防設備士の試験は種類が多いですが、同試験日で受けられる試験は1種類から3種類となっています。2~3種類の試験を受けたい場合は、複数受験や併願受験と組み合わせて受ける必要があります。
しかし、支部によっては複数受験が受けられないところもあるので必ずしも同試験日に受けられるとは限りません。
そもそも、複数受験が受けられるのは一部免除制度などを利用する場合なので電気工事士などの資格を有していなければなりません。
そのため、同試験日に受けられる試験は1種類の人が多いと考えると、数種類の試験を受けたい人は試験日が異なる受験地を選んで受験するのも1つの手段です。
受験地の縛りがないのは、受験するうえで大きなメリットです。
いくつかの地域を訪れて受験するのは難しい人もいると思うので、時間や費用面なども考慮して選択するとよいでしょう。繰り返しになりますが、受験地によって試験日が異なるので注意が必要です。
参照元:
消防設備士試験 受験の申請 受験の申請 https://www.shoubo-shiken.or.jp/shoubou/annai/application.html
消防設備士試験合格を目指すための勉強法3選
消防設備士の資格をとりたいなら、どのように勉強するかがカギとなります。合格を目指すためのおすすめの勉強法は以下の3つです。
- 専門学校
- 独学
- 通信講座
どの学習法を選ぶかの基準は、自分に合っている勉強方法かどうかです。人それぞれ生活スタイルは違い、試験勉強に割ける時間や日数、時間帯なども多種多様。
そのなかでに効率よく勉強できる方法を選ぶことが求められます。
3つの勉強法の違いを比べながらメリットだけではなく、デメリットも加味してから選択するようにしましょう。
専門学校
消防設備士の専門学校で学ぶと消防設備士とはどのような職業か、必要な力は何かなど細かなことまで学べます。
消防設備士になりたいという、同じ目標を持つ友人と関われるというのも大きな魅力のひとつ。
学生で消防設備士になりたいと考えているなら専門学校で学ぶのはおすすめです。
専門学校で学ぶ強みは、時間をかけて必要なことをしっかり学べる点です。
入学から卒業における期間のなかでカリキュラムに応じて学習していきます。専門学校は他の学習方法と比べると費用が多くかかる点は把握しておかなければなりません。
独学
独学で消防設備士の資格取得を目指すのも不可能ではありません。
消防設備士試験の出題傾向に合わせた参考書なども販売されているので、自分のペースで勉強したい人に向いている勉強法です。
独学は自分で学習スケジュールを立て、試験に必要な情報を集めるなど学習以外の部分においても自分で行動しなければなりません。
強い意志を持って勉強に取り組める人でなければ厳しいと感じる人も多いです。
わからないところがあっても疑問を聞ける手段がないのがデメリットとなります。
通信講座
消防設備士試験の勉強をするなら、通信講座で学ぶのもよいです。
消防設備士の通信講座は、消防設備士試験に必要な知識を効率的に勉強できます。
消防設備士資格に特化しているため、どのようなことを学習すれば合格できるかが明確なのは魅力ポイントです。
通信講座であれば、自分の好きな時間に学べるので極端に生活スタイルを変えなくてよいのでおすすめです。
仕事やプライベートの隙間時間での学習も叶います。消防設備士として働いていて資格を取得したい人や、消防設備士への転職を考えている人に適している学習方法として紹介できます。
わからないところが聞けるなどのサポート体制があるところも多く、効率重視で勉強したい人にこそ選んでほしい学び方です。サポートが受けられるのに費用が抑えられるというのもうれしいポイント。
消防設備士の通信講座は種類も多いので、自分に合った通信講座が見つかるはずです。
効率的に学習したいなら通信講座を選ぼう!おすすめの通信講座も紹介
消防設備士の資格取得には、通信講座での学習をおすすめします。
- 自分のペースで学びたい
- わからないところを教えてもらいたい
- 費用をあまりかけたくない
このような人は通信講座での学習が向いています。数あるなかから厳選した通信講座も紹介するので要チェックです。
消防設備士の資格試験を通信講座で学ぶメリット3つ
通信講座で消防設備士の資格試験を学ぶと以下のようなメリットがあります。
- 自分のペースで学べる
- わからないところを教えてもらえる
- 費用を抑えて学べる
通信講座での学習は決められた時間ではなく、自分の好きな時間で学習できます。そのため、仕事終わりやプライベートの空いた時間を利用して学べます。
自分のペースで学べるため、消防設備士として働いていてスキルアップを目指したい人や転職して消防設備士として働きたい人が消防設備士資格の試験勉強の手段に選ぶのも向いています。
学習していてわからないところが出てきても、質問できる環境があるので苦手をそのままにせずに済みます。
リーズナブルな価格で学べるのもうれしいポイント。費用は抑えめでも充実した内容の学びがおこなえます。
消防設備士資格の試験勉強におすすめの2つの通信講座
消防設備士資格の試験対策がおこなえる通信講座はいくつかありますが、そのなかでも特におすすめできる通信講座を紹介します。
- たのまな
- JTEX
それぞれの特徴を比較して自分に合った講座を選びましょう。自分に向いている講座で学び試験をパスして年収アップを目指しましょう。
たのまな
たのまなで学べる消防設備士資格の種類
- 消防設備士受験講座(第1類):23,100円
- 消防設備士受験講座(第4類):23,100円
- 消防設備士受験講座(第6類):23,100円
(税込み価格)
たのまなのおすすめポイント
- 初心者でもわかりやすいテキストになっている
- 出題頻度が高い問題をしっかり学習できる
- 例題や図解も豊富
たのまなは、わかりやすい内容のテキストで学習できます。
初めて消防設備士の勉強をしようと思っている人にも適した内容なので、初心者でも安心して選べる講座です。
出題頻度が高い問題が学べるので、合格に近づけます。例題や図解が豊富で実際の問題を想定して学習ができるのも魅力ポイントです。
参照元:
講座概要 https://www.tanomana.com/product/qualification/firefighting-mechanic.html
JTEX
JTEXで学べる消防設備士資格の種類
- 消防設備士受験講座(第1類甲種・乙種):20,900円・23,100 円
- 消防設備士受験講座(第4類甲種・乙種):20,900 円・23,100 円
- 消防設備士受験講座(第6類乙種):20,900 円・23,100 円
(特別受講料・一般受講料、税込み価格)
JTEXのおすすめポイント
- テキストの図や写真が豊富
- 問題集で試験対策もバッチリ
- 丁寧な添削が受けられる
JTEXの教材は図や写真が多く、飽きずに学べる点がメリットです。
実際の試験に向けた問題集が用意されているので試験対策もおこなえます。
講師による添削指導はひとりひとりに合わせたもので、丁寧に答えてくれるから苦手をなくせます。
参所元:講座の特徴 https://www.jtex.ac.jp/user_data/fire_cons02#02point
通信講座で学び消防設備士資格を取得しよう
消防設備士試験の合格への近道である通信講座で学び、合格を手に入れましょう。資格を取得すると仕事内容も充実して、収入や年収も増えます。
通信講座はサポート体制も万全だからしっかりと学習を進められるはずです。
まずは、紹介した通信講座の資料請求から始めるとよいでしょう。
消防設備士試験は難易度が高め!通信講座で合格を目指そう
消防設備士の試験は難易度が高めですが、しっかり学習すれば合格できる資格です。
消防設備士の資格試験は種類も豊富でそれぞれで合格率や難易度が異なりますが、合格するにはどのような勉強法で学ぶかが重要です。
数ある学習方法のなかで、消防設備士資格取得を目指すなら通信講座での勉強を推奨します。
効率的に学べてサポートも受けられるため、これから消防設備士の資格をとりたい人や転職を考えている人などにも適した勉強法です。
試験の難易度も考慮し自分に合った通信講座を選ぶと、消防設備士の資格取得を目指せます。
需要がある資格を選びたい人は甲種第4類、初心者で挑戦したい人は乙種第6種を選択するのもおすすめです。
編集部おすすめ
消防設備士 おすすめ通信講座